JP3945713B2 - ディスクドライブのアクチュエータラッチ装置およびアクチュエータラッチ方法 - Google Patents

ディスクドライブのアクチュエータラッチ装置およびアクチュエータラッチ方法 Download PDF

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Description

本発明はディスクドライブに係り,さらに詳細にはディスクの回転が停止した時,アクチュエータを一定位置にロッキングさせて外部からの衝撃によるアクチュエータの回転を防止するディスクドライブのアクチュエータラッチ装置およびその方法に関する。
コンピュータの情報保存装置のうち一つであるハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive,以下,HDDと称する。)は,読出し/書込みヘッドを使用してディスクからデータを再生およびディスクにデータを記録する装置である。このようなHDDにおいて,ヘッドは回転するディスクの記録面から所定高さに浮き上がった状態でアクチュエータによって所望の位置に移動させられながらその機能を行う。
一方,HDDが作動していない時,すなわちディスクの回転が停止した時には,ヘッドがディスクの記録面に接触しないようにヘッドをディスクの記録面から外れた位置にパーキングさせる。このようなヘッドのパーキングシステムは,CSS(Contact Start Stop)方式とランプローディング方式とに大別できる。CSS方式は,ディスクの内周側にデータが記録されないランディングゾーンを設け,そのランディングゾーンにヘッドを接触させてパーキングさせる方式である。そして,ランプローディング方式は,ディスクの外郭側にランプを設置し,このランプ上にヘッドをパーキングさせる方式である。
しかし,上述のようにヘッドがディスクのランディングゾーンまたはランプにパーキングされた状態で,ディスクドライブに加えられる外部衝撃や振動によってアクチュエータが任意に回転し,ヘッドがランディングゾーンまたはランプから外れてディスクの記録面に移動されうる。このような場合には,ヘッドがディスクの記録面に接触してヘッドとディスクとの記録面が損傷されうる。したがって,ディスクの回転が停止してヘッドがランディングゾーンまたはランプにパーキングされた状態では,アクチュエータを任意に回転しないように一定位置にロッキングさせる必要があり,このためにディスクドライブには多様な種類のアクチュエータラッチ装置が設けられる。
一般的に,CSS方式では,マグネットラッチ装置が使用されてきた。マグネットラッチ装置は,永久磁石の磁力を利用してアクチュエータを所望の位置,すなわちパーキング位置にロッキングさせる装置である。このようなマグネットラッチ装置において,さらに安定したアクチュエータのロッキングのためさらに強いラッチ力を得るためには,強い磁力を必要とする。
しかし,ディスクドライブを作動させる場合にはヘッドをディスクの記録面に移動させなければならず,このためにアクチュエータのロッキング状態を解除する必要がある。この時,ラッチ力が強いほどアクチュエータに加えられるトルクが大きくなるので,アクチュエータはロッキング状態が解除されると同時に慣性によって回転し続け,ひどく揺れる。これを防止するために,アクチュエータのロッキング状態を解除すると同時にアクチュエータの回転にブレーキをかけなければならないが,このようなアクチュエータの正確な制御は非常に難しい。したがって,従来のマグネットラッチ装置によってはそのラッチ力に限界があり,これにより,高い外部衝撃に対応し難いという問題点がある。
従来のマグネットラッチ装置の問題点を改善するために,慣性レバーを利用した慣性ラッチ装置が提案されており,その一例として,従来のシングルレバー型慣性ラッチ装置を図1〜図3に示す。
まず,図1に示すように,ディスクドライブには,データの再生及び記録のための読出し/書込みヘッドをディスク上の所望の位置に移動させるアクチュエータ10が設置される。アクチュエータ10は,ピボット軸受11に回転自在に結合されたスイングアーム12と,スイングアーム12の一側端部に設置されてヘッドが搭載されたスライダー14をディスクの表面側に付製させるように支持するサスペンション13と,を備える。
そして,ディスクドライブにはヘッドがランプ15にパーキングされた状態でアクチュエータ10をロッキングさせるための慣性ラッチ装置20が設けられている。慣性ラッチ装置20は,慣性によって回動する一つのラッチレバー21と,ラッチレバーの先端部に設けられたラッチフック22と,アクチュエータ10のスイングアーム12に設けられたノッチ23と,スイングアーム12の時計方向の回転を制限するクラッシュストップ24と,ラッチレバー21の時計方向の回転を制限するラッチストップ25と,を備えている。
上述のような従来の慣性ラッチ装置20によれば,ディスクドライブに時計方向の回転衝撃が加えられると,図2に示したように,アクチュエータ10のスイングアーム12とラッチレバー21とは慣性によって反時計方向に回動し,これにより,ラッチフック22がノッチ23にかかることによってアクチュエータ10のスイングアーム12がこれ以上回動できなくなる。一方,ディスクドライブに反時計方向の回転衝撃が加えられれば,図3に示したように,アクチュエータ10のスイングアーム12とラッチレバー21とは慣性によって時計方向に回動する。この時,スイングアーム12は,はじめは時計方向に回動するが,クラッシュストップ24に衝突してリバウンドして反時計方向に回動し,ラッチレバー21もラッチストップ25に衝突してリバウンドし,反時計方向に回動する。これにより,ラッチフック22がノッチ23を干渉することによってアクチュエータ10をロッキングさせる。
上述のような構造を有する従来のシングルレバー型慣性ラッチ装置20は,ディスクドライブに時計方向の回転衝撃が加えられてアクチュエータ10のスイングアーム12が反時計方向に回動する時には正確に作動する。しかし,ディスクドライブに反時計方向の回転衝撃が加えられる場合には,スイングアーム12とラッチレバー21とが何れもリバウンドすることによって,ラッチフック22とノッチ23とがかかるようになっている。したがって,この場合には,スイングアーム12とラッチレバー21とのリバウンドタイミングが正確に一致しなければ,スイングアーム12に設けられたノッチ23がラッチフック22にかからなくなって,アクチュエータ10がロッキングされない。このように,従来のシングルレバー型慣性ラッチ装置20によれば,ディスクドライブに反時計方向の回転衝撃が加えられる場合に,アクチュエータ10のロッキングに対する信頼性を確保し難いという短所がある。
図4〜図6は,従来のシングルレバー型慣性ラッチ装置の短所を補完したデュアルレバー型慣性ラッチ装置を示している。
まず,図4に示すように,アクチュエータ30をロッキングさせるための慣性ラッチ装置40は,慣性によって回動する2つのラッチレバー41,42と,第1ラッチレバー41に設けられたラッチピン43と,第2ラッチレバー42に設けられたラッチフック44と,アクチュエータ30のスイングアーム32に設けられたノッチ45と,スイングアーム32の時計方向の回転を制限するクラッシュストップ46と,を備えている。
上述のような従来のデュアルレバー型慣性ラッチ装置40によれば,ディスクドライブに時計方向の回転衝撃が加えられると,図5に示したように,アクチュエータ30のスイングアーム32と第1及び第2ラッチレバー41,42とは慣性によって反時計方向に回動する。これにより,ラッチフック44がノッチ45にかかることによって,アクチュエータ30のスイングアーム32がこれ以上回動できなくなる。一方,ディスクドライブに反時計方向の回転衝撃が加えられると,図6に示したように,アクチュエータ30のスイングアーム32と第1ラッチレバー41とは慣性によって時計方向に回動する。この時,スイングアーム32は,はじめは時計方向に回動するが,クラッシュストップ46に衝突してリバウンドして反時計方向に回動する。そして,第1ラッチレバー41が時計方向に回動しつつラッチピン43が第2ラッチレバー42を干渉して反時計方向に回動させる。これにより,第2ラッチレバー42のラッチフック44がノッチ45を干渉することによって,スイングアーム32の反時計方向の回動を制限する。
上記のような構造を有する従来のデュアルレバー型慣性ラッチ装置40は,ディスクドライブに加えられる時計方向及び反時計方向の回転衝撃に対して全て安定的に作動する。
特開平10−50010号公報
しかし,上記慣性ラッチ装置40は,2つのラッチレバー41,42を必要とするので,構造が複雑でサイズが大きく広い空間を占める。これにより,製造コストおよび組立て時間が多く必要となり,小型のモバイルディスクドライブに適用し難いという短所がある。
また,上記従来の慣性ラッチ装置20,40は,ラッチレバーが回動できるほどの比較的強い回転衝撃にだけ対応できるので,さらに弱い衝撃と振動とに対してはその作動に対する信頼性を保証し難いという短所がある。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,特に,慣性によって作動する一つのラッチレバーと,磁力によって作動するラッチ手段とを備えることによって,構造が簡単で,強い回転衝撃だけでなく比較的弱い回転衝撃や振動に対しても信頼性のある作動が可能な,ディスクドライブのアクチュエータラッチ装置およびアクチュエータラッチ方法を提供することである。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,ベース部材に回転自在に設置されたスイングアームと,スイングアームの一端部に結合されたボイスコイルモータ(VCM:Voice Coil Motor)コイルと,VCMコイルに対面するように配置されたマグネットを有するアクチュエータをロッキングさせるためのディスクドライブのアクチュエータラッチ装置において,スイングアームの端部に設けられた第1ラッチ部及び第2ラッチ部と,ベース部材に回動自在に設置され,反時計方向に回動する時に第1ラッチ部にかかる第1端部,および時計方向に回動する時に第2ラッチ部にかかる第2端部とを有するラッチレバーと,マグネットのエッジから突設された突出部と,スイングアームの端部に設けられ,マグネットの突出部との間に磁力が作用できるように磁性体よりなるラッチピンと,を備えるディスクドライブのアクチュエータラッチ装置が提供される。
ここで,第1ラッチ部及び第2ラッチ部は,所定間隔で離隔されており,そのそれぞれはスイングアームの端部から水平に突設されることが望ましい。
そして,本発明によるアクチュエータラッチ装置は,スイングアームの時計方向の回転を制限するクラッシュストップをさらに備えてもよい。
ラッチピンは,アクチュエータがパーキング位置にパーキングされた状態の時に,突出部に最も近く位置するように設置されることが望ましく,この場合,ラッチピンは第1ラッチ部の上面に設置されてもよい。
突出部は,半円形に形成されることが望ましい。
ラッチレバーは,非磁性体,例えば,プラスチック射出物よりなり,ラッチレバーの第1端部は,フック状に形成されてもよい。
ラッチレバーには磁性体よりなるレバーピンが設けられることが望ましく,この場合,レバーピンと突出部との間に作用する磁力によってラッチレバーの第1端部及び第2端部が第1ラッチ部及び第2ラッチ部にかかっていない状態に保持されてもよい。
レバーピンは,鋼材よりなり,ラッチレバーの回動中心に隣接した部位のうち突出部に最も近い位置に設置されることが望ましい。
そして,アクチュエータがパーキング位置にパーキングされた状態の時に,突出部,ラッチピン及びレバーピンは一直線で配列されることが望ましい。
また,本発明によるアクチュエータラッチ装置は,ラッチレバーの時計方向の回動を制限するラッチストップをさらに備えてもよい。
この場合,ラッチストップは,ラッチレバーの回動中心に隣接した側面から凸状に突設され,ラッチレバーが時計方向に所定角度に回動すればベース部材の側壁に接触することが望ましい。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,ベース部材に回転自在に設置されたスイングアームと,スイングアームの一端部に結合されたVCMコイルと,VCMコイルに対面するように配置されたマグネットを有するアクチュエータをディスクの回転が停止した時に回転しないように所定位置にロッキングさせるためのディスクドライブのアクチュエータラッチ方法において,スイングアームに設けられたラッチピンとマグネット間に作用する磁力を利用してアクチュエータを所定位置に保持させるマグネチックラッチ段階と,ラッチレバーの回動方向に沿ってスイングアームの第1ラッチ部と第2ラッチ部とがそれぞれラッチレバーの第1端部と第2端部とにかかるようにする慣性ラッチ段階と,を備え,ディスクドライブに磁力より大きい回転衝撃が加えられる時,回転衝撃の方向に沿って第1ラッチ部と第2ラッチ部とがそれぞれ第1端部と第2端部とにかかることを特徴とするディスクドライブのアクチュエータラッチ方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば,慣性によって作動する一つのラッチレバーと磁力によって作動するラッチ手段とによって時計方向及び反時計方向の強い回転衝撃だけでなく,比較的弱い回転衝撃と振動とにも信頼性のある作動が可能であるので,アクチュエータの安定したロッキングが保証できる。
また,本発明によれば,一つのラッチレバーと簡単な構造のラッチ手段とを備えることによって,全体的な構造が単純で占める空間が小さくて製造コストが節減され,小型のモバイルディスクドライブに適用し易い。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図7は,本発明の望ましい実施形態によるアクチュエータラッチ装置が備わったディスクドライブの平面図であり,図8は,図7に示した本実施形態によるアクチュエータラッチ装置の斜視図である。
図7及び図8を共に参照して説明すると,ディスクドライブにはスピンドルモータ112に設置されたディスク120と,データの記録及び再生のための読出し/書込みヘッドをディスク120上の所定位置に移動させるためのアクチュエータ130とが備わる。アクチュエータ130は,ディスクドライブのベース部材110に設置されたピボット軸受131に回転自在に結合されたスイングアーム132と,スイングアーム132の先端部に設置されてヘッドが搭載されたスライダー134をディスク120の表面側に付製されるように支持するサスペンション133と,スイングアーム132を回転させるためのボイスコイルモータ(VCM:Voice Coil Motor,以下,VCMと称する。)を備える。
VCMは,スイングアーム132の後端部に結合されるVCMコイル136と,VCMコイル136と対面するようにVCMコイル136の上部と下部とにそれぞれ設置されるマグネット138とを備える。マグネット138は,VCMコイル136の上部または下部にだけ設置されることもある。このような構成を有するVCMは,サーボ制御システムによって制御され,VCMコイル136に入力される電流とマグネット138とによって形成された磁場の相互作用によってフレミングの左手法則による方向にスイングアーム132を回転させる。すなわち,ディスクドライブの電源がオンになってディスク120が回転し始めると,VCMはスイングアーム132を反時計方向(矢印A方向)に回転させてヘッドをディスク120の記録面上に移動させる。一方,ディスクドライブの電源がオフになってディスク120の回転が停止すると,VCMはスイングアーム132を時計方向(矢印B方向)に回転させてヘッドをディスク120から外す。
この時,ディスク120の記録面から外れたヘッドは,ディスク120の外郭側に設けられたランプ140にパーキングされる。具体的には,ディスク120の回転が停止すると,VCMによってスイングアーム132は矢印B方向に回転させられ,これにより,サスペンション133の端部に形成されたエンドタップ135がランプ140にパーキングされる。
そして,ディスクドライブには本実施形態によるアクチュエータラッチ装置200が備えられる。アクチュエータラッチ装置200は,ディスクドライブの作動が停止した状態,すなわちディスク120の回転が停止した状態で,アクチュエータ130に装着されたヘッドがランプ140にパーキングされた状態を保持するようにアクチュエータ130をロッキングさせる役割を担う。すなわち,アクチュエータラッチ装置200は,ディスク120の回転が停止した状態の場合に,外部衝撃や振動などによってアクチュエータ130が不要に回転してヘッドがランプ140から外れてディスク120上に移動することを防止する。もし,ディスク120の回転が停止した状態でヘッドがディスク120上に移動すれば,ディスク120の表面にヘッドが直接接触し,これによりディスク120の表面とヘッドとが損傷する恐れがある。
本発明の望ましい実施形態によるアクチュエータラッチ装置200は,シングルレバー型慣性ラッチ手段とマグネチックラッチ手段とを共に備えるところにその特徴がある。慣性ラッチ手段は,比較的強い回転衝撃に対応するためのものであり,マグネチックラッチ手段は,比較的弱い外部衝撃と振動とに対応するためのものである。
具体的には,本実施形態によるアクチュエータラッチ装置200の慣性ラッチ手段は,スイングアーム132の後端部に設けられた第1ラッチ部221及び第2ラッチ部222と,ベース部材110に回動自在に設置されて第1端部211及び第2端部212を有するラッチレバー210とを備える。
スイングアーム132の後端部には,前述したようにVCMコイル136が結合されるが,このためにスイングアーム132の後端部は,通常,プラスチック射出物よりなる。このようなスイングアーム132の後端部に設けられる第1ラッチ部221と第2ラッチ部222とは,プラスチック射出成形によってスイングアーム132の後端部から水平に突設されうる。そして,第1ラッチ部221と第2ラッチ部222とは互いに所定間隔で離隔されて配置される。例えば,第1ラッチ部221は,スイングアーム132の後端部のほぼ中間部位に形成され,第2ラッチ部222はスイングアーム132の後端部の一側部位に形成されうる。
ラッチレバー210は,ベース部材110に設置された回動軸213に回動自在に結合される。ラッチレバー210は,マグネット138の磁力によって任意に回動しないように非磁性体,例えばプラスチック射出物よりなることが望ましい。ラッチレバー210は,ディスクドライブに外部から時計方向または反時計方向の回転衝撃が加えられる場合,慣性によって反時計方向または時計方向に回動する。この時,ラッチレバー210が反時計方向に回動する時には,第1端部211がスイングアーム132の第1ラッチ部221にかかり,ラッチレバー210が時計方向に回動する時には,第2端部212がスイングアーム132の第2ラッチ部222にかかるので,スイングアーム132はそれ以上回転できなくなる。一方,ラッチレバー210の第1端部211は,第1ラッチ部221にさらに確実にかかるようにフック状に形成されることが望ましい。このようなラッチレバー210の作動については後でさらに詳細に説明する。
上述のように,本実施形態によるアクチュエータラッチ装置200は,一つのラッチレバー210だけでディスクドライブに加えられる時計方向及び反時計方向の回転衝撃に全て対応できる。
そして,本実施形態によるアクチュエータラッチ装置200は,スイングアーム132の時計方向の回転を制限するクラッシュストップ225をさらに備えうる。クラッシュストップ225は,ベース部材110に所定高さほど突設され,アクチュエータ130がパーキング位置にパーキングされた状態でスイングアーム132の後端部の側面に接触することによってスイングアーム132の時計方向の回転を制限する。
そして,本実施形態によるアクチュエータラッチ装置200のマグネチックラッチ手段は,マグネット138のエッジから突設された突出部234と,スイングアーム132の端部に設けられたラッチピン224とを備える。
突出部234は,マグネット138,望ましくはVCMコイル136の上部に配置されたマグネット138のエッジから突設され,その形状は半円形になっていることが望ましい。そして,突出部234は,スイングアーム132の後端部のほぼ中間部位に対応する位置に,すなわち第1ラッチ部221に隣接した位置に配置されうる。
ラッチピン224は,マグネット138の突出部234との間に磁力が作用できるように磁性体よりなる。ラッチピン224は,強磁性体である鋼材よりなることが望ましい。そして,ラッチピン224は,アクチュエータ130がパーキング位置にパーキングされた状態の場合に突出部234に最も近い所に位置する場所,例えば,第1ラッチ部221の上面に設置されうる。
このような構成を有するマグネットラッチ手段において,アクチュエータ130がパーキング位置にパーキングされた状態の場合にラッチピン224と突出部234間の距離が最も近く,スイングアーム132がパーキング位置から外れて回転すると,ラッチピン224と突出部234間の距離が次第に遠くなる。この時,ラッチピン224は,突出部234の磁力によって引っ張られ,これにより,スイングアーム132は,元の位置,すなわちパーキング位置に戻る。したがって,ラッチピン224と突出部234間に作用する磁力より弱い回転衝撃に対しては,アクチュエータ130は回転せずにパーキング状態を保持しうる。このようなマグネットラッチ手段の作動については,後でさらに詳細に説明する。
上述のように,本実施形態によるアクチュエータラッチ装置200は,マグネットラッチ手段を備えることによって比較的弱い回転衝撃や振動にも対応できる。
そして,ラッチレバー210には突出部234の磁力が作用できるように磁性体よりなるレバーピン214が設けられうる。レバーピン214は,ラッチピン224と同様に強磁性体である鋼材よりなりうる。そして,レバーピン214は,ラッチレバー210の回動軸213に隣接した部位のうち突出部234に最も近い位置に設置されうる。アクチュエータ130がパーキング位置にパーキングされた状態の時に,突出部234,ラッチピン224及びレバーピン214が一直線になるように配列されることが望ましい。
このような構成によれば,レバーピン214にはマグネット138の磁力が作用し,これにより,アクチュエータ130が安定したパーキング状態を保持する。また。正常に作動している時には,ラッチレバー210は,第1端部211と第2端部212とが第1ラッチ部221と第2ラッチ部222とにかかっていない状態になり,この状態を保持しうる。
そして,本実施形態によるアクチュエータラッチ装置200は,ラッチレバー210の時計方向の回動を制限するラッチストップ215をさらに備えうる。ラッチストップ215は,ラッチレバー210の回動軸213に隣接した側面から凸状に突設されうる。ラッチストップ215は,ラッチレバー210が時計方向に所定角度に回動すると,ベース部材110の側壁に接触することによってラッチレバー210の時計方向の回動を制限する。
図9は,図7に示した本実施形態によるアクチュエータラッチ装置の作動条件を説明するための詳細な平面図である。
図9に示すように,本実施形態によるアクチュエータラッチ装置200のマグネットラッチ手段,すなわち突出部234とラッチピン224とは比較的弱い回転衝撃及び振動に対しても作用できる。すなわち,マグネットラッチ手段は,慣性ラッチ手段が比較的弱い回転衝撃及び振動に対して敏感に作動できない短所を補完する。したがって,突出部234とラッチピン224間に作用する磁力は,慣性ラッチ手段が作動できない範囲の回転衝撃に対応できる程度であることが望ましい。但し,突出部234とラッチピン224間に作用する磁力は,VCMによるスイングアーム132の正常な回転を妨害するほどになってはならない。
そして,慣性ラッチ手段が正常に作動するためには,下記数式1を満足しなければならない。下記数式1で,Tはレバーピン214によるトルク,Tはラッチピン224によるトルク,Iはラッチレバー210の質量慣性モーメント,そして,Iはスイングアーム132の質量慣性モーメントを表す。
Figure 0003945713
数式1は,スイングアーム132に作用するトルクTと質量慣性モーメントIとの比率がラッチレバー210に作用するものより大きくなければならないということを意味する。すなわち,ディスクドライブに回転衝撃が加えられる時,スイングアーム132よりラッチレバー210がさらに容易に回動できて初めて正確なアクチュエータ130のロッキングがなされうる。
また,慣性ラッチ手段が正確に作動するためには下記の条件を満足しなければならない。
図9で,Pはラッチレバー210の第1端部211とスイングアーム132の第1ラッチ部221とが合うポイントを表し,Pはラッチレバー210の第2端部212とスイングアーム132の第2ラッチ部222とが合うポイントを表す。そして,Aは第1ラッチ部221とポイントP間のギャップ角度,Aは第2ラッチ部222とポイントP間のギャップ角度,Lは第1端部211とポイントP間のギャップ角度,Lは第2端部212とポイントP2間のギャップ角度を表す。Lはラッチストップ215の作動角度を表す。
第一に,AはLより大きくなければならない。すなわち,外部からの衝撃によってラッチレバー210とスイングアーム132とが反時計方向に回動する時,ラッチレバー210の第1端部211がスイングアーム132の第1ラッチ部221より先にポイントPに到達しなければならない。
第二に,AはLより大きくなければならない。すなわち,外部からの衝撃によってラッチレバー210が時計方向に回動し,スイングアーム132は,クラッシュストップ225にリバウンドされて反時計方向に回動する時,ラッチレバー210の第2端部212がスイングアーム132の第2ラッチ部222より先にポイントPに到達しなければならない。
第三に,LはLより大きくなければならない。すなわち,外部からの衝撃によってラッチレバー210が時計方向に回動する時,ラッチレバー210の第2端部212がポイントPに到達した後に,ラッチストップ215がベース部材110の側壁に接触しなければならない。
以下では,図10及び図11を参照して,上記構成を有する本実施形態によるアクチュエータラッチ装置の動作を説明する。
ディスク120の回転が停止すると,アクチュエータ130は,パーキング位置にパーキングされる。この時,ディスクドライブに比較的弱い回転衝撃が加えられるか,または振動が発生しても,図7に示したように,スイングアーム132は,突出部234とラッチピン224間に作用する磁力によってパーキング位置に安定的に保持され,ラッチレバー210は,突出部234とレバーピン214間に作用する磁力によってロッキング解除状態を保持しうる。
しかし,ディスクドライブに突出部234とラッチピン224間に作用する磁力を超える比較的強い時計方向の回転衝撃が加えられれば,図10に示したように,スイングアーム132とラッチレバー210とは慣性によって反時計方向に回動する。この時,上述のようにラッチレバー210の第1端部211がポイントPに先に到達するので,スイングアーム132の第1ラッチ部221が第1端部211にかかり,これにより,スイングアーム132はそれ以上回動できなくなる。
一方,ディスクドライブに突出部234とラッチピン224間に作用する磁力を超える比較的強い反時計方向の回転衝撃が加えられれば,図11に示したように,ラッチレバー210は,慣性によって時計方向に回動し,スイングアーム132は,クラッシュストップ225にリバウンドされて反時計方向に回動する。この時,上述のようにラッチレバー210の第2端部212がポイントPに先に到達するので,スイングアーム132の第2ラッチ部222が第2端部212にかかり,これにより,スイングアーム132はそれ以上回動できなくなる。
本発明は,図面に示された実施例を参考として説明されたが,これは例示的なものに過ぎず,当業者ならば,これから多様な変形及び均等な他の実施例が可能であることが分かる。例えば,本実施形態によるラッチ装置は,ランプローディング方式のディスクドライブに適用された場合を基準として図示されかつ説明されたが,前述したようにCSS方式のディスクドライブにも適用されうる。したがって,本発明の技術的保護範囲は,特許請求の範囲によって決定されなければならない。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明のディスクドライブのアクチュエータラッチ装置は,例えば,小型モバイルディスクドライブに適用できる。
従来のディスクドライブのシングルレバー型慣性ラッチ装置の構造とその動作とを説明するための図面である。 従来のディスクドライブのシングルレバー型慣性ラッチ装置の構造とその動作とを説明するための図面である。 従来のディスクドライブのシングルレバー型慣性ラッチ装置の構造とその動作とを説明するための図面である。 従来のディスクドライブのデュアルレバー型慣性ラッチ装置の構造とその動作とを説明するための図面である。 従来のディスクドライブのデュアルレバー型慣性ラッチ装置の構造とその動作とを説明するための図面である。 従来のディスクドライブのデュアルレバー型慣性ラッチ装置の構造とその動作とを説明するための図面である。 本発明の望ましい実施形態によるアクチュエータラッチ装置が備わったディスクドライブの平面図である。 同実施の形態におけるアクチュエータラッチ装置の斜視図である。 同実施の形態におけるアクチュエータラッチ装置の作動条件を説明するための詳細平面図である。 同実施の形態において,ディスクドライブに時計方向の回転衝撃が加えられた場合のアクチュエータラッチ装置の動作を説明するための図面である。 同実施の形態において,ディスクドライブに反時計方向の回転衝撃が加えられた場合のアクチュエータラッチ装置の動作を説明するための図面である。
符号の説明
110 ベース部材
112 スピンドルモータ
120 ディスク
130 アクチュエータ
131 ピボット軸受
132 スイングアーム
133 サスペンション
134 スライダー
135 エンドタップ
136 VCMコイル
138 マグネット
140 ランプ
200 アクチュエータラッチ装置
210 ラッチレバー
211 第1端部
212 第2端部
214 レバーピン
215 ラッチストップ
221 第1ラッチ部
222 第2ラッチ部
224 ラッチピン
225 クラッシュストップ
234 突出部

Claims (26)

  1. ベース部材に回転自在に設置されたスイングアームと,前記スイングアームの一端部に結合されたVCM(Voice Coil Motor)コイルと,前記VCMコイルに対面するように配置されたマグネットを有するアクチュエータをロッキングさせるためのディスクドライブのアクチュエータラッチ装置において:
    前記スイングアームの端部に設けられた第1ラッチ部及び第2ラッチ部と;
    前記ベース部材に回動自在に設置され,反時計方向に回動する時に前記第1ラッチ部にかかる第1端部,および時計方向に回動する時に前記第2ラッチ部にかかる第2端部を有するラッチレバーと;
    前記ラッチレバーに設けられた磁性体よりなるレバーピンと;
    前記マグネットのエッジから突設され、前記スイングアームの後端部のほぼ中間部位に対応する位置に配置された突出部と;
    前記スイングアームの端部に設けられ,前記マグネットの突出部との間に磁力が作用できるように磁性体よりなるラッチピンと;
    を備えることを特徴とするディスクドライブのアクチュエータラッチ装置。
  2. 前記第1ラッチ部及び第2ラッチ部は所定間隔に離隔されており,かつ,前記第1ラッチ部及び前記第2ラッチ部は前記スイングアームの端部から水平に突設されていることを特徴とする,請求項1に記載のディスクドライブのアクチュエータラッチ装置。
  3. 前記スイングアームの回転を制限するクラッシュストップをさらに備えることを特徴とする,請求項1または2に記載のディスクドライブのアクチュエータラッチ装置。
  4. 前記ラッチピンは,前記アクチュエータがパーキング位置にパーキングされた状態の時に,前記突出部に最も近い位置になるように配置されることを特徴とする,請求項1から3のいずれかに記載のディスクドライブのアクチュエータラッチ装置。
  5. 前記突出部は,半円形に形成されることを特徴とする,請求項1から4のいずれかに記載のディスクドライブのアクチュエータラッチ装置。
  6. 前記ラッチピンは,前記第1ラッチ部の上面に設置されることを特徴とする,請求項1から5のいずれかに記載のディスクドライブのアクチュエータラッチ装置。
  7. 前記ラッチピンは,鋼材よりなることを特徴とする,請求項1から6のいずれかに記載のディスクドライブのアクチュエータラッチ装置。
  8. 前記ラッチレバーは,非磁性体よりなることを特徴とする,請求項1から7のいずれかに記載のディスクドライブのアクチュエータラッチ装置。
  9. 前記ラッチレバーは,プラスチック射出物よりなることを特徴とする,請求項8に記載のディスクドライブのアクチュエータラッチ装置。
  10. 前記ラッチレバーの第1端部は,フック状に形成されることを特徴とする,請求項1から9のいずれかに記載のディスクドライブのアクチュエータラッチ装置。
  11. 前記アクチュエータラッチ装置は、前記レバーピンと前記突出部間に作用する磁力によって前記ラッチレバーの第1端部及び第2端部が前記第1ラッチ部及び第2ラッチ部にかかっていない状態に保持されることを特徴とする,請求項1から10のいずれかに記載のディスクドライブのアクチュエータラッチ装置。
  12. 前記レバーピンは,鋼材よりなることを特徴とする,請求項11に記載のディスクドライブのアクチュエータラッチ装置。
  13. 前記レバーピンは,前記ラッチレバーの回動中心に隣接した部位のうち前記突出部に最も近い位置に設置されることを特徴とする,請求項11または12に記載のディスクドライブのアクチュエータラッチ装置。
  14. 前記アクチュエータがパーキング位置にパーキングされた状態の時に,前記突出部,ラッチピン及びレバーピンは一直線に配列されることを特徴とする,請求項11から13のいずれかに記載のディスクドライブのアクチュエータラッチ装置。
  15. 前記ラッチレバーの時計方向の回動を制限するラッチストップをさらに備えることを特徴とする,請求項1から14のいずれかに記載のディスクドライブのアクチュエータラッチ装置。
  16. 前記ラッチストップは,前記ラッチレバーの回動中心に隣接した側面から凸状に突設され,前記ラッチレバーが時計方向に所定角度に回動した場合に前記ベース部材の側壁に接触することを特徴とする,請求項15に記載のディスクドライブのアクチュエータラッチ装置。
  17. 前記ラッチレバーの回動に必要な力が前記スイングアームの回動に必要な力より弱くなるように,前記ラッチピンによって前記スイングアームに印加されるトルクと前記スイングアームの質量慣性モーメントとの比率が,前記レバーピンによって前記ラッチレバーに印加されるトルクと前記ラッチレバーの質量慣性モーメントとの比率より大きいことを特徴とする,請求項11から16のいずれかに記載のディスクドライブのアクチュエータラッチ装置。
  18. 前記ラッチレバーの第1端部と前記スイングアームの第1ラッチ部とが合うポイントと,前記第1ラッチ部との間のギャップ角度が,前記第1端部と前記第1ラッチ部とが合うポイントと,前記第1端部との間のギャップ角度より大きく形成されて,前記ラッチレバーとスイングアームとが同じ方向に回動する時,前記第1端部が前記第1ラッチ部より先に前記ポイントに到達することを特徴とする,請求項1から17のいずれかに記載のディスクドライブのアクチュエータラッチ装置。
  19. 前記ラッチレバーの第2端部と前記スイングアームの第2ラッチ部とが合うポイントと,前記第2ラッチ部との間のギャップ角度が,前記第2端部と前記第2ラッチ部とが合うポイントと,前記第2端部との間のギャップ角度より大きく形成されて,前記ラッチレバーが第1方向に回動し,前記スイングアームが前記第1方向とは逆の方向に回動する時,前記第2端部が前記第2ラッチ部より先に前記ポイントに到達することを特徴とする,請求項1から18のいずれかに記載のディスクドライブのアクチュエータラッチ装置。
  20. 前記ラッチストップの角度は,前記ラッチレバーの第2端部と前記スイングアームの第2ラッチ部とが合うポイントと,前記第2ラッチ部との間のギャップ角度より大きく形成されて,前記ラッチレバーが回動する時,前記第2端部が前記ポイントに到達した後に前記ラッチストップが前記ベース部材の側壁に接触することを特徴とする,請求項15から19のいずれかに記載のディスクドライブのアクチュエータラッチ装置。
  21. ベース部材に回転自在に設置されたスイングアームと,前記スイングアームの一端部に結合されたVCMコイルと,前記VCMコイルに対面するように配置されたマグネットを有するアクチュエータをディスクの回転が停止した時に回転しないように所定位置にロッキングさせるためのディスクドライブのアクチュエータラッチ方法において:
    前記スイングアームに設けられたラッチピンと前記マグネットのエッジから突設され、前記スイングアームの後端部のほぼ中間部位に対応する位置に配置された突出部との間に作用する磁力を利用して前記アクチュエータを所定位置に保持させるマグネチックラッチ段階と;
    ラッチレバーの回動方向に沿って前記スイングアームの第1ラッチ部と第2ラッチ部とがそれぞれ前記ラッチレバーの第1端部と第2端部とにかかるようにする慣性ラッチ段階と;を備え,
    前記ディスクドライブに前記磁力より大きい回転衝撃が加えられる時,前記回転衝撃の方向に沿って前記第1ラッチ部と第2ラッチ部とがそれぞれ前記第1端部と第2端部とにかかることを特徴とするディスクドライブのアクチュエータラッチ方法。
  22. 前記マグネチックラッチは,慣性ラッチが作動可能な回転衝撃より弱い回転衝撃に対して作動することを特徴とする,請求項21に記載のディスクドライブのアクチュエータラッチ方法。
  23. 前記磁力は,前記VCMによって前記スイングアームが正常に回動することを妨害しない程度の大きさであることを特徴とする,請求項21または22に記載のディスクドライブのアクチュエータラッチ方法。
  24. 読出し/書込みヘッドと,スイングアームと,前記スイングアームの一端部に結合されたVCMコイルに対面するように配置されたマグネットとを有するアクチュエータを,ディスクの回転が停止した時に所定位置にロッキングさせるためのディスクドライブのアクチュエータラッチ装置において:
    前記スイングアームの部分にラッチレバーの部分をかけることによって前記アクチュエータを所定位置から移動させない慣性ラッチと;
    前記アクチュエータが所定位置から移動しないように磁力を提供するマグネチックラッチと;を備え,
    前記マグネチックラッチは,前記マグネットのエッジから突設され、前記スイングアームの後端部のほぼ中間部位に対応する位置に配置された突出部,および前記スイングアームに設けられ,かつ前記突出部との間に磁力が作用できるように磁性体よりなるラッチピン、および前記ラッチレバーに設けられた磁性体よりなるレバーピン、を含み,
    前記ディスクドライブに前記磁力より大きい回転衝撃が加えられる時,前記慣性ラッチが作動することを特徴とする,ディスクドライブのアクチュエータラッチ装置。
  25. 前記慣性ラッチは,
    前記スイングアームの端部に設けられた第1ラッチ部及び第2ラッチ部と;
    第1方向に回動する時に前記第1ラッチ部にかかる第1端部,および第2方向に回動する時に前記第2ラッチ部にかかる第2端部を有するラッチレバーと;
    を備えることを特徴とする,請求項24に記載のディスクドライブのアクチュエータラッチ装置。
  26. 前記ラッチレバーの回動に必要な力が前記スイングアームの回動に必要な力より弱くなるように,前記ラッチピンによって前記スイングアームに印加されるトルクと前記スイングアームの質量慣性モーメントとの比率が,前記レバーピンによって前記ラッチレバーに印加されるトルクと前記ラッチレバーの質量慣性モーメントとの比率より大きいことを特徴とする,請求項24または25に記載のディスクドライブのアクチュエータラッチ装置。
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