JP3957991B2 - 収納式幼児用ベッドにおけるベッド回動構成体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は公共施設等の洗面所などにあって、その壁面に起立状態で設置されたベッド部を、必要に応じ前倒しにして横臥状態とした後、当該ベッド部上にあって乳幼児のおむつ交換等の用に供する収納式幼児用ベッドにおけるベッド回動構成体に関する。
【0002】
【従来の技術】
収納式幼児用ベッドとしては、既に各種のものが開示されているが、これらは図7に例示(実用新案登録第2582393号公報)の如く、壁面Wに取着したベース部aと、その下端部bにヒンジcを介して上下方向へ回動自在なるよう枢支したベッド部dとを具備していると共に、当該ベッド部dの後側端部と、上記ベース部aに固設の枢支ブラケットeとの間に、ガススプリングfなどによる付勢手段を夫々の枢支部g、hによって連枢するよう構成されている。
そして、上記ガススプリングfは、ベッド部dが実線で示した使用横臥状態Xから、仮想線で示す不使用起立状態Y方向に付勢するよう設けられ、かくしてベッド部dは当該不使用起立状態Yで保持されており、これを矢印R方向へ引き下すことで緩除に回動降下し、ベッド部dがベース部aの図示されていないストッパに衝当することで、当該ベッド部dが前記の使用横臥状態で停止することになる。
さらにおむつの交換などが終われば、ベッド部dを矢印Rの反対方向へ回動上昇させるようにすることで、この際ガススプリングfにより軽い力で当該ベッド部dを不使用起立状態に復動させ得ると共に、この状態が保持されることとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の収納式幼児用ベッドによるときは、上記のように構成され、そのベッド部dとベース部aとはヒンジcで枢支され、かつ当該両者d、aはガススプリングfによって連枢されていることから、これを壁面Wにボルト、ナット、締着螺子などによって取着する際には、可成りの重量を有する当該収納式幼児用ベッドを持ち上げ状態にして保持し、しかもベッド部dとヒンジ部cとはガススプリングfの付勢力に抗して、引き離しの状態に保持しておかねばならない。
このため、上記の取り付け工事に難渋することとなり、多大の労力を費やさねばならないだけでなく、工事に可成りの時間を要し、またその取り外し工事を行う場合にも、これまた可成りの労力と時間をかけることになる。
【0004】
本発明は上記従来の難点に鑑み壁面に対して軽量小型な取着部を取着するだけで事が足りるようにした収納式幼児用ベッドにあって、その一構成部材としてのベッド回転構成体に関し、その請求項1ではこれをベッド部とこれに枢着した被取着腕部と、当該両部間に連枢した任意の付勢手段とによって形成するようにし、しかもベッド部と被取着腕部との間に設けられた付勢手段について、単なるスプリングを用いた前記従来品に比し、耐久性とか安定な作動性の確保を図り、またガススプリングを使用することで高価となる欠陥を解消するため、被取着腕部に設けた案内筒に内装の弾性体により、摺動子を案内筒から突出自在とし、この摺動子がベッド部の後側端部に設けた受承体に押当するよう構成するようにしている。
【0005】
さらに請求項2にあっては、上記請求項1の構成に付加してベッド部の後側端部にストッパ部を設けて、これを被取着腕部に押当自在とすることにより、ベッド部の使用横臥状態を自ら保持できるようにすると共に、上記後側端部を被取着腕部に枢着した横向軸杆と、同上後側端部に設けられた受承体とを平行状態とし、当該受承体には被取着腕部における摺動子の先端に押当摺接する外周弧面を形成して、耐久性と故障の発生につき従来のスプリングによる付勢手段の欠陥を是正し、さらに摺動子に突設の案内螺杆を付勢手段の案内筒に設けた案内溝孔に係嵌することで、摺動子の不本意な延出を阻止し得るようにしている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するため請求項1に示す通り、ベッド部と、その後側端部に枢着されて壁面に装着可能な被取着腕部と、この被取着腕部と上記ベッド部との間にあって、ベッド部に被取着腕部を平伏重装状態となるように付勢する付勢手段とが連装され、当該付勢手段はベッド部の後側端部に設けた受承体と、この受承体と摺動自在に押当する摺動子と、当該摺動子が摺動自在に内嵌されている前記の被取着腕部に設けられた案内筒と、上記摺動子と案内筒の上位止部間に収納した弾性体とからなり、ベッド部が壁面に添装の不使用起立状態にあっては、前記の弾性体により弾圧の摺動子が案内筒の下端口から突出状態にて前記したベッド部の受承体に押当し、ベッド部が前方へ回動降下して壁面に直交状配置となる使用横臥状態にあっては、上記受承体により押圧された摺動子により前記弾性体が圧縮状態となるよう構成されていることを特徴とする収納式幼児用ベッドにおけるベッド回動構成体を提供しようとしている。
【0007】
さらに請求項2にあっては、上記請求項1に対する付加構成として付勢手段における受承体が、ベッド部の前記使用横臥状態の保持用であるストッパ部の形成された前記の後側端部を、被取着腕部に枢着する横向軸杆と平行状態となるよう突設されていると共に、受承体には前記摺動子の先端に押当摺接する外周弧面が形成され、かつ前記案内筒に穿設した一対の案内溝条に、摺動子から突設された案内止め螺杆を昇降動自在に係嵌することにより、当該摺動子が案内筒から所要長だけ延出自在としたことを、その内容としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
本願に係る請求項1につき図1ないし図8によって以下詳記すると、収納式幼児用ベッドは壁面Wに装着される取着部1とこの取着部1に係止可能としたベッド回動構成体2とからなっている。
ここで上記取着部1には、図2と図7(A)の壁面Wへの取着状態を示す夫々斜視図と正面図に例示されている通り、所要数の係止部1a、1b、1cが設けられており、もちろん図1、図8に開示の如く壁面Wから突設した取着螺杆1dやナット1e、そして締着螺子1fなどを用いることで壁面Wにしっかりと固定することになり、当該取着部1は比較的軽量小型のものであるから、簡易迅速な取着工事が可能となる。
【0009】
次に本発明に係る上記のベッド回動構成体2につき説示すると、これは図1ないし図8によって理解される通り、ベッド部3と被取着腕部4と付勢手段5とによって構成されている。ベッド部3の後側端部3aにあって、壁面Wと平行に固設の横向軸杆3bには、被取着腕部4の基端部4aが、ベッド部3に対して略90゜だけ回動自在なるよう軸承されている。さらにベッド部3の後側端部3aと被取着腕部4との間には、図1(A)、図6の通り被取着腕部4がベッド部3に対して、平伏重装状態となるように付勢する付勢手段5が連装されている。
【0010】
上記した付勢手段5は、これによってベッド部3が壁面Wに添装の図1(A)の如き不使用起立状態Yを保持し得ると共に、当該ベッド部3が前方へ矢印Rのように横向軸杆3bを中心として回動降下して、壁面Wに直交状配置となる使用横臥状態Xを保持することができる。
そして後述する請求項2にあっては、図示の如く上記の使用横臥状態Xを保持するため、ベッド部3の後側端部3aにあって突設のストッパ部3cに、被取着腕部4の下端縁4bが衝当するよう構成されている。
【0011】
さらに、上記被取着腕部4には被係止部4Aが設けられており、図1、図5、図6等に例示のものは、上下配置にて係止用口4c、4dを被押当縦板4eに開設することで、当該係止用口4c、4dの上縁板部に被係止部4Aとしての役割をもたせるようにしている。
すなわち、図示の収納式幼児用ベッドによるときは、図8のように先ず軽量小形な取着部1を壁面Wに取着したならば、次にベッド回動構成体2を図示の如き折り畳みの立装状態のままで、仮想線Lのように操作し、係止用口4c、4dに前記した係止部1a、1b、1cを挿通降下させるだけで、係止部1a、1b、1cに対して被係止部4Aが係止されることになり、従って簡易迅速に図1(A)の如き使用可能状態とすることができる。
【0012】
また上記の収納式幼児用ベッドについては、係止部1a、1b、1cと被係止部4Aとの係止構成に関して別例が図示されており、これによるときは前記した取着部1における押当縦板1gに対し、係嵌間隙1hを介して上向きに係止舌片としての係止部1a、1b、1cが突設されており、さらにベッド回動構成体2の被取着腕部4における被押当縦板4eに、前説の係止用口4c、4dが開設されることで被係止部4Aを構成し、前記の係止部1a、1b、1cに被係止部4Aを係止することによって、被押当縦板4eを押当縦板1gに対して押当させ得るようにしている。
【0013】
ここで、さらに図7(A)を参照して詳記すると、ここに例示の取着部1は、上下に横向立上縁部1iを設けた横向取着板1jと、その左右両端にあって直交状に固着した前記の押当縦板1gとを具備している。この押当縦板1gの左右には、これまた前方へ立ち上げた縦向立上縁部1kが設けられていると共に、当該縦向立上縁部1kと面一の状態で延設した後述の固定用舌片1mが設けられている。
前説の係止部1a、1b、1cである係止舌片は、何れも押当縦板1gから切り出して曲折することにより形成されていると共に、当該係止舌片は上方に向けて壁面Wから離反する方向で延出されている。
従って前記の係嵌間隙1hが下向きに鋭角状となっていることから、前説の如く係止部1a、1b、1cに被係止部4Aを係止する際、係嵌させ易く、しかも係止状態では前後の方向へのがたつきがない係止状態を保有し得ることになる。
【0014】
また、上記した係止状態にあっては、取着部1の縦向立上縁部1k間にあって、被取着腕部4の被押当縦板4eにおける左右から、図5に明示の如く前方へ突設した係嵌用縦向立上縁部4fが嵌合当接することで、取着部1に対するベッド回動構成体2の不本意な横振れが阻止されるようにしている。ここで図4ないし図6にあっては、図1、図8に開示されているベッド部3の床板部3dが取り外された状態を示しており、図4ないし図6の3eはベッド部3のリブ、3fは上記床板部3dを固定するためのビス止め螺孔、3gは横向軸杆3bの両端を固設するためベッド部3の後側端部3aに固設した軸承固定部を示す。
【0015】
さらに上記の如き係止部1a、1b、1cに被係止部4Aを係止させるだけに止まらず、図7(B)に示す如き長方形状の固定用板1nを用意しておき、これには長手方向である左右両端に取付用孔1pを対設しておくと共に、その中間には図2によって理解される通り、被取着部4と取着部1とを隠蔽してしまうために用いられるカバー6が、当該カバー6の取付孔6aから挿入の図示しないビスによって取着できるように、固定用螺孔1qが刻設されている。
そして前記の取着部1に設けられている押当縦板1gから起立させた一対の縦向立上縁部1kからは、固定用板1mが外側へ延設されると共に、これら固定用舌片1mには夫々締着螺孔1rが設けられている。そして当該固定用舌片1mには固定用板1nを跨装重積した状態で、図1に示されているビス1sを取付用孔1pから挿通して締着螺孔1rに螺着することで、固定用板1nを取着部1に固定させるのである。
この際、上記固定用板1nは図1と図8に明示の如く、被取着腕部4における係嵌用縦向立上縁部4fの自由端側に形成した抜け止め用欠設部4gに押当させた状態で固定される。
この結果図示例では固定用板1nの板面が、抜け止め用欠設部4gの図8に明示の縦縁部4bに押当されると共に、横縁部4iが固定用板1nの下端縁と当接状態となり、被取着腕部4は、取着部1に対して固定されると共に脱落の心配をも解消し得ることになる。
このようにすることで、取着部1に対して係止状態となっているベッド回動構成体2は、係止部1a、1b、1cに対して固定状態となることから、不本意に左右へスライドしたり、上下に動揺してしまうことも阻止され、図示のように係止部1aが前記の如き傾斜状態となるよう延出している場合には、その係止状態に対する信頼性がより確実なものとなる。
【0016】
ここで、請求項1に係るベッド回動構成体2における付勢手段5につき詳記すると、図1ないし図6を参照して、これはベッド部3の後側端部3aに固設されている受承体3hと、この受承体3hに対して摺動自在なるよう押当している摺動子5aと、この摺動子5aが摺動自在なるよう内嵌されている前記被取着腕部4に設けられた案内筒5bと、同上摺動子5aと案内筒5bの上位止部5cとの間にあって収納されているコイルスプリング等による弾性体5dとによって構成されている。
そして図1(A)の如くベッド部3が壁面Wに添装されている前記の不使用起立状態Yでは、上記弾性体5dによって弾圧されることとなる摺動子5aが、案内筒5bの下端口5eから可成りの長さで突出状態となって上記の受承体3hに押当している。そして前説の如くベッド部3が矢印Rのように前方へ回動降下させることで、壁面Wに直交状配置状態となる前記の使用横臥状態Xとなれば、受承体3hの回動変移により案内筒5b内へ押し込まれた摺動子5aによって、弾性体5dが図1(B)の如く可成りの圧縮状態となるよう構成されている。
【0017】
さらに請求項2では上記した請求項1の構成に加えて、その付勢手段5に関し前記の受承体3hは図1、図3、図4、図5により理解されるように、ストッパ部3cの形成された曲板部3iが、図示例ではビス3jにより後側端部3aにあって固設され、この曲板部3iにおいて横向軸杆3bと平行状態となるよう突設されているのであり、当該受承体3hには前記摺動子5aの先端が押当する外周弧面3kが形成されている。
そして上記の摺動子5aは図示例の場合、合成樹脂製で角棒状に形成され、これが角パイプ状の案内筒5bに出入り自在なるよう嵌装されており、さらに案内筒5bから摺動子5aが無制限に延出することのないように、図1ないし図4によって理解できる通り、案内筒5bに穿設した左右一対の案内溝孔5fに、摺動子5aから突設された各案内止螺杆5gを嵌装するようにしている。
【0018】
従って、図1(A)のようにベッド部3が不使用起立状態Yにあるときは、摺動子5aが案内筒5bの下端口5eから前記の如く突出しているが、この際上記した案内止螺杆5gが案内溝孔5fの下端縁に係当し、この結果摺動子5aは案内筒5bから抜出してしまうことがない。そして上記不使用起立状態Yから矢印R方向へベッド回動構成体2を回動降下させる場合には上記の回動降下操作が進行するにつれて、受承体3hが弾性体5dの弾発力に抗して、摺動子5aを案内筒5b内へ押し込んで行き、次第にベッド回動構成体2による回転モーメントが大となって行くことから、ベッド部3が使用横臥状態Xへ向けて下降して行き、ベッド部3に幼児が乗せられて荷重が加えられても、前記した通りストッパ部3cが下端縁4bに衝当することで、それ以上の降下は停止される。
なお図1にあって仮想線により示されているのは、図2により既説した如く別途合成樹脂製等により形成されたカバー6であり、ベッド回動構成体2における被取着腕部4の外側へ配装されており、従って図3に示されている状態にあってベッド部3が使用されることになる。
【0019】
【発明の効果】
本発明は以上のようにして構成されているから、壁面に対し軽量な取着部を取着し、これに簡易迅速に着脱自在とした収納式幼児用ベッドにおけるベッド回動構成体にあって、請求項1ではこれをベッド部とこれに枢着の被取着板部と、当該両部間に連枢の付勢手段とによって構成すると共に、当該付勢手段につき単なるスプリングやガススプリングを用いるのではなしに、被取着腕部の案内筒に内装の弾性体により、摺動子が案内筒から突出自在とし、この摺動子をベッド部の後側端部に設けた受承体に押当するようにしたので、スプリングによる従来例に比し、その組立作業を簡易迅速に行い得ると共に耐久性を向上でき、かつ安定な作動を確保でき、またガススプリングが高価なものとなる欠陥を解消することができる。
【0020】
さらに請求項2に係るベッド回動構成体によるときは、請求項1における効果を発揮し得るだけでなく、ベッド部にストッパ部を設けることで、ベッド部の使用横臥状態を確実に自ら保持でき、さらに摺動子の先端に受承体の外周弧面が摺接するようにしたので、耐久性と円滑な作動が保証され、しかも摺動子がその案内螺杆を案内筒の案内溝孔に昇降自在なるよう係嵌することで摺動子の不本意な延出を阻止して、被取着腕部に対するベッド部の円滑なる回動につき、高い信頼性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るベッド回動構成体を備えた収納式幼児用ベッドの壁面取着状態を示し、(A)はその不使用起立状態における一部切欠の縦断側面図で、(B)は使用横臥状態における一部切欠の縦断側面図である。
【図2】上記収納式幼児用ベッドの分解斜視図である。
【図3】同上収納式幼児用ベッドの使用状態を示した斜視図である。
【図4】上記収納式幼児用ベッドにおけるベッド回動構成体の床板部を除去し、被取着部腕部を付勢手段の付勢力に抗してベッド部に対し起立状態とした場合の一部を切欠した平面図である。
【図5】図2におけるA−A線横断矢視図である。
【図6】同上収納式幼児用ベッドにおけるベッド回動構成体の床板部を除去し、付勢手段により被取着部が平伏重装状態にある場合の一部を切欠した平面図である。
【図7】(A)は上記収納式幼児用ベッドにおける一構成部材としての取着部を示し、その一部を切欠した壁面押し当て状態における正面図で、(B)は当該取着部に別途螺子止めにより付設する固定用板の正面図である。
【図8】本発明における壁面に取着した取着部にベッド回動構成体を係止する直前における縦断側面図である。
【図9】従来の収納式幼児用ベッドの一例を示した壁面取着状態を示す側面略示説明図である。
【符号の説明】
2 ベッド回動構成体
3 ベッド部
3a 後側端部
3b 横向軸杆
3h 受承体
3k 外周弧面
4 被取着腕部
5 付勢手段
5a 摺動子
5b 案内筒
5c 上位止部
5d 弾性体
5e 下端口
W 壁面
X 使用横臥状態
Y 不使用起立状態
Claims (2)
- ベッド部と、その後側端部に枢着されて壁面に装着可能な被取着腕部と、この被取着腕部と上記ベッド部との間にあって、ベッド部に被取着腕部を平伏重装状態となるように付勢する付勢手段とが連装され、当該付勢手段はベッド部の後側端部に設けた受承体と、この受承体と摺動自在に押当する摺動子と、当該摺動子が摺動自在に内嵌されている前記の被取着腕部に設けられた案内筒と、上記摺動子と案内筒の上位止部間に収納した弾性体とからなり、ベッド部が壁面に添装の不使用起立状態にあっては、前記の弾性体により弾圧の摺動子が案内筒の下端口から突出状態にて前記したベッド部の受承体に押当し、ベッド部が前方へ回動降下して壁面に直交状配置となる使用横臥状態にあっては、上記受承体により押圧された摺動子により前記弾性体が圧縮状態となるよう構成されていることを特徴とする収納式幼児用ベッドにおけるベッド回動構成体。
- ベッド部と、その後側端部に枢着されて壁面に装着可能な被取着腕部と、この被取着腕部と上記ベッド部との間にあって、ベッド部に被取着腕部を平伏重装状態となるように付勢する付勢手段とが連装され、当該付勢手段はベッド部の後側端部に設けた受承体と、この受承体と摺動自在に押当する摺動子と、当該摺動子が摺動自在に内嵌されている前記の被取着腕部に設けられた案内筒と、上記摺動子と案内筒の上位止部間に収納した弾性体とからなり、ベッド部が壁面に添装の不使用起立状態にあっては、前記の弾性体により弾圧の摺動子が案内筒の下端口から突出状態にて前記したベッド部の受承体に押当し、ベッド部が前方へ回動降下して壁面に直交状配置となる使用横臥状態にあっては、上記受承体により押圧された摺動子により前記弾性体が圧縮状態となり、この付勢手段における受承体が、ベッド部の前記使用横臥状態の保持用であるストッパ部の形成された前記の後側端部を、被取着腕部に枢着する横向軸杆と平行状態となるよう突設されていると共に、受承体には前記摺動子の先端に押当摺接する外周弧面が形成され、かつ前記案内筒に穿設した一対の案内溝条に、摺動子から突設された案内止め螺杆を昇降動自在に係嵌することにより、当該摺動子が案内筒から所要長だけ延出自在であることを特徴とする収納式幼児用ベッドにおけるベッド回動構成体。
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JP3037287U (ja) | 折り畳みベッド |
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