JP5415937B2 - フロアパネルとフローリングシステムおよびフローリングシステムの敷設方法 - Google Patents

フロアパネルとフローリングシステムおよびフローリングシステムの敷設方法 Download PDF

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Description

本発明は、フロアパネルと、多数のフロアパネルにより形成されるフローリングシステム、およびフロアパネルを敷設するための方法とに関連する。
何百年間にもわたって、フロア被覆材には硬材が使用されており、硬材フロアと複合木材積層フローリングの両方で旧式の突起・溝結合が利用されてきた。従来の突起・溝構造では、同一平面上で突起を溝へ横方向に移動させることにより、突起と対応の溝とが容易に結合される。こうして容易な設置が行なわれるが、突起・溝ジョイントがフローリングに対する物理的または温度依存の外因による分離を受けやすくもなる。設置されたフローリングが外れるため、そして美観を損なうため、分離は望ましくない。
突起・溝形態は、突起と溝との横方向の結合を可能にしながら横方向の固定も行なう突起・溝設計を用いることにより、望ましくないこの分離しやすさを克服すると期待されている。このような設計により分離しやすさの大部分を克服できるが、このようなフローリングパネルは設置が困難である。
本発明の目的は、凸部と凹部との間に横方向接続および水平方向固定を保証するばかりでなく、壁のコーナーでも分離を生じずに非常に容易に取り付けられる新規の「凸部・凹部」構造を提供することである。
上記フロアパネルにおいて、フロアパネルは、上面と、フロア接触面と、凹部を有する側面（「凹部端面」）とを包含し、側面は、上面に隣接する上方縁部と、下方縁部と、上方凹部第１接触面と下方凹部第２接触面と凹部ガイド面とを含む凹部とを包含し、フロアパネルはさらに、上方凸部第１接触面と下方凸部第２接触面と凸部ガイド面とを含む凸部を備える側面（「凸部端面」）を包含する。１枚のフロアパネルの凸部が別の同一フロアパネルの凹部に載置され、上面に対して実質的に垂直な方向の圧力がここに印加されると、圧力によって凸部ガイド面が凹部ガイド面と接触して、凸部を凹部に導入する。また、同一のパネルの凸部端面と凹部端面とが結合されると、上方凸部第１接触面が上方凹部第１接触面と嵌合して上面の平面に垂直な方向のパネルの分離を防止するとともに、下方凸部第２接触面が下方凹部第２接触面と嵌合して凸部端面に垂直な方向のパネルの分離を防止する。
フロアパネルは、中密度繊維板（ＭＤＦ）または高密度繊維板（ＨＤＦ）などの複合木材材料、天然木、竹材料、一定の弾性を持つ他の材料から形成される。
同一パネルの凸部端面と凹部端面とが結合されると、凸部と下方凹部縁部との間に空隙が形成される。下方凸部接触面と下方凹部接触面とは、上面に対して９０度の角度で傾斜している。
フロアパネルの厚さは、約０．５ｃｍと約１．５ｃｍの間である。凸部は実質的に凸部端面の全長にわたって延在する。凹部は実質的に凹部端面の全長にわたって延在する。フロアパネルは、追加の凹部端面（「第２凹部端面」）や、追加の凸部端面（「第２凸部端面」）を含んでいてもよい。凸部の下面にバックノッチが設けられてもよい。
本発明の別の解決法は、フロアパネルが、上面と、フロア接触面と、凹部を有する側面（「凹部端面」）とを包含し、側面が、上面に隣接する上方縁部と、下方縁部と、上方凹部第１接触面と下方凹部第２接触面と凹部ガイド面とを含む凹部とを包含し、フロアパネルがさらに、凸部を有する側面（「凸部端面」）を有し、側面の凸部が、上方凸部第１接触面と下方凸部第２接触面と凸部ガイド面とを含み、第２凹部上方縁面が、上方凹部第１接触面の外端部に設けられて上方凹部第２接触面に結合され、凹部第１上方縁面が実質的に凹部第２上方縁面と平行であり、上方凹部第１接触面が実質的に上方凹部第２接触面と平行であることである。
フロアパネルにおいて、第２凸部上方側面は、上方凸部第１接触面の外端部に設けられて上方凸部第２接触面に結合され、凸部第１上方側面が実質的に凸部第２上方側面と平行であり、上方凸部第１接触面が実質的に上方凸部第２接触面と平行である。
本発明はさらに、上面と、フロア接触面と、凹部を有する側面（「凹部端面」）とを包含するフロアパネルを提供し、側面が、上面に隣接する上方縁部と、下方縁部と、上方凹部第１接触面と下方凹部第２接触面と凹部ガイド面とを含む凹部とを包含し、フロアパネルがさらに、上方凸部第１接触面と下方凸部第２接触面と凸部ガイド面とを含む凸部分を備える側面（「凸部端面」）を包含し、凸部の下面にバックノッチが設けられてもよい。
フローリングシステムについて述べると、フローリングシステムは、第１フロアパネルと第２フロアパネルとを含み、第１フロアパネルは、上面と、フロア接触面と、（１）上面に隣接する上方縁部と（２）下方縁部と（３）上方第１接触面と下方第２接触面とガイド面とを含む凹部とを含む凹部端面とを包含し、第２フロアパネルは、上面とフロア接触面と凸部端面とを含み、その凸部は、上方第１接触面と下方第２接触面とガイド面とを含む。１枚のフロアパネルの凸部が別の同一フロアパネルの凹部に載置されて、上面に対して実質的に垂直な方向に圧力が印加されると、圧力によって凸部ガイド面が凹部ガイド面と接触して、凸部を凹部に導入する。また、同一パネルの凸部端面と凹部端面とが結合されると、上方凸部第１接触面が上方凹部第１接触面と嵌合して上面の平面に対して垂直な方向でのパネルの分離を防止するとともに、下方凸部第２接触面が下方凹部第２接触面と嵌合して凸部端面に対して垂直な方向でのパネルの分離を防止する。
凸部と下方凹部縁部との間には空隙が形成してもよい。下方凸部接触面と下方凹部接触面とは、上面に対して９０度の角度で傾斜している。
フローリングシステムを敷設する方法について述べると、フローリングシステム敷設方法は、上述の特徴を有する第１フロアパネルと、上記特徴を持つ第２フロアパネルとを位置決めする段階を包含する。フロア接触面がフロア面またはライナ材料の上にある状態で第１フロアパネルを載置し、凸部が第１フロアパネルの凹部下方縁部に配置された状態で第２フロアパネルを載置し、上面に垂直な方向に上面に圧力を印加して凸部ガイド面を凹部ガイド面と接触させ凸部を凹部に誘導すること。
添付図面に図示された以下の実施例により、本発明の特徴すべてを詳細に説明する。
図１を参照すると、概してフロアパネル１０は、一般的に平行な平面に配置されることが好ましい上面とフロア接触面３０とを有する。フロアパネルが設置されると、フロア接触面３０は、パネルが設置されるフロア４０、またはフロア４０とフロアパネル１０との間に任意で設置されるフォーム下敷５０などの下敷と接触する。フロアパネル１０が設置されると、上面２０が見える。上面２０は、パネル１０が設置された時に見える装飾６０を含む。装飾６０は、模擬木目または他の周知の装飾である。例えば、装飾６０は石目柄であってもよい。装飾６０は、積層装飾を包含してもよく、パネル１０とプラスチックコーティングとの間に木目写真を積層することなど、周知の方法で形成される。装飾６０は、木などの材料を一定量含んでもよい。例えば、装飾６０はベニヤ板である。
フロアパネル１０は、木材、木製複合材、ポリマー、一定の弾性を持つ他の材料などの適当なフローリング材料で形成される。フロアパネル１０が木製複合材から形成される場合、木製複合材は、中密度繊維板（ＭＤＦ）または高密度繊維板（ＨＤＦ）を包含する。フロアパネル１０は、上面２０およびフロア接触面３０に適当な大きさと形状を与えるように形成される。例えばフロアパネルは、幅が約０．２ｍで長さが約１．２ｍの寸法を持つ矩形の形状である。フロアパネル１０は、約０．５ｃｍと約１．５ｃｍの間など、上面２０とフロア接触面３０との間に適当な厚さを持つ。
図１に見られるように、フロアパネル１０は、凸部端面１００と凹部端面２００とを包含する。好適な例示的実施例では、凸部端面１００と凹部端面２００とはフロアパネル１０の両側である。図１に見られるように、フロアパネル１０が二つの凸部端面１００，１００’と二つの凹部端面２００，２００’とを含む時、凸部端面１００，１００’はフロアパネル１０の隣接側面に設けられ、凹部端面２００，２００’はフロアパネル１０の隣接側面に設けられる。各フロアパネルの凸部端面１００，１００’を少なくとも別のフロアパネルの凹部端面２００，２００’に接続することにより、複数のフロアパネル１０が一緒に設置されてフローリングシステムを形成する。
フロアパネル１０は、通常、対応の凹部端面２００，２００’と各々が対向する一対の凸部端面１００，１００’を含むが、フロアパネル１０はまた、一つの凸部端面１００と一つの反対凹部端面２００とを含んでもよい。本発明による別の例示的実施例のパネルは、単一の凸部端面１００または凹部端面２００のみを有し、その両方は有しない。このようなフロアパネルは例えば、壁、または隣接壁により形成されるコーナーに敷設される。だが、本発明による他の例示的実施例のパネルとしては、二つ以上の凸部端面１００を有するが凹部端面２００は一つのみであるものや、二つ以上の凹部端面２００を有するが凸部端面１００は一つのみであるものが挙げられる。
図２Ａを参照すると、フロアパネル１０のＩＩＡ‐ＩＩＡ断面における凸部端面１００の図が示されている。例示的実施例では、フロアパネル１０は、上面２０とフロア接触面３０との間に、約５．０ｍｍから約１５．０ｍｍ、より好ましくは約８．２ｍｍまたは約１２．３ｍｍの厚さＴ１を有する。図２Ａに見られるように、凸部端面１００は、フロアパネルの上面２０とフロア接触面３０との間に形成された外周を特徴とする。凸部外周１０５は、上面２０とフロア接触面３０との間に形成された一連の平面、曲面、および技術的特徴を含む。
図２Ａを参照すると、凸部上方側面１１０は上面２０に隣接し、これに垂直に描かれている。この例示的実施例では、凸部上方側面１１０は平面状であり、約２．０ｍｍから約３．０ｍｍ、好ましくは２．３ｍｍにわたって上面２０から延在する。凸部上方側面１１０に隣接するのは、約０．５ｍｍから約１．０ｍｍ、好ましくは約０．６５ｍｍにわたって凸部上方側面１１０の端部から延在する上方凸部第１接触面１２０である。上方凸部第１接触面は、凸部上方側面１１０に対して、約９０度から約１３５度、好ましくは約１１０度の角度θ１に配置されている。上方凸部第１接触面１２０は、弓形移行部または面取り部１２１を終端とすることが好ましい。
上方凸部第１接触面１２０に隣接するのは、上方凸部第１接触面１２０からフロア接触面３０に向かって延出し、弓形移行部または面取り部１３１を終端とし、次の技術的特徴、例えば凸部外周１０５上のバックノッチ１４０または凸部底面１５０に隣接する凸部側面１３０である。設置中に、バックノッチの内部は一定の弾性および引張力を発生させることができ、これが一方では凹部の下方縁部が下向きに曲がるという欠点を大幅に軽減し、他方では所定箇所に設置された時に凸部と凹部との接触部分の良好な接触を引張力によって保証することになる。また、バックノッチは実質的にフロアに対して垂直な方向または若干の離間方向に設けられるので、凸部の強度を低下させないのは明らかである。
図２Ａに見られるように、バックノッチ１４０は三つのバックノッチ面、つまり第１バックノッチ面１４０ａと第２バックノッチ面１４０ｂと第３バックノッチ面１４０ｃとを含む。第１バックノッチ面１４０ａは、約２．５ｍｍから約３．５ｍｍ、好ましくは約３．０ｍｍの長さにわたって凸部側面１３０の弓形移行部１３１の端部から延出する。第１バックノッチ面１４０ａは第３バックノッチ面１４０ｃと平行であるか、傾斜している。第２バックノッチ面１４０ｂは、約１．０ｍｍと約２．０ｍｍの間、好ましくは約１．５ｍｍの長さを持つ。バックノッチ１４０は、第２バックノッチ面１４０ｂと第３バックノッチ面１４０ｃとにより形成される移行部１４１ｂを有し、移行部１４１ｂは鋭角であるか、または面取りされている。
第３バックノッチ面１４０ｃに隣接して、例えば、実質的に上面２０および／またはフロア接触面３０の平面と平行に、約１．０ｍｍから約３．０ｍｍ、例示的実施例では好ましくは約２．０ｍｍの長さにわたって凸部底面１５０が延在する。凸部底面１５０は、凸部案内面１６０である凸部外周１０５の次の特徴に隣接して鋭角または弓形の移行部１５１を含む。凸部案内面１６０と凸部底面１５０との間の角度は、１９０度と２７０度との間、好ましくは２４０度であるθ4である。
凸部案内面１６０の端部に隣接しているのは、例えば約０．１から約１．０ｍｍ、好ましくは約０．３ｍｍの長さにわたって延在する下方凸部接触面１７０である。下方凸部接触面１７０は例えば、上面２０および／またはフロア接触面３０に対して実質的に垂直である。下方凸部接触面１７０の端部においてこれに隣接するのは凸部境界面１８０であり、凸部案内面１６０の平面と平行である。
凸部境界面１８０は、上面２０および／またはフロア接触面３０と実質的に平行であって鋭角または弓形の移行部１９１を終端とする第１凸部移行面１９０を終端とする。第２凸部移行面１９２は、第１凸部移行面１９０からフロア接触面３０まで延在し、上面２０および／またはフロア接触面３０に対して垂直である。平面移行部１９３が第２凸部移行面１９２とフロア接触面３０との間に形成されることが好ましい。
そのため凸部１０６は、上面２０とフロア接触面３０との間の凸部外周１０５によって画定され、上面２０に対して垂直な凸部上方側面１１０を始点とする。
さて図２Ｂを参照すると、フロアパネル１０のＩＩＢ‐ＩＩＢ断面における凹部端面２００の図が示されている。やはりフロアパネル１０は厚さＴ１を有する。図２Ｂに見られるように、凹部端面２００は、上面２０とフロア接触面３０との間の外周を特徴とする。凹部外周２０５は、上面２０とフロア接触面３０との間に一連の平面と曲面と技術的特徴とを有する。凹部外周２０５は、凸部外周１０５に結合される構造および寸法を持つことが好ましい。
凹部上方縁部２１０は、上面２０に隣接しこれに垂直に描かれている。凹部上方縁部２１０は例えば平面状であり、約２．０ｍｍから約３．０ｍｍ、好ましくは２．３ｍｍの長さにわたって上面２０から延在する。凹部上方縁部２１０に隣接するのは、約０．５ｍｍから約２．０ｍｍ、好ましくは約１．３ｍｍの長さにわたって凹部端面上方縁部２１０の端部から延在する上方凹部第１接触面２２０である。表面２１０，２２０は例えば、相互に対して約２１０度と約２７０度の間、より好ましくは約２５０度の角度θ６に配置されている。上方凹部第１接触面２２０は、鋭角または弓形の移行面２２１を終端とすることが好ましい。
上方凹部第１接触面２２０に隣接するのは凹部側面２３０である。ゆえに凹部側面２３０は、上方凹部第１接触面２２０の端部からフロア接触面３０に向かって延出し、例えば、凹部底面２５０である凹部外周２０５の次の特徴に隣接する弓形移行部２３１を終端とする。
図２Ｂに見られるように、凹部底面２５０は上面２０および／またはフロア接触面３０と実質的に平行に延在する。凹部底面２５０は、例えば４．０ｍｍから約８．０ｍｍ、好ましくは約６．０ｍｍの長さにわたって延在する。凹部底面２５０は、凹部境界面２６０である凹部外周２０５の次の特徴に隣接して、弓形移行面２５１を含む。凹部境界面２６０と凹部底面２５０との間の角度は、１００度から１５０度の範囲、好ましくは約１２０度であるθ9である。
凹部境界面２６０に隣接するのは、約０．１から約１．０ｍｍ、好ましくは約０．３ｍｍにわたって延在する下方凹部第２接触面２７０である。下方凹部第２接触面２７０は例えば、上面２０および／またはフロア接触面３０に対して実質的に垂直である。下方凹部第２接触面２７０の端部においてこれに隣接するのは、凹部境界面２６０の平面と平行である凹部ガイド面２８０である。凹部ガイド面２８０は、鋭角または弓形の移行面２８１を包含してもよい。
凹部案内面２８０の端部に隣接するのは、第１凹部移行面２９０である。第１凹部移行面２９０は、実質的に上面２０および／またはフロア接触面３０と平行であり、鋭角または弓形の移行面２９１を含んでいてもよい。第２凹部移行面２９２は第１凹部移行面２９０からフロア接触面３０まで延在して、上面２０および／またはフロア接触面３０に対して垂直である。第２凹部移行面２９２とフロア接触面３０との間には、平面移行部２９３が形成されて、フロア接触面３０の平面に対して横向きに配置されることが好ましい。
こうして凹部２０６は、上面２０とフロア接触面３０との間の凹部外周２０５によって画定され、例えば、上面２０と垂直で鋭角または弓形の移行面２２１に接する平面から延出する。図２Ｂに見られる凹部外周２０５は、上述した凸部外周１０５に含まれる特徴と協働する特徴を含んでいてもよい。
上述したように、図２Ａと２Ｂに図示されたフロアパネル１０は、例えば約８．２ｍｍの厚さを持つ。フロアパネル１０は、１２．３ｍｍなど他の所望の厚さを有してもよい。上述した寸法が必要に応じて調節できることは明白である。
フロアパネル１０の外周は、周知のフライス削りプロセスによって成形することができる。フライス盤は、凸部および凹部の技術的特徴を形成するためのフライスを包含してもよい。例えば、四辺形のエッジを持つ未処理のフロアパネル１０の一部分をフライスによって除去して、所望の輪郭を作る。所望の輪郭を作るには、多数の工程が実施されてもよい。フロアパネル１０が矩形である場合、二つの両側が同時にフライス削りを受けてもよい。
さて図３を参照すると、第１フロアパネル１０の凸部端面１００と隣接パネルの凹部端面２００とが、結合のため位置決めされている。好適な一設置例では、凹部端面２００を含む第１フロアパネル１０のフロア接触面３０がフロア、より好ましくはフロア上に位置決めされた下敷との接触状態に配置されるように、第１フロアパネル１０が位置決めされる。弓形移行面１２１が凹部上方縁面２１０の一部と接触する一方で、凸部の凸部案内面１６０の一部が凹部の凹部案内面２８０の少なくとも一部に載置されるように、凸部端面１００を含むフロアパネル１０が凹部端面２００の横に載置される。図３に示されているように、２枚のフロアパネル１０は実質的に相互に平行である。
図４は、例えばフロアの平面に対して実質的に垂直な方向であり、凸部端面１００を含むフロアパネル１０の上面２０に印加される力３００を示す。力３００は手で、または工具によって印加される圧力である。力３００は、凸部側面１３０の一部を凹部上方縁部２１０の一部に押圧し、凸部ガイド面１６０の一部を凹部ガイド面２８０に押圧する。凹部ガイド面２８０は、凹部端面２００を含むフロアパネル１０へと内向きに、フロア接触面３０へと下向きに傾斜している。
力３００がフロアパネル１０に印加され続けると、凸部案内面１６０が凹部案内面２８０上を内向きおよび下向きに摺動し、凸部側面１３０の一部が凹部上方縁部２１０に沿って上面２０から離間するように摺動する。これにより、凸部１０６が凹部２０６へくさびのように移動する。また、凸部１０６が凹部２０６へくさびのように挿入されると、結合中に凸部１０６のバックノッチ１４０の変形によって凸部１０６の大きさが小さくなる。凸部１０６を凹部ガイド面２８０から凹部２０６へ、凸部側面１３０を凹部上方縁部２１０から凹部２０６へ通過させるのに充分な程度、凸部端面１００と凹部端面２００のいずれかの一部の撓曲または変形が発生する。この時点で、凸部１０６が凹部２０６にしっかり嵌合した状態で隣接フロアパネル１０が相互に結合される。
図５は、第２フロアパネル１０の凹部端面２００の凹部２０６と嵌合した第１フロアパネル１０の凸部端面１００の凸部１０６を示す。結合されると、２枚のパネルの上面の間に実質的に空間が存在しないように、凸部上方側面１１０が凹部上方縁部２１０に隣接する。接続が完了すると、凸部の上方凸部第１接触面１２０は凹部の上方凹部接触面２２０と係合して、上面２０に垂直な方向でのフロアパネル１０の解離を防止する。設置されると、こうして凸部端面１００を有するフロアパネル１０がフロア４０から離間して上向きに移動するのを防止する。図５に見られるように、下方凸部接触面１７０は下方凹部接触面２７０と協働して、凸部端面に垂直な方向におけるパネルの解離を防止する。こうして設置されると、凸部端面１００を有するフロアパネル１０が、凹部端面２００を有するフロアパネル１０から移動してパネルの上面２０の間に空間を形成することが妨げられる。
下方凸部接触面１７０と下方凹部接触面２７０とは、上面２０およびフロア接触面３０の平面に対して垂直である。図５に見られるようにパネルが設置位置で結合された時に凹部下方縁部２１２が撓曲せずバックノッチ１４０が変形しないように、凸部１０６と凹部２０６とがフライス削りを受ける。凸部端面１００が凹部端面２００に結合されると、凸部外周１０５と凹部外周２０５との間に空隙４００が形成される。凸部１０６と凹部２０６とを含む凸部端面１００と凹部端面２００との特定寸法は、フロアパネル１０の材料または厚さなどの要因に基づいて変化することにも注意すべきである。
図６は、結合された凸部端面５００と凹部端面６００との好適な第二実施例を示す。ここでフロアパネル１０は、上面２０とフロア接触面３０との間に厚さＴ３を有する。図６に見られるように、凸部端面５００は、上面２０とフロア接触面３０との間に形成された凸部外周５０５を特徴とする。凹部端面６００は、上面２０とフロア接触面３０との間に形成された凹部外周６０５を特徴とする。凸部外周５０５と凹部外周６０５とは、上面２０とフロア接触面３０との間に一連の平面と曲面と技術的特徴とを含む。凸部端面５００と凹部端面６００の隣接する対向部分はそれぞれ、請求項では凸部ドッキング面および凹部ドッキング面と呼ばれる。図６に示された実施態様では、凸部ドッキング面は表面５１０，５２０，５２２，５２４及び５３０を包含し、凹部ドッキング面は表面６１０，６２０，６２２，６２４及び６３０を包含する。
凸部上方側面５１０と凹部上方縁面６１０とは上面２０に隣接して描かれ、相互に対して約０度から約５度、好ましくは約１度の角度θ１１に配置されている。凸部上方側面５１０，凹部上方縁面６１０は平面状であり、約１．０ｍｍから約３．０ｍｍ、好ましくは約２．０ｍｍの距離にわたって上面２０から延在する。凹部上方縁面６１０は、鋭角または弓形の移行面６１１を終端とすることが好ましい。
凸部上方側面５１０に隣接するのは、上方凸部第１接触面５２０である。図６に見られるように、結合状態において上方凹部接触面６２０が上方凸部第１接触面５２０と実質的に同一平面上にあって連続するように、この表面６２０は例えば凹部上方縁面６１０に隣接して設けられていてもよい。
上方凸部第１接触面５２０は、約０．１ｍｍから約１．０ｍｍ、好ましくは約０．５ｍｍの奥行Ｌ２にわたって凸部上方側面５１０から延出し、第２凸部上方側面５２２である凸部外周５０５の次の特徴に隣接して、鋭角または弓形の移行面５２１を含む。表面５２２は、上面２０および／またはフロア接触面３０に対して実質的に垂直である。図６に見られるように、表面６２０は第２凹部上方縁面６２２に隣接している。フロアパネル１０が結合状態にある時に、表面６２２は例えば第２凸部上方側面５２２と平行でこれに沿った構造を持つ。凸部の第２上方側面５２２と凹部の第２上方縁面６２２とは、０．１ｍｍと１．０ｍｍの間、好ましくは０．５ｍｍにわたって延在する。表面６２２は、鋭角または弓形の移行面６２３を含む。
表面５２２に隣接するのは、第２凸部上方接触面５２４である。第２凸部上方接触面５２４は、凸部の上方凸部第１接触面５２０と概ね平行で、約０．５ｍｍから１．５ｍｍ、好ましくは約１．２ｍｍにわたって凸部の凸部上方側面５１０から延出する。表面５２４は、鋭角または弓形の移行面５２５を含む。図６に見られるように、例えば第２上方凹部接触面６２４が結合状態で表面５２４と実質的に同一平面上にあってこれと連続するように、表面６２４は表面６２２に隣接して設けられる。
表面５２４に隣接するのは、凸部側面５３０である。図６に見られる設置完了状態では、凸部の凸部外周５０５および凹部の凹部外周６０５に沿って、この点から、凸部の下方凸部接触面５７０と凹部の下方第３接触面６７０との間の接点までの区分に、接点が設けられないことが好ましい。
凸部の上方凸部第１接触面５２０から凸部の第２上方側面５２２を通り凸部の上方第２接触面５２４までの区分において、凸部の外周５０６は実質的に、設置を著しく容易にする段付き形状を成す。
凸部外周５０５に沿って、凸部の凸部側面５３０は凸部の上方第２接触面５２４を始点とする。表面５３０は、鋭角または弓形の移行面５３１と第２平面部分５３２とを包む。凸部側面５３０の第２平面部分５３２は、鋭角または弓形の移行面５３３を包含する。
表面５３０に隣接しているのは、三つのバックノッチ面、つまり第１バックノッチ面５４０ａと第２バックノッチ面５４０ｂと第３バックノッチ面５４０ｃとを含んでいてもよいバックノッチ５４０である。第１ノッチ面５４０ａは移行部５３３から延出し、鋭角または弓形の移行部５４１ａを含んでいてもよい。
表面５４０ａに隣接して、約０．５ｍｍから約１．５ｍｍ、好ましくは約１．０ｍｍにわたって第２バックノッチ面５４０ｂが延在する。第２バックノッチ面５４０ｂは、鋭角または弓形の移行面５４１ｂを含んでいてもよい。
表面５４０ｂに隣接して、第３バックノッチ面５４０ｃは、鋭角または弓形の移行面５４１ｃを含んでいてもよい。
弓形移行面５４１ｃに隣接して、例えば上面２０および／またはフロア接触面３０と実質的に平行に凸部底面５５０が延在する。凸部底面５５０は、凸部案内面５６０である凸部外周５０５の次の特徴に隣接する鋭角または弓形の移行面５５１を含んでいてもよい。凸部ガイド面５６０は、表面５５０に対して、約９０度と約１５０度の間、好ましくは約１２０度の角度θ１８に配置されていてもよい。
凸部ガイド面５６０の端部に隣接するのは、例えば約０．１ｍｍから約１．０ｍｍ、好ましくは約０．３ｍｍにわたって延在する下方凸部第３接触面５７０である。下方凸部第３接触面５７０は例えば、上面２０および／またはフロア接触面３０の平面に対して実質的に垂直である。下方凸部第３接触面５７０の一端部に隣接するのは、凸部ガイド面５６０の平面と平行な凸部境界面５８０であってもよい。凸部の凸部境界面５８０は、凸部の第１移行面５９０を終端とする。表面５９０は、上面２０および／またはフロア接触面３０の平面と実質的に平行である。表面５９０は、鋭角または弓形の移行面５９１を含む。第２移行面５９２は第１凸部移行面５９０からフロア接触面３０まで延在し、上面２０および／またはフロア接触面３０に対して垂直であってもよい。そのため、凸部５０６は、上面２０とフロア接触面３０との間に設けられた凸部の凸部外周５０５によって画定され、上面２０に対して垂直な凸部の凸部上方縁面５１０を始点とする。
上記のように、結合状態では、第２凹部上方接触面６２４は第２凸部上方接触面５２４より延出している。表面６２４に隣接するのは凹部側面６３０である。凹部側面６３０は第１平面部分６３２を含んでいてもよい。第１平面部分６３２に隣接して、第１平面部分６３２に対して、約９０度と約１６０度の間、好ましくは約１４０度である角度θ２１に第２平面部分６３４が配置されている。凹部側面６３０はまた、必要に応じて複数の平面と曲面とを含んでいてもよい第２平面部分６３４の端部に近接する曲線部分６３６を含んでいてもよい。
図６に見られるように、凹部側面６３０に近接しているのは、上面２０および／またはフロア接触面３０と実質的に平行な凹部底面６５０である。凹部底面６５０は、凹部境界面６６０である凹部外周６０５上の次の特徴に隣接して、鋭角または弓形の移行面６５１を含んでいてもよい。
凹部境界面６６０と凹部底面６５０との間の角度は、９０度と１５０度との間、好ましくは１２０度のθ22である。
凹部境界面６６０に隣接して、約０．１ｍｍから約１．０ｍｍ、好ましくは約０．３ｍｍの長さにわたって下方凹部第３接触面６７０が延在する。表面６７０は、上面２０および／またはフロア接触面３０の平面に対して実質的に垂直である。表面６７０に隣接するのは表面６６０の平面と平行な凹部ガイド面６８０である。表面６８０は、鋭角または弓形の移行面６８１を終端とすることが好ましい。
凹部ガイド面６８０の一端部に隣接するのは、上面２０および／またはフロア接触面３０と概ね平行であって鋭角または弓形の移行面６９１を終端とする第１凹部移行面６９０である。第２凹部移行面６９２は、第１凹部移行面６９０からフロア接触面３０まで延在して、上面２０および／またはフロア接触面３０に対して実質的に垂直である。
そのため、凹部６０６は、上面２０とフロア接触面３０との間の凹部外周６０５により画定され、凹部側面６３０に接して上面２０および／またはフロア接触面３０に対して実質的に垂直である垂直面まで延在する。凹部外周６０５上の技術的特徴は、凸部外周５０５上の技術的特徴と係合する。
図７〜９は、図６を参照して説明した凸部端面５００と凹部端面６００との結合のための様々な段階を示す。図７を参照すると、上面２０と凹部端面６００の凹部上方縁面６１０との接合点に隣接して、上面２０と凸部端面５００の凸部上方縁面５１０との接合点に回転軸７００が存在するように、凸部端面５００を含むフロアパネル１０が位置決めされる。凸部底面５５０は、凹部境界面６８０と凹部第１移行面６９０との間の接合点と当接する。軸７００を中心とする回転により凸部端面５００を凹部端面６００に結合するには、約６．３ｍｍと大きな凹部端面６００の一部の変位を必要とすることが、図７から明らかである。
図８において、凹部端面６００の上方凹部第２接触面６２０と表面６２２との接合点に隣接して、凸部端面５００の表面５２４と表面５３０との接合点に第２回転軸７０２が存在する。第２軸７０２を中心とする回転により凸部端面５００を凹部端面６００に結合するには、約２．０ｍｍと比較的小さな凹部端面６００の一部の変位を必要とすることが、図８から明らかである。図９に見られるように、第２軸７０２を中心とする回転は、凸部案内面５６０と凹部ガイド面６８０との間に長さＬ１４の接触面を形成する。凸部端面５００が凹部端面６００と実質的に平行である図９に示された位置から、図３〜５を参照して説明したように、凸部端面５００を含むフロアパネル１０の上面２０に力を印加して凸部５０６の凹部６０６への移動を達成することにより、凸部端面５００と凹部端面６００との結合が完了する。
さて図１０を参照すると、結合された凸部端面８００と凹部端面９００との好適な第三例示的実施例が示されている。ここでフロアパネル１０は厚さＴ４を有する。図１０に見られるように、凸部端面８００は、フロアパネル１０において上面２０とフロア接触面３０との間に形成される外周８０５を特徴とする。凹部端面９００は、フロアパネル１０において上面２０とフロア接触面３０との間に形成される外周９０５を特徴とする。凸部外周８０５と凹部外周９０５とは、上面２０とフロア接触面３０との間に形成される一連の平面と曲面と技術的特徴とを含んでいてもよい。
凸部上方側面８１０と凹部上方縁面９１０とは、上面２０に近接して描かれ、相互に対して約０度と約３度の間、好ましくは約１度である角度θ２４に配置されている。表面８１０，９１０とは平面状であり、約１．０ｍｍから約３．０ｍｍ、好ましくは約１．５ｍｍの距離にわたって上面２０から延在する。表面９１０は、鋭角または弓形の移行面９１１を終端とする。
凸部上方側面８１０に隣接するのは、上方凸部第１接触面８２０である。図１０に見られるように、上方凹部接触面９２０は、例えば、結合状態で表面９２０が表面８２０と実質的に同一平面上にあってこれと連続するように、表面９１０に隣接して設けられる。
上方凸部第１接触面８２０は、約０．１ｍｍから約１．０ｍｍ、好ましくは約０．５ｍｍの奥行にわたって表面８１０から延出し、第２凸部上方側面８２２である外周８０５の次の特徴に隣接して鋭角または弓形の移行面８２１を含む。第２凸部上方側面８２２は、上面２０および／またはフロア接触面３０の平面に対して実質的に垂直である。図１０に見られるように、表面９２０は第２凹部上方縁面９２２に隣接する。フロアパネル１０が結合状態にある時、表面９２２は例えば、接触面８２２と平行でこれに合った構造を持つ。第２凸部上方側面８２２と第２凹部上方縁面９２２とは、０．１ｍｍと１．０ｍｍの間、好ましくは０．５ｍｍにわたって延在する。表面９２２は、鋭角または弓形の移行面９２３を含む。
表面８２２に隣接するのは、第２凸部上方接触面８２４である。第２凸部上方接触面８２４は、上方凸部第１接触面８２０と概ね平行であり、約０．５ｍｍから１．５ｍｍ、好ましくは約１．２ｍｍにわたって凸部上方側面８１０から延在する。第２凸部上方接触面８２４は、鋭角または弓形の移行部を包含する。図１０に見られるように、上方第２凹部接触面９２４は、例えば第２凹部上方側面９２２に隣接する。表面９２４は結合状態において、表面８２４と実質的に同一平面上にあってこれと連続している。
表面８２４に隣接するのは、凸部側面８３０である。図１０に見られる設置完了状態では、好ましくは凸部外周８０５および好ましくは凹部外周９０５上において、この点から、下方第３凸部接触面８７０と下方第３凹部接触面９７０との間の接点までの区分には接点が設けられないことが好ましい。
凸部外周８０５上で、表面８３０は第２凸部上方接触面８２４に始まる。表面８３０は、鋭角または弓形の移行面８３１と第２平面部分８３２とを含んでいてもよい。表面８３０の第２平面部分８３２は、鋭角または弓形の移行面８３３を包含する。
表面８３０に隣接して、バックノッチ８４０は、三つのバックノッチ面、つまり第１バックノッチ面８４０ａと第２バックノッチ面８４０ｂと第３バックノッチ面８４０ｃとを含む。第１バックノッチ面８４０ａは移行部８３３を始点とし、鋭角または弓形の移行面８４１ａを含む。表面８４０ａに隣接して、第２バックノッチ面８４０ｂは、約０．５ｍｍから１．５ｍｍ、好ましくは約１．０ｍｍにわたって延在する。第２バックノッチ面８４０ｂは、鋭角または弓形の移行面８４１ｂを含む。
第２バックノッチ面８４０ｂに近接する第３バックノッチ面８４０ｃは、鋭角または弓形の移行面８４１ｃを包含する。
弓形移行面８４１ｃに隣接して、凸部底面８５０は例えば、上面２０および／またはフロア接触面３０の平面と実質的に平行に延在する。凸部底面８５０は、凸部案内面８６０である凸部外周８０５の次の特徴に隣接して、鋭角または弓形の移行面８５１を含んでいてもよい。凸部案内面８６０は、表面８５０に対して、約９０度と約１５０度との間、好ましくは約１２０度の角度θ３１に配置されている。
凸部案内面８６０の端部に隣接するのは、例えば約０．１から約１．０ｍｍ、好ましくは約０．３ｍｍにわたって延在する下方凸部接触面８７０である。下方凸部接触面８７０は、上面２０および／またはフロア接触面３０の平面に対して実質的に垂直である。表面８７０の端部に隣接するのは、凸部案内面８６０の平面と平行である凸部境界面８８０である。
凸部境界面８８０は、第１凸部移行面８９０を終端とする。表面８９０は、上面２０および／またはフロア接触面３０と実質的に平行である。表面８９０は鋭角または弓形の移行部８９１を終端としてもよい。第２凸部移行面８９２は、第１凸部移行面８９０からフロア接触面３０まで延在し、上面２０および／またはフロア接触面３０に対して実質的に垂直である。
ゆえに凸部８０６は、上面２０とフロア接触面３０との間の外周８０５によって画定され、上面２０に対して垂直な凸部上方側面８１０を始点とする。
上記のように、結合状態では、第２凹部上方接触面９２４は第２凸部上方接触面８２４より延出している。表面９２４に隣接するのは、第１平面部分９３２を包含する凹部側面９３０である。第１平面部分９３２に隣接して、第１平面部分９３２から、約９０度と約１６０度の間、好ましくは約１４０度である角度θ３４に、第２平面部分９３４が配置される。凹部側面９３０は、必要に応じて複数の平面と曲面とを含む、第２平面部分９３４の一端部に隣接する曲線部分９３６も含む。
図１０に見られるように、凹部側面９３０に隣接して、上面２０および／またはフロア接触面３０と実質的に平行に凹部底面９５０が配置されていてもよい。凹部底面９５０は、凹部境界面９６０である凹部外周９０５の次の特徴に隣接して、鋭角または弓形の移行面９５１を含んでいてもよい。凹部底面９５０と凹部境界面９６０とは、相互Ｔに対して約９０度と約１５０度との間、好ましくは約１２０度の角度θ３５に配置されていてもよい。
凹部境界面９６０に隣接して、下方凹部第３接触面９７０は約０．１ｍｍから約１．０ｍｍ、好ましくは約０．３ｍｍの長さにわたって延在する。表面９７０は、上面２０および／またはフロア接触面３０の平面に対して実質的に垂直である。表面９７０に隣接するのは、凹部境界面９６０と概ね平行な凹部案内面９８０である。表面９８０は、鋭角または弓形の移行面９８１を含む。
表面９８０に隣接して、第１凹部移行面９９０が上面２０および／またはフロア接触面３０の平面と実質的に平行であり、鋭角または弓形の移行面９９１を終端とする。表面９９０に隣接して、第２凹部移行面９９２は表面９９０からフロア接触面３０まで延在し、上面２０および／またはフロア接触面３０に対して実質的に垂直である。
そのため凹部９０６は、上面２０とフロア接触面３０との間の凹部外周９０５により画定され、凹部側面９３０に接して上面２０および／またはフロア接触面３０に対して実質的に垂直である垂直面まで延在する。凹部外周９０５は、上述した凸部外周８０５に含まれる技術的特徴と協働する技術的特徴を含む。
図１１は、３枚の同一フロアパネル１０ａ，１０ｂ，１０ｃの設置を示す。フロアパネル１０ａとフロアパネル１０ｂとは、上述したように結合された状態で描かれている。次に、フロアパネル１０ｃの二つの凸部端面を他の２枚のフロアパネルの対応する凹部端面に隣接して位置決めすることにより、フロアパネル１０ｃが設置される。凸部端面に力を印加して同時に凸部端面を各凹部端面に移動させることにより、フロアパネル１０ｃは結合される。このようにして、ある面積のフロアを被覆するフローリングシステム５００が形成される。
図１２は、矩形の床面積全体を被覆しているように設置されたフローリングシステム５００を示す。この図では、各フロアパネルの上面２０が見える。所与の大きさおよび形状の面積を正確に被覆するため、設置の前にいくらかのフロアパネル１０が切断される。
図１３〜２６は、代替寸法および構造を持つ本発明の代替実施例を示す。例えば図１３は、バックノッチを持たない凸部１０６の代替実施例を示す。
本発明の様々な説明を記載したが、様々な特徴は単独でまたは組合せで使用できることを理解すべきである。そのため、本発明はここに示された特に好適な実施例のみに限定されるわけではない。
さらに、本発明の趣旨および範囲内での変形および変更は、本発明が関連する技術分野の熟練者が気付くようなものであることを理解すべきである。例えば、凸部と凹部とを含む凸部端面および凹部端面の特定寸法が、パネルの材料および厚さなどの要因に基づいて変わることは言うまでもない。したがって、本発明の範囲および趣旨に含まれる上記の開示から当該技術に精通した者により容易に達成されるすべての好都合な変更は、本発明の別の実施例として含まれるものとする。したがって本発明の範囲は、添付の請求項に記載されたように規定される。
凸部端面と凹部端面とを含むフロアパネルの斜視図である。 図１のフロアパネルの凸部端面の横断面図である。 図１のフロアパネルの凹部端面の横断面図である。 図２Ａの結合凸部端面が図２Ｂの凹部端面と部分的に嵌合した第１横断面図である。 図２Ａの結合凸部端面が図２Ｂの凹部端面と部分的に嵌合した別の横断面図である。 図２Ｂの凹部端面に結合された図２Ａの凸部端面の横断面図である。 結合された凸部端面および凹部端面の第二例示的実施例の横断面図である。 最初の嵌合のために位置決めされた凸部端面および凹部端面の別の実施例の第１横断面図である。 凸部端面が凹部端面にすでに部分的に設置されたことを示す、部分的嵌合状態にある図７の実施例の第２横断面図である。 凸部端面が凹部端面にすでに部分的に設置されたことを示す、部分的嵌合状態にある図７の実施例の第３横断面図である。 凸部が凹部にすでに設置されたことを示す、部分的嵌合状態にある図７の実施例の第４横断面図である。 フローリングシステムの部分的斜視図である。 図１１のフローリングシステムの上面図である。 相互に結合された凸部端面および凹部端面の追加例示的実施例の横断面図である。 相互に結合された凸部端面および凹部端面の追加例示的実施例の横断面図である。 相互に結合された凸部端面および凹部端面の追加例示的実施例の横断面図である。 相互に結合された凸部端面および凹部端面の追加例示的実施例の横断面図である。 相互に結合された凸部端面および凹部端面の追加例示的実施例の横断面図である。 相互に結合された凸部端面および凹部端面の追加例示的実施例の横断面図である。 相互に結合された凸部端面および凹部端面の追加例示的実施例の横断面図である。 相互に結合された凸部端面および凹部端面の追加例示的実施例の横断面図である。 相互に結合された凸部端面および凹部端面の追加例示的実施例の横断面図である。 相互に結合された凸部端面および凹部端面の追加例示的実施例の横断面図である。 相互に結合された凸部端面および凹部端面の追加例示的実施例の横断面図である。 相互に結合された凸部端面および凹部端面の追加例示的実施例の横断面図である。 相互に結合された凸部端面および凹部端面の追加例示的実施例の横断面図である。 相互に結合された凸部端面および凹部端面の追加例示的実施例の横断面図である。

Claims (20)

  1. フロアパネル（１０）であって、
    （１）上面（２０）と、
    （２）フロア接触面（３０）と、
    （３）前記上面（２０）に隣接する上方縁部（２１０）と、
    下方縁部（２１２）と、
    少なくとも一つの上方凹部第１接触面（２２０）と少なくとも一つの下方凹部接触面（２７０）と凹部ガイド面（２８０）とを含む凹部（２０６）と、
    を含む少なくとも一つの凹部端面（２００）と、
    （４）前記凹部端面（２００）と反対側の少なくとも一つの凸部端面（１００）であって、
    前記上面（２０）に隣接する凸部第１上方側面（１１０）と、
    少なくとも一つの上方凸部第１接触面（１２０）と少なくとも一つの下方凸部接触面（１７０）と凸部ガイド面（１６０）とを包含する凸部（１０６）と、
    を包含する凸部端面（１００）と、
    を包含し、
    前記下方縁部（２１２）は、前記上方縁部（２１０）より長く前記フロア接触面（３０）に沿って外側に延在し、
    前記フロアパネル（１０）は、前記凸部（１０６）に弾性を付与するために前記凸部底面（１５０）内にバックノッチ（１４０）を有し、
    前記上方凸部第１接触面（１２０）は、前記バックノッチ（１４０）より高い垂直位置に配置され、
    前記パネルの凸部（１０６）を、同一の形状を有する別のパネルの凹部下方縁部（２１２）上に置き、上面（２０）に対して実質的に垂直方向に圧力を加えることで、凸部ガイド面（１６０）を凹部ガイド面（２８０）に接触させ、凸部（１０６）が凹部（２０６）に導入され、
    前記パネルの前記凸部端面（１００）と前記同一の形状を有する別のパネルの凹部端面（２００）とが結合された時に、前記上方凸部第１接触面（１２０）が上方凹部第１接触面（２２０）と嵌合して前記上面（２０）の平面に対して垂直な方向における該パネルの分離を防止するとともに、前記下方凸部接触面（１７０）が下方凹部接触面（２７０）と嵌合して前記凸部第１上方側面（１１０）に対して垂直な方向における該パネルの分離を防止する、
    フロアパネル。
  2. 前記凸部（１０６）が、前記凸部端面（１００）の全長にわたって実質的に延在することを特徴とする、請求項１に記載のフロアパネル。
  3. 前記凹部（２０６）が、前記凹部端面（２００）の全長にわたって実質的に延在することを特徴とする、請求項１に記載のフロアパネル。
  4. 前記凹部上方縁部（２１０）が、前記上面（２０）に隣接する該凹部上方縁部（２１０）表面を備えていることを特徴とする、請求項１に記載のフロアパネル。
  5. 前記凹部上方縁部（２１０）表面が前記上面（２０）の平面に対して実質的に垂直であり、前記凸部第１上方側面（１１０）が該上面（２０）の平面に対して実質的に垂直であることを特徴とする、請求項４に記載のフロアパネル。
  6. 前記パネルの前記凸部端面（１００）と前記同一の形状を有する別のパネルの凹部端面（２００）とが結合された時に、前記凹部上方縁部（２１０）表面が前記凸部第１上方側面（１１０）と密接に隣接することを特徴とする、請求項５に記載のフロアパネル。
  7. 前記凸部第１上方側面（１１０）が前記上方凸部第１接触面（１２０）と隣接することを特徴とする、請求項１又は５に記載のフロアパネル。
  8. 前記上方縁部（２１０）表面が前記上方凹部第１接触面（２２０）と隣接することを特徴とする、請求項１又は５に記載のフロアパネル。
  9. 前記凸部第１上方側面（１１０）が平面であることを特徴とする、請求項７に記載のフロアパネル。
  10. 前記上方縁部（２１０）表面が平面であることを特徴とする、請求項８に記載のフロアパネル。
  11. 前記上方凸部第１接触面（１２０）が前記凸部第１上方側面（１１０）から外側に延在することを特徴とする、請求項７に記載のフロアパネル。
  12. 前記凸部（１０６）が前記上面（２０）に沿って外側に延在することを特徴とする、請求項１〜６のいずれかに記載のフロアパネル。
  13. 前記凸部（１０６）が前記上面（２０）に沿って外側に延在することを特徴とする、請求項７に記載のフロアパネル。
  14. 前記凸部（１０６）が前記上面（２０）に沿って外側に延在することを特徴とする、請求項９に記載のフロアパネル。
  15. 凹部第２上方縁面（６２２）が前記上方凹部第１接触面（２２０）の外端部に設けられており、上方凹部第２接触面（６２４）に繋がり、前記凹部第１上方縁部（２１０）表面が前記凹部第２上方縁面（６２２）と平行であり、該上方凹部第１接触面（２２０）が該上方凹部第２接触面（６２４）と平行であり、
    第２凸部上方側面（５２２）が前記上方凸部第１接触面（１２０）の外端部に設けられており、上方凸部第２接触面（５２４）に繋がり、前記凸部第１上方側面（１１０）が前記凸部第２上方側面（５２２）と平行であり、該上方凸部第１接触面（１２０）が該上方凸部第２接触面（５２４）と平行である、
    ことを特徴とする、請求項１２に記載のフロアパネル。
  16. 第１フロアパネル（１０）および第２フロアパネル（１０）を含むフローリングシステムであって、
    前記第１フロアパネル（１０）が、
    （１）上面（２０）と、
    （２）フロア接触面（３０）と、
    （３）前記上面（２０）に隣接する上方縁部（２１０）と、
    下方縁部（２１２）と、
    一つの上方凹部第１接触面（２２０）と一つの下方凹部接触面（２７０）と凹部ガイド面（２８０）とを包含する凹部（２０６）と、
    を包含する少なくとも一つの凹部端面（２００）と、
    を含み、
    前記上方縁部（２１０）が上面（２０）に隣接する凹部上方縁部（２１０）を備えており、前記凹部上方縁部（２１０）が上面（２０）の平面に対して実質的に垂直であり、
    前記第２フロアパネル（１０）が、
    （１）上面（２０）と、
    （２）フロア接触面（３０）と、
    （３）前記上面（２０）に隣接する凸部第１上方側面（１１０）と、
    一つの上方凸部第１接触面（１２０）と一つの下方凸部接触面（１７０）と凹部ガイド面（１６０）とを含む凸部（１０６）と、
    を包含する少なくとも一つの凸部端面（１００）と、
    を含み、前記凸部第１上方側面（１１０）が上面（２０）の平面に対して実質的に垂直であり、
    前記下方縁部（２１２）は、前記上方縁部（２１０）より長く前記フロア接触面（３０）に沿って外側に延在し、
    前記フロアパネル（１０）は、前記凸部（１０６）に弾性を付与するために前記凸部底面（１５０）内にバックノッチ（１４０）を有し、
    前記上方凸部第１接触面（１２０）は、前記バックノッチ（１４０）より高い垂直位置に配置され、
    前記パネルの凸部（１０６）を、同一の形状を有する別のパネルの凹部下方縁部（２１２）上に置き、上面（２０）に対して実質的に垂直方向に圧力を加えることで、凸部ガイド面（１６０）を凹部ガイド面（２８０）に接触させ、凸部（１０６）が凹部（２０６）に導入され、
    前記パネルの前記凸部端面（１００）と前記同一の形状を有する別のパネルの凹部端面（２００）とが結合された時に、前記凹部上方縁部（２１０）表面が前記凸部第１上方側面（１１０）と密接に隣接し、前記上方凸部第１接触面（１２０）が上方凹部第１接触面（２２０）と嵌合して前記上面（２０）の平面に対して垂直な方向における該パネルの分離を防止するとともに、前記下方凸部接触面（１７０）が下方凹部接触面（２７０）と嵌合して前記凸部第１上方側面（１１０）に対して垂直な方向における該パネルの分離を防止することを特徴とするフローリングシステム。
  17. 前記下方凸部接触面（１７０）と、前記同一の形状を有する別のパネルの前記下方凹部接触面（２７０）とが結合された時に、凸部（１０６）と凹部下方縁部（２１２）との間に空隙が形成されることを特徴とする、請求項１６に記載のフローリングシステム。
  18. 前記下方凸部接触面（１７０）と、前記同一の形状を有する別のパネルの前記下方凹部接触面（２７０）とが上面（２０）に対して９０°の角度で傾斜していることを特徴とする、請求項１６に記載のフローリングシステム。
  19. 前記第１フロアパネル（１０）について、第２凹部上方縁部（６２２）表面が上方凹部第１接触面（２２０）の外端部に設けられて上方凹部第２接触面（６２４）に結合され、前記凹部第１上方縁部（２１０）表面が前記凹部第２上方縁部（６２２）表面と平行であり、前記上方凹部第１接触面（２２０）が前記上方凹部第２接触面（６２４）と平行であり、
    前記第２フロアパネル（１０）について、第２凸部上方側面（５２２）が前記上方凸部第１接触面（１２０）の外端部に設けられて前記上方凸部第２接触面（５２４）に結合され、
    前記凸部第１上方側面（１１０）が前記凸部第２上方側面（５２２）と平行であり、前記上方凸部第１接触面（１２０）が前記上方凸部第２接触面（５２４）と平行である、請求項１６〜１８のいずれかに記載のフローリングシステム。
  20. 請求項１６〜１９のいずれか一つに記載のフローリングシステムの設置方法であって、
    （１）被覆されるフロア面またはライナ材料の上にフロア接触面（３０）がある状態で前記第１フロアパネル（１０）を置く工程、
    （２）前記第２フロアパネル（１０）を置く工程、
    （３）前記第１フロアパネル（１０）の前記下方凹部縁部（２１２）に、前記第２フロアパネル（１０）の前記凸部（１０６）を置く工程、及び
    （４）前記上面に対して実質的に垂直方向に圧力を加えることで、前記凸部ガイド面（１６０）を前記凹部ガイド面（２８０）と接触させて、前記凸部（１０６）を前記凹部（２０６）に導入する工程、
    を含む方法。
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