JPH09257294A - 空調管理システム - Google Patents

空調管理システム

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JPH09257294A
JPH09257294A JP8172454A JP17245496A JPH09257294A JP H09257294 A JPH09257294 A JP H09257294A JP 8172454 A JP8172454 A JP 8172454A JP 17245496 A JP17245496 A JP 17245496A JP H09257294 A JPH09257294 A JP H09257294A
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JP
Japan
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temperature value
air
conditioning management
air conditioning
conditioners
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Application number
JP8172454A
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English (en)
Inventor
Kazuo Suzuki
一雄 鈴木
Toshimasa Tanaka
俊雅 田中
Nobuo Matsui
伸郎 松井
Susumu Koshiba
晋 小柴
Akiyoshi Sugiyama
明由 杉山
Norihiko Nakatsugawa
憲彦 中津川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、複数の空調機の設定温度値を一括
して相対的に補正することができるとともに、複数の空
調機の消費電力を一括して相対的に削減することができ
る空調管理システム装置を提供することにある。 【解決手段】 空調管理装置1では、操作部9から第1
系統及び第2系統の空調機毎に設定されている設定温度
値を補正するための補正温度値”−2℃”ボタンを押し
て入力する。次に、空調機制御部5からこの補正温度
値”−2℃”を通信ケーブル21を介して第1系統及び
第2系統の空調機に一括して送信する。一方、第1系統
及び第2系統の空調機では、空調管理装置1からの補正
温度値”−2℃”を受信し、受信された補正温度値”−
2℃”に応じて既に設定されている設定温度値を相対的
に補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調管理システム
に関し、特に、ビル等の空調装置を集中して管理するこ
とができる空調管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、大規模なビル空調では、一般的に
空調機として加熱または冷却された空気をエアダクト等
により分配するセントラル空調が行われ、この空調機を
制御する場合には主として集中表示操作盤(ディスプレ
イに表示させつつ指示入力する装置)を用いた集中遠隔
制御が知られている。
【0003】また、小規模なビル空調では、一般的に空
調機として室外機に対して1台または数台の室内機が接
続された状態で空調が行われ、この空調設備を制御する
には複数台の室内機をグループとして制御する空調管理
装置が知られている。さらに、空調管理装置を用いて空
調設備の温度設定を行う場合、リモコン等を用いて1
8、19、・・・・・29℃等の設定温度を入力し、空
調機毎に個別設定を行う場合や一括設定を行う場合があ
った。
【0004】詳しくは、図6に示すように、操作前の設
定温度として例えば第1系統及び第2系統の設定温度が
それぞれ23℃及び25℃である場合を想定すると、第
1系統及び第2系統の設定温度をそれぞれ2℃下げるに
は、 (1)まず、第1系統を選択してから操作部の21℃ボ
タンを押して、第1系統の設定温度を21℃に設定す
る。 (2)次に、第2系統を選択してから操作部の23℃ボ
タンを押して、第2系統の設定温度を23℃に設定する
というものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
空調管理システムにあっては、図5に示すように、例え
ば第1系統及び第2系統の設定温度を2℃下げる場合に
は、まず、第1系統の設定温度を21℃に設定した後
に、第2系統の設定温度を23℃に設定するようにして
いたので、第1系統及び第2系統の設定温度を一括して
下げられず、操作部での操作が煩雑になり操作時間もか
かるといった問題があった。
【0006】また、従来の空調管理システムにあって
は、第1系統及び第2系統の消費電力を制限するために
は、例えば、空調機2台に1台を停止して間引き運転す
る方法、各空調機に優先度を設けて優先度の低い空調機
を停止する方法、一括して設定温度を例えば25℃に強
制的に設定する方法等を用いていたので、停止された空
調機の周辺や、現在の設定温度からかけ離れた温度に設
定された空調機の周辺では、快適な温度環境にないため
極めて不快となっていた。
【0007】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的としては、複数の空調機の設定温度値を一括し
て相対的に補正することができるとともに、複数の空調
機の消費電力を一括して相対的に削減することができる
空調管理システム装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、複数の空調機を通信装置を介
して集中的に管理する空調管理装置を有する空調管理シ
ステムにおいて、前記空調管理装置は、前記複数の空調
機毎に設定されている設定温度値を補正するための補正
温度値を入力する入力手段と、該補正温度値を前記複数
の空調機に一括して送信する送信手段と、を有する一
方、前記複数の空調機は、前記空調管理装置からの補正
温度値を受信する受信手段と、受信された補正温度値に
応じて既に設定されている設定温度値を相対的に補正す
る温度値補正手段と、を有することを要旨とする。
【0009】請求項1記載の発明にあっては、空調管理
装置では、複数の空調機毎に設定されている設定温度値
を補正するための補正温度値を入力し、該補正温度値を
複数の空調機に一括して送信する一方、複数の空調機で
は、空調管理装置からの補正温度値を受信し、受信され
た補正温度値に応じて既に設定されている設定温度値を
補正することで、複数の空調機の設定温度値を一括して
相対的に補正することができるという作用を有する。
【0010】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、複数の空調機を通信装置を介して集中的に管理
する空調管理装置を有する空調管理システムにおいて、
前記空調管理装置は、前記複数の空調機毎に設定されて
いる設定温度値を補正するための補正温度値を入力する
入力手段と、前記複数の空調機毎に既にそれぞれ設定さ
れている現在設定温度値を受信する受信手段と、前記複
数の空調機毎に既にそれぞれ設定されている現在設定温
度値と入力された前記補正温度値とから前記複数の空調
機毎にそれぞれ設定すべき設定温度値を演算する演算手
段と、前記複数の空調機毎にそれぞれ設定すべき複数の
設定温度値を一括して送信する送信手段と、を有する一
方、前記複数の空調機は、前記空調管理装置に現在設定
温度値を送信する送信手段と、前記空調管理装置からの
設定温度値を受信する受信手段と、受信された設定温度
値に応じて既に設定されている現在温度値を変更する温
度値変更手段と、を有することを要旨とする。
【0011】請求項2記載の発明にあっては、空調管理
装置では、複数の空調機毎に設定されている設定温度値
を補正するための補正温度値を入力し、複数の空調機毎
に既にそれぞれ設定されている現在設定温度値を受信す
る。次に、複数の空調機毎に既にそれぞれ設定されてい
る現在設定温度値と入力された補正温度値とから複数の
空調機毎にそれぞれ設定すべき設定温度値を演算し、複
数の空調機毎にそれぞれ設定すべき複数の設定温度値を
一括して送信する一方、複数の空調機では、空調管理装
置に現在設定温度値を送信した後に、空調管理装置から
の設定温度値を受信し、受信された設定温度値に応じて
既に設定されている現在温度値を変更することで、複数
の空調機の設定温度値を一括して変更することができる
という作用を有する。
【0012】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るため、複数の空調機を通信装置を介して集中的に管理
する空調管理装置を有する空調管理システムにおいて、
前記空調管理装置は、前記複数の空調機の消費電力を削
減するための補正温度値を入力する入力手段と、該補正
温度値及び消費電力削減指示を前記複数の空調機に一括
して送信する送信手段と、を有する一方、前記複数の空
調機は、前記空調管理装置からの補正温度値及び消費電
力削減指示を受信する受信手段と、受信された補正温度
値に応じて既に設定されている設定温度値を消費電力を
相対的に削減するように補正する温度値補正手段と、を
有することを要旨とする。
【0013】請求項3記載の発明にあっては、空調管理
装置では、複数の空調機の消費電力を削減するための補
正温度値を入力し、該補正温度値及び消費電力削減指示
を前記複数の空調機に一括して送信する一方、複数の空
調機では、空調管理装置からの補正温度値及び消費電力
削減指示を受信し、受信された補正温度値に応じて既に
設定されている設定温度値を消費電力を削減するように
補正することで、複数の空調機の消費電力を一括して相
対的に削減することができるという作用を有する。
【0014】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記空調機の前記温度値補正手段は、前記空調
機が有するインバータの回転周波数を補正温度値に応じ
て制御する周波数制御手段を有することを要旨とする。
【0015】請求項4記載の発明にあっては、空調機が
有するインバータの回転周波数を補正温度値に応じて制
御することで、空調機の設定温度値をそれぞれ補正する
ことができる。また、空調機の消費電力をそれぞれ相対
的に削減することができるという作用を有する。
【0016】請求項5記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記空調機の前記温度値補正手段は、前記空調
機が有する送風ファンの送風量を補正温度値に応じて制
御する送風量制御手段を有することを要旨とする。
【0017】請求項5記載の発明にあっては、空調機が
有する送風ファンの送風量を補正温度値に応じて制御す
ることで、空調機の設定温度値をそれぞれ補正すること
ができる。また、空調機の消費電力をそれぞれ相対的に
削減することができるという作用を有する。
【0018】請求項6記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記空調管理装置は、前記複数の空調機のうち
少なくとも1台以上を選択する選択手段を有し、この選
択手段で選択された空調機に設定されている設定温度値
を補正する補正温度値を入力する入力手段を有すること
を要旨とする。
【0019】請求項6記載の発明にあっては、複数の空
調機のうち少なくとも1台以上を選択し、この選択され
た空調機に設定されている設定温度値を補正する補正温
度値を入力することで、選択された空調機の設定温度値
を一括して相対的に補正することができるという作用を
有する。
【0020】請求項7記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記空調管理装置は、前記複数の空調機を個別
に選択する選択手段を有し、この選択手段で選択された
空調機に設定されている設定温度値を補正する補正温度
値を入力する入力手段を有することを要旨とする。
【0021】請求項7記載の発明にあっては、複数の空
調機を個別に選択し、この選択手段で選択された空調機
に設定されている設定温度値を補正する補正温度値を入
力することで、選択された空調機の設定温度値を相対的
に補正することができるという作用を有する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形
態に係る空調管理システムのシステム構成を示す図であ
る。図1に示すように、空調管理システムは、ビル等の
空調装置を集中して管理するための空調管理装置1と、
通信ケーブル21を介して接続される第1系統の空調機
31−1〜第n系統の空調機31−nから構成される。
【0023】同図において、空調管理装置1を構成する
マイコン3は、表示部7や操作部9や空調機制御部5等
を制御する。空調機制御部5は、空調機を制御するため
に通信ケーブル21を介して空調機と通信を行い、空調
機の運転又は停止、設定温度の変更等を行う他、空調機
の運転状態(運転/停止、運転モード、設定温度等)を
監視する等の機能を有する。表示部7は、液晶表示やT
Vモニタ画面等からなり、運転/停止、運転モード(冷
房、暖房等)、設定温度、検出温度等の空調機の運転状
態を表示するものである。操作部9は、タッチパネルや
リモコン等からなり、運転/停止、運転モード(冷房、
暖房等)、設定温度等の空調機を制御するための操作を
行うものである。
【0024】同図において、第1系統の空調機31−1
〜第n系統の空調機31−nの通信制御部(図示しな
い)は、通信ケーブル21を介して空調管理装置1から
の補正温度値を受信する。また、通信制御部(図示しな
い)は、空調管理装置からの補正温度値及び消費電力削
減指示を受信する。温度値補正部(図示しない)は、受
信された補正温度値に応じて既に設定されている設定温
度値を補正する。温度値補正部(図示しない)は、受信
された補正温度値に応じて既に設定されている設定温度
値を消費電力を削減するように補正するものである。
【0025】次に、図2は、表示部7に表示される監視
画面の構成例を示す図である。図2に示す「1995年
9月25日(月)14:00」における空調管理画面で
は、表示部7にはABCビルディングの4階事務室に設
置された「12番」の空調機が「運転中」であることが
表示されている。更に、12番の空調機の運転モードが
「冷房」、風量が「弱風」、ルーバが「ON」、吸込温
度が「26.5℃」、設定温度が「25℃」、リモコン
(図1参照)を使用して制御を行う手元操作が「禁止」
であることがそれぞれ表示されている。また、表示部7
には設定温度として18、19、・・・・・28℃等の
表示以外に、−1、−2、+1、+2℃等の一括設定温
度や個別設定温度の表示も有する。
【0026】次に、図3に示す表示部7の表示例を参照
して第1系統及び第2系統の空調機に対する設定温度を
変更する動作を説明する。なお、図3に示すように、第
1系統及び第2系統の空調機には設定温度としてそれぞ
れ23℃及び25℃が予め設定されているものとする。
まず、空調管理装置1では、操作部9から、一括設定ボ
タンを押し、第1系統及び第2系統の空調機毎に設定さ
れている設定温度値を補正するための補正温度値”−2
℃”ボタンを押して入力する。次に、空調機制御部5か
らこの補正温度値”−2℃”を通信ケーブル21を介し
て第1系統及び第2系統の空調機に一括して送信する。
【0027】一方、第1系統及び第2系統の空調機で
は、空調管理装置1からの補正温度値”−2℃”を通信
制御部(図示しない)で受信し、受信された補正温度
値”−2℃”に応じて温度値補正部(図示しない)で既
に設定されている設定温度値を補正する。従って、第1
系統の空調機では設定温度値が23℃から21℃に相対
的に補正されるとともに、第2系統の空調機では設定温
度値が25℃から23℃に相対的に補正されるので、複
数の空調機の設定温度値を一括して相対的に補正するこ
とができる。なお、第1の実施の形態においては、説明
の簡略化のために第1系統及び第2系統の空調機の設定
温度を一括して相対的に補正する場合を説明したが、本
発明はこれに限定することなく、第1系統から第n系統
の空調機に対しても空調機の設定温度を一括して相対的
に補正することができる。
【0028】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態に係る空調管理システムは、図1に示す第1の実
施の形態に係る空調管理システムに適応できるものであ
り、また、表示部7に表示される監視画面の構成例も図
2に適応できるものである。図1に示す空調管理システ
ムの特徴は、空調管理装置1が、複数の空調機毎に既に
それぞれ設定されている現在設定温度値を受信する空調
機制御部5と、複数の空調機毎に既にそれぞれ設定され
ている現在設定温度値と入力された補正温度値とから複
数の空調機毎にそれぞれ設定すべき設定温度値を演算す
るマイコン3と、複数の空調機毎にそれぞれ設定すべき
複数の設定温度値を一括して送信する空調機制御部5と
を有する一方、複数の空調機が、空調管理装置1に現在
設定温度値を送信する空調機制御部5と、空調管理装置
1からの設定温度値を受信する通信制御部(図示しな
い)と、受信された設定温度値に応じて既に設定されて
いる現在温度値を変更する温度値変更部(図示しない)
とを有するものである。
【0029】ここで、図3に示す表示部7の表示例を参
照して第1系統及び第2系統の空調機に対する設定温度
を変更する動作を説明する。なお、図3に示すように、
第1系統及び第2系統の空調機には設定温度としてそれ
ぞれ23℃及び25℃が予め設定されているものとす
る。
【0030】まず、空調管理装置1では、操作部9か
ら、一括設定ボタンを押し、第1系統及び第2系統の空
調機毎に設定されている設定温度値を補正するための補
正温度値”−2℃”ボタンを押して入力する。次に、通
信ケーブル21を介して第1系統及び第2系統の空調機
に既にそれぞれ設定されている現在設定温度値を空調機
制御部5に受信する。次に、第1系統及び第2系統の空
調機毎に既にそれぞれ設定されている現在設定温度値と
入力された補正温度値”−2℃”とから複数の空調機毎
にそれぞれ設定すべき設定温度値をマイコン3で演算
し、それぞれ設定すべき設定温度値を空調機制御部5か
ら通信ケーブル21を介して第1系統及び第2系統の空
調機に一括して送信する。
【0031】一方、第1系統及び第2系統の空調機で
は、空調管理装置1からの設定正温度値を通信制御部
(図示しない)で受信し、受信された設定温度値に応じ
て温度値変更部(図示しない)で既に設定されている現
在温度値を変更する。従って、第1系統の空調機では設
定温度値が23℃から21℃に相対的に温度変更ができ
るとともに、第2系統の空調機では設定温度値が25℃
から23℃に相対的に温度変更されるので、複数の空調
機を停止させることなく、相対的に全部の空調機の温度
変更を行うことができ、その結果、快適性を損うことな
く消費電力を無理なく削減することができる。また、相
対的に設定温度を補正する機能を有さない空調機に対し
ても、相対的に温度変更を行うことができる。
【0032】(第3の実施の形態)次に、図4に示す表
示部7の表示例を参照して第1系統から第n系統の空調
機に対する設定温度を変更する動作を説明する。なお、
第1系統から第n系統の空調機には設定温度がそれぞれ
任意に予め設定されているとともに、運転モードもそれ
ぞれ冷房や暖房等に任意に設定されているものとする。
すなわち、中間期等、必要に応じて冷房しているテナン
ト、暖房しているテナントのように冷房・暖房の両方が
使用されている場合がある。
【0033】まず、空調管理装置1では、操作部9から
複数の空調機の消費電力を削減するために省エネルギー
・ボタンのうち補正温度値として例えば”2℃”ボタン
を押してを入力する。次に、空調機制御部5からこの補
正温度値”2℃”及び消費電力削減指示を複数の空調機
に一括して送信する。一方、複数の空調機では、空調管
理装置1からの補正温度値”2℃”及び消費電力削減指
示を通信制御部(図示しない)で受信し、受信された補
正温度値”2℃”に応じて温度値補正部(図示しない)
で既に設定されている設定温度値を消費電力を削減する
ように補正する。従って、第1系統の空調機では例えば
運転モードが暖房の場合、設定温度値が23℃から21
℃に補正される。また、第2系統の空調機では例えば運
転モードが冷房の場合、設定温度値が21℃から23℃
に補正されるので、複数の空調機の消費電力を一括して
相対的に削減することができる。
【0034】なお、上記第1及び第2の実施の形態で
は、複数の空調機の設定温度値を一括して補正する場合
や複数の空調機の消費電力を一括して削減する場合につ
いて説明したが、本発明はこのような点に限られること
なく、空調機が有するインバータの回転周波数を補正温
度値に応じて制御する場合や、空調機が有する送風ファ
ンの送風量を補正温度値に応じて制御する場合にも同様
に、また、空調機毎個別に、空調機の設定温度値をそれ
ぞれ補正することができる。また、空調機の消費電力を
それぞれ削減することができる。なお、コンプレッサの
ON/OFF運転によっても同様に補正温度値に応じて
制御することができる。
【0035】本発明の実施の形態において、一括設定が
可能な空調機をテナント毎に設けるか、テナント内の一
部として事務所や会議室をエリアやゾーン毎に設定する
ことで、早めに空調したいテナントとそうでないテナン
トとを分けて一括設定でき、快適性を損なわず、空調機
の消費電力を削減することができる。また、個別、一括
補正のどちらの場合でも、冷房時での省エネルギーのた
めに、設定温度値の変更を例えば”+2℃”とした場
合、操作部9の簡単な操作で設定温度値の変更を行うこ
とができ、さらに、元の設定温度値に戻す操作として”
−2℃”とすれば、特に、前回設定された設定温度値を
記憶していなくても元の設定温度値に戻すことができ
る。冬場にスケジュール運転機能を用いて例えば会社の
始業時間前に運転を開始する場合、立上りの時に設定温
度を上げるようにすれば、短時間で目的温度に上げるこ
とができる。
【0036】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1記載の
本発明によれば、空調管理装置では、複数の空調機毎に
設定されている設定温度値を補正するための補正温度値
を入力し、該補正温度値を複数の空調機に一括して送信
する一方、複数の空調機では、空調管理装置からの補正
温度値を受信し、受信された補正温度値に応じて既に設
定されている設定温度値を補正することで、複数の空調
機の設定温度値を一括して相対的に補正するようにして
いるので、複数の空調機を停止させることなく、相対的
に全部の空調機の温度変更を行うことができ、その結
果、快適性を損うことなく消費電力を無理なく削減する
ことができる。
【0037】また、請求項2記載の本発明によれば、空
調管理装置では、複数の空調機毎に設定されている設定
温度値を補正するための補正温度値を入力し、複数の空
調機毎に既にそれぞれ設定されている現在設定温度値を
受信する。次に、複数の空調機毎に既にそれぞれ設定さ
れている現在設定温度値と入力された補正温度値とから
複数の空調機毎にそれぞれ設定すべき設定温度値を演算
し、複数の空調機毎にそれぞれ設定すべき複数の設定温
度値を一括して送信する一方、複数の空調機では、空調
管理装置に現在設定温度値を送信した後に、空調管理装
置からの設定温度値を受信し、受信された設定温度値に
応じて既に設定されている現在温度値を変更すること
で、複数の空調機の設定温度値を一括して変更するよう
にしているので、複数の空調機を停止させることなく、
相対的に全部の空調機の温度変更を行うことができ、そ
の結果、快適性を損うことなく消費電力を無理なく削減
することができる。
【0038】また、請求項3記載の本発明によれば、空
調管理装置では、複数の空調機の消費電力を削減するた
めの補正温度値を入力し、該補正温度値及び消費電力削
減指示を前記複数の空調機に一括して送信する一方、複
数の空調機では、空調管理装置からの補正温度値及び消
費電力削減指示を受信し、受信された補正温度値に応じ
て既に設定されている設定温度値を消費電力を削減する
ように補正することで、複数の空調機の消費電力を一括
して相対的に削減するようにしているので、複数の空調
機を停止させることなく、相対的に全部の空調機の温度
変更を行うことができ、その結果、快適性を損うことな
く消費電力を無理なく削減することができる。
【0039】また、請求項4記載の本発明によれば、空
調機が有するインバータの回転周波数を補正温度値に応
じて制御することで、空調機の設定温度値をそれぞれ補
正、または、空調機の消費電力をそれぞれ相対的に削減
するようにしているので、複数の空調機を停止させるこ
となく、相対的に全部の空調機の温度変更を行うことが
でき、その結果、快適性を損うことなく消費電力を無理
なく削減することができる。
【0040】また、請求項5記載の本発明によれば、空
調機が有する送風ファンの送風量を補正温度値に応じて
制御することで、空調機の設定温度値をそれぞれ補正、
または、空調機の消費電力をそれぞれ相対的に削減する
ようにしているので、複数の空調機を停止させることな
く、相対的に全部の空調機の温度変更を行うことがで
き、その結果、快適性を損うことなく消費電力を無理な
く削減することができる。
【0041】また、請求項6記載の本発明によれば、複
数の空調機のうち少なくとも1台以上を選択し、この選
択された空調機に設定されている設定温度値を補正する
補正温度値を入力することで、選択された空調機の設定
温度値を一括して相対的に補正するようにしているの
で、複数の空調機を停止させることなく、選択された少
なくとも1台以上の空調機を相対的に温度変更を行うこ
とができ、その結果、快適性を損うことなく消費電力を
無理なく削減することができる。
【0042】また、請求項7記載の本発明によれば、複
数の空調機を個別に選択し、この選択手段で選択された
空調機に設定されている設定温度値を補正する補正温度
値を入力することで、選択された空調機の設定温度値を
相対的に補正するようにしているので、複数の空調機を
停止させることなく、選択された個別の空調機を相対的
に温度変更を行うことができ、その結果、快適性を損う
ことなく消費電力を無理なく削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る空調
管理システムのシステム構成を示す図である。
【図2】表示部7に表示される監視画面の構成例を示す
図である。
【図3】第1系統及び第2系統の空調機に対する設定温
度を変更する動作を説明するための表である。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る空調管理シス
テムにおいて、第1系統から第n系統の空調機に対する
設定温度を変更する動作を説明するための図である。
【図5】従来の空調管理システムで第1系統及び第2系
統の設定温度を2℃下げる場合の操作を示す表である。
【符号の説明】
1 空調管理装置 3 マイコン 7 表示部 9 操作部 5 空調機制御部 21 通信ケーブル 31−1〜31−n 空調機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小柴 晋 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝住空間システム技術研究所内 (72)発明者 杉山 明由 静岡県富士市蓼原336 株式会社東芝富士 工場内 (72)発明者 中津川 憲彦 静岡県富士市蓼原336 株式会社東芝富士 工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の空調機を通信装置を介して集中的
    に管理する空調管理装置を有する空調管理システムにお
    いて、 前記空調管理装置は、 前記複数の空調機毎に設定されている設定温度値を補正
    するための補正温度値を入力する入力手段と、 該補正温度値を前記複数の空調機に一括して送信する送
    信手段と、を有する一方、 前記複数の空調機は、 前記空調管理装置からの補正温度値を受信する受信手段
    と、 受信された補正温度値に応じて既に設定されている設定
    温度値を相対的に補正する温度値補正手段と、を有する
    ことを特徴とする空調管理システム。
  2. 【請求項2】 複数の空調機を通信装置を介して集中的
    に管理する空調管理装置を有する空調管理システムにお
    いて、 前記空調管理装置は、 前記複数の空調機毎に設定されている設定温度値を補正
    するための補正温度値を入力する入力手段と、 前記複数の空調機毎に既にそれぞれ設定されている現在
    設定温度値を受信する受信手段と、 前記複数の空調機毎に既にそれぞれ設定されている現在
    設定温度値と入力された前記補正温度値とから前記複数
    の空調機毎にそれぞれ設定すべき設定温度値を演算する
    演算手段と、 前記複数の空調機毎にそれぞれ設定すべき複数の設定温
    度値を一括して送信する送信手段と、を有する一方、 前記複数の空調機は、 前記空調管理装置に現在設定温度値を送信する送信手段
    と、 前記空調管理装置からの設定温度値を受信する受信手段
    と、 受信された設定温度値に応じて既に設定されている現在
    温度値を変更する温度値変更手段と、を有することを特
    徴とする空調管理システム。
  3. 【請求項3】 複数の空調機を通信装置を介して集中的
    に管理する空調管理装置を有する空調管理システムにお
    いて、 前記空調管理装置は、 前記複数の空調機の消費電力を削減するための補正温度
    値を入力する入力手段と、 該補正温度値及び消費電力削減指示を前記複数の空調機
    に一括して送信する送信手段と、を有する一方、 前記複数の空調機は、 前記空調管理装置からの補正温度値及び消費電力削減指
    示を受信する受信手段と、 受信された補正温度値に応じて既に設定されている設定
    温度値を消費電力を相対的に削減するように補正する温
    度値補正手段と、を有することを特徴とする空調管理シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記空調機の前記温度値補正手段は、 前記空調機が有するインバータの回転周波数を補正温度
    値に応じて制御する周波数制御手段を有することを特徴
    とする請求項1乃至3記載の空調管理システム。
  5. 【請求項5】 前記空調機の前記温度値補正手段は、 前記空調機が有する送風ファンの送風量を補正温度値に
    応じて制御する送風量制御手段を有することを特徴とす
    る請求項1乃至3記載の空調管理システム。
  6. 【請求項6】 前記空調管理装置は、 前記複数の空調機のうち少なくとも1台以上を選択する
    選択手段を有し、 この選択手段で選択された空調機に設定されている設定
    温度値を補正する補正温度値を入力する入力手段を有す
    ることを特徴とする請求項1乃至3記載の空調管理シス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記空調管理装置は、 前記複数の空調機を個別に選択する選択手段を有し、 この選択手段で選択された空調機に設定されている設定
    温度値を補正する補正温度値を入力する入力手段を有す
    ることを特徴とする請求項1乃至3記載の空調管理シス
    テム。
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