JP2838770B2 - 建築用手摺の製造方法 - Google Patents
建築用手摺の製造方法Info
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- JP2838770B2 JP2838770B2 JP34091494A JP34091494A JP2838770B2 JP 2838770 B2 JP2838770 B2 JP 2838770B2 JP 34091494 A JP34091494 A JP 34091494A JP 34091494 A JP34091494 A JP 34091494A JP 2838770 B2 JP2838770 B2 JP 2838770B2
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- Japan
- Prior art keywords
- mold
- handrail
- die
- metal pipe
- synthetic resin
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- Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、建築物の階段、廊下
及びその他の各場所に装着される金属パイプ製の手摺の
外周面の一部に滑り止めの役目と装飾とを達成するため
の凹凸状となる厚肉突出部を連続形成する建築用手摺の
製造方法に関するものである。
及びその他の各場所に装着される金属パイプ製の手摺の
外周面の一部に滑り止めの役目と装飾とを達成するため
の凹凸状となる厚肉突出部を連続形成する建築用手摺の
製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来この種の建築用の階段、廊下等の構
造物に使用する手摺は、木材を長手方向の円形状に形成
したものか、金属パイプを直接使用するものか、又は金
属パイプの外周に合成樹脂を被着したものを手摺として
使用するものが一般的に知られている。
造物に使用する手摺は、木材を長手方向の円形状に形成
したものか、金属パイプを直接使用するものか、又は金
属パイプの外周に合成樹脂を被着したものを手摺として
使用するものが一般的に知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の手摺における木
材製のものは、外周表面に凹凸の形状を削設し、滑り止
めの役目を果たすものも散見されるが、木製のために強
度が非常に弱体化されると共に、製作に手間が係り、且
つカビ等が容易に発生すると云う欠点がある。また、金
属パイプ製のものは非常に滑り易く、打ち当たると怪我
や切傷等が生じ、危険となる等の欠点があつた。この発
明は、この様な従来の欠点を解決するためのもので、そ
の主たる目的とする所は、中心に金属パイプを使用する
が、その送行中の金属パイプに対して、一台の押し出し
成型機の金型ダイスの内部を通過中に合成樹脂によつて
全外周に被膜層を形成すると共に、その被膜層の外周の
長手方向の一部に滑り止めとなる凹凸状の厚肉突出部を
所定間隔を設けて連続して成型する。また、使用する合
成樹脂の内部にカビの発生を防止する抗菌剤を添加する
ことによつて、表面に発生するカビによる不快感を取り
除くことである。
材製のものは、外周表面に凹凸の形状を削設し、滑り止
めの役目を果たすものも散見されるが、木製のために強
度が非常に弱体化されると共に、製作に手間が係り、且
つカビ等が容易に発生すると云う欠点がある。また、金
属パイプ製のものは非常に滑り易く、打ち当たると怪我
や切傷等が生じ、危険となる等の欠点があつた。この発
明は、この様な従来の欠点を解決するためのもので、そ
の主たる目的とする所は、中心に金属パイプを使用する
が、その送行中の金属パイプに対して、一台の押し出し
成型機の金型ダイスの内部を通過中に合成樹脂によつて
全外周に被膜層を形成すると共に、その被膜層の外周の
長手方向の一部に滑り止めとなる凹凸状の厚肉突出部を
所定間隔を設けて連続して成型する。また、使用する合
成樹脂の内部にカビの発生を防止する抗菌剤を添加する
ことによつて、表面に発生するカビによる不快感を取り
除くことである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の建築用手摺の製造法においては、送行さ
れる金属パイプに対して、押し出し成型機よりの合成樹
脂が金型ダイスを通過中に該押し出し成型機よりのポリ
オレフイン系樹脂、塩化ビニール、ポリスチレン、ナイ
ロン等の合成樹脂を以て被膜層を成型すると同時に該金
型ダイスの出口部に設けた可変駆動装置による昇降シヤ
ツター金型によつて該被膜層の表面の長手方向における
一部に厚みを変化させて所定間隔を設けて厚肉突出部を
形成し、滑り止め用の凹凸部を形成する。また、上記使
用する合成樹脂等の内部にカビの発生防止用の抗菌剤を
添加したものを使用するものである。
に、この発明の建築用手摺の製造法においては、送行さ
れる金属パイプに対して、押し出し成型機よりの合成樹
脂が金型ダイスを通過中に該押し出し成型機よりのポリ
オレフイン系樹脂、塩化ビニール、ポリスチレン、ナイ
ロン等の合成樹脂を以て被膜層を成型すると同時に該金
型ダイスの出口部に設けた可変駆動装置による昇降シヤ
ツター金型によつて該被膜層の表面の長手方向における
一部に厚みを変化させて所定間隔を設けて厚肉突出部を
形成し、滑り止め用の凹凸部を形成する。また、上記使
用する合成樹脂等の内部にカビの発生防止用の抗菌剤を
添加したものを使用するものである。
【０００５】
【実施例】次に、この発明による実施例を図面を参照し
て説明すると、（１）は完成された手摺を示し、この手
摺（１）を成型するには、水平方向より金型ダイス
（３）に送行される各種の所定径の金属パイプ（８）が
該金型ダイス（３）の内部を通過中に押し出し成型機
（２）より溶融されたポリオレフイン系樹脂、塩化ビニ
ール、ポリスチレン、ナイロン等の合成樹脂が流通管
（１５）を通じて金型ダイス（３）の内部で該金属パイ
プ（８）の外周面に所定の厚さの被膜層（９）を長手方
向に連続圧接成型すると同時に、金型ダイス（３）の出
口に位置する可変駆動装置（５）の昇降杆（７）の下部
に連結されている昇降シヤツター金型（６）の昇降作動
によつて長手方向の一部に対し、厚みを変化させる厚肉
突出部（１０）（１０）……を所定間隔を設けて凹凸模
様を連続的に成型してある。
て説明すると、（１）は完成された手摺を示し、この手
摺（１）を成型するには、水平方向より金型ダイス
（３）に送行される各種の所定径の金属パイプ（８）が
該金型ダイス（３）の内部を通過中に押し出し成型機
（２）より溶融されたポリオレフイン系樹脂、塩化ビニ
ール、ポリスチレン、ナイロン等の合成樹脂が流通管
（１５）を通じて金型ダイス（３）の内部で該金属パイ
プ（８）の外周面に所定の厚さの被膜層（９）を長手方
向に連続圧接成型すると同時に、金型ダイス（３）の出
口に位置する可変駆動装置（５）の昇降杆（７）の下部
に連結されている昇降シヤツター金型（６）の昇降作動
によつて長手方向の一部に対し、厚みを変化させる厚肉
突出部（１０）（１０）……を所定間隔を設けて凹凸模
様を連続的に成型してある。
【０００６】前記厚肉突出部（１０）（１０）……を設
けて成型された手摺（１）は、その後前進して冷却水槽
（１２）内を通過し、引出し機（１３）を経て定尺切断
機（１４）により所定寸法に切断して手摺を製造するも
のである。
けて成型された手摺（１）は、その後前進して冷却水槽
（１２）内を通過し、引出し機（１３）を経て定尺切断
機（１４）により所定寸法に切断して手摺を製造するも
のである。
【０００７】更に、請求項１で述べている合成樹脂の構
成材料であるオレフイン系合成樹脂、塩化ビニール、ポ
リスチレン、ナイロン等の材料の内部に手摺の表面に発
生するカビを防止するための抗菌剤を添加混合したもの
を使用するものである。なお、符号（１６）は押し出し
成型機（２）のホツパーを示したものである。
成材料であるオレフイン系合成樹脂、塩化ビニール、ポ
リスチレン、ナイロン等の材料の内部に手摺の表面に発
生するカビを防止するための抗菌剤を添加混合したもの
を使用するものである。なお、符号（１６）は押し出し
成型機（２）のホツパーを示したものである。
【０００８】
【作用】この発明は、上記の如くであり、今この製造法
の作動状態を説明すると、押し出し成型機（２）より供
給されるポリオレフイン系樹脂等の各合成樹脂は、金型
ダイス（３）を通過する金属パイプ（８）の外周全面に
被膜層（９）を成型すると同時に、金型ダイス（３）の
出口部に設けた可変駆動装置（５）よりの昇降杆（７）
の下端に設けた昇降シヤツター金型（６）の昇降作動に
よつて該被膜層（９）の上部に波状的な所定間隔を設け
た厚肉突出部（１０）（１０）を連続的に成型すること
によつて長手方向の一部に手摺の滑り止め部を形成する
ものである。その後、冷却水槽（１２）で冷却し、引出
し機（１３）を経て定尺切断機（１４）によつて所定寸
法に切断製造して各種の建築用の滑り止め付手摺として
使用するものである。
の作動状態を説明すると、押し出し成型機（２）より供
給されるポリオレフイン系樹脂等の各合成樹脂は、金型
ダイス（３）を通過する金属パイプ（８）の外周全面に
被膜層（９）を成型すると同時に、金型ダイス（３）の
出口部に設けた可変駆動装置（５）よりの昇降杆（７）
の下端に設けた昇降シヤツター金型（６）の昇降作動に
よつて該被膜層（９）の上部に波状的な所定間隔を設け
た厚肉突出部（１０）（１０）を連続的に成型すること
によつて長手方向の一部に手摺の滑り止め部を形成する
ものである。その後、冷却水槽（１２）で冷却し、引出
し機（１３）を経て定尺切断機（１４）によつて所定寸
法に切断製造して各種の建築用の滑り止め付手摺として
使用するものである。
【０００９】
【発明の効果】以上の如く、この発明によれば従来の金
属パイプ又は金属パイプに合成樹脂を被着したものと異
なつて、手摺の握りが確実で滑りがなく、安定感と良好
な感触があると共に、著しく美観に優れた効果がある。
また、従来の木製のものと比較すると著しく形状に優
れ、且つ強靭化されると共に、カビの発生がなく長期間
に亘つて安心して使用できる手摺が製造できる。そし
て、送行される金属パイプが金型ダイス内部を進行中に
一台の押し出し成型機よりのポリオレフイン系樹脂、塩
化ビニール、ポリスチレン、ナイロン等よりなる合成樹
脂によつて金属パイプの外周に被膜層を成型すると同時
に出口部において長手方向の一部に波状を形成する昇降
シヤツター金型の昇降作動によつて滑り止めとなる厚肉
突出部が交互に連続して容易にでき、且つ昇降シヤツタ
ー金型の昇降速度の調整により握り部となる凹凸の大小
が自由に選定できる便利な効果がある。また、該昇降シ
ヤツター金型の形状を適宜変更することによつて各種形
状の厚肉突出部が成型できると云う便利な効果もある。
属パイプ又は金属パイプに合成樹脂を被着したものと異
なつて、手摺の握りが確実で滑りがなく、安定感と良好
な感触があると共に、著しく美観に優れた効果がある。
また、従来の木製のものと比較すると著しく形状に優
れ、且つ強靭化されると共に、カビの発生がなく長期間
に亘つて安心して使用できる手摺が製造できる。そし
て、送行される金属パイプが金型ダイス内部を進行中に
一台の押し出し成型機よりのポリオレフイン系樹脂、塩
化ビニール、ポリスチレン、ナイロン等よりなる合成樹
脂によつて金属パイプの外周に被膜層を成型すると同時
に出口部において長手方向の一部に波状を形成する昇降
シヤツター金型の昇降作動によつて滑り止めとなる厚肉
突出部が交互に連続して容易にでき、且つ昇降シヤツタ
ー金型の昇降速度の調整により握り部となる凹凸の大小
が自由に選定できる便利な効果がある。また、該昇降シ
ヤツター金型の形状を適宜変更することによつて各種形
状の厚肉突出部が成型できると云う便利な効果もある。
【００１０】更に、金型ダイスより押し出し成型された
手摺は、冷却水槽を経て連続的に引き出して定尺切断機
によつて切断することにより、製作上に面倒な手間を要
せず、一台の金型ダイスによつて強固で美しい手摺が容
易確実に製造できる等の効果がある。また、該被着層と
厚肉突出部との合成樹脂の内部にカビの発生を防止する
抗菌剤を添加したことによつて、湿度の高い場所に使用
してもカビ等の生ずる憂いがなく、長期間に亘つて美観
を維持できると云う効果がある。
手摺は、冷却水槽を経て連続的に引き出して定尺切断機
によつて切断することにより、製作上に面倒な手間を要
せず、一台の金型ダイスによつて強固で美しい手摺が容
易確実に製造できる等の効果がある。また、該被着層と
厚肉突出部との合成樹脂の内部にカビの発生を防止する
抗菌剤を添加したことによつて、湿度の高い場所に使用
してもカビ等の生ずる憂いがなく、長期間に亘つて美観
を維持できると云う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の一部欠除した製造行程を示す側面図
である。
である。
【図２】同じく金型ダイス部分の一部欠除した拡大斜面
図である。
図である。
【図３】同じくこの発明の金属パイプの縦断面図であ
る。
る。
【図４】同じくこの発明の図２Ｃ−Ｃ線の金属パイプの
外周に被膜層を被着した状態の断面図である。
外周に被膜層を被着した状態の断面図である。
【図５】同じ図２Ｂ−Ｂ線の厚肉突出部が形成された状
態の断面図である。
態の断面図である。
１ 手摺 ２ 押し出し成型機 ３ 金型ダイス ５ 可変駆動装置 ６ 昇降シヤツター金型 ７ 昇降杆 ８ 金属パイプ ９ 被膜層 １０ 厚肉突出部 １２ 冷却水槽 １３ 引出し機 １４ 定尺切断機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) E04F 11/18 B29C 47/02 B29C 47/20
Claims (2)
- 【請求項１】 送行する各種の金属パイプ（８）は、金
型ダイス（３）の内部通過時に該金属パイプ（８）の表
面に押し出し成型機（２）よりのポリオレフイン系樹
脂、塩化ビニール、ポリスチレン、ナイロン等の合成樹
脂を以て被膜層（９）を成型すると同時に、該金型ダイ
ス（３）の出口部で可変駆動装置（５）による昇降シヤ
ツター金型（６）の昇降作用によつて該被膜層（９）の
表面の長手方向の一部に厚みを変化させる厚肉突出部
（１０）（１０）を所定間隔を設けて連続的に成型する
ことを特徴とした建築用手摺の製造方法。 - 【請求項２】 請求項１のポリオレフイン系樹脂、塩化
ビニール、ポリスチレン、ナイロン等の合成樹脂の内部
にカビの発生を防止する抗菌剤を添加したことを特徴と
する請求項１の建築用手摺の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34091494A JP2838770B2 (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 建築用手摺の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34091494A JP2838770B2 (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 建築用手摺の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08177191A JPH08177191A (ja) | 1996-07-09 |
| JP2838770B2 true JP2838770B2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=18341471
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34091494A Expired - Lifetime JP2838770B2 (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 建築用手摺の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2838770B2 (ja) |
-
1994
- 1994-12-26 JP JP34091494A patent/JP2838770B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08177191A (ja) | 1996-07-09 |
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