JP3959851B2 - 刺繍データ作成装置及び刺繍データ作成プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、刺繍模様の形状を表す形状データに基づいて刺繍データを作成する刺繍データ作成装置及び刺繍データ作成プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、工業用の刺繍ミシンにおいては、刺繍データに基づいて刺繍形成動作を実行するように構成されており、前記刺繍データを刺繍模様の形状を表す形状データに基づいて作成するための刺繍データ作成装置が提供されている。前記刺繍データ作成装置は、例えば、汎用のパーソナルコンピュータシステムに、イメージスキャナ装置、ハードディスク装置、キーボード、CRTディスプレイ等を接続して構成されている。前記刺繍データ作成装置においては、形状データは、例えばハードディスクから読み込んだり、原画をイメージスキャナに読み取らせてできた画像データから抽出したりすることにより得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記刺繍ミシンでは、刺繍枠に張り渡された布に対して刺繍形成動作が実行される。従って、刺繍データに基づいて形成される刺繍模様の大きさが、前記刺繍枠内の所定の縫製可能エリアを越える場合には、刺繍形成動作を実行することができない。そのため、従来は、前記縫製可能エリアを越えるような大形の刺繍模様については、その形状データに基づいて刺繍データを作成できないように構成されていた。
【0004】
これに対して、大形の刺繍模様の場合は、前記刺繍模様を縫製可能エリアに収まる大きさの模様に分割し、その分割模様毎に対応する刺繍データを作成する方法が考えられる。この方法によれば、大形の刺繍模様であっても刺繍することができる。しかしながら、この方法では、分割模様毎に刺繍したとき、隣接する分割模様の境界が明確に現れてしまい、刺繍の品質が低下する不具合が生じる。
【0005】
このような不具合を解消するため、隣り合う分割模様が一部重なるように刺繍模様を分割する方法が考えられる。ところが、隣合う分割模様が一部重なるように刺繍すると、重なり部分に形成される刺繍模様の縫目の数が、その他の部分の約2倍となる。そのため、重なり部分の縫目が盛り上がり、分割模様同士の繋ぎ目が明確となってしまう。また、上記方法の場合は、布に縫目を形成した後、さらに、その縫目の上に縫目を形成することになる。そのため、針折れが生じることも考えられる。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、縫製装置の縫製可能エリアを越える大きさの刺繍模様であっても、その刺繍模様を分割して刺繍することができ、しかも、分割された刺繍模様の繋ぎ目が明確になることを極力避けることができる刺繍データ作成装置及び刺繍データ作成プログラムを記憶したコンピュータ読取り可能な記録媒体を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
【0008】
【0009】
【0010】
本発明の請求項1の刺繍データ作成装置は、刺繍模様の刺繍形成動作を縫製装置により実行させる際に必要な刺繍データを、前記刺繍模様の形状を表す形状データに基づいて作成するものであって、前記刺繍模様が前記縫製装置の有する所定の縫製可能エリアを越える大きさである場合に、前記縫製可能エリアに対応した大きさを有する複数の単位刺繍領域を、前記刺繍模様全体が含まれ且つ隣り合う単位刺繍領域同士が部分的に重なるように設定する単位刺繍領域設定手段と、前記刺繍模様のうち各単位刺繍領域内に含まれる部分について、前記隣り合う単位刺繍領域との重なり部分においてぼかし接続されるように、前記各単位刺繍領域ごとの刺繍データを作成する刺繍データ作成手段とを具備することを特徴とする。
【0011】
上記構成によれば、刺繍模様に対して縫製可能エリアに対応する大きさの単位刺繍領域を設定し、その単位刺繍領域毎に刺繍データを作成することができるので、縫製可能エリアを越える大形の刺繍模様であっても、その刺繍模様を分割して刺繍することができる。しかも、刺繍模様を分割して刺繍しても、繋ぎ目が明確にならないように刺繍することができる。この場合、縫製可能エリアに対応する大きさとは、縫製可能エリアを越えない大きさを意味する。
【0012】
【0013】
【0014】
本発明の請求項2の刺繍データ作成プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体は、コンピュータによって、刺繍模様の刺繍形成動作を刺繍データに基づいて実行する縫製装置のために、前記刺繍模様の形状を表す形状データに基づいて刺繍データを作成する処理を実行させるための刺繍データ作成プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体であって、前記刺繍データ作成プログラムは、前記コンピュータを、前記刺繍模様が前記縫製装置の有する所定の縫製可能エリアを越える大きさである場合に、前記縫製可能エリアに対応した大きさを有する複数の単位刺繍領域を、前記刺繍模様全体が含まれ且つ隣り合う単位刺繍領域同士が部分的に重なるように設定する単位刺繍領域設定 手段として機能させると共に、前記刺繍模様のうち各単位刺繍領域内に含まれる部分について、前記隣り合う単位刺繍領域との重なり部分においてぼかし接続されるように、前記各単位刺繍領域ごとの刺繍データを作成する刺繍データ作成手段として機能させることを特徴とする。
【0015】
上記構成の記録媒体をコンピュータに読み取らせて刺繍データ作成プログラムを実行することにより、刺繍模様に対して縫製可能エリアに対応する大きさの単位刺繍領域を設定し、その単位刺繍領域毎に刺繍データを作成することができるので、縫製可能エリアを越える大形の刺繍模様であっても、その刺繍模様を分割して刺繍することができる。しかも、刺繍模様を分割して刺繍しても、繋ぎ目が明確にならないように刺繍することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の刺繍データ作成装置及び記録媒体を具体化した一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0017】
まず、図4は、刺繍データ作成装置1及びこの刺繍データ作成装置1によって作成された刺繍データに基づいて刺繍形成動作を実行する縫製装置たる刺繍ミシン2の構成を示している。この図4において、刺繍データ作成装置1は、制御本体部3を主体として構成されている。前記制御本体部3は、画像や図形、文字等を表示するCRTディスプレイ4を備えている。また、前記制御本体部3には、キーボード5、マウス6、フロッピディスク装置7、ハードディスク装置8、CD−ROM装置9、フラッシュメモリ装置10、イメージスキャナ装置11が接続されている。
【0018】
前記フロッピディスク装置7には、後述の刺繍データ作成処理プログラム等の各種プログラム等が記憶された記録媒体たるフロッピディスク7a(図5にのみ図示)が着脱可能にセットされるように構成されている。前記ハードディスク装置8は、画像データ,形状データ,刺繍データをハードディスクに保存したりハードディスクから呼び出したりするものである。前記CD−ROM装置9は、CD−ROMに記録された画像データ,形状データ,刺繍データを呼び出すものである。前記フラッシュメモリ装置10は、不揮発性のフラッシュメモリからなるメモリカード12を着脱可能に備えており、前記メモリカード12に刺繍データを書き込むためのものである。前記イメージスキャナ装置11は、刺繍模様の原画を読み込むためのものである。
【0019】
これに対して、前記刺繍ミシン2のミシン本体13は、ベッド部14の上方にアーム部15を一体的に有して構成されている。前記アーム部15の先端部には縫い針16を有する針棒(図示せず)が設けられている。また、前記ベッド部14の上には、加工布(図示せず)を保持する刺繍枠17が配置されている。前記刺繍枠17は、刺繍枠移動機構18により装置固有のXY座標系に基づく任意の位置に移動されるように構成されている。そして、前記刺繍枠移動機構18により加工布を自在に移動させながら前記針棒や釜機構(図示せず)を駆動させることにより、前記加工布に対して所定の刺繍を形成する刺繍形成動作が実行される。
【0020】
更に、前記ミシン本体13の右側面部には、前記メモリカード12が差し込まれるカード挿入孔19が設けられている。
【0021】
この場合、前記刺繍枠移動機構18や針棒等は、マイクロコンピュータ等から構成される制御装置(図示せず)により制御されるように構成されている。そして、前記制御装置には、前記メモリカード12により、外部から刺繍データが与えられるように構成されている。従って、前記刺繍データのうちの一針毎の加工布のXY方向の移動量(針落ち位置)を指示するデータに基づいて、前記制御装置は、刺繍形成動作を自動的に実行することが可能となる。
【0022】
さて、図5は、前記刺繍データ作成装置1の電気的構成を機能ブロックの組み合わせにて示す図である。この図5において、前記制御本体部3に内蔵された制御装置20は、例えばマイクロコンピュータを主とした回路から構成されており、入出力インターフェース21,CPU22,ROM23,RAM24をバスライン25により相互に接続して構成されている。
【0023】
前記入出力インターフェース21には、前記CRTディスプレイ4,キーボード5,マウス6,フロッピディスク装置7,フラッシュメモリ装置10,ハードディスク装置8,イメージスキャナ装置11,CD−ROM装置9が接続されている。
【0024】
従って、後述するように、制御装置20は、フロッピディスク7aに記憶された刺繍データ作成プログラムをフロッピディスク装置7を介して読み取り、この読み取ったプログラムに従って刺繍データ作成処理を実行するように構成されている。即ち、本実施の形態においては、後述するように、制御装置20が単位刺繍領域設定手段、分配手段、刺繍データ作成手段として機能する。
【0025】
また、前記ROM23には、刺繍データ作成処理装置を動作させるための制御プログラムが格納されている。また、RAM24には、図6に示すように、刺繍模様を構成する部分模様の形状を表す形状データを記憶する形状データメモリ24a、前記部分模様の数を記憶する部分模様数M、複数個の刺繍データを記憶する刺繍データメモリ24b、複数個の単位刺繍領域を記憶する単位刺繍領域メモリ24c、単位刺繍領域の数を記憶する単位刺繍領域数N、刺繍ミシン2の縫製可能エリアの横方向サイズW及び縦方向サイズH、隣合う単位刺繍領域の横方向重ね幅w及び縦方向重ね幅hの各記憶領域を備えている。尚、前記形状データは、例えばx,y座標群により規定されている。
【0026】
前記刺繍ミシン2の縫製可能エリアの横方向サイズW及び縦方向サイズH、単位刺繍領域の横方向重ね幅w及び縦方向重ね幅hは、刺繍データ作成処理に先立って前記RAM24内のそれぞれの記憶領域に記憶される。
【0027】
この場合、前記縫製可能エリアの横方向サイズW及び縦方向サイズH、並びに単位刺繍領域の横方向重ね幅w及び縦方向重ね幅hは、予めROM23に格納されているものを読み取っても良く、或いは、フロッピディスク7aに格納されているものを前記フロッピディスク装置7により読み取っても良く、また、或いはCD−ROMに格納されているものを前記CD−ROM装置9により読み取っても良い。また、使用者が前記キーボード5、マウス6を用いて入力したものを読み取っても良い。
【0028】
次に、刺繍データ作成装置1の制御装置20にて行われる刺繍データ作成処理について、図1ないし図3のフローチャートに基づいて説明する。まず、キーボード5或いはマウス6の操作により刺繍データ作成処理が開始されると、まず、形状データが形状データメモリ24aに格納される(ステップS1)。これは、予め、フロッピディスク7a、ハードディスク、CD−ROM等の記憶媒体に格納されている形状データ(閉領域の輪郭線や直線、曲線等の形状線のデータ)を、フロッピディスク装置7、ハードディスク装置8、CD−ROM装置9等の読取装置により読み取ったり、或いは、原画をイメージスキャナ装置11により読み取らせてできた画像データから形状データを抽出したりすることにより行われる。
【0029】
ここでは、図7に示すようなロケットの刺繍模様Eの形状データが入力されたものとする。前記刺繍模様Eは、8個の部分模様C1〜C8から構成されている。従って、部分模様数Mに8が設定されると共に、前記形状データメモリ24aに、C1からC8までの部分模様の形状データが記憶される。ここで、部分模様とは、例えば、同じ糸色で刺繍される部分、或いは同じ縫い方で刺繍される部分をいう。
【0030】
次に、単位刺繍領域設定処理が呼び出される(ステップS2)。図2に示すように、単位刺繍領域設定処理が呼び出されると、まず、刺繍模様を包含する長方形の座標(左下点(x1,y1)、右上点(x2,y2))が算出される(ステップS20)。これは、まず、前記部分模様の構成点のx,y座標値の最大値と最小値が求められ、それに従って、x1には、x2にはx座標値の最大値以上、y2にはy座標値の最大値以上となる値を設定することにより行われる。
【0031】
次に、変数Iにceiling((x2−x1−w)/(W−w))が設定され、変数Jにceiling((y2−y1−h)/(H−h))が設定される(ステップS21)。ここで、ceiling(x)は、実数xよりも小さくない最小の整数を求める演算である。また、IとJは、刺繍模様を包含する長方形を分割するときの分割数を表している。
【0032】
次に、単位刺繍領域カウンタcに0、x方向単位刺繍領域カウンタiに0が設定される(ステップS22)。その後。iがIよりも小さいか否かが判定され (ステップS23)、iがIよりも小さい場合(ステップS23にてYES)、y方向縫製カウンタにjに0が設定される。
【0033】
次に、jがJよりも小さいか否かが判定され(ステップS25)、jがJよりも小さい場合(ステップS25にてYES)、ステップS26に移行する。ステップS26では、変数X1にx1+(x2−x1−w)×i/Iが設定され、変数Y1にy1+(y2−y1−h)×j/Jが設定され、変数X2にx1+(x2−x1−w)×(i+1)/I+wが設定され、変数Y2にy1+(y2−y1−h)×(j+1)/J+hが設定される。
【0034】
次に、ステップS26にて算出されたX1,X2,Y1,Y2を基に、左下点を(X1,Y1)、右上点を(X2,Y2)とする長方形が、単位刺繍領域メモリのc番目のエリアに記憶される(ステップS27)。
【0035】
その後、c及びjが1増やされ(ステップS28)、ステップS25に移行する。ステップS25において、jがJよりも小さくない場合(ステップS25にてNO)、iが1増やされ(ステップS29)、ステップS23に移行する。ステップS23において、iがIよりも小さくない場合(ステップS23にてNO)、単位刺繍領域数Nにcが設定され(ステップS30)、単位刺繍領域設定処理を終了する。
【0036】
以上により、縫製可能エリアに対応した大きさを有する複数の単位刺繍領域が、刺繍模様全体を含み且つ隣り合う単位刺繍領域が部分的に重なるように設定される。尚、隣り合う単位刺繍領域の重なり部分をPとする。また、以上の単位刺繍領域設定処理の詳細は、本出願人が先に出願した特願平9−231038号にも記載されている。
【0037】
前記単位刺繍領域設定処理によって、例えば図7の刺繍模様Eの形状データからは、
N=2
が設定される。
【0038】
そして、
y3=y1+(y2−y1−h)/2
y4=y1+(y2−y1−h)/2+h
とすると、図8に示すように、
単位刺繍領域R1(左下点(x1,y1),右上点(x2,y4))
単位刺繍領域R2(左下点(x1,y3),右上点(x2,y2))
の2つの単位刺繍領域が設定される。
【0039】
以上の単位刺繍領域設定処理が終了すると、ステップS3に移行する。ステップS3では、部分模様カウンタmに1が設定され、形状データメモリ24aに記憶されている部分模様Cのうちのm番目の部分模様Cの形状データが呼び出される。
【0040】
次のステップS4では、単位刺繍領域カウンタnに1が設定され、単位刺繍領域メモリ24cに記憶されているn番目の単位刺繍領域Rが呼び出される。続いて、ステップS5にて、m番目の部分模様Cがn番目の単位刺繍領域Rに属するか否かが判定される。この判定は、部分模様Cの構成点が全て単位刺繍領域Rの内部に位置するか否かによって判定される。
【0041】
m番目の部分模様Cがn番目の単位刺繍領域Rに属する場合には(ステップS5にてYES)、m番目の部分模様Cの形状データから刺繍データが作成され、刺繍データメモリ24bのn番目のエリアに記憶される(ステップS6)。一方、m番目の部分模様Cがn番目の単位刺繍領域Rに属さない場合には(ステップS5にてNO)、ステップS7にて単位刺繍領域カウンタnが1つ増やされ、単位刺繍領域カウンタnがNに達していない場合には(ステップS8にてNO)、ステップS4の後に戻される。
【0042】
上記刺繍模様Eの場合、部分模様C1,C3,C4は単位刺繍領域R1に属すると判定され、部分模様C1,C3,C4の形状データから展開された刺繍データは、刺繍データメモリ24bの1番目のエリアに記憶される。また、部分模様C5〜C8は単位刺繍領域R2に属するものと判定され、前記部分模様C5〜C8の形状データから展開された刺繍データは、刺繍データメモリ24bの2番目のエリアに記憶される。
【0043】
尚、詳しい説明は省略するが、ここでは、前記刺繍データは、既によく知られている刺繍模様の輪郭線や形状線からの刺繍データ作成方法によって作成される。例えば、輪郭線からは、輪郭線の内部を刺繍ブロックと称せられるブロックの形状に分割し、ブロックの対向する2辺の間を交互に縫目線で繋いで刺繍縫目を作成する方法がよく知られている。この場合、前記縫目の方向や縫目密度(糸密度)は、予めROM23に格納されていても良く、使用者が設定しても良い。
【0044】
これに対して、全ての単位刺繍領域Rについて属さないと判定された場合、即ち部分模様C2のように、1つの単位刺繍領域に収まらない場合には、ステップS8にてYESと判定され、ステップS9の部分模様分割処理が呼び出される。 図3に示すように、部分模様分割処理が呼び出されると、まず、単位刺繍領域カウンタnに1が設定され(ステップS91)、部分模様Cのうちn番目の単位刺繍領域Rに含まれる部分形状が求められる(ステップS92)。
【0045】
ステップS93では、単位刺繍領域Rに含まれる部分形状のうち、重なり部分P以外の部分形状(以下、非重なり部分形状)が求められ、刺繍データが作成される。この刺繍データは、刺繍データメモリ24bのn番目のエリアに記憶される。
【0046】
ステップS94では、単位刺繍領域Rに含まれる部分形状のうち重なり部分Pに位置する重なり部分形状が求められ、その部分形状の刺繍データが作成される。このとき、重なり部分Pの長さ方向と刺繍縫目の方向と直交する場合と平行な場合とで、刺繍データの作成方法が異なる。
【0047】
まず、重なり部分Pの長さ方向と刺繍縫目の方向とが直交する場合について説明する。この場合は、まず最初に前記重なり部分Pの仮想分割線が設定される。前記仮想分割線は、重なり部分Pを幅方向に2等分する線である。続いて、重なり部分形状のうち前記仮想分割線よりも非重なり部分側に位置する部分の形状が求められ、この部分の刺繍データが作成される。このとき、仮想分割線上の縫点が内側、外側に出入りするように設定される。
【0048】
ここで、仮想分割線上の縫点を内側、外側に出入りさせる方法としては、特開平2−133646号公報に記載されている方法を用いる。この方法は、例えばROM23に予め記憶されている、或いは使用者により設定された糸密度情報及び前記ROM23に予め記憶されている出入パターン情報に基づいて実行される。前記出入パターン情報とは、仮想分割線上の縫点の逸脱させる方向(内側,外側)、最大逸脱率(例えば、単位刺繍領域の横方向重ね幅w或いは縦方向重ね幅hに対する逸脱寸法の割合(%)にて表す。)、非逸脱縫目数、逸脱縫目数、逸脱タイプからなる。逸脱タイプとしては、(逸脱率)=(最大逸脱率)となるノーマルタイプ、鋸歯状に逸脱率を変化させる鋸歯タイプ、乱数表に基づいて逸脱率をランダムに変化させるランダムタイプ等がある。
【0049】
尚、以上の方法で求められた刺繍データは、刺繍データメモリ24bのn番目のエリアに記憶される。
【0050】
例えば、仮想分割線上の縫点を、外側へ、縦方向重ね幅hの40%を最大としてランダムパターンにて逸脱させた場合は、図9に示すようになる。尚、図9は、隣接する2つの単位刺繍領域R,R´にまたがる部分模様Cの重なり部分Pの縫目と非重なり部分の縫目の一部を示している。また、図9において、破線Qが仮想分割線を示している。このように、部分模様Cの縫目は、重なり部分Pにおいて一部重なり、しかも、その重なり方は不均等となる。
【0051】
次に、重なり部分Pの長さ方向と刺繍縫い目とが平行な場合について説明する。この場合は、重なり部分形状の糸密度が非重なり部分側からその反対側に向かって密から疎となるように設定される。この場合、重なり部分の最大糸密度は、非重なり部分の糸密度を越えない範囲で設定される。
【0052】
例えば、図10(a)は、隣り合う2つの単位刺繍領域にまたがる部分模様の重なり部分と非重なり部分の糸密度を模式的に示したものである。また、図10(b)のグラフは、非重なり部分と重なり部分おける刺繍縫目の糸密度の変化を表したものである。図12(b)に示すように、本実施の形態においては、重なり部分Pの糸密度は線形に変化するように設定されている。
【0053】
即ち、重なり部分形状の糸密度Dは、重なり部分と非重なり部分との境界からの距離をL、糸密度の最大値をα、係数βとした場合、以下の式で表される。
【0054】
D=α−β・L
この場合、α及びβは予めROM23に記憶されていても良く、使用者が任意に設定しても良い。
【0055】
図10(a)から明らかなように、部分模様Cの縫い目は、重なり部分Pにおいて重なり、しかも、重なった部分の縫目の糸密度は、非重なり部分の糸密度とほぼ同じとなる。
【0056】
以上、n番目の単位刺繍領域に含まれる部分形状の刺繍データの作成が終了すると、次のステップS95にてnが1つ増やされ、nがNを越えていない場合は(ステップS96にてNO)、ステップS91の後に戻される。また、nがNを上回った場合には、部分模様分割処理を終了し、図1のフローチャートのステップS10に移行する。ステップS10では、mが1つ増やされる。mがMより大きくない場合(ステップS11にてNO)は、ステップS4に戻され、mがMよりも大きい場合(ステップS11にてYES)は、刺繍データ作成処理を終了する。
【0057】
以上の刺繍データ作成処理により、刺繍データメモリ24bの個別のエリアに記憶された刺繍データは、フラッシュメモリ装置10によりメモリカード12に書き込まれる。そして、刺繍データが書き込まれたメモリカード12を刺繍ミシン2のカード挿入孔19に装着し、刺繍形成動作を行うことにより、単位刺繍領域毎の刺繍模様を形成することができる。
【0058】
例えば、上記方法によって刺繍模様Eの刺繍データを単位刺繍領域R1,R2毎に作成した場合は次のようになる。尚、ここでは、前記刺繍模様Eのうち単位刺繍領域R1及びR2にまたがる部分模様C2の縫目は重なり部分Pと直交しているものとする。従って、この場合、部分模様C2を分割する際に設定される仮想分割線Qは、図11に示すように、
y5=(y3+y4)/2
と表される。
【0059】
また、部分模様C2は、単位刺繍領域R1内の非重なり部分形状A1及び重なり部分形状B1と、単位刺繍領域R2内の非重なり部分形状A2及び重なり部分形状B2に分割され、それぞれについて刺繍データが作成される。この場合、非重なり部分形状A1及び重なり部分形状B1の刺繍データは、刺繍データメモリ24bの1番目のエリアに記憶され、非重なり部分形状A2及び重なり部分形状B2は2番目のエリアに記憶される。
【0060】
そして、刺繍模様Eは、図12に示すように2つの分割模様E1,E2として個別に形成される。ここで、分割模様E1は、刺繍データメモリ24bの1番目のエリアに記憶された刺繍データに基づいて刺繍される。また、分割模様E2は、刺繍データメモリ24bの2番目のエリアに記憶された刺繍データに基づいて刺繍される。尚、図12において、刺繍模様を囲む長方形は単位刺繍領域を示している。
【0061】
このように、部分模様C1及びC3〜C8のように単位刺繍領域R1及びR2のいずれかに収まる部分模様については分割されることなく一度に刺繍される。また、2つの単位刺繍領域R1及びR2にまたがって位置する部分模様C2については、それぞれの単位刺繍領域に分かれて刺繍されるが、接続部分の縫目が一部重なるように刺繍されるので、境界に隙間が生じることがない。しかも、接続部分の縫目が仮想境界線を挟んで内外に出入りするようになっているため、繋ぎ目をぼかすことができ、また、重なり部分の縫目が余り盛り上がらないようにすることができる。
【0062】
このような構成によれば、刺繍ミシン2の縫製可能エリアを越える大きさの刺繍模様であっても、刺繍模様全体を含み、且つ部分的に重なる複数の単位刺繍領域が設定されるので、刺繍模様の刺繍データを前記単位刺繍領域毎に形成することができる。しかも、刺繍模様を構成する部分模様のうち、いずれかの単位刺繍領域に収まる部分模様については、その単位刺繍領域に含まれる部分模様として分配するようにした。そのため、部分模様が不必要に分断されてしまうことがない。
【0063】
また、2つ以上の単位刺繍領域にまたがって位置する部分模様については、それぞれの単位刺繍領域に分割されるものの、接続部分の縫目が一部重なるように刺繍されるため、境界に隙間が生じることがない。しかも、接続部分の縫目が一部重なるものの、重なり部分と縫目の方向が直交する場合には、縫目が不均等に重なるようにした。また、重なり部分と縫目の方向が平行である場合には、重なった部分の糸密度がその他の部分の糸密度とほぼ同じとなるように構成し。そのため、繋ぎ目をぼかすことができる。
【0064】
尚、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
【0065】
例えば、上記実施の形態においては、まず、部分模様を複数の単位刺繍領域に分配し、分配できない部分模様について分割するように構成した。これに対して、刺繍模様全体を複数の模様に分割してその分割模様毎に刺繍データを作成しても良い。
【0066】
重なり部分Pの糸密度を変える場合において、糸密度は線形に変化するように構成したが、これに限られるものではない。要は、重なり部分の糸密度がその他の糸密度とほぼ同じとなるように構成すれば良い。
【0067】
単位刺繍領域の形状は長方形状に限られるものではなく、縫製可能エリアの形状に対応していれば良い。
【0068】
複数の単位刺繍領域の大きさはすべて同一としたが、異なる大きさであっても良い。また、上記実施の形態においては、すべての刺繍模様について単位刺繍領域を設定するように構成したが、まず、刺繍模様の大きさが縫製可能エリアを越えるか否か判定し、越えると判定されたばあいには、単位刺繍領域を設定するように構成することも可能である。
【0069】
また、上記各実施の形態においては、刺繍データ作成プログラムは記録媒体としてのフロッピディスク7aに記憶されているものとしたが、ROM23に予め格納されていても良い。また、刺繍データ作成プログラムを記録する記録媒体としては、半導体メモリ,CD−ROM,CD−R,MO,MD,PD,DVD,磁気テープ等、種々の媒体を用いることができる。また、有線若しくは無線回線を使用して外部情報処理装置から刺繍データ作成プログラムを読み込んで、制御装置20上で動作させることも可能である。
【0070】
更に、本発明は、刺繍ミシンが刺繍データ作成装置としての機能を備えるように構成しても良い。
【0071】
【発明の効果】
【0072】
本発明の刺繍データ作成装置及び刺繍データ作成プログラムを記憶したコンピュータ読取り可能な記録媒体によれば、刺繍模様が縫製装置の有する所定の縫製可能エリアを越える大きさである場合に、前記縫製可能エリアに対応した大きさを有する複数の単位刺繍領域を、前記刺繍模様全体が含まれ且つ隣り合う単位刺繍領域同士が部分的に重なるように設定し、前記刺繍模様のうち各単位刺繍領域内に含まれる部分刺繍模様について、前記隣り合う単位刺繍領域との重なり部分においてぼかし接続されるように、前記各単位刺繍領域ごとの刺繍データを作成するように構成したので、縫製可能エリアを越える大きな刺繍模様であっても、その刺繍模様を分割して刺繍することができ、しかも、分割された刺繍の繋ぎ目が明確にならないようにすることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示すものであり、刺繍データ作成装置による刺繍データ作成処理を示すフローチャート
【図2】 単位領域設定処理を示すフローチャート
【図3】 部分模様分割処理を示すフローチャート
【図4】 刺繍データ作成装置及び刺繍ミシンの外観を概略的に示す斜視図
【図5】 刺繍データ作成装置の電気的構成を示すブロック図
【図6】 RAMの構成を概念的に示す図
【図7】 形状データの一例を示す図
【図8】 形状データと刺繍ミシンの縫製可能エリアの大きさから求められる単位刺繍領域を示す図
【図9】 仮想境界線に関して縫目を出入りさせた場合の一例を示す図
【図10】 重なり部分内の糸密度を変化させた場合の一例を示す図(a)、糸密度の変化を表すグラフ(b)
【図11】 隣り合う2個の単位刺繍領域にまたがる部分模様を分割する方法を説明するための図
【図12】 大形の刺繍模様を単位刺繍領域ごとに刺繍した場合の一例を示す図
【符号の説明】
1は刺繍データ作成装置、2は刺繍ミシン(縫製装置)、7aはフロッピディスク(記録媒体)、20は制御装置(単位刺繍領域設定手段、分配手段、刺繍データ作成手段)を示す。
Claims (2)
- 刺繍模様の刺繍形成動作を縫製装置により実行させる際に必要な刺繍データを、前記刺繍模様の形状を表す形状データに基づいて作成する刺繍データ作成装置において、
前記刺繍模様が前記縫製装置の有する所定の縫製可能エリアを越える大きさである場合に、前記縫製可能エリアに対応した大きさを有する複数の単位刺繍領域を、前記刺繍模様全体が含まれ且つ隣り合う単位刺繍領域同士が部分的に重なるように設定する単位刺繍領域設定手段と、
前記刺繍模様のうち各単位刺繍領域内に含まれる部分について、前記隣り合う単位刺繍領域との重なり部分においてぼかし接続されるように、前記各単位刺繍領域ごとの刺繍データを作成する刺繍データ作成手段とを具備することを特徴とする刺繍データ作成装置。 - コンピュータによって、刺繍模様の刺繍形成動作を刺繍データに基づいて実行する縫製装置のために、前記刺繍模様の形状を表す形状データに基づいて刺繍データを作成する処理を実行させるための刺繍データ作成プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体であって、
前記刺繍データ作成プログラムは、前記コンピュータを、
前記刺繍模様が前記縫製装置の有する所定の縫製可能エリアを越える大きさである場合に、前記縫製可能エリアに対応した大きさを有する複数の単位刺繍領域を、前記刺繍模様全体が含まれ且つ隣り合う単位刺繍領域同士が部分的に重なるように設定する単位刺繍領域設定手段として機能させると共に、
前記刺繍模様のうち各単位刺繍領域内に含まれる部分について、前記隣り合う単位刺繍領域との重なり部分においてぼかし接続されるように、前記各単位刺繍領域ごとの刺繍データを作成する刺繍データ作成手段として機能させることを特徴とする刺繍データ作成プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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