JP5578272B2 - 浄水カートリッジおよび浄水器 - Google Patents

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Description

本発明は、浄水カートリッジおよび浄水器に関する。
従来から、中空糸膜などの多孔質ろ過膜を用いた浄水器が知られている。この浄水器は、多孔質ろ過膜により水道水などをろ過して浄化された水を得る構造となっているが、多孔質ろ過膜が目詰まりを起こして流量が減少するという問題がある。
この問題に対する対策として、たとえば、特許文献1(特開平10−235160号公報)などに示されるように、洗浄水を流入孔からケース内部に流入させ、多孔質ろ過膜の膜表面に付着・堆積した表層異物を剥離し、異物の混在する洗浄水を排出部より排出することにより膜表面を洗浄する方法がある。
特開平10−235160号公報
しかし、従来の方法では、浄化された水の流出経路を開放状態のまま洗浄すると洗浄効率が落ち、閉鎖状態で洗浄する場合は排水部および流出経路の2ヶ所にバルブを取り付け、操作を行う必要があり、操作が煩雑であり、コストも高くなるという問題点があった。
本願発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、多孔質ろ過膜の表面に付着・堆積した異物を、安価かつ簡単に除去する構成を備えた浄水カートリッジおよび浄水器を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態は、
上記特徴構成によれば、ハウジングの浄水出口とカップ部の浄水止水部とを嵌合することにより多孔質ろ過膜表面の洗浄を行い((1)の状態)、ハウジングの浄水出口とカップ部の第2の排水口を嵌合することにより水の浄化を行う((2)の状態)。これにより、浄水カートリッジの付替えのみで水の浄化と多孔質ろ過膜の洗浄の切換えが可能であり、バルブを用いないので安価に行うことができる。
本発明の浄水カートリッジの更なる特徴構成は、上記ハウジング内部に吸着剤を配した点にある。上記特徴構成によれば、多孔質ろ過膜で除去される微粒子や異物のほかに、ハウジング内部に配した吸着剤により、流入した水から残留塩素、カルキ臭、カビ臭およびトリハロメタン等の有機物、重金属およびアルミニウムなどの不純物等が吸着除去される。
本発明の浄水カートリッジの特徴構成は、ハウジングの内部に内挿された多孔質ろ過膜と、ハウジングの上部に設けられた原水入口と、ハウジングの外周に設けられた浄水出口および第1の排水口と、ハウジングの下部を収容し浄水止水部および第2の排水口を有するカップ部と、を備えた浄水カートリッジを有する点にある。これにより、浄水カートリッジの付替えのみで水の浄化と多孔質ろ過膜の洗浄の切換えが可能であり、バルブを用いないので安価に行うことができる。
本発明の浄水カートリッジの更なる特徴構成は、浄水カートリッジの取り付け状態が前記(1)又は(2)の状態であることが判別可能な印を設けた点にある。上記特徴構成によれば、浄水カートリッジの位置が水の浄化状態にあるか、多孔質ろ過膜の洗浄状態にあるかが一目で分かり、使用者が浄化した水と洗浄した水を誤って使用することを防ぐことができる。
本発明の浄水カートリッジの更なる特徴構成は、ハウジングおよびカップ部は側面部と底部を有し、浄水出口はハウジングの底部、第1の排水口はハウジングの側面部に設けられ、浄水止水部はカップ部の底部に設けた点にある。上記特徴構成によれば、浄水カートリッジが水の浄化状態にあるとき、大きな流量で水の浄化を行うことができ、水の浄化効率を大きくすることができる。また、浄水カートリッジが多孔質ろ過膜の洗浄状態にあるとき、浄水出口から洗浄水が排出されるのを、より効果的に防ぐことができる。
多孔質ろ過膜の表面に付着・堆積した異物を、安価かつ簡単に除去することが可能な浄水カートリッジおよび浄水器を提供できる。
本発明の一実施形態であるピッチャー型浄水器の概略構成を示す断面図である。 本発明の浄水カートリッジを洗浄する際の浄水カートリッジの位置を示す断面図である。 本発明の別の実施形態であるハウジング内部に吸着剤を配した浄水カートリッジの概略構成を示す断面図である。 本発明の浄水カートリッジにおいて、浄水カートリッジの位置を示す表示の一例を示す図である。 本発明の他の実施形態である浄水カートリッジの概略構成を示す断面図である。 本発明の他の実施形態である蛇口直結型浄水器の概略構成を示す図である。 本発明の他の実施形態であるアンダーシンク型浄水器を備えた浄水システムの概略構成を示す図である。 本発明の他の実施形態である据置型浄水器を備えた浄水システムの概略構成を示す図である。 本発明の他の実施形態である据置型浄水器を備えた浄水システムの概略構成を示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態について図を参照して具体的に説明する。図1において、符号1は本発明の一実施形態であるピッチャー型浄水器を示している。この浄水器1は主に本体容器2、蓋3、原水タンク4および、浄水カートリッジ5で構成されている。
本体容器2は略台形の平面形状を持つ上部が開口したケースからなり、台形の上底部分にあたる側壁面には、その高さの中ほどから上端縁に向けて傾斜した注ぎ口7が形成され、反対の側面には取っ手6が形成されている。本体容器2の下半部は、浄水貯留部10を構成する。
本体容器2には、原水タンク4が装填されている。原水タンク4は本体容器2の上部開口に嵌着するカップ型の容器からなり、その上端縁には段部8が形成されており、同段部8を本体容器2の上端開口縁に載置、係合させて本体容器2内に、その外周面と本体容器2の内周面との間に所要の間隔をおいて収納される。この原水タンク4の上部内部が原水貯留部9を構成する。
原水タンク4の底壁部中央には円形のタンクシール部11が形成され、同タンクシール部11から下方に向けてカップ部12が突設されており、このカップ部12の底部に、ハウジング17の浄水出口13と嵌合して浄水カートリッジの位置決めを行う浄水止水部14と第2の排水口15が形成されている。カップ部12に収容されるようにして、カップ部12内にはハウジング17が取付けられている。ハウジング17の底部には下方に突出するように浄水出口13が設けられている。ハウジング17の浄水出口13、又はカップ部12の浄水止水部14および第2の排水口15のいずれかにOリング又はガスケット等を嵌着する溝部を設けて、Oリング又はガスケット等により両者を密嵌させるシール構造を採用することができる。
流入する水の浄化を行う際はハウジング17の浄水出口13とカップ部12の第2の排水口15を密嵌させて使用する。この状態は、(2)の状態に該当する。この状態では、浄水は浄水貯留部10に排出される。この状態では、カップ部12には、略円柱状のハウジング17の一部がその上端縁に形成された浄水カートリッジシール部16に密嵌させている。また、下方に伸びるハウジング17の外周面にカップ部12の内壁面の一部を面接触させて収容されている。このため、原水は第1の排水口19から排出されるものの、浄水出口13と第2の排水口15の密嵌によりハウジング17とカップ部12の間の空間に密閉され、浄水貯留部10にまで排出されない。すなわち、第1の排水口19から排出された原水の一部は、ハウジング17とカップ部12間の空間に保持・止水され、原水はカップ部12の外側には排出されない。
一方、多孔質ろ過膜20の洗浄を行う際は、ハウジング17の浄水出口13とカップ部12の浄水止水部14を密嵌させて浄水出口13から浄水が排出されないようにする。そして、ハウジング17内の多孔質ろ過膜20を洗浄した洗浄水を、第1の排水口19を介してハウジング17内から排出させ、ハウジング17とカップ部12の間の空間を通し、第2の排水口15を介して浄水貯留部10に排出させる。この状態は、(1)の状態に該当する。この状態では、ハウジング17の外周面はカップ部12の内壁面と面接触せず、ハウジング17の第1の排水口19と、カップ部12の第2の排水口15は連通しているため、洗浄水を浄水貯留部10に排出させることができる。
なお、例えば、上記(1)と(2)の状態は、原水タンクから浄水カートリッジを取り外し、浄水カートリッジを180度、回転させた後、再度、原水タンクに装着させることによって行うことができる。
浄水カートリッジ5の浄水カートリッジシール部16又は原水タンク4のタンクシール部のいずれかにOリング、ガスケット等を嵌着する溝部を設けて、Oリングまたはガスケット等により両者を密嵌させるシール構造を採用することができる。また、浄水止水部14は図1では凹となっているが、凸とし、浄水出口を塞ぐ構造でもよい。
浄水カートリッジ5は上端が閉塞された略円筒状のハウジング17を備え、閉塞された上端部には原水入口18が形成されている。前記ハウジングの側面部には、第1の排水口19を形成している。一方、ハウジング17の底部の一部が開口しており、下方に突出した浄水出口13を構成している。ハウジング17内部には多孔質ろ過膜20がポッティング材21により固定され、多孔質ろ過膜の開口端部を浄水出口13に一致させて装着されている。ポッティング材21としては、食品用途に使用でき十分な接着強度を有していれば特に制限無く使用することができ、例えば、ウレタン系、エポキシ系、シリコン系等のポッティング材を適宜使用することができる。
なお、多孔質ろ過膜としては、その形態、構造、材質、寸法等、特に制限無く使用することができ、例えば、中空糸膜、平膜等を必要に応じ適宜使用することができる。多孔質ろ過膜の材質としては、特に制限はされないが、例えば、ポリオレフィン、ポリスルフォン、ポリビニルアルコール、セルロース、ポリアクリロニトリル、ポリアミド、ポリイミド、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン等を用いることができる。また、疎水性の中空糸膜を用いる場合には、親水化処理をして用いることができる。
また、多孔質ろ過膜としては、例えば、水道水、井戸水等の浄化においては、平均孔径0.01〜0.3μm、空孔率20〜95%、膜厚0.01〜2mmのものを用いることが好ましい。平均孔径が0.01μmよりも小さいとろ過流束が不足し、0.3μmよりも大きいと分離性能が不足する。また、空孔率が20%よりも小さいとろ過流束が不足し、95%よりも大きいと強度が不足する。また、多孔質ろ過膜の形態が中空糸膜の場合は、外径が0.1〜5mmであることが好ましい。外径が0.1mmよりも小さいと、中空糸膜内部を流れる水の通水抵抗が大きくなり、5mmを超えると耐圧性の低下やコンパクトさを失う。
なお、この浄水器1を使用した原水の浄化は、以下のように行われる。まず、図1に示すように、原水タンク4の原水貯留部9に原水を貯めて、原水が浄水カートリッジ5に形成された原水入口18からハウジング17内に導入される。この原水は多孔質ろ過膜20に浸入し、多孔質ろ過膜20を通過する間に浄化され、浄水となる。この浄水は多孔質ろ過膜20の開口端部から浄水出口13に吐出され、第2の排水口15から排水され、浄水貯留部10に浄水が溜まる。なお、この際、ハウジング17の外周部に開口した第1の排水口19から原水が排出されるが、ハウジング17とカップ部12の間の空間に保持され、浄水貯留部10にまで排出されない。
図2は、本発明の多孔質ろ過膜表面の洗浄を行う際の原水タンク4および浄水カートリッジ5の断面図である。多孔質ろ過膜の洗浄を行う際は、カップ部12の浄水止水部14とハウジング17の浄水出口13を密嵌させて使用する。まず、洗浄水を原水貯留部9に貯めて、洗浄水が浄水カートリッジ5に形成された原水入口18からハウジング17内に導入される。この洗浄水が多孔質ろ過膜20の表面に堆積・付着している異物を除去洗浄する。この洗浄した後の洗浄水が第1の排水口19から吐出され、ハウジング17とカップ部12の間の空間を通って、最終的に第2の排水口15から排水される。この多孔質ろ過膜洗浄時は、浄水出口13が浄水止水部14によって密閉されており水が排出されないので、多孔質ろ過膜を原水は通過せず、流入した洗浄水はすべて第1の排水口19から排出されるので洗浄効率は高くなる。
図3(a)は、本発明の浄水カートリッジの一部の他の例を示す断面図である。浄水カートリッジ5は上端が閉塞された略円筒状のハウジング17を備え、閉塞された上端部には原水入口18が形成されている。原水入口18にはフィルター22が配されている。更にハウジングの側面部には、第1の排水口19を形成している。一方、ハウジング17の底部の一部が開口しており、浄水出口13を構成している。更に浄水カートリッジ5の略中央にフィルター23が配され、ハウジング17の内部が上下に仕切られている。ハウジング17の内部の上半部には吸着剤24が充填されており、下半部には多孔質ろ過膜20がポッティング材21により固定された多孔質ろ過膜の開口端部を浄水出口13に一致させて装着されている。フィルター23は吸着剤24が第1の排水口19から流出するのを防ぐために設けているので、第1の排水口19にフィルターを配してもよい。
吸着剤は特に限定されるものではなく、例えば、活性炭、分子吸着樹脂、ゼオライト、モレキュラーシーブ、キレート樹脂、イオン交換樹脂、コーラルサンド、麦飯石、医王石、トルマリン、骨炭、ヒドロキシアパタイト、ケイ酸チタニウムなどを使用することができる。
このような浄水カートリッジを用いると、多孔質ろ過膜による細菌類、濁度成分の除去に加えて、上記吸着剤によりカルキ臭、カビ臭およびトリハロメタン等の有機物、重金属およびアルミニウム等の不純物を、吸着剤の種類に応じた物質の除去も同時に行える。
図3(b)は吸着剤24を多孔質ろ過膜20の下流側に、図3(c)は多孔質ろ過膜20の上流および下流の両方に配している。図3(b)の構造は、洗浄水が吸着剤24に接触せず、洗浄時に吸着剤24の能力低下を防ぐことができる。また、図3(c)の構造ならば、吸着剤24が再生可能なもの、例えば、イオン交換樹脂を上流側に配している場合、塩化ナトリウム水溶液を洗浄水として用いれば、イオン交換樹脂の再生と多孔質ろ過膜20の洗浄を同時に行うことができる。
図4は浄水カートリッジの位置を示す表示の一例を示す図である。浄水カートリッジ5の浄水出口13が図1のようにカップ部12の第2の排水口15と密嵌している場合は、図4(a)のように浄水カートリッジ5の上面の矢印25が原水タンク内に書かれた「浄水」の方を指す。また、浄水カートリッジ5の浄水出口13が図2のようにカップ部12の浄水止水部14と密嵌している場合は、図4(b)のように浄水カートリッジ5の上面の矢印25が原水タンク内に書かれた「洗浄」の方を指し、使用時の浄水カートリッジの位置を示し、使用者が誤って使用することにより、洗浄水を飲んでしまうことを未然に防ぐことができる。これは、一例であり、矢印は星型など他の絵や図を用いてもよい。また、「浄水」などの文字も、絵や図を用いて使用者に知らせる方法を用いてもよい。
図5は、本発明の浄水器で使用される浄水カートリッジの他の例を示す断面図である。浄水カートリッジ5は原水入口18を有する略円筒状のハウジング17及びハウジング17を収容するカップ部12の上部を閉塞するキャップ46を備え、キャップ46の上端部にはキャップ入口26が形成されている。キャップ入口26から流入した原水または洗浄水は、原水入口18を通してハウジング17内に導入される。キャップ46は、カップ部12の開口部と着脱自在な嵌合構造を有し、バヨネット式、ネジ式、カプラー式等の形態を有することができる。キャップ入口26にはフィルター22が配されている。更にハウジング17の側面部には、第1の排水口19を形成している。一方、ハウジング17の底部の一部が開口しており、浄水出口13を構成している。ハウジング17の内部の上半部には吸着剤24が充填されており、下半部にはポッティング材21により固定された多孔質ろ過膜20の開口端部を浄水出口13に一致させて装着されている。図5に示すように、吸着剤24が浄水出口13から流出するのを防ぐ目的で浄水出口13にフィルター23を配してもよい。
図6は、図5の浄水カートリッジ5を備えた蛇口直結型浄水器の一例を示す図である。この浄水器は、水道の蛇口と接続する蛇口取付部30を有する流路切換部31と浄水カートリッジ5とから構成されている。水道水は、蛇口取付部30で水道の蛇口と連結されることにより原水受入口32から流路切換部31内部に導入される。導入された水道水は流路切換レバー33の操作により、水道水を浄化せずにそのまま吐出する原水吐出口(図示せず)と、浄水カートリッジ5とに、選択的に切り換えられ送水される。浄水カートリッジ5に流入した水道水は、吸着剤24、および多孔質ろ過膜20を順に通過し濾過され、浄水として第2の排水口15より吐出される。なお、図6は水を浄化する状態を示しているが、浄水カートリッジ5内の多孔質ろ過膜20の洗浄を行う場合には、上述したように、カップ部12をキャップ46から取り外して、浄水カートリッジ5の浄水出口13を、浄水止水部14により密嵌させれば良い。
図7は、図5の浄水カートリッジ5を備えたアンダーシンク型浄水器の一例を示す図である。この浄水器は、キャップ入口26と第2の排水口15とを有していて、その内部に吸着剤、および多孔質ろ過膜を内蔵して構成してある浄水カートリッジ5を、流し台45の下方に配置する浄水システムである。浄水カートリッジ5のキャップ入口26には継手38を介して浄水器入口側配管35を、又第2の排水口15には継手39を介して浄水器出口側配管36を、それぞれ着脱可能に接続してある。浄水器出口側配管36は、浄水用ノズル40につながっており、給水栓41をまわすことによって、浄水カートリッジ5で浄化された浄水が浄水用ノズル40から流れるようになっている。更に、浄水器入口側配管35の上流側に給水栓(図示せず)を配置し、この給水栓の入口には水道水の導管34を接続してある。
図8は、図5の浄水カートリッジ5を備えた据置型浄水器の一例を示す図である。なお、図中の矢印「→」は、水の流れる方向を示している。後述する図9についても同様である。この浄水器は、浄水カートリッジ5と、キャップ46のキャップ入口26に接続された被処理水供給管43、浄水カートリッジ5の第2の排水口15に接続された処理水吐出管44、とを具備して概略構成される。
また、図5の浄水5を備えた据置型浄水器はこれに限らず、図9のように、浄水カートリッジ5のように被処理水供給管43と処理水吐出管44を配置しても良い。
1 浄水器
2 本体容器
3 蓋
4 原水タンク
5 浄水カートリッジ
6 取っ手
7 注ぎ口
8 段部
9 原水貯留部
10 浄水貯留部
11 タンクシール部
12 カップ部
13 浄水出口
14 浄水止水部
15 第2の排水口
16 浄水カートリッジシール部
17 ハウジング
18 原水入口
19 第1の排水口
20 多孔質ろ過膜
21 ポッティング材
22 フィルター
23 フィルター
24 吸着剤
25 矢印
26 キャップ入口
30 蛇口取付部
31 流路切換部
32 原水受入口
33 流路切換レバー
34 水道水の導管
35 浄水器入口側配管
36 浄水器出口側配管
38、39 継手
40 浄水用ノズル
41 給水栓
43 被処理水供給管
44 処理水吐出管
45 流し台
46 キャップ

Claims (5)

  1. ハウジングの内部に内挿された多孔質ろ過膜、
    前記ハウジングの上部に設けられた原水入口、
    前記ハウジングの底部に設けられた浄水出口、
    前記ハウジングの側面部に設けられた第1の排水口、
    を備えた浄水カートリッジであって、
    前記ハウジングの下部は、カップ部及び原水貯留部を備えた原水タンクの前記カップ部に収容され、
    前記カップ部は浄水止水部および第2の排水口を有し、
    下記(1)と(2)の状態の切替えが可能である浄水カートリッジ。
    (1)前記ハウジングの浄水出口と前記カップ部の浄水止水部を嵌合させ、前記ハウジングの第1の排水口と前記カップ部の第2の排水口を連通させる、
    (2)前記ハウジングの浄水出口と前記カップ部の第2の排水口を嵌合させる。
  2. 前記ハウジングの内部に吸着剤を配した、請求項1に記載の浄水カートリッジ。
  3. 請求項1または2に記載の浄水カートリッジと、
    原水貯留部と前記カップ部を有し、前記ハウジングを収容する原水タンクと、
    前記浄水カートリッジ及び原水タンクが装填された本体容器と、
    を有する浄水器。
  4. 前記浄水カートリッジの取り付け状態が前記(1)又は(2)の状態であることが判別可能な印を設けた、請求項3に記載の浄水器。
  5. ハウジングの内部に内挿された多孔質ろ過膜、
    前記ハウジングの上部に設けられた原水入口、
    前記ハウジングの底部に設けられた浄水出口、
    前記ハウジングの側面部に設けられた第1の排水口、
    を備えた浄水カートリッジと、
    浄水止水部および第2の排水口が設けられたカップ部と、
    を備えた浄水器において、
    前記ハウジングの下部は前記カップ部に収容され、
    下記(1)と(2)の状態の切替えが可能である浄水器。
    (1)前記ハウジングの浄水出口と前記カップ部の浄水止水部を嵌合させ、前記ハウジングの第1の排水口と前記カップ部の第2の排水口を連通させる、
    (2)前記ハウジングの浄水出口と前記カップ部の第2の排水口を嵌合させる。
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