JP3948337B2 - 超純水製造装置及び超純水製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は超純水製造装置及び超純水製造方法に係り、特に、有機物(TOC)濃度がきわめて低い超純水を製造することができる超純水製造装置及び超純水製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体洗浄用水として用いられている超純水は、図3に示すように前処理システム1、一次純水系システム2、サブシステム3から構成される超純水製造装置で原水(工業用水、市水、井水等)を処理することにより製造される。図3において各システムの役割は次の通りである。
【0003】
凝集、加圧浮上(沈殿)、濾過(膜濾過)装置などよりなる前処理システム1では、原水中の懸濁物質やコロイド物質の除去を行う。また、この過程では高分子系有機物、疎水性有機物などの除去も可能である。
【0004】
逆浸透膜分離装置、脱気装置及びイオン交換装置(混床式又は4床5塔式など)を備える一次純水系システム2では、原水中のイオンや有機成分の除去を行う。なお、逆浸透膜分離装置では、塩類を除去すると共に、イオン性、コロイド性のTOCを除去する。イオン交換装置では、塩類を除去すると共にイオン交換樹脂によって吸着又はイオン交換されるTOC成分の除去を行う。脱気装置では無機系炭素(IC)、溶存酸素の除去を行う。
【0005】
低圧紫外線酸化装置、イオン交換純水装置及び限外濾過膜分離装置を備えるサブシステム3では、水の純度をより一層高め超純水にする。なお、低圧紫外線酸化装置では、低圧紫外線ランプより出される185nmの紫外線によりTOCを有機酸、さらにはCO2まで分解する。分解により生成した有機物及びCO2は後段のイオン交換樹脂で除去される。限外濾過膜分離装置では、微粒子が除去され、イオン交換樹脂の流出粒子も除去される。
【0006】
このような従来の超純水製造装置で得られる超純水のTOC濃度は、おおむね1μg/L程度である。
【0007】
ところで、LSIの超微細化、高集積化に伴い、超LSIチップ製造における洗浄水としての超純水中の不純物の影響はより大きくなってきている。超LSIチップ不良の大部分はパターン欠陥であり、その主な原因は超純水中の不純物である。超純水中の不純物は主に低分子系有機物であり、従って、低分子系有機物成分をより一層効率良く除去する高性能の超純水製造装置が必要となってくる。
【0008】
特開平6−126271号公報には、一次純水系システムに、通常の活性炭と細孔径20〜1000Åの細孔を全細孔の5〜10%以上持つ高性能活性炭とシリカアルミナ系吸着剤との3層からなる多層吸着装置を設置することにより、逆浸透膜分離装置やイオン交換装置では除去することが難しい有機物を効率良く除去することが報告されているが、この方法は単なる吸着による有機物除去法であるため、充填剤の吸着能が飽和に達してしまうと破過してしまうという欠点がある。また、吸着によるTOC除去効果が期待できるのは、初期吸着と呼ばれる通水開始から約2ヶ月ぐらいの間であり、それ以降の除去効果は期待できないという欠点もある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来の問題点を解決し、原水中の有機物、特に低分子系有機物成分を効率的に除去することができ、TOC濃度がきわめて低く、高純度な超純水を製造することができる超純水製造装置及び超純水製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の超純水製造装置は、一次純水系システムと、該一次純水系システムの処理水を処理するサブシステムとを有する超純水製造装置において、該一次純水系システムに、生物活性炭塔と、該生物活性炭塔に流入する水に燐を添加する手段と、該生物活性炭塔の流出水を抗菌処理する抗菌処理手段とが設けられており、該生物活性炭塔は、該生物活性炭塔の前段に、活性炭及び/又は触媒が充填された抗菌剤除去塔が設けられ、抗菌剤が実質的に存在しない条件下で原水中の有機物を生物的に分解するものであることを特徴とする。
【0011】
本発明の超純水製造方法は、原水を少なくとも凝集処理する前処理工程と、前処理工程後の前処理水から一次純水を製造する一次純水製造工程とを備える超純水製造方法において、該一次純水製造工程が、被処理水に燐を添加する燐添加工程と、燐添加後の水を、抗菌剤が実質的に存在しない条件下で生物活性炭に接触させて、原水中の有機物を生物的に分解する生物活性炭処理工程と、該生物活性炭処理水を抗菌処理する抗菌処理工程とを含んでおり、該生物活性炭処理工程に流入する水を、活性炭及び/又は触媒が充填された抗菌剤除去塔に通水することを特徴とする。
【0012】
本発明は、超純水中に含まれる有機物が低分子系有機物であることに注目し、低分子系有機物の分解性能に優れている生物処理と活性炭による吸着処理効果を併せ持った生物活性炭塔を一次純水系システムに導入することにより、超純水中のTOC濃度の低減を可能としたものである。
【0013】
この生物活性炭塔の有機物除去機構は
(1) 活性炭による有機物吸着効果
(2) 生物膜による有機物分解効果
(3) 活性炭内の微生物が活性炭に吸着した有機物を分解して細孔容積を回復さ
せる生物再生効果
の3つの機構よりなる。この生物活性炭塔は、活性炭自体の吸着能が飽和に達するまでの時間が著しく長い。
【0014】
このような生物活性炭塔に通水される水に抗菌剤が存在すると、生物活性炭塔内の微生物の繁殖が抑制され、著しい場合には、微生物が死滅する可能性があり、この場合には、生物活性炭としての機能が得られない。本発明では、生物活性炭塔において実質的に抗菌剤が存在しない条件で処理を行うため、このような微生物の生育阻害はなく、生物活性炭塔内で微生物を繁殖させて、良好な生物活性炭処理を行える。
【0015】
ところで、通常、一次純水系システムの前処理として行われる凝集沈澱処理には、凝集剤としてポリ塩化アルミニウム(PAC)或いは硫酸アルミニウムが使用されている。PAC及び硫酸アルミニウムの添加によって生じるアルミニウムイオンは燐と化学反応し、燐酸アルミニウムの沈殿を生じることが知られている。このため、凝集沈殿後に設置される生物活性炭塔の流入水中にはTOCの生分解に必要な燐が不足しており、生物活性炭塔において十分な有機物除去性能を得ることができなくなる。
【0016】
本発明においては、生物活性炭塔の流入水に燐を添加するため、不足する燐を補って良好な生物活性炭処理を行うことができる。
【0017】
また、生物活性炭塔の後段の逆浸透膜分離装置及びイオン交換装置においては、生物活性炭塔からリークする余剰菌による目詰まりが懸念されるが、本発明では、生物活性炭塔の流出水を抗菌処理するので微生物が死滅するか、又はその生育が抑制されるため、逆浸透膜分離装置やイオン交換装置が目詰まりを起こすことはない。
【0018】
しかも、生物活性炭塔において生分解性有機物はほぼ完全に分解除去されるため、その後段での微生物の繁殖を抑制することも可能となる。
【0019】
この抗菌処理手段としては、非酸化性スライムコントロール剤の添加手段、或いは電磁場装置を用いることができる。
【0020】
非酸化性スライムコントロール剤であれば、後段の逆浸透膜分離装置の膜を劣化させることなく、生物活性炭塔流出水中の微生物を効果的に抗菌ないし殺菌することができる。
【0021】
また、電磁場装置であっても同様の効果を得ることができる。即ち、生物活性炭処理水に電磁場をかけることにより、微生物の細胞内に1A/m2以上の誘導電流が流れ、微生物の細胞膜はダメージをうける。そして、微生物の細胞が浸透圧によって水を吸収して膨張し、最終的には破裂して死滅する。
【0022】
市水系原水には一般的に抗菌作用のある残留塩素が含まれており、また、工水・井水系原水においても配管及びタンク内での微生物の繁殖を抑制する目的からNaClO等の抗菌剤が注入される。このような抗菌剤が生物活性炭塔内に流入すると、微生物の繁殖を抑制したり死滅させる可能性があるため、抗菌剤が生物活性炭塔に流入しないようにすることが好ましく、下記の方法で生物活性炭塔への流入水から抗菌剤を除去しておく。
生物活性炭塔の前段に、活性炭及び/又は触媒が充填された抗菌剤除去塔を設置し、生物活性炭塔の流入水から抗菌剤を除去する。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明の超純水製造装置及び超純水製造方法の実施の形態を詳細に説明する。
【0024】
図1は参考例に係る超純水製造装置を示し、図2は本発明の超純水製造装置の実施の形態を示す系統図である。
【0025】
一次純水系システム2の原水は、工水、市水、井水、或いはこれに回収水(超純水のコースポイントで回収された使用済超純水)を混合した水を凝集、加圧浮上(沈殿)、濾過装置等よりなる前処理システム1で処理して得られた水である。
【0026】
生物活性炭塔に流入する水を前処理しておくことにより、生物活性炭塔の活性炭の寿命が長くなる。即ち、凝集沈殿処理等の前処理を行っていない水には、有機物中の生分解性の低い高分子系有機物成分の割合が多く、このような水を生物活性炭塔に通水すると、前述の生物による有機物の分解及び活性炭の再生効果が得られないために、活性炭が早期に破過してしまう。これに対し、生物活性炭塔を一次純水系システム2に設け、前処理を経た水を生物活性炭塔に通水することにより、高分子系有機物は前処理で除去され、低分子系有機物は生物活性炭で除去される。しかも、この低分子系有機物が生物活性炭で生物的に分解されるため、生物活性炭の寿命が著しく長いものとなる。
【0027】
生物活性炭塔は、生物活性炭塔給水の溶存酸素濃度を高めるために、図1,2に示す如く、脱炭酸塔の後段に設けられることが好ましい。即ち、脱炭酸塔では、炭酸の除去のために一般に空気を吹き込むため、空気中の酸素が水中に溶け込み、生物活性炭塔に必要な溶存酸素を確保することができる。一般に、工水、市水、井水、更には回収水を前処理して得られる水のTOCは、1mg/L程度であるので、この脱炭酸塔で溶解する程度の酸素量で生物活性炭塔に必要な酸素量を十分にまかなうことができる。また、生物活性炭塔から放出される余剰菌体の除去という観点から、生物活性炭塔は逆浸透膜分離装置の前段に設置し、生物活性炭塔と逆浸透膜分離装置との間に抗菌手段を設けることが好ましい。
【0028】
また、前述した如く、前処理システムで凝集沈殿された水には、生物活性炭によるTOCの生分解に必要な燐が不足しているため、生物活性炭塔の入口側において、生物活性炭塔の流入水にKH2PO4,K2HPO4等の燐酸塩及び/又は燐酸を好ましくは水溶液として添加するか、或いはリン酸アパタイト、ヒドロキシアパタイト等の人工、又は燐鉱石等の天然の燐含有鉱物が充填した塔を設置して、生物活性炭塔の流入水をこの充填塔に通水することにより燐を溶解させることが好ましい。これらの燐添加手段は脱炭酸塔の直後、生物活性炭塔の直前に設置することが好ましい。なお、燐添加手段としては、燐酸塩及び/又は燐酸水溶液添加手段と燐含有鉱物充填塔を各々単独で用いても、併用しても良い。図1においては、燐酸塩及び/又は燐酸水溶液添加手段と燐含有鉱物充填塔とが図示されているが、いずれか一方でも良い。また、図2においては燐含有鉱物充填塔が図示されているが、燐酸塩及び/又は燐酸水溶液添加手段であっても良い。
【0029】
燐酸塩及び/又は燐酸水溶液添加手段による燐酸塩水溶液又は燐酸水溶液添加濃度は、生物活性炭塔の流入水の燐濃度が1〜100μg−P/L、好ましくは10〜50μg−P/Lとなるようにするのが好ましい。また、燐含有鉱物充填塔の通水SVは50〜1000hr−1、特に200〜500hr−1とし、生物活性炭塔の流入水の燐濃度が、1〜100μg−P/L、特に10〜50μg−P/Lとなるようにするのが好ましい。
【0030】
また、生物による有機物分解手段においては、給水中に燐以外に窒素が含まれていることも重要である。通常、凝集沈殿された水には、生物活性炭による有機物分解に必要分の窒素が含まれていることが常である。しかし、場合によっては不足している場合もあり、この場合には、NH4Cl等のアンモニウム塩水溶液を、生物活性炭塔の前段で添加することが好ましい。なお、アンモニウム塩水溶液の添加濃度は、生物活性炭塔の流入水の窒素濃度が10〜1000μg−N/L、特に100〜500μg−N/Lとなるような濃度とすることが好ましい。
【0031】
生物活性炭塔は、前述の如く、逆浸透膜分離装置の前段に設け、生物活性炭塔と逆浸透膜分離装置との間に抗菌手段を設けるのが好ましいが、生物活性炭塔から流出した菌体による逆浸透膜分離装置の目詰まりを防止するために、抗菌手段と逆浸透膜分離装置との間には保安フィルターを設けることが望ましい。
【0032】
生物活性炭塔に充填する活性炭種としては石炭系、椰子殻系等のいずれでも良く、破砕炭、造粒炭、成形炭、クロス状、繊維状等、その形状、種類等に特に制限はない。
【0033】
生物活性炭塔への活性炭充填方式は、流動床、膨張層、固定床などのいずれでもよいが、菌体のリークが少ないところから固定床が好ましい。生物活性炭塔の通水方式は上向流通水であっても下向流通水であっても良い。
【0034】
生物活性炭塔の生物担持量は、通水初期の状態でメタノール除去速度10μg/L/min以上を達成できるようなものであることが好ましい。このメタノール除去速度は、例えば、生物活性炭塔にTOCとしてメタノールを含有する水をSV20hr−1で通水したときの入口TOC濃度と出口TOC濃度とから、TOC除去量を求め、これを滞留時間(HRT)で除して求められる。
【0035】
本発明においては、このような生物活性炭塔に、実質的に抗菌剤の存在しない条件下で原水を通水し、生物活性炭で菌体を十分に増殖させる。
【0036】
前述の如く、市水系原水には一般的に抗菌作用のある残留塩素が含まれており、また、工水・井水系原水においても配管及びタンク内での微生物の繁殖を抑制する目的からNaClO等の酸化剤(抗菌剤)が注入されることから、生物活性炭塔の流入水中に、このような酸化剤が存在する場合には、図1に示す如く、NaHSO3等の還元剤を添加して、これらの酸化剤を分解除去しておく。
【0037】
この場合、生物活性炭塔の給水中の残留塩素濃度が0.5mg/L以下、好ましくは0mg/Lとなるように還元剤を添加することが好ましい。また、還元剤は、還元剤添加後の配管及びタンク内での微生物の繁殖を抑制するために、生物活性炭塔の直前で添加されるのが好ましい。なお、図1では、還元剤を燐含有鉱物充填塔の入口側で添加しているが、還元剤は燐含有鉱物充填塔の出口側、生物活性炭塔の入口側で添加しても良い。
【0038】
生物活性炭塔の流入水から抗菌剤を除去する手段としては、生物活性炭塔の前段に、図2に示す如く、活性炭や触媒が充填された抗菌剤除去塔を設置して、水中の抗菌剤(酸化剤)を分解除去する。この抗菌剤除去塔に充填する触媒としては、コバルト、ニッケル、銅などの金属酸化物触媒、パラジウム、白金などの貴金属触媒、或いはこれらを担体に担持させた触媒などの酸化還元触媒の1種又は2種以上を用いることができ、これらの触媒は活性炭との混合物として抗菌剤除去塔に充填しても良い。このような抗菌剤除去塔への通水方式は上向流通水であっても下向流通水であっても良く、通水SVは10〜200hr−1,特に20〜100hr−1程度とするのが好ましい。
【0039】
抗菌剤除去塔の設置箇所は脱炭酸塔の後段であって、生物活性炭塔の前段であれば良い。従って、図2においては、抗菌剤除去塔を燐含有鉱物充填塔(燐酸塩及び/又は燐酸水溶液添加手段であっても良い。)の前段に設けているが、燐含有鉱物充填塔の後段に設けても良い。また、燐含有鉱物充填塔と抗菌剤除去塔を組み合わせ、一つの塔内に燐含有鉱物充填層と還元剤及び/又は触媒充填層を形成しても良く、また、抗菌剤除去塔内に活性炭及び/又は触媒と共に燐含有鉱物を混合して充填しても良い。
【0040】
生物活性炭塔内の菌体付着量を106個/g−活性炭以上、例えば106〜108個/g−活性炭とすることにより、TOC成分を著しく低濃度にまで除去することができる。
【0041】
生物活性炭塔への通水速度は、SV5〜60hr−1、特に5〜30hr−1程度とするのが好ましい。この生物活性炭塔の給水の水温は10〜35℃、pHは4〜8であることが好ましく、従って、必要に応じて、生物活性炭塔の前段に熱交換器やpH調整剤添加手段を設けることが望ましい。
【0042】
生物活性炭塔の流出水は、非酸化性スライムコントロール剤を添加するか、電磁場装置により電磁場を印加することにより抗菌処理する。この抗菌処理手段は、生物活性炭塔の直後に設けることが好ましい。
【0043】
なお、抗菌処理手段としては、非酸化性スライムコントロール剤の添加手段と電磁場装置を各々単独で用いても良く、併用しても良い。
【0044】
非酸化性スライムコントロール剤としては、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、或いはこれらの塩等の酸化力の弱いスライムコントロール剤や、酸化力のないスライムコントロール剤などを用いることができる。非酸化性スライムコントロール剤は1種を単独で用いても良く、2種以上を混合して用いても良い。
【0045】
非酸化性スライムコントロール剤の添加量や、電磁場装置による電磁場の印加量は、生物活性炭塔から流出した微生物による後段の逆浸透膜分離装置やイオン交換装置の目詰まりを防止し得る程度であれば良い。非酸化性スライムコントロール剤であれば、1〜10mg/L程度の添加で良好な添加効果を得ることができる。
【0046】
なお、図示の通り、生物活性炭塔及び抗菌処理手段を一次純水系システムの脱炭酸塔と逆浸透膜分離装置との間に設けることにより、脱炭酸塔による溶存酸素供給及び逆浸透膜分離装置による流出菌体の捕捉を行うことができる。
【0047】
【実施例】
以下に実験例、実施例及び比較例を挙げて、本発明をより具体的に説明する。
【0048】
実験例1
市水(TOC濃度1mg/L、塩素濃度0.6mg/L、pH6.8、水温20℃)を原水として、通常の活性炭塔と生物活性炭塔とにそれぞれ通水SV:20hr−1,通水速度20L/hrで1年間通水し、TOCの除去性能を比較する実験を行い、結果を図4に示した。
【0049】
なお、活性炭塔及び生物活性炭塔に用いた活性炭種はクラレケミカル社製石炭系活性炭「KW10−32」であり、活性炭充填量は1Lとした。生物活性炭塔は、メタノール分解除去速度10μg/L/minとなるように生物を担持させたものである。原水には、活性炭塔又は生物活性炭塔の入口の残留塩素濃度が0mg/Lとなるように、NaHSO3を添加すると共に、生物活性炭塔流入水の燐濃度が10μg−P/LとなるようにKH2PO4を添加した。
【0050】
TOC除去性能は、活性炭塔又は生物活性炭塔の入口のTOC濃度と出口のTOC濃度とを島津製作所社製「TOC−5000」で測定し、(出口TOC濃度÷入口TOC濃度)でTOCのリーク率を求めることにより調べた。
【0051】
図4より明らかなように、生物活性炭塔のTOC除去率は通常の活性炭塔に比べてはるかに良く、これは、通常の活性炭塔では、活性炭による吸着性能のみでTOCを除去するため、早期に活性炭の吸着能が飽和し、TOCがリークしてくるのに対して、生物活性炭塔では、活性炭による吸着のみならず、生物によるTOC分解と生物による活性炭の吸着能の再生作用が得られ、長期に亘りTOC除去能が維持されることによるものである。
【0052】
なお、上記実験において、残留塩素濃度の除去のために、NaHSO3を添加する代りに、酸化コバルトを充填した抗菌剤除去塔に通水SV:50hr−1で通水したこと以外は同様に実験を行ったところ、抗菌剤除去塔の流出水の残留塩素濃度は0mg/Lとなり、上記と同様の結果が得られることが確認された。
【0053】
比較例3
市水(TOC濃度1mg/L、塩素濃度0.6mg/L、pH6.8、水温20℃、)を、2m3/hrの処理量で一次純水系システムとしての脱炭酸塔、生物活性炭塔、逆浸透膜分離装置、混床式イオン交換装置、脱気装置及び逆浸透膜分離装置に順次通水した後、サブシステムとしての低圧紫外線酸化装置、イオン交換純水装置、及び限外濾過膜分離装置に順次通水して処理して超純水を製造する超純水製造装置において、生物活性炭塔の出口水のTOC濃度と、得られた超純水(限外濾過膜分離装置の出口水)のTOC濃度を調べ、結果を表1に示した。
【0054】
生物活性炭塔の出口水のTOC濃度は島津製作所製「TOC−5000」を用いて測定し、超純水のTOC濃度はアナテル社製「A−1000XP」を用いて測定した。
【0055】
なお、用いた生物活性炭塔は、実験例1で用いたものと同様の活性炭種及びメタノール除去性能のものであり、通水SVは20hr−1とした。また、市水にはNaHSO3及びKH2PO4を添加して生物活性炭塔の入口の残留塩素濃度が0mg/L、燐濃度が10μg−P/Lとなるように調整し、生物活性炭塔の流出水には非酸化性スライムコントロール剤として2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンを3mg/Lに添加して抗菌処理した後逆浸透膜分離装置に供給した。
【0056】
実施例1
市水(TOC濃度1mg/L、塩素濃度0.6mg/L、pH6.8、水温20℃、)を、2m3/hrの処理量で一次純水系システムとしての脱炭酸塔、抗菌剤除去塔、生物活性炭塔、逆浸透膜分離装置、混床式イオン交換装置、脱気装置及び逆浸透膜分離装置に順次通水した後、サブシステムとしての低圧紫外線酸化装置、イオン交換純水装置、及び限外濾過膜分離装置に順次通水して処理して超純水を製造する超純水製造装置において、比較例3と同様にして、生物活性炭塔の出口水のTOC濃度と、得られた超純水(限外濾過膜分離装置の出口水)のTOC濃度を調べ、結果を表1に示した。
【0057】
なお、用いた生物活性炭塔は、実験例1で用いたものと同様の活性炭種及びメタノール除去性能のものであり、通水SVは20hr−1とした。また、抗菌剤除去塔は、燐含有鉱物のヒドロキシアパタイト10Lの充填層の上に、酸化還元触媒の酸化コバルト30Lの充填層を形成したものであり、通水方式は下向流通水とし、通水SVは50hr−1とした。この抗菌剤除去塔に通水することにより、水中の残留塩素が除去されると共に燐の溶出で、生物活性炭塔の入口の残留塩素濃度は0mg/L、燐濃度は10〜20μg−P/Lとなった。生物活性炭塔の流出水には、実施例1と同様に非酸化性スライムコントロール剤として2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンを3mg/Lに添加して抗菌処理した後逆浸透膜分離装置に供給した。
【0058】
比較例1
比較例3において、生物活性炭塔の代りに通常の活性炭塔を用いたこと以外は同様にして超純水の製造を行い、活性炭塔の出口水のTOC濃度と得られた超純水のTOC濃度を調べ、結果を表1に示した。
【0059】
比較例2
比較例3において、市水にKH2PO4を添加しなかったこと以外は同様にして超純水の製造を行い、生物活性炭塔の出口水のTOC濃度と得られた超純水のTOC濃度を調べ、結果を表1に示した。
【0060】
【表1】
【0061】
表1より次のことが明らかである。
【0062】
即ち、活性炭塔で処理した比較例1では、通水日数に伴いTOC値が増加し超純水中のTOC値は1μg/L程度で安定した。これは図4で示した活性炭塔での傾向と同じである。一方、生物活性炭塔を用いた実施例1,比較例3においては通水日数によらず超純水のTOC濃度は0.2μg/L程度で安定しており、図4で示した、生物活性炭塔単独の時とは傾向が異なる。これは、一部のTOC成分が生物活性炭塔内で完全に分解、吸着除去されなかったとしても、生物活性炭塔を通過することにより生物によって何らかの形態変化を受け、後段の逆浸透膜分離装置やイオン交換装置で除去可能物質に変化したため、TOC濃度が低い値で安定するためと考えられる。
【0063】
なお、生物活性炭塔を用いてもKH2PO4を添加しなかった比較例2では、超純水のTOC濃度は0.3μg/L程度で安定しているが、KH2PO4を添加した比較例3やヒドロキシアパタイトの充填層に通水して燐を溶出させた実施例1よりは劣る結果となる。特に、実施例1,比較例3と比較例2とを比較すると、経時による生物活性炭塔出口水のTOC濃度において差が認められ、KH2PO4を添加した比較例3やヒドロキシアパタイトの充填層に通水して燐を溶出させた実施例1はTOC値の増加が少ない。
【0064】
実験例2
比較例3において、生物活性炭塔の後段の逆浸透膜分離装置の透過水量の経時変化を調べ、結果を図5に示した。
【0065】
また、比較のため非酸化性スライムコントロール剤を添加しなかったこと以外は同様に処理を行った場合の生物活性炭塔の後段の逆浸透膜分離装置の透過水量の経時変化を調べ、結果を図5に併記した。
【0066】
図5より明らかなように、生物活性炭塔流出水に非酸化性スライムコントロール剤を添加した場合には、通水開始から40日を経過しても透過水量の低下は認められないが、非酸化性スライムコントロール剤を添加しない場合には、通水開始から徐々に透過水量が低下して、40日後には初期透過水量の75%にまで低下した。
【0067】
なお、上記実験において、残留塩素濃度の除去及び燐添加のために、NaHSO3及びKH2PO4を添加する代りに、実施例1と同様に酸化コバルト及びヒドロキシアパタイトを充填した抗菌剤除去塔に通水SV:50hr−1で通水したこと以外は同様に実験を行ったところ、同様の結果が得られることが確認された。
【0068】
【発明の効果】
以上詳述した通り、本発明の超純水製造装置及び超純水製造方法によれば、TOC濃度が著しく低い、不純物の問題のない高純度な純水ないし超純水を長期に亘り安定に製造することができる。本発明の超純水製造装置及び超純水製造方法により製造された超純水は、超LSIチップ洗浄水として、良好な洗浄効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考例の超純水製造装置の実施の形態を示す系統図である。
【図2】 本発明の超純水製造装置の別の実施の形態を示す系統図である。
【図3】 従来の超純水製造装置を示す系統図である。
【図4】 実験例1の結果を示すグラフである。
【図5】 実験例2の結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 前処理システム
2 一次純水系システム
3 サブシステム
Claims (10)
- 一次純水系システムと、該一次純水系システムの処理水を処理するサブシステムとを有する超純水製造装置において、
該一次純水系システムに、生物活性炭塔と、該生物活性炭塔に流入する水に燐を添加する手段と、該生物活性炭塔の流出水を抗菌処理する抗菌処理手段とが設けられており、
該生物活性炭塔は、該生物活性炭塔の前段に、活性炭及び/又は触媒が充填された抗菌剤除去塔が設けられ、抗菌剤が実質的に存在しない条件下で原水中の有機物を生物的に分解するものであることを特徴とする超純水製造装置。 - 請求項1において、該生物活性炭塔に流入する水に燐を添加する手段が、該流入水に燐酸塩及び/又は燐酸を添加する手段と、該流入水を燐含有鉱物と接触させる手段との少なくとも一方であることを特徴とする超純水製造装置。
- 請求項1又は2において、該抗菌処理手段が非酸化性スライムコントロール剤の添加手段と電磁場装置との少なくとも一方であることを特徴とする超純水製造装置。
- 請求項1ないし3のいずれか1項において、該生物活性炭塔中の活性炭への菌体付着量が106個/g以上であることを特徴とする超純水製造装置。
- 請求項1ないし4のいずれか1項において、該生物活性炭塔に流入する水に還元剤を添加する手段を備えることを特徴とする超純水製造装置。
- 原水を少なくとも凝集処理する前処理工程と、前処理工程後の前処理水から一次純水を製造する一次純水製造工程とを備える超純水製造方法において、該一次純水製造工程が、
被処理水に燐を添加する燐添加工程と、
燐添加後の水を、抗菌剤が実質的に存在しない条件下で生物活性炭に接触させて、原水中の有機物を生物的に分解する生物活性炭処理工程と、
該生物活性炭処理水を抗菌処理する抗菌処理工程と
を含んでおり、該生物活性炭処理工程に流入する水を、活性炭及び/又は触媒が充填された抗菌剤除去塔に通水することを特徴とする超純水製造方法。 - 請求項6において、該燐添加工程は、該被処理水に燐酸塩及び/又は燐酸を添加する工程と、該被処理水を燐含有鉱物と接触させる工程との少なくとも一方であることを特徴とする超純水製造方法。
- 請求項6又は7において、該抗菌処理工程は、該生物活性炭処理水に非酸化性スライムコントロール剤を添加する工程と、該生物活性炭処理水に電場を印加する工程との少なくとも一方であることを特徴とする超純水製造方法。
- 請求項6ないし8のいずれか1項において、該生物活性炭への菌体付着量が106個/g以上であることを特徴とする超純水製造方法。
- 請求項6ないし9のいずれか1項において、該生物活性炭処理工程に流入する水に還元剤を添加することを特徴とする超純水製造方法。
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