JP3953395B2 - 成形品取出機 - Google Patents

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【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、可逆転駆動機構の停止保持装置を備えた成形品取出機に関する。
【0002】
【従来技術】
例えば成形品取出機においてチャックを反転回動させる駆動機構として、電動モータが連結された駆動歯車に、出力軸が連結された従動歯車を噛み合わせて電動モータの駆動に伴って出力軸を往復反転回動してチャックを垂直位置と水平位置の間で反転回動させている。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】
特開平2001−62844号公報(図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
該駆動機構にあっては、電動モータの通電OFF時に、出力軸側の負荷により電動モータが自由に回転するため、出力軸に設けられた部材を所定の位置に停止保持させるには、電動モータに制動シューにより出力軸を拘束して停止状態を保持する機械式制動機構を組み込む必要があるが、電動モータに制動機構を組み込むことから電動モータ自体が重量化及び大型化する問題を有している。
【0005】
特に、可動体に上記駆動機構を備えた場合にあっては、可動体自体が重量化して移動応答性が悪くなると共に該可動体を高速移動させるには、高出力の駆動部材(電動モータ)を使用する必要があり、可動体を備えた装置自体が大型化及び高コスト化する問題を有している。
【0006】
また、電動モータを直流拘束して制動する電気式制動機構を備えた駆動機構にあっては、機械式制動機構を備えた電動モータに比べて大型化及び重量化を回避できるが、電動モータに対し、回転子を直流拘束するための電力を通電しなければならず、電動モータの電力消費が増大する問題を有している。
【0007】
特に、樹脂成形機から成形品を取出す成形品取出機の内、先端部に成形品を保持する保持部材を取り付けたチャックが設けられる旋回アームを旋回移動して成形品を取出す成形品取出機の旋回アーム駆動機構に、上記した駆動機構を採用した場合、電動モータの電源OFF時に、旋回アームが自重により下方へ移動して金型等の他の部材に接触し、チャックや金型を破損させるおそれがあった。
【0008】
また、チャックを少なくとも上下方向へ移動して成形品を取出す直線移動形式の成形品取出機の昇降機構に、上記した駆動機構を採用した場合、電動モータの電源OFF時にチャックが自重により下降して金型等の他の部材に接触し、チャックや金型を破損させるおそれがあった。
【0009】
更に、上記した旋回形の成形品取出機や直線移動形の成形品取出機にあっては、チャックの保持面が金型のパーティング面に相対する垂直位置と、その保持面を下方に向ける水平位置との間で反転回動させる反転姿勢制御装置を備えている。この反転姿勢制御装置のチャック回動機構に上記した駆動機構を採用した場合、反転姿勢制御装置の電源OFF時にはチャックが自重により回動して金型や他の部材に接触し、これらを破損させるおそれがある。
【0010】
特に、反転姿勢制御装置にあっては、狭小空間である金型間に進入するチャックを取り付けるため、装置自体を大型化するのを回避する必要上、機械式制動機構を備えた電動モータを使用できなかった。
【0011】
本発明は、上記した従来の欠点を解決するために発明されたものであり、その課題とする処は、可逆転駆動機構の小型化及び軽量化を図りながら電動モータへの通電遮断時には出力軸の回転を確実に停止保持することができる可逆転駆動機構の停止保持装置を備えた成形品取出機を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1は、先端部に成形品を保持する保持部材を設けたチャックが取り付けられた旋回アームを樹脂成形機の金型間と樹脂成形機外の間で旋回移動して成形品を取出す成形品取出機において、旋回アームを旋回させる可逆転駆動機構は、電動モータが連結され、外周に多数の歯を有した駆動回転体と、旋回アームの基端部が固定される出力軸に連結され、外周に多数の歯を有した従動回転体と、駆動回転体及び従動回転体に張設される歯付きベルトと、駆動回転体及び従動回転体の少なくとも一方の歯に係合して回転規制する回転規制部材と、回転規制部材を、歯に対する係合位置及び非係合位置の間で移動する作動部材とを備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項2は、先端部に成形品を保持する保持部材を設けたチャックが取り付けられた旋回アームを樹脂成形機の金型間と樹脂成形機外の間で旋回移動して成形品を取出す成形品取出機において、旋回アームを旋回させる可逆転駆動機構は、
電動モータが連結され、外周に多数の歯を有した駆動回転体と、旋回アームの基端部が固定される出力軸に連結され、外周に多数の歯を有した従動回転体と、駆動回転体及び従動回転体に張設される歯付きベルトと、駆動回転体及び従動回転体の少なくとも一方の歯に係合して回転規制する回転規制部材と、回転規制部材を、歯に対する係合位置及び非係合位置の間で移動する作動部材とを備えたことを特徴とする。
【0014】
請求項4は、先端部に成形品を保持する保持部材を設けたチャックが取り付けられた旋回アームを樹脂成形機の金型間と樹脂成形機外の間で旋回移動して成形品を取出す成形品取出機において、旋回アームには、保持部材が樹脂成形機の可動金型に相対する垂直位置と下方を向く水平位置の間で反転回動させる反転姿勢制御装置を介してチャックを取付けると共に、該反転姿勢制御装置は、電動モータが連結され、外周に多数の歯を有した駆動回転体と、チャックが固定される出力軸に連結され、外周に多数の歯を有した従動回転体と、駆動回転体及び従動回転体に張設される歯付きベルトと、駆動回転体及び従動回転体の少なくとも一方の歯に係合して回転規制する回転規制部材と、回転規制部材を、歯に対する係合位置及び非係合位置の間で移動する作動部材とを備えた可逆転駆動機構からなることを特徴とする。
また、請求項5は、下端部に成形品を保持する保持部材を設けたチャックが取り付けられた昇降アームを、少なくとも樹脂成形機の金型間と金型上方との間で昇降させて成形品を取出す成形品取出機において、昇降アームには、保持部材が樹脂成形機の可動金型に相対する垂直位置と下方を向く水平位置の間で反転回動させる反転姿勢制御装置を介してチャックを取付けると共に、該反転姿勢制御装置は、電動モータが連結され、外周に多数の歯を有した駆動回転体と、チャックが固定される出力軸に連結され、外周に多数の歯を有した従動回転体と、駆動回転体及び従動回転体に張設される歯付きベルトと、駆動回転体及び従動回転体の少なくとも一方の歯に係合して回転規制する回転規制部材と、回転規制部材を、歯に対する係合位置及び非係合位置の間で移動する作動部材とを備えた可逆転駆動機構からなることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施形態】
以下、本発明の実施形態を図に従って説明する。
実施形態1
図1及び図2において、成形品取出機1の本体フレーム3は樹脂成形機(図示せず)の固定側プラテン5の上面に固着され、該本体フレーム3には可動体7が樹脂成形機の軸線方向(前後方向)へ移動可能に支持される。
【0016】
該可動体7は上記した前後方向に軸線を有して本体フレーム3に回転可能に軸支され、一方端部にサーボモータ等の前後電動モータ9が連結された送りねじをナット部(いずれも図示せず)に噛み合わせて前後電動モータ9の駆動に伴って回転する送りねじにより前後方向へ移動させる。
【0017】
可動体7には回転駆動機構13が設けられる。即ち、回転駆動機構13の駆動フレーム15には駆動側歯付きプーリ17及び従動側歯付きプーリ19が適宜の間隔をおいて回転可能に軸支され、これら駆動側歯付きプーリ17及び従動側歯付きプーリ19にはタイミングベルト等の歯付きベルト21が取り付けられている。
【0018】
また、駆動側歯付きプーリ17にはサーボモータ等の旋回用電動モータ23が連結され、該旋回用電動モータ23の駆動に伴って従動側歯付きプーリ19を正逆方向へ回転させる。
従動側歯付きプーリ19には多数の歯車列や遊転歯車等からなる減速機構(図示せず)を設けて出力軸27が連結されている。該出力軸27は上記した前後方向に軸線を有し、その出力側軸端部には旋回アーム29の基端部が固定される。
【0019】
該旋回アーム29の先端部には複数の吸着部材31が取り付けられたチャック33が、必要に応じて反転姿勢制御部材35を設けて取り付けられる。該反転姿勢制御部材35はチャック33を吸着部材31が樹脂成形機の可動金型パーティング面に相対する垂直位置と吸着部材31が下方を向く水平位置との間で反転回動させる。
【0020】
駆動側歯付きプーリ17側の駆動フレーム15には回転規制装置37が取り付けられる。該回転規制装置37は作動軸39aを所定のストロークで往復移動させるエアーシリンダや電磁ソレノイド等の作動部材39と、該作動軸39aの軸端部に取り付けられ、駆動側歯付きプーリ17の歯17aに係合する爪40aを有したストッパー40とから構成される。
【0021】
次に、成形品取出機1の取出し作用及び旋回規制作用を説明する。
成形品取出機1の電源スイッチがON操作されると、先ず、前後電動モータ9を回転駆動して可動体7を後方向(樹脂成形機の固定金型に近づく方向)へ移動して前後方向のホームポジションに位置させる。同様に、旋回用電動モータ23を駆動して旋回アーム29を金型間から離脱する方向へ移動して旋回ポジションへ移動した状態で待機させる。
【0022】
そして樹脂成形機から型開完了信号(固定金型から可動金型が離間完了したことを指示する信号)が成形品取出機1に入力されると、旋回用電動モータ23を駆動制御して旋回アーム29を、チャック33が型開した金型間に進入するように所定の角度で旋回させた後、可動体7を駆動制御してチャック33を金型内に保持された成形品に近接する位置へ移動させる。
【0023】
この状態にて樹脂成形機のエゼクタ指示信号に基づいて可動金型内から突き出された成形品がチャック33の吸着部材31に保持されると、可動体7を逆転駆動制御してチャック33を金型から離間した後退位置へ移動して可動金型内から成形品を完全に抜き出した後に、旋回用電動モータ23を逆転駆動制御して旋回アーム29を所定の角度で旋回して成形品を保持したチャック33を金型間から抜き出させる。
【0024】
この状態にて反転姿勢制御部材35を作動してチャック33を水平位置へ反転させて吸着部材31に保持された成形品を搬出コンベヤや搬出シュータの移載面に相対させた後、吸着部材31による成形品の保持を解除して取出し動作を完了し、樹脂成形機から次の型開完了信号が入力されるまで待機させる。尚、取出し待機時には反転姿勢制御部材35を逆転作動してチャック33を垂直位置に反転回動させる。
【0025】
上記した成形品取出し動作の終了後に電源スイッチがOFF操作されると、図3に示すように旋回用電動モータ23に対する通電を遮断するタイミングより若干早いタイミングで作動部材39を作動してストッパー40を駆動側歯付きプーリ17側へ移動して爪40aを歯17aに係合させて駆動側歯付きプーリ17を回転不能にさせる。
これにより旋回アーム29が、その自重により自由旋回するのを規制してチャック33が樹脂成形機や近くの部材等に衝突して損傷するのを防止することができる。
【0026】
実施形態2
図4及び図5において、成形品取出機41の本体フレーム43は樹脂成形機(図示せず)の軸線直交方向(左右方向)へ延出し、その基台部43aが樹脂成形機の固定側プラテン45の上面に固定される。
【0027】
本体フレーム43には第1走行体47が上記左右方向へ移動可能に支持され、該第1走行体47に樹脂成形機の軸線方向(前後方向)へ延出して設けられた前後フレーム49には前後走行体51が前後方向へ移動可能に支持されている。該前後走行体51にはチャック53の昇降距離にほぼ一致する長さの昇降フレーム55が昇降可能に支持され、該昇降フレーム55の下部には樹脂成形機の可動金型に相対する面に複数の吸着部材やクランプ部材等の保持部材53aが設けられたチャック53が反転姿勢制御部材54を設けて取り付けられる。
【0028】
そして昇降フレーム55には前後走行体51に設けられた昇降駆動装置57が連結されている。即ち、前後走行体51にはサーボモータ等の電動モータ59に連結された歯付き駆動回転体61及び歯付き従動回転体63が設けられ、該歯付き駆動回転体61及び歯付き従動回転体63間にはタイミングベルト等の歯付きベルト65が設けられている。
【0029】
そして歯付き従動回転体63には歯車列等からなる減速機構(図示せず)を介して出力軸69が連結され、該出力軸69には歯付き回転体71が設けられている。
【0030】
一方、昇降フレーム55の上部及び下部間には有端状のタイミングベルト等の歯付きベルト73の各端部が固定され、該歯付きベルト73には歯付き回転体71が噛み合わされている。尚、図中の符号75a・75bは歯付きベルト73を歯付き回転体71に巻き付けるための転向ロールである。
【0031】
上記前後走行体51には回転規制部材77が設けられている。該回転規制部材77はエアーシリンダや電磁ソレノイド等の作動部材79の軸79aに、歯付き駆動回転体61の外周に設けられた歯61aに係合可能な爪81aを有したストッパー81を取り付けた構造からなる。
【0032】
尚、本体フレーム43に対して第1走行体47を、また前後フレーム49に対して前後走行体51を夫々往復移動させる駆動機構としては、電動モータに連結されて回転する送りねじにナットを噛み合わせた送りねじ駆動機構、所定の長さからなる有端ベルトに電動モータの回転軸に設けられた歯付き回転体を噛み合わせた有端ベルト駆動機構、一方に電動モータが連結された一対の回転体に張設される無端ベルトの一部を可動部に固定した無端ベルト駆動機構(いずれも図示せず)の何れであってもよい。また、電動モータ自体を固定子と可動子から構成したリニアモータであってもよい。
【0033】
また、昇降フレーム55を昇降させる昇降駆動機構としては、図6に示すように前後走行体51にチャック53の昇降距離とほぼ一致する高さの垂直フレーム83を立設し、該垂直フレーム83の上部及び下部に回転するように設けた歯付きプーリ85a・85bに、無端状の歯付きベルト87を取り付ける。そして下部の歯付きプーリ85bに上記した昇降駆動装置57を連結すると共に歯付きベルト87の一部を昇降フレーム55に固定して昇降駆動装置57の駆動に伴って昇降フレーム55を昇降させる構造であってもよい。
【0034】
上記成形品取出機41にあっては、左右方向へ移動する第1走行体47、前後方向へ移動する前後走行体51及び昇降する昇降フレーム55によりチャック53を、樹脂成形機の金型位置と樹脂成形機外の操作側または反操作側に設定される解放位置との間で三次元方向へ移動制御して樹脂成形機から成形品を取出す。
【0035】
そして上記成形品取出機41において、電源スイッチ(図示せず)がOFF操作された際に、昇降フレーム55はその自重により歯付き駆動回転体61及び歯付き従動回転体63を介して電動モータ59を遊転させて下降し、チャック53が樹脂成形機やこの周囲に配置される各種装置に衝突するおそれがある。
【0036】
これを防止するため、成形品取出機41の電源スイッチがOFF操作されると、図7に示すように電動モータ59への通電を遮断するタイミングより若干早いタイミングで作動部材79を作動してストッパー81を移動してその爪81aを歯付き駆動回転体61の歯61aに係合させることにより回転不能にさせる。
【0037】
これにより成形品取出機41の電源スイッチOFF時に、昇降フレーム55が自重により電動モータ59を逆回転させて下降するのを規制し、チャック53や樹脂成形機の金型が損傷するのを防止することができる。
【0038】
実施形態3
上記した実施形態1における旋回アーム29の先端部や実施形態2における昇降フレーム55の下端部に取り付けられるチャック33・53は該チャック33・53の向きを反転させる可逆転駆動機構からなる反転姿勢制御部材35・54を設けて取り付けられる。
【0039】
該反転姿勢制御部材35・54としては、図8に示すようにチャック取付けフレーム82の上部及び下部に駆動側歯付き回転体83及び従動側歯付き回転体85を回転可能に取り付け、一方の駆動側歯付き回転体83にはサーボモータ等の反転用電動モータ87を連結する。
【0040】
そして駆動側歯付き回転体83及び従動側歯付き回転体85には夫々の外周に形成された歯83a・85aに噛み合う歯付きベルト89が取り付けられる。また、従動側歯付き回転体85の従動軸85bには歯車列から構成される減速機構(図示せず)を設けて反転回動軸91が連結される。そして該反転回動軸91にはチャック33・53の上部が着脱可能に固定される。
【0041】
駆動側歯付き回転体83側のチャック取付けフレーム82には回転規制部材93が取り付けられる。該回転規制部材93は上記した回転規制装置37・77と同様にエアーシリンダや電磁ソレノイド等の作動部材95の作動軸95aに、駆動側歯付き回転体83の外周に形成された歯83aに係合する爪97aを有したストッパー97を取り付けた構造からなる。
【0042】
通常は、反転用電動モータ87を回転駆動してチャック33・53の成形品保持面が垂直状態になるように反転回動軸91を回動させる。この状態にてチャック33・53を金型間に進入させて成形品を保持させた後、樹脂成形機外の解放位置へ移動させる。
【0043】
そしてチャック33・53が解放位置へ移動されると、反転用電動モータ87を駆動して反転回動軸91を約90°回動してチャック33・53を反転回動し、その成形品保持面が下方を向くように姿勢制御させる。そしてこの姿勢状態にて成形品保持を解除して搬出装置上へ取出して成形品取出し動作を完了する。
【0044】
上記した反転姿勢制御部材35・54においては、成形品取出機1及び41の電源スイッチがOFF操作されると、図9に示すように反転用電動モータ87に対する通電を遮断するタイミングより若干早いタイミングで作動部材95を作動してストッパー97の爪97aを駆動側歯付き回転体83の歯83aに係合させて回転不能にする。
【0045】
これによりチャック33・53が自重により反転用電動モータ87、従って反転回動軸91が回転するのを規制し、電源OFF時においてもチャック33・53を一定の姿勢に保って金型や他の部材に衝突して損傷するのを防止する。
【0046】
【発明の効果】
本発明は、可逆転駆動機構の小型化及び軽量化を図りながら電動モータへの通電遮断時には出力軸の回転を確実に停止保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】可逆転駆動機構を採用した旋回形成形品取出機の全体斜視図である。
【図2】可逆転駆動機構の拡大図である。
【図3】旋回規制作用を示す説明図である。
【図4】チャックを昇降させる昇降駆動機構に本発明の駆動機構を採用した成形品取出機を示す全体斜視図である。
【図5】昇降駆動機構の説明図である。
【図6】昇降駆動機構の変更実施形態を示す説明図である。
【図7】昇降規制作用を示す説明図である。
【図8】チャックの姿勢制御装置を示す全体斜視図である。
【図9】反転回動規制作用を示す説明図である。
【符号の説明】
1・41−成形品取出機、13−可逆転駆動機構としての回転駆動機構、17-駆動側歯付きプーリ、19−従動側歯付きプーリ、21−歯付きベルト、23−旋回用電動モータ、27−出力軸、33・35−チャック、37−回転規制装置、39−作動部材、40−ストッパー

Claims (7)

  1. 先端部に成形品を保持する保持部材を設けたチャックが取り付けられた旋回アームを樹脂成形機の金型間と樹脂成形機外の間で旋回移動して成形品を取出す成形品取出機において、
    旋回アームを旋回させる可逆転駆動機構は、
    電動モータが連結され、外周に多数の歯を有した駆動回転体と、
    旋回アームの基端部が固定される出力軸に連結され、外周に多数の歯を有した従動回転体と、
    駆動回転体及び従動回転体に張設される歯付きベルトと、
    駆動回転体及び従動回転体の少なくとも一方の歯に係合して回転規制する回転規制部材と、
    回転規制部材を、歯に対する係合位置及び非係合位置の間で移動する作動部材と、
    を備えた成形品取出機。
  2. 下端部に成形品を保持する保持部材を設けたチャックが取付けられた昇降アームを、少なくとも樹脂成形機の金型間と金型上方との間で昇降して成形品を取出す成形品取出機において、
    昇降アームを昇降させる可逆転駆動機構は、
    電動モータが連結され、外周に多数の歯を有した駆動回転体と、
    歯付き回転体が固定された出力軸に連結され、外周に多数の歯を有した従動回転体と、
    駆動回転体及び従動回転体に張設される歯付きベルトと、
    駆動回転体及び従動回転体の少なくとも一方の歯に係合して回転規制する回転規制部材と、
    回転規制部材を、歯に対する係合位置及び非係合位置の間で移動する作動部材と、
    を備え、昇降アームの上下方向に亘って設けられた歯列に歯付き回転体を噛み合わせ、可逆転駆動機構の駆動に伴って昇降アームを昇降駆動可能に構成した成形品取出機。
  3. 請求項2において、昇降アームを、樹脂成形機の軸線方向及び該軸線と直交する方向へそれぞれ移動して成形品を取出す成形品取出機。
  4. 先端部に成形品を保持する保持部材を設けたチャックが取り付けられた旋回アームを樹脂成形機の金型間と樹脂成形機外の間で旋回移動して成形品を取出す成形品取出機において、
    旋回アームには、保持部材が樹脂成形機の可動金型に相対する垂直位置と下方を向く水平位置の間で反転回動させる反転姿勢制御装置を介してチャックを取付けると共に、
    該反転姿勢制御装置は、
    電動モータが連結され、外周に多数の歯を有した駆動回転体と、
    チャックが固定される出力軸に連結され、外周に多数の歯を有した従動回転体と、
    駆動回転体及び従動回転体に張設される歯付きベルトと、
    駆動回転体及び従動回転体の少なくとも一方の歯に係合して回転規制する回転規制部材と、
    回転規制部材を、歯に対する係合位置及び非係合位置の間で移動する作動部材と、
    を備えた可逆転駆動機構からなる成形品取出機。
  5. 下端部に成形品を保持する保持部材を設けたチャックが取り付けられた昇降アームを、少なくとも樹脂成形機の金型間と金型上方との間で昇降させて成形品を取出す成形品取出機において、
    昇降アームには、保持部材が樹脂成形機の可動金型に相対する垂直位置と下方を向く水平位置の間で反転回動させる反転姿勢制御装置を介してチャックを取付けると共に、
    該反転姿勢制御装置は、
    電動モータが連結され、外周に多数の歯を有した駆動回転体と、
    チャックが固定される出力軸に連結され、外周に多数の歯を有した従動回転体と、
    駆動回転体及び従動回転体に張設される歯付きベルトと、
    駆動回転体及び従動回転体の少なくとも一方の歯に係合して回転規制する回転規制部材と、
    回転規制部材を、歯に対する係合位置及び非係合位置の間で移動する作動部材と、
    を備えた可逆転駆動機構からなる成形品取出機。
  6. 請求項1、2,4,5の出力軸は、従動回転体の従動軸に対して減速機構を介して連結された成形品取出機。
  7. 請求項1、2,4,5の作動部材は、シリンダー及び電磁ソレノイドのいずれかからなる成形品取出機。
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