JP2001105986A - 車載用電子装置 - Google Patents

車載用電子装置

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JP2001105986A
JP2001105986A JP29183699A JP29183699A JP2001105986A JP 2001105986 A JP2001105986 A JP 2001105986A JP 29183699 A JP29183699 A JP 29183699A JP 29183699 A JP29183699 A JP 29183699A JP 2001105986 A JP2001105986 A JP 2001105986A
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JP
Japan
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electronic
vehicle
unit
electronic device
air conditioner
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JP29183699A
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Kazushi Akasaka
一志 赤坂
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Marelli Corp
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Calsonic Kansei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の限られた電子装置設置用のスペースを
有効活用することができる「車載用電子装置」を提供す
る。 【解決手段】 車内のインストルメントパネルに形成さ
れた凹部内に収容される電子ユニット2と、電子ユニッ
ト2に対して操作者から指示するための操作スイッチ5
2,53が実装された該電子ユニットの前面側に設けら
れる操作基板5と、操作基板5の前面側に設けられるフ
ロントカバー6とを備えた車載用電子装置1である。電
子ユニット2による機能(例えば、オーディオ機能)と
は異なる他の機能(例えば、エアコンの制御機能)を実
現するための電子回路部を、操作基板5のスイッチ5
2,53が設けられた面と反対側の面に配線実装した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のインストル
メントパネルのセンターコンソールに搭載される車載用
電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両には快適性の向上等のために、オー
ディオ(ラジオ放送受信器、カセットテーププレーヤ
ー、CDプレーヤー、MDプレーヤー等の一つあるいは
複数を含む)やエアコン(エアーコンディショナー)、
その他の電子装置が標準であるいはオプションで搭載さ
れる。これらの装置又はその制御ユニットは、一般に提
供業者(メーカー)が異なるため、所定の規格に従って
それぞれ単独的に筐体等に収容されて構成されて、操作
性等の観点からインストルメントパネルのセンターコン
ソールに形成された凹部に収容されるのが一般的であ
る。これらの電子装置は、空間分割的に上下あるいは左
右に並べて当該凹部に収容される。
【0003】このようなセンターコンソールの凹部は寸
法的に制限、例えば普通乗用車のFR車の場合にはドラ
イブシャフトの存在、あるいはFF車にあってもトラン
スミッションの存在等により高さ的な制限があるため、
あまり多くの種類の電子装置を収容することはできな
い。通常は高さ方向に3DIN(1DINは横幅が18
4mm、高さが55mm)分が確保されているが、オー
ディオやエアコンは殆ど標準搭載となっており、オーデ
ィオに2DINが、エアコンの制御ユニットに1DIN
が割り当てられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、近時において
は、電子装置の種類が多様化し、オーディオやエアコン
の他にも、ナビゲーション装置、自動料金収集装置、走
行情報演算装置(例えば、燃費算出装置)、文字多重チ
ューナー等の電子装置が開発されており、これらの装置
は操作部を有しているので、運転者も同乗者も操作を行
うという点からは、センターコンソールに収容すること
が望ましい。
【0005】しかし、センターコンソールはオーディオ
やエアコンによって満杯となっており、他の電子装置を
収容するスペースは無いため、インストルメントパネル
の上部やその他の場所に搭載するしかなかった。場合に
よっては、他の電子装置の搭載を断念せざるを得ない場
合もあった。このような設置スペース的な制約の存在
は、個人の嗜好が多様化した現代においては、車両の競
争力の低下を招くので、是非解決しなければならない。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、車両の限られた電子装置設
置用のスペースを有効活用することができる、車載用電
子装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、車内のインストルメントパネルに形成
された凹部内に収容される電子ユニットと、前記電子ユ
ニットに対して操作者から指示するための操作スイッチ
が実装された該電子ユニットの前面側に設けられる操作
基板と、前記操作基板の前面側に設けられるフロントカ
バーとを備えた車載用電子装置において、前記電子ユニ
ットによる機能とは異なる他の機能を実現するための電
子回路部を、前記操作基板に配線実装したことを特徴と
する。
【0008】本発明によると、電子ユニット(例えば、
オーディオユニット)の操作基板に他の電子回路部(例
えば、エアコンの制御回路)を配線実装(パターンの形
成及び電子部品の実装を含む)するようにしたので、他
の電子回路部は電子ユニットに一体的、埋没的に収容さ
れることになり、他の電子回路部がインストルメントパ
ネルの凹部のスペースを独立的に占有することがなくな
る。
【0009】従って、電子ユニットとこれと異なる機能
を実現する他の電子回路部を収容した以外に、該凹部の
該他の電子回路部が占有していた部分をこれらとは異な
る機能を実現するさらに他の電子装置(例えば、ナビゲ
ーション装置、自動料金収集装置、走行情報演算装置、
文字多重放送受信装置等)用として開放することができ
るようになり、該凹部の有効活用を図ることができるよ
うになる。
【0010】この場合において、特に限定されないが、
前記電子回路部の構成部品(IC,LSI等)は、前記
操作基板の前記操作スイッチが実装された面に対して反
対側の面に実装することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の実施形態の車載用電
子装置の構成を示す分解斜視図、図2は同じく操作基板
の側面図、図3は同じく車載用電子装置が収容された車
両のインストルメントパネルの要部を示す図、図4は同
じくエアコンの制御回路の構成を示すブロック図であ
る。
【0012】この車載用電子装置1は、電子ユニットと
してのオーディオ機能(ラジオ放送受信機能、音楽再生
機能等)を実現するためのオーディオユニットに、これ
と異なる機能を実現する電子回路部としてのエアコン
(空調装置)の制御回路を一体的に組み込んで構成され
る複合的な電子装置である。
【0013】この車載用電子装置1は、図1に示されて
いるように、筐体内部にラジオチューナーやカセットテ
ーププレーヤー(但し、CDプレーヤー、MDプレーヤ
ー、DVDプレーヤー等でもよい)を収容してなるオー
ディオユニット(本体)2の前面側に基板保護カバー
3、絶縁シート4を介して、操作基板としてのスイッチ
基板5を取り付け、さらにその前面に化粧板としてのフ
ロントカバー(フィニッシャー)6を取り付けて構成さ
れている。
【0014】スイッチ基板5は、図2にも示されている
ように、その両面に配線パターンが形成されたプリント
配線板(その内層にもパターンが形成された多層プリン
ト配線板であってもよい)であり、その前面(フロント
パネル6側の面)には各種情報を表示するためのLCD
(液晶表示器)51、複数の押しボタン式あるいはタッ
チ式のスイッチ(各種機能選択用等)52、回転式のス
イッチ(音量調整、周波数調整用等)53、その他の電
子部品が実装(固定)されている。
【0015】このスイッチ基板5の裏面(オーディオユ
ニット2側の面)には、オーディオユニット2の電子回
路(プリント配線板)に電気的に接続するためのコネク
タ21に対応する位置に該コネクタ21に嵌合接続され
るコネクタ54が実装されている。また、スイッチ基板
5の裏面には、エアコンの制御回路を構成する電子部品
(IC、LSI等)55が実装されている。
【0016】このエアコンの制御回路7には、図4に示
されているように、マイクロプロセッサ(MPU)7
1、該マイクロプロセッサにより実行されるべきプログ
ラムやデータが格納されたROM(EEPROM)7
2、エアコン用の各種スイッチ(SW入力回路)73と
のインタフェース回路(PIO)74、オーディオユニ
ット2の電子回路やその他の電子装置(例えば、ナビゲ
ーション装置)とのインタフェース回路(通信回路)7
5が含まれる。
【0017】また、エアコンの制御回路7には、エアコ
ンの各種構成部品としてのファン、各種アクチュエータ
(電磁弁や扉開閉等)、コンプレッサのモータ(オン・
オフ用のパワートランジスタを含む)等の駆動回路(ド
ライバー)76、LCD(モニター)51に対する描画
回路77、文字表現用その他のROM78、その他の回
路(RTC)79が含まれる。さらに、オプションとし
ての音声認識及び音声案内機能を有する場合には、これ
らを実現するためのデータが格納されたROM81、音
声認識・音声合成回路82,83等も含まれる。なお、
同図において、84はアドレスバス(AD BUS)、
85はデータバス(DT BUS)である。
【0018】図1に示されているように、スイッチ基板
5には、その先端にエアコンのコンプレッサやファン等
の各種構成部品と各駆動回路76等を電気的に接続する
ためのコネクタ56を有するハーネス57が接続されて
いる。なお、エアコンの制御回路7は、基板スペースに
余裕があれば、スイッチ基板5の裏面でなく表面に実装
することも可能であるが、スイッチ基板5の裏面は通常
は空いていることが多いので、本実施形態では裏面に実
装することにした。
【0019】このように、入力操作のための各種スイッ
チ52,53及びエアコンの制御回路7が複合的に実装
されたスイッチ基板5は、コネクタ54がオーディオユ
ニット2のコネクタ21に嵌合接続された状態で、オー
ディユニット2の筐体にネジ止め固定されることにより
取り付けられる。表示用の窓61や録音媒体の挿抜口6
2を有するフロントカバー6は、オーディオユニット2
の筐体の左右に形成されたリブ22,22に挟み込むよ
うにして装着される。
【0020】この車載用電子装置1は、2DIN分に相
当する容積を有するように形成されており、例えば図3
に示されているように、インストルメントパネル9のセ
ンターコンソール91に形成された凹部(3DIN分)
92の下側2段(2DIN分)を占有するように収容さ
れる。このとき、凹部92の底面(奥面)にはエアコン
のコンプレッサやファン等の各種構成部品にそれぞれハ
ーネス等を介して電気的に接続されたコネクタ(不図
示)が取り付けられ、あるいは位置されているので、こ
のコネクタにスイッチ基板5に接続されたハーネス57
の先端のコネクタ56が嵌合接続される。図3におい
て、93はナビゲーション装置のディスプレイ装置、9
4はエアコンの空気吹出口である。
【0021】なお、エアコンの入力操作を行うためのス
イッチとしては、オーディオ用のスイッチ52,53と
兼用してモード選択的に使用するようにできる。但し、
エアコン用のスイッチを別途スイッチ基板5に設けても
よい。そのようなスイッチを設けることがスペース的に
難しい場合には、例えば、フロントカバー6の録音媒体
の挿抜口62を選択的に開閉する扉の表面にタッチ式の
スイッチ等を設けて、これをエアコン用のスイッチとす
ることもできる。このようにすることで、フロントカバ
ー6のスペースを有効利用することができる。
【0022】本実施形態の車載用電子装置1は、オーデ
ィオユニット2のスイッチ基板5の裏面にエアコンの制
御回路7を複合的に搭載するようにしたので、エアコン
の制御回路7を収容するためのスペースを別途必要とせ
ず、従来、センターコンソール92のエアコンの制御ユ
ニットを収容するために使用していたスペースを他の電
子装置用の設置スペースとして利用することができ、例
えば、この空きスペースにナビゲーション装置を収容す
ることができるようになる。
【0023】従来はオーディオとエアコンの制御回路と
でセンターコンソールの凹部の3DIN分のスペースを
全て使用してしまい、他の電子装置を別置きで設置する
か、あるいはその搭載を断念せざるを得ない場合があっ
たが、本実施形態によれば、オーディオとエアコンで2
DIN分でよいので、他の1DIN分を他の電子装置に
振り向けることができるようになる。また、オーディオ
のスイッチ基板5にエアコンの制御回路7が配線実装さ
れているので、オーディオの制御回路とエアコンの制御
回路7とは配線パターンで電気的に接続することがで
き、ハーネス等を用いる必要もなくなる。
【0024】なお、以上説明した実施形態は、本発明の
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。従って、
上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的
範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨であ
る。
【0025】例えば、上述した実施形態では、オーディ
オユニット2のスイッチ基板5にエアコンの制御回路7
を複合的に実装して車載用電子装置を構成したが、ナビ
ゲーションユニットのスイッチ基板にエアコンの制御回
路を複合的に実装して車載用電子装置を構成するように
してもよい。また、複合的に実装する電子回路部として
は、エアコンの制御回路に限られず、自動料金収集装
置、走行情報演算装置(例えば、燃費算出装置)、文字
多重放送受信装置、その他の電子装置であってもよい。
さらに、電子ユニットに複合的に搭載する制御回路部と
しては、上述の実施形態のように単一である必要はな
く、互いに異なる2以上の機能を実現する制御回路部を
複合的に搭載するようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成したの
で、車両の限られた電子装置設置用のスペースを有効活
用することができ、個人の多様な嗜好に柔軟に対応する
ことができ、車両の商品価値や競争力を高めることがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の車載用電子装置の分解斜
視図である。
【図2】 本発明の実施形態のスイッチ基板(操作基
板)の側面図である。
【図3】 本発明の実施形態の車載用電子装置をインス
トルメントパネルのセンタコンソールに収容した状態を
示す図である。
【図4】 本発明の実施形態のエアコンの制御回路の構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…車載用電子装置 2…オーディオユニット(電子ユニット) 5…スイッチ基板(操作基板) 51…LCD 52,53…スイッチ 55…IC、LSI 6…フロントカバー 7…エアコン制御回路 9…インストルメントパネル 92…凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車内のインストルメントパネル(9)に
    形成された凹部(92)内に収容される電子ユニット
    (2)と、前記電子ユニットに対して操作者から指示す
    るための操作スイッチ(52,53)が実装された該電
    子ユニットの前面側に設けられる操作基板(5)と、前
    記操作基板の前面側に設けられるフロントカバー(6)
    とを備えた車載用電子装置において、 前記電子ユニットによる機能とは異なる他の機能を実現
    するための電子回路部(7)を、前記操作基板に配線実
    装したことを特徴とする車載用電子装置。
  2. 【請求項2】 前記電子回路部の構成部品は、前記操作
    基板の前記操作スイッチが実装された面に対して反対側
    の面に実装されていることを特徴とする請求項1に記載
    の車載用電子装置。
  3. 【請求項3】 前記電子ユニットはオーディオユニット
    であり、前記電子回路部はエアコンの制御回路であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の車載用電子装
    置。
JP29183699A 1999-10-14 1999-10-14 車載用電子装置 Withdrawn JP2001105986A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100867946B1 (ko) * 2007-08-30 2008-11-10 콘티넨탈 오토모티브 일렉트로닉스 주식회사 차량용 히터 콘트롤러의 조립구조
JP2012533472A (ja) * 2009-07-21 2012-12-27 ヴァレオ システム テルミク 自動車用ヒューマン・マシン・インタフェース

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