JP3945107B2 - エンジン補助ブレーキ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンに負の仕事をさせてブレーキ力を発生させるエンジン補助ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
トラックなど貨物自動車の多くは、ディーゼルエンジン(レシプロエンジン)を搭載することが行われている。
【0003】
こうした自動車は、大重量の荷を積載して走行するために、大きなブレーキ力が補助的に必要となるときがある(下坂時など)。
【0004】
そこで、ディーゼルエンジンでは、エンジン補助ブレーキ装置を搭載して、ブレーキ力を増大させることが行われている。
【0005】
このエンジン補助ブレーキ装置には、圧縮工程の上死点近傍で、一旦、エンジンの排気弁を開弁させることにより、エンジンに負の仕事をさせて、大きなブレーキ力をもたらすエンジンブレーキを行わせる装置がある。
【0006】
こうした装置には、複数気筒のうち、開弁しようとする気筒の排気弁に開弁のためのスレーブピストン部を配設し、同排気弁を圧縮上死点近傍で開弁させるのに適したカムプロフィールをもつ他の気筒の排気カムに同カムにならって変位するマスタピストン部を組み付け、これら両ピストン部同士を油路で結び、この油路に高圧の作動油を給排する電磁弁を組み合わせた装置がある。
【0007】
同装置は、電磁弁を通じて高圧の作動油を油路へ供給すると、スレーブピストン部、マスタピストン部および油路の3者の内部が作動油で満たされ、マスタピストン部の変位が油路内部の作動油を通じてスレーブピストン部へ伝わり、排気弁を圧縮工程の上死点近傍で、一旦、開くようになる。これにより、気筒内の圧縮空気は逃げ、その後、閉じる排気弁により、気筒内に負圧を生じさせ、ピストンが下降するのを妨げるようとする力が発生して、大きなエンジンブレーキが発生する。また電磁弁を通じて油路から作動油を排出すれば、マスタピストン部の変位がスレーブピストン部へ伝わらなくなり、該補助ブレーキが解除される。
【0008】
ディーゼルエンジンは、多気筒のエンジンが用いられるが、こうした圧縮上死点の近傍で開くタイミングの排気カムを選んで、目的とする気筒の排気弁を開弁させる構造だと、シリンダヘッドの周辺において互いに交差する油路が必要になるので、かなり構造が複雑になる。
【0009】
そこで、近時、特開平10−115236号公報に開示されているうようなエンジンの気筒毎に排気弁駆動ユニットを組み付け、ヘッダー的な油通路を用いて、各排気弁駆動ユニットに作動油を供給可能とした、既存の排気カムを用いないですむ構造のエンジン補助ブレーキ装置が提案されている。
【0010】
具体的には、同装置の排気弁駆動ユニットは、例えばカムシャフトに形成した専用のカムおよび同カムで駆動されるマスタピストン部の組み合わせから、エンジンの駆動力により所望のタイミングで油圧を発生させる油圧発生部を構成し、排気弁に該弁を駆動するためのスレーブピストン部を組み付け、両ピストン部同士を油路で連絡させた構造が用いてある。油路は、エンジン本体に気筒列方向に沿って延びるように形成してあり、この油路を通じ、上記気筒毎の油路と、作動油源となる油ポンプとを連通させて、高圧の作動油が各排気弁駆動ユニットへ導かれるようにしている。またこの油路は、作動油を供給するモードと作動油を外部に排出するモードとに切換え可能な電磁弁で制御されるようにしてある。これで、この電磁弁が供給モードへ切り換わると、先に延べたと同様、各駆動ユニットのスレーブピストン部、マスタピストン部および油路の3者の内部が作動油で満たされ、マスタピストン部の変位が油路内部の作動油を通じてスレーブピストン部へ伝わり、排気弁を圧縮工程の上死点近傍で、一旦、開いて、負の仕事を行わせる。また電磁弁が排出モードへ切り換わると、開弁に必要な力を伝達していた作動油が抜け、負の仕事、すなわち補助ブレーキを解除させる。
【0011】
こうした構造だと、作動油が流れる経路が気筒毎に短くできるので、エンジン補助ブレーキ装置は簡素化される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
こうしたエンジン補助ブレーキ装置は、ブレーキ力が必要とされるときに、迅速に補助ブレーキ力を発生させることが求められる。
【0013】
ところで、エンジン補助ブレーキ装置の作動油には、多くはエンジンオイルが用いられるが、同オイルは冷寒時など油温が低いときは粘度が高くなる傾向がある。
【0014】
このため、冷寒時は作動油が装置内をスムーズに流れないために、エンジン補助ブレーキ装置の作動遅れが生じやすい(補助ブレーキのオン、オフのいずれ共)。特に油が流れる路長が長くなる程、その傾向が強く、このためエンジンの気筒列方向に沿って延びる油通路を採用したエンジン補助ブレーキ装置は、構成が簡素化されても、応答性に難点があり、この点の改善が求められている。
【0015】
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、簡素化を損わずに作動応答性の向上が図れるエンジン補助ブレーキ装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載のエンジン補助ブレーキ装置は、各気筒毎に配設した排気弁駆動ユニットとつながるエンジンの気筒列方向に延びる油通路を、エンジンのシリンダヘッド内で、かつ排気ポートが有る冷却水通路と隣接した地点に設けるようにした。
【0017】
これにより、冷寒時のような低油温のときでも、各排気弁駆動ユニットに向かう作動油は、事前に冷却水通路内の冷却水で暖められるから、その分、温度上昇が速められて、作動油の粘度が小さくなる。
【0018】
それ故、冷寒時でも、高い応答性で、補助ブレーキのオンオフが行えるようになる。しかも、簡素化に優れる気筒毎の排気弁駆動ユニットを用いたエンジン補助ブレーキ装置の気筒列方向に延びる油通路を、排気ポートが有る冷却水通路に隣接して配設しただけなので、エンジン補助ブレーキ装置の簡素化は損われることはない。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図1および図2に示す一実施形態にもとづいて説明する。
【0020】
図1は、例えばトラックに搭載されるレシプロエンジン、例えばOHC式の多気筒ディーゼルエンジンの一部平面図を示し、図2は図1中のA〜A線に沿うエンジンの断面図を示していて、図中1の二点鎖線で示す部分は、往復動可能にピストン(図示しない)を収めてあるクランクケース、2は同クランクケース1の上面に搭載された左右方向に延びるシリンダヘッドである。
【0021】
ここで、エンジンの構造について説明すると、シリンダヘッド2には、気筒毎にインジェクタ3が取付けてある。また各インジェクタ3を挟むヘッド全長方向両側には、バルブブリッジ4で相互間が連結された2つの吸気弁5(図1中だけに二点鎖線で図示)と、同じくバルブブリッジ6で相互間が連結された2つの排気弁7とが取付けてあり、これら各弁でシリンダヘッド2の下面からシリンダヘッド1の幅方向一側に向かって開口している吸気ポート(図示しない)や同じく排気ポート8の開閉を可能としている。但し、7aはバルブスプリングを示す。各吸・排気弁は、シリンダヘッド1の頭上にあるロッカシャフト9で支持してあるロッカアーム10を介して、シリンダヘッド2の頭上で、全長(気筒列方向)方向に沿って延びているカムシャフト11の吸気カム12、排気カム13に密接させてあり、ピストンの往復動に基づくカムシャフト11の回転とインジェタ3の噴射タイミングとから、エンジン本体で吸気行程、圧縮行程、爆発行程、排気行程を行わせるようにしてある。なお、シリンダヘッド2の内部全体には、ヘッド全体を冷却するため、吸・排気ポートを囲むようにウォータジャケット14(本願の冷却水通路に相当)が形成してある。
【0022】
エンジン補助ブレーキ装置を構成する排気弁駆動ユニット18は、このシリンダヘッド2に搭載されているロッカケース15、カムシャフト11を上下から回転自在に支持する下側および上側のカムジャーナル16,17を用いて、シリンダヘッド2に気筒毎に取付けてある。
【0023】
排気弁駆動ユニット18は、エンジンの駆動力により所望のタイミングで油圧を発生させる油圧発生部20と、エンジンの排気弁7を開弁させる油圧式の開弁機構部25と、これらをつなぐ油路部材30とを有している。
【0024】
このうち、油圧発生部20は、カムシャフト11を挟んでインジェクタ3とは反対側のロッカケース15の角部内に取付けてある。この油圧発生部20は、吸気カム12と排気カム13との間のカムシャフト部分に形成した、専用、すなわち圧縮上死点近傍開弁用のカム21と、このカム21のカムプロフィールにしたがい突没変位するマスタピストン22とを組合わせて構成される。なお、23はマスタピストン22を移動可能に収めるマスタシリンダ23を示す。
【0025】
開弁機構部25は、上側のカムジャーナル17の上部に、排気弁7の一方、例えば排気ポート8とは反対側に配置されている排気弁8の直上に張出す形状のハウジング26を形成し、このハウジング26の張出し部分に、排気弁8と同軸に配置されるよう、スレイブピストン27を収めたスレイブシリンダ28を形成し、これと隣接するハウジング部分にコントロールバルブ29を据え付けた構造が用いてある。そして、スレイブシリンダ28と上記マスタシリンダ23との間は、ロッカシャフト9、カムシャフト11の頭上を通過するように配設されたチューブ状の油路部材30(本願の油路に相当)で接続してあり、油圧発生部20、開弁機構部25および油路部材30の3者を相互に連通させている。
【0026】
コントロールバルブ29は、上側にドレン孔31を有し、下側に作動油が流入する油入口32を有したシリンダ33内に、逆止弁を形成するチェックボール34が内蔵された筒形の弁体35と、同弁体35を油入口31側へ付勢するリターンスプリング36とを収めて構成される。このシリンダ33が通路37を介してスレイブシリンダ28に接続してある。このコントロールバルブ29は、油入口32から作動油が加わると、チェックボール34を押し上げつつ弁体35が上昇して、油入口32と通路37との間を開放、ドレン孔31へ向かう経路を遮断するようにしてある。これで、スレイブシリンダ28、油路部材30、マスタシリンダ23の各3者の内部が作動油で満たされるようにしている。このときの作動油により、スイレイブピストン27の先端のロッド部が排気側のバルブブリッジ6と密接、さらにはカム21のカムプロフィールで発生する油圧がスイレイブピストン27へ伝わって排気弁7を圧縮上死点近傍で開弁させるようにしてある。なお、作動油が加わらなくなると、弁体35がリターンスプリング36の弾性力で戻り、通路37とドレン孔31との間を連通する。
【0027】
これら気筒毎のコントロールバルブ29の油入口32が、シリンダヘッド2の内部に形成した全長方向、すなわち気筒列方向に沿って延びる、ヘッダーとなる油通路40に連通させてある。詳しくは、油通路40は、図1および図2中に示されるように排気ポート8が配置されているウォータジャケット14、詳しくは排気ポート8を挟んで上方に有るウォータジェット部分14aを形成している上壁面と隣接する地点で、気筒列方向に沿って延びるように形成してある。そして、この油通路40から分かれた、カムジャーナル16,17に形成してある分岐路40a(図2中だけに図示)を通じて、各コントロールバルブ29の油入口32と油通路40との間を連通させている。
【0028】
また気筒毎のコントロールバルブ29のうち1つ、例えばカムシャフト11の最もタイミングギヤ11a寄りに配置されているコントロールバルブ29の近くのカムジャーナル16(下側)には、補助ブレーキの作動を制御するソレノイド弁45(本願の電磁弁に相当)が据え付けてある。ソレノイド弁45は、図2に示されるように入口46、出口47、ドレン口48を備えたシリンダ49と、ソレノイド50の励磁/消磁にしたがってシリンダ49内をスライド動するピストン51とを有して構成されている。入口46は、カムジャーナル16、シリンダヘッド2およびクランクケース1に渡り形成されている通路52を通じて、油圧源、例えばエンジンオイルを圧送するオイルポンプ(図示しない)に接続されている。また出口47は、通路53aを介して、近くの分岐路40a(最もタイミングギヤ寄りのスレイブシリンダ28から延びる通路)に接続されていて、オイルポンプから圧送されるエンジンオイル、すなわち作動油を油通路40へ導けるようにしている。ソレノイド弁45は、例えばオンすると、入口46と出口47とが連通するモード(油通路40へ作動油を供給するモード)と、オフすると、出口47とドレ口48とが連通するモード(油通路40から作動油を排出するモード)とに切換え可能にしてある。
【0029】
そして、このソレノイド弁45が、ECU53(例えばマイクロコンピュータから構成されるもの)に接続され、同ECU53に接続された補助ブレーキメインスイッチ54(電源57をオンオフするスイッチ)がオンで、アクセルスイッチ56がOFF(アクセルペダル55非操作時)のとき、負の仕事をもたらすエンジンブレーキが発生させるようにしている。
【0030】
すなわち、アクセルペダル55を踏まない状態で、補助ブレーキメインスイッチ54がオンされると、ECU53は、ソレノイド弁45をオンさせる。
【0031】
これにより、油圧源からの高圧な作動油が、ソレノイド弁45、さらには最もタイミングギヤ寄りの分岐路40aを通じて、気筒列方向に延びる油通路40へ送られ、さらに該油通路40から残る各分岐路40aへ送られる。
【0032】
これにより、各コントロールバルブ29の油入口32へ作動油が送られる。すると、各コントロールバルブ29の弁体35は、流入する作動油により、チェックボール34を押し上げられながら上方へ移動され、油入口32をスレイブシリンダ28に連通させる。これにより、スレーブシリンダ28、油路部材30およびマスタシリンダ23の3者の内部が高圧の作動油で満たされる。むろん、スレーブピストン27は突き出て排気側のバルブブリッジ6に密接し、マスタピストン22も突き出て補助ブレーキ専用のカム21に密接する。これにより、カム21のカムプロフィールにしたがってスライドするマスタピストン22の変位が、油路部材30内部の作動油を通じて、スレーブピストン27へ伝わり、排気弁7を圧縮行程の上死点近傍で、一旦、開弁させる。
【0033】
これにより、各気筒内の圧縮行程における圧縮空気は逃げ、その後、閉じる排気弁27により、各気筒内に負圧を生じさせ、ピストンが下降するのを妨げるようとする力を発生させ、大きなエンジンブレーキを発生させる(補助ブレーキ:オン)。
【0034】
またアクセルペダル55が踏み操作されると、ソレノイド弁45が作動油を供給するモードから、ドレン口48から油通路40内の作動油を排出するモードに切り換わる。すると、各コントロールバルブ29の弁体35が戻り、ドレン孔31から油路部材30内の作動油が抜け出て、マスタピストン22の変位がスレーブピストン27へ伝わらなくなり、補助ブレーキが解除される。
【0035】
ここで、このような補助ブレーキの作動が、冷寒時の走行中に求められたとする。
【0036】
このとき、各排気弁駆動ユニット18へ作動油を導く油通路40は、シリンダヘッド2の内部のうち、排気ポート8が有るウォータジャケット部分14aと隣接した地点で気筒列方向に延びるように形成してあるから、排気ポート8からの熱などで暖まる排気ポート8側の冷却水を受けて暖まり、作動油の温度上昇が速められる。
【0037】
このことは、冷寒時でも、作動油の粘度は、事前に、加わるエンジンの熱により小さくなり、作動遅れなく補助ブレーキはオンオフする。
【0038】
したがって、冷寒時でも、高い応答性で、補助ブレーキのオンオフを行うことができる。しかも、簡素化に優れる構造の補助ブレーキ装置の気筒列方向に延びている油通路40を、排気ポート8が有るウォータジャケット部分14aに隣接して配設しただけなので、エンジン補助ブレーキ装置がもつ簡素化は損われずにすむ。そのうえ、ウォータジャケット部分14aは、極高温にはならないので、作動油が炭化したりしない。しかも、作動油は、常に適正な温度に保てる(冷却水による冷却)。
【0039】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施しても構わない。例えば上述した実施形態では、ディーゼルエンジンに適用したが、それ以外のレシプロエンジンに適用してもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1の発明に記載の発明によれば、冷寒時のような低油温のときでも、各排気弁駆動ユニットに向かう作動油は、事前に冷却水通路内の冷却水で暖められて温度上昇が速められるから、冷寒時でも、高い応答性で、補助ブレーキのオンオフを行うことができる。
【0041】
しかも、簡素化に優れるエンジン補助ブレーキ装置の気筒列方向に延びる油通路を、排気ポートが有る冷却水通路に隣接して配設しただけなので、エンジン補助ブレーキ装置の簡素化は損われることはない。
【0042】
冷却水通路の冷却水は、極高温ではないので、作動油が炭化するおそれがない上、冷却水による冷却により、常に作動油の温度が適正に保てる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るエンジン補助ブレーキを搭載したシリンダヘッドの平面図。
【図2】同図1中のA〜A線に沿うシリンダヘッドの断面図。
【符号の説明】
2…シリンダヘッド
4…バルブブリッジ
8…排気ポート
9…ロッカシャフト
10…ロッカアーム
11…カムシャフト
14a…ウォータジャケット部分
18…排気弁駆動ユニット
20…油圧発生部
21…補助ブレーキ用のカム
22…マスタピストン
23…マスタシリンダ
25…開弁機構部
27…スレイブピストン
28…スレイブシリンダ
29…コントロールバルブ
40…油通路
45…ソレノイド弁(電磁弁)。
Claims (1)
- エンジンの各気筒毎にそれぞれ配設され、エンジンの動力を受けて所望のタイミングで油圧を発生させる油圧発生部と、エンジンの排気弁を開弁させる油圧式の開弁機構部と、前記油圧発生部と前記開弁機構部との間を連絡する油路とを有してなる排気弁駆動ユニットと、
エンジンに気筒列方向に沿って延びるように配設されてなり、作動油源からの作動油をそれぞれ各排気弁駆動ユニットの油路へ導く油通路と、
前記油通路へ作動油を供給するモードと前記油通路から作動油を排出するモードに切換え可能な電磁弁とを有してなり、
前記電磁弁のモード切換えにしたがい前記排気弁を開弁可能としたエンジン補助ブレーキ装置であって、
前記油通路は、エンジンのシリンダヘッド内に、排気ポートが有る冷却水通路と隣接した地点で、気筒列方向に沿って配設されることを特徴とするエンジン補助ブレーキ装置。
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