JP2019190106A - 階段およびその施工方法 - Google Patents

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林 淳一
Junichi Hayashi
淳一 林
林 嗣人
Tsuguto Hayashi
嗣人 林
達平 井上
Tappei Inoue
達平 井上
佑馬 笠畑
Yuma Kasahata
佑馬 笠畑
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Abstract

【課題】踏み鳴りを防止しつつ、簡単に施工できる階段を提供する。【解決手段】本発明の階段は、水平部12および垂直部13が交互に設けられ、かつ斜め上方に向けて延びるように配置される側板1と、側板1の水平部12に固定される段板2と、側板1の垂直部13に沿って配置された状態で上端部が段板2の前端部裏面に第1固着具によって固着される下地けこみ板3と、下地けこみ板3の表面に沿って配置された状態で下地けこみ板3に取り付けられる化粧けこみ板4とを備える。【選択図】図3

Description

この発明は、例えば一般住宅等における木質製屋内階段に好適に適用されるひな壇階段等の階段およびその施工方法に関する。
戸建て住宅等の一般住宅に施工される木質製の屋内階段は、その各組付部品を予め工場等で加工して製作しておき、その階段部品を組付現場に搬入して施工するのが主流となっている。
このような木質製屋内階段としてのひな壇階段は、階段組付現場の両側に固定される一対の側板(両側板)を備えている。この両側板の上側縁部は、階段状に形成されて、水平部と垂直部とが交互に配置されている。そして両側板の各水平部に段板がそれぞれ固定されるとともに、各垂直部にけこみ板がそれぞれ固定されて、ひな壇階段が構成されている。
このような木質製屋内階段においては通常、段板の裏面にけこみ板嵌合溝が形成されており、その嵌合溝内にけこみ板の上端部が嵌合されて、ビス等の固着具によって固着されることによって、段板およびけこみ板間が固着されている。ところが、段板およびけこみ板間が確実に密着していない場合には、階段を上り下りする際に、段板とけこみ板とが擦れ合って、不快な踏み鳴り音が発生する。
そこで段板とけこみ板との摩れ合いによる踏み鳴り音の発生を防止するために、けこみ板の上端面に接着剤を塗布しておいて、そのけこみ板の上端部を段板裏面の嵌合溝内に嵌合して固着具で固定するようにした木質製屋内階段が提案されている(特許文献1等)。
この階段においては、けこみ板の上端部が接着剤を介して段板の裏面に密着固定されているため、段板およびけこみ板が互いに擦れ合うことがなく、踏み鳴り音の発生を有効に防止することができる。
特許第6250012号
しかしながら上記特許文献1に示すような従来の階段においては、けこみ板の上端部を接着剤によって段板裏面の嵌合溝内に固着するものであるため、接着剤の塗布量が少しでも多くなると、段板裏面の嵌合溝から接着剤が漏れ出して、けこみ板の表面(化粧面)に噴出してその表面を汚してしまう。その場合、噴出した接着剤を除去する必要があり、その分、施工作業が面倒であるという課題が発生する。
また接着剤の塗布量が少ない場合には、段板およびけこみ板間の密着が不十分となるため、段板およびけこみ板間の擦れ合いによる踏み鳴り音の発生を確実に防止することができなくなってしまう。
このように接着剤の塗布量が少しでも多かったり少なかったりすると、不具合が生じるため、塗布量の許容範囲が厳しく制限される。このため、施工作業者は、塗布量を間違えないように慎重に接着剤を塗布する必要があり、接着剤の塗布作業が大きな負担となり、この点においても施工作業が面倒であるという課題が発生する。
この発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、踏み鳴り音の発生を確実に防止しつつ、簡単に施工することができる階段およびその施工方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、以下の手段を備えるものである。
[1]水平部および垂直部が交互に設けられ、かつ斜め上方に向けて延びるように配置される側板と、
前記側板の水平部に固定される段板と、
前記側板の垂直部に沿って配置された状態で上端部が前記段板の前端部裏面に第1固着具によって固着される下地けこみ板と、
前記下地けこみ板の表面に沿って配置された状態で前記下地けこみ板に取り付けられる化粧けこみ板とを備えることを特徴とする階段。
[2]前記化粧けこみ板の上端部が、前記段板に対して固定されない非固定状態に設定されている前項1に記載の階段。
[3]前記化粧けこみ板の上端部が前記段板に対し非接触状態に設定されている前項1または2に記載の階段。
[4]前記段板の前端部裏面に嵌合溝が形成され、その嵌合溝に前記下地けこみ板の上端部が嵌合されている前項1〜3のいずれか1項に記載の階段。
[5]前記嵌合溝は後側嵌合部および前側嵌合部を有し、
前記後側嵌合部に前記下地けこみ板の上端部が嵌合されるとともに、前記前側嵌合部に前記化粧けこみ板の上端部が遊嵌されている前項1〜4のいずれか1項に記載の階段。
[6]前記前側嵌合部よりも前記後側嵌合部が深く形成されている前項5に記載の階段。
[7]前記段板の裏面側における前記下地けこみ板の後面に、桟材が配置され、前記第1固着具が前記桟材および前記下地けこみ板を貫通して前記段板に固定されている前項1〜6のいずれか1項に記載の階段。
[8]前記段板の幅よりも前記下地けこみ板の幅が狭く設定されている前項1〜7のいずれか1項に記載の階段。
[9]前記段板を上段の段板としたとき、
前記下地けこみ板の下端部前面に、下段の段板が水平に配置された状態で前記側板に固定され、
第2固着具が前記下地けこみ板の下端部および前記化粧けこみ板を貫通して前記下段の段板の後端面に固定されている前項1〜8のいずれか1項に記載の階段。
[10]水平に配置される段板の前端部裏面に、垂直に配置される下地けこみ板の上端部を第1固着具によって固着することにより、先組部材を製作する工程と、
上側縁部に水平部と垂直部とが交互に設けられた側板を斜め上方に向けて延びるように配置した状態に施工する工程と、
前記先組部材をその段板を前記水平部に沿うように配置するとともに、前記下地けこみ板を前記垂直部に沿うように配置した状態で前記段板を前記水平部に固定する工程と、
前記先組部材における下地けこみ板の前面に化粧けこみ板を取り付ける工程とを含むことを特徴とする階段の施工方法。
[11]前記先組部材における前記段板および前記下地けこみ板が、回り階段用の段板および下地けこみ板によって構成され、
前記段板の幅よりも前記下地けこみ板の幅が狭く設定されている前項10に記載の階段の施工方法。
[12]前記側板の垂直部における下端に切欠部が形成されている前項10または11に記載の階段の施工方法。
発明[1]の階段によれば、下地けこみ板の上端部を段板の裏面に接着剤を介して接着できるため、下地けこみ板の上端部が段板に対し密着した状態に保持することができる。このため段板に荷重が加わったとしても、段板と下地けこみ板とが擦れ合うことがなく、その擦れ合いによる不快な踏み鳴り音が発生するのを防止することができる。また本発明は、下地けこみ板の前面に化粧けこみ板を配置するものであるため、接着剤が下地けこみ板の前面に噴出したとしても、その噴出した接着剤を化粧けこみ板で覆って隠蔽することができる。このため噴出した接着剤を除去する等の面倒な接着剤除去作業が不要であるため、施工作業を効率良く簡単に行うことができる。さらに接着剤の噴出による不具合を防止できるため、接着剤の塗布量に必要以上に注意を払う必要がなく、接着剤の塗布作業を簡単に行うことができ、この点からも施工作業を効率良く簡単に行うことができる。
発明[2]の階段によれば、化粧けこみ板の上端部が段板に対し非固定状態に設定されているため、化粧けこみ板を簡単に取り外すことができる。このため化粧けこみ板が傷付いたり汚損したりしたような場合には、化粧けこみ板を素早く交換できて簡単に修復することができることができる。
発明[3]の階段によれば、化粧けこみ板の上端部が段板に対し非接触状態に設定されているため、化粧けこみ板が段板と擦れ合うのも防止でき、踏み鳴り音の発生をより確実に防止することができる。
発明[4]〜[6]の階段によれば、下地けこみ板や化粧けこみ板の上端部を嵌合溝に嵌合するものであるため、下地けこみ板や化粧けこみ板の位置決めを図ることができ、施工作業を一層効率良く簡単に行うことができる。
発明[7]の階段によれば、下地けこみ板を桟材を介して第1固着具により段板に固着するようにしているため、下地けこみ板をより安定した状態で段板に固着することができる。
発明[8]の階段によれば、下地けこみ板のサイズを小さくできるためその分、材料費を削減できてコストを削減することができる。
発明[9]の階段によれば、下地けこみ板および化粧けこみ板の下端部を下段の段板に固定できるため、下地けこみ板および化粧けこみ板をより安定した状態で固定することができる。
発明[10]の階段の施工方法によれば、予め段板に下地けこみ板を組み付けて先組部材を製作しておき、その先組部材を側板に組み付けるようにしているため、段板および下地けこみ板を側板に組み付ける前に段板に下地けこみ板をビス留め等で固定することができる。従って段板に下地けこみ板を組み付ける際には、段板を裏向きに配置しておけば、作業者は、ビス留め作業等を無理のない自然な姿勢で行うことができ、作業者の負担を軽減できて、施工作業を効率良くスムーズに行うことができる。また本発明の施工方法では、上記と同様、下地けこみ板の上端部を段板に接着剤で固定できるとともに、下地けこみ板の前面に化粧けこみ板を取り付けるため、踏み鳴り音の発生を防止しつつ、施工作業を一層効率良く行うことができる。
発明[11]の階段の施工方法によれば、先組部材の下地けこみ板を周辺部位に干渉させずに先組部材を所定の位置に確実に配置できるため、回り階段等も確実に施工することができる。
発明[12]の階段の施工方法によれば、下地けこみ板および化粧けこみ板が配置される側板の垂直部に、切欠部を形成しているため、先組部材の下地けこみ板や化粧けこみ板を設置する際に切欠部を作業スペースとして利用することができ、階段施工作業をより一層効率良く簡単に行うことができる。
図1はこの発明の実施形態である階段を示す側面断面図である。 図2は実施形態の階段の施工手順を説明するための斜視図である。 図3は実施形態の施工階段の施工手順を説明するための側面断面図である。 図4は実施形態の階段における段鼻周辺を拡大して示す側面断面図である。 図5は実施形態の階段に適用された先組部材を反転した状態で示す斜視図である。 図6は実施形態の先組部材を分解して反転した状態で示す分解側面図である。 図7は本発明の第1変形例である回り階段を示す分解斜視図である。 図8は変形例の回り階段に適用された回り階段用の先組部材を反転した状態で示す斜視図である。 図9Aは第1変形例の回り階段において好ましくない例を説明するための概略斜視図である。 図9Bは第1変形例の回り階段において好適な例を説明するための概略斜視図である。 図10Aは本発明の第2変形例である階段の下地けこみ板上端部周辺を示す側面断面図である。 図10Bは本発明の第3変形例である階段の下地けこみ板上端部周辺を示す側面断面図である。 図10Cは本発明の第4変形例である階段の下地けこみ板上端部周辺を示す側面断面図である。
図1はこの発明の実施形態である階段を示す側面断面図、図2および図3はその階段の施工手順を説明するための図である。なお本実施形態においては、発明の理解を容易にするため、階段を下りる際に向いている方向(図1の左側)を前側とし、階段を上る際に向いている方向(図1の右側)を後側として説明する。
図1〜図3に示すように、本実施形態の階段は、木質製屋内階段としてのひな壇階段を構成するものであり、左右一対の側板(両側板)1と、両側板1に取り付けられる複数の段板2と、複数の段板2の各間に配置される下地けこみ板3および化粧けこみ板4とを備えている。
本実施形態において両側板1は、互いに同じ形状に形成されており、左右方向(間口幅方向)に間隔をおいて互いに平行に、かつ後側に向かって斜め上方に延びるよう配置された状態で家屋構造体に固定されている。
側板1は、前端部から後端部にかけての上側縁部が階段状に切り欠かれることによって、水平な切り口である水平部12と、垂直な切り口である垂直部13とが交互に並んで複数配置されている。本実施形態においては、側板1の水平部12が段板設置部として機能し、垂直部13がけこみ板設置部として機能する。
また図1および図3に示すように側板1における垂直部13の下端部には、切欠部14が形成されている。
本実施形態において、側板1としては、厚さ20mm〜30mmの木質製のものが使用されており、例えば合板、単板積層材、集成材、中質繊維板等の木質系材が単独または2種以上組み合わされたものを好適に使用することができる。
図4は実施形態の階段における段鼻周辺を拡大して示す属面断面図である。図1〜図4に示すように段板2は、その前端部における裏面(下面)に階段幅方向に沿って連続して延び、かつ裏面側(下方)に向けて開口する嵌合溝22が形成されている。この嵌合溝22は、後側に設けられた後側嵌合部23と、前側に設けられた前側嵌合部24との2つに区分されている。この嵌合溝22の後側嵌合部23の溝幅方向の寸法は、下地けこみ板3の厚さに対応して形成されており、後側嵌合部23に下地けこみ板3の上端部を嵌合できるよう構成されている。さらに前側嵌合部24は、化粧けこみ板4の厚さよりも大きく形成されており、前側嵌合部24に化粧けこみ板4の上端部を遊嵌状態に嵌合できるよう構成されている。
さらに本実施形態においては、後側嵌合部23の深さ(高さ)が前側嵌合部24の深さ(高さ)よりも深く(高く)形成されており、後側嵌合部23の底面(天井面)が前側嵌合部24の底面(天井面)よりも深い位置(高い位置)に配置されている。換言すると、嵌合溝22の底面における前側嵌合部24に対応する部分は、下地けこみ板3の上端部を適合状態に嵌合する凹部として機能するように構成されている。
本実施形態において、段板2は、厚さ30mm〜40mm、幅(間口幅)が800mm〜1200mmに設定されており、基材の表面等の所要面に化粧処理が施された木質製の板材によって構成されている。
段板2の基材としては、合板(ラワン合板、針葉樹合板等)、集成材、無垢材、MDF、パーティクルボード、これらの複合部材を好適に用いることができる。化粧処理としては、木製シート(突き板、挽き板等)、樹脂シート、樹脂含浸紙の化粧材を基材に貼り付ける貼付処理や、基材に印刷を施す印刷処理等を好適に用いることができる。
段板2の嵌合溝22における後側嵌合部23の溝深さは10mm〜20mmに設定するのが好ましく、溝幅は、下地けこみ板3の厚さよりも0〜0.5mm広く形成するのが好ましい。嵌合溝22における前側嵌合部24の溝深さは3mm〜10mmに設定するのが好ましく、溝幅は、化粧けこみ板4の厚さよりも0.5mm〜2mm広く形成するのが好ましい。
一方、下地けこみ板3は、厚さが、上記段板2の嵌合溝22における後側嵌合部23の幅に対応して10mm〜25mmに設定されるとともに、幅(間口幅)が、段板2の間口幅に対応して800mm〜1600mmに設定されている。さらに下地けこみ板3の高さは200mm〜300mmに設定されている。なお後述するように下地けこみ板3の間口幅は段板2の間口幅よりも狭く設定するようにしても良い。
下地けこみ板3としては、合板(ラワン合板、針葉樹合板等)、集成材、無垢材、MDF、パーティクルボード、これらの複合部材を好適に用いることができる。言うまでもなく本実施形態においては下地けこみ板3自体に、化粧処理を施す必要はない。
図5および図6は下地けこみ板3の段板2への取付構造を説明するための図である。図4〜図6に示すように、上記構成の下地けこみ板3が上記段板2の前端部裏面側(前端部下面側)に糊釘併用で固定されることにより、先組部材Aが製作されている。すなわち図4〜図6に示すように、段板2の嵌合溝22における後側嵌合部23に、下地けこみ板3の上端部が、変性シリコーンや1液ウレタン等の接着剤53を介して嵌め込まれた状態で、下地けこみ板3の上端部裏面側における段板2の近傍に第1固着具としてのスリムビス63が打ち込まれて段板2の前端部に固定される。こうして段板2の前端部裏面側に段板2に対し直角に下地けこみ板3が固定されることによって、先組部材Aが製作される。
図1〜図4に示すように、化粧けこみ板4は厚さが、上記段板2の嵌合溝22における前側嵌合部24の幅よりも狭く、2mm〜15mmに設定されるとともに、幅(間口幅)が、段板2の間口幅に対応して800mm〜1600mmに設定されている。さらに化粧けこみ板4の高さは200mm〜300mmに設定されている。
化粧けこみ板4は、基材の表面(前面)に化粧処理が施された木質製の基材によって構成されている。
化粧けこみ板4の基材としては、合板(ラワン合板、針葉樹合板等)、集成材、無垢材、MDF、パーティクルボード、これらの複合部材を好適に用いることができる。化粧処理としては、木製シート(突き板、挽き板等)、樹脂シート、樹脂含浸紙の化粧材を基材に貼り付ける貼付処理や、基材に印刷を施す印刷処理等を好適に用いることができる。
ここで本実施形態において、両側板1における1段目の水平部12および1段目の垂直部13や、2段目の水平部12および2段目の垂直部13のように、段目の数が同じ水平部12および垂直部13を、同じ段目の水平部12および垂直部13と称するものである。そして上記構成の先組部材Aは、両側板1における同じ段目の水平部12および垂直部13にまたがるようにそれぞれ組み付けられる。さらに先組部材Aの組付と同時に、その先組部材Aに対応する上記構成の化粧けこみ板4もほぼ同時に並行して組み付けられる。
具体的には、先組部材Aおよび化粧けこみ板4が、家屋構造体に固定された上記両側板1に以下の組付手順で組み付けられる。
例えば先組部材Aおよび化粧けこみ板4を、両側板1の同じ段目の各水平部12および各垂直部13に、下から順に組み付けて行く。すなわち、1段目の先組部材Aにおける段板2を、両側板1の1段目の水平部12上に変性シリコーンや1液ウレタン等の接着剤を介して配置するとともに、最下段の先組部材Aにおける下地けこみ板3を、両側板1の1段目の垂直部13の表面(前面)に沿うように配置する。その状態で、先組部材Aにおける段板2の両側端縁に上方からビス62を打ち込んで両側板1の1段目の水平部12に固定する。
なお図1に示すように1段目の先組部材Aにおける下地けこみ板3の下端部裏面側に対応して、床面(設置面)Fには、補強桟75が固定されており、下地けこみ板3の前面側から固着具としてのビス65を打ち込んで補強桟75に固定している。
続いて、1段目の下地けこみ板3の表面(前面)に1段目の化粧けこみ板4を組み付ける。すなわち1段目の化粧けこみ板4の上端部を1段目の段板2に裏面側における嵌合溝22の前側嵌合部24に遊嵌した後、化粧けこみ板4を接着剤を介して1段目の下地けこみ板3の表面に接着固定する。なお必要に応じて、接着剤の他に、両面テープ等を用いて化粧けこみ板4を下地けこみ板3に取り付けるようにしても良い。
なお1段目の下地けこみ板3および化粧けこみ板4を側板1にビス留め等により固定するようにしても良い。例えば1段目の化粧けこみ板4の両側端縁に表面側(前面側)からビスや釘等の固着を打ち込んで下地けこみ板3を貫通させて側板1における1段目の垂直部13に固定するようにしても良い。
こうして1段目の先組部材Aおよび化粧けこみ板4を組み付けた後、2段目以降の先組部材Aおよび化粧けこみ板4を、両側板1における2段目以降の水平部12および垂直部13に順次組み付けて行く。
すなわち既に施工された下段の先組部材Aの上側に、次に施工する上段の先組部材Aおよび化粧けこみ板4を組み付けるに際して図3に示すように、下段の先組部材Aにおける段板2の後端面に、次に施工する化粧けこみ板4の下端部前面を対向させつつ、その化粧けこみ板4をやや前傾姿勢で立設した状態に保持しておく。そして、上段の先組部材Aにおける段板2を、両側板1の対応する水平部12に接着剤52(図2参照)を介して配置するとともに、上段の先組部材Aにおける下地けこみ板3を、両側板1の垂直部13と、立設状態に保持された上記化粧けこみ板4との間に挿入してその間に配置する。さらにその先組部材設置作業と同時に、化粧けこみ板4の上端部を、上段の先組部材Aにおける段板2の嵌合溝22の前側嵌合部24に遊嵌する。これにより上段の先組部材Aの下地けこみ板3の表面(前面)に化粧けこみ板4を配置しつつ、下地けこみ板3の下端部を、化粧けこみ板4を介して下段の先組部材Aの段板2の後端面に対応して配置する。
その状態で、上段の先組部材Aにおける段板2の両側端縁に上方からビス62(図2参照)を打ち込んで両側板1の対応する水平部12に固定する。さらに上段の先組部材Aにおける下地けこみ板3の下端部に裏面側(後方)から第2固着具としてのビス64(図3参照)を打ち込んで化粧けこみ板4を介して下段の先組部材Aにおける段板2に固定する。
なお必要に応じて、下地けこみ板3に化粧けこみ板4を接着剤、両面テープ、ビス等を用いて固定するようにしても良い。
以下同様にして、先組部材Aを両側板1に順次組み付けていき、最上段の先組部材Aを両側板1における最上段の水平部12および垂直部13に組み付けることによって組付作業が完了する。これにより本実施形態の階段が組み付けられる。
こうして組み付けられた階段においては図4に示すように、化粧けこみ板4の上端面と、段板2の嵌合溝22の前側嵌合部における底面(天井面)との間に上側クリアランスC1が設けられるとともに、化粧けこみ板4の上端部前面と、嵌合溝22の前壁との間にも前側クリアランスC2が設けられている。
ここで本実施形態において、化粧けこみ板4の上端部が段板2に対し非接触状態というのは、化粧けこみ板4の上端面が段板2に接触していない状態であり、少なくとも図4の上側クリアランスC1のみが設けられている状態である。換言すると、前側クリアランスC2がなくても(化粧けこみ板4の上端部前面が嵌合溝22の前壁に接触しても)、上側クリアランスC1が設けられていれば(化粧けこみ板4の上端面が段板2に非接触であれば)、化粧けこみ板4の上端部が段板2に対し非接触状態ということになる。
以上のように構成された本実施形態の階段においては、下地けこみ板3の上端部を段板2にビス62によって固定するとともに、下地けこみ板3の上端部を段板2おける嵌合溝22の内周面に接着剤52を介して接着しているため、下地けこみ板3の上端部が段板2に対し密着した状態に保持することができる。このため階段の上り下りにより、段板2に荷重が加わったとしても、段板2と下地けこみ板3とが擦れ合うことがなく、その擦れ合いによる不快な踏み鳴り音が発生するのを防止することができる。
なお化粧けこみ板4の上端部は、段板2に対し非接触状態であるため、化粧けこみ板4が段板2と擦れ合うことはなく、この点においても踏み鳴り音の発生を確実に防止することができる。さらに本実施形態において、図4に示すように化粧けこみ板4の上端部前面と嵌合溝22の前壁との間にも前側クリアランスC2を設けて、化粧けこみ板4の上端部前面も段板2に対し非接触状態としているため、化粧けこみ板4と段板2との擦れ合いをより確実に防止でき、踏み鳴り音の発生をより確実に防止することができる。
また本実施形態の階段においては、下地けこみ板3の前面に化粧けこみ板4を配置するものであるため、下地けこみ板3の上端部から接着剤52が漏れ出して下地けこみ板3の前面に噴出したとしても、その噴出した接着剤は化粧けこみ板4で覆って隠蔽することができる。このため噴出した接着剤を除去する等の面倒な接着剤除去作業が不要であるため、施工作業を効率良く簡単に行うことができる。
さらに接着剤52の噴出による不具合を防止できるため、接着剤52の塗布量の許容範囲を緩くでき、施工作業者は塗布量に必要以上に注意を払う必要がなく、作業者は接着剤の塗布作業を簡単に行うことができ、この点からも施工作業を効率良く簡単に行うことができる。
また本実施形態においては、段板2に下地けこみ板3を組み付けて先組部材Aを製作した後、その先組部材Aを側板1に組み付けるようにしているため、作業者の負担をより一層軽減できて、施工作業をより一層効率良く簡単に行うことができる。
すなわち従来の階段のように、側板に段板とけこみ板とを別々に組み付ける施工方法においては、段板にけこみ板をビス留めする際に、作業者は階段裏面側から段板およびけこみ板間のビス留め位置にビスを斜め上方に向けて打ち込むことになる。この上向きのビス留め作業は、作業者にとって不自然で辛い姿勢での作業となるため、負担が大きく、施工作業が困難になってしまう。
これに対し、本実施形態の施工方法においては、段板2および下地けこみ板3を現場で側板1に組み付ける前に予め、両部材2,3を組み付けて先組部材Aを製作し、その先組部材Aを現場で側板1に組み付けるようにしているため、図5および図6に示すように段板2に下地けこみ板3をビス留めする際に、段板2を反転させておけば、この反転状態(裏向き)の段板2上に下地けこみ板3を設置して、作業者は段板2および下地けこみ板3間のビス留め位置にビス62を斜め下向きに打ち込むことになる。この下向きのビス留め作業は、作業者によって自然な姿勢で行えるため、作業者への負担をさらに軽減でき、施工作業をより一層効率良く簡単に行うことができる。
さらに段板2および下地けこみ板3間のビス留め作業を、下向きの自然な姿勢で行えるため、ビス62を精度良く打ち込むことができる。このため例えば段板2および下地けこみ板3間の取付強度を十分に確保でき、より確実に踏み鳴り音の発生を防止できる等、製品品質をより一層向上させることができる。
その上さらに図6に示すように段板2を裏向きにして、つまり段板2の嵌合溝22を上向きに開口した状態で、その溝22内に接着剤52を充填して、下地けこみ板3を嵌め込むようにしているため、接着剤52が嵌合溝22から漏れ出し難く、接着剤52の噴出をより一層確実に防止することができる。
また本実施形態においては、段板2の裏面に嵌合溝22を形成してその溝22に下地けこみ板3の上端部を嵌め込むようにしているため、下地けこみ板3の位置決めを図ることができ、段板2に下地けこみ板3をスムーズに組み付けることができる。特に本実施形態では、嵌合溝22の下地けこみ板3を嵌め込む部分(後側嵌合部23)を深く形成しているため、その後側嵌合部23に下地けこみ板3を適合状態に嵌合できて、位置ずれを防止でき、より一層下地けこみ板3の組付作業をスムーズに行うことができる。
また本実施形態の階段において、化粧けこみ板4の固定手段は実質的に、化粧けこみ板4の下端部をビス63で下段の段板2に固定するだけのものであるため(図3参照)、化粧けこみ板4を固定した後であっても、ビス63を抜き取るだけで化粧けこみ板4を簡単に取り外すことができる。このため施工後や施工中に化粧けこみ板4が傷付いたり汚損したりしたような場合には、化粧けこみ板4を素早く交換できて簡単に修復することができ、商品価値をさらに向上させることができる。
さらに本実施形態においては、段板2の裏面に嵌合溝22を形成してその溝22に化粧けこみ板4の上端部を嵌め込むようにしているため、化粧けこみ板4の位置決めを図ることができ、段板2に化粧けこみ板4をスムーズに組み付けることができる。その上さらに化粧けこみ板4の上端部が嵌合溝22内に嵌合されることにより、化粧けこみ板4の上端部を隠蔽できて、良好な美観を得ることができる。
また本実施形態においては、側板1の垂直部13における下端部に切欠部14を形成しているため、上段の先組部材Aの下地けこみ板3や、化粧けこみ板4を、施工済の下段の先組部材Aの段板2の後端側に差し込む際に、切欠部14を作業スペースとして利用することができる。このため下地けこみ板3や化粧けこみ板4を、下段の段板2の後端側に無理なくスムーズに差し込むことができ、その差込作業を容易に行うことができ、ひいては階段施工作業をさらに効率良く簡単に行うことができる。
なお上記実施形態においては、先組部材Aにおける下地けこみ板3の間口幅を段板2の間口幅に対し等しく設定しているが、それだけに限られず、本発明においては、下地けこみ板3の間口幅を段板2の間口幅よりも狭く設定するようにしても良い。この場合、段板2に下地けこみ板3を組み付けた先組部材Aを側板1に組み付ける際に、下地けこみ板3が側板1や壁面等に干渉するのを確実に防止できるため、より一層効率良くスムーズに施工することができる。さらに下地けこみ板3をその間口幅寸法を狭くしてサイズを小さくすることによってその分、材料費を削減できて、コストを削減することができる。
特に本発明の施工方法を回り階段に適用した場合には、先組部材Aにおける下地けこみ板3の間口幅を狭くすることは有益である。例えば図7に示すように、かね折れ階段や回り階段において回り階段部では、中心部に、中心柱とも称される一方の側板(内側板)1aが設けられるとともに、その内側板1aの外周に内側板1aを囲うように他方の側板(外側板)1bが設けられている。そして複数の回り段板20が内側板1aを中心にして内側板1aの回りに転回するように、各回り段板20が両側板1a,1bの各水平部12にそれぞれ組み付けられる。この構成において、回り段板20の間口幅寸法とその回り段板20に前端部に固定される下地けこみ板3の間口幅寸法とを等しく設定すると、下地けこみ板3の内側端部3aが内側板1aに干渉して、下地けこみ板3を組み付けることができない場合がある。そこで本発明において、回り階段部に組み付ける先組部材Aとして図8に示すように、回り段板20に、その段板20に対し間口幅寸法が狭い下地けこみ板3を固定した回り階段用の先組部材Aを準備しておき、その先組部材Aを回り階段部に組み付けることにより、先組部材Aをその下地けこみ板3を内側板1aに干渉させることなく、精度良く確実に組み付けることができる。
ここで下地けこみ板3の間口幅寸法を狭くすることによって、施工状態において仮に下地けこみ板3の両端縁と、内側板1aおよび外側板1bとの間に大きな隙間が形成されたとしても美観が損なわれる等の不具合は生じない。すなわち下地けこみ板3の前面には化粧けこみ板4が組み付けられるため、その化粧けこみ板4によって上記の隙間を確実に隠蔽することができ、良好な美観を得ることができる。
なお下地けこみ板3の間口幅寸法を必要以上に狭くすると、強度の低下が懸念されるところであるが、そのような場合、化粧けこみ板4として厚さの厚いものを採用することによって、強度低下をある程度防止することは可能である。
また図9Aに示すように、両側方が壁面Wによって閉塞された階段室の回り階段部に本発明の施工方法を適用した場合、回り段板20と下地けこみ板3の間口幅寸法が同じに設定された回り段板用の先組部材Aを採用しようとすると、その先組部材Aの下地けこみ板3の両端縁が、階段室の両側壁面Wに干渉して、先組部材Aを階段室内の所定の位置に収めることができないことがある。このような場合においても、既述したように回り階段用の先組部材Aとして図9Bに示すように、下地けこみ板3の間口幅寸法が回り段板20の間口幅寸法よりも狭いものを採用することによって、下地けこみ板3の両端縁が階段室の壁面Wに干渉するのを防止でき、先組部材Aを階段室の所定の位置に確実に収めることができ、高精度の階段を確実に組み立てることができる。
また上記実施形態においては、先組部材Aを製作するに際して、ビス63を下地けこみ板3の上端部裏面側に直接打ち込むようにしているが、それだけに限られず、本発明において図10Aに示すように、段板2の下面における下地けこみ板3の上端部に対応する位置に桟木7を配置して、その桟木7を介してビス63を下地けこみ板3に打ち込んで段板2に固定するようにしても良い。さらに同図に示すように段板2の嵌合溝22に、化粧けこみ板4を嵌合せずに、下地けこみ板3の上端部だけを嵌合できるように構成しても良い。
また図10Bに示すように、段板2の嵌合溝22に、桟木7を嵌合するための桟木嵌合部25を形成して、桟木7も嵌合溝22内に嵌合するようにしても良い。
さらに上記実施形態においては、段板2に嵌合溝22を形成してその嵌合溝22内に下地けこみ板3の上端部を嵌合するようにしているが、それだけに限られず、本発明においては図10Cに示すように、段板2に嵌合溝22を形成せずに、段板2の下面に下地けこみ板3の上端面を突き当てて、その状態でビス63によって下地けこみ板3を段板2に固定するようにしても良い。
また上記実施形態においては、両側板1の上端縁に水平な切り口(水平部12)と垂直な切り口(垂直部13)とが設けられたひな壇階段に本発明を適用した場合を例に挙げて説明したが、それだけに限られず、本発明は、両側板の対向し合う内側面部に、水平部としての水平な段板取付溝と、垂直部としての垂直なけこみ板取付溝とが形成されたボックス型階段にも適用することができる。
また上記実施形態においては、両側が壁面によって閉塞されたひな壇階段に本発明を適用した場合を例に挙げて説明したが、それだけに限られず、片側の全域または一部、両側の全域または一部が開放されたひな壇階段にも適用することができる。このようなオープンタイプのひな壇階段に本発明を適用する場合には、開放部に下地材を組み付けてその下地材に側板を固定するようにすれば良い。
また上記実施形態においては、固着具としてビスを用いる場合を例に挙げて説明したが、それだけに限られず、本発明において、固着具としては、ビス以外に、釘やスクリュー釘等を用いるようにしても良い。
この発明の階段は、戸建て住宅等の一般家屋の木質製屋内階段に好適に適用することができる。
1,1a,側板
12:水平部
13:垂直部
14:切欠部
2,20:段板
22:嵌合溝
23:後側嵌合部
24:前側嵌合部
3:下地けこみ板
4:化粧けこみ板
63:スリムビス(第1固着具)
64:ビス(第2固着具)
A:先組部材

Claims (12)

  1. 水平部および垂直部が交互に設けられ、かつ斜め上方に向けて延びるように配置される側板と、
    前記側板の水平部に固定される段板と、
    前記側板の垂直部に沿って配置された状態で上端部が前記段板の前端部裏面に第1固着具によって固着される下地けこみ板と、
    前記下地けこみ板の表面に沿って配置された状態で前記下地けこみ板に取り付けられる化粧けこみ板とを備えることを特徴とする階段。
  2. 前記化粧けこみ板の上端部が、前記段板に対して固定されない非固定状態に設定されている請求項1に記載の階段。
  3. 前記化粧けこみ板の上端部が前記段板に対し非接触状態に設定されている請求項1または2に記載の階段。
  4. 前記段板の前端部裏面に嵌合溝が形成され、その嵌合溝に前記下地けこみ板の上端部が嵌合されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の階段。
  5. 前記嵌合溝は後側嵌合部および前側嵌合部を有し、
    前記後側嵌合部に前記下地けこみ板の上端部が嵌合されるとともに、前記前側嵌合部に前記化粧けこみ板の上端部が遊嵌されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の階段。
  6. 前記前側嵌合部よりも前記後側嵌合部が深く形成されている請求項5に記載の階段。
  7. 前記段板の裏面側における前記下地けこみ板の後面に、桟材が配置され、前記第1固着具が前記桟材および前記下地けこみ板を貫通して前記段板に固定されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の階段。
  8. 前記段板の幅よりも前記下地けこみ板の幅が狭く設定されている請求項1〜7のいずれか1項に記載の階段。
  9. 前記段板を上段の段板としたとき、
    前記下地けこみ板の下端部前面に、下段の段板が水平に配置された状態で前記側板に固定され、
    第2固着具が前記下地けこみ板の下端部および前記化粧けこみ板を貫通して前記下段の段板の後端面に固定されている請求項1〜8のいずれか1項に記載の階段。
  10. 水平に配置される段板の前端部裏面に、垂直に配置される下地けこみ板の上端部を第1固着具によって固着することにより、先組部材を製作する工程と、
    上側縁部に水平部と垂直部とが交互に設けられた側板を斜め上方に向けて延びるように配置した状態に施工する工程と、
    前記先組部材をその段板を前記水平部に沿うように配置するとともに、前記下地けこみ板を前記垂直部に沿うように配置した状態で前記段板を前記水平部に固定する工程と、
    前記先組部材における下地けこみ板の前面に化粧けこみ板を取り付ける工程とを含むことを特徴とする階段の施工方法。
  11. 前記先組部材における前記段板および前記下地けこみ板が、回り階段用の段板および下地けこみ板によって構成され、
    前記段板の幅よりも前記下地けこみ板の幅が狭く設定されている請求項10に記載の階段の施工方法。
  12. 前記側板の垂直部における下端に切欠部が形成されている請求項10または11に記載の階段の施工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022050661A (ja) * 2020-03-19 2022-03-30 株式会社マキタ建工 施工用工具及び施工方法

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