JP3952327B2 - 船外機用エンジンのカムシャフト駆動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、船外機用4サイクルエンジンにおけるカムシャフト駆動装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、船外機の4サイクルエンジンにおいては、縦置きに配設されたクランク軸の上部にドライブギヤ及びフライホイールを固定し、一方、吸排気弁を開閉駆動するためのカムシャフトにドリブンギヤを固定し、ドライブギヤとドリブンギヤとの間に駆動ベルトを張設するとともに、駆動ベルトに所定の張力を付与するためのベルトテンショナーを設け、クランク軸の回転を駆動ベルトを介してカムシャフトに伝達するように構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のエンジンにおいては、カムシャフトの上端をエンジンボディの軸受で支持する関係上、ドリブンギヤの高さ位置を低くするのには限界があり、また、ベルトテンショナーを取り付けるためのスプリングを駆動ベルトの下方に配設するため、駆動ベルトの高さ位置を低くするのには限界があった。その結果、クランク軸の上部に固定されるドライブギヤ及びフライホイールの位置が高くなり、ドライブギヤにかかる荷重と、重量のあるフライホイールの回転により、クランク軸に大きな負荷がかかるという問題を有している。
【0004】
本発明は、上記従来の問題を解決するものであって、駆動ベルトの高さ位置を低くすることによりクランク軸に大きな負荷がかからないようにしたカムシャフト駆動装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載のカムシャフト駆動装置は、エンジンボディ5の一側に回動自在に支持されたクランク軸7と、該クランク軸に固定されたドライブギヤ11と、エンジンボディの他側に回動自在に支持されたカムシャフト16、17と、該カムシャフトに固定されたドリブンギヤ23、24と、前記両ギヤ間に張設された駆動ベルト26を備えた船外機用4サイクルエンジンにおいて、前記ドリブンギヤ23、24を椀状に形成しこの椀状部を下向きにして前記カムシャフト16、17に固定し、椀状部に駆動ベルト26を張設すると共に、前記ドリブンギヤの椀状部の内部にカムシャフトを覆うカバー部材5eの上部フランジ5fを入り込ませカムシャフトの軸受部4に係合シールさせ、前記駆動ベルト26の外側に固定されるベルトテンショナー27と、駆動ベルト26の内側でエンジンボディに設けられたスプリング受け32aと、前記ベルトテンショナー27とスプリング受け32a間に、駆動ベルト26の上部を跨いで張設されたスプリング33とを備えたことを特徴とし、請求項2記載の発明は、請求項1において、上記カムシャフトの軸受部4は、シリンダヘッド5cと、該シリンダヘッドに固定される複数のカムキャップ5dとに形成されていることを特徴とし、請求項3記載の発明は、請求項1において、上記スプリング受け32aをエンジンボディ上に立設されたエンジンハンガー32に設けたことを特徴とし、請求項4記載の発明は、請求項1において、上記ベルトテンショナー27は、エンジンボディに固定される固定軸27bと、該固定軸に取り付けられた支持部材27cと、該支持部材の一側に立設されたスプリング受け27dと、支持部材の他側に形成され、エンジンボディに設けられたピン30に嵌合される軸孔27eと、前記固定軸の外側にベアリング27fを介して回動自在に装着されたテンションプーリ27gとからなることを特徴とし、請求項5記載の発明は、請求項4において、上記ベアリング27fは、そのアウタレースとインナレース間にグリスが封入されると共にシール材27iによりシールされており、上記テンションプーリ27gの外周には、ベアリングの上面位置に対向して水抜き孔27jが形成されていることを特徴とする。なお、上記構成に付加した番号は、本発明の理解を容易にするために図面と対比させるもので、これにより本発明が何ら限定されるものではない。
以上
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1〜図5は、本発明に係わる4サイクルエンジンの1実施形態を示し、図1は側面図、図2は図1の断面図、図3は図1の平面図、図4は図1のY方向から見た図、図5は図2のX−X線に沿って矢印方向に見た断面図である。
【0007】
図1〜図5において、エンジン1は、例えば船外機用4気筒4サイクルエンジンであり、外周はボトムカウリング2とアッパカウリング3により覆われている。エンジンボディ5は、クランクケース5a、シリンダボディ5b、シリンダヘッド5cからなり、シリンダヘッド5cにはカムキャップ5d及びヘッドカバー5eが固定されている。シリンダボディ5b内には4つの気筒6が横置き状態で縦方向に配設され、また、シリンダボディ5b及びクランクケース5a内にはクランク軸7が縦置き状態に配設され、各気筒6内に摺動自在に嵌合されたピストン9がクランク軸7に連結されている。クランク軸7はエンジンボディ5の上面から突出され、その上端にフライホイール10が固定され、その下部にドライブギヤ11が固定されている。
【0008】
シリンダヘッド5cには、図2及び図5に示すように、各気筒6に対向してそれぞれ2個の吸気弁12、排気弁13及び点火プラグ15が配設されている。そして、吸気弁12及び排気弁13を開閉駆動するために、カムを有する2本のカムシャフト16、17が縦置き状態に配設され、複数のカムキャップ5dによりシリンダヘッド5cに回動自在に支持されている。また、図5に示すように、シリンダヘッド5cには、吸気ポート19及び排気ポート20が形成され、吸気ポート19はキャブレター21を有する吸気マニホールド22に連結されている。
【0009】
カムシャフト16、17の上端には、椀状のドリブンギヤ23、24が椀を下向きにしてボルト25により固定され、このドリブンギヤ23、24とドライブギヤ11の間に駆動ベルト26が張設されている。また、シリンダボディ5b上で駆動ベルト26の外側には、図3に示すように、ベルトテンショナー27がボルト29、ピン30により取り付けられている。また、フライホイール10及びドリブンギヤ23、24を覆うようにカバー31が設けられている。エンジンボディ5の上面には2つのエンジンハンガー32が設けられており、一方のエンジンハンガー32とベルトテンショナー27間にはスプリング33が張設されている。
【0010】
次に、本発明のカムシャフト駆動装置の1実施形態について説明する。図6は図2のシリンダヘッド、カムキャップ及びヘッドカバー周辺の上部構造を示す拡大断面図、図7は、シリンダヘッドの正面図、図8は上部構造の側面図、図9は上部構造の平面図である。
【0011】
図6において、カムシャフト16の上端には、椀状のドリブンギヤ23が椀状部23aを下向きにしてボルト25により固定され、このドリブンギヤ23の椀状部23aとドライブギヤ11の間に駆動ベルト26(図2)が張設されている。従って、駆動ベルト26がドリブンギヤ23の椀状部23aに位置するため、駆動ベルト26の高さ位置を低くすることができクランク軸7に大きな負荷がかからないようにしている。
【0012】
本発明においては、ドリブンギヤ23を椀状にし駆動ベルト26の高さ位置を低くしたため、カムシャフト16、17を覆うカバー部材であるヘッドカバー5eの取付構造を工夫している。すなわち、図2、図6において、シリンダヘッド5cと最上部のカムキャップ5dの合い面には、カムシャフト16に対する軸受部4とシール部8が設けられているが、ヘッドカバー5eの上部に形成された上部フランジ5fを、ドリブンギヤ23の椀状部23aの内部に入り込ませ、カムキャップ5dのシール部8の下部に係合シールするようにしている。なお、最上部のカムキャップ5dは、シール部8を有するため、他のカムキャップより径を大きくし剛性を高めている。
【0013】
図7〜図9において、カムシャフト16、17は、複数のカムキャップ5dをキャップボルト35によりシリンダヘッド5cに固定することにより回動自在に支持されている。図7において、36はヘッドカバー5eを固定するためのボルト孔であり、このボルト孔36に図4に示すようにカバーボルト37を螺合しヘッドカバー5eをシリンダヘッド5cに固定している。図8に示すように、最上部のカムキャップ5dには、突起39が形成され、この突起39にヘッドカバー5eのフランジ5fを係合させた後、ドリブンギヤ23、24を取り付けるるようにしている。
【0014】
図10は、図6〜図9に示した上部構造の改良例を示し、図(A)は側面図、図(B)は平面図である。なお、図6〜図9と同一の構成には同一番号を付けて説明を省略する。本例においては、最上部のカムキャップ5dのキャップボルト35の高さを低くし、これにより、ドリブンギヤ23、24を取り付けた後にヘッドカバー5eの上部に形成された上部フランジ5fを、ドリブンギヤ23、24の椀状部の内部に入り込ませ、カムキャップ5dに係合可能にしている。
【0015】
図11は、本発明のカムシャフト駆動装置の他の実施形態を示し、図(A)は、ベルトテンショナーの取付構造を示す正面図、図(B)はベルトテンショナーの平面図、図(C)は図(A)の平面図、図(D)は、図(C)のD−D線に沿って矢印方向に見た断面図である。
【0016】
ベルトテンショナー27は、エンジンボディ5の上部にボルト27aにより固定された筒状の固定軸27bと、固定軸27bに取り付けられた支持部材27cと、支持部材27cの一側に鉛直方向に立設されたスプリング受け27dと、支持部材27cの他側に形成された軸孔27eと、固定軸27bの外側にベアリング27fを介して回動自在に装着されたテンションプーリ27gとから構成されている。一方、エンジンボディ5の上部にはエンジンハンガー32が立設され、エンジンハンガー32にはスプリング受け32aがボルト32bにより固定され、両スプリング受け27d、32a間にスプリング33が張設されている。なお、図12に示すように、スプリング受け32aをエンジンハンガー32と一体に形成してもよいし、スプリング受け32aをエンジンボディに設けてもよい。
【0017】
固定軸27bには、図(B)に示すように調整用の長孔27hが形成されている。また、ベアリング27fのアウタレースとインナレース間にはグリスが封入され、シール材27iによりシールされている。テンションプーリ27gの外周には、ベアリング27iの上面位置に対向して水抜き孔27jが形成されている。
【0018】
ベルトテンショナー27の取付は、駆動ベルト26を張設した状態で、支持部材27cの軸孔27eをピン30に嵌合し、スプリング33によりテンションプーリ27gを駆動ベルト26面に押圧し、ベルト26に所定の張力が付与される位置でボルト27aによりエンジンボディ5に固定する。
【0019】
上記のベルトテンショナーの取付構造によれば、ベルトテンショナー取付用のスプリング33をベルト26の上部をまたぐようにして配設したため、スプリングをベルトの下部に配設するものと比較して、その分だけベルト26の高さを低くすることができる。また、テンションプーリ27g内に水が侵入するとベアリング27fのシール材27iが劣化しグリスが漏れてしまうが、本実施形態によれば、テンションプーリ27g内に侵入した水は、水抜き孔27jから排水されるため、シール材27iの劣化を防止することができる。
【0020】
図13は、本発明に係わる船外機の側面図である。船外機101は、船体102の後部に着脱自在に取り付けられるクランプブラケット103と、クランプブラケット103にチルト軸105を介して上下方向に回動自在に枢支されるスイベルブラケット106と、このスイベルブラケット106に水平方向に回動自在に支持されるガイドエキゾースト107及びアッパケース109と、アッパケース109の下部に連結されるロアケース110と、ロアケース110に装着されたプロペラ111と、アッパケース109の上部に固定されたボトムカウリング2と、ボトムカウリング2に取り付けられたトップカウリング3と、ガイドエキゾースト107に取り付けたエンジン1とを備え、エンジン1の動力をドライブシャフト112を介してプロペラ111に伝達させるように構成している。また、ドライブシャフト112により駆動される冷却水ポンプ113が設けられ、冷却水を取入口115、冷却水管116を経てエンジン1の下面に供給可能にしている。
【0021】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態においては、4気筒、2本のカムシャフト及びカムキャップを有するエンジンについて説明しているが、単気筒でも複数気筒でもよく、また、1本のカムシャフトを有するタイプでもよいし、さらにカムキャップがないタイプのエンジンに適用してもよい。
【0022】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1、2記載の発明によれば、駆動ベルトの高さ位置を低くすることができクランク軸に大きな負荷がかからないようにすることができる。また、回動する駆動ベルトがエンジンボディ側に近づくため、駆動ベルトの内側への水の侵入を防止することができ、さらにカバー部材の上部フランジがドリブンプーリの椀状部に入り込んで迷路を構成しているため、ドリブンプーリの下側からの水の侵入を防止することができる。
【0023】
また、請求項3、4、5記載の発明によれば、ベルトテンショナー取付用のスプリングをベルトの上部をまたぐようにして配設したため、スプリングをベルトの下部に配設するものと比較して、その分だけ駆動ベルトの高さを低くすることができる。また、スプリングを既存のエンジンハンガーを利用して取り付けることができる。
【0024】
また、請求項6記載の発明によれば、テンションプーリ内に水が侵入するとベアリングのシール材が劣化しグリスが漏れてしまうが、テンションプーリ内に侵入した水は、水抜き孔から排水されるため、シール材の劣化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる4サイクルエンジンの1実施形態を示す側面図である。
【図2】図1の断面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】図1のY方向から見た図である。
【図5】図2のX−X線に沿って矢印方向に見た断面図である。
【図6】本発明のカムシャフト駆動装置の1実施形態であり、図2のシリンダヘッド、カムキャップ及びヘッドカバー周辺の上部構造を示す拡大断面図である。
【図7】図6のシリンダヘッドの正面図である。
【図8】図6の側面図である。
【図9】図6の平面図である。
【図10】図6〜図9に示した上部構造の改良例を示し、図(A)は側面図、図(B)は平面図である。
【図11】本発明のカムシャフト駆動装置の他の実施形態を示し、図(A)はベルトテンショナーの取付構造を示す正面図、図(B)はベルトテンショナーの平面図、図(C)は図(A)の平面図、図(D)は、図(C)のD−D線に沿って矢印方向に見た断面図である。
【図12】図11の変形例を示す図である。
【図13】本発明に係わる船外機の側面図である。
【符号の説明】
4…軸受部
5…エンジンボディ、5c…シリンダヘッド
5d…カムキャップ
5e…ヘッドカバー(カバー部材)、5f…上部フランジ
7…クランク軸
11…ドライブギヤ
16、17…カムシャフト
23、24…ドリブンギヤ、23a…腕状部
26…駆動ベルト
27…ベルトテンショナー、27b…固定軸、27c…支持部材
27d…スプリング受け、27e…軸孔、27f…ベアリング
27g…テンションプーリ、27i…シール材、27j…水抜き孔
30…ピン
32…エンジンハンガー
33…スプリング
Claims (5)
- エンジンボディの一側に回動自在に支持されたクランク軸と、該クランク軸に固定されたドライブギヤと、エンジンボディの他側に回動自在に支持されたカムシャフトと、該カムシャフトに固定されたドリブンギヤと、前記両ギヤ間に張設された駆動ベルトを備えた船外機用4サイクルエンジンにおいて、前記ドリブンギヤを椀状に形成しこの椀状部を下向きにして前記カムシャフトに固定し、椀状部に駆動ベルトを張設すると共に、前記ドリブンギヤの椀状部の内部にカムシャフトを覆うカバー部材の上部フランジを入り込ませカムシャフトの軸受部に係合シールさせ、前記駆動ベルトの外側に固定されるベルトテンショナーと、駆動ベルトの内側でエンジンボディに設けられたスプリング受けと、前記ベルトテンショナーとスプリング受け間に、駆動ベルトの上部を跨いで張設されたスプリングとを備えたことを特徴とするカムシャフト駆動装置。
- 上記カムシャフトの軸受部は、シリンダヘッドと、該シリンダヘッドに固定される複数のカムキャップとに形成されていることを特徴とする請求項1記載のカムシャフト駆動装置。
- 上記スプリング受けをエンジンボディ上に立設されたエンジンハンガーに設けたことを特徴とする請求項1記載のカムシャフト駆動装置。
- 上記ベルトテンショナーは、エンジンボディに固定される固定軸と、該固定軸に取り付けられた支持部材と、該支持部材の一側に立設されたスプリング受けと、支持部材の他側に形成され、エンジンボディに設けられたピンに嵌合される軸孔と、前記固定軸の外側にベアリングを介して回動自在に装着されたテンションプーリとからなることを特徴とする請求項1記載のカムシャフト駆動装置。
- 上記ベアリングは、そのアウタレースとインナレース間にグリスが封入されると共にシール材によりシールされており、上記テンションプーリの外周には、ベアリングの上面位置に対向して水抜き孔が形成されていることを特徴とする請求項4記載のカムシャフト駆動装置。
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1998
- 1998-08-06 US US09/130,409 patent/US6032628A/en not_active Expired - Lifetime
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US6032628A (en) | 2000-03-07 |
JPH1162613A (ja) | 1999-03-05 |
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