JP3947731B2 - 制御システム - Google Patents

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本発明は、表示部を有する操作表示ユニットと制御ユニットとを通信回線を介して接続して構成される制御システムに関する。
図12は、例えば、車両に搭載されて使用されるエアコン制御システム2の概略構成図である(例えば、特許文献1参照)。このエアコン制御システム2では、操作表示パネル4を構成する操作部6において設定された温度、風量等の指示データと、センサ8によって検出された温度、湿度等の検出データとを、エアコン制御ユニット10を構成する制御データ演算部12が入出力処理部14を介して受け取り、制御データを演算して出力処理部16を介してエアコンユニット18を駆動制御することにより、空調処理が行われる。
一方、操作部6で設定された指示データは、入出力処理部14において指示データの確認処理が行われ、制御データ演算部12で指示データが確定した後、エアコン制御ユニット10の表示処理部20において表示データへの変換等の表示処理が施され、操作表示パネル4の表示部22に表示される。
この場合、エアコン制御システム2は、エアコン制御ユニット10が指示データに基づく制御データの演算処理、及び、指示データに基づく表示データの表示処理を行うため、操作部6での指示データの設定に遅滞なく表示データを表示部22に表示することができる。
すなわち、例えば、搭乗者が操作表示パネル4の操作部6のダイアル等を操作して車両の温度を設定した場合、図13に示すように、操作表示パネル4の表示部22には、入出力処理部14における確認処理及び制御データ演算部12での確定処理に要する時間tだけ遅延し、操作温度に一対一に対応した表示温度が表示される。従って、搭乗者は、エアコン制御システム2の設定状態を違和感なく認識することができる。
ところで、操作表示パネル4は、操作や確認の至便性を考慮すると、操作者の近傍に配置されている必要がある。一方、エアコン制御ユニット10は、センサ8やエアコンユニット18から離間していると、駆動電力やワイアハーネスの増加に伴う負担が生じるだけでなく、ノイズが増加する問題もあるため、センサ8やエアコンユニット18に可能な限り近接配置することが望まれる。
そこで、図14に示すように構成したエアコン制御システム24が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この場合、エアコン制御システム2と同一の機能を有する構成要素には、同一の参照符号を付す。
エアコン制御システム24は、操作部6、表示処理部20及び表示部22を含む操作表示ユニット26と、制御データ演算部12を含むエアコン制御ユニット28とを多重通信回線30を介して接続して構成される。操作部6において設定された指示データは、入出力処理部32において指示データの確認処理が行われ、次いで、多重通信回線30を介してエアコン制御ユニット28の入出力処理部34に送信された後、制御データ演算部12で処理されて制御データが生成される。この制御データは、入出力処理部36を介してエアコンユニット18に供給され、空調処理が行われる。
一方、制御データ演算部12において指示データが確定すると、指示データが入出力処理部34、多重通信回線30及び入出力処理部32を介して操作表示ユニット26の表示処理部20に送信され、表示部22に表示する処理が行われる。
この場合、操作表示ユニット26とエアコン制御ユニット28とを多重通信回線30を介して分離して構成することができるため、操作表示ユニット26及びエアコン制御ユニット28の配置の自由度が向上する。また、多重通信回線30を利用することで、システムの拡張も容易となり、より高機能のエアコン制御システム24を構築することが可能となる。
特開平10−6753号公報(第1図) 実開平2−46491号公報(第1図)
しかしながら、多重通信回線30を用いた場合、操作表示ユニット26及びエアコン制御ユニット28間でのデータの送受信に通信時間を考慮しなければならないため、次のような問題が生じる。
例えば、図15に示すように、表示部22において18℃の温度が表示されているとき、搭乗者によって操作部6のダイアル等が操作され、25℃まで順次温度上昇させる指示がなされたものとする。この場合、操作表示ユニット26の入出力処理部32において19℃の指示データの確認処理が行われ、その確認処理に要する時間tが経過した後、19℃の指示データが多重通信回線30を介してエアコン制御ユニット28に送信される。次いで、制御データ演算部12において19℃の指示データが確定すると、多重通信回線30を介して操作表示ユニット26に19℃の指示データ確定信号が送信される。この指示データ確定信号を受信した表示処理部20は、表示処理を行い、表示部22に19℃の温度表示を行う。
この場合、多重通信回線30では、送信権が付与されているときにのみ指示データを送信することができる。従って、指示データの確認処理が行われてからその指示データに基づく温度表示を行うまでの通信時間をT1とすると、この間に操作部6において設定された指示データは、多重通信回線30に対して送信することができない。従って、次に送信される指示データは、例えば、図15の場合、22℃の指示データとなる。この結果、表示部22では、19℃の温度が表示された後、22℃の温度が表示されることになるため、操作を行った搭乗者に対して多大な違和感を与えてしまう。なお、22℃の温度表示を行うまでの通信時間T2は、制御データ演算部12での制御処理や割込等の影響により、一般的に通信時間T1と異なる。
ここで、操作表示ユニット26において、操作部6から指示データを受け取った表示処理部20がそのまま表示部22に指示データに基づく表示データを表示させるようにすることも考えられる。しかしながら、例えば、多重通信回線30に通信障害が生じたような場合には、エアコン制御ユニット28において指示データに従った制御が行われていないため、実際の制御と表示データとが一致しない事態が生じてしまう。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたものであり、通信回線を介して操作表示ユニットと制御ユニットとを接続して構成される制御システムにおいて、指示データに従った制御ユニットの制御状態を違和感なく適切に表示することのできる制御システムを提供することを目的とする。
本発明の制御システムは、指示データを操作設定する操作部及び前記指示データに基づく表示データを表示する表示部を有する操作表示ユニットと、前記操作表示ユニットに通信回線を介して接続され、前記操作表示ユニットから送信された前記指示データに従って機器の制御データを演算し、前記制御データに基づいて前記機器を制御する制御ユニットとを備える制御システムにおいて、
前記操作表示ユニットは、前記制御ユニットにおいて前記指示データが確定し、前記制御ユニットから前記通信回線を介して指示データ確定信号が送信されたとき、前記指示データが前記操作表示ユニットから前記制御ユニットに送信され、前記指示データ確定信号が前記制御ユニットから前記操作表示ユニットに送信されるまでの通信時間と、前記表示部に現在表示されている現在表示データ及び前記指示データの差とに基づいて表示時間間隔を設定し、前記表示時間間隔に基づき、記現在表示データを、確定した前記指示データに基づく前記表示データまで段階的に切り換えて表示する表示処理を行う表示処理部を備えることを特徴とする。
この場合、表示部には、指示データに対して追従し、不適切な飛びが認識されることのない状態で表示データが表示される。
なお、段階的に表示される各表示データの表示時間は、操作表示ユニットと制御ユニットとの間の通信時間と、現在の表示データと新たに設定された表示データとの差とに基づいて設定することにより、操作部での指示データの設定操作に対応した状態で表示を行うことができる。
また、段階的に表示される各表示データの表示時間を対数的に変化させることにより、表示データを滑らかに更新して表示することができる。
さらに、現在の表示データから所定範囲をスキップさせた後、指示データまでを段階的に切り換えて表示することにより、必要な範囲で適切な表示を行うことができる。
さらにまた、本発明の制御システムは、指示データを操作設定する操作部及び前記指示データに基づく表示データを表示する表示部を有する操作表示ユニットと、前記操作表示ユニットに通信回線を介して接続され、前記操作表示ユニットから送信された前記指示データに従って機器の制御データを演算し、前記制御データに基づいて前記機器を制御する制御ユニットとを備える制御システムにおいて、
前記操作表示ユニットは、前記表示部に現在表示されている現在表示データ又は前記指示データの下位桁データをランダムに変更した表示データを表示するための表示処理を行う一方、前記制御ユニットにおいて前記指示データが確定し、前記制御ユニットから前記通信回線を介して指示データ確定信号が送信されたとき、確定した前記指示データに基づく前記表示データを表示するための表示処理を行う表示処理部を備えることを特徴とする。
この場合、表示部において擬似的に表示更新を認識させ、最終的に確定した指示データを表示させることができる。
なお、本発明の制御システムは、通信回線を多重通信回線とした際に特に有効である。
本発明によれば、通信回線を介して操作表示ユニットと制御ユニットとを接続して構成される制御システムにおいて、操作部で設定した指示データに従った制御ユニットの制御状態を違和感のない状態で適切に表示することができる。また、表示部には、制御ユニットの制御状態に対応した表示データが表示されるため、制御状態が不適切であると判断して過剰な操作を行ってしまう事態を事前に回避することができる。
図1及び図2は、本発明の制御システムが適用されるエアコン制御システム40の構成を示す。エアコン制御システム40は、例えば、車両に搭載されるものであって、搭乗者の近傍に配置される操作表示ユニット42と、エアコンユニット43及びセンサ45の近傍に配設されるエアコン制御ユニット44と、操作表示ユニット42及びエアコン制御ユニット44を接続する多重通信回線46とから基本的に構成される。
エアコンユニット43は、例えば、パワートランジスタ47を介してPWM制御されることでブロアファンの回転を制御するブロアモータ48、吹き出し口、ヒータコア、吸い込み口等に配設される各切換ドアを駆動するモータ50、52、54を備える。センサ45は、車両の内気温度を検出する内気センサ56、車両の外気温度を検出する外気センサ58、エバポレータの温度を検出するエバポレータセンサ60、エンジン冷却水の温度を検出する水温センサ62、日射量を検出する日射センサ64を備える。
操作表示ユニット42は、表示処理部66及び入出力処理部68を主要構成とするパネル制御ECU70と、パネル制御ECU70に接続される操作部72及び表示部74からなる操作表示パネル76とを備える。
操作部72は、冷房用コンプレッサの作動、非作動を切り換えるA/Cスイッチ78、エアコン制御の各モードを切り換えるモード切換スイッチ80、デフロスタからの送風を選択するデフロスタ選択スイッチ82、車内循環モードを選択する循環モード選択スイッチ84、リアウインドウのデフロスタを駆動するデフロスタ駆動スイッチ86、オートモードを選択するオートスイッチ88、エアコン制御システム40の吹出風を停止させるオフスイッチ90を有する。さらに、操作部72は、風量を調整する風量調整ボタン92と、温度を調整する温度調整ダイアル94とを有する。
表示部74には、操作部72によって設定した各モードが表示されるとともに、風量調整ボタン92により設定し、エアコン制御ユニット44で確定した風量データと、温度調整ダイアル94により設定し、エアコン制御ユニット44で確定した温度データとが表示される。
エアコン制御ユニット44は、多重通信回線46に対するデータの入出力処理を行う入出力処理部96と、操作表示ユニット42から送信された指示データに従い、エアコンユニット43に対する制御データを算出するエアコン制御ECUからなる制御データ演算部98と、センサ45によって検出された検出データを制御データ演算部98に入力する一方、制御データを制御データ演算部98からエアコンユニット43に出力する入出力処理部100とを備える。
本実施形態のエアコン制御システム40は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、このエアコン制御システム40を構成する操作表示ユニット42での温度表示制御を中心とする処理の各実施形態を説明する。
先ず、第1実施形態について、図3に示すタイミングチャート及び図4に示すフローチャートに従って説明する。
エアコン制御システム40が車両内を所定の温度で空調制御しているものとすると、操作表示ユニット42を構成する表示処理部66は、表示部74に現在の温度データθo、例えば、18℃を表示する(ステップS1)。
この状態において、搭乗者が温度調整ダイアル94を操作して温度設定を変えると(ステップS2)、温度調整ダイアル94の操作により生成された新たな温度データθnは、パネル制御ECU70の入出力処理部68において、同一の温度データθnが規定時間t以上継続しているか否かの確認処理が行われる(ステップS3)。データの誤検出を防止するためである。
温度データθnとして、例えば、19℃の温度データθnが確認された場合において、操作表示ユニット42に送信権が付与されると、その温度データθnが多重通信回線46に送信される(ステップS4)。
そこで、エアコン制御ユニット44は、入出力処理部96によって温度データθnを多重通信回線46から受信し(ステップS5)、制御データ演算部98に供給する。制御データ演算部98は、供給された温度データθnに基づいて制御データを演算し(ステップS6)、その制御データを入出力処理部100を介してエアコンユニット43に出力し、温度データθnに基づく空調制御を行う。一方、制御データ演算部98において温度データθnが確定し、エアコン制御ユニット44に送信権が付与されると、温度データ確定信号が入出力処理部96を介して多重通信回線46に送信される(ステップS7)。
操作表示ユニット42は、入出力処理部68によって温度データ確定信号を多重通信回線46から受信し(ステップS8)、表示処理部66に供給する。
表示処理部66では、先ず、温度データ確定信号に係る新たな温度データθnと、現在、表示部74に表示されている温度データθoとを比較し(ステップS9)、θo−θn>0であればF=−1(ステップS10)、θo−θn≦0であればF=1(ステップS11)とする。次いで、表示部74における温度データの表示時間Tdの算出処理を行う(ステップS12)。この場合、第1実施形態では、表示時間Tdを、例えば、数10ms〜数100msの範囲の一定値に設定する。
次に、|θo−θn|≦1の場合には(ステップS13)、制御データ演算部98において確定している温度データθnと、現在表示されている温度データθoとの差が小さいため、θo=θnとし(ステップS14)、温度データθnで更新された温度データθoを表示部74に表示する(ステップS15)。例えば、現在表示部74に表示されている温度が18℃であり、制御データ演算部98で確定した温度が19℃であれば、表示部74には、エアコン制御ユニット44がエアコンユニット43を制御している温度19℃が表示される。
ところで、図3に示すように、操作表示ユニット42の入出力処理部68において19℃の温度データθnが確認され、表示部74に19℃が表示されるまでには、多重通信回線46に対する送信権の付与に要する時間を含めてTn(19)の通信時間が経過している。この間、搭乗者による温度調整ダイアル94の操作が継続されて設定温度が変化すると、多重通信回線46に対する送信権が付与され、エアコン制御ユニット44の制御データ演算部98で確定する次の温度データθnは、例えば、19℃から29℃に飛んでしまう。この場合、29℃の温度データをそのまま表示部74に表示してしまうと、搭乗者に違和感を与えることになる。
そこで、ステップS13において、|θo−θn|>1と判断したとき、表示温度の間隔をΔθとして、温度データθoをθo+F・Δθに更新し(ステップS16)、新たな温度データθoを表示部74に表示する(ステップS17)。そして、ステップS12で算出した表示時間Td毎にステップS13、S16及びS17の処理を繰り返し(ステップS18)、|θo−θn|≦1となった時点で表示する温度を温度データθnに固定する(ステップS13〜S15)。
例えば、Δθ=1℃とすると、29℃の温度データθnが確定した後、表示温度が19℃から表示時間Tdの間隔で1℃ずつ29℃まで上昇して表示される。従って、搭乗者は、違和感を感じることなく、設定した温度を表示部74において確認することができる。
次に、第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、図4のフローチャートのステップS12において、表示部74での温度の表示時間Tdを、温度データθnが確定するまでの通信時間Tnを用いて、
Td=Tn・α/|θo−θn| …(1)
として算出する。なお、αは、現在表示されている温度データθoが更新されるまでの通信時間Tnに対応する表示待時間を考慮した係数である。
この場合、現在表示されている温度データθoと、最終的に表示すべき温度データθnとの温度差に応じて表示時間Tdを調整することができる。また、表示部74のサイズや配置等に応じて係数αを設定することにより、所望の表示状態を得ることが可能となる。
第3実施形態について、図5のタイミングチャート、図6の説明図及び図7のフローチャートに基づいて説明する。この第3実施形態では、図4のフローチャートのステップS12において、表示部74での温度の表示時間Tdを対数的に変化するように設定する。
そこで、表示部74において、温度データθo+Δθの表示を開始してからの経過時間Jkと温度データθnとの関係を、
θn=F・γ・log(Jk+1)+θo+Δθ …(2)
とする。なお、温度データθnが増加する場合にはγ>0、減少する場合にはγ<0とする。また、表示経過時間Jk(k=0、1、2…、J0=0)は温度データθnの表示が更新される時間とする。
設定温度の変化量|θo−θn|のp%を時間Tpで表示完了するものとし、時間Tn/2が1秒以上であれば(ステップS21)、Tp=1とし(ステップS22)、1秒未満であればTp=Tn/2とする(ステップS23)。すなわち、温度データθnが確定してから1秒以内に変化量|θo−θn|のp%を表示完了できるものとする。
時間Tpでの温度変化量θpは、
θp=0.01・p・|θo−θn| …(3)
として求まる(ステップS24)。従って、(2)式から、p%を時間Tpで表示完了するための係数γは、
γ=(θp−θo)/(F・log(Tp+1)) …(4)
として求まる(ステップS25)。
なお、最大時間Tf以内、例えば、1.5秒以内に温度データθnの表示が完了するように、係数γの値を制限することが望ましい。この場合、
θf=|θo−θn| …(5)
とすると、
γf=(θf−θo)/(F・log(Tf+1)) …(6)
として、係数γの下限値が係数γfとなるように設定すればよい。
そこで、(2)式及び(4)式の係数γを用いて、表示経過時間J(k−1)から表示経過時間Jkまでの表示時間Tdは、
Figure 0003947731
として求まる(ステップS26)。
以上のようにして算出した表示時間Tdを用いて、温度データθnを対数的に変化する表示時間Tdで更新することができる。
次に、第4実施形態について、図8のタイミングチャート及び図9のフローチャートに基づいて説明する。この第4実施形態では、温度表示の一部を省略して表示部74に表示する処理が行われる。なお、ステップS31〜S41までの処理は、図4のフローチャートに示す第1実施形態〜第3実施形態のステップS1〜S11と同様の処理であり、その説明は省略する。
そこで、ステップS42において、温度データθoから表示を省略する温度範囲θsを算出する。この温度範囲θsは、係数ε(0<ε<1)を用いて、
θs=ε・|θo−θn| …(8)
として求める(ステップS42)。次いで、表示部74における表示時間Tdを算出する(ステップS43)。なお、表示時間Tdは、第1実施形態〜第3実施形態で示したいずれの方法で設定してもよい。
次に、|θo−θn|≦1の場合には(ステップS44)、θo=θnとし(ステップS45)、温度データθnで更新された温度データθoを表示部74に表示する(ステップS46)。
一方、|θo−θn|>1の場合には、温度範囲θsだけスキップした温度データθo(=θo+F・θs)を求め(ステップS47)、新たな温度データθoを表示部74に表示する(ステップS48)。そして、ステップS43で算出した表示時間Tdが経過すると(ステップS49)、θs=0とし(ステップS50)、温度データθoをθo+F・Δθに更新し(ステップS51)、ステップS44、S47〜S49の処理を繰り返し、|θo−θn|≦1となった時点で表示する温度を温度データθnに固定する(ステップS44〜S46)。
例えば、温度範囲θsを5℃とすると、図8の場合、表示温度が19℃から24℃までスキップされた後、表示時間Tdの間隔で1℃ずつ29℃まで段階的に表示される。従って、搭乗者は、違和感を覚えることなく、設定された温度を表示部74で確認することができる。
第5実施形態について、図10のタイミングチャート及び図11のフローチャートに基づいて説明する。なお、ステップS61〜S67までの処理は、図4のフローチャートに示す第1実施形態〜第3実施形態のステップS1〜S7と同様の処理であり、その説明は省略する。
そこで、ステップS68において、操作表示ユニット42の表示処理部66は、現在表示している温度データθoの上位桁と、搭乗者の温度調整ダイアル94の操作によって指示された温度データθnの上位桁とを比較する。これらが等しい場合には、下位桁のみをランダムに変化させて表示部74に表示する(ステップS69)。一方、等しくない場合には、下位桁同士を比較する(ステップS70)。
この場合、温度データθoの下位桁と温度データθnの下位桁との和が所定値z以上であり(ステップS70)、θo≧θnである場合(ステップS71)、あるいは、温度データθoの下位桁と温度データθnの下位桁との和が所定値zよりも小さく(ステップS70)、θo<θnの場合には(ステップS72)、温度データθoの下位桁のみをランダムに変化させて表示部74に表示する(ステップS73)。また、温度データθoの下位桁と温度データθnの下位桁との和が所定値z以上であり(ステップS70)、θo<θnである場合(ステップS71)、あるいは、温度データθoの下位桁と温度データθnの下位桁との和が所定値zよりも小さく(ステップS70)、θo≧θnの場合には(ステップS72)、温度データθoの上位桁を温度データθnの上位桁に変更し(ステップS73)、且つ、下位桁をランダムに変化させて表示部74に表示する(ステップS69)。
例えば、温度データθo、θnが2桁でθo=19、θn=29の場合、z=8とし、2x(x:ランダムな値)となる表示データが表示部74に表示される。またθo=23、θn=30の場合、2xとなる表示データが表示部74に表示される。
次いで、操作表示ユニット42が入出力処理部68によって温度データ確定信号を多重通信回線46から受信すると(ステップS74)、表示処理部66は、θo=θnとし(ステップS75)、温度データθoを表示部74に固定表示する(ステップS76)。この場合、搭乗者は、エアコン制御ユニット44に送信されている温度データθnを表示部74において違和感なく認識することができる。
本発明の制御システムが適用されるエアコン制御システムの構成図である。 図1に示すエアコン制御システムの回路構成ブロック図である。 第1実施形態及び第2実施形態のタイミングチャートである。 第1実施形態〜第3実施形態のフローチャートである。 第3実施形態のタイミングチャートである。 第3実施形態の説明図である。 第3実施形態における表示時間の算出フローチャートである。 第4実施形態のタイミングチャートである。 第4実施形態のフローチャートである。 第5実施形態のタイミングチャートである。 第5実施形態のフローチャートである。 従来技術に係るエアコン制御システムの概略構成図である。 図12に示す従来技術のタイミングチャートである。 他の従来技術に係るエアコン制御システムの概略構成図である。 図14に示す従来技術のタイミングチャートである。
符号の説明
40…エアコン制御システム 42…操作表示ユニット
43…エアコンユニット 44…エアコン制御ユニット
45…センサ 46…多重通信回線
66…表示処理部 70…パネル制御ECU
72…操作部 74…表示部
76…操作表示パネル 94…温度調整ダイアル
98…制御データ演算部

Claims (5)

  1. 指示データを操作設定する操作部及び前記指示データに基づく表示データを表示する表示部を有する操作表示ユニットと、前記操作表示ユニットに通信回線を介して接続され、前記操作表示ユニットから送信された前記指示データに従って機器の制御データを演算し、前記制御データに基づいて前記機器を制御する制御ユニットとを備える制御システムにおいて、
    前記操作表示ユニットは、前記制御ユニットにおいて前記指示データが確定し、前記制御ユニットから前記通信回線を介して指示データ確定信号が送信されたとき、前記指示データが前記操作表示ユニットから前記制御ユニットに送信され、前記指示データ確定信号が前記制御ユニットから前記操作表示ユニットに送信されるまでの通信時間と、前記表示部に現在表示されている現在表示データ及び前記指示データの差とに基づいて表示時間間隔を設定し、前記表示時間間隔に基づき、記現在表示データを、確定した前記指示データに基づく前記表示データまで段階的に切り換えて表示する表示処理を行う表示処理部を備えることを特徴とする制御システム。
  2. 指示データを操作設定する操作部及び前記指示データに基づく表示データを表示する表示部を有する操作表示ユニットと、前記操作表示ユニットに通信回線を介して接続され、前記操作表示ユニットから送信された前記指示データに従って機器の制御データを演算し、前記制御データに基づいて前記機器を制御する制御ユニットとを備える制御システムにおいて、
    前記操作表示ユニットは、前記制御ユニットにおいて前記指示データが確定し、前記制御ユニットから前記通信回線を介して指示データ確定信号が送信されたとき、所定の表示時間間隔で前記表示部に現在表示されている現在表示データを、確定した指示データに基づく前記表示データまで対数的に切り換えて表示する表示処理を行うことを特徴とする制御システム。
  3. 請求項1記載のシステムにおいて、
    前記表示処理部は、前記現在表示データから所定範囲をスキップさせ、確定した前記指示データまで前記表示時間間隔で段階的に切り換えて表示するための表示処理を行うことを特徴とする制御システム。
  4. 指示データを操作設定する操作部及び前記指示データに基づく表示データを表示する表示部を有する操作表示ユニットと、前記操作表示ユニットに通信回線を介して接続され、前記操作表示ユニットから送信された前記指示データに従って機器の制御データを演算し、前記制御データに基づいて前記機器を制御する制御ユニットとを備える制御システムにおいて、
    前記操作表示ユニットは、前記表示部に現在表示されている現在表示データ又は前記指示データの下位桁データをランダムに変更した表示データを表示するための表示処理を行う一方、前記制御ユニットにおいて前記指示データが確定し、前記制御ユニットから前記通信回線を介して指示データ確定信号が送信されたとき、確定した前記指示データに基づく前記表示データを表示するための表示処理を行う表示処理部を備えることを特徴とする制御システム。
  5. 請求項1、2又は4のいずれか1項に記載のシステムにおいて、
    前記通信回線は、多重通信回線からなることを特徴とする制御システム。
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