JP3955193B2 - 屋内用手摺りとその製造法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は握り持ち使用上の滑り止め機能を有する屋内用手摺りと、その簡易な製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】
握り持ち使用上の滑り止め機能を有する手摺り(製品)としては特開平8−326257号が、又その製造法としては特開平8−199755号と同8−258184号、同9−1619号並びに同9−41611号が各々提案されている。
【0003】
茲に、製造法の公知発明は基本的に悉く同一であるため、今特開平8−199755号を代表例に挙げて言えば、この滑り止め付き手摺りの製造法では、硬質合成樹脂中空部材(8)の外周面へ、その中空部材(8)が第1金型(2)の通過中に、第1押出成形機(1)からの合成樹脂による被着層(9)を圧接成形し、引き続き第2金型(4)の通過中において、第2押出成形機(3)からの同効質な合成樹脂を上記被着層(9)の外周面一部へ、可変駆動装置(6)のシャッター昇降金型(5)により、厚肉突出部(10)と薄肉凹弧部(11)とが順次交互する凹凸被膜部(12)として成形し、その後冷却水槽(13)に通過させて冷却固化し、最後に定尺切断機(15)で切断するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような製造法は言わば中空三重管となる押出成形法であり、その第1金型(2)の合成樹脂と第2金型(4)の合成樹脂とが同効質のものでなければ、目的の滑り止め付き手摺りとして成形することができず、しかも第1、2金型(2)(4)や第1、2押出成形機(1)(3)、可変駆動装置(6)、これにより昇降作動されるシャッター昇降金型(5)などから成る著しく特殊・高価な大型設備を要する問題がある。
【0005】
又、上記シャッター昇降金型(5)の昇降作動速度を制御することによって、凹凸被膜部(12)における厚肉突出部(10)と薄肉凹弧部(11)とが交互する間隔ピッチを調整できるとしても、その間隔ピッチをアット・ランダム(不均等)に変えることまではできない。
【0006】
まして、厚肉突出部(10)と薄肉凹弧部(11)とを上記中空部材(8)の長手方向に沿う二列として点在分布させたり、その二列での交互する千鳥状態に点在分布させたり、局部集中的に点在分布させたりすることは到底不可能であって、施工場所に適応した多品種の滑り止め付き手摺りを得ることができない。
【0007】
上記製造法により押出成形された製品−手摺りとしても、同効質の合成樹脂のみから成る関係上、長くなると撓み変形しやすく、又手摺り受けブラケットと安定・強固に結合一体化することが困難である。その補強のために、上記中空部材(8)の内部へ金属管体(16)を挿入するとすれば、その別個な挿入作業を要するばかりでなく、いたづらに重量化してしまうことになる。
【0008】
更に、上記手摺りは合成樹脂からの押出成形品として、施工上屈曲させることができず、その屈曲した施工状態を得るためには、いたづらに多くの継ぎ手を要し、しかもその継ぎ手が露出する結果、非常に見苦しくなり、施工場所に制約を受ける問題もある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような諸問題の改良を企図しており、その屋内用手摺りとしての構成上、第1に施工するための必要な一定長さにカットされたアルミ押出管から成り、複数の小ネジ植え付け用バカ孔をそのアルミ押出管の長手方向に沿う一列での点在分布するそれと、その一列と一定角度だけ交叉する別な一列での点在分布するそれとが交互する千鳥状態に開口させて、径大な頭部が凸曲面をなす小ネジのネジ軸部を上記植え付け用バカ孔へ各々タッピング加工する如くねじ込み固定することにより、その小ネジの頭部が上記アルミ押出管の外周面から一定高さだけ張り出された芯体と、
【0010】
ポリオレフィン系熱可塑性合成樹脂エラストマーの再生材とバージン材から、その再生材が相対的に厚肉な軟質の中芯層となる一方、バージン材が極薄な半硬質の外皮層となり、しかも内径が上記芯体の外径よりも若干小さく、全体厚みが同じく芯体の厚みよりもかなり厚い中空二重管の構造に押出成形されたカバーチューブとを備え、
【0011】
そのカバーチューブを上記芯体の全体へ人為強制的に通し込み一体化して、上記小ネジの頭部と対応位置する部分から、その頭部の凸曲面に基く滑り止め用ハンプを表出させ、その表出したハンプが壁面への裏向きとなるように、建物の壁面へ取り付け施工することを特徴とし、
【0012】
第2に、施工するための必要な一定長さにカットされたアルミ押出管から成り、その屈曲予定部が残余のストレート本体部と同径以下の外径を有する凸部と、凹部との交互するベローズ又はコルゲートとして賦形され、他方ストレート本体部の長手方向に沿って点在分布状態に開口する複数の小ネジ植え付け用バカ孔へ、径大な頭部が凸曲面をなす小ネジのネジ軸部を各々タッピング加工する如くねじ込み固定することにより、その小ネジの頭部が上記ストレート本体部の外周面から一定高さだけ張り出された芯体と、
【0013】
ポリオレフィン系熱可塑性合成樹脂エラストマーの再生材とバージン材から、その再生材が相対的に厚肉な軟質の中芯層となる一方、バージン材が極薄な半硬質の外皮層となり、しかも内径が上記芯体の外径よりも若干小さく、全体厚みが同じく芯体の厚みよりもかなり厚い中空二重管の構造に押出成形されたカバーチューブとを備え、
【0014】
上記芯体を屈曲予定部から屈曲させる前のストレート形態において、その芯体の全体へ人為強制的にカバーチューブを通し込み一体化して、上記小ネジの頭部と対応位置する部分から、その頭部の凸曲面に基く滑り止め用ハンプを表出させ、
【0015】
上記芯体の屈曲予定部から目的とする屈曲角度に屈曲させると共に、上記ストレート本体部の中途部や端部を建物の壁面へ取り付け施工することを特徴とする。
【0016】
又、上記屋内用手摺りの製造法として、第1に80 cm までの一定長さにカットされたアルミ押出管へ複数の小ネジ植え付け用バカ孔を、そのアルミ押出管の長手方向に沿う一列での点在分布するそれと、その一列と一定角度だけ交叉する別な一列での点在分布するそれとが交互する千鳥状態に開口形成した芯体と、
【0017】
ポリオレフィン系熱可塑性合成樹脂エラストマーの再生材とバージン材から、その再生材が相対的に厚肉な軟質の中芯層となる一方、バージン材が極薄な半硬質の外皮層となり、しかも内径が上記芯体の外径よりも若干小さく、全体厚みが同じく芯体の厚みよりもかなり厚い中空二重管の構造に押出成形されたカバーチューブとを用意して、
【0018】
径大な頭部が凸曲面をなす小ネジのネジ軸部を、上記芯体の小ネジ植え付け用バカ孔へ各々タッピング加工する如くねじ込み固定することにより、その小ネジの頭部を芯体の外周面から一定高さだけ張り出す状態に保った後、
【0019】
上記芯体の外周面を湿し水により拭いた上、その芯体へ人手作業により上記カバーチューブを強制的に押し込んで、そのカバーチューブの膨張に伴なう復元収縮力により芯体の全体へ密着一体化させて、上記小ネジの頭部と対応位置する部分から、その頭部の凸曲面に基く滑り止め用ハンプを表出させることを特徴とし、
【0020】
第2に、80 cm 〜4mの一定長さにカットされたアルミ押出管へ複数の小ネジ植え付け用バカ孔を、そのアルミ押出管の長手方向に沿う一列での点在分布するそれと、その一列と一定角度だけ交叉する別な一列での点在分布するそれとが交互する千鳥状態に開口形成した芯体と、
【0021】
ポリオレフィン系熱可塑性合成樹脂エラストマーの再生材とバージン材から、その再生材が相対的に厚肉な軟質の中芯層となる一方、バージン材が極薄な半硬質の外皮層となり、しかも内径が上記芯体の外径よりも若干小さく、全体厚みが同じく芯体の厚みよりもかなり厚い中空二重管の構造に押出成形されたカバーチューブとを用意して、
【0022】
径大な頭部が凸曲面をなす小ネジのネジ軸部を、上記芯体の小ネジ植え付け用バカ孔へ各々タッピング加工する如くねじ込み固定することにより、その小ネジの頭部を芯体の外周面から一定高さだけ張り出す状態に保った後、
【0023】
上記芯体の開口一端部を気密に受け止め固定した上、予備状態に加熱しておいた上記カバーチューブを、その芯体の開口他端部からカバーチューブへ圧送する空気の内圧により膨張させ乍ら、人手作業により強制的に押し込んで、その後の冷却により芯体の全体へ密着一体化させて、上記小ネジの頭部と対応位置する部分から、その頭部の凸曲面に基く滑り止め用ハンプを表出させることを特徴とするものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基いて本発明の詳細を説明すると、先ず図1〜5はその本発明の第1実施形態として、ストレート型の屋内用手摺り(H)を示しており、(10)は一定の外径(D)(例えば約25 mm )と厚み(T)(例えば約1〜2 mm )を備えたアルミ押出管から成る芯体であって、施工上必要な約40〜80 cm の一定長さ(L1)に予じめカットされている。
【0025】
(11)は上記芯体(10)の長手方向に沿って適当な間隔ピッチ(P)を保つ点在分布状態に開口形成された複数の小ネジ植え付け用バカ孔であるが、その芯体(10)の長手方向に沿う一列での点在分布するそれと、その一列と一定の交叉角度(α)を保つ別な一列での点在分布するそれとが交互する千鳥状態として、その2列のバカ孔同志が位相変化されている。(12)はその各バカ孔(11)へ植え付けられる小ネジの複数であって、ネジ軸部(12a)とこれよりも径大な凸曲面をなす頭部(12b)とを有している。
【0026】
そして、その小ネジ(12)のネジ軸部(12a)が上記アルミ押出管から成る芯体(10)の小ネジ植え付け用バカ孔(11)へ、各々タッピング加工する如くねじ込み固定され、同じく小ネジ(12)の径大な頭部(12b)が上記芯体(10)の外周面から張り出すようになっている。その張り出す一定高さ(h)は約2〜4 mm である。
【0027】
他方、(16)は上記芯体(10)への全体的に通し込まれるカバーチューブであるが、これはポリオレフィン系熱可塑性合成樹脂エラストマーの再生材とバージン材から図1〜3のように、その再生材が相対的に厚肉な軟質の中芯層(16a)となる一方、バージン材が極薄な半硬質の外皮層(16b)となる中空二重管の構造に押出成形されている。
【0028】
しかも、そのカバーチューブ(16)の内径(d)は上記芯体(10)の外径(D)よりも若干小さい寸法であり、又同じくカバーチューブ(16)の全体厚み(t)は例えば約3〜4 mm として、上記芯体(10)の厚み(T)よりもかなり厚く寸法化されている。更に、カバーチューブ(16)の外皮層(16b)には単一の着色カラー、又は図5のような木目柄や抽象柄などの着色模様(17)が施されてもいる。
【0029】
その結果、全体厚み(t)が芯体(10)の厚み(T)よりも厚いカバーチューブ(16)を、上記再生材の併用によって安価に量産することができるほか、そのポリオレフィン系熱可塑性合成樹脂エラストマーの適度な弾力性とも相俟って、手摺り(H)を握り持つ使用上の馴染み良いソフト感を与え得る利点がある。
【0030】
上記のようにカバーチューブ(16)の内径(d)は、芯体(10)の外径(D)よりも若干小さく寸法化されている関係上、これを芯体(10)のアルミ押出管へ通し込むに当っては、その芯体(10)の外周面を湿し水により拭いた上、これを図6のように受け止めた状態のもとで、手作業によりカバーチューブ(16)を芯体(10)へ強制的に押し込めば良い。
【0031】
そうすれば、カバーチューブ(16)は自己の弾力性により芯体(10)の外周面を滑動し、その膨張の復元的な収縮力により芯体(10)へ自づと固着一体化することになる。その際、芯体(10)に予じめ植え込み固定された上記小ネジ(12)の径大な頭部( 12b)は、その凸曲面として芯体(10)の外周面から張り出しているため、これにカバーチューブ(16)が受け止められてしまうこともなく、その芯体(10)への全体的に通し込むことができるのである。
【0032】
その通し込み完了状態では図1〜3から明白なように、カバーチューブ(16)が上記小ネジ(12)の頭部(12b)と密着して、これらとの対応位置する部分においてのみ、その頭部(12b)の凸曲面に基く滑り止め用ハンプ(18)として表出し、そのハンプ(18)との相対的に陥没したディンプル(19)と交互する波型に仕上がることとなる。しかも、上記ハンプ(18)は点在分布するため、芯体(10)に対するカバーチューブ(16)の爾後的な空転防止と抜け止めにも役立つ。
【0033】
この点、施工上必要な一定長さ(L1)が先に示した数値(約40〜80 cm )として比較的短かければ、芯体(10)の外周面へ湿し水を与える程度でも、その芯体(10)への全体的にカバーチューブ(16)を通し込み一体化し得るが、その一定長さ(L1)が約1m以上として長くなる場合には、カバーチューブ(16)を膨張促進できる予備状態に加熱しておく一方、芯体(10)の開口一端部を気密に受け止め固定した上、その芯体(10)の開口他端部からカバーチューブ(16)を強制的に押し込むと共に、その際芯体(10)の開口他端部からカバーチューブ(16)の内部へ空気を圧送して、その空気の内圧により上記予備加熱状態にあるカバーチューブ(16)を膨張させ乍ら、芯体(10)の全体長さ(L1)に亘って通し込み、最後にカバーチューブ(16)を自然冷却又は強制冷却すれば良い。約4mの一定長さ(L1)までは、このような方法の採用によって、人手作業でもカバーチューブ(16)を芯体(10)への全体的に無理なく通し込むことができる。
【0034】
何れにしても、上記滑り止め用ハンプ(18)の隣り合う間隔ピッチ(P)については、握り持つ手の指を仕切る程度のほぼ均等に寸法化することが好ましい。又、上記小ネジ(12)は芯体(10)の外径(D)に応じて、その頭部(12b)も含む外径寸法の大小変化したそれを、自由に選択使用することができる。
【0035】
上記第1実施形態に示した約40〜80 cm の一定長さ(L1)を有する比較的短かいストレート型の手摺り(H)は、図7〜11のような玄関の上がり框や浴室、便所などの壁面(W)へ、縦型に取り付け施工されることにより、立ち上がり動作の補助用として特に有効となる。その滑り止め用ハンプ(18)は握り持ち手の指先と対応して、手摺り(H)から壁面(W)への裏向きに位置決めされる。
【0036】
このようなストレート型手摺り(H)の端部を上記壁面(W)へ支持させる場合には、その芯体(10)の開口端部へ金属又は硬質合成樹脂(例えば商品名:ジュラコン)から成る盲栓(20)を埋設一体化しておく。(21)はその盲栓(20)の抜け止め用皿ビス又はノックピンである。
【0037】
そして、その後の施工時に上記手摺り(H)の端部を、図10、11に例示するようなエルボ型の手摺り受けブラケット(B1)へ差し込んで、径方向から上記盲栓(20)まで螺入締結する皿ビス(22)により、そのブラケット(B1)と固定一体化すれば良い。
【0038】
次に、図12〜15は本発明の第2実施形態として、予定部分から屈曲させて施工できる屋内用手摺り(H)を示している。この手摺り(H)の芯体(10)もアルミ押出管から成り、その屈曲予定部(10a)が目的の屈曲角度(β)に必要な一定長さ(L2)分だけ、ベローズ又はコルゲート(23)として、その凹部(23a)と凸部(23b)の交互する波型に賦形されている。
【0039】
(10b)は上記芯体(10)におけるその余のストレート本体部を示しており、ここに複数の小ネジ(12)が点在分布状態として植え付け固定されている。その植え付け上の具体的な構成は上記第1実施形態と実質的に同一であるため、図1〜6と対応する符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略する。
【0040】
このような第2実施形態の手摺り(H)では、その屈曲予定部(10a)の凸部(23b)が芯体(10)におけるストレート本体部(10b)の外周面から張り出すと、カバーチューブ(16)の通し込みに支障を与えるため、その凸部(23b)の外周面はストレート本体部(10b)のそれと等しいか、又はこれよりも若干小さい外径寸法に設定されている。
【0041】
そして、上記芯体(10)が屈曲予定部(10a)から屈曲される前のストレートな形態において、その芯体(10)への全体的にカバーチューブ(16)が通し込み一体化されることとなる。そのカバーチューブ(16)の材質や通し込み方法なども、図1〜6に示した上記第1実施形態と同じである。
【0042】
その場合、カバーチューブ(16)の一定な厚み(t)は上記したとおり、芯体(10)の厚み(T)よりもかなり厚く寸法化されているため、これによって屈曲予定部(10a)のベローズ又はコルゲート(23)が効果的に吸収され、その凹部(23a)と凸部(23b)が手摺り(H)から表出するおそれはなく、その握り持ち使用上の違和感を与えない状態に保たれる。
【0043】
他方、芯体(10)のストレート本体部(10b)と対応する位置からは、図1〜6の上記第1実施形態と同様にして、その複数の小ネジ(12)により生成された滑り止め用ハンプ(18)が表出し、そのディンプル(19)との交互する波型を呈することになる。
【0044】
このような第2実施形態の手摺り(H)は、施工時にその芯体(10)の屈曲予定部(10a)から目的とする屈曲角度(β)に屈曲されると共に、同じくストレート本体部(10b)の中途部や端部が適当な各種の手摺り受けブラケット(B2)を介して、建物の壁面(W)へ取り付け使用される。
【0045】
この点、図16、17は浴室や便所にふさわしい手摺り(H)として、その芯体(10)における中途部と両端近傍部との合計3個所に賦形されたベローズ又はコルゲート(23)から、正面視のほぼL字型に屈曲された施工例を示しており、その壁面(W)への裏向く手摺り(H)の開口両端部には、図18のようなエンドキャップ(24)が被着一体化されている。
【0046】
何れにしても、滑り止め用ハンプ(18)が芯体(10)へ植え付けられる小ネジ(12)によって、手摺り(H)から表出するようになっているため、その手摺り(H)が第2実施形態のようなL字型として屈曲施工される場合、これの縦片部(Hy)のみに上記滑り止め用ハンプ(18)を設けることも可能である。
【0047】
【発明の効果】
以上のように、本発明の屋内用手摺り(H)では施工するための必要な一定長さ(L1)にカットされたアルミ押出管から成り、複数の小ネジ植え付け用バカ孔(11)をそのアルミ押出管の長手方向に沿う一列での点在分布するそれと、その一列と一定角度(α)だけ交叉する別な一列での点在分布するそれとが交互する千鳥状態に開口させて、径大な頭部(12b)が凸曲面をなす小ネジ(12)のネジ軸部(12a)を上記植え付け用バ カ孔(11)へ各々タッピング加工する如くねじ込み固定することにより、その小ネジ(12)の頭部(12b)が上記アルミ押出管の外周面から一定高さ(h)だけ張り出された芯体(10)と、
【0048】
ポリオレフィン系熱可塑性合成樹脂エラストマーの再生材とバージン材から、その再生材が相対的に厚肉な軟質の中芯層(16a)となる一方、バージン材が極薄な半硬質の外皮層(16b)となり、しかも内径(d)が上記芯体(10)の外径(D)よりも若干小さく、全体厚み(t)が同じく芯体(10)の厚み(T)よりもかなり厚い中空二重管の構造に押出成形されたカバーチューブ(16)とを備え、
【0049】
そのカバーチューブ(16)を上記芯体(10)の全体へ人為強制的に通し込み一体化して、上記小ネジ(12)の頭部(12b)と対応位置する部分から、その頭部(12b)の凸曲面に基く滑り止め用ハンプ(18)を表出させ、その表出したハンプ(18)が壁面(W)への裏向きとなるように、建物の壁面(W)へ取り付け施工するようになっているため、冒頭に述べた従来技術の諸問題を容易に解決でき、特に立ち上がり動作を補助する必要がある玄関の上がり框や浴室、便所などの壁面(W)へ、縦型に取り付け施工される手摺り(H)として著しく有効となる。
【0050】
又、芯体(10)が比較的軟質な金属のアルミ押出管から成るため、これに開口分布する小ネジ植え付け用バカ孔(11)へ、ありふれた小ネジ(12)のネジ軸部(12a)をタッピング加工する如く、誰でも容易にすばやく植え付け固定することができる。
【0051】
しかも、その小ネジ(12)の径大な頭部(12b)は凸曲面として芯体(10)の外周面から張り出すため、これにカバーチューブ(16)が受け止められてしまうこともなく、そのカバーチューブ(16)を人手作業によって芯体(10)への全体的に通し込むことができ、上記頭部(12b)の凸曲面に基き手摺り(H)から表出される滑り止め用ハンプ(18)は、点在分布することになるため、芯体(10)に対するカバーチューブ(16)の爾後的な空転防止と抜け止めにも役立つのである。
【0052】
更に、カバーチューブ(16)はポリオレフィン系熱可塑性合成樹脂エラストマーの再生材から成る厚肉な軟質の中芯層(16a)と、同じくバージン材から成る極薄な半硬質の外皮層(16b)とから、中空二重管の構造に押出成形されたものであるため、その再生材の併用によって安価に量産できるほか、そのエラストマーの適度な弾力性とも相俟ち、手摺り(H)としての握り持ち使用上、馴染み良いソフト感を与え得る効果もある。
【0053】
請求項2の構成を採用するならば、滑り止め用ハンプ(18)が表出する手摺り(H)を施工場所に応じて、その屈曲予定部(10a)のベローズ又はコルゲート(23)から目的とする屈曲角度(β)に屈曲させることができ、各種施工場所への対応性と利便性が向上する。
【0054】
その場合、カバーチューブ(16)は適度な弾力性を有するポリオレフィン系熱可塑性合成樹脂エラストマーから成り、その全体厚み(t)が芯体(10)の厚み(T)よりもかなり厚く寸法化されているため、屈曲予定部(10a)のベローズ又はコルゲート(23)を自づと効果的に吸収でき、その凹部(23a)と凸部(23b)が手摺り(H)から表出するおそれもなく、握り持ち使用上の違和感を完全に無くせるのである。
【0055】
請求項3や請求項4に記載された本発明の製造法では、冒頭に述べた従来技術のような特殊・高価な大型設備が不要であり、80 cm までの一定長さ(L1)や80 cm 〜4mの一定長さ(L1)にカットされた芯体(10)の採用とも相俟って、その芯体(10)へ人手作業のもとにカバーチューブ(16)を通し込み一体化することができ、目的の屋内用 手摺り(H)を容易に製造し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る屋内用手摺りの第1実施形態を示す側断面図である。
【図2】 図1の一部を拡大して示す断面図である。
【図3】 図2の3−3線に沿う拡大断面図である。
【図4】 小ネジが植え付けられた状態の芯体を示す斜面図である。
【図5】 カバーチューブを示す斜面図である。
【図6】 芯体に対するカバーチューブの通し込み作業状態を示す側断面図である。
【図7】 玄関に対する手摺りの施工例を示す斜面図である。
【図8】 図7の手摺りを抽出して示す拡大背面図である。
【図9】 図8の9−9線断面図である。
【図10】 図9の一部を拡大して示す取付状態の断面図である。
【図11】 図10の11−11線断面図である。
【図12】 本発明に係る屋内用手摺りの第2実施形態を示す側断面図である。
【図13】 図12の一部を拡大して示す断面図である。
【図14】 図13の14−14線断面図である。
【図15】 図13の15−15線断面図である。
【図16】 浴槽に対する手摺りの施工例を示す斜面図である。
【図17】 便所に対する手摺りの施工例を示す斜面図である。
【図18】 図16の一部を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
(10)・芯体
(10a)・屈曲予定部
(10b)・ストレート本体部
(11)・植え付け用バカ孔
(12)・小ネジ
(12a)・ネジ軸部
(12b)・頭部
(16)・カバーチューブ
(16a)・中芯層
(16b)・外皮層
(17)・着色模様
(18)・滑り止め用ハンプ
(19)・ディンプル
(23)・ベローズ(コルゲート)
(23a)・凹部
(23b)・凸部
(D)・芯体の外径
(d)・カバーチューブの内径
(H)・手摺り
(L1)・手摺りの長さ
(P)・間隔ピッチ
(T)・芯体の厚み
(t)・カバーチューブの厚み
(h)・張り出し高さ
(α)・交叉角度
(β)・屈曲角度
Claims (4)
- 施工するための必要な一定長さ(L1)にカットされたアルミ押出管から成り、複数の小ネジ植え付け用バカ孔(11)をそのアルミ押出管の長手方向に沿う一列での点在分布するそれと、その一列と一定角度(α)だけ交叉する別な一列での点在分布するそれとが交互する千鳥状態に開口させて、径大な頭部(12b)が凸曲面をなす小ネジ(12)のネジ軸部(12a)を上記植え付け用バカ孔(11)へ各々タッピング加工する如くねじ込み固定することにより、その小ネジ(12)の頭部(12b)が上記アルミ押出管の外周面から一定高さ(h)だけ張り出された芯体(10)と、
ポリオレフィン系熱可塑性合成樹脂エラストマーの再生材とバージン材から、その再生材が相対的に厚肉な軟質の中芯層(16a)となる一方、バージン材が極薄な半硬質の外皮層(16b)となり、しかも内径(d)が上記芯体(10)の外径(D)よりも若干小さく、全体厚み(t)が同じく芯体(10)の厚み(T)よりもかなり厚い中空二重管の構造に押出成形されたカバーチューブ(16)とを備え、
そのカバーチューブ(16)を上記芯体(10)の全体へ人為強制的に通し込み一体化して、上記小ネジ(12)の頭部(12b)と対応位置する部分から、その頭部(12b)の凸曲面に基く滑り止め用ハンプ(18)を表出させ、その表出したハンプ(18)が壁面(W)への裏向きとなるように、建物の壁面(W)へ取り付け施工することを特徴とする屋内用手摺り。 - 施工するための必要な一定長さ(L1)にカットされたアルミ押出管から成り、その屈曲予定部(10a)が残余のストレート本体部(10b)と同径以下の外径を有する凸部(23b)と、凹部(23a)との交互するベローズ又はコルゲート(23)として賦形され、他方ストレート本体部(10b)の長手方向に沿って点在分布状態に開口する複数の小ネジ植え付け用バカ孔(11)へ、径大な頭部(12b)が凸曲面をなす小ネジ(12)のネジ軸部(12a)を各々タッピング加工する如くねじ込み固定することにより、その小ネジ(12)の頭部(12b)が上記ストレート本体部(10b)の外周面から一定高さ(h)だけ張り出された芯体(10)と、
ポリオレフィン系熱可塑性合成樹脂エラストマーの再生材とバージン材から、その再生材が相対的に厚肉な軟質の中芯層(16a)となる一方、バージン材が極薄な半硬質の外皮層(16b)となり、しかも内径(d)が上記芯体(10)の外径(D)よりも若干小さく、全体厚み(t)が同じく芯体(10)の厚み(T)よりもかなり厚い中空二重管の構造に押出成形されたカバーチューブ(16)とを備え、
上記芯体(10)を屈曲予定部(10a)から屈曲させる前のストレート形態において、その芯体(10)の全体へ人為強制的にカバーチューブ(16)を通し込み一体化して、上記小ネジ(12)の頭部(12b)と対応位置する部分から、その頭部(12b)の凸曲面に基く滑り止め用ハンプ(18)を表出させ、
上記芯体(10)の屈曲予定部(10a)から目的とする屈曲角度(β)に屈曲させると共に、上記ストレート本体部(10b)の中途部や端部を建物の壁面(W)へ取り付け施工することを特徴とする屋内用手摺り。 - 80 cm までの一定長さ(L1)にカットされたアルミ押出管へ複数の小ネジ植え付け用バカ孔(11)を、そのアルミ押出管の長手方向に沿う一列での点在分布するそれと、その一列と一定角度(α)だけ交叉する別な一列での点在分布するそれとが交互する千鳥状態に開口形成した芯体(10)と、
ポリオレフィン系熱可塑性合成樹脂エラストマーの再生材とバージン材から、その再生材が相対的に厚肉な軟質の中芯層(16a)となる一方、バージン材が極薄な半硬質の外皮層(16b)となり、しかも内径(d)が上記芯体(10)の外径(D)よりも若干小さく、全体厚み(t)が同じく芯体(10)の厚み(T)よりもかなり厚い中空二重管の構造に押出成形されたカバーチューブ(16)とを用意して、
径大な頭部(12b)が凸曲面をなす小ネジ(12)のネジ軸部(12a)を、上記芯体(10)の小ネジ植え付け用バカ孔(11)へ各々タッピング加工する如くねじ込み固定することにより、その小ネジ(12)の頭部(12b)を芯体(10)の外周面から一定高さ(h)だけ張り出す状態に保った後、
上記芯体(10)の外周面を湿し水により拭いた上、その芯体(10)へ人手作業により上記カバーチューブ(16)を強制的に押し込んで、そのカバーチューブ(16)の膨張に伴なう復元収縮力により芯体(10)の全体へ密着一体化させて、上記小ネジ(12)の頭部(12b)と対応位置する部分から、その頭部(12b)の凸曲面に基く滑り止め用ハンプ(18)を表出させることを特徴とする屋内用手摺りの製造法。 - 80cm〜4mの一定長さ(L1)にカットされたアルミ押出管へ複数の小ネジ植え付け用バカ孔(11)を、そのアルミ押出管の長手方向に沿う一列での点在分布するそれと、その一列と一定角度(α)だけ交叉する別な一列での点在分布するそれとが交互する千鳥状態に開口形成した芯体(10)と、
ポリオレフィン系熱可塑性合成樹脂エラストマーの再生材とバージン材から、その再生材が相対的に厚肉な軟質の中芯層(16a)となる一方、バージン材が極薄な半硬質の外皮層(16b)となり、しかも内径(d)が上記芯体(10)の外径(D)よりも若干小さく、全体厚み(t)が同じく芯体(10)の厚み(T)よりもかなり厚い中空二重管の構造に押出成形されたカバーチューブ(16)とを用意して、
径大な頭部(12b)が凸曲面をなす小ネジ(12)のネジ軸部(12a)を、上記芯体(10)の小ネジ植え付け用バカ孔(11)へ各々タッピング加工する如くねじ込み固定することにより、その小ネジ(12)の頭部(12b)を芯体(10)の外周面から一定高さ(h)だけ張り出す状態に保った後、
上記芯体(10)の開口一端部を気密に受け止め固定した上、予備状態に加熱しておいた上記カバーチューブ(16)を、その芯体(10)の開口他端部からカバーチューブ(16)へ圧送する空気の内圧により膨張させ乍ら、人手作業により強制的に押し込んで、その後の冷却により芯体(10)の全体へ密着一体化させて、上記小ネジ(12)の頭部(12b)と対応位置する部分から、その頭部(12b)の凸曲面に基く滑り止め用ハンプ(18)を表出させることを特徴とする屋内用手摺りの製造法。
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