JP3949325B2 - チルトトレーソータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、チルトトレーソータに関し、特に、長尺物の仕分対象物の搬送や仕分けを円滑に行うことができるチルトトレーソータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、チルトトレーソータは、仕分対象物を積載した多数のトレーをガイドレールに沿って走行させるとともに、所定の位置でトレーを傾倒させ、仕分対象物を選択されたシュートに払い出すことによって仕分けを行うようにされている。
【0003】
このチルトトレーソータでは、走行時の傾斜角が大きくなって仕分対象物とトレーとの間の摩擦係数を超えると、仕分対象物がトレーから滑り落ちるため、トレーの前後にそれぞれフランジ状のストッパ壁を設けることが一般的に行われている。
このような、従来のチルトトレーソータでは、2つのトレーに跨るような長尺の仕分対象物はトレーのストッパ壁が邪魔になるため載置することができず、このため長尺の仕分対象物はチルトトレーソータによる搬送や仕分けの対象から外されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来のチルトトレーソータの問題点を解決し、1つのトレーに積載可能な仕分対象物や、2つのトレーに跨る長尺の仕分対象物でも、それぞれ確実に載置して搬送することができるチルトトレーソータを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のチルトトレーソータは、仕分対象物を載置するトレーの走行方向前後端部の少なくとも一方に、退入可能に突出する可動式のストッパ壁を形成したチルトトレーソータにおいて、ストッパ壁を駆動する駆動手段と、該駆動手段を制御する制御手段と、仕分対象物の長さを検出する長さ検出手段とを設け、検出した仕分対象物の長さを制御手段が判断して、ストッパ壁を選択的に駆動して突出させるようにしたことを特徴とする。
【0006】
このチルトトレーソータは、退入可能に突出する可動式のストッパ壁を形成したことから、1つのトレーに積載可能な仕分対象物でも、2つのトレーに跨る長尺の仕分対象物でもそれぞれ確実に載置するとともに、これら仕分対象物の長短にかかわらず、常にストッパ壁によって、走行時の傾斜角が大きくなっても仕分対象物の滑り落ちを防止しながら確実に搬送することができる。
【0007】
そして、ストッパ壁を駆動する駆動手段と、該駆動手段を制御する制御手段と、仕分対象物の長さを検出する長さ検出手段とを設け、検出した仕分対象物の長さを制御手段が判断して、ストッパ壁を選択的に駆動して突出させることにより、仕分対象物をトレーに供給する際に、1つのトレー搬送か、複数のトレー搬送かを判断し、トレーに設けたストッパ壁をこれらの判断に基づいて突出又は退入させられることから、1つのトレーに積載可 能な仕分対象物でも、2つのトレーに跨る長尺の仕分対象物でもそれぞれ確実に載置するとともに、これら仕分対象物の長短にかかわらず、常にストッパ壁によって、走行時の傾斜角が大きくなっても仕分対象物の滑り落ちを防止しながら確実に搬送することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のチルトトレーソータの実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0009】
本発明のチルトトレーソータの一実施例を図1〜図5に示す。
本実施例のチルトトレーソータ1は、従来のチルトトレーソータと同様、仕分対象物2を積載した多数のトレー3をガイドレール4上で走行させ、所定の位置で任意のトレー3を傾倒させ、仕分対象物2、2aを選択されたシュートSに払い出すことによって仕分けを行うようにされている。
【0010】
このチルトトレーソータ1は、トレー3の走行方向の前後端部に、退入可能に突出する可動式のストッパ壁5をそれぞれ形成するとともに、ストッパ壁5を駆動する駆動手段6と、駆動手段6を制御する制御手段7とを、例えば、トレー3やチルトトレーソータ本体に設けるようにしている。
【0011】
ストッパ壁5は、例えば、図5に示すように、トレー3の前後端部において、トレー3上面に突出可能に形成された壁状のものからなる。
このストッパ壁5は、仕分対象物2、2aを載置しての傾斜走行が一方向の場合は、トレー3の傾斜の下側となる部分だけに設けることも可能であるが、本実施例のようにトレー3の前後端部両方に設けることも可能である。
【0012】
さらに、この実施例のチルトトレーソータ1では、制御手段によって、仕分対象物2、2aの供給を任意のトレー3を指定して行えることから、可動式のストッパ壁5はすべてのトレー3に採用する必要はない。
また、可動式のストッパ壁5と固定式のストッパ壁(図示省略)とを併用することも可能であり、この場合、トレー3の前後端部両方にストッパ壁を形成する例では、少なくとも、隣接する下流側のトレー3の後端部と上流側のトレー3の前端部のストッパ壁5を可動式とする。
【0013】
なお、ストッパ壁5の駆動手段6としては、モータ機構やソレノイド機構等の任意の駆動機構を採用することができ、制御手段7としてはパソコン等を利用することができる。
【0014】
一方、仕分対象物2は、インダクションコンベア8によってトレー3に移載されるが、このインダクションコンベア8には、仕分対象物2、2aの長さを検出する長さ検出手段9が設けられている。
【0015】
制御手段7は、このインダクションコンベア8による供給時の仕分対象物2の長さ検出結果を判断して、仕分対象物2が2つのトレー3に跨る長尺の仕分対象物2aの場合は、図2〜図3に示すように、トレー3に載置した長尺の仕分対象物2aの前後でストッパ壁5a、5bを突出させる。
すなわち、長尺の仕分対象物2aが載置された下流側トレー3の前端部ストッパ壁5aと、上流側トレー3の後端部ストッパ壁5bとを突出させるとともに、下流側トレー3の後端部ストッパ壁5cと、上流側トレー3の前端部ストッパ壁5dとを退入状態にする。
【0016】
また、図4に示すように、仕分対象物2が1つのトレー3に納まるような通常の場合は、1つのトレー3の前後端部でそれぞれストッパ壁5を突出させる。
なお、払い出しを終えたトレー3のストッパ壁5は、周回途中で元の状態に復帰させ、次の仕分対象物の供給を待機する。ここで元の状態とは、ストッパ壁5が一連に突出した状態か、あるいは一連に退入した状態の何れかをいう。
【0017】
このように、本実施例のチルトトレーソータ1では、仕分対象物2、2aをトレー3に供給する際に、仕分対象物2、2aの長さを検出するとともに、1つのトレー搬送か、複数のトレー搬送かを判断し、トレー前後端部に設けたストッパ壁5をこれらの判断に基づいて突出又は退入させられることから、1つのトレーに積載可能な仕分対象物2でも、2つのトレーに跨る長尺の仕分対象物2aでもそれぞれ確実に載置するとともに、これら仕分対象物2、2aの長短にかかわらず、常にストッパ壁5によって、図3に示すように走行時の傾斜角が大きくなっても仕分対象物2、2aの滑り落ちを防止しながら確実に搬送することができるものとなる。
【0018】
ところで、上記実施例においては、ストッパ壁5を駆動手段6及び制御手段7により積極的に駆動制御するように構成したが、ストッパ壁5の動作方式はこれに限定されず、例えば、図6に示す参考例のように、トレー3の前端部あるいは後端部に枢支した1対の爪部材10からなるストッパ壁5を、ばね等の付勢手段11により突出するとともに、載置した長尺の仕分対象物2aにより押圧されることによって退入するように構成することもできる。
【0019】
この参考例では、長尺の仕分対象物2aを載置した場合は自動的にストッパ壁5が退入することから、1つのトレーに積載可能な仕分対象物2でも、2つのトレーに跨る長尺の仕分対象物2aでも、特に区別することなくそれぞれ確実に載置するとともに、これら仕分対象物2、2aの長短にかかわらず、常にストッパ壁5によって、図3に示すように走行時の傾斜角が大きくなっても仕分対象物2、2aの滑り落ちを防止しながら確実に搬送することができる。
【0020】
【発明の効果】
本発明のチルトトレーソータによれば、退入可能に突出する可動式のストッパ壁を形成したことから、1つのトレーに積載可能な仕分対象物でも、2つのトレーに跨る長尺の仕分対象物でもそれぞれ確実に載置するとともに、これら仕分対象物の長短にかかわらず、常にストッパ壁によって、走行時の傾斜角が大きくなっても仕分対象物の滑り落ちを防止しながら確実に搬送することができ、従来、この種の装置によっては仕分けを行うことができなかった仕分対象物を効率よく仕分けることができる。
【0021】
そして、ストッパ壁を駆動する駆動手段と、該駆動手段を制御する制御手段と、仕分対象物の長さを検出する長さ検出手段とを設け、検出した仕分対象物の長さを制御手段が判断して、ストッパ壁を選択的に駆動して突出させることにより、仕分対象物をトレーに供給する際に、1つのトレー搬送か、複数のトレー搬送かを判断し、トレーに設けたストッパ壁をこれらの判断に基づいて突出又は退入させられることから、1つのトレーに積載可能な仕分対象物でも、2つのトレーに跨る長尺の仕分対象物でもそれぞれ確実に載置するとともに、これら仕分対象物の長短にかかわらず、常にストッパ壁によって、走行時の傾斜角が大きくなっても仕分対象物の滑り落ちを防止しながらより確実に搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のチルトトレーソータの一実施例を示す全体図である。
【図2】 同実施例のチルトトレーソータの作動状態を示す平面図である。
【図3】 同縦断面図である。
【図4】 同実施例のチルトトレーソータの他の作動状態を示す平面図である。
【図5】 ストッパ壁の駆動手段を示す側面図である。
【図6】 チルトトレーソータの参考例を示し、(A)はストッパ壁が突出した状態を示す正面図、(B)はストッパ壁が退入した状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 チルトトレーソータ
2 仕分対象物
2a 長尺の仕分対象物
3 トレー
4 ガイドレール
5 ストッパ壁
6 駆動手段
7 制御手段
8 インダクションコンベア
9 長さ検出手段
10 爪部材
S シュート
Claims (1)
- 仕分対象物を載置するトレーの走行方向前後端部の少なくとも一方に、退入可能に突出する可動式のストッパ壁を形成したチルトトレーソータにおいて、ストッパ壁を駆動する駆動手段と、該駆動手段を制御する制御手段と、仕分対象物の長さを検出する長さ検出手段とを設け、検出した仕分対象物の長さを制御手段が判断して、ストッパ壁を選択的に駆動して突出させるようにしたことを特徴とするチルトトレーソータ。
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Family Applications (1)
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- 1999-09-17 JP JP26344399A patent/JP3949325B2/ja not_active Expired - Fee Related
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