JP3144641U - 床板 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一対の木口面2aと一対の木端面3a、3bとを備え、一方の木口面2aに雄実7を有すると共に他方の木口面に雌実を有し、一方の木端面3aに斜釘の打付け溝となる釘隠溝11が雌実よりも幅及び深さを小さなものとして形成され、他方の木端面3bに前記釘隠溝11に嵌入可能な凸条部12が形成されている。
【選択図】図1
Description
この種の施工方法おいては、例えば特許文献1に示す床板が採用可能である。該特許文献1に示される床板は、一方の木端面に雄実を有すると共に他方の木端面に雌実を有しており、隣接する床板の一方の雌実に他方の雄実を嵌合させる工法(本実矧ぎ)によって複数の床板が隙間無く設置される。また、これら複数の床板はそれぞれ、雌実の底部から捨張り材に向けて斜釘が打ち込まれており、これによって床板が捨張り材に固定される。
また、雌実の底部に打ち込まれた斜釘の打ち込み状態は、該斜釘によって固定された床板の雌実に該床板に隣接配備される床板の雄実を嵌合させることによって明らかとなるものの、前記斜釘の打ち込み状態によっては接着剤が塗布された捨張り材上にて床板の雄実と雌実とを嵌合させたり外したりしなければならず、極めて施工性が悪い。
すなわち、本考案における課題解決のための技術的手段は、一対の木口面と一対の木端面とを備え、一方の木口面に雄実を有すると共に他方の木口面に雌実を有している床板において、一方の木端面に斜釘の打付け溝となる釘隠溝が前記雌実よりも幅及び深さを小さなものとして形成され、他方の木端面に前記釘隠溝に嵌入可能な凸条部が形成されていることを特徴とする。
これによれば、本考案に係る床板は、一対の木口面に雄実と雌実を有するのみであり、一対の木端面に雄実及び雌実を備えていない。これら雄実及び雌実に替えて、一対の木端面には、一方に前記釘隠溝が形成されると共に他方に前記凸条部が形成されているのである。
また、釘隠溝はその幅及び深さが雌実よりも小さいものであるため、木端面の釘隠溝の両側となる部分は、その厚さが釘隠溝の幅よりも大きく形成されることとなる。このため、該部分の乾燥収縮は極めて僅かなものとなり、これによって前記一方の木端面の反り上がりをさらに低く抑えることができるのである。
また、前記釘隠溝は浅く形成される共に、前記凸条部は木端面から僅かに突出してされている。このため、先に設置された床板の釘隠溝側の木端面に該床板に隣接配備されることとなる床板の凸条部側の木端面を仮当てすることにより、凸条部を釘隠溝に嵌入させることができなければ釘の打ち込み状態が完全でないことが明らかとなる。かかる方法により釘の打ち込み状態を容易に判別でき、これによって施工性を向上させることができるのである。
これによれば、両木端面の乾燥収縮をより低減することができるのである。
さらに、前記凸条部の断面は基端から先端に向けて先細りとなる台形状若しくは凸円弧状に形成され、前記釘隠溝の断面は凸条部が嵌合可能な形状に形成されていることが好ましい。
本実施の形態の床板1は、図1〜図4に示す如く、扁平な直方体状すなわち帯板形状に形成されており、長尺方向の端面となる一対の木口面2a、2bと、短尺方向の端面となる一対の木端面3a、3bとを有すると共に、床面に表れる仕上面4と、該仕上面4の反対側の面となる裏面5とを有している。
本実施の形態において、床板1は無垢の木材(無垢材)から形成されており、木口面2a、2bが木材の繊維方向に直角に切断され、木端面3a、3bが柾目面、仕上面4及び裏面5が板目面として形成されている。また、仕上面4が木表とされ、裏面5が木裏とされている。
雄実7は木口面2aの幅方向略中央部に形成されており、該木口面2aに垂直な断面が基端から先端に向けて先細りとなる台形状に形成されている。
また、該雄実7の基端部の幅は、木口面2aの幅の1/3程度の大きさを有している。本実施の形態において、木口面2aの幅L1は18mmであり、雄実7の基端部の幅k1は6mmの大きさを有している。また、雄実7の突出長さd1は該雄実7の基端部の幅k1と同じ6mmの大きさを有している。
また、図2に示す如く、一対の木端面3a、3bの内、一方の木端面3aに釘隠溝11が形成されると共に他方の木端面3bに凸条部12が形成されている。
また、図1及び図4に示す如く、釘隠溝11の幅は雌実8の幅よりも小さく、該雌実8の幅の5割以下であることが望ましい。本実施の形態においては、図2及び図3に示す如く、雌実8の基端側の幅k2は6.4mmであり、釘隠溝11の幅k3は3mmである。
凸条部12は、図6に示す如く釘隠溝11に嵌入可能に形成されており、図2に示す如く、木端面3bの幅方向略中央部に該木端面3bに垂直な断面を角形状として凸設されている。
また、図1及び図4に示す如く、凸条部12の突出長さは雄実7の突出長さよりも小さく、該雄実7の突出長さの5割以下であることが望ましい。本実施の形態においては、図2及び図3に示す如く、雄実7の突出長さd1が6mmであり、凸条部12の突出長さd4は1mmである。
本実施の形態の床板1は以上の構成からなるものであって、次に該床板1を用いて床面を施工する方法について図5及び図6を参照して説明する。
床板1を敷き並べるに先立ち、該床板1を敷き並べるための下張り面20を施工する。本実施の形態において、下張り面20は、床基礎(図示省略)上に床下地材(図示省略)等を介して根太21を組み上げ、該根太21上に捨ベニヤ等の平板状の捨張り材22を取り付けることにより形成される。
このとき、図6中に拡大して示す如く、斜釘14が釘頭14aを釘隠溝11の下側の脚部11aに没入するまで打ち込まれていれば、凸条部12が釘隠溝11に嵌入して隠れ、凸条部12を床面側(施工者側)から視認できることはない。これによって、床板1cを捨張り材22に貼着する前に床板1cの木端面3bが床板1aの木端面3aに隙間やずれ無く当接することが確認される。
その後、床板1cの凸条部12を床板1aの釘隠溝11に嵌入させた状態で該床板1cを捨張り材22上に貼着する。そして、上記の手順を経て斜釘14及び脳天ねじ材23を介して床板1cを捨張り材22に圧着させる。かかる工程を繰り返すことにより、床板1がその短尺方向にも敷き並べられる。
また、釘隠溝11上下の脚部11aが厚く形成されることとなるため、該脚部11aを有する木端面側の強度が増大するばかりでなく、該脚部11aの乾燥収縮は極めて僅かなものとなり、これによって木端面3bの反り上がりがさらに小さなものとなる。
また、釘隠溝11は雌実8よりも小さく形成されると共に凸条部12は雄実7よりも小さく形成されているため、凸条部12の釘隠溝11への嵌入は雄実7を雌実8に嵌合させる場合よりも容易に行うことができる。
以上、本考案の実施の形態を詳述したが、本考案は上記の実施の形態に限定されるものではない。例えば、図7に示す如く、凸条部12を基端から先端に向けて先細りとなる断面台形状に形成すると共に、釘隠溝11を凸条部12の形状に合わせて断面台形状に凹設することも可能である。また、図8に示す如く、凸条部12の先端側を凸円弧状に形成すると共に、釘隠溝11の底部を凸条部12の形状に合わせて凹円弧状に形成することも可能である。これらの凸条部12及び釘隠溝11においては、より容易に釘隠溝11に凸条部12を嵌入させることができ、さらなる施工性の向上が期待できる。
また、床板1の長尺方向の連結方法は上述の本実矧ぎによるもの限定されるものではなく、相欠き矧ぎ等によるものでも構わない。また、脳天ねじ材23に代えて釘を採用することも可能である。
また、凸条部12及び釘隠溝11の形成位置は、凸条部12が釘隠溝11に嵌入可能であれば、木端面3a、3bの幅方向中央部から仕上面側若しくは裏面側にずらした位置に設けても、本実施の形態と同様の効果を奏する。
2a 木口面
2b 木口面
3a 木端面
3b 木端面
7 雄実
8 雌実
11 釘隠溝
12 凸条部
14 斜釘
Claims (3)
- 一対の木口面と一対の木端面とを備え、一方の木口面に雄実を有すると共に他方の木口面に雌実を有している床板において、一方の木端面に斜釘の打付け溝となる釘隠溝が前記雌実よりも幅及び深さを小さなものとして形成され、他方の木端面に前記釘隠溝に嵌入可能な凸条部が形成されていることを特徴とする床板。
- 前記釘隠溝は、その幅が雌実の幅の5割以下に形成されると共にその深さが雌実の深さの5割以下に形成され、前記凸条部は、その幅が雄実の幅の5割以下に形成されると共にその高さが雄実の高さの5割以下に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の床板。
- 前記凸条部の断面は基端から先端に向けて先細りとなる台形状若しくは凸円弧状に形成され、前記釘隠溝の断面は凸条部が嵌合可能な形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の床板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008004338U JP3144641U (ja) | 2008-06-26 | 2008-06-26 | 床板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008004338U JP3144641U (ja) | 2008-06-26 | 2008-06-26 | 床板 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005214879A Continuation JP2007032026A (ja) | 2005-07-25 | 2005-07-25 | 床板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3144641U true JP3144641U (ja) | 2008-09-04 |
Family
ID=43294490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008004338U Expired - Lifetime JP3144641U (ja) | 2008-06-26 | 2008-06-26 | 床板 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3144641U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018164272A1 (ja) * | 2017-03-09 | 2018-09-13 | 大日本印刷株式会社 | 化粧材 |
-
2008
- 2008-06-26 JP JP2008004338U patent/JP3144641U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2018164272A1 (ja) * | 2017-03-09 | 2018-09-13 | 大日本印刷株式会社 | 化粧材 |
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