JP3112117U - 木材仕口の接合金物 - Google Patents

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Abstract

【課題】狭い空間における木材仕口の接合金物の装着の作業性を改良する。
【解決手段】接合金物5は両端にU字型に折り返して形成した溝部26、27を有するL字型金物6と、両端に平坦部30、31を有する補強板28からなり、木材1に金物6の一方の面7を木材用ねじで固定する。面7にはボス9と爪15があって正確な位置に固定される。次に木材2を金物6の他方の面8にブッシュ11、木材用ねじで固定する。ブッシュ11は後付けであるので木材2の取付けは自在である。またねじ締作業の空間に邪魔をするものはない。次に補強板28の平坦部30、31を金物6の溝部26、27に差し込んで木ねじ等で固定する。補強板28には補強リブでもある平面29があって平筋かい35を固定することが出来る。
【選択図】図1

Description

家屋、家具等に用いられる構造部材としての木材は一般的に直角に接合する。その接合部位には種々の補強金物が使用され考案も多々提案されている。本考案はその金物に関する考案である。
木材が接合する部位の直角面に使用されている補強金物の例を図4(イ)、(ロ)、(ハ)に示す。(イ)、(ロ)は土台と柱の接合直角面を補強した接合金物である。(ハ)は階段の段板を下から支える金物であり、L字型金物を装着して後、更に補強板を共締めしてL字型を強化したものである。尚この金物は、L字型金物と補強板が一ヶ所鳩目でかしめられて回動自在のセットになっている。
本考案者は先に実願2004−7922「木材仕口の接合金物」にて図5に示すL字型の接合金物を開示した。特には木材の仕口のほぞ加工を省略して接合部位を正確な位置に強固に固定し得るL字型の接合金物の提案であった。
木材の接合部位のL字型接合金物は接合部位の強度を増すためであるから金物そのものに強度がなくてはならない。そこで図4(イ)、(ロ)に示すようにL字の内側にリブを設ける方法が一般的に行なわれている。しかしながら金物を木材に装着する時ねじの締付工具である電動ドライバーを使用するが補強リブが邪魔をして作業性が悪い。L字型の接合金物の巾を広く設定出来れば空間を確保出来るが接合部位には筋かいが交差したり他の金物類例えば引寄せ羽子板等があり、むしろ巾の狭い金物が望まれるところである。また、図4の(ハ)に示す階段等に使用する支工金物はL字型金物をまず装着する時、補強板は回動して逃がしておくことが出来るので見掛け上作業空間は発生するが、実際場面では回動した補強板を一方の手で支えなければならず、その姿勢でL字型金物を電動ドライバーで固定することは困難である。また補強板を回動する空間も存在しない場合がある。
そこで本考案者は前記提案の実願2004−7922について更に強度を増し、その上作業性の優れたものとすべく改良を加えた。
前記課題を解決するために本考案者は、木材の土台と柱、柱と横架材等の接合部位の直角面に木材用ねじ等の締結具により装着せられるL字型金物6であって、木材1、2との接合面の一方の面7には複数の爪15と締結用の穴10を有するボス9を設け、他方の面8には締結用の穴13を有するフランジ12付きのブッシュ11の嵌合する穴を設け、更にL字型金物6の内側の直角面を補強する補強板28を備えた接合金物5において、L字型金物6は各面7、8の先端をL字型の内側にU字型に折り返してなる溝部26、27を備え、補強板28は小穴32、33を有する平坦部30、31を両端に備え、該平坦部30、31はL字型金物6の直角をなす面7、面8に接する向きに設けてなり、コーチボルト20、21、ブッシュ11、木ねじ23、25等により木材1、2の接合部位の直角面に装着したL字型金物6の両端の溝部26、27に補強板28の両端の平坦部30、31をそれぞれ差し入れ、更に木ねじ22、24等によって補強板28をL字型金物6と共に木材1、2に装着して補強せしめた接合金物5とすることによって、更に補強板28の両端に形成された平坦部30、31間に該平坦部と直角な平面29を形成し、該平面29に筋かい35等を装着する小穴34を設けた接合金物5とすることによって目的を達成した。
本考案の接合金物5はまず初めにL字型金物6を木材1、2の接合する部位の直角面に装着する。この時補強板28はまだ取付けられていないので作業空間に装着作業の邪魔となるものはなく作業性は極めて優れている。土台、柱、梁、けた、あるいはその他の金物類が狭い空間に組立てられている中での作業空間の確保は重要なことである。補強板28は既に装着したL字型金物6のU字型の溝部26、27に平坦部30、31を滑り込ませてL字型金物6と共に固定する。結果、L字型金物6はその両端間をリブによって連結した構造となり極めて高い強度の接合金物5となる。また平筋かい35を補強板28に取付けることが出来る。平筋かい35に板軸方向に引張力が作用しても補強板28は木ねじ22、24等の他に両端の平坦部30、31が嵌る溝部26、27の折り返し部によってL字型金物6から離脱することなく強固に固定されている。
また本考案のL字型金物6には円筒のボス9があってL字型金物6の取付け位置を正確に決定する。即ち、L字型金物6はボス9を予め木材1に明けられたザグリ穴3に嵌合せしめ、その後締結具を締めることにより複数の爪15が木材1に食い込み固定される。木材1にザグリ穴3を精度よく加工することは容易なことであるのでL字型金物6は期待された位置に正確に強固に固定されることになる。それ故本考案の接合金物5は仕口のほぞ加工を省略し得る構造であることを含んでいることも前述した通りである。
以下本考案の実施形態について図面にて説明する。
構成
図1は接合部位の木材と接合金物5を説明のために分解した状態の斜視図である。図2は接合金物5が装着された状態の側面図である。主に図1と図2により説明を進める。木材1、2は直角に接合される土台と柱、柱と横架材であり、また家具等の直角に接合される部位でもある。
木材1には予めボス9の嵌合するザグリ穴3が明けられている。また木材2にもブッシュ11が嵌合するザグリ穴4が明けられている。L字型金物6は直角に曲げ形成されてL字状をなし、一方の面7の木材接合面には穴10の明いたボス9が固着され、穴10にはコーチボルト20が嵌る。また複数の爪15がL字型の角部近傍に固着ないし形成され、その高さはボス9の高さより低く設定されている。面7の先端は木材接合面と反対側にU字型に折り返されて溝部26が形成されている。その他木ねじ22、23等のための小穴16、17がある。他方の面8にはフランジ12を有するブッシュ11の嵌合する穴14が2ヶ所定の間隔で明けられ、ブッシュ11には穴13があってコーチボルト21が嵌る。先端には一方の面7と同様に溝部27が形成されている。その他木ねじ24、25等のための小穴18、19がある。
次に補強板28の両端には平坦部30、31が形成され、該平坦部30、31はL字型金物6の直角をなす面7、面8に接する向きに設けられている。平坦部30、31間には平坦部30、31と直角をなす平面29が形成されている。つまり平面29は平坦部30、31の中心にT字型に結合している。平坦部30、31には木ねじ22、24等のための小穴32、33がある。
作用
最初にL字型金物6の一方の面7を木材1に取付けるのであるが、まずボス9をザグリ穴3に嵌める。そしてL字型金物6を押打して爪15を木材1に食い込ませ、コーチボルト20、木ねじ23等の締結により木材1に強固に固定する。ボス9の高さが爪15より高いのでL字型金物6の固定される位置は木材1のザグリ穴3の位置とその内径とボス9の嵌合精度によって決まる。これらの加工精度は通常の加工技術によって容易に得られるものであるので、L字型金物6は木材1に対して予定した位置に正確に固定される。
次に木材2をL字型金物6の他方の面8に寄せる。この時面8の木材2との接合面には突起物は存在しないので木材2は面8に対して横からでも正面からでも上方からでも移動して当接することが出来る。つまり狭い空間で自在の作業が可能となる構造である。そしてブッシュ11を穴14の一つの穴とザグリ穴4に嵌めコーチボルト21、木ねじ25等で木材2を固定する。コーチボルト20、21、木ねじ23、25等の締結作業は通常電動ドライバーを使用するが、作業空間に邪魔になるものはない。かくして木材1に対して木材2はほぞの案内なしで正確な位置に固定されたわけである。尚、面8のブッシュ11の嵌合する穴14が二つ明けられているのは例えば木材2を挟んで両側に接合金物5を装着する場合に相互にコーチボルトが干渉しないようにするためである。
次に補強金物28を取付ける。補強金物28の両端の平坦部30、31をL字型金物6の溝部26、27に差し込む。そして木ねじの小穴16と32、18と33は一致する座標にあるので補強金物28はL字型金物6を挟んで木材1、木材2に木ねじ22、24等により固定される。この木ねじ22、24等は補強板28の端部にあってリブとなる平面29の高さが低い位置であるので締結作業の邪魔になることはないのである。以上により接合金物5の装着は完了である。
L字型金物6に対して補強リブの役目をする補強板28の平面29は装着後にはL字型金物6の巾の中心を走る構造であるので補強効果が高い。
また補強板28には小穴34があって平筋かい35を取付けることが出来る。しかも平筋かい35に板軸方向の引張力が作用しても補強板28は木ねじ22、24等の他に平坦部30、31が嵌る溝部26、27の折り返し部によってL字型金物6からの離脱を強固に阻止される。
以上記したごとく本考案の接合金物5は木材1と木材2、土台と柱、柱と横架材、その他直角に接合する部位であれば殆ど使用可能であり、前述の通り高精度にまた強固に組立てることが出来るものである。また接合金物5そのものは形状が単純であるので大きくも小さくも容易に製造可能であり、量産も可能である。
接合部位の木材と本考案実施例の接合金物を分解した説明用の斜視図 本考案実施例の接合金物を接合部位に装着した状態の側面図 図2の正面図 (イ)、(ロ)、(ハ)現在既に接合部位に使用されている接合金物の例 本考案者の出願例
符号の説明
1、2、木材
3、4、ザグリ穴
5、接合金物
6、L字型金物
7、8、面
9、ボス
10、穴
11、ブッシュ
12、フランジ
13、穴
14、穴
15、爪
16、17、18、19、小穴
20、21、コーチボルト
22、23、24、25、木ねじ
26、27、溝部
28、補強金物
29、平面
30、31、平坦部
32、33、小穴
34、小穴
35、平筋かい

Claims (2)

  1. 木材の土台と柱、柱と横架材等の接合部位の直角面に木材用ねじ等の締結具により装着せられるL字型金物6であって、木材1、2との接合面の一方の面7には複数の爪15と締結用の穴10を有するボス9を設け、他方の面8には締結用の穴13を有するフランジ12付きのブッシュ11の嵌合うる穴を設け、更にL字型金物6の内側の直角面を補強する補強板28を備えた接合金物5において、L字型金物6は各面7、8の先端をL字型の内側にU字型に折り返してなる溝部26、27を備え、補強板28は小穴32、33を有する平坦部30、31を両端に備え、該平坦部30、31はL字型金物6の直角をなす面7、面8に接する向きに設けてなり、コーチボルト20、21、ブッシュ11、木ねじ23、25等により木材1、2の接合部位の直角面に装着したL字型金物6の両端の溝部26、27に補強板28の両端の平坦部30、31をそれぞれ差し入れ、更に木ねじ22、24等によって補強板28をL字型金物6と共に木材1、2に装着して補強せしめた接合金物5。
  2. 補強板28の両端に形成された平坦部30、31間に該平坦部と直角な平面29を形成し、該平面29に筋かい35等を装着する小穴34を設けた請求項1の接合金物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012077484A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Okabe Co Ltd 木造建築物の仕口部補強構造
JP2018003385A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 株式会社キャステム 建築物の補強装置

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