JP3947972B2 - デジタル電話機用録音アダプタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電話機の通話内容を録音する際に使用する録音アダプタに関するものであり、特にデジタル電話機に使用するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電話機に使用する録音アダプタは、電話機本体とハンドセットとの接続部分から信号を取り出して通話内容を録音するように構成されている。アナログ電話機の場合、2線の電話回線で送話と受話を行っているため、相手の声だけでなく自分の声も受話器から聞こえるように設定されている。このように側音が入るように設定されたアナログ電話機においては、レシーバ側の配線から信号を取り出すだけで送話と受話の両方を録音することができた。
【0003】
ところが、携帯電話やデジタル電話機においては、通話品質を低下させるエコーの発生をできるだけすくなくする目的でレシーバから側音が全く出ない構造となっているため、マイクとレシーバの配線それぞれから信号を取り出して送話と受話を録音することが必要になる。また、一部のアナログ電話機においても、電気的処理を施して側音を小さくするものがあり、このようなアナログ電話機においてもマイクとレシーバの両方から信号を取り出すことが必要とされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、電話機本体とハンドセットとを接続するコードの構成は4線であり、図4に示すように、そのうち2線がレシーバ、他の2線がマイクに接続されている。この4本の接続関係は、製造するメーカーが独自に設定しており、規格が統一されていない。このため、図5に示すように、レシーバとマイクにそれぞれ接続される線の配分は、6通りあることになる。従って、アナログ電話機の場合には、レシーバ側の配線のみから信号を取るだけで良いが、6通りの接続が必要となる。又、マイク及びレシーバのアース側を考慮した場合、別に反転するスイッチ回路が必要となる。これがデジタル電話機の場合には、前述したように側音がないため、レシーバ側の配線だけでなくマイク側の配線からも信号を取る必要がある。従って、アナログ電話機よりも更に複雑な接続が必要となり、一般の使用者が最適な接続状態を設定することは極めて困難なことであった。
【0005】
本発明は、上記従来技術の課題に鑑みなされたもので、デジタル電話機に簡単に接続することができるデジタル電話機用録音アダプタを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のデジタル電話機用録音アダプタは、デジタル電話機におけるマイクからのマイク信号及びレシーバ信号の何れの取り出しも可能な第1及び第2の信号取り出し回路と、該第1の信号取り出し回路が取り出した前記マイク信号及びレシーバ信号の一方と前記第2の信号取り出し回路が取り出した前記マイク信号及びレシーバ信号の他方を混合して出力する混合回路と、前記デジタル電話機のマイク及びレシーバと前記第1及び第2の信号取り出し回路とを接続する接続回路と、を備えている。また、前記接続回路は、前記マイク及びレシーバを接続することにより、前記マイク及びレシーバの判別を行うことなく前記第1及び第2の信号取り出し回路にそれぞれ接続するものとなっている。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明のデジタル電話機用録音アダプタには、デジタル電話機のマイクとレシーバの何れの信号も取り出すことができる第1及び第2の信号取り出し回路が設けられている。この第1及び第2の信号取り出し回路は、同一の回路構成からなり、どちらもマイクとレシーバの何れの配線が接続されてもその信号を取り出すことができる。この第1及び第2の信号取り出し回路が取り出したマイク信号とレシーバ信号は、混合回路にて混合され、録音機等が接続される出力端から出力される。また、このデジタル電話機用録音アダプタには、マイク及びレシーバと第1及び第2の信号取り出し回路とを接続する接続回路が設けられている。この接続回路には、切換手段が設けられており、電話機本体とハンドセットとを接続する4線を2線ずつ組み合わせてそれぞれ第1及び第2の信号取り出し回路に接続する。
【0008】
このデジタル電話機用録音アダプタにおいては、マイクとレシーバの何れの配線であるかを判別して第1及び第2の信号取り出し回路に接続する必要はない。又、第1及び第2の信号取り出し回路は低周波トランスを介することにより、アースの極性反転スイッチ回路が不要となる。このため、図5における(a),(b),(c)と(d),(e),(f)とがそれぞれ同じ組み合わせとなり、3通りの組み合わせで接続するだけで良いことになる。
【0009】
【実施例】
以下図面に基づいて本発明の実施例を説明する。図1は本発明の一実施例に係るデジタル電話機用録音アダプタの構成を示すブロック図、図2は図1に示す信号取り出し回路の構成を示す回路図、図3は図1に示す混合回路の構成を示す回路図である。
【0010】
図1に示すように、本実施例における録音アダプタは、電話機本体10とハンドセット12のマイク12a及びレシーバ12bを接続する4本の配線14a〜14dを2本ずつ3通りに組み合わせて接続する接続回路16を有している。
【0011】
また、この録音アダプタには、第1及び第2の信号取り出し回路18,20が設けられており、接続回路16を介して配線14a〜14dに接続されている。この第1及び第2の信号取り出し回路18,20は、同一の回路構成からなる。この第1及び第2の信号取り出し回路18,20は、図1及び図2に示すように、マイク12a及びレシーバ12bに対して直流的に遮断し信号のみを通過させるトランスTと、このトランスTからの信号をベースに入力するトランジスタTrを中心としてそのベース、コレクタ及びエミッタに接続された抵抗R1〜R4とコンデンサC1〜C3からなる増幅回路22と、この増幅回路22の出力に直流バイアスを加えた信号を出力するフォトカプラFCと抵抗R5,R6及びコンデンサC4からなる信号変換回路24とから構成されている。
【0012】
更に、この録音アダプタには、上記第1及び第2の信号取り出し回路18,20からの信号を混合する混合回路26が設けられている。この混合回路26は、第1及び第2の信号取り出し回路18,20からの出力をそれぞれベースに入力して増幅するトランジスタTr1,Tr2と、その出力に応じた信号を同一の出力端へそれぞれ出力するフォトカプラFC1,FC2と、それらに接続された抵抗R7〜R13及びコンデンサC5〜C8とから構成されている。
【0013】
上記構成からなる本実施例の録音アダプタにおいては、接続回路16により、マイク12aの配線14a,14bとレシーバ12bの配線14c、14dの一方が第1の信号取り出し回路18に接続さえれ、他方が第2の信号取り出し回路20に接続される。このときに、マイク12aとレシーバ12bの何れの配線が接続されても第1及び第2の信号取り出し回路18,20は接続された配線から信号を取り出して出力する。第1の信号取り出し回路18が出力するマイク信号及びレシーバ信号の一方と、第2の信号取り出し回路20が出力するマイク信号及びレシーバ信号の他方は、共に混合回路26に供給され、そこで混合されて出力される。
【0014】
このように、第1及び第2の信号取り出し回路18,20がマイク信号及びレシーバ信号の何れでも取り出すことができるものとなっているため、接続回路16にてマイク12aとレシーバ12bをそれぞれ判別して接続する必要がない。また、第1及び第2の信号取り出し回路18,20の出力信号は、最終的に混合回路26にて混合されるため、マイク信号とレシーバ信号さえ得られれば、どちらの信号取り出し回路がどちらの信号を取り出しても良いことになる。この結果、接続回路16は、4本の配線14a〜14dを3通りに接続すれば、配線14a〜14dがどのような順番であっても第1及び第2の信号取り出し回路18,20に接続して、信号を取り出すことができる。
【0015】
尚、取り出したマイク信号とレシーバ信号を自動利得調整回路等を設けることで、利得を調整して出力するようにしても良い。
【0016】
【発明の効果】
本発明によれば、側音のないデジタル電話機から送話と受話を取り出す際に、マイクの配線とレシーバの配線をそれぞれ判別して接続することなくそれらからの信号を取り出すことができるので、簡単にハンドセットの接続部分に接続して送話と受話をとり出すことができる。
【0017】
また、第1及び第2の信号取り出し回路及び混合回路においては、トランジスタを増幅専用としてフォトカプラで信号を取り出しているので、減電圧特性が良く、乾電池等の限られた電源電圧での駆動でも安定した動作を得ることができる。
【0018】
更に、デジタル電話は通話品質を低下させるエコーをできるだけ少なくする配慮がなされている。本発明では、マイク信号及びレシーバ信号が録音アダプタを接続することに起因するエコーを助長しないように、フォトカプラを使用してマイク信号及びレシーバ信号間の漏洩を遮断し、エコーの発生を防いで通話品質を良好な状態に保つという大いなる効果を得ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るデジタル電話機用録音アダプタの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す信号取り出し回路の構成を示す回路図である。
【図3】図1に示す混合回路の構成を示す回路図である。
【図4】電話機本体とハンドセットとを接続する配線の状態を示す説明図である。
【図5】図4に示す配線の組み合わせを示す説明図である。
【符号の説明】
10 電話機本体
12 ハンドセット
12a マイク
12b レシーバ
14a〜14d 配線
16 接続回路
18 第1の信号取り出し回路
20 第2の信号取り出し回路
26 混合回路
Claims (1)
- デジタル電話機におけるマイクからのマイク信号及びレシーバ信号の何れの取り出しも可能な第1及び第2の信号取り出し回路と、
該第1の信号取り出し回路が取り出した前記マイク信号及びレシーバ信号の一方と前記第2の信号取り出し回路が取り出した前記マイク信号及びレシーバ信号の他方を混合して出力する混合回路と、
前記デジタル電話機のマイク及びレシーバと前記第1及び第2の信号取り出し回路とを接続する接続回路と、を備え、
前記接続回路は、前記マイク及びレシーバを接続することにより、前記マイク及びレシーバの判別を行うことなく前記第1及び第2の信号取り出し回路にそれぞれ接続することを特徴とするデジタル電話機用録音アダプタ。
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JP2002365872A JP3947972B2 (ja) | 2002-11-14 | 2002-11-14 | デジタル電話機用録音アダプタ |
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JP3947972B2 true JP3947972B2 (ja) | 2007-07-25 |
Family
ID=32809844
Family Applications (1)
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JP2002365872A Expired - Lifetime JP3947972B2 (ja) | 2002-11-14 | 2002-11-14 | デジタル電話機用録音アダプタ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3947972B2 (ja) |
-
2002
- 2002-11-14 JP JP2002365872A patent/JP3947972B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004166168A (ja) | 2004-06-10 |
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