JP3958803B2 - アンドロゲン過多症と関連した障害の治療用薬剤を得るためのイーノセインb及びそれを含有する製薬組成物 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、アンドロゲン過多症(hyperandrogenism)と関連した障害の治療用薬剤を得るためのイーノセインB(oenotheine B)及びそれを含有する製薬組成物に関する。
【0002】
【発明の背景】
エピロビウム属(Epilobium)(アカバナ科)にはほぼ200もの異なった種が存在する。エピロビウム・パルビフロラム(Epilobium Parviflorum)並びにエピロビウムのその他の種は、あらゆる種類の障害、例えば膀胱、腎臓の障害、特に前立腺の障害に有益であるとして慣用医薬品の中に説明されている(H.ヒアーマン、H.ジュアン及びW.サメツ、J.Ethno−pharmacol.17(1986),161−167;V.E.タイラー、Pharm.Int.(1986),205)。
エピロビウムには多くの成分が含まれていて、それらは複雑な構造を有する。今日までにいくつかの分析が試みられ、各種の化合物の存在が示された。しかし、組成はまだ周知ではない。
【0003】
しかして、ステロール類(A.ヒアーマン、Sci.Pharm.51(1985),39)、トリテルペン及びフラボノイド類(アグリコン及びグリシドフラボノール類)(A.ヒアーマン及びK.メイ、Sci.Pharm.51(1983),158)の存在がわかった。最近なって、エピロビウム・パルビフロラムからグリコシドフラボノール類が分離されてからケルシトリン、ミリシトリン、イソミリシトリン、没食子酸及びクロロゲン酸の存在が明らかにされた(I.スラカニン、A.マーストン、K.ホステットマン、N.デラベイズ及びC.ダーベレイ、J.Chrom.557(1991),391−398)。
【0004】
本願発明者は、エピロビウム・パルビフロラムがこの植物から今日までに単離されることが決してなかった特に有益な別の化合物、即ちイーノセインBをさらに含有することを発見した。
イーノセインBは加水分解性のオリゴマータンニンである。それは、イーノセラ・エリスロセパラ(Oenothera erythrosepala Borbas)から初めて単離された(T・ハタノ他、J.Chem.Soc.Perkin Trans.1(1990),2735;日本薬学会第104回年会、1984年3月、仙台;Chem.Pharm.Bull.37(8)(1989),2269−2271)。
次いで、イーノセインBは、種々のアカバナ科(Onagreaceae)、そしてミソハギ科(Lythraceae)の一員であるウッドホルジア・フルチコサ(Woodfordia fruticosa)に見出された(T.ヨシダ他、Chem.Pharm.Bull.38,1211(1990)。さらに、最近になって、イーノセインBは、フトモモ科(Myrtaceae)の一員であるユーカリプタス・アルバ(Eucalyptus alba REINW)の乾燥果実から単離された(T.ヨシダ他、Chem.Pharm.Bull.40(7),1750−1754(1992)。
【0005】
最近発見されたが、イーノセインBはその薬剤として用途を立証する多くの研究の主題となってきた。しかして、イーノセインBは抗ウイルス剤及び抗腫瘍剤の領域において多くの生物学的及び薬理学的性質を持っている。
抗腫瘍活性
・リードケミカルCo:特開昭62−129220(11/06/87);優先権主張:特願昭60−270494(30/11/85)
・日本化薬:特開平3−123793(27/05/91);優先権主張:特願平1−258708(05/10/89)
・ケンイチミヤモト他:Biol.Pharm.Bull.16(4),379−387(1993)
・A.クラモチ−モギ他:Biochem.Pharm.44(10),1961−1965(1992)
・ヤン−ジュ ツァイ他:The Jour.Biol.of Chem.:267(20),14436−14442
・ケンイチミヤモト他:Jpn.J.Cancer Res.84,99−103(1993)
抗ウイルス活性(ヘルペス)
・K.フクチ他:Antiviral Research 11(1989),285−298
抗ウイルス活性(HIV)
・リードケミカルCo:ヨーロッパ特許297547(04/01/89);優先権主張:特願昭62−161572(29/06/87)
【0006】
エピロビウム・パルビフロラムの煎じ汁からの特定の抽出物(水性画分)がある種の男性ホルモン、特に4,5−α−ジヒドロテストステロン(DHT)の生合成における重要な酵素であるテストステロン酵素5−α−レダクターゼの阻害剤として有意に応答することを本願発明者が観察したのはこの抽出物の研究中であった。
この観察によって本願発明者はこの阻害の原因となる分子を同定しようと試みるに至った。これによりこのものがイーノセインBであることが示された。
要するに、イーノセインBがエピロビウム・パルビフロラムの活性成分の一つとして単離され同定されたのはこれが最初である。
さらに、イーノセインBが従来技術において決して予見されなかったテストステロン酵素5−α−レダクターゼの阻害剤として作用することが決定されたのはこれが最初である。
イーノセインBは5−α−レダクターゼの阻害剤としての特異的な活性を有する。5−α−レダクターゼは、アンドロゲン受容器(AR)に対してテストステロンよりも大きな親和性を有するジヒドロテストステロン(DHT)にテストステロンを変換させる原因となる酵素である。
【0007】
このホルモンは、男性においては、外部生殖器官の子宮内発現に対して、次いで青春期からはある種の第二次性徴(顔及び体の毛の系統)の発生に対して必須である。
5−α−レダクターゼは、テストステロンが活性であるようにDHTに変換されなばならない思われる前立腺及び皮膚に主として見出される。
しかし、過剰なDHTはざそう又はアンドロゲン性脱毛症、女性の多毛症の原因となろうし、また前立腺に蓄積すると前立腺の良性肥大(BHP)又は癌の原因となろう。80才以上の男性の80%はBHPを有し、70%は癌性の病巣を有するものと推定される。
スタロイド代謝におけるこの酵素段階の阻害はインビボでのDHTのレベルの低下を伴う。このDHTレベルの低下は、男性の前立腺の大きさを減少させるという効果を有し、従って前立腺の良性肥大、前立腺癌及びある種のアンドロゲン依存性の疾病の治療において有益な効果を有する。
従って、5−α−レダクターゼを阻害する治療は非常に有用であって、受容器をブロックする抗男性ホルモンの欠点を現わさない。
従って、5−α−レダクターゼのこの阻害性は、イーノセインBをアンドロゲン過多症と関連した障害の治療に、特に前立腺の良性肥大(BHP)、前立腺癌、ざそう、アンドロゲン性脱毛症、脂漏又は女性の多毛症の治療に使用するのを可能ならしめるものである。
【0008】
【発明の概要】
従って、本発明の主題は、イーノセインBからなるアンドロゲン過多症と関連した障害の治療用の薬剤にある。
薬量は治療しようとする疾病及び投与経路によって変わる。
従って、それは、例えば成人の場合に経口投与により1日当たり5〜100mg/kg、好ましくは10〜20mg/kgであろう。
【0009】
従って、イーノセインBはこれを活性成分として含有する製薬組成物を調製するのに使用することができ、従って本発明の主題はこのような製薬組成物にある。
本発明に従うイーノセインBは、消化器経路で、非経口的に又は局所的に、例えば経皮的に使用することができる。これは固体でも液体でもよく、人の医薬として慣用されている製剤形状で、例えば無味若しくは糖衣錠剤、カプセル、顆粒、座薬、注射用調合剤、ペッサリー、軟膏、クリーム、ゲル及び貼り薬の形状で提供できる。これらは通常の方法により製造される。
活性成分は、これらの製薬組成物に通常使用される補助剤、例えばタルク、アラビアゴム、ラクトース、でんぷん、ステアリン酸マグネシウム、ココアバター、水性若しくは非水性のビヒクル、動物性若しくは植物性の脂肪物質、パラフィン誘導体、グリコール類、各種の湿潤、分散若しくは乳化剤、保存剤と配合することができる。
【0010】
本発明のイーノセインBは、
a)エピロビウム・パルビフロラムの乾燥試料に水か又は水と混和性の溶媒と水との混合物のいずれかを添加することにより抽出し、
b)ろ過し、要すれば減圧下に水と混和性の溶媒の蒸発が達成されるまで濃縮を行い、
c)水性相の凍結乾燥を行うか又は極性溶媒による抽出を行い、その極性溶媒を乾燥抽出物が得られるまで蒸発させ、
d)凍結乾燥物又は乾燥抽出物を逆相HPLC又は重合体ゲルのカラムにより精製する
工程を順次に行うことを特徴とする製造方法によって製造することができる。
【0011】
したがって、本発明の製造方法は、下記のように行われる抽出、次いで精製から本質的になっている。
【0012】
抽出
エピロビウム・パルビフロラムの乾燥試料に水か又は水と混和性の溶媒、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノールのようなアルコール又はアセトンと水との混合物を添加する。乾燥試料は好ましくはエピロビウム・パルビフロラムの葉である。
水と混和性の溶媒の好ましいものはアセトンである。
撹拌し、ろ過した後、要すればろ液を減圧下に水と混和性の溶媒が蒸発されるまで濃縮する。残った水性相を凍結乾燥するか又は当業者に周知の各種の極性溶媒、例えばジエチルエーテル、酢酸エチル又はブタノールによって抽出する。ブタノールを使用するのが好ましい。次いでこれらの画分を集めて50℃を越えない温度で減圧下に乾燥抽出物が得られるまで蒸発させる。
【0013】
精製
活性成分の精製は、重合体ゲルのカラムに通すか又は逆相HPLCにより行う。
重合体ゲルのカラムによる精製
上記で得た乾燥抽出物又は凍結乾燥物を蒸留水に溶解し、生じた混合物を重合体ゲルのカラム、例えばダイアイオンHP20、セファデックスLH20又はトヨパールHW40型のカラムに注ぎ入れる。
溶出を蒸留水、次いでアルコールの割合を順次に増大させたアルコール/蒸留水混合物により行う。イーノセインBを含有する画分はHPLCにより同定し、次いで凍結乾燥する。使用するアルコールは好ましくはメタノールである。
逆相HPLCによる精製
上で得た乾燥抽出物又は凍結乾燥物を蒸留水に溶解し、次いでこれを逆相HPLCにより精製する。溶出をアセトニトリル/水混合物のような極性親水性溶媒の混合物からなる勾配でもって、トリフルオル酢酸(TFA)のような酸を使用する酸性pHにおいて行う。次いで、イーノセインBを含有する画分を、保持時間及びダイオードアレイ検出器(210−500nm)又はUV検出器を使用する分析により得たスペクトルの関数として単離する。場合により二回目の精製の後、所期生成物の凍結乾燥を行う。
【0014】
本発明のさらに特別の主題は、エピロビウム・パルビフロラムの乾燥試料にアセトン/水混合物を添加することにより抽出を行うことを特徴とする、前記のようなエピロビウム・パルビフロラムからイーノセインBを製造する方法にある。
【0015】
【実施例】
下記の実施例は本発明を例示するものであって、それを何ら制限するものではない。
【0016】
例1:アセトン/水混合物によるエピロビウム・パルビフロラムの葉及び枝からの抽出並びに粗製のイーノセインBの取得
1275gのエピロビウム・パルビフロラムの乾燥し破砕した葉及び枝を100リットルの反応器に導入する。20リットルのアセトン−水混合物(7−3)を添加する。混合物を機械的撹拌機を使用して60時間撹拌する。混合物をろ過し、葉を4リットルのアセトンによりすすぐ。ろ液を減圧下に35℃で、アセトンが蒸発するようにして約6リットルの容積まで濃縮する。残った水性相を2×1リットルのジエチルエーテル、2×1リットルの酢酸エチル及び2×0.5リットルのブタノールにより続けて抽出する。これらのうち最初の二つの画分を減圧下に35℃の温度で蒸発させた後、100gの黒色樹脂状物及び10gの脆い褐色発泡体をそれぞれ得た。また、第三の画分をさらに低い減圧下に50℃の温度で蒸発させた後、45gの黒色樹脂状物を得た。この最後の画分がイーノセインBに最も富んでいた。
【0017】
例2:水によるエピロビウム・パルビフロラムの葉及び枝からの抽出並びに粗製のイーノセインBの取得
20gのエピロビウム・パルビフロラムの破砕した葉及び枝を65℃で350mlの水により覆う。次いで混合物を周囲温度で20時間機械的に撹拌し続ける。次いで混合物をろ過し、葉を100mlの蒸留水によりすすぐ。このようにして、450mlの透明な黒色溶液を得た。この溶液の50mlを凍結乾燥すると、所期の生成物に富む500mgの淡緑色粉末が得られた。
【0018】
例3:イーノセインBの同定及び精製
例2に従って製造した凍結乾燥物を蒸留水に溶解する(蒸留水1ml当たり2mg)。10ml(20mg)をノバパック(NOVAPACK:商標)型の分取クロマトグラフィーカラム(C18 6μ 7.8×300mm)に注入する。溶出を下記の条件下で溶媒勾配によって5ml/minの流量で行う(容量%)。
・0〜2分:試料
・2〜7分:0.1%v/vのトリフルオル酢酸(TFA)を含む100%の 水
・7〜57分:0.1%v/vのTFAを含むアセトニトリルの0から10%v/vまでの線形勾配
・57〜77分:0.1%v/vのTFAを含むアセトニトリルの10から25%v/vまでの線形勾配
・77〜97分:0.1%v/vのTFAを含むアセトニトリルの25から90%v/vまでの線形勾配
検出は、210nm〜400nmの範囲の波長でダイオードアレイを使用して行う。
集められた43個の画分のうち1個だけが5−α−レダクターゼに対して活性を有し、保持時間は36〜38分の間であった。
純度を検査した後、この画分を凍結乾燥する。所期の物質をNMR及び質量分析計によりただちに分析する(この画分のNMR及び質量分析値は、文献:T.ハタノ他、J.Chem.Soc.Perkin Trans.1(1990),2735−2743に記載のものと比較できる)。
NMR
250MHz
溶媒:アセトン−d6 、45℃、参照物質SiMe4 、ppm、J(Hz)
例4の式を参照
質量スペクトル
m/zMALDI(マトリックスアシストレーザー脱着イオン化)
1569[(M+H)]+
1591[(M+Na)]+
1607[(M+K)]+
【0019】
例4:イーノセインBの精製
ミクロボンダパック分取クロマトグラフィーカラム(C18 10μ、長さ50cm、直径2cm(1インチ))を使用する。例2に従って製造した1gの凍結乾燥物を50mlの水に溶解してなるものを注入する。溶出を0.1%のトリフルオル酢酸を含有する水−アセトニトリル溶離剤混合物によって行う。アセトニトリルの濃度勾配は、30分毎に15%v/vづつ増大させる。生成物をUV検出器(波長305nm)により検出する。所期の物質は27分の保持時間で現れた。画分を凍結乾燥した後、約35mgの純粋な所期物質がベージュ色粉末として回収された。
UV
MeOH/HCl 0.1N
218nM(=120000)及び266nM(=55000)
MeOH
218nM(log=5.09)及び265nM(log=4.77)
MeOH/NaOH 0.1N
285nM(=33000)及びinfl.315及び473nM
不可逆的変化
円二色性
MeOH/HCl 0.1N
Max.219(nM);(0)=+3.8 105
Infl.236(nM);(0)=+1.7 105
Max.259(nM);(0)=−4.5 104
Infl.282(nM);(0)=+9.5 104
NMR
400 C13 MHz
溶媒:D2 O
温度:プロトンについて297K
炭素13について318K
参照:TSP、0ppm
略号:ppm:ppmで表わした化学シフト
J(Hz):Hzで表わしたカップリング定数
多重線
s:シングレット
ws:広いシングレット
d:ダブレット
dd:ダブレットのダブレット
t:トリプレット
【0020】
イーノセインBの構造を以下に示す。
【化1】
【0021】
イーノセインBのNMRデータを以下の表に示す。
【表1】
【表2】
【表3】
上記の表において
a:属性がそれらの間で反転する場合があり得る
b:属性がそれらの間で反転する場合があり得る
c:属性がそれらの間で反転する場合があり得る
ことを示す。
【0022】
質量スペクトル
実験の部
この研究に使用した装置は、トリプルセクター−ダブルフォーカス "VGオートスペックE" 質量分析計(フィソン・インスツルメント社製)であった。
試料の分子質量はLSIMS(液体二次イオン化質量分析計)による正帯電及び負帯電モードでのイオン化の下で決定する。試料は予め "マジックバレット/TFA" と称するマトリックスに溶解してからCs+ ガンからの一次イオンビームにより衝撃させる。このビームは30KVの電圧の下で加速し、2〜3μAmpの能力を有する。
二次イオン(試料)を8KVの電圧の下で加速する。
フラグメント化の研究は、B/E=一定の方法に従ってリンクされたスキャンにより行う。このために、 "ペアレント" イオンを場の第一自由領域(1FFR)に位置させたセルにおいて衝突によりフラグメント化させる。このセルに導入される衝突ガスは空気であって、その圧力は "ペアレント" イオンの初期強度を半分だけ低下させるのに必要なものである。
この研究は次に二つの段階、
a)準分子イオン(MH+ )のフラグメント化
b)前に得られたイオンのそれぞれについての連続フラグメント化
で行った。
【0023】
結果
A)正帯電モードでのLSIMS
MH+ =1569Da
B)負帯電モードでのLSIMS
(M−H)- =1567Da
C)MH+ イオン=1569Daのフラグメント化
このスペクトルで観察された主なイオンは1399+ −1237+ −767+ −453+ であった。
D)1237+ イオンのフラグメント化
このスペクトルで観察された主なイオンは1085+ −767+ −453+ であった。
E)767+ イオンのフラグメント化
このスペクトルで観察された主なイオンは749+ −615+ −471+ −453+ −315+ −152+ であった。
F)453+ イオンのフラグメント化
特に435Daイオン(脱水)を生じる特徴的でないスペクトル。
【0024】
例5:イーノセインBの精製
例1に従って得た710mgの黒色樹脂状物を5mlの蒸留水に溶解し、ダイアイオンHP20樹脂カラム(20cm/2cm)に注ぎ入れる。
溶出を200mlの蒸留水で、次いで200mlの蒸留水−メタノール混合物(80−20)で行う。この第二画分を凍結乾燥して58mgのイーノセインBを粉末状のベイジュ色固体のとして得た。
NMR、UV、CD及び質量分析計による分析は例4に記載したものと同等であった。
【0025】
イーノセインBの薬理学的研究
酵素とその基質(テストステロン)をインキュベーションし、形成された5−α−還元代謝産物(ジヒドロテストステロン(DHT)及び5−α−アンドロスタンジオール)の量をHPLCにより測定することによって5−α−レダクターゼ活性を測定するための試験をインビトロで行う。
前立腺の良性肥大(BHP)のために前立腺切除術を行って得たヒト前立腺のホモジネートを使用する。
【0026】
方法
ホモジネートの調製
前立腺を一連の手術室を出た直後に集め、ドライアイスを満たした容器内に置いたアルミニウムペイパーで包装する。実験室では、ホモジネートが直ちに調製できない場合には、前立腺は−80℃に貯蔵することができる。
前立腺を氷の上で非常に薄い切片に切断し、次いでポリトロン、次いでポッターガラスにおいて媒質A(20mMの燐酸カリウム、pH6.5;0.32Mのサッカロース;1mMのジチオトレイット(DTT);50μMのトリホスホピリジンヌクレオチドの水和ナトリウム塩(NADPH))内で粉砕する。140,000Gで4℃で60分間遠心処理した後、生成物を10〜20mlの媒質B(20mMの燐酸カリウム、pH6.5;20%のグリセリン;1mMのジチオトレイット)に再懸濁させる。生成物をナンクチューブに分け、−80℃に貯蔵する。
ホモジネートの少量についてこれを試験において将来使用するためにたんぱく質の量を定量し、これによりホモジネート1ml当たり少なくとも10mgのたんぱく質を有するようにする。
【0027】
5−α−レダクターゼ活性の測定
試験管1本当たり1mlの媒質の割合でpH5.5でくえん酸塩(前立腺の標準媒質)の存在下にインキュベーションを行う。
1)基質(S)、即ち、くえん酸三ナトリウム緩衝液pH5.0中の100の同位体希釈度を持つ "未標識" テストステロンと "トリチウム化" テストステロンとの混合物の調製
a)40mMのくえん酸三ナトリウム緩衝液:11.76gのくえん酸3Na・2H2 O(Merk ref.Art 6448)を秤量し、これを1リットルの蒸留水(ミリキュウ−Q社製)に溶解し、pHを5.0に調節する。
b)100の同位体希釈度を持つ "未標識" テストステロンと "トリチウム化" テストステロンとの混合物:テストステロンの1mM溶液を得るために、2.88mgの "未標識" テストステロンを秤量し、これを10mlのエタノールに溶解する。この溶液を10mlのくえん酸塩緩衝液中で0.99/1000、即ち9.9μlまで希釈する(=10-6M溶液)。上記の溶液の10mlに9μlのテストステロン− 3H(NET−370)を添加する(=100の同位体希釈度)。基質(S)は使用できる状態にある。
2)酵素+DTT+NADPH混合物の調製
a)燐酸カリウム緩衝液、40mM、pH6.5:5.44gのKH2 PO4 (Riedel de Haen ref.30407)を秤量し、これを1リットルの蒸留水Bに(ミリキュウ−Q社製)に溶解し、pHを6.5に調節する。
b)DTT、1mM(シグマ社製):3.1mgのDTTを秤量し、これを1mlの燐酸塩緩衝液に溶解する。
c)NADPH、500μM(シグマ社製):8.33mgのNADPHを秤量し、これを1mlの燐酸塩緩衝液に溶解する。
d)酵素+DTT+NADPH混合物(E):0.5mgの前立腺ホモジネートのたんぱく質、50μlのDTT及び50μlのNADPHを各試験のために4℃で混合する。この混合物を燐酸塩緩衝液により500μlにする。
3)インキュベーション
試験の数と同じ数の試験管を準備する。500μlの基質(S)及び10μlの阻害剤を所望の濃度で(又は対照例についてはエタノール)を各試験管に入れる。
予備インキュベーションすべき混合物(S)を入れた試験管及び混合物(E)を入れた小びんを水浴で3〜5分間加熱する。
反応を開始させるために、混合物(S)と阻害剤を入れた各試験管に500μlの混合物(E)を素早く移し、37℃でゆっくりと撹拌しながら30分間インキュベーションを行う。インキュベーションの終わりに試験管に氷を入れて反応を停止させる。
4)抽出
反応を停止させたならば直に各試験管に2mlの酢酸エチルを添加し、マルチチューブ渦巻発生器により1分間撹拌する。試験管を10分間デカンテーションし、次いで抽出物(=80%)の(上部)有機相の1.6mlを別の試験管に回収する。酢酸エチルを全部蒸発させた後、HPLCにおいて使用する800μlの易動相を各試験管に添加する。
5)HPLCクロマトグラフィー
形成された化合物を逆相高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)により分離することによりインキュベーション中に生成した代謝産物の量を測定した。ODS−ハイパーシルカラム(粒子直径=5μm)及び45/15/40の比率のMeOH/THF/H2 Oからなる易動相を使用する。抽出後に集めた抽出物をHPLC系に自動的に注入し、線形放射能測定系(ベルソルド社製)によって放射性代謝産物のみ、従って基質により標識されたテストステロンから形成された代謝産物のみを評価した。この測定は非常に敏感であり、存在し得る内生的生成物の全てを除去する。
【0028】
結果の表示及び計算方法
形成された代謝産物の量を、HPLCのMT2ソフトウェアに入力した参照曲線と比較して計算する。MT2のレベルでは、これらは注入量1μl当たりのpモル数で現れる。テストステロン、DHT及びアンドロスタンジオール、テストステロンの2種の5−α−還元代謝産物について参照曲線が存在する。
量はホモジネートたんぱく質1mg当たりの生成物のモル数で表わされ(各試験は2回行う)、対照例試験と比較した残留5−α−レダクターゼ活性の割合(%)は次式により計算される。
【数1】
結果
イーノセインBについて、対照例の5−α−レダクターゼ活性を阻害するIC50は2.2×10-5Mであった。
Claims (2)
- イーノセインBからなるアンドロゲン過多症と関連した障害の治療用薬剤。
- 請求項1記載のイーノセインBを活性成分として含有するアンドロゲン過多症と関連した障害の治療用製薬組成物。
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