JP3951698B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車室内の複数の空調ゾーンをそれぞれ独立して制御する車両用空調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、特開昭57−155110号公報にて、車室内の前席空調ゾーンを空調する前席空調システムと、後席空調ゾーンを空調する後席空調システムとを備える車両用空調装置が記載されている。この空調装置では、前席空調システムの運転起動と運転停止を操作するための前席操作スイッチが前席空調ゾーンに備えられ、後席空調システムの運転起動と運転停止を操作するための後席操作スイッチが後席空調ゾーンに備えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記公報の空調装置では、例えば後席に乗員が不在である場合等のように後席空調システムの運転を停止させて空調装置の省動力化を図りたい場合に、前席の乗員が、後席空調ゾーンに備えられた後席操作スイッチをわざわざ操作する必要があり、その操作性が非常に悪いという問題があった。
【0004】
なお、単純に、前席の乗員が操作しやすい位置に後席操作スイッチを新たに設けて上記問題を解決しようとすると、操作スイッチの増加によるコストアップを招いてしまう。
【0005】
本発明は、上記点に鑑み、前席空調ゾーンと後席空調ゾーンとをそれぞれ独立して空調する車両用空調装置において、新たに操作手段を設けることなく、前席の乗員による後席空調システムの運転停止操作の向上を図ることを目的とする。
【0006】
また、新たに操作手段を設けることなく、空調装置の省動力化を容易に図ることができるようにすることを他の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車室内(1)の運転席(2)に対応する運転席空調ゾーン(1a)を空調する運転席空調システム(5)と、運転席空調ゾーン(1a)以外の他の空調ゾーン(1b、1c、1d)を空調する他の空調システム(6)とを備える車両用空調装置において、車両起動時に、他の空調システム(6)の運転を強制的に停止させることを特徴とするので、新たに操作手段を設けることなく、他の空調システム(6)の運転を停止させて空調装置の省動力化を図ることを容易にできる。
【0016】
請求項に記載の発明では、他の空調ゾーン(1b、1c、1d)の乗員が不在であるか否かを判定する判定手段(S410、S420)を備え、判定手段(S410、S420)により乗員不在と判定された場合に他の空調システム(6)を運転停止させる自動停止制御手段(S430)と、判定手段(S410、S420)により乗員有りと判定された場合に他の空調システム(6)を運転起動させる自動起動制御手段(S440)とのうち少なくとも一方の制御手段を備えることを特徴とする。
【0017】
これにより、自動停止制御手段(S430)を備える場合には、乗員不在時に他の空調システム(6)を自動的に運転停止させるので、きめ細かい省動力運転が可能となる。また、自動起動制御手段(S440)を備える場合には、乗員が乗車している時に他の空調システム(6)を自動的に運転起動させるので、他の空調システム(6)の運転操作性を向上できる。
【0018】
請求項に記載の発明では、車室内(1)の運転席(2)に対応する運転席空調ゾーン(1a)を空調する運転席空調システム(5)と、運転席空調ゾーン(1a)以外の他の空調ゾーン(1b、1c、1d)を空調する他の空調システム(6)とを備える車両用空調装置において、車両起動時に、他の空調システム(6)を所定の低風量で強制的に運転させることを特徴とするので、新たに操作手段を設けることなく、他の空調システム(6)の運転負荷を低減させて空調装置の省動力化を図ることを容易にできる。
【0019】
請求項に記載の発明では、他の空調ゾーン(1b、1c、1d)の乗員が不在であるか否かを判定する判定手段(S410、S420)を備え、判定手段(S410、S420)により乗員不在と判定された場合に他の空調システム(6)を所定の低風量で強制的に運転させる自動低風量制御手段(S435)と、判定手段(S410、S420)により乗員有りと判定された場合に他の空調システム(6)を運転起動させる自動起動制御手段(S440)とのうち少なくとも一方の制御手段を備えることを特徴とする。
【0020】
これにより、自動停止制御手段(S430)を備える場合には、乗員不在時に他の空調システム(6)を所定の低風量で強制的に運転させるので、きめ細かい省動力運転が可能となる。また、自動起動制御手段(S440)を備える場合には、乗員が乗車している時に他の空調システム(6)を自動的に運転起動させるので、他の空調システム(6)の運転操作性を向上できる。
【0023】
請求項に記載の発明では、少なくとも運転席空調システム(5)の運転起動と運転停止を操作するための運転席操作手段(5a)を備え、運転席操作手段(5a)により運転席空調システム(5)の運転起動を所定時間以上操作すると、他の空調システム(6)は運転起動することを特徴とする。
【0024】
これにより、特別な操作手段を設けることなく、他の空調システム(6)を運転起動させる操作を車両の運転者が容易に行うことができ、その操作性を向上できる。
【0027】
請求項に記載の発明では、車室内(1)の運転席(2)に対応する運転席空調ゾーン(1a)を空調する運転席空調システム(5)と、運転席空調ゾーン(1a)以外の他の空調ゾーン(1b、1c、1d)を空調する他の空調システム(6)とを備える車両用空調装置のコンピュータを実行させるためのプログラムであって、車両起動時に、他の空調システム(6)の運転を強制的に停止させる機能をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0028】
請求項は請求項に対応するものであり、請求項の作用効果を奏する車両用空調装置の作動制御を行うことができる。
【0029】
請求項に記載の発明では、車室内(1)の運転席(2)に対応する運転席空調ゾーン(1a)を空調する運転席空調システム(5)と、運転席空調ゾーン(1a)以外の他の空調ゾーン(1b、1c、1d)を空調する他の空調システム(6)とを備える車両用空調装置のコンピュータを実行させるためのプログラムであって、車両起動時に、他の空調システム(6)を所定の低風量で強制的に運転させる機能をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0030】
請求項は請求項に対応するものであり、請求項の作用効果を奏する車両用空調装置の作動制御を行うことができる。
【0031】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施形態を図に基づいて説明する。
【0033】
(第1実施形態)
図1ないし図7は本発明の第1実施形態を示したもので、本実施形態は、車室内1のうち前後左右の4つの空調ゾーン1a、1b、1c、1dをそれぞれ独立に空調制御する車両用空調装置に、本発明を適用したものである。
【0034】
図1は、4つの空調ゾーン1a、1b、1c、1dの配置を示す模式図であり、前席運転席側空調ゾーン1aは前席空調ゾーンのうち運転席2に位置し、前席助手席側空調ゾーン1bは前席空調ゾーンのうち助手席3に位置し、後席運転席側空調ゾーン1cは後席4に位置する後席空調ゾーンのうち運転席2の後方に位置し、後席助手席側空調ゾーン1dは後席空調ゾーンのうち助手席3の後方に位置する空調ゾーンである。
【0035】
なお、本実施形態では、右ハンドル車にて説明するので、車室内のうち車両前席の右側が運転席側となり、車室内のうち車両前席の左側が助手席側となる。因みに、図中の矢印は車両の前後左右の方向を示すものである。
【0036】
また、図1中の符号1FrDr、1FrPa、1RrDr、1RrPaはそれぞれ運転席2の乗員すなわち運転者、助手席3の乗員、後席4のうち運転席2後方の乗員、後席4のうち助手席3後方の乗員の上半身に向かって空調空気を吹き出すフェイス吹出口であり、それぞれ前席運転席側空調ゾーン1a、前席助手席側空調ゾーン1b、後席運転席側空調ゾーン1c、後席助手席側空調ゾーン1dに空調空気を吹き出すための吹出口である。
【0037】
図2は、本実施形態の車両用空調装置の全体構成を示す全体構成図であり、この空調装置は、前席運転席側空調ゾーン1aと前席助手席側空調ゾーン1bとをそれぞれ独立に空調するための前席空調システム5と、後席運転席側空調ゾーン1cと後席助手席側空調ゾーン1dとをそれぞれ独立に空調するための後席空調システム6とから構成されている。前席空調システム5は計器盤7内側に配置されており、後席空調システム6は車室内1の最後方に配置されている。
【0038】
そして、前席空調ゾーン1a、1bには、少なくとも前席空調システム5の運転起動と運転停止を操作するための前席操作手段としての前席操作スイッチ5aが備えられている。また、後席空調ゾーン1c、1dには、後席空調システム6の運転起動と運転停止を操作するための後席操作手段としての後席操作スイッチ6aが備えられている。
【0039】
なお、本実施形態では、前席操作スイッチ5aを、前席2、3の乗員が操作しやすいように計器盤7の図示しない操作パネルに配置しており、この操作パネルは車両左右方向の略中央部分に配置されている。また、本実施形態では、後席操作スイッチ6aを、後席4の乗員が操作しやすいように図示しないコンソールボックス部に配置しており、このコンソールボックス部は車両左右方向の略中央部分に配置されている。
【0040】
前席空調システム5は車室内1に空気を送るダクト50を備え、このダクト50内に空気流れ上流から下流に向かって次に示す構成部品を順次配置している。すなわち、ダクト50に開口する内気導入口50aおよび外気導入口50bを開閉して内気モードおよび外気モードを切り替える内外気切替ドア51、車室内1に向かう空気流を発生させるブロア52、図示しない冷凍サイクルの冷媒により空気を冷却するエバポレータ53、空気を加熱するヒータコア54、車室内1に吹き出す空気の温度を調節するエアミックスドア55、前席空調ゾーン1a、1bへの吹出口モードを切り替える吹出口切換ドア56を備える。
【0041】
そして、ダクト50内のうちエバポレータ53の下流部分には仕切り板57が備えられており、これによりダクト50内は運転席側フェイス吹出口1FrDrに空気を導く運転席側通路50cと助手席側フェイス吹出口1FrPaに空気を導く助手席側通路50dとに仕切られている。そして、前述のエアミックスドア55および吹出口切換ドア56は、両通路50c、50dのそれぞれに設けられている。
【0042】
なお、図2では、フット吹出口、デフロスタ吹出口を省略しているが、運転席側および助手席側通路50c、50dのそれぞれに各吹出口が開口しており、図示しない吹出口切換ドアにより開閉されるようになっている。そして、吹出口モードには、周知のフェイスモード、デフロスタモード、フットモード、バイレベルモード、フットデフモード等がある。
【0043】
後席空調システム6は車室内1に空気を送るダクト60を備え、このダクト60内に空気流れ上流から下流に向かって次に示す構成部品を順次配置している。すなわち、車室内1に向かう空気流を発生させるブロア62、図示しない冷凍サイクルの冷媒により空気を冷却するエバポレータ63、空気を加熱するヒータコア64、車室内1に吹き出す空気の温度を調節するエアミックスドア65、後席空調ゾーン1c、1dへの吹出口モードを切り替える吹出口切換ドア66を備える。
【0044】
そして、ダクト60内のうちエバポレータ63の下流部分には仕切り板67が備えられており、これによりダクト60内は運転席側フェイス吹出口1RrDrに空気を導く運転席側通路60cと助手席側フェイス吹出口1RrPaに空気を導く助手席側通路60dとに仕切られている。そして、前述のエアミックスドア65および吹出口切換ドア66は、両通路60c、60dのそれぞれに設けられている。
【0045】
なお、図2では、フット吹出口、デフロスタ吹出口を省略しているが、ダクト60には各吹出口が開口しており、図示しない吹出口切換ドアにより開閉されるようになっている。また、ダクト60内には内気導入口60aからの内気のみが導入され、常に内気循環モードとなる。また、吹出口モードには、周知のフェイスモード、フットモード、バイレベルモードがある。
【0046】
そして、以上の構成による前席空調システム5および後席空調システム6の作動は、共通の空調制御装置(以下、エアコンECUと呼ぶ)8により制御されるようになっている。
【0047】
エアコンECU8への入力信号には、外気温度センサ81により検出される車室外の外気温度Tam、冷却水温度センサ82により検出されるエンジンの冷却水温度Tw、日射検出手段としての日射センサ83により検出される運転席側および助手席側の日射量TsDr、TsPa、前席用および後席用の内気温度センサ84、85により検出される前席および後席空調ゾーン1a、1b、1c、1dの内気温度TrFr、TrRr、エバ後温度センサ86、87により検出される前席用および後席用のエバポレータ53、63直後の空気温度(以下、エバ後温度と呼ぶ)TeFr、TeRr、運転席2、助手席3および後席4の各乗員が、各空調ゾーン1a、1b、1c、1dの空気温度を希望する温度に設定するための温度設定手段としての温度設定スイッチ9、10、11、12からの設定温度TsetFrDr、TsetFrPa、TsetRrDr、TsetRrPa等が挙げられる。
【0048】
なお、日射センサ83は、フロントウインドウの内側にて車両左右方向の略中央部分に配置された周知の2D日射センサであり、運転席側からの日射量TsDrを検出するセンサと助手席側からの日射量TsPaを検出するセンサとを1体に構成したものである。また、温度設定スイッチ9、10、11近傍には、各設定内容を表示する設定温度表示手段としてのディスプレイ9a、10a、11a12aが備えられている。
【0049】
一方、エアコンECU8は上記入力信号に基づいて所定の演算処理を行い、下記の各アクチュエータに制御信号を出力する。そして、エアコンECU8からの出力信号には、内外気切換ドア51を駆動させるサーボモータ51a、ブロア52、62を駆動させる駆動モータ52a、62a、前述の冷凍サイクルの冷媒を吸入、圧縮、吐出するコンプレッサの電磁クラッチ、エバポレータ53、63の冷媒流れ上流側にて冷媒流れを断続する電磁弁、エアミックスドア55、65を駆動させるサーボモータ55a、65a、吹出口切換ドア56、66を駆動させるサーボモータ56a、66aの作動を制御するための信号等が挙げられる。
【0050】
図3は、少なくとも前席空調システム5が起動して運転している状態において、エアコンECU8が実行するプログラムのフローチャートを示しており、以下にフローチャートの内容を説明する。なお、前席操作スイッチ5aおよび後席操作スイッチ6aの乗員操作による、前席空調システム5および後席空調システム6の運転起動および運転停止の作動については、図7を用いて後に詳述する。
【0051】
先ず、ステップS1にて、データやフラグなどの初期化を行う。そして、ステップS2にて、温度設定スイッチ9、10、11、12から設定温度TsetFrDr、TsetFrPa、TsetRrDr、TsetRrPaを読み込む。そして、ステップS3にて、上述の各センサから、外気温度Tam、冷却水温度Tw、日射量TsDr、TsPa、内気温度TrFr、TrRrおよびエバ後温度TeFr、TeRrにより検出される信号を読み込む。
【0052】
次に、ステップS4にて、前席空調システム5により運転席側および助手席側フェイス吹出口1FrDr、1FrPaから吹き出される空調風の空調制御量としての前席運転席側目標吹出温度TaoFrDr、前席助手席側目標吹出温度TaoFrPaを数1の式に基づいて算出する。
【0053】
【数1】
TaoFr(i)=KsetFr(i)・TsetFr(i)−KrFr・TrFr−Kam・Tam−Ks(i)・Ts(i)+CFr(i)
但し、iはDrまたはPa、KsetFrは前席用温度設定ゲイン、KrFrは前席用内気温ゲイン、Kamは外気温ゲイン、Ksは日射ゲイン、CFrは前席用補正定数である。
【0054】
また、ステップS4にて、後席空調システム6により吹出口1RrDr、1RrPaから吹き出される空調風の空調制御量としての後席運転席側目標吹出温度TaoRrDr、後席助手席側目標吹出温度TaoRrPaを数2の式に基づいて算出する。
【0055】
【数2】
TaoRr(i)=KsetRr(i)・TsetRr(i)−KrRr・TrRr−Kam・Tam−Ks(i)・Ts(i)+CRr(i)
但し、iはDrまたはPa、KsetRrは後席用温度設定ゲイン、KrRrは後席用内気温ゲイン、Kamは外気温ゲイン、KsRrは後席用日射ゲイン、CRrは後席用補正定数である。
【0056】
次に、ステップS5にて、ステップS4で算出されたTaoFr(i)に基づいて図4の特性図から前席空調システム5の内外気モードを決定する。なお、図4中、SW1は内外気切換ドア51の目標開度であり、本実施形態においては内気導入口50aを全閉し、外気導入口50bを全開する場合を目標開度SW1=100%とする。
【0057】
次に、ステップS6にて、上述のステップS4で算出されたTaoFr(i)、TaoRr(i)に基づいて図5の特性図から前席空調システム5の運転席側および助手席側の吹出口モードをそれぞれ決定するとともに、後席空調システム6の吹出口内モードを決定する。
【0058】
次に、ステップS7にて、上述のステップS4で算出されたTaoFr(i)、TaoRr(i)に基づいて図6の特性図から前席および後席空調システム5、6のブロア52、62の駆動モータ52a、62aに印加されるブロア電圧をそれぞれ決定して、ブロア52、62に所定の風量を生じさせる。
【0059】
なお、前席空調システム5の駆動モータ52aへのブロア電圧は、TaoFrDr、TaoFrPaに基づいて図6の特性図によりそれぞれ決定されたブロア電圧を平均化処理することにより得られている。同様に、後席空調システム6の駆動モータ62aへのブロア電圧は、TaoRrDr、TaoRrPaに基づいて図6の特性図によりそれぞれ決定されたブロア電圧を平均化処理することにより得られている。
【0060】
次に、ステップS8にて、前席空調システム5のエアミックスドア55の目標開度θFr(i)を、上述のステップS4で算出されたTaoFr(i)に基づいて次の数3の式により算出する。また、後席空調システム6のエアミックスドア65の目標開度θRr(i)をTaoRr(i)に基づいて数4の式により算出する。
【0061】
【数3】
θFr(i)={(TaoFr(i)−TeFr)/(Tw−TeFr)}×100(%)
但し、iはDrまたはPaである。
【0062】
【数4】
θRr(i)={(TaoRr(i)−TeRr)/(Tw−TeRr)}×100(%)
但し、iはDrまたはPaである。
【0063】
次に、ステップS9にて、上述のステップS4〜ステップS8にて決定または算出された空調制御状態となるように、前述の各種出力モータ等の作動を制御する信号を出力する。そして、ステップS10にて、所定の制御周期時間が経過したか否かを判定する。この判定結果がYESの場合にはステップS2にリターンされ、その判定結果がNOの場合には制御周期時間の経過を待つ。
【0064】
次に、前席操作スイッチ5aおよび後席操作スイッチ6aの乗員操作による、前席空調システム5および後席空調システム6の運転起動および運転停止の作動について、図7のフローチャートを用いて説明する。なお、前席空調システム5が運転起動すると図3のフローチャートに従って前席空調システム5が作動するようになっている。
【0065】
はじめに、ステップS200にて、前席操作スイッチ5aの操作により前席空調システム5がONからOFFになったか否かを判定する。そして、前席空調システム5がONからOFFになったと判定された場合には、ステップS210にて、後席空調システム6がONの状態であるか否かを判定する。
【0066】
そして、後席空調システム6がONの状態であると判定された場合には、ステップS220にて後席空調システム6をONからOFFにする。また、後席空調システム6がOFFの状態であると判定された場合には、この後席空調システム6OFFの状態を維持したままリターンステップを介してスタートステップ以後の処理がなされる。
【0067】
一方、ステップS200にて前席空調システム5がONからOFFになったと判定されなかった場合には、ステップS230に進み、前席操作スイッチ5aの操作により前席空調システム5がOFFからONになったか否かを判定する。そして、前席空調システム5がOFFからONになったと判定された場合にはステップS240に進み、このように判定されなかった場合にはリターンステップを介してスタートステップ以後の処理がなされる。
【0068】
そして、ステップS240にて、後席操作スイッチ6aの操作により後席空調システム6がOFFからONになったか否かを判定する。そして、後席空調システム6がOFFからONになったと判定された場合には、ステップS250にて後席空調システム6をOFFからONにする。また、ステップS240にて後席空調システム6がOFFからONになったと判定されなかった場合には、後席空調システム6OFFの状態を維持したままリターンステップを介してスタートステップ以後の処理がなされる。
【0069】
次に、上記構成による前席空調システム5および後席空調システム6の作動を簡単に説明する。
【0070】
初めに前席空調システム5の作動を説明すると、ステップS5、S6、S7、S8による各決定に基づいて、内外気切換ドア51、運転席側および助手席側の各吹出口切換ドア56、ブロア52、運転席側および助手席側の各エアミックスドア55が駆動される。
【0071】
これにより、内気導入口50aおよび外気導入口50bからダクト50内に空気が導入される。ダクト50内を流れる空気は、エバポレータ53を通過する際に冷媒と熱交換して冷却される。ここで、エバ後温度TeFr、TeRrの検出値等に基づいてエアコンECU8によってコンプレッサの回転数を制御することにより、冷凍サイクル内を流れる冷媒の流量を制御して、エバポレータ53の冷却性能を調整している。
【0072】
そして、エバポレータ53で冷却された空気は、ヒータコア54を通過する際にエンジン冷却水と熱交換して加熱される。そして、エアミックスドア55によってヒータコア54を通過する空気とヒータコア54を迂回する空気との割合が調節され、こうして所定の温度に左右独立して調整された空調空気が、運転席側および助手席側の各吹出口1FrDr、1FrPaから吹き出される。
【0073】
次に後席空調システム6の作動を説明すると、ステップS6、S7、S8による各決定に基づいて、各吹出口切換ドア66、ブロア62、エアミックスドア65が駆動される。そして、前席空調システム5と同様の方法により調整された空調空気が後席側の吹出口1RrDr、1RrPaから吹き出される。
【0074】
以上により、本実施形態によれば、図7のフローチャートに基づき、後席空調システム6の運転中に、前席操作スイッチ5aにより前席空調システム5の運転停止を操作すると、ステップS220にて後席空調システム6の運転も停止される。また、後席空調システム6の運転停止中に、前席操作スイッチ5aにより前席空調システム5の運転起動を操作しても、ステップS240にて後席空調システム6がOFFからONとなるように後席操作スイッチ6aが操作されない限り、後席空調システム6の運転停止は継続される。
【0075】
従って、後席空調システム6の運転を停止させて空調装置の省動力化を図りたい場合には、前席の乗員が、前席操作スイッチ5aを、前席空調システム5が運転停止となるように操作することにより、後席空調システム6の運転停止を操作できる。よって、新たに操作スイッチを設けることなく、前席の乗員は、後席空調ゾーン1c、1dに備えられた後席操作スイッチ6aをわざわざ操作することなく後席空調システム6の運転停止を操作できるので、その操作性を向上できる。
【0076】
(第2実施形態)
本実施形態は、車両起動時に、後席空調システム6の運転を強制的に停止させるようになっており、具体的には、図8に示す、前席および後席空調システム5、6の運転起動および運転停止の作動フローチャートを用いて以下に説明する。なお、前席空調システム5が運転起動すると図3のフローチャートに従って前席空調システム5が作動するようになっている。
【0077】
はじめに、ステップS300にて、乗員が車両のイグニッションスイッチ(以下、IGと呼ぶ。)をON操作することにより、IGONの信号がエアコンECU8に入力されるとステップS310に進み、入力されなければ入力待ち状態となる。そして、ステップS310にて、後席空調システム6の運転を、後席操作スイッチ6aの設定に関わらず強制的に停止させる。
【0078】
そして、ステップS320にて、後席空調システム6の図示しないオートスイッチがONされているか否かを判定する。なお、このオートスイッチは、後席空調システム6のブロア風量等を自動制御させるか否かを設定するためのスイッチである。そして、このオートスイッチがON操作されている場合にはステップS330にて、後席空調システム6のブロア62を図6の特性図に基づいて自動制御する。
【0079】
一方、ステップS320にてオートスイッチがON操作されていないと判定された場合には、リターンステップを介してスタートステップ以後の処理がなされる。
【0080】
以上により、本実施形態によれば、車両起動時に、後席空調システム6の運転を強制的に停止させるので、新たに操作スイッチを設けることなく、後席空調システム6の運転を停止させて空調装置の省動力化を図ることを容易にできる。
【0081】
なお、車両起動時とは、車両走行許可状態に操作した時のことであり、具体的には、上述のようにIGON操作した時に限定されるものではなく、電気自動車の走行開始スイッチを操作した時等も挙げられる。
【0082】
(第3実施形態)
本実施形態は、車両起動時に、後席空調システム6を所定の低風量で強制的に運転させるようになっており、具体的には、図9に示すフローチャートに従って作動する。なお、図9は、図8のステップS310をステップS315に置き換えたフローチャートである。
【0083】
そして、第2実施形態ではステップS310にて後席空調システム6の運転を強制的に停止させるようにしていたのに対し、本実施形態ではステップS315にて、所定の低風量で強制的に運転させるようになっている。なお、所定の低風量の具体例としては、図6のLoに示すブロワ電圧でブロワ62を運転させることが挙げられる。
【0084】
これにより、新たに操作スイッチを設けることなく、後席空調システム6の運転負荷を低減させて空調装置の省動力化を図ることを容易にできる。
【0085】
(第4実施形態)
図10は、本実施形態における、前席および後席空調システム5、6の運転起動および運転停止の作動を示すフローチャートであり、上記第1ないし第3実施形態のいずれか1つに追加して適用されるものである。
【0086】
はじめに、ステップS400にて、後席空調システム6が運転しているか停止しているかを判定する。そして、運転していると判定されればステップS410に進み、停止していると判定されればステップS420に進む。
【0087】
ここで、本実施形態では、後席空調ゾーン1c、1dの乗員が不在であるか否かを検出する検出手段としての着座センサが備えられており、このセンサの検出信号に基づいて、ステップS410およびステップS420にて後席空調ゾーン1c、1dの乗員が不在であるか否かを判定する。
【0088】
そして、ステップS410にて、乗員不在と判定された場合にはステップS430にて後席空調システム6の運転を停止させ、乗員有りと判定された場合にはリターンステップを介してスタートステップ以後の処理がなされる。
【0089】
一方、ステップS420にて、乗員有りと判定された場合にはステップS440にて後席空調システム6の運転を起動させ、乗員不在と判定された場合にはリターンステップを介してスタートステップ以後の処理がなされる。
【0090】
以上により本実施形態によれば、後席空調システム6は、乗員不在時には自動的に運転停止されるので、きめ細かい省動力運転が可能となる。また、後席空調システム6は、乗員が乗車している時には自動的に運転起動されるので、後席空調システム6の運転操作性を向上できる。
【0091】
なお、ステップS410、ステップS420は請求の範囲に記載の判定手段に相当し、ステップS430は請求の範囲に記載の自動停止制御手段に相当し、ステップS440は請求の範囲に記載の自動起動制御手段に相当する。
【0092】
(第5実施形態)
図11は、本実施形態に係る、前席および後席空調システム5、6の運転起動および運転停止の作動フローチャートであり、図10のステップS430をステップS435に置き換えたフローチャートである。
【0093】
そして、第4実施形態ではステップS430にて後席空調システム6の運転を強制的に停止させるようにしていたのに対し、本実施形態ではステップS435にて、所定の低風量で強制的に運転させるようになっている。なお、所定の低風量の具体例としては、図6のLoに示すブロワ電圧でブロワ62を運転させることが挙げられる。
【0094】
これにより、乗員不在時には、後席空調システム6は所定の低風量で強制的に運転されるので、きめ細かい省動力運転が可能となる。また、乗員が乗車している時には、後席空調システム6は自動的に運転起動されるので、後席空調システム6の運転操作性を向上できる。
【0095】
なお、ステップS435は請求の範囲に記載の自動低風量制御手段に相当する。
【0096】
(第6実施形態)
図12および図13は、本実施形態に係る、前席および後席空調システム5、6の運転起動および運転停止の作動フローチャートである。そして、本実施形態では、車両を起動させたときにデフォルトで作動する空調ゾーンを選択するための図示しない操作スイッチが備えられている。
【0097】
そして、図12のフローチャートのステップS500にて、上記操作スイッチにより空調ゾーンを選択操作することによりこのスイッチからの出力信号がエアコンECU8に入力されると、ステップS510に進み、入力されなければ入力待ち状態となる。
【0098】
そして、ステップS510にて、車両を起動させたときにデフォルトで作動する空調ゾーンを設定する。設定される空調ゾーンは、例えば、前席空調ゾーン1a、1b、後席空調ゾーン1c、1d、車室内1の全空調ゾーン1a、1b、1c、1dのいずれかに設定する。なお、ステップS510は請求の範囲に記載の設定手段に相当する。
【0099】
一方、図13に示すフローチャートのステップS520にて、乗員がIGON操作することにより、IGONの信号がエアコンECU8に入力されるとステップS530に進み、入力されなければ入力待ち状態となる。そして、ステップS530にて、上述のステップS510で設定された初期作動空調ゾーンを入力してステップS540に進む。
【0100】
そして、ステップS540にて、設定された空調ゾーンが、前席空調ゾーン1a、1b、後席空調ゾーン1c、1d、全空調ゾーン1a、1b、1c、1dのいずれかに設定されているかを判定する。
【0101】
そして、前席空調ゾーン1a、1bが設定されていると判定されれば、ステップS550にて前席空調システム5の運転を起動させる。また、後席空調ゾーン1c、1dが設定されていると判定されれば、ステップS560にて後席空調システム6の運転を起動させる。また、全空調ゾーン1a、1b、1c、1dが設定されていると判定されれば、ステップS570にて前席および後席空調システム5、6の運転を起動させる。
【0102】
(第7実施形態)
図14は、本実施形態に係る、前席および後席空調システム5、6の運転起動および運転停止の作動フローチャートである。
【0103】
はじめに、ステップS600にて、前席操作スイッチ5aにより前席空調システム5の運転起動または運転停止を入力する。そして、ステップS610にて、ステップS600における前席操作スイッチ5aの入力時間が所定時間未満であれば、ステップS620にて前席空調システム5を運転起動させる。一方、ステップS600における前席操作スイッチ5aの入力時間が所定時間以上であれば、ステップS630にて前席空調システム5とともに後席空調システム6を運転起動させる。
【0104】
なお、前席操作スイッチ5aの入力時間とは、例えばこのスイッチ5aが押しボタン式のスイッチである場合にはスイッチ5aを押し続けた時間のことである。また、本実施形態では上記所定時間を約2秒に設定している。
【0105】
これにより、特別な操作スイッチを設けることなく、後席空調システム6を運転起動させる操作を車両の運転者が容易に行うことができ、その操作性を向上できる。
【0106】
(他の実施形態)
上記第2実施形態では、後席空調システム6の運転を、車両起動時に強制的に停止させ、上記第3実施形態では、後席空調システム6を、車両起動時に所定の低風量で強制的に運転させるようになっているが、本発明の実施にあたり、前席運転席側空調ゾーン1aを空調する運転席空調システムと、前席運転席側空調ゾーン1a以外の他の空調ゾーン1b、1c、1dを空調する他の空調システムとを備える車両用空調装置において、他の空調システムの運転を、車両起動時に強制的に停止または所定の低風量で強制的に運転させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る各空調ゾーンおよび空調空気の吹出口の配置を示す模式図である。
【図2】第1実施形態に係る車両用空調装置の全体構成を示す全体構成図である。
【図3】図2に示すエアコンECUが実行するプログラムのフローチャートである。
【図4】第1実施形態に係る目標吹出温度と内外気モードとの関係を表す特性図である。
【図5】第1実施形態に係る目標吹出温度と吹出口モードとの関係を示す特性図である。
【図6】第1実施形態に係る目標吹出温度とブロア電圧との関係を示す特性図である。
【図7】第1実施形態に係る前席空調システムおよび後席空調システムの運転起動および運転停止の作動を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施形態に係る前席空調システムおよび後席空調システムの運転起動および運転停止の作動を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第3実施形態に係る前席空調システムおよび後席空調システムの運転起動および運転停止の作動を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第4実施形態に係る前席空調システムおよび後席空調システムの運転起動および運転停止の作動を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第5実施形態に係る前席空調システムおよび後席空調システムの運転起動および運転停止の作動を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第6実施形態に係る前席空調システムおよび後席空調システムの運転起動および運転停止の作動を示すフローチャートである。
【図13】第6実施形態に係る前席空調システムおよび後席空調システムの運転起動および運転停止の作動を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第7実施形態に係る前席空調システムおよび後席空調システムの運転起動および運転停止の作動を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…車室内、1a…前席運転席側空調ゾーン(前席空調ゾーン)、
1b…前席助手席側空調ゾーン(前席空調ゾーン)、
1c…後席運転席側空調ゾーン(後席空調ゾーン)、
1d…後席助手席側空調ゾーン(後席空調ゾーン)、5…前席空調システム、
5a…前席操作スイッチ、6…後席空調システム、6a…後席操作スイッチ。

Claims (7)

  1. 車室内(1)の運転席(2)に対応する運転席空調ゾーン(1a)を空調する運転席空調システム(5)と、前記運転席空調ゾーン(1a)以外の他の空調ゾーン(1b、1c、1d)を空調する他の空調システム(6)とを備える車両用空調装置において、
    車両起動時に、前記他の空調システム(6)の運転を強制的に停止させることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記他の空調ゾーン(1b、1c、1d)の乗員が不在であるか否かを判定する判定手段(S410、S420)を備え、
    前記判定手段(S410、S420)により乗員不在と判定された場合に前記他の空調システム(6)を運転停止させる自動停止制御手段(S430)と、前記判定手段(S410、S420)により乗員有りと判定された場合に前記他の空調システム(6)を運転起動させる自動起動制御手段(S440)とのうち少なくとも一方の制御手段を備えることを特徴とする請求項に記載の車両用空調装置。
  3. 車室内(1)の運転席(2)に対応する運転席空調ゾーン(1a)を空調する運転席空調システム(5)と、前記運転席空調ゾーン(1a)以外の他の空調ゾーン(1b、1c、1d)を空調する他の空調システム(6)とを備える車両用空調装置において、
    車両起動時に、前記他の空調システム(6)を所定の低風量で強制的に運転させることを特徴とする車両用空調装置。
  4. 前記他の空調ゾーン(1b、1c、1d)の乗員が不在であるか否かを判定する判定手段(S410、S420)を備え、
    前記判定手段(S410、S420)により乗員不在と判定された場合に前記他の空調システム(6)を所定の低風量で強制的に運転させる自動低風量制御手段(S435)と、前記判定手段(S410、S420)により乗員有りと判定された場合に前記他の空調システム(6)を運転起動させる自動起動制御手段(S440)とのうち少なくとも一方の制御手段を備えることを特徴とする請求項に記載の車両用空調装置。
  5. 少なくとも前記運転席空調システム(5)の運転起動と運転停止を操作するための運転席操作手段(5a)を備え、
    前記運転席操作手段(5a)により前記運転席空調システム(5)の運転起動を所定時間以上操作すると、前記他の空調システム(6)は運転起動することを特徴とする請求項ないしのいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  6. 車室内(1)の運転席(2)に対応する運転席空調ゾーン(1a)を空調する運転席空調システム(5)と、前記運転席空調ゾーン(1a)以外の他の空調ゾーン(1b、1c、1d)を空調する他の空調システム(6)とを備える車両用空調装置のコンピュータを実行させるためのプログラムであって、
    車両起動時に、前記他の空調システム(6)の運転を強制的に停止させる機能を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  7. 車室内(1)の運転席(2)に対応する運転席空調ゾーン(1a)を空調する運転席空調システム(5)と、前記運転席空調ゾーン(1a)以外の他の空調ゾーン(1b、1c、1d)を空調する他の空調システム(6)とを備える車両用空調装置のコンピュータを実行させるためのプログラムであって、
    車両起動時に、前記他の空調システム(6)を所定の低風量で強制的に運転させる機能を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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