JP3952532B2 - 車載用電子機器装置および電子機器組立体 - Google Patents

車載用電子機器装置および電子機器組立体 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、車載用電子機器装置および電子機器組立体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両、特に自動車においては、乗員の操作に応じて作動される制御ユニット(情報処理ユニット、空間占有ユニットと称されることもある)の数(種類)が多くなる傾向にあり、特にインストルメントパネルのうち運転席と助手席との中間部分に集中して配置される傾向がある。すなわち、この部分には、空調制御用、オ−ディオ制御用のユニットが配置されて、その前面つまり車室内面側にはその操作用のスイッチ等の乗員に操作される入力部や、ユニットの作動状況を表示するディスプレイ等の出力部が配置される。そして、最近では、オ−ディオ用ユニットの種類も増加して、AM/FMラジオの他、カセットデッキ、CDプレ−ヤ、MDプレ−ヤ、イコライザ等々、オ−ディオのみでも相当の数になる。また、これに加えて、最近ではナビゲ−ションも搭載する傾向が強くなっており、ナビゲ−ションの地図表示用のディスプレイも必要になってくる。
【0003】
従来、機能(情報処理の内容)が異なるユニットは、個々独立した存在であり、個々独立したユニット毎に、その前面つまり車室側に臨む面に、乗員により操作される入力部や乗員に対する出力部を有していた。そして、出力部や多数の入力部を極力集中あるいは兼用させるために、複数の異なる機能を有する各ユニットを1つのユニットにまとめるようにすることも行われている。
【0004】
特開昭61−244636号公報には、互いに機能の異なる個々独立した複数のユニットを、1つの枠体を利用して1セット化することが提案されている。すなわち、複数のユニットを上下方向に積層した状態で1つに連結するシャシ−部分と、車室内壁面を構成する前面板部とを有する枠体が提案されている。しかしながら、各ユニットは、個々独立して出力部や入力部を有しており、上記前面板部には、車室内から出力部を目視できるようにするための開口や、入力部に対して車室側から操作できるようにするための開口が形成されているのみとなっている。つまり、上記枠体は、単に、複数の個々独立したユニットを1つにセット化するための締結体として機能しているのみである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように、多くのユニットが狭い箇所に集中することは、出力部や多数の入力部の配置に大きな制約を受けることになり、操作性や視認性の上で好ましくなく、ユニットの数が多くなるほど、一部のユニットに対する操作性や視認性が悪くなってしまう。
【0006】
操作性や視認性を向上させる1つの手法として、前述のように、互いに異なる機能をまとめて1つのユニットとして構成することである。しかしながら、この場合は、同じ車種であってもグレ−ドによって搭載するユニットの数や種類(機能の数や種類)が異なることを勘案すると、搭載するユニットの数と種類の組合せは相当な数となり、この多数の組合せに対応した数のものについてそれぞれ1セット化したものを用意することは、1セット化されたものの数(種類)も相当に多くなってしまうことになる。このことは、必然的に、1セット化するにも限界があり、しかも1セット化したもの1種類毎の生産個数が少なくなることになって、コスト的にも好ましくないものとなる。
【0007】
とりわけ、最近の車両では、インストルメントパネルの車幅方向略中間部には、空調用の操作部があらかじめ車両設計段階から配置されて、この空調用操作部を除いた部分に2DIN規格分の開口部が設けられて、この2DINのスペ−ス内においてオ−ディオ用やナビゲ−ション等のユニットを設置しなければならず、ユニットの操作部や出力部の配置に大きな制約を与える原因ともなっている。
【0008】
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その第1の目的は、操作性および視認性に優れた車載用電子機器装置および電子機器組立体を提供することにある。本発明の第2の目的は、車室内壁面の装飾性をも向上させることのできるようにした車載用電子機器装置および電子機器組立体を提供することにある。本発明の第3の目的は、互いに異なる機能を有する複数の制御ユニットの組合せを、特にコストの面からより容易に得られるようにした車載用電子機器装置および電子機器組立体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明における車載用電子機器装置としては、その第1の解決手法として次のようにしてある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載のように、
互いに別体に形成されると共に、互いに異なる情報処理作業を行う複数の情報処理ユニットと、
前記各情報処理ユニットと別体に形成され、乗員に対する出力部乗員により操作される入力部と該出力部および入力部に接続された制御部とを有するパネル体と、
を備え、
前記各情報処理ユニットとパネル体とが接続された際、該各情報処理ユニットが前記制御部を介して前記出力部および入力部に接続されて、前記入力部に対する操作に対応して該情報処理ユニットが作動されると共に、該各情報処理ユニットの処理状況が前記出力部に出力されるように設定され、
室内壁面を構成するインストルメントパネルのうち運転席と助手席との間となる左右略中間部分に開口部が形成されて、前記各情報処理ユニットが前記開口部を通して前記インストルメントパネル内に配置され、
前記パネル体が、前記開口部を車室内側から施蓋していて、前記インストルメントパネルの一部を構成すると共に、該パネル体により各情報処理ユニットが覆われて車室内から該各情報処理ユニットが目視できないようにされており、
前記情報処理ユニットとして乗員により出し入れ操作される情報記憶媒体を必要となる特定ユニットを含んでいて、前記パネル体に前記特定ユニットに対する情報記憶媒体の出入れ口が形成されている、
ようにしてある。
【0010】
前記目的を達成するため、本発明における車載用電子機器装置としては、その第2の解決手法として次のようにしてある。すなわち、特許請求の範囲における請求項2に記載のように、
互いに別体に形成されると共に、互いに異なる情報処理作業を行う複数の情報処理ユニットと、
前記各情報処理ユニットと別体に形成され、乗員に対する出力部乗員により操作される入力部と該出力部および入力部に接続された制御部とを有するパネル体と、
を備え、
前記各情報処理ユニットとパネル体とが接続された際、該各情報処理ユニットが前記制御部を介して前記出力部および入力部に接続されて、前記入力部に対する操作に対応して該情報処理ユニットが作動されると共に、該各情報処理ユニットの処理状況が前記出力部に出力されるように設定され、
室内壁面を構成するインストルメントパネルのうち運転席と助手席との間となる左右略中間部分に開口部が形成されて、前記各情報処理ユニットが前記開口部を通して前記インストルメントパネル内に配置され、
前記パネル体が、前記開口部を車室内側から施蓋していて、前記インストルメントパネルの一部を構成すると共に、該パネル体により各情報処理ユニットが覆われて車室内から該各情報処理ユニットが目視できないようにされており、
前記各情報処理ユニットが乗員により出し入れ操作される情報記憶媒体を必要としないものとされ、
前記パネル体に情報記憶媒体の出入れ口が形成されると共に、該出入れ口が盲蓋によって施蓋されている、
ようにしてある。
【0011】
上記第1〜第2の解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項3〜請求項23に記載のとおりである。
【0012】
前記目的を達成するため、本発明における電子機器組立体にあっては、その第1の解決手法として次のようにしてある。すなわち、特許請求の範囲における請求項24に記載のように、
互いに別体に形成されると共に互いに異なる機能を有し、それぞれ乗員により操作される操作用入力部を有しない複数の情報処理ユニットと、
前記各情報処理ユニットと別体に形成され、表面に、前記各情報処理ユニットのうち少なくとも一部の情報処理ユニットの作動状況を表示するための出力部と各情報処理ユニットに対する乗員による操作用入力部とが設けられたパネル体と、
を備え、
前記パネル体には、前記出力部と入力部とに接続された制御部がさらに設けられており、
前記パネル体の背面側に前記各情報処理ユニットが位置された状態で該パネル体と各情報処理ユニットとが相互に着脱自在に連結されると共に、該連結状態において前記出力部と入力部とが前記制御部を介して該各情報処理ユニットとの間で信号伝達されるように電気的に接続されるように設定されており、
前記パネル体が、車室内壁面を構成するインストルメントパネルのうち運転席と助手席との間となる左右略中間部分に形成された開口部を施蓋して該インストルメントパネルの一部を構成するものとして設定されると共に、前記複数の情報処理ユニットが前記開口部を通してインストルメントパネル内に配設されるように設定されており、
前記情報処理ユニットとして乗員により出し入れ操作される情報記憶媒体を必要となる特定ユニットを含んでいて、前記パネル体に前記特定ユニットに対する情報記憶媒体の出入れ口が形成されている、
ようにしてある。
【0013】
前記目的を達成するため、本発明における電子機器組立体にあっては、その第2の解決手法として次のようにしてある。すなわち、特許請求の範囲における請求項25に記載のように、
互いに別体に形成されると共に互いに異なる機能を有し、それぞれ乗員により操作される操作用入力部を有しない複数の情報処理ユニットと、
前記各情報処理ユニットと別体に形成され、表面に、前記各情報処理ユニットのうち少なくとも一部の情報処理ユニットの作動状況を表示するための出力部と各情報処理ユニットに対する乗員による操作用入力部とが設けられたパネル体と、
を備え、
前記パネル体には、前記出力部と入力部とに接続された制御部がさらに設けられており、
前記パネル体の背面側に前記各情報処理ユニットが位置されてた状態で該パネル体と各情報処理ユニットとが相互に着脱自在に連結されると共に、該連結状態において前記出力部と入力部とが前記制御部を介して該各情報処理ユニットとの間で信号伝達されるように電気的に接続されるように設定されており、
前記パネル体が、車室内壁面を構成するインストルメントパネルのうち運転席と助手席との間となる左右略中間部分に形成された開口部を施蓋して該インストルメントパネルの一部を構成するものとして設定されると共に、前記複数の情報処理ユニットが前記開口部を通してインストルメントパネル内に配設されるように設定されており、
前記各情報処理ユニットが乗員により出し入れ操作される情報記憶媒体を必要としないものとされ、
前記パネル体に情報記憶媒体の出入れ口が形成されると共に、該出入れ口が盲蓋によって施蓋されている、
ようにしてある。上記第1および第2の解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項26に記載のとおりである。
0014
【発明の効果】
請求項1によれば、ユニットとは別体に形成されたパネル体に、ユニットの出力部や入力部が設けられているので、この入力部や出力部の配置の自由度が飛躍的に向上されて、操作性や視認性向上の上で好ましいものとなる。また、パネル体はユニットとは別体に形成されているので、パネル体、特にパネル体のうち車室側に臨む面を、車体内壁面として好適なものにデザインして、装飾性向上の上で好ましいものとなる。さらに、パネル体を交換するだけで、異なる機能のユニットをそのまま使用することができる。つまり、ユニットの数や種類の組合せに応じてパネル体を交換するだけで、異なる機能を有する複数のユニットを1つにセット化したものと同じように機能させることができる。このことは、異なる機能の複数のユニットの組合せにより柔軟に対応して、この組合せの数を容易により多くすることが可能となり、またそのためのコストの点でも有利となる。さらに又、ユニットの配設位置に対する制約が、ユニット毎にそれぞれ出力部や入力部を設けていた場合に比して操作性、視認性を考慮する必要がないためはるかに小さくなり、車室内壁面内側にある空間の有効利用という点でも好ましいものとなる。
0015
以上に加えて、パネル体がユニットの蓋部材として働くこととなるため、車室内壁面に形成された開口部を利用して、メンテナンス等のときにユニットに接近する上で好ましいものとなる。また、インストルメントパネルの車幅方向略中間部においてパネル体を配置するため、運転席からも助手席からも操作することができる。したがって、複数の乗員の情報をユニットに受け入れることができ、ユニットの制御の機能性を高めることができる。さらに、ユニットが乗員により差し入れ操作される情報記憶媒体を必要とする場合、特に情報記憶媒体の交換が行われるような場合にも容易に対応できる。
【0016】
さらに、パネル体でもって複雑な信号制御を行う上で好ましいものとなる。
0017
請求項2によれば、基本的に、情報記憶媒体に関連した部分を除いて、請求項1に対応した効果と同様の効果を奏する。また、パネル体として、乗員によって情報記憶媒体の出し入れ操作が必要とされるユニット用として用いられるパネル体を使用することができ、用意すべきパネル体を極力低減する上で好ましいものとなる。
0018
請求項3によれば、パネル体に沿って複数のユニットが並列に配置されて、空間の有効利用や、各ユニットとパネル体との間での信号伝達の点で好ましいものとなる。
請求項4によれば、空間の有効利用をより効果的に発揮する上で好ましいものとなり、また上下方向に重ねて使用することを前提に作られていることが多いユニットの外径形状を変更することなくそのまま有効に利用する上で好ましいものとなる。
0019
請求項5によれば、パネル体の利用価値をさらに高めることができ、またパネル体の広い面積部分を有効利用してさらに別の入力部を配置することができる。
請求項6によれば、入力部のより具体的な設定手法が提供される。
請求項7ないし請求項9によれば、パネル体の利用価値をより高めることができ、またパネル体の広い面積を有効利用してセンサ、マイクあるいは受信部を配設することができる。
0020
請求項10によれば、出力部のより具体的なものが提供され、視覚的に情報伝達する上で好ましいものとなる。
請求項11によれば、出力部のより具体的なものが提供され、聴覚的に情報伝達する上で好ましいものとなる。
請求項12によれば、パネル体の利用価値を高めつつ、パネル体の広い面積を有効利用して、点灯用、リッドオ−プン用、車高調整用あるいは盗難防止用の入力部を配置することができる。
0021
請求項13によれば、パネル体の利用価値を高めつつ、パネル体の広い面積を有効利用して空調用吹出し口を配置することができる。また、空調用エアの流れを利用して、発熱体となるユニットの周囲に高熱が滞留してしまう事態を防止する上で好ましいものとなる。
請求項14によれば、パネル体の利用価値を高めつつ、パネル体の広い面積を有効利用して灰皿を配置することができる。
請求項15によれば、パネル体の利用価値を高めつつ、パネル体の広い面積を有効利用してシガ−ライタを配置することができる。
請求項16によれば、パネル体の利用価値を高めつつ、パネル体の広い面積を有効利用してカップホルダを配置することができる。
0022
請求項17によれば、出力部が必要とされると共に多くの入力部が必要なユニットに対応することができる。
請求項18によれば、最近の車両では設けられることが一般的となっている一方、車両のグレ−ドによって要求される機能内容等が異なって、組合せの数が極めて多くなるオ−ディオおよび空調制御について好適なものとなる。
0023
請求項19によれば、視認性が強く要求される情報表示部を、視認性のもっとも優れたもっとも高い位置に設定して、情報表示部の視認性を十分確保する上で好ましいものとなる。また、空調用入力部よりも入力操作の頻度が多いため操作性がより要求されるオ−ディオ用入力部を、操作性の優れた極力高い位置に設定して、オ−ディオ用入力部の操作性の点でも好ましいものとなる。
請求項20によれば、情報表示部を、オ−ディオ用と空調制御用とで兼用して、スペ−スの有効利用や、別途独立して情報表示部を個別に設ける場合に比してコスト的にも好ましいものとなる。
請求項21によれば、灰皿やカップホルダからの汚物が、入力部や出力部に降りかかってしまう事態を防止する上で好ましいものとなる。
0024
請求項22によれば、空調用エアの吹出し位置を、好ましい高さ位置に設定する上で好ましいものとなる。
請求項23によれば、パネル体の車室内壁面への取付状態を保持しつつ、ユニットに接近できるようにする上で好ましいものとなる。
0025
請求項24によれば、車種、グレ−ドで異なる車載装備品の組み合わせを、規定された形状のパネル体と複数のユニットとの組わせを選択することにより組立体として得ることができるため、車種、グレ−ド間で同一機能のユニットを共通化することができ、また規定された形状であるため車種およびグレ−ド間でパネル体の共通化を図ることもできる。特に、請求項1に対応した車載用電子機器装置に用いる組立体が提供される。
【0026】
さらに、パネル体でもって複雑な信号制御を行う上で好ましいものとなる。
0027
請求項25によれば、基本的に請求項24とほぼ同様の効果を得つつ、特に請求項2に対応した車載用電子機器装置に用いる組立体が提供される。
0028
請求項26によれば、それぞれ上下方向に薄幅とされたボックス状のユニットを上下方向に積層した状態でパネル体に一体化することで、全体としてコンパクトにする上で、また各ユニット同士を安定した状態で車両に搭載しておく上で好ましいものとなる。
【0029】
【発明の実施の形態】
[図1、図2の説明]
まず、図1、図2を参照しつつ、本発明の全体的な概要について説明する。図1、図2において、1は車室内壁面を構成するパネル部材としてのインストルメントパネルであり、その車幅方向略中間部には、開口部2が形成されている。この開口部2は、上下方向および左右方向共に、2DIN規格の大きさよりも大きくされている。このような開口部2は、パネル体Pにより施蓋されて、車室内から目視できないようにされている。そして、パネル体Pが、実質的にインストルメントパネル1の一部を構成している。
【0030】
パネル体Pの背面側つまり車室とは反対側には、開口部2内つまりインストルメントパネル1内に位置するように、3つの制御ユニット(情報処理ユニット、空間占有ユニットに対応)U1、U2、U3が配置されている。パネル体Pと各ユニットU1、U2、U3とは、互いに連結、一体化されると共に、信号伝達のために接続されている。なお、ユニットU1はAM/FMラジオ用であり、ユニットU2はCDプレ−ヤ用であり、U3は空調制御用(ただしマニュアルエアコン用)とされている。各ユニットU1〜U3は、それぞれほぼ1DIN規格内の大きさに形成されて、上下方向に薄幅のボックス状として形成されている。
【0031】
各ユニットU1〜U3は、それぞれ、乗員により操作される入力部や、作動状況等を表示する表示部は有しないものとされ(このことは以下に説明する他の制御ユニットについても同じ)、このユニットU1〜U3用の出力部や入力部は全てパネル体Pに設けられている。すなわち、パネル体Pには、液晶表示部から成る視覚的な表示部としてのディスプレイ5と、ディスプレイ5の下方において形成されたユニットU1に対するCDディスクの出入れ用開口6と、当該開口6の周囲に配置されたオ−ディオ用の操作スイッチ群7と、開口6およびスイッチ群7の下方において設けられた空調制御用のスイッチ群8が設けられている。
【0032】
ディスプレイ5は、各ユニットU1〜U3用として兼用されている。スイッチ群7は、各ユニットU1、U2用として兼用とされている。また、スイッチ群8は、ユニットU3専用とされている。このように、ユニットU1〜U3に対する乗員の操作は、パネル体Pに設けられた入力部としてのスイッチ群7、8を利用して行われ、スイッチ群7、8の操作状況に応じた各ユニットU1〜U3の作動状況が、スイッチ群7、8の操作状態(操作選択状態)をも含めてディスプレイ5に表示されるようになっている。なお、スイッチ群7、8に含まれるスイッチの種類や、ディスプレイ5に表示される表示内容は、従来からあるCDプレ−ヤやAM/FMラジオ用さらには空調制御用と同じである。
【0033】
パネル体Pには、さらに、空調制御用スイッチ群8の下方において、灰皿9とシガ−ライタ10とが車幅方向に互いに並列に設けられている。また、パネル体Pには、その左右方向端部において、空調用エアの吹出し口11が設けられている。
【0034】
前記開口部2は、左右一対の上下方向の伸びる隔壁3と、略水平方向に伸びる1つの隔壁4とによって、全体として4つの小開口部分2A〜2Dに分割されている。もっとも大きい小開口部分2Aに、各ユニットU1〜U3が収納される。小開口部分2Aの下方に形成される小開口部分2Bに、灰皿9およびシガ−ライタ10が収納される。小開口部分2Aの左右に形成される小開口部分2Cと2Dとが、パネル体Pの空調用エア吹出し口11に整合される空調用エアの通路となり、図示を略す空調用エアのダクトが接続されるものである。
【0035】
パネル体Pと各ユニットU1〜U3とは、車両搭載前にあらかじめ一体化された組立体とされて、ユニットU1〜U3が前記小開口部分2Aに収納されるように、当該ユニットU1〜U3側から開口部2に接近されて、車両に搭載される。そして、組み付け完了状態では、パネル体Pがインストルメントパネル1の一部を実質的に構成することになる。なお、パネル体Pの外周縁部は、インストルメントパネル1への組み付け完了状態おにおいて、開口部2の開口端縁部つまりインストルメントパネル1と略面一となるようにされる。
【0036】
[図3の説明]
次に、図3を参照しつつ、パネル体Pとユニット(U1〜U3)との関係について、参照しつつ詳細に説明するが、図3では、高級グレ−ド用とされていて、パネル体Pに付加し得る機能を総合的に含めて表示したものとなっており、図1、図2のものでは、図3に示す機能の一部のみが実現されたものとなっている。
【0037】
以上のことを前提として、図3一点鎖線で囲まれた部分がパネル体Pを示す。このパネル体Pは、マイクロコンピュ−タつまりCPUを有して、複数のI/Oポ−ト21〜23と、A/Dポ−ト24と、SI/SOポ−ト25とを有する。I/Oポ−ト21は、デジタルI/F26を介して、各種スイッチ等S1〜S11が接続されている。なお、スイッチ等S1〜S211は、図3では代表的に1つのみ示してあるが、実際には複数のスイッチ等から構成される場合もある。
【0038】
S1はナビゲ−ション用スイッチであり、S2はCDプレ−ヤ用スイッチであり、S3はMD(ミニディスク)プレ−ヤ用スイッチである。S4はDVD(デジタルビデオディスク)用スイッチであり、S5はカセットデッキ用スイッチであり、S6はAM/FMラジオ用スイッチである。S7はドライバインフォメ−ションシステム用スイッチであり、現在の車両走行状態や道路環境状態等を表示するように要求するためのものであり、例えば交通情報や現在の燃費、現在までの平均車速等を表示することを要求するためのものである。
【0039】
S8は車室内環境を検知するセンサであり、例えば車室内の温度や騒音レベル等を検知する。S9は受信部としての受光部であり、別途設けたリモコンスイッチからの無線信号(例えば赤外線信号等)の入力部となる。S10はマイクであり、例えば自動車電話使用時における乗員の発声音を検知したり、ユニットに対して音声入力したりする。S11は空調制御用スイッチである。
【0040】
前記A/Dポ−ト24は、アナログI/F27を介して、スイッチ等S12〜S14からの信号が入力される。S12は空調用エアの吹出しモ−ド選択用スイッチである。S13は空調用エアの温度選択スイッチである。S14は空調用エアの吹出し量選択スイッチである。
【0041】
パネル体Pは、モニタ/画面モジュ−ル28を有して、このモジュ−ル28に、表示部としてのディスプレイ5が接続されている。なお、ディスプレイ5としては、図1、図2に示したような大型の液晶を利用した例えば7インチディスプレイが用いることができ、この他、1DIN規格のカラ−ディスプレイ、あるいは1DIN規格のモノクロディスプレイ等を用いることもできる。
【0042】
パネル体Pには、パネル体Pに連結されるユニット以外の他の制御ユニットに関連したスイッチ等S15〜S17が設けられる。S15は、エンジンスイッチであり、通常設けられているイグニッションスイッチの機能を果たす。S16はハザ−ドスイッチである。S17はリアウインドガラスのくもり止め熱線用のスイッチである。
【0043】
パネル体Pに関連して設けられるユニットとして、図3ではナビゲ−ションユニットU4と、オ−ディオユニットUOとが示されており、オ−ディオユニットUOとしては、例えばAM/FMラジオ、カセットテ−ププレ−ヤ、MDプレ−ヤ、DVDプレ−ヤ等の各種オ−ディオ用ユニットが含まれる。オ−ディオユニットUOには、スピ−カ29が接続される。
【0044】
パネル体Pの外部には、さらにドライバ30と通信IC31とが設けられて、ドライバ30にはデフロスタ等各種の大きな駆動力(電力)を要する機器類が接続される。また、通信IC31には、多重通信ケ−ブルを介して、パネル体Pに設けたスイッチ類やディスプレイに関連した機器類が接続される。
【0045】
[図4〜図6の説明]
次に、図4〜図6を参照しつつ、パネル体Pと制御ユニットとの関係についてより具体的に説明する。図4〜図6の例は、制御ユニットとして、ナビゲ−ションユニットU4(ただしCDプレ−ヤ兼用)と、AM/FMラジオU1とを用いた場合を示してある。すなわち、パネル体Pの背面側には、上方位置においてナビゲ−ションユニットU4が配置される共に、該ナビゲ−ションユニットU4と上下方向に積層状態となるようにユニットU1が配置されている。そして、各ユニットU1とU4とパネル体Pとが互いに一体化されて1セット化されているが、各ユニット同士の積層状態での連結手法や、ユニットとパネル体Pとの接続手法については後述する。なお、以下の説明において、使用するスイッチ等の符号は、図1、図2あるいは図3に示されたものを用いてその重複した説明は省略し、また図4〜図6に特有の特徴部分のみを重点的に説明することとする。
【0046】
図4に示すように、パネル体Pの表面(車室側面)には、大型のディスプレイ5の上方位置において、ナビゲ−ションユニットU4に対するディスク41の出入れ口42が開口され、ディスク41の収納指令スイッチが符号43で、また取出し指令スイッチが符号44で示される。ディスプレイ5の直上方に、車幅方向に並列に、ユニットU1用のスイッチ群S6が配置されている。ディスプレイ5の下部には、ナビゲ−ションユニットU4用のタッチパネル式とされたスイッチS1が配置されている。ディスプレイ5の直下方には車幅方向に並列に、F・1〜F・F6で示される機能切換用のファンクションスイッチが配置されている。
【0047】
上記ファンクションスイッチの下方に、車幅方向に並列に、交通情報表示要求、時計表示要求、ナビゲ−ション選択、CD選択の各スイッチが配置されている。この交通情報要求スイッチ群等の左右端部に位置させて、電源のON、OFFスイッチ45とナビゲ−ション作動時の表示スクロ−ル用スイッチ46とが配置されている。このスイッチ45、46の下方において、車幅方向並列に、空調制御用のスイッチ群8が配置されている。そして、もっとも下方位置に、灰皿9とシガ−ライタ10とが配置されている。
【0048】
図5には、パネル体Pの背面が示されている。この図5において、符号47はスイッチ基板(CPU基板)であり、ユニットU1、U4に対する信号伝達用のコネクタが符号48で示される。パネル体Pの背面にはさらに、上下左右合計4個の、ユニット取付用のねじ孔49が形成されている。上方に位置する左右2個のねじ孔49がユニットU4用であり、下方に位置する左右2個のねじ孔49がユニットU1用である。
【0049】
図6において、空調用エアダクトが符号50で示され、その分岐された分岐ダクト50Aが、ユニットの左右側方を通って、パネル体Pに設けた空調用エア吹出し口11に接続される。パネル体PとユニットU1、U4以外の機器類との接続が、下方のユニットU1を介して、当該ユニットU1に設けたコネクタ52、車体側に固定されたコネクタ53を介して行われる。すなわち、車体側コネクタ53が、車幅方向に伸びて剛性の高いステアリング支持部材54に対して、ブラケット55を介して固定されている。そして、コネクタ54のコネクタ53に対する接続側の面は開口部2に指向、つまりインストルメントパネル1に設けた開口部2を通してユニットU1、U4が挿入される方向と合致するようにされている。これにより、ユニットU1、U4(とパネル体Pとの組立体)を、開口部2に挿入していくときに、自動的にコネクタ52と53とが接続されるようになっている。なお、パネル体Pに対する電源供給は、別途独立した配線を利用して行うこともできるが、例えばコネクタ52、53を介して行う等のこともできる。
【0050】
[図7、図8の説明]
図7、図8は、本発明の別の例を示すもので、図4、図6に対応するものである。本例では、制御ユニットとして、AM/FMラジオ用のユニットU1と、CD用ユニットU5と、空調制御用ユニット(マニュアルエアコン用)U3とを用いた場合を示してある。本例では、AM/FMラジオ用のユニットU1に、CDプレ−ヤが一体に組込まれていて、図6に示すユニットU4に相当する部分が空間58となっている。車体側コネクタ53に対するユニット側コネクタ52は、もっとも下方に位置するユニットU3に設けられている。
【0051】
なお、空間58の前方に位置部分において、パネル体Pに開口を形成すると共にこの開口を盲蓋によって施蓋するようにしてもよい。この場合、ディスプレイ5は小型のものとされるか、あるいはディスプレイ5を廃止して、代わりに、情報伝達手段(出力部)としては聴覚的に情報伝達するスピ−カのみとしてもよい。この場合、スピ−カを、図7でカッコして示す符号59で示す位置に設定する等のことができる(スピ−カ59を設けない場合は、この位置がそのまま吹出し口11とされる)。
【0052】
[図9、図10の説明]
図9、図10は、本発明のさらに別の例を示すもので、制御ユニットとして、図7、図8に示すのと同様に、AM/FMラジオ用のユニットU1とCD用ユニットU5とを有する。ただし、空調制御は、オ−トエアコンとされて、その制御ユニットは、パネル体Pとは離れた位置に設けられており、図9、図10では示されていない(パネル体Pと空調制御用ユニットとは、多重通信手段により接続される)。
【0053】
[図11〜図13の説明]
図11〜図13は、本発明のさらに別の例を示すもので、制御ユニットとして、図7、図8に示すのと同様に、AM/FMラジオ用のユニットU1とCD用ユニットU5とを有する他、ナビゲ−ションユニットU4を有する。ただし、空調制御は、オ−トエアコンとされて、その制御ユニットは、パネル体Pとは離れた位置に設けられている。
【0054】
本例において特徴的なことは、大型とされたディスプレイ5が、パネル体Pの本体部分61に対して起倒可能とされていることである。すなわち、本体部分61に、ディスプレイ5の収納部分において部分的に凹部62が形成され、この凹部52内に位置させて、ディスプレイ5が配置される。ディスプレイ5はその下端部において、略水平方向に伸びる軸線α回りに揺動可能とされて、図11、図12一点鎖線で示す起立位置では、その表示面が本体部61と面一となる使用状態(閉位置)とされる。ここで、下端部に回動軸を設定することにより、倒伏時にヒンジ保持機構を設けなくてもよいため、ヒンジの構成を簡略化できる。また、図12実線で示すように車室側へ向けて倒伏位置とされたときに、凹部62が車室側へ大きく解放された開位置とされる。
【0055】
凹部62には、ユニットU4のディスク出入れ口に対応した開口63が形成されて、パネル体Pをインストルメントパネル1に固定した状態のまま、ディスプレイ5を開位置となる倒伏位置とすることによって、ユニットU4に対するディスク41の出入れを行うことができる。
【0056】
図13には、本体部61とディスプレイ5部分の詳細が示される。すなわち、本体部61は、表面板64と背面板65とによって、内部に閉断面を構成するように全体として薄く形成されて、表面板64を部分的に背面板65に接近するように変形させることによって、凹部62が形成されている。そして、凹部62の所定位置に、開口63が形成されている。
【0057】
ディスプレイ5は、保持板66に一体的に保持されている。そして、例えば保持板66の側面に設けた左右一対の短い突起状の回動軸67を、凹部62の左右側面に形成された保持孔68内に回動自在に嵌合させることによって、ディスプレイ5が、保持板66と共に、前述したように起倒自在とされる、勿論、上記回動軸67と保持孔68とが前記揺動軸線αを構成するものである。なお、今迄説明したパネル体Pおよび後に説明するパネル体Pは、図13に示すのと同様に、表面板64と背面板65とによって、閉断面を構成するように全体として薄い板状に形成されているものである。
【0058】
[図14の説明]
図14は、本発明のさらに別の例を示すもので、制御ユニットとして、AM/FMラジオ用のユニットU1のみを有する。全体として、図7、図8に示すものと似ているが、CDプレ−ヤを有しない関係上、図7、図8に示されるCDディスク41に対する開口6を有するものの、この開口6が盲蓋70によって施蓋されたものとなっている。
【0059】
[図15の説明]
図15は、ディスプレイ5としてナビゲ−ション用の地図が表示できるように大型のものを用いた場合を示し、このディスプレイ5には、地図表示の他に、他の情報が表示されるようになっている。すなわち、符合71で示された現在の日付、符合72で示された現在の時刻、符合73で示された外気温度、符合74で示された選択された室内温度、符合75で示された空調用エアが内気循環か外気循環かを示す表示、符合76で示された空調用エアの吹出量、符合77で示された現在の車速の各表示が行われるようになっている。勿論、図15は、表示の一例であり、適宜の情報をディスプレイ5に表示させることが可能であり、表示内容(種類)をスイッチを利用して切換えるようにすることもできる。
【0060】
[図16〜図23の説明]
図16〜図23を参照しつつ、パネル体Pと制御ユニットとの連結手法および接続手法について説明するが、パネル体Pに連結、接続される制御ユニットの数が3個の場合を例にしてある、各ユニット同士を識別するときはUA、UB、UCの符合を用いて行い、各ユニットを識別する必要のないときはUの符合を用いることとする。
【0061】
まず、図16は、パネル体Pと各ユニットUA、UB、UCとの接続手法の一例を示してある。すなわち、ユニットUAとUBとがバス回路81によって相互に接続され、ユニットUBとUCとがバス回路82によって相互に接続され、ユニットUCとパネル体Pとがバス回路83によって相互に接続されている。すなわちパネル体Pに対して、ユニットUBはユニットUCを介して接続され、ユニットUAはユニットUCおよびUBを介して接続されている。そして、車体側のコネクタ53(図6、図8、図10、図12参照)に対する接続用コネクタ52を、ユニットUCにまとめて設けてある。
【0062】
上述のような接続手法は、パネル体Pに対して接続されるユニットの数を、1つのみというように少なくする上で好ましいものとなる。また、ユニットUA、UB、UCを相互に上下方向に積層状態で連結するときに、この連結に応じて接続関係を得るという点でも有利となる(後述する図20〜図22の連結、接続手法の説明をも参照)。
【0063】
図17は、図16の場合に比して、パネル体PからユニットUA、UB、UC側へ長く伸びる延長部84を別途形成して、この延長部84の先端にコネクタ52を設けてある。この場合は、コネクタ52を、必ず用いられるパネル体Pに設けておくという利点がある。
【0064】
図18は、各ユニットUA、UB、UC共に、それぞれ個々独立してパネル体Pと接続したものである。そして、コネクタ52は、もっとも下方のユニットUCに設けてある。この場合は、各ユニットが確実にパネル体に接続されるという利点があり、他のユニットを経由してパネル体Pに接続される場合に比して、接続の確実性という点で好ましいものとなる。
【0065】
図19は、ユニットを上下方向に積層状態で連結するときに、ユニット間にゴム等の弾性部材からなる緩衝部材85を介在させてある。また、もっとも下方に位置されるユニットUCは、これが載置させる開口部2内の隔壁4との間にゴム等の弾性部材からなる緩衝部材86を介在させてある。図19では、緩衝部材85、86を明確に示すために極端に肉厚として描いてあるが、実際には相当に薄いものとされており、後述するユニット間の上下方向の積層状態での連結手法を採択する場合にも、この緩衝部材85、86を設けることができる。
【0066】
図19では、さらに、もっとも下方に位置するユニットUCを、パネル体Pと一体に形成してある。換言すれば、ユニットUCは、常に所定のパネル体Pと共に使用されることが前提とされる機能を有するユニットが選択される。そして、このユニットUCに、コネクタ52が設けられている。
【0067】
図20〜図22は、パネル体PとユニットUA、UB、UCの連結手法の一例を示すものである。すなわち、各ユニットUA、UB、UC共にそれぞれ上下方2に薄幅とされたボックス状とされているが、その上面には複数(実施形態では2個)の連結用凹部88が形成される一方、その下面には複数(実施形態では2個)の連結用凸部89が形成されて、ユニットUA、UB、UCを上下方向に積層したときに(UA、UB、UCの上下方向位置の選択は図示のもに限らず任意である)、凸部89が凹部88にきつく嵌合されて相互の連結が行われるようにされている。そして、この凹部88と凸部89とが、図16等に示すバス回路の接続用コネクタを兼用していて、連結と同時に接続も行われるようになっている。
【0068】
パネル体Pの背面には、連結用凹部90が形成される一方、例えばもっとも下方のユニットUCのパネル体P側の取付面には連結用凸部91が設けられて、この凹部90と凸部91とがきつく嵌合されることにより、パネル体PとユニットUC(したがってUB、UA)とが連結される。この凹部90、凸部91も、バス回路の接続用コネクタを兼用している。そして、各ユニットUA、UB、UCには、それぞれ、パネル体Pとは反対側の面において、車体側コネクタ53に対する接続用のコネクタ52が設けられている。
【0069】
図20、図21に示すような連結、接続手法では、パネル体Pに応じて(車種やそのグレ−ドに応じて)、どのユニットを選択しても、容易にユニット同士およびユニットとパネル体Pとの連結、接続を容易に得ることができる。また、車体側コネクタ53に対する接続も、各ユニットの上下方向位置をどのように変更しても容易に得ることができる。
【0070】
なお、例えば車体側コネクタ53がもっとも下方のユニットUCの高さ位置に配置される一方、もっとも下方の位置にあるユニットUCの高さ位置にユニットを設ける必要のないときは、別途ダミ−のユニット(外形形状を構成する枠体と、連結かつ接続用の凹部、凸部88、89、91およびコネクタ52を有するもの)を用いて、車体側コネクタ53に対応した位置に、コネクタ52が必ず位置するようにすればよい。また、各ユニットUA〜UC全てに、パネル体Pとの連結、接続用凸部91を設けることもできる。勿論、各凹部と凸部との形成関係は、図示の場合とは逆の関係となるようにしてもよい。
【0071】
ユニットのパネル体Pに対する連結を強固にするため、ねじ等の固定具を別途利用することもできる。すなわち、図22に示すように、各ユニットのパネル体P側の取付面に、例えば左右に伸びる短い取付ブラケット92を突設して、このブラケット92にねじ孔93を開口させておき、ねじ94のねじ部を、ねじ孔93を挿通させた後、パネル体P背面に形成されたねじ孔49(図5参照)に螺合させればよい。
【0072】
図23は、パネル体Pの一部を部分的に開閉自在としたものである。図23の場合、パネル体Pが、常時インストルメントパネルに固定された本体部分95と、蓋部材96との分割構成とされて、略水平方向に伸びる回動軸線αを中心として、蓋部材96が、車室側へ倒伏した開位置と、起立された閉位置とを選択的にとり得るようになっている。図11〜図13に示すものとは異なり、蓋部材96が図23一点鎖線で示すように開位置とされたときは、実線で示す閉位置にある蓋部材96で覆われていたユニット(図23ではユニットUAとUB)とのパネル体P側の面が全体的に車室側へ開放(露出)されることになる。この図23の場合は、ユニットのメンテナンスの上で好ましく、また車室側へ大きく露出されるユニットUAあるいはUBが、例えば情報記憶媒体としてのCDディスク41を複数枚収納したカセットを収納可能とされていて、このカセットを交換する場合にも好適となる。
【0073】
[図24〜図33の説明]
図24〜図33は、パネル体PとユニットU(UA、UB、UC)との組立体を、インストルメントパネル1の開口部2へユニットU側から挿入したときに、組立体側のコネクタ52と車体側のコネクタ53とが自動的に接続されると共に、組立体を車体に対してしっかり保持(支承)されるようにした場合の複数の例を示す。
【0074】
図24の例では、一部のユニットU(実施形態では上下方向中間のユニットUB)のパネル体Pとは反対側の面に、短い支承用突起部98が形成される一方、ステアリング支持部材54には、ブラケット99が固定されている。ブラケット99は、上方に伸びる第1部分99Aと、ステアリング支持部材54の前方に位置する第2部分99Bとを有する。第1部分99Aには、上記突起部98ががたつきなく嵌合可能な支承用嵌合孔100が形成されている。第2部分99Bには、車体側コネクタ53が保持されている。嵌合孔100およびコネクタ53は、開口部2へ向けて指向、つまりパネル体PとユニットUとの組立体が開口部2への挿入される方向とほぼ一致されている(図2対応)。
【0075】
上記組立体を、ユニットUを開口部2へ向くようにして挿入していくと、この挿入の進行に伴って、突起部98が嵌合孔100に嵌合されると共に、これとほぼ同時期に、組立体側のコネクタ52が車体側のコネクタ53に接続されることになる。
【0076】
図25、図26は、別の例を示すもので、車体側コネクタ53を、ステアリング支持部材54の直下方に位置させたものであり、その他は図24の場合と同じである。
【0077】
図27、図28は、車体側コネクタ53をステアリング支持部材54のやや下方で、隔壁3に設けたブラケット101に保持させた場合を示す。
【0078】
図29、図30は、ステアリング支持部材54に固定されたブラケット99を上方へ長くのばして、その高い位置において嵌合孔100が形成され、低い位置において車体側コネクタ53を保持させてある。これに対応して、突起部98はもっとも上方のユニットUAに設けられ、組立体側のコネクタ52は中間高さ位置にあるユニットUBに設けられている。
【0079】
図31、図32は、車体側コネクタ53を、空調用ダクト50に固定されたブラケット102に保持させるようにして、ステアリング支持部材54よりもかなり下方に位置させた場合を示す。
【0080】
図33は、図30、図31と同様に、車体側コネクタ53を、空調用ダクト50に固定されたブラケット102に保持させてあるが、コネクタ53が、パネル体Pに設けられた灰皿9の位置にも向かうようにしてある。これにより、灰皿9を除去したときにパネル体Pに形成される開口103を通して、ねじ104を利用してコネクタ53と53とを強固に結合しておくことができる。すなわち、ねじ104の回転操作を、ドライバ等の回転工具を開口103を通して行うことが可能となる。
【0081】
[図34〜図43の説明]
図34〜図43は、パネル体Pの種々の設定例を示すものであり、デザイン的に今まで説明したものと少しずつ相違したものとされていて、機能的にはいままで説明したものと変わりがないので、その詳細な説明は省略する。ただし、図34R>4では、カップホルダ105が設けられおり、図41〜図43に示す例では、パネル体Pに2DIN規格に相当する大きな開口106が形成されている。
【0082】
[図44の説明]
図44は、あらかじめ用意された複数の制御ユニットおよび複数のパネル体とから、車両のグレ−ドの相違に応じたユニットとパネル体との組立体を得るための状況を概念的に示すものである。図44では、制御ユニットとしてU11〜U15の5種類用意されている。この複数のユニットU11〜U15の中から選択されるユニットの組合せは、K1〜K6の合計6種類とされている。そして、パネル体は、K1〜K6の6種類に対応して、合計6種類用意されている。
【0083】
車両のグレ−ドに応じて、ユニットの組合せK1〜K6の中からいずれか1つの組合せが選択される。同様に、グレ−ドに応じて、複数のパネル体P11〜P16の中から1つのパネル体が選択される。そして、選択されたK1〜K5のいずれか1つの組合せと、選択されたパネル体P11〜P16のいずれか1つとが、互いに連結、接続されることにより、KP1〜KP6のいずれか1つの組立体が得られ、この組立体が車両に搭載される。
【0084】
組立体KP1〜KP6は、あらかじめ用意しておくことができる。すなわち、グレ−ドを基準に考えたとき、グレ−ドに応じてユニットの組合せが選択される(K1〜K6の中から1つが選択される)と共に、グレ−ドに応じてパネル体が選択されて(P11〜P16の中から1つが選択される)、選択されたユニットの組合せと選択されたパネル体とを連結、接続して組立体P11〜P16が得られる。
【0085】
組合せK1〜K6を基準に考えたときは、この組合せに応じて必要なパネル体が選択されて(P11〜P16の中から1つが選択される)、ユニットの組合せに対応した組立体(KP11〜KP16)が得られる。パネル体P11〜P16を基準に考えたとき、パネル体に対応したユニットの組合せが選択されて(K1〜K5の中から1つが選択される)、パネル体に対応した組立体KP11〜KP16が得られる。
【0086】
ユニットの数(種類)に応じた組合せの数は、ユニットの数と同じでも、ユニットの数よりも少なくても、ユニットの数よりも多くてもよい。また、パネル体は、通常は、組合せの数と同じ数(種類)だけ用意されるが、例えば上位グレ−ドのパネル体によって下位グレ−ドのパネル体を兼用することにより、組合せの数よりも少ない数とすることも可能である(不用な開口は盲蓋で施蓋したり、一部のスイッチをダミ−化する)。勿論、ユニットの数(種類)、組合せの数(種類)、パネル体の数(種類)は、図44に示す数(種類)に限らず、適宜の数(種類)とすることができ、ユニットの数や組合せの数が多くなるほど本発明の利点が大きくなる。
【0087】
以上実施の形態について説明したが、パネル体PとユニットUとの組立体が取付けられるのは、インストルメントパネル1に限らず、例えば車室側面を構成するパネル部材等、車室内壁面構成用の適宜のパネル部材とすることが考えられる。
【0088】
パネル体Pに連結、接続されるユニットとしては、図示したものに限らず、この他、車両制御ユニット、エンジン制御ユニット、自動変速機の制御ユニット、ABS制御ユニット、オ−トクル−ズ制御ユニット、ステアリング制御ユニット、盗難防止制御ユニット、車高調整用制御ユニット、運転者識別用制御ユニット(例えばIDカ−ドを用いた識別)、車両のランプ類の点灯制御ユニット等適宜のものとすることができる。この場合、制御ユニットによっては、その出力部と入力部との少なく一方がパネル体Pに設けられて、当該パネル体Pとは離れた位置に配置されたものであってもよい(パネル体Pに対する連結はされない)。とりわけ、乗員により操作されるスイッチ等の入力部の数が少ない制御ユニットに関しては、パネル体Pとの連結は行わないようにしておくのが好ましい。
【0089】
パネル体Pには、図示の他、パネル体Pに、制御ユニットとは無関係の操作部、例えばリッドオ−プナ等を設けることもできる。本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として記載された内容のものを提供することをも暗黙的に含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をインストルメントパネル部分に適用した場合の一例を示す斜視図。
【図2】図1の要部分解斜視図。
【図3】パネル体とユニット等との接続関係例を示す全体系統図。
【図4】パネル体の一例を示す正面図。
【図5】図4の背面図。
【図6】図4の側面断面図。
【図7】パネル体の別の例を示す正面図。
【図8】図7の側面断面図。
【図9】パネル体の別の例を示す正面図。
【図10】図9の側面断面図。
【図11】パネル体の別の例を示す正面図。
【図12】図11の側面断面図。
【図13】図12の要部拡大断面図。
【図14】パネル体の別の例を示す正面図。
【図15】大型のディスプレイに表示される表示内容の一例を示す正面図。
【図16】複数のユニットとパネル体との接続関係の一例を示す簡略側面図。
【図17】複数のユニットとパネル体との接続関係の別の例を示す簡略側面図。
【図18】複数のユニットとパネル体との接続関係の別の例を示す簡略側面図。
【図19】複数のユニットとパネル体との連結関係の一例を示す簡略側面図。
【図20】複数のユニットとパネル体との連結、接続関係の一例を示す簡略側面図。
【図21】図20の一部断面分解側面図。
【図22】図20、図21に示されるユニットの詳細を示す斜視図。
【図23】パネル体の一部が開閉式とされた場合の例を示す巣簡略側面図。
【図24】ユニットとパネル体との組立体を車両に搭載したときの一例を示す側面一対部断面図。
【図25】ユニットとパネル体との組立体を車両に搭載したときの別の例を示す側面一部断面図。
【図26】図25に示す場合の開口部の様子を示す斜視図。
【図27】ユニットとパネル体との組立体を車両に搭載したときの別の例を示す側面一部断面図。
【図28】図27に示す場合の開口部の様子を示す斜視図。
【図29】ユニットとパネル体との組立体を車両に搭載したときの別の例を示す側面一部断面図。
【図30】図29に示す場合の開口部の様子を示す斜視図。
【図31】ユニットとパネル体との組立体を車両に搭載したときの別の例を示す側面一部断面図。
【図32】図31に示す場合の開口部の様子を示す斜視図。
【図33】ユニットとパネル体との組立体を車両に搭載したときの別の例を示す側面一部断面図。
【図34】パネル体の別の例を示す正面図。
【図35】パネル体の別の例を示す正面図。
【図36】パネル体の別の例を示す正面図。
【図37】パネル体の別の例を示す正面図。
【図38】パネル体の別の例を示す正面図。
【図39】パネル体の別の例を示す正面図。
【図40】パネル体の別の例を示す正面図。
【図41】パネル体の別の例を示す正面図。
【図42】パネル体の別の例を示す正面図。
【図43】パネル体の別の例を示す正面図。
【図44】複数の制御ユニットと複数のパネル体とから必要な組立体を得る状況を示す説明図。
【符合の説明】
1:インストルメントパネル
2:開口部
2A〜2D:小開口部分
3、4:隔壁
5:ディスプレイ
6:出入れ用開口(記憶媒体用)
7:スイッチ群(オ−ディオ用)
8:スイッチ群(空調制御用)
9:灰皿
10:シガ−ライタ
11:空調用エア吹出し口
S1〜S7、S11〜S17:スイッチ
S8:センサ
S9:受光部(リモコンスイッチ用)
S10:マイク
29:スピ−カ
41:ディスク(記憶媒体)
42:開口(ディスク用)
47:スイッチ(CPU)基板
48:コネクタ
49:連結用ねじ孔
50:空調用エアダクト
52:コネクタ(組立体側)
53:コネクタ(車体側)
54:ステアリング支持部材
55:ブラケット
58:空間
59:スピ−カ
61:パネル体の本体部分
62:凹部
63:開口(ディスク用)
81〜83:バス回路
88:連結用凹部
89:連結用凸部
90:連結用凹部
91:連結用凸部
92:ブラケット
93:ねじ孔
94:ねじ
95:パネル体の本体部分
96:パネル体の蓋部分
105カップホルダ
U1〜U5:制御ユニット(情報処理ユニット、空間占有ユニット)
UA〜UC:制御ユニット(情報処理ユニット、空間占有ユニット)
U11〜U15:制御ユニット(情報処理ユニット、空間占有ユニット)
P:パネル体
P11〜P16:パネル体
K1〜K6:ユニットの組合せ
KP1〜KP6:電子機器の組立体

Claims (26)

  1. 互いに別体に形成されると共に、互いに異なる情報処理作業を行う複数の情報処理ユニットと、
    前記各情報処理ユニットと別体に形成され、乗員に対する出力部乗員により操作される入力部と該出力部および入力部に接続された制御部とを有するパネル体と、
    を備え、
    前記各情報処理ユニットとパネル体とが接続された際、該各情報処理ユニットが前記制御部を介して前記出力部および入力部に接続されて、前記入力部に対する操作に対応して該情報処理ユニットが作動されると共に、該各情報処理ユニットの処理状況が前記出力部に出力されるように設定され、
    室内壁面を構成するインストルメントパネルのうち運転席と助手席との間となる左右略中間部分に開口部が形成されて、前記各情報処理ユニットが前記開口部を通して前記インストルメントパネル内に配置され、
    前記パネル体が、前記開口部を車室内側から施蓋していて、前記インストルメントパネルの一部を構成すると共に、該パネル体により各情報処理ユニットが覆われて車室内から該各情報処理ユニットが目視できないようにされており、
    前記情報処理ユニットとして乗員により出し入れ操作される情報記憶媒体を必要となる特定ユニットを含んでいて、前記パネル体に前記特定ユニットに対する情報記憶媒体の出入れ口が形成されている、
    ことを特徴とする車載用電子機器装置。
  2. 互いに別体に形成されると共に、互いに異なる情報処理作業を行う複数の情報処理ユニットと、
    前記各情報処理ユニットと別体に形成され、乗員に対する出力部乗員により操作される入力部と該出力部および入力部に接続された制御部とを有するパネル体と、
    を備え、
    前記各情報処理ユニットとパネル体とが接続された際、該各情報処理ユニットが前記制御部を介して前記出力部および入力部に接続されて、前記入力部に対する操作に対応して該情報処理ユニットが作動されると共に、該各情報処理ユニットの処理状況が前記出力部に出力されるように設定され、
    室内壁面を構成するインストルメントパネルのうち運転席と助手席との間となる左右略中間部分に開口部が形成されて、前記各情報処理ユニットが前記開口部を通して前記インストルメントパネル内に配置され、
    前記パネル体が、前記開口部を車室内側から施蓋していて、前記インストルメントパネルの一部を構成すると共に、該パネル体により各情報処理ユニットが覆われて車室内から該各情報処理ユニットが目視できないようにされており、
    前記各情報処理ユニットが乗員により出し入れ操作される情報記憶媒体を必要としないものとされ、
    前記パネル体に情報記憶媒体の出入れ口が形成されると共に、該出入れ口が盲蓋によって施蓋されている、
    ことを特徴とする車載用電子機器装置。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記各ユニットが、前記パネル体に対して並列に配置されている、ことを特徴とする車載用電子機器装置。
  4. 請求項3において、
    前記各ユニットが、上下方向に積層状態で重合配置されている、ことを特徴とする車載用電子機器装置。
  5. 請求項1または請求項2において、
    前記パネル体が、前記ユニットのいずれにも関連しない別の入出力部をさらに備えている、ことを特徴とする車載用電子機器装置。
  6. 請求項1または請求項2において、
    前記入力部として、固定スイッチまたはタッチパネルスイッチの少なくとも一方を備えている、ことを特徴とする車載用電子機器装置。
  7. 請求項1または請求項2において、
    前記パネル体が入力部としてのセンサを備えている、ことを特徴とする車載用電子機器装置。
  8. 請求項1または請求項2において、
    前記パネル体が入力部としてのマイクを備えている、ことを特徴とする車載用電子機器装置。
  9. 請求項1または請求項2において、
    前記パネル体が入力部としてのリモコンスイッチからの無線信号を関知する受信部を有している、ことを特徴とする車載用電子機器装置。
  10. 請求項1または請求項2において、
    前記出力部が、視覚的に情報伝達するディスプレ−またはランプの少なくとも一方により構成されている、ことを特徴とする車載用電子機器装置。
  11. 請求項1または請求項2において、
    前記出力部が、聴覚的に情報伝達するスピ−カとされている、ことを特徴とする車載用電子機器装置。
  12. 請求項5において、
    前記別の入力部が、点灯用、リッドオ−プン用、車高調整用、盗難防止用の少なくとも1つを含む、ことを特徴とする車載用電子機器装置。
  13. 請求項1または請求項2において、
    前記パネル体の左右端部位置に、空調用エアの吹出し口が形成されている、ことを特徴とする車載用電子機器装置。
  14. 請求項1または請求項2において、
    前記パネル体に灰皿が設けられている、ことを特徴とする車載用電子機器装置。
  15. 請求項1または請求項2において、
    前記パネル体にシガ−ライタが設けられている、ことを特徴とする車載用電子機 器装置。
  16. 請求項1または請求項2において、
    前記パネル体に、カップホルダが設けられている、ことを特徴とする車載用電子機器装置。
  17. 請求項1または請求項2において、
    前記ユニットとして、オ−ディオ用ユニット、空調制御用ユニット、ナビゲ−ション用ユニットの少なくと1つが含まれる、ことを特徴とする車載用電子機器装置。
  18. 請求項1または請求項2において、
    前記ユニットとして、少なくともオ−ディオ用ユニットと空調制御用ユニットとが含まれ、
    前記パネル体に設けられた前記出力部として、視覚的に情報伝達する情報表示部が設けられ、
    前記パネル体に設けられた前記入力部として、オ−ディオ操作用入力部と、空調操作用入力部とが含まれる、
    ことを特徴とする車載用電子機器装置。
  19. 請求項18において、
    前記パネル体に設けられた前記情報表示部とオ−ディオ操作用入力部と空調操作用入力部のうち、該情報表示部がもっとも上方に位置され、該空調操作用入力部がもっとも下方に位置され、該オ−ディオ操作用入力部が中間の高さに位置されている、ことを特徴とする車載用電子機器装置。
  20. 請求項18において、
    前記情報表示部に、前記オ−ディオの操作状況、および空調の操作状況が表示される、ことを特徴とする車載用電子機器装置。
  21. 請求項18において、
    前記パネル体が、灰皿とカップホルダとの少なくとも一方を有し、
    前記灰皿、カップホルダが、前記空調操作用入力部の下方に位置されている、
    ことを特徴とする車載用電子機器装置。
  22. 請求項18において、
    前記パネル体の左右端部に、空調用エアの吹出し口が設けられ、
    前記空調用エアの吹出し口の高さ位置が、前記情報表示部からオ−ディオ操作用入力部の高さ範囲に設定されている、
    ことを特徴とする車載用電子機器装置。
  23. 請求項1または請求項2において、
    前記パネル体が、常時車室内壁面に固定された本体部分と、該本体部分に対して車室側へ向けて倒伏状態となった開位置と起立状態となった閉位置とをとり得るようにされた蓋部材とを有し、
    前記蓋部材を開位置とすることにより、前記ユニットに車室側から接近可能とされている、
    ことを特徴とする車載用電子機器装置。
  24. 互いに別体に形成されると共に互いに異なる機能を有し、それぞれ乗員により操作される操作用入力部を有しない複数の情報処理ユニットと、
    前記各情報処理ユニットと別体に形成され、表面に、前記各情報処理ユニットのうち少なくとも一部の情報処理ユニットの作動状況を表示するための出力部と各情報処理ユニットに対する乗員による操作用入力部とが設けられたパネル体と、
    を備え、
    前記パネル体には、前記出力部と入力部とに接続された制御部がさらに設けられており、
    前記パネル体の背面側に前記各情報処理ユニットが位置された状態で該パネル体と各情報処理ユニットとが相互に着脱自在に連結されると共に、該連結状態において前記出力部と入力部とが前記制御部を介して該各情報処理ユニットとの間で信号伝達されるように電気的に接続されるように設定されており、
    前記パネル体が、車室内壁面を構成するインストルメントパネルのうち運転席と助手席との間となる左右略中間部分に形成された開口部を施蓋して該インストルメントパネルの一部を構成するものとして設定されると共に、前記複数の情報処理ユニットが前記開口部を通してインストルメントパネル内に配設されるように設定されており、
    前記情報処理ユニットとして乗員により出し入れ操作される情報記憶媒体を必要となる特定ユニットを含んでいて、前記パネル体に前記特定ユニットに対する情報記憶媒体の出入れ口が形成されている、
    ことを特徴とする車載用電子機器組立体。
  25. 互いに別体に形成されると共に互いに異なる機能を有し、それぞれ乗員により操作される操作用入力部を有しない複数の情報処理ユニットと、
    前記各情報処理ユニットと別体に形成され、表面に、前記各情報処理ユニットのうち少なくとも一部の情報処理ユニットの作動状況を表示するための出力部と各情報処理ユニットに対する乗員による操作用入力部とが設けられたパネル体と、
    を備え、
    前記パネル体には、前記出力部と入力部とに接続された制御部がさらに設けられており、
    前記パネル体の背面側に前記各情報処理ユニットが位置されてた状態で該パネル体と各情報処理ユニットとが相互に着脱自在に連結されると共に、該連結状態において前記出力部と入力部とが前記制御部を介して該各情報処理ユニットとの間で信号伝達されるように電気的に接続されるように設定されており、
    前記パネル体が、車室内壁面を構成するインストルメントパネルのうち運転席と助手席との間となる左右略中間部分に形成された開口部を施蓋して該インストルメントパネルの一部を構成するものとして設定されると共に、前記複数の情報処理ユニットが前記開口部を通してインストルメントパネル内に配設されるように設定されており、
    前記各情報処理ユニットが乗員により出し入れ操作される情報記憶媒体を必要としないものとされ、
    前記パネル体に情報記憶媒体の出入れ口が形成されると共に、該出入れ口が盲蓋によって施蓋されている、
    ことを特徴とする車載用電子機器組立体。
  26. 請求項24または請求項25において、
    前記各情報処理ユニットが、それぞれ上下方向に薄幅とされたボックス状とされ、
    前記各情報処理ユニットが、薄幅とされた上下方向において互いに重合するように積層された状態で、前記パネル体に連結されている、
    ことを特徴とする電子機器組立体。
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