JP3952938B2 - 廻り階段の内柱支持構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この出願の発明は、優れた施工性を有する新しい廻り階段の内柱支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、廻り階段の中心に位置する内柱にて廻り踏板を支持するための構造については、複数の段差部を設けた縦長平板状の支持台座を内柱に取り付け、この支持台座の各段差部に踏板を上載するもの(特許文献1参照)や、各段毎に個別の支持台座を用いて、支持台座と踏板を順に内柱に配設するもの(特許文献2参照)が知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−188264号公報
【特許文献2】
特開平4−140356号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載の支持構造では、支持台座が大型化し、内柱への取り付けに手間がかかるといった不都合が考えられ、上記特許文献2に記載に支持構造では、特許文献1のものに比べれば個々の支持台座は小さくできるが、その形状が各段によって異なり、やはり施工に手間がかかるといった不都合が考えられる。
【0005】
この出願の発明は、以上のとおりの事情に鑑みてなされたものであり、小型で且つ一種類もしくは最小限の形状種類の支持台座を各段にて共通的に用いることができ、より容易に施工可能な、新しい廻り階段の内柱支持構造を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この出願の発明は、上記の課題を解決するものとして、第1には、内柱に対して各段毎に支持台座と踏板を配設する廻り階段の内柱支持構造であって、踏板の後部上面に蹴込板嵌入溝を設け、支持台座を蹴込板嵌入溝より後側の後部上面スペースに載せるとともに蹴込板嵌入溝に嵌入立設した蹴込板の後面部に対向させて内柱に取り付け、この支持台座に上段の踏板を載置して、踏板は太さの異なる複数の内柱の横断面外周形状が各々中心を一致させて記載されているとともに各横断面外周形状に対する踏板の内柱側先端部の形状が記載されている型紙に従った内柱側先端部形状を有するものとなっていることを特徴とする廻り階段の内柱支持構造を提供する。
【0007】
また、第2には、前記支持台座が、蹴込板の後面部に対向する側面部を蹴込板の設置角度に整合させたものとなっていることを特徴とする廻り階段の内柱支持構造、第3には、前記支持台座が、蹴込板の後面部に対向する側面部とその反対側の側面部の角度とを互いに異ならせたものとなっていることを特徴とする廻り階段の内柱支持構造を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】
上記のとおりの特徴を有するこの出願の発明によれば、たとえば図1に例示したように、内柱(1)に対して各段毎に配設する支持台座(2)および踏板(3)について、踏板(3)の後部上面(31)に蹴込板嵌入溝(32)を設け、支持台座(2)を蹴込板嵌入溝(32)より後側の後部上面(31)スペースに載せるとともに蹴込板嵌入溝(32)に嵌入立設した蹴込板(4)の後面部(42)に対向させて内柱(1)に取り付け、この支持台座(2)に上段の踏板(3)を載置するように構成することで、小型で且つ同一形状の支持台座(2)を各段に用いることができ、施工性のより優れた廻り階段の内柱支持構造を実現できる。
【0009】
より具体的には、図1の実施形態では、まず、内柱(1)(センター柱とも呼べる)を中心にして廻り階段を構成する各踏板(3)については、蹴込板嵌入溝(32)が、後部上面(31)の後端縁(311)よりある程度前側に寄った位置にて、内柱側先端部(33)から後端縁(311)に沿って幅方向に形成されており、この蹴込板嵌入溝(32)より後側つまり蹴込板嵌入溝(32)と後端縁(311)との間に支持台座(2)の下面部(21)が載る載置スペース(34)が確保されている。
【0010】
蹴込板(4)は、その下端部(41)が蹴込板嵌入溝(32)に嵌め込まれて、踏板(3)上に立設される。当然この蹴込板(4)の立設後であっても、上記載置スペース(34)は確保されている。
【0011】
各段毎に配設される支持台座(2)については、上段の踏板(3)を載せて支持するのに十分な面積形状の上面部(23)を有するブロック部材で構成され、その下面部(21)の先端一部分が踏板(3)の上記載置スペース(34)に載るとともに、その一方の側面部(22)が踏板(3)に立設した上記蹴込板(4)の後面部(42)に対向するようにして、内柱(1)に取り付けられるようになっている。内柱(1)へは、たとえばその背面部(24)が内柱(1)表面に当接して接着剤や釘打ち等により固定される。
【0012】
そして、この支持台座(2)の上面部(23)に次の上段の踏板(3)を載置し、後は順次同様にして支持台座(2)と踏板(3)および蹴込板(4)を内柱(1)を中心に配設していけばよい。
【0013】
これにより、各段毎の個別の支持台座(2)であっても、全て同一形状のもので踏板(3)を支持して各段を構成でき、もちろん小型でもあるので、従来に比べてより容易な施工が実現されることとなる。
【0014】
また、図1の実施形態では、支持台座(2)における蹴込板(4)の後面部(42)に対向する前記側面部(22)を、蹴込板(4)の設置角度、つまり踏板(3)上に立設したときに内柱(1)に対して成す角度、と整合させたものとしてもいる。
【0015】
これにより、下面部(21)を踏板(3)の後部上面(31)の載置スペース(34)に載せる際に、側面部(21)を蹴込板(4)の後面部(42)に当接させることができるので、支持台座(2)による後面部(42)の支持も実現され、踏板(3)による下端部(41)の支持と相まって、蹴込板(4)のより確実な取付支持が実現されることとなる。
【0016】
ところで、廻り階段を構成する各段の幅寸法や段数・枚数などの諸条件によっては、たとえば図2に例示したように、各段で内柱(1)に対する蹴込板(4)の設置角度が異なる場合がある。図2の例では、1段目は90度、2段目は60度、3段目は90度になっている。
【0017】
そこで、このような場合に対応させるべく、支持台座(2)を、両側の側面部(22)、つまり蹴込板(4)の後面部(42)に対向する側面部(22)とその反対側の側面部(22)、の角度を互いに異ならせたものとすることで、それを各段にて蹴込板(4)の設置角度と整合するように反転させて取り付けることができ、よって単一種類の支持台座(2)で全段の蹴込板(4)の後面部(42)支持を実現できるようになる。図2の例では、一方を60度側面部(22a)、その反対側の他方を90度側面部(22b)とした単一種類の支持台座(2)を用いており、1段目および3段目では90度側面部(22b)を、2段目では60度側面部(22a)をそれぞれ蹴込板(4)の後面部(42)に対向当接させている。
【0018】
この一方で、また別の廻り階段の諸条件によっては、たとえば図3に例示したように、蹴込板(4)の設置角度が2種類以上あるために、側面部(22)の角度を異ならせた上記支持台座(2)であっても1種類では対応できない場合も生じ得る。図3の例では、2段目の蹴込板(4)の設置角度が内柱(1)に対してさらに鋭角の30度になるため、60度側面部(22a)および90度側面部(22b)のいずれも当接しない。
【0019】
そこで、このような場合にも対応するには、たとえば図4に例示したように、さらに別の側面角度を有する支持台座(2)を用いればよい。図4の例では、1段目および4段目に図2・図3の場合と同じ支持台座(2A)を用い、2段目および3段目にて、それとは異なる形状種類の60度側面部(22a)および30度側面部(22c)を有する支持台座(2B)をそれぞれ反転させて用いることで、1段目〜4段目全てにおける蹴込板(4)の後面部(42)支持を行っている。
【0020】
もちろん、上記例では2種類の支持台座(2A)(2B)を用いるだけでよく、このように最小限の形状種類の支持台座(2)を用いるのであれば、現場施工にて手間がかかることもなく、優れた施工性を維持できる。しかもこれは全段にて蹴込板(4)の後面部(42)の支持を必要とする場合にのみ考慮される態様であるため、その支持が必要でない場合には前述のとおりの1種類の支持台座(2)のみで対応すればよい。
【0021】
なお、以上のとおりの廻り階段の構造において用いられる踏板(3)については、たとえば図5に例示したように、太さの異なる複数の内柱(1a)(1b)(1c)(図5では3種類)の横断面外周形状(11a)(11b)(11c)が各々中心を一致させて記載されているとともに各横断面外周形状(11a)(11b)(11c)に対する踏板(3)の内柱側先端部(33a)(33b)(33c)、つまり支持台座(2)に載置された際に内柱(1)に接することとなる先端部、の形状が記載されている型紙に従った内柱側先端部(33a)(33b)(33c)形状を有するものとすることが好ましい。
【0022】
これにより、現場にて内柱(1)の大きさや位置を測定して踏板(3)にケガキし、切断加工するといった手間のかかる施工が不要となり、様々な太さの内柱(1)に対しても、踏板(3)の内柱側先端部(33)の加工をその加工位置を上記型紙に従って求め決めるだけで行うことができ、より容易な現場施工を実現できるようになる。型紙は踏板(3)と同梱しておけばよい。
【0023】
この出願の発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、細部については様々な態様が可能であることは言うまでもない。
【0024】
【発明の効果】
以上詳しく説明したとおり、この出願の発明によって、小型で且つ一種類もしくは最小限の形状種類の支持台座を各段にて共通的に用いることができ、より容易に施工可能な、新しい廻り階段の内柱支持構造が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の一実施形態を示した斜視図である。
【図2】支持台座による蹴込板の支持について説明するための図である。
【図3】支持台座による蹴込板の支持について説明するための別の図である。
【図4】支持台座による蹴込板の支持について説明するためのさらに別の図である。
【図5】型紙に従った踏板の内柱側先端部形状について説明するための図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c 内柱
11,11a,11b,11c 横断面外周形状
2,2A,2B 支持台座
21 下面部
22 側面部
22a 60度側面部
22b 90度側面部
22c 30度側面部
23 上面部
24 背面部
3 踏板
31 後部上面
311 後端縁
32 蹴込板嵌入溝
33,33a,33b,33c 内柱側先端部
34 載置スペース
4 蹴込板
41 下端部
42 後面部

Claims (3)

  1. 内柱に対して各段毎に支持台座と踏板を配設する廻り階段の内柱支持構造であって、踏板の後部上面に蹴込板嵌入溝を設け、支持台座を蹴込板嵌入溝より後側の後部上面スペースに載せるとともに蹴込板嵌入溝に嵌入立設した蹴込板の後面部に対向させて内柱に取り付け、この支持台座に上段の踏板を載置して、踏板は太さの異なる複数の内柱の横断面外周形状が各々中心を一致させて記載されているとともに各横断面外周形状に対する踏板の内柱側先端部の形状が記載されている型紙に従った内柱側先端部形状を有するものとなっていることを特徴とする廻り階段の内柱支持構造。
  2. 支持台座は、蹴込板の後面部に対向する側面部を蹴込板の設置角度に整合させたものとなっていることを特徴とする請求項1記載の廻り階段の内柱支持構造。
  3. 支持台座は、蹴込板の後面部に対向する側面部とその反対側
    の側面部の角度とを互いに異ならせたものとなっていることを特徴とする請求項2記載の廻り階段の内柱支持構造。
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