JP3950347B2 - 壁下地の振れ止め支持金具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、壁下地の柱材を横方向に貫通する断面略コ字状の振れ止めを建物躯体壁面側から支持するための振れ止め支持金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
建物の内装工事に使用される壁下地として一般的に使用されているものは、図10にKで示すように、建物躯体の壁面近くにおいて天井側に配置される上横材15(一般に上部ランナーと呼ばれる)と、床面側に配置される下横材16(下部ランナー)と、上下横材15,16間に横材長手方向適当間隔に立設される柱材17(スタッド)とからなるものであるが、更に各柱材17の中間部を横方向に貫通する、ウェブWと両フランジF,Fとからなる断面コ字状の振れ止め18を取り付け、この振れ止め18を介して各柱材17が互いに規制し合って室内外方向に振れるのを阻止するようにしている。この壁下地Kの柱材17の室内側面に上貼り壁用のボード材19がビス等で固着される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、建物躯体の壁面は不陸、即ち凹凸状を呈していることが多く、従って壁下地Kは建物躯体の壁面に対し適当な隙間をおいて設置されるようになっていることから、壁下地Kの例えば柱材17を室内側から押すと、その壁下地Kが建物躯体側へ撓むようになって、不安定な状態となる。
【0004】
本発明は、上記のような問題に鑑み、壁下地を室内側から押しても建物躯体側へ撓むようなことのないように振れ止めを建物躯体壁面側から支持する振れ止め支持金具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、壁下地Kの柱材17を横方向に貫通する、ウェブWと両フランジF,Fとからなる断面略コ字状の振れ止め18を建物躯体壁面23a側から支持するための振れ止め支持金具であって、主板部4の一端側にボルト孔5付き取付部6と第1把持部7とを突設し、第1把持部7にはその基端部に第1折線8を設けると共に、この第1折線8から振れ止め18の略フランジ幅相当分離れた位置に第2折線9を設け、主板部4の他端側には第1折線8から振れ止め18の略ウェブ幅相当分離れた位置に設けた第3折線10を介して第2把持部11を突設すると共に、この第2把持部11には第3折線10から振れ止め18の略フランジ幅相当分離れた位置に第4折線12を設け、更に、金具本体2の主板部4には第3折線10の内方側で第1折線8から幅の狭い振れ止め18aの略ウェブ幅相当分離れた位置に第5折線14を設けて、この第5折線14より外方端部を幅狭振れ止め18aの第2把持部26としてなる金具本体2と、前記取付部6のボルト孔5に挿通されてナット13で取付部6に固定され、一端側が建物躯体壁面23aに当接される支持ボルト3と、からなることを特徴としている。
【0007】
請求項は、請求項に記載の壁下地の振れ止め支持金具において、金具本体2には第2把持部11の外端部から前記第5折線14に亘って金具本体長手方向に延びる2条の切込スリット25,25を設けてなることを特徴とする。
【0008】
請求項に係る発明は、壁下地Kの柱材17を横方向に貫通する、ウェブWと両フランジF,Fとからなる断面略コ字状の振れ止め18を建物躯体壁面23a側から支持するための振れ止め支持金具であって、主板部4の一端側に第1折線8を介してボルト孔5付き取付部6と第1把持部7とを突設すると共に、第1把持部7には第1折線8から振れ止め18の略フランジ幅相当分離れた位置に第2折線9を設け、主板部4の他端側には第1折線8から振れ止め18の略ウェブ幅相当分離れた位置に設けた第3折線10を介して第2把持部11を突設すると共に、この第2把持部11には第3折線10から振れ止め18の略フランジ幅相当分離れた位置に第4折線12を設け、更に、金具本体2の主板部4には第3折線10の内方側で第1折線8から幅の狭い振れ止め18aの略ウェブ幅相当分離れた位置に第5折線14を設けて、この第5折線14より外方端部を幅狭振れ止め18aの第2把持部26としてなる金具本体2と、前記取付部6のボルト孔5に挿通されてナット13で取付部に固定され、一端側が建物躯体壁面23aに当接される支持ボルト3と、からなることを特徴とする。
【0010】
請求項は、請求項に記載の壁下地の振れ止め支持金具において、金具本体2の第2把持部11には、その外端部から第5折線14まで金具本体長手方向に延びる2条の切込スリット25,25を設けてなることを特徴とする。
【0011】
請求項5は、請求項1〜4の何れかに記載の壁下地の振れ止め支持金具において、支持ボルト3の一端部に遮音部材24を装着し、この遮音部材24を介して支持ボルト3の一端部を建物躯体壁面23aに当接させるようにしてなることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1の(A)は本発明に係る振れ止め支持金具101の金具本体2を展開状態で示す正面図、(B)は展開状態の金具本体2の側面図、(C)は金具本体2の通常の形態(使用前の形態)を示す斜視図、(D)は使用時の形態を示す斜視図であり、図2は振れ止め支持金具101の使用状態を示す側面図で、この図2には壁下地Kの柱材17及び振れ止め18が示されている。振れ止め支持金具101は、金具本体2と、支持ボルト3及び一対のナット13,13とからなるもので、この金具本体2の詳細構造について図1を参照しながら以下に説明する。
【0013】
この金具本体2は鋼板によって形成されたもので、方形状の主板部4を有し、この主板部4の一端側には、ボルト孔5付きの取付部6とこれの両側に位置する一対の第1把持部7,7とが夫々一体に突設され、各第1把持部7にはその基端部に第1折線8設けられ、そしてこの第1折線8から振れ止め18の略フランジ幅相当分(即ち、振れ止め18のフランジFの幅Bに略相当する長さBx)離れた位置に第2折線9が設けられている。各第1把持部7は、第2折線9を介して基部側片7aと先部側片7bとに区画される。
【0014】
主板部4の他端側には、第1折線8から振れ止め18の略ウェブ幅相当分(即ち、振れ止め18のウェブWの幅Aに略相当する長さAx)離れた位置に設けられた第3折線10を介して第2把持部11が一体に突設され、この第2把持部11には第3折線10から振れ止め18の略フランジ幅相当分(振れ止め18のフランジFの幅Bに略相当する長さBx)離れた位置に第4折線12が設けられている。第2把持部11は、第4折線12を介して基部側片11aと先部側片11bとに区画されるが、先部側片11bは左右方向中間部が切除されていて、この切除部分Gの左右両端部分が左右一対の先部側片11b,11bとなっている。また、各先部側片11bの先端部には折線20が設けられている。
【0015】
上記各折線8,9,10,12,20には、当該折線に沿って正確且つ容易に折り曲げできるように鋼板表面に線条痕が刻設されている。また、第1折線8及び第2折線9には折り曲げが手作業で簡単に行なえるように孔21,22が形成されている。
【0016】
図1の(A)及び(B)に示すように平面状に展開された状態の金具本体2が予め工場等において同図の(C)に示すような形態に折り曲げられる。この折り曲げに際しては、第1把持部7の基部側片7aを主板部4に対して内向きに約15°折り曲げ、先部側片11bを主板部4に対して約35°折り曲げる。また、第2把持部11の基部側片11aを主板部4に対して内向きに90°折り曲げ、各先部側片11bを基部側片11aに対して内向きに90°折り曲げ、更に各先部側片11bの先端部11boを外向きに約10°程度に折り曲げる。第1把持部7側の折り曲げは手作業で簡単に行なえるが、第2把持部11側の折り曲げ作業はプレス機械等で行なう。尚、第3折線10及び第4折線12更に折線20に折り曲げを容易にするための孔を設けることによって、第2把持部11側の折り曲げ作業を手作業で行なうことも可能である。
【0017】
金具本体2は、通常は、図1の(C)に示されるような形態で使用者に供給され、そして壁下地の施工現場において第1把持部7側を最終的に同図の(D)に示すような形態に折り曲げて使用されることになるが、全ての折線8,9,10,12,20に折り曲げを容易にするための孔を設けて、第1把持部7及び第2把持部11の折り曲げ作業を手作業で行なえるようにすれば、図1の(A)及び(B)に示すような平面状に展開された状態で供給し、施工現場で(D)に示されるような最終形態に折り曲げるようにしてもよい。
【0018】
上記のような構成の金具本体2と、支持ボルト3及び一対のナット13,13とからなる振れ止め支持金具101の使用方法を図2を参照しつつ説明すると、この支持金具101の使用に先立って、建物躯体23の壁面23aから適当間隔をおいた位置に図10に示すような壁下地Kを設置し、そして所要数の振れ止め支持金具101を用意しておく。壁下地Kの振れ止め18には隣合う柱材17,17間の中間部に1個の金具本体2を取り付けるものとする。尚、振れ止め18には、通常、ウェブWの幅がA(38mm)、フランジFの幅がB(12mm)である幅広振れ止め18Aと、ウェブWの幅がa(25mm)、フランジFの幅がb(10mm)である幅狭振れ止め18aとがあるが、図1及び図2に示す実施形態では、幅広振れ止め18Aが、そのコ字状断面のコ字状開口部Oを横向きにした状態で壁下地Kの柱17を貫通するように使用されているものとする。
【0019】
しかして、隣合う柱材17,17間の中間部に図1の(C)に示すような形態の金具本体2を持ち来たして、この金具本体2の予めコ字状に折り曲げられた第2把持部11側を振れ止め18の下部側に嵌合させ、この状態で、予め傾斜状に折り曲げられた各第1把持部7を図1の(D)に示すようなコ字状に折り曲げることによって、金具本体2を振れ止め18に係嵌させる。尚、第2把持部11側を振れ止め18の下部側に嵌合させる際には、先部側片11bの先端部11boが外向き傾斜状に折り曲げられているめ、その嵌合操作が容易となる。その後、予め一つのナット13を螺合し且つ先端部に遮音部材24を装着した支持ボルト3を、金具本体2の取付部6のボルト孔5に挿通させ、そして支持ボルト3先端部の遮音部材24が建物躯体壁面23aに当接した状態でもう一つのナット13を支持ボルト3の基端部側に螺合して、両ナット13,13で取付部6を挟着することにより、支持ボルト3を取付部6に固定する。
【0020】
上記のように金具本体2を隣合う柱材17,17の中間位置でコ字状開口部Oが横向き状態の振れ止め18に係嵌させ、支持ボルト3をその先端側を建物躯体壁面23aに当接させた状態で取付部6に固定すれば、振れ止め18が振れ止め支持金具101によって建物躯体壁面23a側から支持され、それにより壁下地Kを室内側から押しても建物躯体壁面23a側へ撓むようなことがなく、壁下地Kの堅牢性が確保されて、安定状態となる。支持ボルト3の先端部に装着される遮音部材24は、支持ボルト3の先端を建物躯体壁面23aに直接に当てると、振れ止め18に振動が生じた時などに支持ボルト3がガタついて金属音等を発生するため、そのような金属音等を吸収して遮断するためのものであって、ゴム材により支持ボルト3の先端部に嵌合可能な有底円筒状に形成されている。
【0021】
図3は本発明に係る他の振れ止め支持金具102の金具本体2を示すもので、(A)はこの支持金具101の金具本体2を展開状態で示す正面図、(B)は展開状態の金具本体2の側面図、(C)は金具本体2の通常の形態を示す斜視図、(D)は使用時の形態を示す斜視図であり、図4はこの支持金具102の使用状態を示す側面図である。この支持金具102の金具本体2は、幅広振れ止め18Aと幅狭振れ止め18a(図4参照)との両方に適用できるようにしたもので、前記支持金具101の金具本体2と殆ど同じであるが、金具本体2の主板部4に、第3折線10の内方側で第1折線8から幅狭振れ止め18aの略ウェブ幅相当分(即ち、振れ止め18aのウェブWの幅aに相当する長さax)離れた位置に第5折線14が設けられている点、及び金具本体2の第2把持部11の外端部から前記第5折線14に亘って金具本体長手方向に延びる2条の切込スリット25,25が設けられている点が異なっている。
【0022】
この支持金具102の金具本体2では、図3の(A)から分かるように、金具本体2の主板部4に第3折線10の内方側で第1折線8から幅狭振れ止め18aの略ウェブ幅相当分ax離れた位置に第5折線14が設けられたことによって、この第5折線14から第2把持部11の外方端までが幅狭振れ止め18aの第2把持部26となり、従って幅狭振れ止め18aへの取付時には第2把持部26を第5折線14及び第3折線10に沿って内向きコ字状に折り曲げることにより、幅狭振れ止め18aを把持できる状態となるわけであるが、この支持金具102の金具本体2では、第2把持部11の外端部から前記第5折線14に亘って2条の切込スリット25,25が設けてあって、両切込スリット25,25間に形成される把持部片26oのみを第5折線14及び第3折線10に沿って内向きコ字状に折り曲げればよいから、その折り曲げ作業が簡単容易となる。
【0023】
この支持金具102の金具本体2を幅狭振れ止め18aに使用する場合には、図3の(A)及び(B)に示すように平面状に展開した状態の金具本体2を予め工場等で同の図(C)に示すような形態に折り曲げる。この折り曲げに際して、第1把持部7については振れ止め支持金具101の場合と同じであるが、幅狭振れ止め18a用の第2把持部26については、両切込スリット25,25間に形成される把持部片26oのみを第5折線14及び第3折線10に沿って内向きコ字状に折り曲げる。この把持部片26oの折り曲げは手作業で行なえる。尚、第5折線14には把持部片26oの折り曲げを容易にするための孔27が設けられている。
【0024】
上記のような構成の振れ止め支持金具102を壁下地Kの幅狭振れ止め18aに取り付けて使用する場合について説明する。ここでは、図4に示すように、幅狭振れ止め18aが、そのコ字状断面のコ字状開口部Oを横向きにした状態で壁下地Kの柱17を貫通しているものとする。しかして、隣合う柱材17,17間の中間部に、図3の(C)に示すような形態の金具本体2を持ち来たし、この金具本体2の予めコ字状に折り曲げられた第2把持部26の把持部片26oを幅狭振れ止め18aの下部側に嵌合させた状態で、予め傾斜状に折り曲げられた各第1把持部7を図3の(D)に示すようなコ字状に折り曲げて、この金具本体2を振れ止め18aに係嵌させる。この後は、前記振れ止め支持金具101の場合と同様であって、支持ボルト3を金具本体2の取付部6のボルト孔5に挿通させ、遮音部材24が建物躯体壁面23aに当接した状態でこの支持ボルト3を一対のナット13,13で取付部6に固定すればよい。
【0025】
また、上記振れ止め支持金具102を幅広振れ止め18Aに取り付けて使用する場合には、図3の(C)に示す状態にある金具本体2の幅狭振れ止め18a用第2把持部26の把持部片26oを真っ直ぐ延ばし、幅広振れ止め18A用第2把持部11の両側部分をコ字状に折り曲げる。しかして、コ字状に折り曲げた第2把持部11を幅広振れ止め18Aの下部側に嵌合させた状態で、第1把持部7側を図5の(A)に示すようなコ字状に折り曲げて幅広振れ止め18Aの上部側に係嵌させ、その後は支持ボルト3を取付部6のボルト孔5に挿通させ、遮音部材24が建物躯体壁面23aに当接した状態で支持ボルト3を一対のナット13,13で取付部6に固定し、図5の(B)に示す状態とする。
【0026】
図6は本発明に係る更に他の振れ止め支持金具103の金具本体2を示したもので、図7のように幅広振れ止め18Aがそのコ字状開口部Oを上向き(又は下向き)にした状態で壁下地Kの柱17を貫通する幅広振れ止め18Aに適用される振れ止め支持金具103の金具本体2を示し、(A)は振れ止め支持金具103の金具本体2を展開状態で示す正面図、(B)は展開状態の金具本体2の側面図、(C)は金具本体2の通常形態を示す斜視図、(D)は使用時の形態を示す斜視図であり、図7は支持金具103の使用状態を示す側面図である。この支持金具103の金具本体2は、図1に示す振れ止め支持金具101と殆ど同じであるが、主板部4の一端側に突設されるボルト孔5付き取付部6の基端部に沿って第1折線8を設けると共に、この取付部6の長さを第1把持部7よりも長くなる程度に長くした点が異なっている。
【0027】
この支持金具103の金具本体2は、図6の(A)及び(B)に示すように平面状に展開した状態から工場等で同の図(C)に示すような形態に折り曲げる。この折り曲げにあたっては、金具本体2の取付部6をその第1折線8に沿って内向き90°、つまり直角に折り曲げると共に、この取付部6の両側にある第1把持部7,7を支持金具101,102の場合と同様に傾斜状に折り曲げ、また第2把持部11を支持金具101の場合と同様にコ字状に折り曲げる。この折り曲げ作業は機械によって行なう。
【0028】
上記のように折り曲げた金具本体2を、図7に示すようにコ字状開口部Oが上向き(又は下向き)状態で壁下地Kの幅広柱材17を貫通する幅広振れ止め18Aに取り付けるには、コ字状に折り曲げてある金具本体2の第2把持部11を上向き幅広振れ止め18Aの室内側に面するフランジF部分に嵌合させた状態で、第1把持部7側をコ字状に折り曲げて幅広振れ止め18Aの建物躯体壁面23a側に面するフランジF部分に係嵌させると、取付部6が水平面に対し垂直に立ち上がった状態となるから、この取付部6のボルト孔5に支持ボルト3を挿通させ、遮音部材24が建物躯体壁面23aに当接した状態で支持ボルト3を一対のナット13,13で取付部6に固定すればよい。
【0029】
図8は、本発明に係る更に他の振れ止め支持金具104の金具本体2を示したもので、コ字状開口部Oを上向き又は下向きにした状態で壁下地Kの柱17を貫通する振れ止め18に適用されると共に、幅広振れ止め18Aと幅狭振れ止め18aとの両方の振れ止め18に適用可能な金具本体2を示し、同図の(A)は振れ止め支持金具104の金具本体2を展開状態で示す正面図、(B)は展開状態の金具本体2の側面図、(C)は金具本体2の通常形態を示す斜視図、(D)は使用時の形態を示す斜視図であり、図9は支持金具104の使用状態を示す側面図である。
【0030】
この振れ止め支持金具104の金具本体2は、取付部6及び第1把持部7側が図6に示す振れ止め支持金具103の金具本体2と同じ構成であり、第2把持部11側が図3に示す振れ止め支持金具102の金具本体2と同じ構成となっている。従って、図8及び図9に示す金具本体2では、振れ止め支持金具102,103と同一構成部材については同一符号を付して、その説明を省略する。
【0031】
この支持金具104の金具本体2は、図8の(A)及び(B)に示すように平面状に展開した状態から工場等で同の図(C)に示すような形態に折り曲げる。この折り曲げにあたっては、金具本体2の取付部6をその第1折線8に沿って内向き90°に折り曲げると共に、この取付部6の両側にある第1把持部7,7を支持金具101,102の場合と同様に傾斜状に折り曲げ、また幅狭振れ止め18a用の第2把持部26側では両切込スリット25,25間に形成される把持部片26oを第5折線14及び第3折線10に沿ってコ字状に折り曲げる。
【0032】
しかして、上記構成の振れ止め支持金具104を幅狭振れ止め18aに取り付けて使用する場合には、この金具本体2の予めコ字状に折り曲げられた幅狭振れ止め用第2把持部26の把持部片26oを幅狭振れ止め18aの室内側に面するフランジF側に嵌合させた状態で、各第1把持部7を図8の(D)に示すようなコ字状に折り曲げて、この金具本体2を振れ止め18aに係嵌させると、取付部6が水平面に対し垂直に立ち上がった状態となるから、この取付部6のボルト孔5に支持ボルト3を挿通させ、遮音部材24が建物躯体壁面23aに当接した状態で支持ボルト3を一対のナット13,13で取付部6に固定すればよい。
【0033】
また、この振れ止め支持金具104を幅広振れ止め18Aに取り付けて使用する場合は、幅狭振れ止め18a用第2把持部26の把持部片26oは真っ直ぐ延ばしたまま、幅広振れ止め18A用第2把持部11の両側部分をコ字状に折り曲げれた状態にしておけばよく、後は図7の場合と同様な要領で金具本体2を幅広振れ止め18Aに係嵌させると共に、支持ボルト3を取付部6のボルト孔5に挿通させ、遮音部材24が建物躯体壁面23aに当接した状態で支持ボルト3を一対のナット13,13で取付部6に固定すればよい。
【0034】
以上説明した振れ止め支持金具101〜104においては、金具本体2の第1把持部7側を一部分折り曲げ、幅広振れ止め18A用第2把持部11側あるいは幅狭振れ止め18a用第2把持部26を夫々コ字状に折り曲げた状態にしておいて、使用にあたり施工現場で第1把持部7側を最終的にコ字状に折り曲げるようにしているため、現場での金具本体2の折り曲げ作業を迅速容易にしかも楽に行なうことができるが、金具本体2の全ての折線8,9,10,12,14,20に折り曲げを容易にするための孔を設けるなどして、各部の折り曲げが手作業で容易に行なえるようにすれば、各金具本体2を図1の(A)及び(B)、図3の(A)及び(B)、図6の(A)及び(B)、更に図8の(A)及び(B)に示すような夫々平面状に展開した状態で供給し、施工現場で最終形態に折り曲げるようにしてもよい。そのように金具本体2を平面状に展開した形態のままで供給するようにした場合は、多数の金具本体2を平板状に重ねることができるため、搬送及び保管に極めて便利となる。
【0035】
尚、上述した振れ止め支持金具101〜104の各金具本体2には主板部4に左右2つのビス孔28が設けてあるが、このビス孔28は、振れ止め18が設けられていない壁下地の場合において、金具本体2を壁下地Kの柱材17にビス止めできるようにするためもので、この場合には、金具本体2の主板部4を柱材17の所要側面部にビス止めし、支持ボルト3を取付部6のボルト孔5に通して、支持ボルト3の先端部が建物躯体壁面23aに当接した状態でこのボルト3を一対のナット13,13で取付部6に固定することによって、柱材17を支持することができる。
【0036】
【発明の効果】
請求項1に係る発明の振れ止め支持金具によれば、金具本体の第1把持部を第1折線及び第2折線に沿ってコ字状に折り曲げ、第2把持部を第3折線及び第4折線に沿ってコ字状に折り曲げて、この第1把持部及び第2把持部を、コ字状開口部が横向き状態で壁下地の柱材を貫通する振れ止めの上下フランジ側に係嵌させ、そして支持ボルトを取付部のボルト孔に挿通させて、ボルト先端部が建物躯体壁面に当接した状態でこのボルトをナットで取付部に固定することによって、壁下地の振れ止めを建物躯体壁面側から確実に支持でき、壁下地を室内側から押しても建物躯体壁面側へ撓むようなことがなく、壁下地の堅牢性を確保することができる。
【0037】
また本発明の振れ止め支持金具によれば、金具本体の主板部に、第3折線の内方側で第1折線から幅狭振れ止めの略ウェブ幅相当分離れた位置に第5折線を設けて、この第5折線より外方端部を幅狭振れ止めの第2把持部としてなるため、金具本体の第1把持部を第1折線及び第2折線に沿ってコ字状に折り曲げ、第2把持部側を第5折線及び第3折線に沿ってコ字状に折り曲げることによって、幅の狭い振れ止めに係嵌させることができるから、1種類の金具本体を幅広振れ止めと幅狭振れ止めに共用できる。
【0038】
請求項に係る発明の振れ止め支持金具のように、金具本体に、第2把持部の外端部から第5折線に亘って金具本体長手方向に延びる2条の切込スリットを設けた場合には、両切込スリット間に形成される把持部片のみを第5折線及び第3折線に沿って内向きコ字状に折り曲げればよいから、その折り曲げ作業が簡単容易となる。
【0039】
請求項に係る発明の振れ止め支持金具によれば、金具本体の取付部をその第1折線に沿って内向き直角に折り曲げると共に、第1把持部を第1折線及び第2折線に沿ってコ字状に折り曲げ、そして第2把持部を第3折線及び第4折線に沿ってコ字状に折り曲げるようにすることによって、振れ止めのコ字状開口部が上向き又は下向き状態で壁下地の柱材を貫通する振れ止めに金具本体を簡単容易に取り付けることができる。
【0040】
更にまた、請求項3に係る発明の振れ止め支持金具によれば、金具本体の第1把持部を第1折線及び第2折線に沿ってコ字状に折り曲げ、第2把持部側を第5折線及び第3折線に沿ってコ字状に折り曲げることによって、幅の狭い振れ止めに係嵌させることができるから、1種類の金具本体を、コ字状開口部が上向き又は下向き状態で壁下地の柱材を横方向に貫通する幅広振れ止めと幅狭振れ止めとの両方に共用できる。
【0041】
請求項に係る発明の振れ止め支持金具によれば、両切込スリット間に形成される把持部片のみを第5折線及び第3折線に沿って内向きコ字状に折り曲げればよいから、その折り曲げ作業が簡単容易となる。
【0042】
請求項に係る発明の振れ止め支持金具によれば、支持ボルトの先端部に遮音部材を装着し、この遮音部材を介して支持ボルトの先端部を建物躯体壁面に当接させるようにすることにより、振れ止めが振動するなどして支持ボルトがガタついてもそれによって生ずる金属音等を遮音部材により吸収して遮断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本発明に係る振れ止め支持金具の金具本体を展開状態で示す正面図、(B)は展開状態の金具本体の側面図、(C)は金具本体の通常の形態を示す斜視図、(D)は使用時の形態を示す斜視図である。
【図2】 図1の振れ止め支持金具の使用状態を示す側面図である。
【図3】 (A)は本発明の他の振れ止め支持金具の金具本体を展開状態で示す正面図、(B)は展開状態の金具本体の側面図、(C)は金具本体の通常の形態を示す斜視図、(D)は使用時の形態を示す斜視図である。
【図4】 図3の支持金具の使用状態を示す側面図である。
【図5】 (A)は図3の金具本体の他の形態での使用状態を示す斜視図、(B)は(A)に示す形態の金具本体と支持ボルトとによる振れ止め支持金具の使用状態を示す側面図である。
【図6】 本発明に係る更に他の振れ止め支持金具の金具本体を示すもので、(A)は金具本体を展開状態で示す正面図、(B)は展開状態の金具本体の側面図、(C)は金具本体の通常の形態を示す斜視図、(D)は使用時の形態を示す斜視図である。
【図7】 図6の支持金具の使用状態を示す側面図である。
【図8】 本発明に係る更に他の振れ止め支持金具の金具本体を示すもので、(A)は金具本体を展開状態で示す正面図、(B)は展開状態の金具本体の側面図、(C)は金具本体の通常の形態を示す斜視図、(D)は使用時の形態を示す斜視図である。
【図9】 図8の支持金具の使用状態を示す側面図である。
【図10】 壁下地を示す斜視図である。
【符号の説明】
101 振れ止め支持金具
102 振れ止め支持金具
103 振れ止め支持金具
104 振れ止め支持金具
2 金具本体
3 支持ボルト
4 主板部
5 ボルト孔
6 取付部
7 第1把持部
8 第1折線
9 第2折線
10 第3折線
11 第2把持部
12 第4折線
13 ナット
14 第5折線
K 壁下地
17 柱材
18 振れ止め
W 振れ止めのウェブ
F 振れ止めのフランジ

Claims (5)

  1. 壁下地の柱材を横方向に貫通する、ウェブと両フランジとからなる断面略コ字状の振れ止めを建物躯体壁面側から支持するための振れ止め支持金具であって、
    主板部の一端側にボルト孔付き取付部と第1把持部とを突設し、第1把持部にはその基端部に第1折線を設けると共に、この第1折線から振れ止めの略フランジ幅相当分離れた位置に第2折線を設け、主板部の他端側には第1折線から振れ止めの略ウェブ幅相当分離れた位置に設けた第3折線を介して第2把持部を突設すると共に、この第2把持部には第3折線から振れ止めの略フランジ幅相当分離れた位置に第4折線を設け、更に、金具本体の主板部には第3折線の内方側で第1折線から幅の狭い振れ止めの略ウェブ幅相当分離れた位置に第5折線を設けて、この第5折線より外方端部を幅狭振れ止めの第2把持部としてなる金具本体と、
    前記取付部のボルト孔に挿通されてナットで取付部に固定され、一端側が建物躯体壁面に当接されるボルトと、からなることを特徴とする壁下地の振れ止め支持金具。
  2. 金具本体には第2把持部の外端部から前記第5折線に亘って金具本体長手方向に延びる2条の切込スリットを設けてなることを特徴とする請求項に記載の壁下地の振れ止め支持金具。
  3. 壁下地の柱材を横方向に貫通する、ウェブと両フランジとからなる断面略コ字状の振れ止めを建物躯体壁面側から支持するための振れ止め支持金具であって、
    主板部の一端側に第1折線を介してボルト孔付き取付部と第1把持部とを突設すると共に、第1把持部には第1折線から振れ止めの略フランジ幅相当分離れた位置に第2折線を設け、主板部の他端側には第1折線から振れ止めの略ウェブ幅相当分離れた位置に設けた第3折線を介して第2把持部を突設すると共に、この第2把持部には第3折線から振れ止めの略フランジ幅相当分離れた位置に第4折線を設け、更に、金具本体の主板部には第3折線の内方側で第1折線から幅の狭い振れ止めのウェブ幅相当分離れた位置に第5折線を設けて、この第5折線より外方端部を略幅狭振れ止めの第2把持部としてなる金具本体と、
    前記取付部のボルト孔に挿通されてナットで取付部に固定され、一端側が建物躯体壁面に当接される支持ボルトと、からなることを特徴とする壁下地の振れ止め支持金具。
  4. 金具本体の第2把持部には、その外端部から第5折線まで金具本体長手方向に延びる2条の切込スリットを設けてなることを特徴とする請求項に記載の壁下地の振れ止め支持金具。
  5. 支持ボルトの先端部に遮音部材を装着し、この遮音部材を介して支持ボルトの先端部を建物躯体壁面に当接させるようにしてなることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の壁下地の振れ止め支持金具。
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