JP3947094B2 - 機器用シールドコネクタ - Google Patents

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    • H01R13/65912Specific features or arrangements of connection of shield to conductive members for shielded multiconductor cable

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車においてインバータ装置やモータ等の機器に接続される機器用シールドコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気自動車においてインバータ装置等の機器に複数本のシールド電線を接続するための機器用シールドコネクタとして、機器のシールドケース内に機器側端子を設けるとともに、シールドケースには各機器側端子と対応する取付孔を開口させておき、各シールド電線の端末に固着した電線側端子を、夫々、取付孔内に差し込んで機器側端子に接続するとともに、各シールド電線のシールド部材の端末部を、夫々、シールドケースに接続する構造のものがある(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−26093号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この機器用シールドコネクタでは、電線側端子を取付孔に取り付ける作業とシールド部材をシールドケースに接続する作業を、夫々、端子の極数(即ち、シールド電線の本数)と同じ回数繰り返さなければならないため、手間がかかるという問題があった。
本願発明は上記事情に鑑みて創案され、機器に対する取付け作業性の向上を図ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、シールドケース内に複数の機器側端子を設けるとともに前記シールドケースに取付孔を開口させてなる機器に対して取り付けられるものであって、電線の端末に固着され、前記機器用端子との接続を可能とされた複数の電線側端子と、前記複数の電線側端子を保持した状態で前記取付孔に嵌合されるようになっているハウジングと、複数の前記電線を一括して包囲する筒状のシールド部材の端末部に固着され、前記シールドケースへの接続を可能とされたシールドシェルとを備えており、前記シールドシェルは、前記シールド部材の端末部を固着するための筒部と、前記筒部の一端縁から外側へ張り出して前記シールドケースの外壁への当接を可能とされた板状の取付部と、前記取付部の外周縁に沿って全周に亘って前記筒部と同じ方向へ延出した形態の保護壁とを備えて構成され、前記取付部には係止孔が形成され、前記ハウジングには、前記係止孔に対し前記筒部及び前記保護壁の突出方向と同じ方向へ突出する形態で係止されることで、前記ハウジングと前記シールドシェルとを組付状態に保持する係止突起が形成されている構成とした。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記シールドシェル又は前記ハウジングには、前記シールドケースに対してそのシールドシェル又はハウジングを仮係止させる仮係止手段が設けられている構成とした。
【0008】
【発明の作用及び効果】
[請求項1の発明]
複数の電線側端子をハウジングにより一括して保持し、そのハウジングを取付孔に嵌合するようにしたので、複数の電線側端子を個別に取付孔に取り付ける構造のものに比べて、作業工数が少なくて済む。また、個別にシールド機能を備えたシールド電線を用いずに、非シールドタイプの電線を一括して筒状のシールド部材で包囲するとともに、そのシールド部材の端末にシールドシェルを固着してシールドケースに接続するようにしたので、シールド電線を1本ずつシールドケースに接続する構造のものに比べて作業工数が少なくて済む。
【0009】
また、係止孔と係止突起との係止によってハウジングとシールドシェルとを結合して一体化させることができるので、ハウジングを取付孔に取付ける作業とシールドシェルをシールドケースに取り付ける作業とをワンアクションで行うことができ、作業性がさらに向上する。
また、係止突起は取付部の外面側へ突出しているために、異物の干渉によって係止突起が破損や変形などを来たすことが懸念される。しかしながら、本発明では、取付部の周縁には外面側、即ち係止突起が突出する側に折り曲げられた保護壁が形成されているので、この保護壁によって係止突起への異物の干渉を防止することができる。また、保護壁は取付部の外面から立ち上がる形態となっているので、板状をなす取付部の強度アップを図ることができる。
【0010】
請求項2の発明]
結合された状態でシールドケースに組み付けられたシールドシェルとハウジングは、仮係止手段によってシールドケースに仮係止されるので、シールドシェルをシールドケースに固定する作業を行う際に、シールドシェルとハウジングを手でシールドケースへ押さえ付けておく必要がなく、作業性が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図7を参照して説明する。尚、以下の説明において、図1及び図2における左下方と右上方とを結ぶ方向を左右方向とし、同図において左上方と右下方とを結ぶ方向を前後方向ということにする。
【0012】
本実施形態の機器用シールドコネクタAは、電気自動車の機器10(例えば、インバータ装置)に対して上向きに組み付けられるようになっている。機器10は、導電性のシールドケース11内に機器本体12及び機器本体12から延出させた3つの機器側端子13を収容したものである。機器側端子13は、バスバーと称される板状をなしていて水平姿勢をとり且つ互いに左右に並列した状態で保持されており、各機器側端子13には上下方向に貫通するボルト孔14が形成されている。シールドケース11の水平壁には、3つの機器側端子13と対応するように左右方向に長い略楕円形に開口する取付孔15が、上下に貫通する形態で形成されている。また、シールドケース11における取付孔15の左右両側方には、仮係止孔16と雌ネジ孔(図示せず)とが前後に並んで形成されている。
【0013】
機器用シールドコネクタAは、電線側端子20とハウジング30とシールドシェル50とを備えて構成され、3本の電線Wの端末部に一括して接続されている。電線Wは、導体の外周を絶縁被覆で包囲したものであって、シールド電線とは異なりこの電線Wにはシールド層は設けられていない。各電線Wの端末部には、電線側端子20が接続されている。
電線側端子20は、その下端部にクローズドバレル状(下端面に開口する穴状)の電線圧着部21を有し、この電線圧着部21にシールド電線Wの導体が収容されてカシメ付けにより導通可能に固着されている。電線側端子20の電線圧着部21は概ね円柱形をなし、電線側端子20の上端部は電線圧着部21の外周に外接する寸法の角形部22とされ、さらに、この角形部22の上端面には、角形部22に内接するとともに電線圧着部21と同心の円形部23が形成されている。かかる電線側端子20には、軸線を上下方向に向けるとともに円形部23の上端面に開口する雌ネジ孔24が形成されている。
【0014】
ハウジング30は、合成樹脂製であり、上下方向に貫通する左右3つのキャビティ31を有する。キャビティ31の上端部から下端近くまでの領域は電線側端子20の角形部22をガタ付きなく嵌合させる角形収容室とされ、キャビティ31の下端部には、角形収容部32よりも径の大きい円形のゴム栓収容部33とホルダ収容部34とが上下に並んで形成されている。また、角形収容部32の上端縁(ハウジング30の上端面におけるキャビティ31の開口縁)には、電線側端子20の円形部23にガタ付きなく嵌合されるような円形をなすとともに角形部22の上面に当接するように内側へ張り出した形態のストッパ35が形成されている。さらに、キャビティ31内には、角形収容部32の対向する2つの内壁面に沿って片持ち状に上方へ延出する一対のランス36が形成されている。ホルダ収容部34には、その内壁を切欠した形態の抜止め孔37が形成されている。
【0015】
ハウジング30の下端部外周には、取付孔15と整合可能な略段円形の嵌合部38が外側へ突出した形態で形成されている。嵌合部38の外周にはシール溝39が形成され、シール溝39にはシールリング40が装着されている。ハウジング30の外周における嵌合部38よりも下方の領域には、その左右両端(楕円の長軸方向両端)に位置するようにリブ41が突出形成されている。
さらに、嵌合部38の下面には、下方へ片持ち状に突出する係止突起42(本発明の構成要件である結合手段)が、ハウジング30の前後両面に沿って左右一対ずつ、合計4片形成されている。係止突起42は、その下端から上方に向けて切欠されたスリット43と、このスリット43を挟む左右一対の撓み係止片44とを有し、撓み係止片44の下端部には外側へ突出する突起44aが形成されている。
【0016】
シールドシェル50は、金属板材に深絞り加工を施すことによって成形した一体部品であり、ハウジング30における嵌合部38よりも下方の外周形状と概ね対応する略楕円形の筒部51と、この筒部51の上端縁から全周に亘って外側へ水平に張り出す板状の取付部52を有している。
取付部52の前側部分及び後側部分には、左右一対ずつの係止孔53(本発明の構成要件である結合手段)が上下に貫通する形態で形成されている。また、取付部52の左右両端部には、円形の仮係止孔54と円形のボルト孔55とが前後に並んで形成されている。さらに、取付部52には、その外周縁に沿って下方へほぼ直角に延出した形態の保護壁56が全周に亘って連続して形成されている。かかる取付部52は、シールドケース11の下面(外壁面)に対して密着するように当接される。
【0017】
機器用シールドコネクタAは、上記構成部品の他に、ゴム栓57とホルダ58と仮係止部材59とを備えている。ゴム栓57は、円環形をなすとともに、内周及び外周にリップ部を有するものであり、電線Wの外周に装着されるとともに、キャビティ31のゴム栓収容部33内に収容される。ホルダ58は、ゴム栓57と同様に円環形をなし、ホルダ58の外周には抜止め突起58aが形成されている。仮係止部材59は、円板状をなす摘み部59aの上面から支持部59bを突出させるとともに、この支持部59bの上端から一対の弾性抜止片59cを斜め下方へ延出させたものである。
【0018】
機器用シールドコネクタAを組み付ける際には、まず、各電線Wに電線側端子20を接続しておき、その電線側端子20を下方から各キャビティ31内に挿入する。挿入された電線側端子20は、その角形部22の上面をストッパ35に当接させるとともに角形部22の下面にランス36を係止させることで、上下方向の遊動(キャビティ31に対する抜き差し)を規制された状態でハウジング30に保持される。また、電線Wには、予め、ゴム栓57とホルダ58が外嵌されており、電線側端子20をキャビティ31に収容した後、ゴム栓57を上方へずらしてキャビティ31のゴム栓収容部33内に嵌合する。すると、電線Wの外周とゴム栓収容部33の内周との間がゴム栓57によってシールされる。この後、ホルダ58を上方へずらしてホルダ収容部34内に嵌合させてゴム栓57の下面に当接させる。すると、ホルダ58の抜止め突起58aがハウジング30の抜止め孔37に係止することでホルダ58の下方への抜けが規制され、ひいてはキャビティ31に収容されているゴム栓57の下方への離脱が防止される。
【0019】
一方、3本の電線Wは、金属細線をメッシュ状に編み込んだ編組からなる筒状のシールド部材60内に挿通されている。この3本の電線Wを一括して包囲するシールド部材60の端末部は、シールドシェル50に接続される。接続に際しては、シールドシェル50の筒部51にシールド部材60の端末部を被せ、その外周側に略楕円形のカシメリング61を嵌め、このカシメリング61をカシメ付ける。このカシメ付けにより、シールド部材60の端末部が筒部51とカシメリング61との間で挟み付けられて固定され、もって、シールド部材60とシールドシェル50とが導通可能に接続される。
【0020】
このシールドシェル50は、ハウジング30に対して下から組み付けられ、ハウジング30の係止突起42がシールドシェル50の係止孔53に係合されることで、両者30,50が一体化される。組み付けの過程では、係止突起42の弾性係止片44が内側へ弾性撓みしつつ係止孔53内に進入し、ハウジング30のリブ41が筒部51の上面側の開口縁部に当接して正規の組み付け状態になったところで、弾性係止片44が弾性復元力してその爪片44aが係止孔53の下側に開口縁に係止する。このリブ41の当接及び係止突起42と係止孔53との嵌合により、ハウジング30とシールドシェル50とが上下左右前後のいずれの方向への遊動も規制された状態で組み付けられる。
【0021】
また、シールドシェル50の仮係止孔54には仮係止部材59を下から組み付けて支持部59b及び弾性抜止片59cを取付部52の上方へ突出させておく。取り付けた仮係止部材59は、弾性抜止片59cが仮係止孔54の開口縁部に引っ掛かることで下方への離脱を規制されている。
このようにして組み付けられた機器用シールドコネクタAは、シールドケース11の取付孔15にハウジング30を下から挿入するとともに、シールドケース11の下面壁にシールドシェル50の取付部52を密着させるようにして取り付けられる。取付孔15の内周面と取付孔15に嵌入されたハウジング30の外周との間は、ハウジング30のシールリング40によって防水される。
【0022】
また、仮係止部材59の弾性抜止片59cがシールドケース11の仮係止孔16に貫通されてその開口縁に係止される。この仮係止部材59と仮係止孔16との係止により、シールドシェル50とハウジング30、即ち機器用シールドコネクタAがシールドケース11に対して仮係止された状態に保持される。この後、シールドシェル50のボルト孔55にボルト(図示せず)を下から差し込んでシールドケース11の雌ネジ孔に螺合して締め付けると、シールドシェル50がシールドケース11に対して導通可能に固定され、ひいては、機器用シールドコネクタAが機器10に対して遊動規制状態に取り付けられる。
【0023】
この取付け状態では、ハウジング30内に収容されている電線側端子20の上端面が、機器側端子13に下面に対して当接するか若しくは僅かな隙間を空けて対向する状態となり、さらに機器側端子13のボルト孔14と電線側端子20の雌ネジ孔24とが整合する。このボルト孔14にボルト62を差し込んで雌ネジ孔24に螺合して締め付けると、各電線側端子20が対応する各機器側端子13に対して導通可能に且つ遊動規制された状態に接続される。
【0024】
上述のように本実施形態においては、3つの電線側端子20をハウジング30により一括して保持し、そのハウジング30をシールドケース11の取付孔15に嵌合するようにしたので、複数の電線側端子を個別に取付孔に取り付ける構造のものに比べて、作業工数が少なくて済む。また、個別にシールド機能を備えたシールド電線を用いずに、非シールドタイプの電線Wを一括して筒状のシールド部材で包囲するとともに、そのシールド部材の端末にシールドシェル50を固着してシールドケース11に接続するようにしたので、シールド電線を1本ずつシールドケースに接続する構造のものに比べて作業工数が少なくて済む。
【0025】
また、ハウジング30の係止突起42とシールドシェル50の係止孔53を係止させることによってハウジング30とシールドシェル50とを結合して一体化させるようにしたので、ハウジング30を取付孔15に取付ける作業とシールドシェル50をシールドケース11に取り付ける作業とをワンアクションで行うことができ、作業性がさらに向上する。
また、係止突起42は取付部52の外面側(下面側)へ突出しているために、異物の干渉によって係止突起42が破損や変形などを来たすことが懸念される。しかしながら、本実施形態では、取付部52の周縁に下面側(外面側)、即ち係止突起42が突出する側に折り曲げられた保護壁56を形成し、しかも、その保護壁56の下端縁は係止突起42の下端よりも更に下方へ延びているので、この保護壁56によって係止突起42への異物の干渉を確実に防止することができる。さらに、保護壁56は取付部52の外面からほぼ直角立ち上がる形態となっているので、板状をなしている取付部52の強度アップを図る機能も発揮する。
【0026】
また、結合された状態でシールドケース11に組み付けられたシールドシェル50とハウジング30は、仮係止部材59によってシールドケース11に仮係止されるので、シールドシェル50をシールドケース11に固定する作業を行う際に、シールドシェル50とハウジング30を手でシールドケース11へ押さえ付けておく必要がなく、作業性がよい。
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0027】
(1)上記実施形態では3つの電線側端子を1つのハウジングに一括して保持する場合について説明したが、本発明によれば、1つのハウジングに保持する電線側端子の数は、2つでもよく、4つ以上でもよい。
(2)上記実施形態ではシールドシェルをシールドケースに取り付ける手段として取付部をシールドシェルに一体形成したが、シールドケースへの取付け手段はシールドシェルとは別体の専用部品としてもよい。
【0028】
(3)上記実施形態では防水用のシールリングを備えた場合について説明したが、本発明は、シールリングを備えていない非防水の機器用シールドコネクタにも適用することができる。
(4)上記実施形態では成型済みのハウジングに対して電線側端子を組み付けるようにしたが、本発明によれば、インサート成形又はモールド成形によって電線側端子とハウジングとを一体化させてもよい。
(5)上記実施形態ではハウジングとシールドシェルとを結合手段(係止突起と係止孔)によって一体化させるようにしたが、本発明によれば、結合手段を用いず、ハウジングを取付孔に嵌合する作業とシールドシェルをシールドケースに組み付ける作業とを別個の工程で行うようにしてもよい。
【0029】
(6)上記実施形態ではシールドケースに対する仮係止手段をシールドシェルに設けたが、本発明によれば、仮係止手段をハウジングに設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の機器用シールドコネクタの斜視図
【図2】機器用シールドコネクタの分解斜視図
【図3】機器用シールドコネクタを機器に取り付けた状態の断面図
【図4】キャビティ内における電線側端子の保持構造をあらわす部分拡大断面図
【図5】係止突起と係止孔との係合状態をあらわす部分拡大断面図
【図6】係止突起と係止孔との係合状態をあらわす一部切欠部分拡大正面図
【図7】シールドシェルとシールドケースとの仮係止構造をあらわす部分拡大断面図
【符号の説明】
A…機器用シールドコネクタ
W…電線
10…機器
11…シールドケース
13…機器側端子
15…取付孔
20…電線側端子
30…ハウジング
42…係止突起(結合手段)
50…シールドシェル
52…取付部
53…係止孔(結合手段)
56…保護壁
59…仮係止部材(仮係止手段)
60…シールド部材

Claims (2)

  1. シールドケース内に複数の機器側端子を設けるとともに前記シールドケースに取付孔を開口させてなる機器に対して取り付けられるものであって、
    電線の端末に固着され、前記機器用端子との接続を可能とされた複数の電線側端子と、
    前記複数の電線側端子を保持した状態で前記取付孔に嵌合されるようになっているハウジングと、
    複数の前記電線を一括して包囲する筒状のシールド部材の端末部に固着され、前記シールドケースへの接続を可能とされたシールドシェルとを備えており、
    前記シールドシェルは、前記シールド部材の端末部を固着するための筒部と、前記筒部の一端縁から外側へ張り出して前記シールドケースの外壁への当接を可能とされた板状の取付部と、前記取付部の外周縁に沿って全周に亘って前記筒部と同じ方向へ延出した形態の保護壁とを備えて構成され、
    前記取付部には係止孔が形成され、
    前記ハウジングには、前記係止孔に対し前記筒部及び前記保護壁の突出方向と同じ方向へ突出する形態で係止されることで、前記ハウジングと前記シールドシェルとを組付状態に保持する係止突起が形成されていることを特徴とする機器用シールドコネクタ。
  2. 前記シールドシェル又は前記ハウジングには、前記シールドケースに対してそのシールドシェル又はハウジングを仮係止させる仮係止手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載の機器用シールドコネクタ。
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