JP3110356U - 木材仕口の接合金物 - Google Patents

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Abstract

【課題】
特別な技術がなくとも、また狭い作業空間でも直角に接合する木部を互いに固定すべき位置に正確に強固に固定する事が出来、容易に制作出来る。
【解決手段】木構造部材が直角に接合する部位の仕口をほぞ加工なしで互に固定すべき位置に強固に固定し得るL字型の接合金物に関する考案で、直角面にボルト、ナットあるいは木ねじ等により装着する接合金物4のL字型の一辺5の中程に長穴9を設け、第一の木部1と直角に接合する第二の木部3に接するL字型の他の辺6と前記一辺5との角部7であって一辺5の延長上に第二の木部3に食い込む複数の爪8を設けるとともに、長穴9の長さが爪8の長さより長寸に設けられている木材仕口の接合金物4。
【選択図】図1

Description

家屋、家具等に用いられる構造部材としての木材は一般的に直角に接合する。その接合部位には種々の補強金物が使用され考案も多々提案されている。本考案はその金物に関する考案である。
木材が直角に接合する部位であって直角面に使用されている金物の例を図(イ)、(ロ)、(ハ)に示す。いずれも柱と横架材の接合部位に板金よりなる接合金物を使用した例である。その他、図示していないが引寄せ羽子板により同様の仕口部位を補強する例が多い。
現在使用され、あるいは提案されている木構造の接合金物は図5のように木ねじあるいはボルト、ナット等により短ほぞ等からなる仕口接合された接合部位に固定されるが、目的は接合部位の補強である。一般家屋の場合、実際に使用するに従い変更したい部分が発生することがままある。改築の内容によっては柱、梁の追加、移動等が生ずるが不必要な部材までも取外して工事に当ることが多い。木部の接合部位が凹凸の形状となるほぞ差しの仕口であり、組上がり寸法よりほぞの寸法分の余計な空間が必要となるからである。また仕口部分には多様な形状があるが例えば短ほぞ加工にしても寸法精度よく仕上げるには高度な技術が求められる。しかしながら前述の種々の接合金物は本来これらの問題を解決するための金物ではない。
木構造部材が直角に接合する部位の木部を仕口のほぞ加工なしで固定すべき位置に強固に固定し、更に狭い空間でのそれらの組立作業も容易に行えるようにするために木部の接合部位に構成される直角面にボルト、ナットあるいは木ねじ等の締結具により装着するL字型の接合金物に於いて、第一の木部1に接するL字型の一辺5の先端に折り曲げ部10と中程にボルト12等の締結具が貫通する一辺5の延長方向に長い長穴9を設け、第一の木部1と直角に接合する第二の木部3に接するL字型の他の辺6と前記一辺5との角部7であって一辺5の延長上に第二の木部3に食い込む複数の爪8を設けるとともに、前記長穴9の長さが爪8の長さより長寸に設定されている木材の接合金物4とすることによって、前記課題は解決する。
図1に示すように第二の木部3に対して第一の木部1を固定すべき位置に置き第一の木部1の面に本考案の接合金物4を爪8が第二の木部3に向く方向にして長穴9、穴2にボルト12を貫通しナット13にて仮止めする。その後折り曲げ部10を押打して爪8を第二の木部3に食い込ませる。爪8の長さに対して長穴9が長く設定してあるので爪8は第二の木部3に充分に食い込む。かくしてL字型の接合金物4は従来のほぞの仕口の役目を果すことになるのである。その後はボルト12を本締めし各部の木ねじ14等を締めれば作業は完了する。
前述のごとく仕口の複雑な加工が不要であるので、そのための特別な技術がなくとも、また狭い作業空間でも直角に接合する木部を互に固定すべき位置に正確に強固に固定することが出来る。単純な形状であるので大きくて高強度のものも小さい寸法のものも容易に製作することが出来る。大は家屋の増改築から小は素人の日曜大工まで幅広い用途に応えられる。
以下本考案の実施形態について図面にて説明する。
構成
図1は本考案の仕口の接合金物4を第一の木部1にボルト12にて仮固定した状態を示す。図2は接合金物4によって第一の木部1と第二の木部3が結合した状態を示す。
接合金物4は概ねL字型をなしており、その一辺5は第一の木部1に他の一辺6は第一の木部1と直角に接する第二の木部3に接する。一辺5の中程には長穴9がある。長穴の方向は一辺5の辺の延長方向である。一辺5の端部には第一の木部1の接面と反対方向に曲げられた折り曲げ部10が設けられている。L字型の一辺5と他の辺6との角部7には複数の爪8がある。爪8は一辺5の延長方向を向き、延長面に形成されている。爪8の成形方法は種々あろうが、プレス加工による方法の一案を示す。
長穴9の長さは爪8の長さより長寸に設定されている。爪8の長さとは正確には他の辺6の木部への接面から爪先端までのことであり、長穴の長さとは長穴両端のR中心の距離のことである。
第一の木部1にはボルト12等の締結具の穴2が所定の位置に明けられている。長穴9を貫通したボルト12が嵌合しナット13にて固定される。その間には座金が用いられる。締結具はボルト12でなくともラグスクリューボルト、別名コーチボルト、あるいは太目の木ねじ等を使用してもよい。ただしこれらの締結具は貫通穴を必要としない。またL字型の各辺5と6にはその他木ねじ14等のための小穴11が複数明けられている。
作用
図1に示すように第二の木部3に対して第一の木部1を固定すべき位置に置き第一の木部1の面に接合金物4の一辺5を爪8が第二の木部3に向く方向にして当接させ、長穴9穴2にボルト12を貫通して座金等を挟んでナット13にて仮止めする。しかる後、折り曲げ部10を押打して爪8を第二の木部3に食い込ませる。爪8の長さに対して長穴9が長く設定されているので爪8は第二の木部3に充分食い込む。かくしてL字型の接合金物4は従来のほぞの役目を果すことになる。
次に手順としてはボルト12を本締めし木ねじ14等で一辺5を第一の木部1に固定し、更に他の辺6を第二の木部3に木ねじ14等で固定する。他の辺6を最後に締めるのは第二の木部3に対して第一の木部1をより圧接して固定するためである。以上により組立作業は完了する。
図1ないし図2は第一の木部1が柱で第二の木部3を土台とした図であるが、木部3が柱で木部1が梁等の横架材としてもよい。また棚等を作る骨組みと理解してもよい。用途は種々ある。
接合金物4を第一の木部1へ仮固定した状態の断面図 接合金物4を第一の木部1と第二の木部2に固定し組立が完了した状態の断面図 図2の側面図 接合金物4の斜視図 (イ)、(ロ)、(ハ)現在既に接合部位の直角面に使用されている接合金物の例
符号の説明
1、 第一の木部
2、 穴
3、 第二の木部
4、 接合金物
5、 一辺
6、 他の辺
7、 角部
8、 爪
9、 長穴
10、折り曲げ部
11、小穴
12、ボルト
14、木ねじ

Claims (1)

  1. 木材の接合部位に構成される直角面にボルト、ナットあるいは木ねじ等の締結具により装着せられるL字型の接合金物において、第一の木部1に接するL字型の一辺5の先端に折り曲げ部10と中程にボルト12等の締結具が貫通する一辺5の延長方向に長い長穴9を設け、第一の木部1と直角に接合する第二の木部3に接するL字型の他の辺6と前記一辺5との角部7であって一辺5の延長上に第二の木部3に食い込む複数の爪8を設けるとともに、前記長穴9の長さが爪8の長さより長寸に設定されている木材の接合金物4。
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