JP3952908B2 - 物体の個別認識方法及び個別認識装置 - Google Patents

物体の個別認識方法及び個別認識装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、廃棄物の選別ライン等のように複数個の処理対象物が重なり合っている状態において、それぞれの対象物を個別に認識するための個別認識方法及び個別認識装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
循環型の社会システムの整備が進み、様々な廃棄物のリサイクル設備が建設され、従来の人手による選別作業を機械化したり自動化することによって、選別効率の向上が図られている。
【0003】
その中で、廃棄物の材質を識別する作業については、可視光線、赤外線、紫外線などの光学情報を基に材質を判別する方法が多く提案されている。
【0004】
例えば、特開平9−89768号公報には、コンベア上を整列して搬送されている廃プラスチックボトルに近赤外線を照射して、その吸光度からプラスチックの材質を識別する方法が示されている。また、特開平10−232166号公報には、コンベア上の紙パックに近赤外線を照射して、その吸光度から紙パックの材質を識別する方法が示されている。
【0005】
そして、これらの材質識別方法においては、密集したり重なり合った状態の識別対象物を1個ずつ所定の間隔で整列させて識別センサに向き合うようにすることが不可欠とされ、そのための整列装置や切出し装置に関する発明も多々なされている。例えば、特開平8−143138号公報や特開2002−114363号公報には、整列のための専用コンベアを備えた整列装置が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これらの整列装置等は以下のような問題を有している。
【0007】
まず、対象物を1個ずつ所定の間隔で整列させる確度が充分でなく、時々複数個の対象物が1個の対象物として認識されてしまうことがある。そのため、その後の材質識別段階で正確な識別ができず、識別精度を低下させる原因になっている。
【0008】
また、整列のための専用コンベアや切出し機構が増えることにより、設備全体のコストアップになることや、それらを設置するためのスペースが必要になる。
【0009】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、対象物を整列させたり、ほぐしたりするための整列装置や切出し装置を用いずとも、複数個の対象物が密集したり重なり合った状態のまま、個々の対象物を個別に認識することができる物体の個別認識方法及び個別認識装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は下記の特徴を有する。
【0011】
[1]複数個の物体を個別に認識するための個別認識方法であって、複数個の物体に同時に振動を加え、振動を加えられている複数個の物体を時間を隔てて撮影し、この時間を隔てて撮影された画像から画像を形成する画素毎の速度ベクトルを求め、該速度ベクトルが等しい画素群を1つの物体として認識することを特徴とする物体の個別認識方法。
【0012】
[2]複数個の物体を個別に認識するための個別認識装置であって、複数個の物体に同時に振動を加える加振手段と、該加振手段により振動を加えられている複数個の物体を撮影する撮像手段と、該撮像手段が時間を隔てて撮影した画像から画像を形成する画素毎の速度ベクトルを求め、該速度ベクトルが等しい画素群を1つの物体として認識する画像処理手段とを有することを特徴とする物体の個別認識装置。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1に本発明の第1の実施形態を示す。
【0014】
本発明の第1の実施形態に係る物体の個別認識装置は、振動テーブル1、カメラ3、画像処理装置4によって構成されている。
【0015】
振動テーブル1は、テーブル1aと、これに振動を与えるための加振機2とからなり、その上面に複数個の対象物20を載せて振動するようになっている。
【0016】
カメラ3は、振動テーブル1上の上方に設けられており、振動テーブル1上の対象物20を撮影し、その画像を画像処理装置4に送る。
【0017】
画像処理装置4は、カメラ3が撮影した画像を取り込み、所定の処理を行う。
【0018】
次に、上記のように構成された個別認識装置を用いて、振動テーブル1上に密集したり重なり合った状態の複数個の対象物20を個別に認識する方法を、図2に示す処理フロー図を参照しながら説明する。
【0019】
まず、加振機2によって振動テーブル1に振動を加える。これによって、振動テーブル1上に密集したり重なり合っている複数個の対象物20を個別に微小移動させる。
【0020】
そして、図2(a)に示すように、微小移動中の任意の時刻t=tに、カメラ3によって複数個の対象物20を撮影し、その画像を画像マトリックスM(t)として画像処理装置4に取り込む。
【0021】
次に、図2(b)に示すように、時刻tから微小時間Δt経過後の時刻t=t+Δtに、再度、カメラ3によって複数個の対象物20を撮影し、その画像を画像マトリックスM(t+Δt)として画像処理装置4に取り込む。
【0022】
次に、図2(c)に示すように、画像マトリックスM(t)と画像マトリックスM(t+Δt)とから、所定の関数Fを用いて、画像を形成する各画素毎のΔt時間での移動量、すなわち、各画素毎の速度ベクトルVi(t)を求める。
【0023】
そして、図2(d)に示すように、この各画素毎の速度ベクトルVi(t)を要素とする速度ベクトルマトリックスW(t)を定義して、画像処理装置4に格納する。すなわち、W(t)=W(Vi(t))である。
【0024】
次に、図2(e)に示すように、速度ベクトルマトリックスW(t)の中で、速度ベクトルVi(t)が等しい画素同士をグルーピングする。
【0025】
その結果、図2(f)に示すように、画像全体はグルーピングされた画素群毎の複数の領域に分割される。
【0026】
そして、これによって得られた複数の領域が、それぞれ個々の対象物であると認識される。
【0027】
すなわち、同一対象物の速度ベクトルは等しいが、隣接している対象物同士の速度ベクトルは異なるため、速度ベクトルが変化する境界線がそれぞれの対象物の境界であると認識することができる。
【0028】
上記の手順の具体例を図3に示す。
【0029】
まず、図3(a)に示すように、振動テーブル1上に3個の対象物A、B、Cが重なり合った状態になっており、加振機2による振動によって、対象物A、B、Cは、それぞれ、図3(b)に示すような方向に微小移動しているとする。
【0030】
そして、時刻t=tに得られた画像マトリックスM(t)と、時刻t=t+Δtに得られた画像マトリックスM(t+Δt)との演算から、図3(c)に示すように画素毎の速度ベクトルVi(t)が求まる。この画素毎の速度ベクトルVi(t)を格納したものが速度ベクトルマトリックスW(t)である。
【0031】
この速度ベクトルマトリックスW(t)の内、速度ベクトルVi(t)が等しい画素同士をグルーピングすることにより、図3(d)に示すように、対象物A、B、Cに対応した3個の領域に区画される。
【0032】
これによって、対象物A、B、Cの存在とその位置を個別に認識することができる。
【0033】
なお、上記における画素同士の速度ベクトルVi(t)が等しいか否かの判断は、画素同士の速度ベクトルVi(t)の大きさ及び方向についての差異が、認識すべき対象物に応じて予め定めた閾値以内であれば、画素同士の速度ベクトルVi(t)は等しいと判断し、閾値を越えていれば、画素同士の速度ベクトルVi(t)は等しくないと判断することで行う。
【0034】
このようにして、この実施形態においては、複数個の対象物が密集したり重なり合った状態のままでも、個々の対象物の存在とその位置を個別に認識することができる。したがって、その後の処理工程において、前記の認識情報に基づいて個々の対象物の材質識別等を精度良く行うことが可能となり、材質識別等のための特別な整列装置や切出し装置を設ける必要が無くなる。
(第2の実施形態)
本発明に係る物体の個別認識装置を適用した廃棄物の選別装置を本発明の第2の実施形態として図4に示す。
【0035】
第2の実施形態に係る廃棄物の選別装置は、コンベア10、加振機2、カメラ3、画像処理装置4、センサユニット5、識別装置6、ハンドリングロボット7、ロボットコントローラ8、制御装置9、選別シュート11から構成されており、コンベア10で搬送されている多数の廃棄物21をその種類毎に所定の選別シュート11に仕分ける装置である。
【0036】
コンベア10は、その上面に選別対象である多数の廃棄物21を載せて移動するようになっている。
【0037】
加振機2は、コンベア10の上流部の下部に取り付けられており、コンベア10を裏面から打撃することにより、所定の振動を加えるようになっている。
【0038】
カメラ3は、加振機2の取り付け位置よりやや下流側のコンベア10の上方に設けられており、コンベア10上の廃棄物21を撮影し、その画像を画像処理装置4に送る。
【0039】
画像処理装置4は、カメラ3が撮影した画像を取り込み、所定の処理を行って、コンベア10上の廃棄物21を個別に認識する。
【0040】
センサユニット5は、カメラ3の設置位置から下流側に、コンベア10を跨ぐようにして設けられており、センサユニット5を通過するコンベア10上の廃棄物21の識別を行うために必要な所定の識別センサを備えている。例えば、材質を識別する材質識別センサや色を色識別センサ等である。
【0041】
識別装置6は、センサユニット5からの出力に基づいて、コンベア10上の廃棄物21の種類を識別する。
【0042】
ハンドリングロボット7は、センサユニット5の設置位置から下流側のコンベア10の側方に設けられており、コンベア10上の廃棄物21の中から所定の廃棄物を掴み、対応する選別シュート11に投入する。
【0043】
ロボットコントローラ8は、ハンドリングロボット7に動作を指示する。
【0044】
そして、制御装置9は、画像処理装置4と識別装置6とロボットコントローラ8を統合し、画像処理装置4による認識情報と識別装置6による識別情報に基づいて、ロボットコントローラ8を通じてハンドリングロボット7の動作を制御する。
【0045】
上記のように構成された廃棄物の選別装置において、コンベア10上に密集したり重なり合っった状態で搬送されている多数の廃棄物21をその種類毎に所定の選別シュート11に仕分ける手順を以下に説明する。
【0046】
まず、加振機2によってコンベア10に振動を加え、コンベア10上の廃棄物21に対して廃棄物同士の相対位置を微小に変化させながらカメラ3の下を通過させる。そして、カメラ3によって撮影されたコンベア10上の画像を画像処理装置4に送る。
【0047】
そして、画像処理装置4は、第1の実施形態で示したと同様の処理フローによって、微小時間Δtの間隔で得られた画像マトリックスM(t)と画像マトリックスM(t+Δt)とから画素毎の速度ベクトルVi(t)を演算し、速度ベクトルVi(t)が等しい画素同士をグルーピングすることにより、それぞれの廃棄物21の存在位置を個別に認識し、その認識情報を制御装置9に送る。
【0048】
そして、カメラ3とセンサユニット5とのコンベア進行方向の距離をx(m)とし、コンベア10の速度をv(m/s)とすると、カメラ3を通過した廃棄物21はτ=x/v(s)後に識別センサで感知され、その識別信号に基づいて、識別装置6がその廃棄物の種類を識別し、その識別情報を制御装置9に送る。
【0049】
制御装置9は、上記の時間遅れτを考慮した上で、画像処理装置4からの認識情報と識別装置6からの識別情報に基づいて、対象の廃棄物21の位置と種類に関する情報をロボットコントローラ8に伝達する。
【0050】
ロボットコントローラ8は、制御装置9からの情報に基づいて、ハンドリングロボット7に動作を指示し、ハンドリングロボット7は、その指示に基づいて、コンベア10上から対象の廃棄物21を掴み取り、所定の選別シュート11に投入する。
【0051】
例えば、コンベア10で搬送されてくる空ビンを透明ビンと着色ビンに仕分ける場合には、識別センサとして色識別センサが取り付けられ、空ビンの位置情報と色情報に基づいて、ハンドリングロボット7が、コンベア10から透明ビンを掴み出して透明ビン用シュートに投入し、着色ビンを掴み出して着色ビン用シュートに投入する。
【0052】
このようにして、この実施形態においては、コンベア10上に重なり合って搬送されている多数の廃棄物を、整列装置や切出し装置を用いなくとも、その種類毎に所定の選別シュート11に精度良く仕分けることができる。
【0053】
(第3の実施形態)
本発明に係る物体の個別認識装置を適用した廃プラスチックの選別装置を本発明の第3の実施形態として図5に示す。
【0054】
第3の実施形態に係る廃プラスチックの選別装置は、ローラコンベア10a、コンテナ12、加振機2、カメラ3、画像処理装置4、材質識別センサ5a、識別装置6、ハンドリングロボット7、ロボットコントローラ8、制御装置9、選別シュート11から構成されており、ローラコンベア10aで搬送されるコンテナ12の中に収容されている廃プラスチック22を、直接コンテナ12から取り出して、その材質毎に所定の選別シュート11に仕分ける装置である。
【0055】
ローラコンベア10aは、その上面にコンテナ12を載せて移動し、所定の位置に停止させるようになっている。
【0056】
コンテナ12は、上部が開放されており、内部に各種の廃プラスチック22が多数積み重なって収容されている。
【0057】
加振機2は、ローラコンベア10aの下方の位置に設置されており、ローラコンベア10aのローラの隙間から、加振機2の上方の所定位置に停止した対象コンテナ12aの外面を打撃することにより、対象コンテナ12aに所定の振動を加えるようになっている。
【0058】
カメラ3は、対象コンテナ12aの停止位置の上方に設けられており、対象コンテナ12内の廃プラスチック22を上方から撮影し、その画像を画像処理装置4に送る。
【0059】
画像処理装置4は、カメラ3が撮影した画像を取り込み、所定の処理を行って、対象コンテナ12a内の廃プラスチック22を個別に認識する。
【0060】
材質識別センサ5aは、対象コンテナ12aの停止位置と選別シュート11の設置位置の中間に設けられており、赤外線照射装置とその反射光を検知する検出器を一体としたセンサである。
【0061】
識別装置6は、廃プラスチックの材質により赤外線吸収率に差異があることを利用して、材質識別センサ5aが検知した赤外線の反射スペクトルに基づいて、廃プラスチックの材質をPS、PE、PP、PVC、PET、ABS等に容易に識別することができるようになっている。
【0062】
ハンドリングロボット7は、対象コンテナ12aの停止位置の近傍に設けられており、対象コンテナ12a内の廃プラスチックを掴み出し、センサ5aの視野を通過させた後、所定の選別シュート11に当該廃プラスチックを投入する。
【0063】
ロボットコントローラ8は、ハンドリングロボット7に動作を指示する。
【0064】
そして、制御装置9は、画像処理装置4と識別装置6とロボットコントローラ8を統合し、画像処理装置4による認識情報と識別装置6による識別情報に基づいて、ロボットコントローラ8を通じてハンドリングロボット7の動作を制御する。
【0065】
上記のように構成された廃プラスチックの選別装置において、コンテナ12内に積み重なった状態で収容されている廃プラスチック22をその材質毎に所定の選別シュート11に仕分けする手順を以下に説明する。
【0066】
まず、ローラコンベア10a上の対象コンテナ12aを加振機2の上方の所定位置に停止させ、加振機2によって対象コンテナ12aの外面を打撃することにより、対象コンテナ12aに所定の振動を加える。これによって、対象コンテナ12a内の廃プラスチック22は廃プラスチック同士の相対位置を微小に変化させる。
【0067】
そして、カメラ3によって上方から撮影された対象コンテナ12a内部の画像を画像処理装置4に送る。
【0068】
そして、画像処理装置4は、第1の実施形態で示したと同様の処理フローによって、微小時間Δtの間隔で得られた画像マトリックスM(t)と画像マトリックスM(t+Δt)とから画素毎の速度ベクトルVi(t)を演算し、速度ベクトルVi(t)が等しい画素同士をグルーピングすることにより、それぞれの廃プラスチック22の位置を個別に認識し、その認識情報を制御装置9に送る。
【0069】
そして、制御装置9はその認識情報に基づいて、対象の廃プラスチック22の位置情報をロボットコントローラ8に伝達する。
【0070】
そして、ロボットコントローラ8は、制御装置9からの位置情報に基づいて、ハンドリングロボット7に動作を指示し、ハンドリングロボット7は、その指示に基づいて、対象コンテナ12a内から対象の廃プラスチック22を掴み取り、当該廃プラスチック22を材質識別センサ5aの視野を通過させる。
【0071】
そして、材質識別センサ5aが検知した赤外線の反射スペクトルに基づいて、識別装置6は、廃プラスチック22の材質がPS、PE、PP、PVC、PET、ABS等のいずれであるか識別する。
【0072】
そして、その材質情報が制御装置9に送られ、制御装置9はロボットコントローラ8にその材質情報に対応した選別シュート11を指定する。
【0073】
そして、ロボットコントローラ8はハンドリングロボット7に指示して、当該廃プラスチック22をその材質情報に対応した選別シュート11に投入させる。
【0074】
以下、上記の手順を繰り返して、順次、対象コンテナ12a内の廃プラスチック22を選別し、対象コンテナ12aが空になるまで続ける。対象コンテナ12aが空になったかどうかはカメラ3による画像によって判定することも可能であるが、より簡便にはロードセル等によって対象コンテナ12aの重量をモニタして、対象コンテナ12aの重量が所定の閾値未満になったときに空になったと判定するようにしても良い。
【0075】
このようにして、この実施形態においては、コンテナ12内に積み重なった状態で収容されている廃プラスチック22を、整列装置や切出し装置を用いなくとも、その材質毎に所定の選別シュート11に精度良く仕分けることができる。
【0076】
なお、この実施形態では、廃プラスチックの材質選別を行っているが、材質識別センサ5aに替えて色識別センサを用いることにより、空びんの色選別等を行うことも可能である。
【0077】
また、予め多種類のセンサを用意しておき、例えば、曜日毎や時間毎に異なる種類の廃棄物を同一の選別装置で選別することも可能である。
【0078】
【発明の効果】
本発明によれば、複数個の対象物が密集したり重なり合った状態においても、個々の対象物の存在とその位置を個別に認識することができる。
【0079】
したがって、対象物を整列させたりほぐしたりするための整列装置や切出し装置の設置が不要となり、処理装置全体を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における処理フロー図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における画像処理手順の説明図である。
【図4】本発明に係る第2の実施形態の説明図である。
【図5】本発明に係る第3の実施形態の説明図である。
【符号の説明】
1 振動テーブル
1a テーブル
2 加振機
3 カメラ
4 画像処理装置
5 センサユニット
5a 材質識別センサ
6 識別装置
7 ハンドリングロボット
8 ロボットコントローラ
9 制御装置
10 コンベア
10a ローラコンベア
11 選別シュート
12 コンテナ
12a 対象コンテナ
20 対象物
21 廃棄物
22 廃プラスチック

Claims (2)

  1. 複数個の物体を個別に認識するための個別認識方法であって、複数個の物体に同時に振動を加え、振動を加えられている複数個の物体を時間を隔てて撮影し、この時間を隔てて撮影された画像から画像を形成する画素毎の速度ベクトルを求め、該速度ベクトルが等しい画素群を1つの物体として認識することを特徴とする物体の個別認識方法。
  2. 複数個の物体を個別に認識するための個別認識装置であって、複数個の物体に同時に振動を加える加振手段と、該加振手段により振動を加えられている複数個の物体を撮影する撮像手段と、該撮像手段が時間を隔てて撮影した画像から画像を形成する画素毎の速度ベクトルを求め、該速度ベクトルが等しい画素群を1つの物体として認識する画像処理手段とを有することを特徴とする物体の個別認識装置。
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