JP2000255733A - 輸送体用ローラコンベア - Google Patents

輸送体用ローラコンベア

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JP2000255733A
JP2000255733A JP5385599A JP5385599A JP2000255733A JP 2000255733 A JP2000255733 A JP 2000255733A JP 5385599 A JP5385599 A JP 5385599A JP 5385599 A JP5385599 A JP 5385599A JP 2000255733 A JP2000255733 A JP 2000255733A
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興 水口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パレットの材質や貨物の重量に拘わらず、貨
物を適切な状態で停止させる制動手段を備えた輸送体用
ローラコンベアを提供する。 【解決手段】 貨物を搬入・搬出する際に用いられるロ
ーラコンベア1であって、停止板21がローラ間26
a、26bに沈む退避位置及び停止板21がローラ26
aから突出する制動位置に切り換わるように、側板22
をローラトレイ4の後部にあるローラシャフト28aに
回動自在に支持する制動部材20を備えてなり、ローラ
シャフト28bに引っ掛ける切欠溝24、25を選択す
ることにより、停止板21の姿勢が変更された複数の制
動位置を取りうる。長溝23の形状、切欠溝24、25
の深さ等を適宜選択することにより、停止板21のロー
ラ26aからの突出高さL6、L7及び停止板21の傾
斜角度α1、α2の少なくとも一方を任意に変更できる
構造になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バン型トラックな
どの輸送体に載せるローラコンベアに関し、特に、パレ
ットを含んで形成された貨物を荷台後部に適切な状態で
停止させる制動手段を備えた輸送体用ローラコンベアに
関する。
【0002】
【従来の技術】バン型トラックの荷台の床面に設置され
るリフトアップ式ローラコンベアとしては、例えば特開
昭64−53907号公報に開示されるものがある。こ
の公報には、貨物の移動時には、気密性筒状体が膨張
し、多数のローラを備えたローラトレイが床面から上が
った状態となり、前記貨物が前記ローラの上を転動可能
とし、トラック等の走行時には、気密性筒状体が縮み、
多数のローラを備えたローラトレイが床面から下がって
貨物が床面上に載置された状態になるリフトアップ式ロ
ーラコンベアが開示されている。
【0003】前記リフトアップ式ローラコンベアの昇降
動作は、トラック荷台の後部に設置されたスイッチボッ
クスにより操作可能になっている。前記ローラトレイの
ローラを前記床面から上がった上昇状態にしてトラック
荷台に貨物を搬入した後に、前記ローラトレイを下降さ
せ、貨物をトラック荷台上に載置した状態にし、荷台後
方の扉を閉じ、トラックを発進させる。
【0004】目的地に到着すると、トラック荷台後部の
扉を開けて、前記ローラトレイを上昇状態にし、荷台上
のパレットを荷台後方へ移動させる。そして、荷台後端
で停止させてから、フォークリフトでトラック庫外へ運
び出す。
【0005】この搬出に際して、ローラトレイを上昇状
態にする前に、ローラトレイ後端部のローラ上に、傾斜
部を備えた金属製の制動部材を被せることにより、貨物
を傾斜部に乗り上げさせて、貨物が後方へ転動しても落
下するのを防止するとともに、搬出作業がし易い状態で
貨物を停止させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パレッ
トの停止位置は、パレット材質の摩擦抵抗や貨物の重量
といった条件により大きく変化する。そして往路と復路
では貨物が異なり、重量が異なるのが一般的であり、例
えば、往路より復路の方が1パレット当たりの貨物重量
が大きい場合、往路に適した制動部材では復路のパレッ
トは、制動部材を乗り越え、最悪の場合、荷台から落下
するという問題がある。また、逆に復路の貨物重量に適
した制動部材を用いると、復路では、パレット端部が制
動部材に乗り上げて停止するが、貨物重量の小さい往路
では、場合によっては、急制動となり荷崩れを起こすと
いう問題がある。さらに、パレットが制動部材に十分乗
り上げず、パレットと制動部材との摩擦が少ないため、
フォークリフトのツメの挿入抵抗によってパレットが荷
台前方へ移動してしまい、搬出作業に手間取るという問
題がある。
【0007】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、パレットの材質や
貨物の重量に拘わらず、適切な状態で貨物を停止させる
制動手段を備えた輸送体用ローラコンベアを提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
輸送体の荷台に載せられ、貨物を搬入・搬出する際に用
いられるローラコンベアであって、前記荷台の前後方向
に沿って配設されたローラトレイと、前記ローラトレイ
にローラシャフトにより回転自在に軸支され、前記ロー
ラトレイの前後方向に多数列設されたローラと、停止板
とこの停止板の両側より下方へ垂設される一対の側板と
を有し、前記停止板が前記ローラの形成する搬送面より
沈む退避位置及びそれから突出する制動位置に切り換わ
るように、前記ローラトレイに設けられたシャフトに前
記側板を回動自在に支持する制動部材と、を備えてな
り、前記側板の前記シャフトに対する支持部分は、前記
側板を前記シャフトより更に後側にある別のシャフトの
側に引き出せるように長溝に形成され、前記側板下側に
前記別のシャフトに引っ掛け自在な複数の切欠溝を設
け、前記切欠溝を選択することにより、前記停止板の姿
勢が変更された複数の制動位置を取りうるようにしたこ
とを特徴とする。
【0009】長溝の形状、切欠溝の深さを適宜変更する
ことにより、停止板のローラからの突出高さ及び停止板
の傾斜角度の少なくとも一方を任意に変更できる構造に
なる。
【0010】パレットに構成された貨物であって貨物の
重量が異なる場合、あるいは前記パレットの材質が異な
る場合に対応して、制動位置を切り換え、制動部材に対
するパレットの停止位置を適切に保つことができる。そ
の結果、急制動による荷崩れや、停止板への乗り上げが
不十分な停止位置となって搬出時のフォークリフトの爪
の挿入時に貨物が移動するという不都合を確実に阻止で
きる。また、制動部材の回動姿勢を変えるだけで、退避
位置と複数の制動位置に切り換わるので、操作し易い。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加えて、前記停止板の姿勢の変更は、前記停
止板の前記ローラからの突出高さ及び前記停止板の傾斜
角度の両方を大小に変更することにより行われることを
特徴とする。
【0012】停止板の前記ローラからの突出高さ及び前
記停止板の傾斜角度の両方を大小に変更すると、制動部
材の少ないスライド量で制動抵抗が大きく異なる姿勢に
変更される。これにより、停止板の制動抵抗が突出高さ
と傾斜角度の両方で大きく変わるため、停止板の荷台前
後方向の長さを小さく認定でき、ローラ間隔が小さい所
にも配置することが可能になる。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明の構成に加えて、前記シャフトと、前記
別のシャフトの少なくとも一方が前記ローラを前記ロー
ラトレイに回転自在に軸支するローラシャフトであるこ
とを特徴とする。
【0014】シャフトと、別のシャフトの少なくとも一
方を、ローラシャフトにすることにより、簡易な構造に
することができる。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明の構成に加えて、前記制動部材の前記停止板が、前記
退避位置では前記ローラシャフトと、前記別のローラシ
ャフト間に収納されることを特徴とする。
【0016】制動部材の停止板をローラシャフトと、別
のローラシャフト間に収納すると、制動部材を退避位置
から突出させ、制動部材のローラシャフトの支持部分を
別のローラシャフト側に引き出すだけで、制動部材を制
動位置に切り換えられるので、制動部材を操作し易い。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求
項4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記複数
の切欠溝は、前記制動部材が制動位置において前記荷台
前方に押された場合に引っ掛かるカギ状に形成されてい
ることを特徴とする。
【0018】停止板に適切にパレットに構成された貨物
が乗り上げており、搬出時におけるフォークリフトの爪
のパレットへの挿入時に停止板が荷台前方に押されて
も、カギ状部分に引っ掛かって外れない。これにより、
搬出時におけるフォークリフトの爪のパレットへの挿入
時に停止板が荷台前方に押されて、制動部材が退避位置
に戻るという状態を阻止できる。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれかに記載の発明の構成に加えて、前記ローラトレイ
は、前記ローラが前記荷台の床面に対して昇降するよう
に、前記荷台に対して昇降手段を介して配設されている
ことを特徴とする。
【0020】貨物の搬出・搬入時にローラトレイを荷台
の床面より上昇させ、ローラコンベアとして機能させ、
輸送体の走行時にはローラトレイを荷台の床面より下降
させておく。これにより、輸送体の走行時には、制動部
材を含めてローラ及びローラトレイが荷台の床面下にあ
って邪魔にならない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、制動部材の収納状態を説明
する図である。図2は、制動部材の斜視図である。図3
は、第1切欠部を第2ローラシャフトに係止させた状態
を説明する図である。図4は、第2切欠部を第2ローラ
シャフトに係止させた状態を説明する図である。なお、
図1乃至図4において、前とは貨物が搬入される方向で
あり、後とは、貨物が搬出される方向をいう。
【0022】図1に示すように、ローラコンベア1の荷
台後端には、制動部材20が設置されている。このロー
ラコンベア1は、少なくともローラトレイ4、ローラ2
7を含んで構成されたものである。ローラトレイ4及び
ローラ27の構造の詳細を後述する。図1及び図2に示
すように、制動部材20は、停止板21と、停止板21
の両側より垂設される一対の側板22からなり、断面が
逆凹字型に形成されている。停止板21は、制動部材2
0の幅方向の長さがL4で、長手方向の長さがL5で形
成されている。側板22は、前後方向に一方側22aが
高く形成され、他方側22bが低く形成されており、停
止板21が長溝23及び第1切欠溝24を結ぶ線に対し
て傾斜角度αで傾斜するように形成されている。この傾
斜角度αを設けたのは、制動部材20を制動位置に切り
換えたとき、停止板21を水平面に対して傾斜させるこ
とにより、停止板21上で貨物を停止させるためであ
る。ここで、傾斜角度αは、制動位置での停止板21に
より、所望の抵抗が生じるように定められる。
【0023】側板22には、後から前にかけて第1切欠
溝24、第2切欠溝25、長溝23が設けられている。
この長溝23は、側板22の長手方向に対して水平に設
けられており、制動部材20をローラトレイ4の後方に
引き出したり、ローラトレイ4の前方に引き込めるよう
に形成されている。また、長溝23の範囲L3は、制動
部材20を退避位置から制動位置に切り換える際に、第
1切欠溝24及び第2切欠溝25が第2ローラシャフト
28bまで届くような、長さに形成されている。
【0024】第1切欠溝24の深さは、第2切欠溝25
の深さよりL1分だけ深く形成されている。また、第1
切欠溝24と第2切欠溝25は、下方に開口した導入溝
と後方に屈曲したシャフト収容溝との連続となったカギ
状に形成されており、荷台後端から誤ってフォークリフ
トの爪が制動部材20の下に入っても、制動部材20が
第2ローラシャフト28bから解離しないようになって
いる。また、荷台前方側からは、容易に解離するように
なっている。
【0025】この制動部材20は、第1ローラシャフト
28aにより回動自在に支持されており、また、長溝2
3の範囲L3内で、ローラトレイ4の前後方向に摺動す
るようになっている。この第1ローラシャフト28aに
軸支されるローラ26aは、通常のローラ27に比べ
て、その軸方向の長さが、短く形成されており、第1ロ
ーラシャフト28aに制動部材20が支持されても、回
転できるようになっている。
【0026】図1の如く、第1切欠溝24及び第2切欠
溝25の両方とも第2ローラシャフト28bに係止しな
い状態では、制動部材20の停止板21がローラ26a
及びローラ26b間に収納され、側板22の後側下端が
ローラトレイ4の底に当たって、停止板21が略水平に
なる退避位置をとるようになっている。この状態で、停
止板21がローラ27の上端の搬送面から出ないように
形成されている。一方、第1ローラシャフト28aが長
溝23の中央付近に位置するまで、制動部材20を荷台
後方に摺動させ、さらに、第1切欠溝24を第2ローラ
シャフト28bに係止させると、制動部材20は、図3
に示すように、停止板21がローラ26bの上端から突
出する第1制動位置をとるようになっている。この状態
で、停止板21が貨物に所望の抵抗を与えるようにロー
ラトレイ4又は水平面に対して傾斜角度α1°が形成さ
れており、ローラ26b上端から突出する高さL6が形
成される。ここで、傾斜角度α1°は、図2の角度αに
等しい。
【0027】また、第1ローラシャフト28aが長溝2
3の端部23b付近に位置するまで、制動部材20を荷
台後方に摺動させ、さらに、第2切欠溝25を第2ロー
ラシャフト28bに係止させると、制動部材20は、図
4に示すように、第1制動位置よりもさらに停止板21
がローラ26b上端から突出する第2制動位置をとるよ
うになっている。この状態で、停止板21が貨物に所望
の抵抗を与えるようにローラトレイ4又は水平面に対し
て傾斜角度α2°が形成されており、ローラ26b上端
から突出する高さL7が形成される。ここで、L7>L
6であり、第2制動位置の停止板は第1制動位置の停止
板よりL1だけ高くなっている。さらに、α2>α1で
あり、第2制動位置の停止板は第1制動位置の停止板よ
り傾斜角度が大きくなっている。このように、第2制動
位置(図3の実線)の停止板は、第1制動位置(図3の
二点鎖線)の停止板に対して、ローラ27からの突出高
さだけではなく、傾斜角度も大きくなっており、制動抵
抗が大きく変化するようになっている。
【0028】以上より、制動部材20は、第2ローラシ
ャフト28bに係止させる第1切欠溝24及び第2切欠
溝25のいずれかを選択することにより、停止板21の
ローラ26b上端からの高さと、傾斜角度を切り換えら
れるように形成されている。このように、停止板21の
傾斜角度α°や、第1切欠溝24及び第2切欠溝25の
深さや、長溝23の長さや位置等を変更することによ
り、第1制動位置と第2制動位置のそれぞれの停止板の
制動抵抗が適切範囲に入るように設定することが可能に
なる。
【0029】また、本実施形態に係る制動部材20は、
貨物に付与する制動抵抗を多段階に切り換えられるもの
であれば良いので、必ずしも停止板21のローラ26b
上端からの高さと、水平面に対する傾斜角度の両方を切
り換えられることを要するものではない。図5及び図6
は、制動部材の変形例を説明する図である。図5に示す
ように、制動部材40は、第2ローラシャフト28bに
第1切欠溝42及び第2切欠溝43のいずれを係止して
も、停止板41のローラ上端からの高さが不変で、水平
面に対する傾斜角度だけが切り換わる構造であっても良
い。この制動部材40の第1切欠溝42と、第2切欠溝
43は、同じ深さに形成されており、長溝44は、溝端
44bが溝端44aに比べて右上がりに形成されてい
る。このように、長溝44の溝端44bが右上がりに形
成されているため、制動部材40を第1制動位置又は第
2制動位置に切り換えても、停止板41がローラ上端か
ら突出する高さは、不変で、傾斜角度だけが切り換わる
ようになっている。
【0030】また、図6に示すように、水平面に対する
傾斜角度が不変で、停止板51のローラ上端からの高さ
だけを切り換えられる構造の制動部材50であっても良
い。この制動部材50の第1切欠溝52が、第2切欠溝
53に比べて深く形成されており、長溝54は、溝端5
4bが溝端54aに比べて右下がりに形成されている。
このように、長溝54の溝端54bが右下がりに形成さ
れているため、制動部材50を第1制動位置又は第2制
動位置に切り換えても、停止板51の傾斜角度は不変
で、ローラ上端から突出する高さだけが切り換わるよう
になっている。また、長溝44の支持部分や第1切欠溝
52及び第2切欠溝53の係止部分は、ローラシャフト
に限らない。ローラ27の間隔に余裕がある場合、別途
のピン等で構成されるシャフトで支持又は係止させるも
のであってもよい。
【0031】次に、図1のローラトレイ4がリフトアッ
プ式の輸送体用ローラコンベア1に構成され、バン型ト
ラック荷台に用いられた好適例を以下に説明する。図7
は、バン型トラックの荷台構造の上面図であり、図8
は、トラックの荷台のA−A断面を示す図である。図7
に示すように、トラック荷台31には、ローラコンベア
1が荷台長手方向に前段、中断、後段と3本直列接続さ
れたものが、平行に4本配列されている。右側の2本が
右側走行列を形成し、左側の2本が左側走行列を形成
し、それぞれ貨物を載せたパレットが走行するようにな
っている。制動部材20は、ローラコンベア1の荷台後
端にそれぞれ設置されている。
【0032】図8に示すように、トラック荷台31の床
面34は、横根太36の上に根太材37を縦に掛け渡
し、根太材37の上に床板38を敷きつめて構成されて
いる。ローラコンベア1は、ローラトレイ4と、昇降手
段である気密性筒状体3とを有しており、気密性筒状体
3を膨張、収縮させることにより、ローラトレイ4は、
荷台床面34に対して昇降自在になっている。ローラコ
ンベア1のローラ27は、通常、床面34より下に位置
しているが、貨物の搬入搬出の際には、床面34より上
に位置し、貨物はローラ27の上を転動してスムーズに
移動する。
【0033】気密性筒状体3は、図7に示すように、左
右各列における前中後段の6つのグループに別れ、電磁
開閉弁を内蔵したコントロールボックス11からの配管
61a〜61fに接続されている。コントロールボック
ス11は、1つの圧縮空気源11aに接続され、スイッ
チボックス12の操作により電磁開閉弁をオンオフさせ
て配管61a〜61fに圧縮空気を供給する機能を有し
ている。このスイッチボックス12の操作により、一斉
又は左右列毎又は各列の前中後段毎にローラトレイ4を
昇降できるようになっている。通常このスイッチボック
ス12はトラック荷台31の後方で操作可能な位置に設
置されている。
【0034】次に、リフトアップ式ローラコンベア1の
動作を説明する。貨物を搬出する際には、まず、図1に
示す退避位置の制動部材20を第1ローラシャフト28
aを軸に回動させながら、荷台後方(図1の左方向)に
向けて引き出し、図3に示すように、第1切欠溝24を
第2ローラシャフト28bに係止させる。これにより、
停止板21がローラ26bの上端から高さL6分突出
し、停止板21が床面34に対して角度α1で傾斜する
第1制動位置をとる。このように、停止板21をローラ
26bの上端から突出させることにより、パレットと停
止板21との間に制動抵抗が働くため、気密性筒状体3
を膨張させてローラトレイ4を床上34に上昇させ、貨
物を人手等により後方に搬送したとしても、貨物を構成
するパレットが停止板21に乗り上げて停止する。
【0035】次に、フォークリフトで貨物を積載したパ
レットをトラックから搬出する。ここで、第1切欠溝2
4及び第2切欠溝25の形状は、カギ状になっているた
め、フォークリフトのツメを挿入する際に、フォークリ
フトのツメがパレットの上下板の間の空間に旨く挿入さ
れず、挿入時にパレットが前方に向かって押され、制動
部材に前方に向かう力が作用しても、制動部材20は、
ローラシャフト28bから解離しない。即ち、制動位置
において、トラックの荷台後方から制動部材20に前方
への力が作用しても、制動部材20がローラシャフトか
ら外れ、退避位置に戻ってしまうことがない。
【0036】また、第1制動位置よりも大きい制動抵抗
を要する場合には、図1に示す退避位置の制動部材20
を第1ローラシャフト28aを軸に回動させながら、荷
台後方に向けて引き出し、図4に示すように、第2切欠
溝25を第2ローラシャフト28bに係止させる。これ
により、停止板21がローラ26bの上端から高さL7
分突出し、停止板21が床面に対して角度α2°で傾斜
する第2制動位置をとる。第2制動位置も、第1制動位
置と同様に、パレットと停止板21との間に制動抵抗が
働くが、第2制動位置は、第1制動位置と比べて、ロー
ラ26b上端から突出する高さがL1分だけ高く、ま
た、停止板21の傾斜角度が(α2−α1)分だけ大き
いため、制動抵抗もその分だけ第1制動位置より大きく
なる。
【0037】このように、貨物の重量や貨物を構成する
パレットの材質により摺動抵抗が異なる場合に応じて、
第1制動位置又は第2制動位置を選択することにより、
貨物の状態に適した制動抵抗を付与できるため、トラッ
クの往路と復路で貨物重量が異なる場合やパレットの材
質が変更になった場合であっても、一つの制動部材20
で重量の異なる貨物を適切な状態で停止させることがで
きる。
【0038】一方、フォークリフトで貨物を積み込む際
は、まず、ローラトレイ4を上昇させる。このとき、第
2ローラシャフト28bから第1切欠溝24又は第2切
欠溝25を解離させ、第1ローラシャフト28aを軸に
回動させながら、制動部材20を前方(図3又は図4の
右方向)へ摺動させ、制動部材20の停止板を、ローラ
26aとローラ26bとの間に収納する。これにより、
停止板21がローラ上端の搬送面より下に位置する退避
位置をとるため、停止板21がローラ上端より下に完全
に沈み、貨物の搬入に邪魔にならない。そして、貨物の
積み込みが終了すると、トラックの走行中に、貨物がロ
ーラコンベア1上を移動しないように、気密性筒状体3
を収縮させて、ローラトレイ4を床下34に下降させ
る。
【0039】なお、ローラトレイ4は、図8のようにリ
フトアップ式であるものに限らない。ローラトレイ4の
ローラ27にブレーキが掛けられる構造の輸送体用ロー
ラコンベアにあっては、貨物の搬入搬出時にローラ27
を回転自在にし、トラックの走行時にはローラ27にブ
レーキを掛けて貨物が移動しないようにすることができ
る。このようなブレーキ機構はローラトレイ4の底面と
ローラ27との間に設けられ、ローラトレイ4は、トラ
ック荷台上に直接設置される。
【0040】
【実施例】表1に示すように、パレットの停止距離を測
定し、パレットの材質及び重量と、各制動位置との関係
を説明する。測定条件は、制動部材の前方1mの位置か
ら速度10m/min でパレットを停止させたときの停止
距離を測った。パレットの停止距離は、停止板の荷台後
方側端部を基準位置として、パレットの荷台後方端部ま
での距離を示す。ただし、荷台後方を正方向とした。
【0041】
【表1】
【0042】その他の条件は、以下の通りである。 第1制動位置の停止板の突出高さ:5mm 第1制動位置の停止板の傾斜角度:10° 第2制動位置の停止板の突出高さ:10mm 第2制動位置の停止板の傾斜角度:14° 停止板の寸法:60mm×39mm ローラコンベア間の距離:600mm ローラ寸法:φ42mm×60mm 制動部のローラ幅:50m/m ローラピッチ:75mm ローラ材質:ポリアセタール(ベアリング使用) パレット寸法:1100mm×1100mm
【0043】パレットの停止位置は、パレットの後端の
下面部材が制動部材の停止板に適度に乗り上げている状
態が望ましい。パレットの下面は、通常、パレットの軽
量化を図るために、板状の下面部材が所定間隔で複数枚
配置されており、下面部材が停止板を完全に乗り越えて
しまうと、荷崩れが生じたり、パレットが落下する場合
があるからである。又、下面部材が停止板に乗り上げる
が、下面部材の先端が停止板の荷台後方端部まで到達せ
ずに停止する場合は、リフト作業時にツメの挿入抵抗に
よってパレットを荷台前方に押して移動させてしまい、
搬出の作業性が悪くなるからである。
【0044】具体的には、パレットの停止距離は、停止
板の荷台後方端部を乗り越えた距離が0〜150mm程
度が望ましい。板状の下面部材の前後方向の幅は、15
0〜200mmに形成されており、パレットの停止距離
が200mmを越えてしまうと、下面部材が停止板を乗
り越えてしまい、パレットの停止距離がマイナスになる
と、下面部材が停止板に十分に乗り上げないからであ
る。
【0045】木パレット使用時 表1に示すように、貨物重量が300kgのとき、第1
制動位置(図3に示すように、第1切欠溝を第2ローラ
シャフトに係止した場合)に設定すると、パレットの下
面部材の先端と停止板の荷台後方端部との間隔で定義さ
れる、パレットの停止距離は、22mmで、第2制動位
置(図4に示すように、第2切欠溝を第2ローラシャフ
トに係止した場合)に設定すると、パレットの停止距離
は、−30mmとなる。貨物重量が1000kgのと
き、第1制動位置に設定すると、パレットの停止距離
は、63mmで、第2制動位置に設定すると、パレット
の停止距離は、25mmとなる。
【0046】樹脂パレット使用時 表1に示すように、貨物重量が300kgのとき、第1
制動位置(第1切欠溝を第2ローラシャフトに係止した
場合)に設定すると、パレットの停止距離は、85mm
で、第2制動位置(第2切欠溝を第2ローラシャフトに
係止した場合)に設定すると、パレットの停止距離は、
−10mmとなる。貨物重量が1000kgのとき、第
1制動位置に設定すると、パレットの停止距離は、23
2mmで、第2制動位置に設定すると、パレットの停止
距離は、125mmとなる。
【0047】以上の測定結果より、木パレット、樹脂パ
レットのいずれの場合も、貨物重量が300kgの場合
には、第1制動位置に設定するのが良い。第2制動位置
に設定すると、パレットが停止板上に十分乗り上げず、
リフト作業時にツメの挿入抵抗によってパレットを荷台
前方に押してしまい、作業性が悪くなるからである。ま
た、樹脂パレットで1000kgの場合には、第2制動
位置に設定するのが良い。下面部材が傾斜板を乗り越え
てしまい、荷崩れが生じたり、パレットが落下する場合
があるからである。
【0048】このように、貨物重量に応じて適した制動
位置を選択することにより、パレットの材質及び貨物重
量といった条件に拘わらず、パレットを所望の位置で停
止させることができる。尚、パレット停止距離は、パレ
ットの材質や貨物重量で変化するものであるため、第1
制動位置及び第2制動位置の各寸法は、実施例に記載の
ものに限定されない。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、パレットに構成
された貨物であって貨物の重量が異なる場合あるいは前
記パレットの材質が異なる場合に対応して、制動位置を
切り換え、制動部材に対するパレットの停止位置を適切
に保つことができる。その結果、急制動による荷崩れ
や、停止板への乗り上げが不十分な停止位置となって搬
出時のフォークリフトの爪の挿入時に貨物が移動すると
いう不都合を確実に阻止できる。また、制動部材の回動
姿勢を変えるだけで、退避位置と複数の制動位置に切り
換わるので、操作し易い。
【0050】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加えて、停止部材の制動抵抗が突出高さと傾
斜角度の両方で大きく変わるため、ローラ間隔が小さい
所にも配置することが可能になる。
【0051】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明の効果に加えて、シャフトと、別のシャ
フトの少なくとも一方を、ローラシャフトにすることに
より、簡易な構造にすることができる。
【0052】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明の効果に加えて、制動部材を第2ローラシャフト側に
引き出すだけで、制動部材を制動位置に切り換えられる
ので、制動部材を操作し易い。
【0053】請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求
項4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、搬出時に
おけるフォークリフトの爪のパレットへの挿入時に停止
板が荷台前方に押されて、制動部材が退避位置に戻ると
いう状態を阻止できる。
【0054】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれかに記載の発明の効果に加えて、輸送体の走行時に
は、制動部材を含めてローラ及びローラトレイが荷台の
床面下にあって邪魔にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】制動部材の収納状態を説明する図である。
【図2】制動部材の斜視図である。
【図3】第1切欠部を第2ローラシャフトに係止させた
状態を説明する図である。
【図4】第2切欠部を第2ローラシャフトに係止させた
状態を説明する図である。
【図5】制動部材の変形例を説明する図である。
【図6】制動部材の変形例を説明する図である。
【図7】バン型トラックの荷台構造の上面図である。
【図8】トラックの荷台のA−A断面を示す図である。
【符号の説明】
1 ローラコンベア 3 気密性筒状体(昇降手段) 4 ローラトレイ 20 制動部材 21 停止板 22 側板 22a 側板一方側 22b 側板他方側 23 長溝 23a 長溝端部 23b 長溝端部 24 第1切欠溝 25 第2切欠溝 26a、26b ローラ 27 通常のローラ 28a 第1ローラシャフト 28b 第2ローラシャフト

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輸送体の荷台に載せられ、貨物を搬入・
    搬出する際に用いられるローラコンベアであって、 前記荷台の前後方向に沿って配設されたローラトレイ
    と、 前記ローラトレイに回転自在に軸支され、前記ローラト
    レイの前後方向に多数列設されたローラと、 停止板とこの停止板の両側より下方へ垂設される一対の
    側板とを有し、前記停止板が前記ローラの形成する搬送
    面より沈む退避位置及びそれから突出する制動位置に切
    り換わるように、前記ローラトレイに設けられたシャフ
    トに前記側板を回動自在に支持する制動部材と、を備え
    てなり、 前記側板の前記シャフトに対する支持部分は、前記側板
    を前記シャフトより更に後側にある別のシャフトの側に
    引き出せるように長溝に形成され、前記側板に前記別の
    シャフトに引っ掛け自在な複数の切欠溝を設け、前記切
    欠溝を選択することにより、前記停止板の姿勢が変更さ
    れた複数の制動位置を取りうるようにした輸送体用ロー
    ラコンベア。
  2. 【請求項2】 前記停止板の姿勢の変更は、前記停止板
    の前記ローラからの突出高さ及び前記停止板の傾斜角度
    の両方を大小に変更することにより行われる請求項1記
    載の輸送体用ローラコンベア。
  3. 【請求項3】 前記シャフトと、前記別のシャフトの少
    なくとも一方が前記ローラを前記ローラトレイに回転自
    在に軸支するローラシャフトであることを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載の輸送体用ローラコンベア。
  4. 【請求項4】 前記制動部材の前記停止板が、前記退避
    位置では前記ローラシャフトと、前記別のローラシャフ
    ト間に収納されることを特徴とする請求項3記載の輸送
    体用ローラコンベア。
  5. 【請求項5】 前記複数の切欠溝は、前記制動部材が制
    動位置において前記荷台前方に押された場合に引っ掛か
    るカギ状に形成されている請求項1乃至請求項4のいず
    れかに記載の輸送体用ローラコンベア。
  6. 【請求項6】 前記ローラトレイは、前記ローラが前記
    荷台の床面に対して昇降するように、前記荷台に対して
    昇降手段を介して配設されている請求項1〜5のいずれ
    かに記載の輸送体用ローラコンベア。
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