JP3945987B2 - 靴用のクッションインサート及びこのようなクッションインサートを備えた靴 - Google Patents
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Description
本発明は、請求項1の上位概念部に記載された形式の靴用のクッションインサート、及び請求項30の上位概念部に記載されたこのようなクッションインサートを備えた靴に関する。
【0002】
このようなクッションインサート及びこのようなクッションインサートを備えた靴は、ドイツ連邦共和国実用新案第8901236号明細書に基づいて公知である。この公知の構成では、弾性的な可縮性の材料から成る気密なハニカム体が、靴のヒール領域において、弾発的に弾性的に形成された外底(Laufsohle)の中空室に、又は凹設部に、又は靴底の軟質弾性的な中間底(Zwischensohle)に挿入されている。
【0003】
この構成では、完成したもしくは既製の成形体の縁部領域において閉鎖されたハニカムセルによって、ハニカム体のこの領域における戻し力は著しく高められるので、クッション性のある又は戻し力を生ぜしめるハニカム体の内部領域は、縁部領域に比べて軟らかくなってしまう。
【0004】
ドイツ連邦共和国特許公開第3629264号明細書には、ヒールキャップによって取り囲まれた踏み面が圧力分配ダイヤフラムを有することによって、ヒールキャップ内にヒールが深く進入することを防止することが開示されている。
【0005】
ドイツ連邦共和国特許第3924360号明細書に基づいて公知の構成では、外底のヒール領域に凹設部が設けられていて、この凹設部にカップリングエレメントが挿入可能であり、このカップリングエレメントには外側から、下方に向かって突出するグリップエレメントを交換可能にねじ込むことが可能である。カップリングエレメントの上には、ハニカム体の形の弾性的なクッション部材が設けられている。このクッション部材は上方に向かって、比較的剛性のカバープレートによってその位置を固定されている。挿入されたクッション部材によってグリップエレメントは、歩行時にカップリングエレメントと一緒に凹設部内に進入することができる。これによって歩行時には、ヒールキャップに対してヒールが移動することなしに、クッション性を得ることができる。しかしながらこの公知の構成では、クッション部材とカップリングエレメントとが互いに上下に配置されていることによって、ソールの厚さが比較的大きくなってしまう。
【0006】
ゆえに本発明の課題は、冒頭に述べた形式のクッションインサートを改善して、例えばサッカーシューズのような、硬質弾性的な材料から成る比較的薄い外底又は靴底においても使用することができ、良好なクッション特性を保証することができ、しかもヒールの良好な保持を保証することができるようにすることである。
【0007】
この課題を解決するために、本発明によるクッションインサートは、請求項1の特徴部に記載されたように構成され、またこのようなクッションインサートを備えた靴は、請求項30の特徴部に記載されたように構成されている。
【0008】
そして本発明の構成によって、ヒールとヒールキャップとの間においては全く又は問題にならない程度にしか相対運動が生じない。それというのは、ヒールシェルの底部又は上側のカバープレートは、下方に向かって十分な弾性もしくはクッション性を有することができるからである。従って上側のカバープレートは事実上その都度、ヒールキャップと同じ運動を行い、これによってヒールは靴において確実に保持される。
【0009】
本発明のその他の有利な構成は、従属請求項に記載されている。
【0010】
以下においては図面を参照しながら、本発明の実施例を詳説する。
【0011】
図1は、本発明によるクッションインサートを備えた靴区分を図2のI−I線に沿って断面して示す側面図である。
【0012】
図2は、本発明によるクッションインサートを備えた靴区分を図1のII−II線に沿って断面して示す横断面図である。
【0013】
図3は、クッションインサートの舌片領域を下から見た図である。
【0014】
図4は、舌片構成の1実施例を示す図である。
【0015】
図5は、舌片構成の別の実施例を示す図である。
【0016】
図6は、1つの部材のハニカムセルウェブとこれに配属もしくは対応配置された部材のリブとの1実施例を示す図である。
【0017】
図7は、1つの部材のハニカムセルウェブとこれに配属もしくは対応配置された部材のリブとの別の実施例を示す図である。
【0018】
図8は、ヒールシェルとハニカムセル体との構成を示す側面図である。
【0019】
図9は、図8に示されたヒールシェルを単独で示す図である。
【0020】
図10は、図8に示されたハニカムセル体を単独で示す図である。
【0021】
図11は、ハニカムセル体のセル構造を示す平面図である。
【0022】
図1及び図2に示されたクッションインサート(Daempfungseinsatz)1は、片側において開放したハニカムセル体(Wabenzellenkoerper)2又は気密なハニカム体(Wabenkoerper)とヒールシェル3とから成る一体の構造ユニットから構成されている。ハニカムセル体2の底部4には、一体成形されていて上方に向かって突出したハニカムウェブ5と、ハニカムウェブ5に又はほぼハニカムウェブ5に向かって延びている環状の縁部6とが一体成形されている。ハニカムセル体2は、ほぼ60〜92のショアAの硬度、特にほぼ70〜80のショアAの硬度を有する弾力性のある弾性材料から成る成形体から成っている。材料としては、特に熱可塑性のポリウレタンが適している。
【0023】
ハニカムセル体2は下側からヒールシェル3のシェル底部7に取り付けられており、この場合ハニカムウェブ5のウェブ端縁8及び環状の縁部6の端縁9は、シェル底部7の下面10に接触している。例えば接着及び/又は超音波結合及び/又は溶接のような適宜な手段によって、ウェブ端縁8及び縁部6の端縁9はシェル底部7に気密に結合される。これによって気密なハニカム室11が形成される。
【0024】
シールシェル3は、ハニカムセル体2の材料と同じ特性を有する材料から成っていることができる。しかしながら有利にはヒールシェル3の硬度は、ハニカムセル体2の材料の硬度より大きく、ほぼ60〜98、有利には65〜90のショアAである。ヒールシェル3のための材料としては、熱可塑性のポリウレタン又はポリアミドが使用されると有利である。
【0025】
ハニカムセル体2の単位面積当たりの伸張もしくは拡張(Flaechenausdehnung)は、シェル底部7の伸張もしくは拡張に相当しているか又はほぼ相当している。両方の部分は有利には土踏まず(Fusswoelbung)の領域にまで達しており、この場合ヒールシェル3及び/又はハニカムセル体2はそこで、横断面で見て薄い舌片12;13に移行している。一方又は両方の舌片12,13は有利にはくさび状に又はほぼくさび状に形成されていて、その端部12.1;13.1に向かって先細に延びている。この場合それぞれの上面12.2;13.2は、シェル底部7の上面7.1もしくはハニカムセル体2の仮想の上面2.1と同一平面において延びている。有利には舌片13の開始部に段部14が設けられており、この段部14の高さ14.1は、対応する靴の内底(Brandsohle)の厚さ15.1に相当している。
【0026】
本発明による思想から逸脱することなしに、ハニカムセル体2の代わりに気密なハニカム体を設けることも可能である。この気密なハニカム体は、シェル底部7の下面10又は上面7.1に取り付けられている。さらにハニカム体は、その仮想の上面2.1に又は、ハニカムウェブ5及び縁部6が下方を向いている場合には、相応にその下面に、カバープレートが気密に取り付けられているハニカムセル体2から成っていてもよい。またハニカム体又はハニカムセル体2はシェル底部7の上面7.1に取り付けられていてもよい。カバープレートを備えていないハニカムセル体2はこの場合、下方に向かって延びているハニカムウェブ5及び縁部6で、シェル底部7の上面7.1に気密に固定される。カバープレートによって閉鎖されたハニカムセル体2では、カバープレートは、ハニカムセル体2と同じ材料から成っていてもよい。しかしながらカバープレートは、ハニカムセル体2よりも硬質でかつ非弾性的な材料から成っていてもよい。
【0027】
特に、ハニカムセル体2とヒールシェル3のシェル底部7とが結合される場合には、シェル底部7はダイヤフラム状に、かつ有利には弾性的に伸長可能に形成されている。
【0028】
本発明の有利な構成によれば、シールシェル3及び/又はハニカム体及び/又はハニカムセル体2及び場合によっては所属のカバープレートは、透明又は半透明の材料から成っている。この場合有利には靴底16もまた少なくとも靴底16の領域又はほぼ靴底16の領域において、少なくとも部分的に、透明又は半透明の材料から成っている。
【0029】
シェル底部7の下面7.1は有利には環状の縁部7.2によって取り囲まれており、その結果シェル底部7は幾分凹まされて配置されている。ハニカム体又はハニカムセル体2の挿入時には、その環状の縁部6は縁部7.2と共働し、その結果ハニカム体もしくはハニカムセル体2とシールシェル3とは、接着剤又は超音波を用いて、縁部6,7.2を介して互いに堅固に結合される。
【0030】
位置固定は、一方の部材に設けられた凹設部と他方の部材に設けられた縁部ウェブ、例えばハニカムセル体2の縁部6の端縁とを介して、接着及び/又は超音波溶接を用いて行うことができる。凹設部及び縁部ウェブはそれぞれ、溝・キー結合の形式に基づいて形成されていてもよい。このことは、ヒールシェル3、ハニカム体もしくはハニカムセル体2及び場合によってはカバープレートのような部材の間におけるすべての結合に対して言える。このような結合は例えば、ハニカム体とヒールシェル3との間、又はハニカムセル体2の底部7とヒールシェル3との間、又はハニカムセル体2のカバープレートとハニカムセル体2との間、又はハニカムセル体2のカバープレートとヒールシェル3との間において行われる。
【0031】
有利にはハニカム体もしくはハニカムセル体2もしくはそのカバープレートの踏み面は、トラフ状にヒールの成形形状に合わせられている。
【0032】
クッションインサート1の下面17、例えばハニカム体又はハニカムセル体2又はそのカバープレート又はヒールシェル3のシェル底部7の下面4は、クッションインサート1が載せられかつ結合されている、靴底16の上面の面形状に合わせられている。ヒールによる踏み負荷(Trittbelastung)の領域において、クッションインサート1の下面17は平らであり、縁部領域において円弧状に上方に向かって引き上げられていることができる。
【0033】
既に述べたように、クッション部材には舌片12,13が設けられていてもよい。一般的に、ヒールシェル3、ハニカムセル体2及び/又はハニカム体の上側又は下側のカバープレートのような部材のうちの少なくとも2つは、舌片を有することができ、これらの舌片は互いに上下に位置していて、かつ例えば接着又は超音波によって互いに堅固に結合されている。
【0034】
さらにまた、下側の舌片をそれぞれ、対向して位置している上側の舌片よりも狭幅に形成すると有利なことがある。このように構成されていると、例えば上側の舌片もしくはシェル底部7の、狭幅の舌片によって覆われない側部の面18を、靴の対応する上側材料の固定のために使用することが可能になる。
【0035】
例えば、下から示された部分図である図3から分かるように、舌片はヒールシェル3の上側の舌片12と、ハニカムセル体2の上側のカバープレート又はハニカムセル体2自体の下側の舌片13とから構成することができる。これらの部材は互いに上下に位置しており、かつ互いに堅固に、特に接着又は溶接によって結合されている。
【0036】
下側の舌片13が上側の舌片12よりも狭幅であると、有利である。このようになっていると、両側において破線の斜線で示された自由な面18が形成され、この自由な面18は、靴の上側材料の相応に裁断された部分の接着又はその他の固定形式のために働く。
【0037】
舌片形成の変化実施例が図4に示されている。この変化実施例では舌片12と13とは、シェル底部7の上に設けられた段部14によって下側において取り付けられ、かつ内底15は上側の舌片12の上に載設され、かつこの舌片12に例えば接着されている。
【0038】
図5に示された変化実施例では、シェル底部7の舌片12は端部12.1に向かって、下側の舌片13に到るまで斜めに降下するように形成されている。この下側の舌片13に載っている内底15は、下側の舌片13の形状に相応するように正反対に上方に向かって斜めに延びるように形成されており、その結果連続的な移行部が生ぜしめられている。
【0039】
ハニカムウェブ5とカバープレートもしくはシェル底部7との間における良好な気密な結合を得るために、図6及び図7に示された実施例では、カバープレートもしくはシェル底部7がリブ19のシステムを有しており、このリブシステムは、例えばハニカムセル体2のハニカムウェブ5の配置されたシステムに相当している。特に良好な結合部は、ウェブ端縁8が真っ直ぐ又は屋根状でありかつリブ19の端縁19.1がV字形に凹部状に形成されている場合(図6参照)に、得られる。またリブ19がハニカムウェブ5よりも広幅である場合にも、良好な結合部が得られる。このような構成では、ハニカムウェブ5の方向に対して垂直に延びている端縁19.1もまた平らに延びており、ハニカムウェブ5のウェブ端縁8もまた平らに構成されている(図7参照)。
【0040】
図8には、舌片12を備えたヒールシェル3と、その下に取り付けられたハニカムセル体2とが側面図で示されている。
【0041】
図9から分かるように、舌片12の開始部辺りにはリブ19が設けられており、このリブ19を介して、図10に示されたハニカムセル体2の区分20は、既に図6及び図7についてハニカムウェブ5に対して述べたように、良好かつ堅固に結合可能である。
【0042】
図11には、ハニカムセル体2又は気密なのハニカム体が、カバープレートを取り去られた状態で平面図で示されている。
【0043】
さらに付言すれば、縁部3.2には内張り21の終端縁が当て付けられている。さらに特に図1、図8及び図10には環状の支持端縁22が示されている。この支持端縁22は、靴の上側材料の終端縁を当て付けるために役立つ。
【0044】
本発明によるクッションインサート1は、靴底16の上側面の輪郭、つまりカバープレート又はシェル底部17の輪郭に合わせられた下面17をもって、靴のヒール領域に挿入され、かつこのヒール領域と、例えば接着及び/又は縫い付けによって、堅固に結合される。内底15は段部14にまで達し、舌片13の下に位置している(図1)か、又は舌片12の上に位置している(図4)か、又は連続的に合わせられている(図5)。内底15はそれぞれ舌片12;13と特に接着によって持続的に結合されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるクッションインサートを備えた靴区分を図2のI−I線に沿って断面して示す側面図である。
【図2】 本発明によるクッションインサートを備えた靴区分を図1のII−II線に沿って断面して示す横断面図である。
【図3】 クッションインサートの舌片領域を下から見た図である。
【図4】 舌片構成の1実施例を示す図である。
【図5】 舌片構成の別の実施例を示す図である。
【図6】 1つの部材のハニカムセルウェブとこれに配属もしくは対応配置された部材のリブとの1実施例を示す図である。
【図7】 1つの部材のハニカムセルウェブとこれに配属もしくは対応配置された部材のリブとの別の実施例を示す図である。
【図8】 ヒールシェルとハニカムセル体との構成を示す側面図である。
【図9】 図8に示されたヒールシェルを単独で示す図である。
【図10】 図8に示されたハニカムセル体を単独で示す図である。
【図11】 ハニカムセル体のセル構造を示す平面図である。
Claims (31)
- 靴、特にサッカーシューズのようなスポーツシューズのヒール領域に挿入されるクッションインサートであって、ハニカム体を有している形式のものにおいて、クッションインサート(1)が、ヒールシェル(3)と、該ヒールシェル(3)のシェル底部(7)の上面(7.1)又は下面(10)に設けられた気密なハニカム体とから、又はヒールシェル(3)に気密に結合されたハニカムセル体(2)とから成る構造ユニットより構成されており、さらにクッションインサート(1)が、土踏まずの領域にまで達していて、そこで薄い舌片に移行しており、しかもハニカムセル体(2)及びヒールシェル(3)又はそのいずれか一方に舌片(13;12)が設けられていることを特徴とする、靴用のクッションインサート。
- ハニカム体もしくはハニカムセル体(2)の単位面積当たりの伸張もしくは拡張が、ヒールシェル(3)のシェル底部(7)の単位面積当たりの伸張もしくは拡張に、完全に又はほぼ相当している、請求項1記載のクッションインサート。
- 単数又は複数の舌片(12;13)が横断面で見てくさび状又はほぼくさび状に形成されていて、舌片端部(12.1;13.1)に向かって鋭角的に延びている、請求項1又は2記載のクッションインサート。
- 舌片(12;13)の上面(12.2;13.2)又は下面が、ハニカム体又はハニカムセル体(2)のシェル底部(7)の上面(7.1;2.1)又は下面(10)と同じ平面において延びている、請求項1から3までのいずれか1項記載のクッションインサート。
- ハニカム体又はハニカムセル体(2)の緩衝作用を有する部分の上面(2.1)又は下面(10)から舌片(13)への移行部が、段部(14)を形成しており、該段部(14)の高さが、このような靴の内底(15)の厚さ(15.1)に完全に又はほぼ相当している、請求項1から4までのいずれか1項記載のクッションインサート。
- ハニカムセル体(2)が弾性的に弾力のある材料から成る成形品であり、該成形品が、ハニカムウェブ(5)を一体成形された底部(4)と、ハニカムウェブ(5)に向かって又はほぼ向かって延びる環状の縁部(6)とから成っており、ハニカムウェブ(5)及び縁部(6)が、上側もしくは下側のカバープレートと又はヒールシェル(3)のシェル底部(7)と、特に接着剤又は超音波を用いて、溶接又はこれに類した結合形式によって気密に結合されている、請求項1から5までのいずれか1項記載のクッションインサート。
- ハニカム体もしくはハニカムセル体(2)及び場合によっては該ハニカム体もしくはハニカムセル体(2)に結合された上側又は下側のカバープレートが、ほぼ60〜92のショアAの硬度、特にほぼ70〜80のショアAの硬度を有する弾性的に伸長可能な弾力性のある材料から成っている、請求項1から6までのいずれか1項記載のクッションインサート。
- ハニカムウェブ(5)及び縁部(6)とヒールシェル(3)のシェル底部(7)とが結合される場合、ヒールシェル(3)のシェル底部(7)がダイヤフラム状に弾性的に伸長可能に形成されている、請求項6又は7記載のクッションインサート。
- ヒールシェル(3)が、ほぼ60〜98のショアAの硬度、特に65〜90のショアAの硬度を有する材料から成っている、請求項1から8までのいずれか1項記載のクッションインサート。
- ヒールシェル(3)が熱可塑性のポリウレタン又はポリアミドから成っている、請求項1から9までのいずれか1項記載のクッションインサート。
- ハニカム体もしくはハニカムセル体(2)及び場合によっては該ハニカム体もしくはハニカムセル体(2)に結合されるカバープレートが、熱可塑性のポリウレタンから成っている、請求項1から10までのいずれか1項記載のクッションインサート。
- ヒールシェル(3)が透明又は半透明の材料から成っている、請求項1から11までのいずれか1項記載のクッションインサート。
- ハニカム体又はハニカムセル体(2)及び場合によっては所属のカバープレートが、透明又は半透明の材料から成っている、請求項1から12までのいずれか1項記載のクッションインサート。
- ハニカム体とヒールシェル(3)とが縁部において、一方の部材における環状の凹設部と他方の部材における環状の縁部ウェブ(9)とを介して、溝・キー結合の形式で、特に接着及び/又は超音波によって、互いに堅固に結合されている、請求項1から13までのいずれか1項記載のクッションインサート。
- ハニカムセル体(2)の底部(4)の外側とヒールシェル(3)の縁部とが、一方の部材における環状の凹設部と他方の部材における環状の縁部ウェブとを介して、溝・キー結合の形式で、特に接着及び/又は超音波を用いて、互いに堅固に結合されている、請求項1から13までのいずれか1項記載のクッションインサート。
- ハニカムセル体(2)の上側もしくは下側のカバープレートとハニカムセル体(2)の縁部(6)とが、一方の部材における環状の凹設部と他方の部材における環状の縁部ウェブ(9)とを介して、溝・キー結合の形式で、特に接着及び/又は超音波を用いて、互いに気密に結合されている、請求項7から15までのいずれか1項記載のクッションインサート。
- 上側もしくは下側のカバープレートとヒールシェル(3)の縁部とが、一方の部材における環状の凹設部又は付加的な環状の凹設部と他方の部材における環状の縁部ウェブとを介して、溝・キー結合の形式で、特に接着及び/又は超音波を用いて、互いに堅固に、場合によっては気密に結合されている、請求項7から16までのいずれか1項記載のクッションインサート。
- ハニカム体の踏み面、ハニカムセル体(2)の上側のカバープレートもしくは上に設けられたヒールシェル(3)が、トラフ状にヒールの成形形状に合わせられている、請求項1から17までのいずれか1項記載のクッションインサート。
- クッションインサート(1)の下面(17)つまり、ハニカム体の底部(4)の下面又はハニカムセル体(2)下側のカバープレートの下面又はヒールシェル(3)のシェル底部(7)の下面が、クッションインサート(1)が挿入されかつ結合される靴底(16)の上面の面形状に合わせられている、請求項1から18までのいずれか1項記載のクッションインサート。
- クッションインサート(1)の下面(17)が、ヒールによって負荷される領域において平らに形成されていて、下面(17)の縁部領域が円弧状に上方に向かって引き上げられている、請求項19記載のクッションインサート。
- 少なくとも2つの部材つまり、ヒールシェル、ハニカムセル体(2)の上側又は下側のカバープレート及び/又はハニカム体の上側又は下側のカバープレートが、舌片(12;13)を有しており、該舌片が互いに上下に位置していて、かつ互いに堅固に結合されている、請求項1から20までのいずれか1項記載のクッションインサート。
- それぞれ下側の舌片(13)が、その上に配置された舌片(12)よりも狭幅である、請求項21記載のクッションインサート。
- 上側に配置された舌片(12)の、下側の狭幅の舌片(13)によって覆われていない側部の面(18)が、かつ場合によっては上側の舌片(12)の上に位置する部材(ヒールシェル(3)のシェル底部(7))の材料が、靴の相応に裁断された上側材料を固定するために働く、請求項22記載のクッションインサート。
- ヒールシェル(3)がヒールキャップ(3.1)とヒールシェル(3)のシェル底部(7)との間の領域において内部に、環状の支持縁部(3.2)又は環状の縁部溝を有している、請求項1から23までのいずれか1項記載のクッションインサート。
- ハニカムウェブ(5)のウェブ端縁(8)と気密に結合される部材(ヒールシェル(3)のシェル底部(7)の上面又は下面;上側又は下側のカバープレート)が、ウェブ端縁(8)に向けられた側面に、ハニカムウェブ(5)の経過に相応して延びるリブ19のシステムを有しており、ハニカムウェブ(5)の互いに対応配置されたウェブ端縁(8)とリブ(19)の端縁(19.1)とが、互いに気密に、特に接着及び/又は溶接によって結合されている、請求項1から24までのいずれか1項記載のクッションインサート。
- ハニカムセル体(2)におけるリブ(19)とウェブ端縁(8)を備えたハニカムウェブ(5)とが、所属の部材に配置されている、請求項25記載のクッションインサート。
- リブ(19)の端縁(19.1)が、溝、特にV字形に凹設された溝を有している、請求項26記載のクッションインサート。
- リブ(19)がハニカムウェブ(5)よりも広幅であり、かつリブ(19)の端縁(19.1)がハニカムウェブ(5)の方向に対して垂直に延びている、請求項26又は27記載のクッションインサート。
- 請求項1から28までのいずれか1項に記載された、ヒール領域にクッションインサートを取り付けられた靴であって、クッションインサート(1)の下面(17)が、靴底(16)の上面の輪郭に合わせられていて、該上面に固定されていることを特徴とする、クッションインサートを備えた靴。
- 内底(15)がクッションインサート(1)の段部(14)にまで達していて、舌片(12)に載っているか又は、舌片(12;13)が内底(15)の端部領域に載っており、内底(15)が隣接した舌片(12)と堅固に結合されている、請求項29記載の靴。
- クッションインサート(1)と靴底(16)とが少なくともヒール踏み面の領域において、完全に又は部分的に、透明又は半透明な材料から、又は部分的に透明でかつ部分的に半透明な材料から成っている、請求項29又は30記載の靴。
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