JP3955904B2 - 浄水器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、井戸水等の水に含まれる硝酸性窒素、亜硝酸性窒素、および細菌、濁度成分を除去する浄水器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、井戸水は、塩素等による薬品処理がなされていないため、また水温が比較的低温で安定しているため、美味しい水として飲用されていた。しかし近年、水質汚染により、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素に関する項目と、大腸菌、一般細菌に関する細菌に関する項目について水質基準を満たさない飲料不適当なものが増え、亜硝酸性窒素及び硝酸性窒素を除去する陰イオン交換樹脂と、有機物及び臭気を除去する活性炭と、細菌類と濁度成分を除去する中空糸膜より構成される浄水器が提案されている。
【0003】
この種の浄水器は特開平9−155343号公報に記載されているようなものが一般的であった。図5は従来の浄水器の構成図であって、同公報に記載されたものである。図5に示されているように原水に含まれる硝酸性窒素および亜硝酸性窒素を除去するための陰イオン交換樹脂が充填された2つ以上の第1浄水槽101(101a、101b)と、原水に含まれる臭気、色度成分その他有機物および大腸菌、一般細菌等の細菌類と濁度成分を除去するための活性炭と中空糸からなる第2浄水槽102と、原水流入口103と、流量センサー104と、定流量弁105と、原水供給制御機構106と、塩化ナトリウム溶解槽107と、再生液供給機構108と、一次ろ過水供給制御部109と、分流部110と、浄水吐水部111および再生排水排出口112により構成されている。
【0004】
この従来の浄水器においては、原水は原水流入口から導入され、流量センサー104、定流量弁105を経て原水供給制御機構106により第1浄水槽101aに通水され、一次ろ過される。一次ろ過水は、一次ろ過水供給制御部109により第2浄水槽102に通水され、二次ろ過後浄水吐水部111から吐水される。また、分流部110で分岐された一次ろ過水の一部は塩化ナトリウム溶解槽107を経て、第1浄水槽101bに供給され、第1浄水槽101bのイオン交換樹脂の再生を行なう。再生排水は、再生排水排出口112により排水される。第1浄水槽を2つ以上備え、第1浄水槽101a、101bを切替えることにより、ろ材寿命の短いイオン交換樹脂を効率よく再生でき、長期にわたり硝酸性窒素および亜硝酸性窒素を除去できるようになっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の浄水器では、細菌、色度、濁度成分を除去する中空糸膜、及び臭気、酸化剤、有機物等を除去する活性炭が最下流に配置されているため、イオン交換樹脂が充填されている浄水槽内に供給される原水には大腸菌、一般細菌等の細菌、汚濁成分と有機物が除去されずに含まれている。この為、イオン交換樹脂が充填されている浄水槽内に細菌が流入し、流入した細菌の増殖によりイオン交換樹脂が汚染される。あるいは濁度成分による表面被ふく等により樹脂の除去性能が劣化するという課題や、細菌、色度、濁度成分を除去する中空糸膜の目詰まりに伴い、イオン交換樹脂が充填されている浄水槽内にかかる圧力が増加し、イオン交換樹脂が圧密により固着し、樹脂の除去性能が低下する、或いは水圧により破壊され、破壊されたイオン交換樹脂が中空糸膜の目詰りを促進するという課題があった。
【0006】
さらに、酸化力を有する薬剤の混入によりイオン交換樹脂が酸化破壊される、或いは膨張してイオン交換樹脂が充填されている浄水槽が破壊されるか、破壊に至らなくても樹脂粒経が微細化して内部の通水抵抗が高くなるという課題、又は、中空糸膜が目詰まりすることによる課題として、内部の通水抵抗が上昇して、処理水と再生水の比率が変動し、安定した再生が行われない、或いは、最下流部に配置した中空糸膜の圧力損失増加に伴い止水性能が低下するという課題があった。前記以外の混入物として、空気(エア)が混入すると、中空糸膜に空気が透過せずに滞留するエアロックが発生し、吐水流量が低下するという課題、構成上の課題として、再生剤投入時に再生剤に異物、及び細菌等が原水に混入するという課題があった。
【0007】
したがって本発明は、イオン交換樹脂を用いた浄水器において、安定した再生を行い、除去性能を維持することができる浄水器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、活性炭と中空糸膜を主材とする第1浄水槽と、その下流に配置されたイオン交換樹脂を主材とする第2浄水槽と、最下流に配置された中空糸膜を主材とする第3浄水槽を有し、前記第2浄水槽を2つ以上備えると共に、前記第2浄水槽内のイオン交換樹脂を再生するための再生剤を添加する密栓容器と、前記再生剤を溶解するための溶媒を前記密栓容器に連続的に供給する機構と、1つの前記第2浄水槽への前記第1浄水槽からの一次ろ過水通水時に、前記再生剤と前記溶媒により連続的に生成される再生水を他の前記第2浄水槽に供給する機構と、再生排液を排水する機構と、前記一次ろ過水通水される第2浄水槽と前記再生水により再生される第2浄水槽を切替える切替弁を設け、かつ前記密栓容器から前記第2浄水槽に至るまでの流路にろ過層を設けたことを特徴とする浄水器である。
【0009】
この構成により、イオン交換樹脂を用いた浄水器において、安定した再生を行い、除去性能を維持することができる浄水器を提供できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
請求項1にかかる浄水器は、活性炭と中空糸膜を主材とする第1浄水槽と、その下流に配置されたイオン交換樹脂を主材とする第2浄水槽と、最下流に配置された中空糸膜を主材とする第3浄水槽を有し、第2浄水槽を2つ以上備えると共に、第2浄水槽内のイオン交換樹脂を再生するための再生剤を添加する密閉容器と、再生剤を溶解するための溶媒を密閉容器に連続的に供給する機構と、1つの第2浄水槽への第1浄水槽からの一次ろ過水通水時に、再生剤と溶媒により連続的に生成される再生水を他の第2浄水槽に供給する機構と、再生排液を排水する機構と、一次ろ過水通水される第2浄水槽と再生水により再生される第2浄水槽を切替える切替弁を設け、かつ密栓容器から第2浄水槽に至るまでの流路にろ過層を設ける。
【0011】
この構成において、第1浄水槽により細菌類、臭気、濁度、有機物、酸化剤除去、第2浄水槽により、種々のイオンの選択的除去ができ、第3浄水槽により、吐水口からの二次汚染の防止もできる。また、第1浄水槽により、細菌類、臭気、濁度、有機物、酸化剤が除去されるため、第1浄水槽の下流にある、第2、第3浄水槽における通水性能の劣化はなく内部圧力損失は、安定する。
【0012】
また、この構成により、1つの前記第2浄水槽へ前記第1浄水槽からの一次ろ過水を通水する際同時に、前記溶媒が前記密閉容器内を通過することによって前記密閉容器に添加された再生剤を連続的に溶解してできる再生水を、他の前記第2浄水槽に供給することと、前記切換弁により前記再生水及び前記一次ろ過水の通水路を切換えることができるため、イオン交換樹脂によるイオンの選択的除去を行ないながら、イオン交換樹脂の再生を同時に行なうことができる。
【0013】
さらに、この構成により、密栓容器より混入した異物が前記第2浄水槽に流入することを防止することができる。
【0014】
請求項2にかかる浄水器は、前記イオン交換樹脂が塩化物イオン型強塩基性アニオン交換樹脂である。
【0015】
この構成により、亜硝酸性窒素及び硝酸性窒素を除去することができる。
【0016】
請求項3にかかる浄水器は、前記第1浄水槽流出口から前記第2浄水槽に至るまでの流路及び前記第2浄水槽内に、第2浄水槽内にかかる圧力を抑制する圧力抑制手段を設けた。
【0017】
この構成により、外部圧力の変動に伴う内部圧力変動の抑制及び内部圧力損失変化に伴う再生水量の変化の抑制ができる。また内部での圧力損失が安定であり、内部圧力及び通水量は安定する。
【0018】
請求項4にかかる浄水器は、原水流入口から浄水吐水口に至るまでの流路に流量センサーを有する。
【0019】
この構成により、前記流量センサーで測定される流量及び積算流量により、第1浄水槽の寿命検知と第2浄水槽の再生タイミングを検知することができる。
【0020】
請求項5にかかる浄水器は、前記再生剤を溶解するための溶媒が、前記一次ろ過水または前記第2浄水槽でろ過された二次ろ過水である。
【0021】
この構成により、一次ろ過水の流量は安定であり、再生剤溶解槽がなくても、再生剤の溶解速度、濃度は安定する。このことにより、再生剤溶解槽をなくすことと、イオン交換樹脂の再生を安定して行なうことができる。
【0022】
請求項6にかかる浄水器は、原水流入口から浄水吐水口に至るまでの流路に、前記第2浄水槽の寿命を検知器を設けた。
【0023】
この構成により、検知器で第2浄水槽の寿命を正確に測定することにより、効率のよいイオン交換樹脂の再生が行なうことができる。
【0024】
請求項7にかかる浄水器は、前記ろ過層に除菌剤を含有させた。
【0025】
この構成により、密栓容器より混入した細菌が前記第2浄水槽に流入することを防止できる。
【0026】
請求項8にかかる浄水器は、前記第2浄水槽によりろ過された二次ろ過水を前記第3浄水槽に供給する流路もしくは前記第3浄水槽内にエア抜き機構を有する。
【0027】
この構成により、原水内に含まれる空気及び前記密栓容器から混入した空気が前記第3浄水槽に流入することを防止することができ、前記第3浄水槽内の中空糸膜のエアロックによる内部圧力増加が防止できる。
【0028】
請求項9にかかる浄水器は、通水経路部に原水の流入停止時に、内部に溜まった圧力及び水を素早く放出するための水抜き弁を設けた。
【0029】
この構成により、原水の流入停止時に前記水抜き弁を開くことにより、内部に溜まった圧力及び水を素早く放出することができ、止水時間の短縮ができると共に、吐出部の水を完全に排出することにより、吐出部での細菌の繁殖を抑えることができ、細菌の二次汚染を防止することができる。
【0030】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における浄水器の構成図、図2は同浄水器の第2浄水槽の拡大図、図3は同浄水器の再生切替え時の通水径路図である。
【0031】
図1、図2、図3において、1は原水流入口、2は第1浄水槽、3は粗ろ過用フェルト、4は活性炭層、5は粉末活性炭、6は中空糸膜、7は流量センサー、8は定流量弁、9は分流部、10は再生剤添加部、11は再生剤添加部蓋、12は再生剤、13は再生水ろ過層、14は切替え弁、15は第2浄水部、15a、15bは各々の第2浄水槽、16は不織布貼付ろ剤枠、17はイオン交換樹脂、18はイオン交換樹脂層生成枠、19はpH変化中和剤、20は弁体、21はスプリング、22は再生水排水流路、23は第2浄水槽寿命検知器、24は第3浄水槽、25は空気混入防止用フェルト、26は細菌類除去用中空糸膜、27はフロートボール、28は空気抜き部、29は水抜き弁、30は浄水吐出口、31は全排水流路、32は排水口である。
【0032】
次に動作、作用について説明すると、図1において、有機物、臭気、濁度成分、亜硝酸性窒素、硝酸性窒素等の汚染物質及び一般細菌、大腸菌等の細菌類を含んだ原水は、原水流入口1より第1浄水槽2に供給され、第1浄水槽2内において、まず粗ろ過用フェルト3により大きな濁度成分が除去される。次に活性炭層4により有機物、酸化剤及び臭気が除去される。活性炭層に使用される活性炭は、ヤシガラ活性炭、骨炭、木炭等の天然系活性炭、樹脂、ゴム等の焼成物からの合成活性炭が用いられる。また、形態としては粒状、繊維状、粉末活性炭いずれでもよいが、コスト、圧力損失を考慮すると粒状活性炭を使用することが望ましい。
【0033】
活性炭層4によりろ過された水は、中空糸膜6により細菌類及び細かい濁度成分除去される。この中空糸膜としては、セルロース系、ポリオレフィン系、ポリスルフォン系、ポリビニルアルコール系等の高分子物質からなる多孔質中空糸膜が用いられる。また、中空糸膜6の周りに入れられている粉末活性炭5により細菌類等の臭いを除去される。第1浄水槽2により有機物、臭気、濁度成分及び細菌類を除去された一次ろ過水は流量センサー7、定流量弁8を経て分流部9に供給される。ここで、流量センサー7は一次ろ過水の通水流量及び積算流量を測定するもので、流量センサー7で測定する通水流量及び積算流量により、第1浄水槽ろ過寿命を検知する。また、第1浄水槽ろ過寿命を検知した時に、第1浄水槽2の交換を点灯、点滅、音声等で知らせる。定流量弁8は原水圧力の外部変動に伴う原水供給量変動を一定範囲内に抑制するものである。分流部9により一次ろ過水の一定量が再生剤溶解水として再生剤添加部に供給され、一次ろ過水の大部分は、切替え弁14に供給される。
【0034】
切替え弁14に供給された一次ろ過水は第2浄水槽15aに供給される(図1の場合)。そして第2浄水槽15aにおいて、まず、不織布貼付ろ剤枠16とイオン交換樹脂層生成枠18間に収納されたイオン交換樹脂17を通過し、イオン交換樹脂の除去対象物質がイオン交換法により除去される。イオン交換樹脂の種類としては、除去対象物質により様々であるが、除去対象物質が亜硝酸性窒素及び硝酸性窒素である場合には塩化ナトリウムによる再生可能であり、原水pHにより除去性能が変化しない塩化物イオン型強塩基性アニオン交換樹脂が多く用いられる。
【0035】
イオン交換樹脂17によりろ過された水はイオン交換の際に、変動したpHをpH変化中和剤19により調整した後に切替え弁14、第2浄水槽寿命検知器23を経て、第3浄水槽24に供給される。イオン交換樹脂17に塩化物イオン型強塩基性アニオン交換樹脂を使用した場合、ろ過水のpHは酸性側に寄る傾向があり、その時のpH変化中和剤19としては、炭酸カルシウムが安全性に優れる点から多く用いられる。第2浄水槽寿命検知器23において、第2浄水槽によりろ過された二次ろ過水中の除去対象物質濃度を測定し、その濃度が一定の値に達した時に寿命と判断する。除去対象物質濃度の測定法としては、イオン選択性電極法、吸光度法、光散乱法等が一般的である。また、除去対象物質が亜硝酸性窒素及び硝酸性窒素である場合、飲料水基準が10mg/L以下であるので、寿命判断濃度は10mg/L以下に設定する。
【0036】
第3浄水槽24に供給された二次ろ過水は、空気混入防止用フェルト25を通り、細菌類除去用中空糸膜26により除菌後、水抜き弁29を経て、浄水吐出口30より吐水される。二次ろ過水中に空気が混在している場合、第3浄水槽24内で水(液相)と空気(気相)に別れ空気は上部に位置する空気抜き部28より排出される。空気が空気抜き部28より全て排出されると空気抜き部28内にあるフロートボール27(密度1より小さい)が浮力により浮き上がり、空気抜き部28出口をシールする。ここで、空気混入防止用フェルト25は、空気が二次ろ過水の流入時に細菌類除去用中空糸膜26に入ることを妨げる役目をする。また、粉末活性炭5は、前記同様に細菌類等の臭いを除去する。水抜き弁29は原水通水停止時に、開き内部に溜まった圧力及び水を素早く排出する役目をする。
【0037】
一方、分流部9で分流され、再生剤添加部10に供給された一次ろ過水の一部は、再生剤添加部10に添加された再生剤12を溶解し、再生水を生成する。再生剤としては、入手が容易でかつ安全性、溶解性に優れる塩化ナトリウム中でも食塩が多く用いられる。再生剤12の添加は、再生剤添加部蓋11を開閉することにより容易に行なえる。また、再生剤添加蓋開放時に混入する埃等の異物及び細菌類は再生水が除菌剤を含んだ再生水ろ過層13を通過する際に除去される。
【0038】
このようにして生成された再生水は切替え弁14を経て、第2浄水槽15b(図1の場合)に供給され、第2浄水槽15b内をpH中和剤19、イオン交換樹脂17の順に通過し、第2浄水槽15bの再生を行なう。再生廃液は再生水排水流路22、全排水流路31経て排水口32より排水される。第2浄水槽寿命検知器23において、第2浄水槽寿命(イオン交換性能が劣化した状態)が検知された時に、現在二次ろ過に使用している第2浄水槽15a(図1の場合)と再生が行なわれ、使用可能の状態にある第2浄水槽15b(図1の場合)の切替えが切替え弁14により、手動または自動に行なわれる。切替えが行なわれた時の流路は図3のようになる。
【0039】
また、第2浄水槽、3浄水槽内の圧力が増加した場合、第2浄水槽内にある弁体20とスプリング21からなる圧力逃がし弁が開き、内部圧力の増加を抑制する。圧力の逃がし弁から排出される水は、全排水流路31経て排水口32より排水される。
【0040】
(実施の形態2)
図4は本発明の実施の形態2における浄水器の構成図である。本実施の形態2において、実施の形態1と異なる点は再生剤溶解水が第2浄水槽通水後の二次ろ過水である点と、再生水排水流路に積算流量計33及び通水制御弁34を備えた点である。なお、実施の形態1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0041】
動作、作用を説明すると、再生剤溶解水として分流部9により第2浄水槽15aにより二次ろ過された水は、再生剤添加槽に供給され再生水を生成する。この再生水は第2浄水槽15bに供給され、再生廃液は排水流路22、積算流量計33により、積算流量を測定され、通水制御弁34、全排水流路31経て排水口32より排水される。積算流量計33により測定された積算流量が第2浄水槽内に収納されるイオン交換樹脂を再生することに必要とされる量に達した時に、通水制御弁34を閉じることにより、効率のよい再生が行なえる。
【0042】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、内部の圧力損失が安定させることができ、再生水を一定値に抑制できるため、再生が安定して行えるので、再生剤溶解槽や供給槽を特に必要としない。また、内部圧力損失増加に伴う止水性能低下を防止できるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における浄水器の構成図
【図2】 本発明の実施の形態1における浄水器の第2浄水槽の拡大図
【図3】 本発明の実施の形態1における浄水器の再生切替え時の通水経路図
【図4】 本発明の実施の形態2における浄水器の構成図
【図5】 従来の浄水器の構成図
【符号の説明】
1 原水流入口
2 第1浄水槽
3 粗ろ過用フェルト
4 活性炭層
5 粉末活性炭
6 中空糸膜
7 流量センサー
8 定流量弁
9 分流部
10 再生剤添加部
11 再生剤添加部蓋
12 再生剤
13 再生水ろ過層
14 切替え弁
15 第2浄水部
15a 第2浄水槽
15b 第2浄水槽
16 不織布貼付ろ剤枠
17 イオン交換樹脂
18 イオン交換樹脂層生成枠
19 pH変化中和剤
20 弁体
21 スプリング
22 再生水排水流路
23 第2浄水槽寿命検知器
24 第3浄水槽
25 空気混入防止用フェルト
26 細菌類除去用中空糸膜
27 フロートボール
28 空気抜き部
29 水抜き弁
30 浄水吐出口
31 全排水流路
32 排水口

Claims (9)

  1. 活性炭と中空糸膜を主材とする第1浄水槽と、その下流に配置されたイオン交換樹脂を主材とする第2浄水槽と、最下流に配置された中空糸膜を主材とする第3浄水槽を有し、前記第2浄水槽を2つ以上備えると共に、前記第2浄水槽内のイオン交換樹脂を再生するための再生剤を添加する密栓容器と、前記再生剤を溶解するための溶媒を前記密栓容器に連続的に供給する機構と、1つの前記第2浄水槽への前記第1浄水槽からの一次ろ過水通水時に、前記再生剤と前記溶媒により連続的に生成される再生水を他の前記第2浄水槽に供給する機構と、再生排液を排水する機構と、前記一次ろ過水通水される第2浄水槽と前記再生水により再生される第2浄水槽を切替える切替弁を設け、かつ前記密栓容器から前記第2浄水槽に至るまでの流路にろ過層を設けたことを特徴とする浄水器。
  2. 前記イオン交換樹脂が塩化物イオン型強塩基性アニオン交換樹脂であることを特徴とする請求項1記載の浄水器。
  3. 前記第1浄水槽流出口から前記第2浄水槽に至るまでの流路及び前記第2浄水槽内に、前記第2浄水槽内にかかる圧力を抑制する圧力抑制手段を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の浄水器。
  4. 原水流入口から浄水吐水口に至るまでの流路に流量センサーを設けたことを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の浄水器。
  5. 前記再生剤を溶解するための溶媒が前記第1浄水槽でろ過された一次ろ過水または前記第2浄水槽でろ過された二次ろ過水であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の浄水器。
  6. 原水流入口から浄水吐水口に至るまでの流路に、前記第2浄水槽の寿命検知器を設けたことを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載の浄水器。
  7. 前記ろ過層が除菌剤を含有していることを特徴とする請求項1〜6いずれかに記載の浄水器。
  8. 前記第2浄水槽によりろ過された二次ろ過水を前記第3浄水槽に供給する流路もしくは前記第3浄水槽内にエア抜き機構を設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の浄水器。
  9. 通水経路部に原水の流入停止時に、内部に溜まった圧力及び水を素早く放出するための水抜き弁を設けたことを特徴とする請求項1〜8いずれかに記載の浄水器。
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