JP3944968B2 - 車載用電子機器取付装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車載用のコンパクトディスク(CD)チェンジャー装置など電子機器取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車載用のCDチェンジャー装置は自動車のトランクの床面上に固定して使用するものであった。CDチェンジャー装置は、複数枚のディスクが収納されたマガジン内のディスクを交換する場合にのみCDチェンジャーよりマガジンを取り出すものであり、通常はマガジンを取り出す必要がないものである。
【0003】
このように、マガジン内のディスクを交換する場合以外はチェンジャーを操作する必要性がないのに、チェンジャーをトランク床面上に設置していたものであり、トランク等の床面が有効活用できない問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来の問題を解決するものであり、通常は床面より下に電子機器を収納し、この電子機器の調整部を調整する場合、マガジンなどを取り出す場合に調整部などを床面より突出させることができる電子機器取付装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記従来の問題点を解決するために、床面より下に固定されたベースブラケットに電子機器を回動可能に保持することを特徴とするものであり、電子機器の調整部の調整時、またはディスク、ディスクマガジン、メモリカードなどを交換する場合のみ電子機器を回動させ、電子機器の調整部などを床面より突出することができるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明は、床面より下方に固定されたベースブラケットと、電子機器本体の側面に固定され上記ベースブラケットに回動可能に保持されるサイドブラケットと、上記サイドブラケットと上記ベースブラケットとを係合させる係合手段と、この係合手段を操作し上記サイドブラケットと上記ベースブラケットとの係合または係合解除を行う操作手段とを具備したことを特徴とするものであり、通常は電子機器が床面より下に収納され、操作などを必要とする場合のみ床面より突出させることができ通常使用時の床面を有効に活用できるものである。
【0007】
本発明は、床面より下方に固定されたベースブラケットと、前面に操作部が形成された電子機器と、上記電子機器の側面に固定され後部が上記ベースブラケットに回動可能に保持されるサイドブラケットと、上記サイドブラケットと上記ベースブラケットを係合させる係合手段と、この係合手段を操作し上記サイドブラケットと上記ベースブラケットとの係合または係合解除を行う操作手段とを具備したことを特徴とするものであり、調整などを行う必要性がある場合のみ電子機器を回動させ電子機器の前面を床面より突出させることができるものである。
【0008】
本発明は、前面にマガジン挿入口が形成されたディスクチェンジャーを回動可能に保持し、マガジン取り出し時のみ、ディスクチェンジャーの前面を床面より突出することができるものである
【0009】
本発明は、サイドブラケットに摺動可能に保持されたスライドブラケットの係止片とベースブラケットに形成された係止片とで係合手段を構成したことを特徴とするものであり、スライドブラケットをスライドさせるだけで電子機器のロック、ロック解除を行うことができるものである。
【0010】
本発明は、係合手段の係合解除時に電子機器に弾性力を与えて電子機器を回動させる弾性体を具備したことを特徴とするものであり、係合解除時に電子機器を自動的に回動させ床面より突出させることができるものである。
【0011】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図13を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1−図13は、本発明の一実施の形態におけるCDチェンジャー装置を示している。本実施例は、自動車のトランクの床面の凹部内に収納するCDチェンジャー装置である。図1、図2において、1は自動車のトランク内の床面であり、この床面1には4角形の孔2が形成されている。3は上面が開口した収納箱体であり、この収納箱体3内にCDチェンジャー4が収納される。図1、図2において、4AはCDチェンジャー4の前面に摺動可能に保持されたドアであり、図2に示すようにドア4Aを左方向にスライドさせると、マガジン挿入口が開口するものであり、マガジン挿入口を開口した状態でマガジンMの挿入、排出を行うものである。図1、図2に示すように、本実施例は、通常状態では図1に示すようにCDチェンジャー4が床面1より下方に収納され、マガジンMの挿入、排出時には図2に示すように、CDチェンジャー4が回動しCDチェンジャー4の前面が床面1より飛出しマガジンMの挿入排出が可能になるものである。
【0012】
図3は上記収納箱体3の底面にネジ止め又は接着により取付けらけるベースブラケット5を示している。ベースブラケット5は金属板をL字状に折り曲げた形状であり、このL字状のベースブラケット5の底板6に形成された孔7を利用してベースブラケット5は収納箱体3の底面に固定したり、接着剤により固定される。8はベースブラケット5の側板9の外側面に設けられた軸であり、この軸8の形状は図8に示すように円柱状の軸の外周面に平行な面8A、8Bを形成した形状である。なお軸8の先端部に抜け止め用の径大部8Cが形成されている。10はベースブラケット5の側板9の上方中央に植設された軸11に保持された弾性体であり、この弾性体10の先端はほぼ90度折曲げられている。12は側板9の上部の前端部に形成された係止片である。
【0013】
図4はCDチェンジャー4の側面に固定されるサイドブラケット13であり、このサイドブラケット13は金属板を逆U字状に折曲げた形状に形成されている。14、15はサイドブラケット13の内面板、外面板、16は内面板14、外面板15とを連結する上面板であり、上記内面板14、外面板15、上面板16で逆U字状のサイドブラケット13が構成される。サイドブラケット13の内面板14がネジ17によりCDチェンジャー4の側面にネジ止めされる。18は外面板15の後端に形成された孔、19は孔18と外周端面とを連通する溝である。20はサイドブラケット13の上面板16に形成された長穴、21は上記長穴20に挿入されるボルトであり、このボトル21の上端にはノブ22が設けられている。23、24、25は上記シャフト21に挿入されるワッシャー、コイルバネ、スライドブラケットであり、26は抜け止め用のEリング又は割りピンである。25Aはスライドブラケット25に形成されたネジ穴であり、上記ボルト21がネジ穴25Aに螺合する。25Bはスライドブラケット25に設けられた係止片である。上記スライドブラケット25はコイルバネ24により下方向に付勢されている。上記ノブ22を持ってシャフト21を長穴20に沿って前後に摺動させると、スライドブラケット25も前後に移動するものである。
【0014】
図6、図7はベースブラケット5にサイドブラケット13を回転自在に保持させる状態を示している。図6に示しようにサイドブラケット13の後端の溝19をベースブラケット5の軸8に上方より挿入する。上記溝19は軸8に形成された平行な面8A、8Bを利用して挿入するものであり、溝19を軸8に挿入した後サイドブラケット13の孔18が軸8に挿入され、サイドブラケット13が軸8により回転可能に保持される。図7に示すようにサイドブラケット13が軸8により回転可能に保持された状態でCDチェンジャー4をほぼ90度回転させた後にノブ22を後方にスライドさせると、スライドブラケット25の係止片25Bがベースブラケット5の係止片12に係合するものである。図7に示すCDチェンジャー4の保持状態では、ベースブラケット5に設けられた弾性体10の弾性力によりCDチェンジャー4は上方へ付勢されているものである。
【0015】
次に上記実施の形態の動作について説明する。図6に示すように、予めベースブラケット5を収納箱体3の底面にネジ止め又は接着止めしておき、またサイドブラケット13をCDチェンジャー4の側面にネジ止めしておく。図6に示すように、収納箱体3の底面にネジ止めされたベースブラケット5の軸8に、CDチェンジャー4の側面にネジ止め又は接着止めされたサイドブラケット13の後端の溝19を介して孔18に上方より挿入する。CDチェンジャー4がベースブラケット5の軸8に回転可能に保持された状態で、図7に示すようにCDチェンジャー4を弾性体10の弾性力に抗して床面1に接近するように回動させる。CDチェンジャー4が床面1に接近した状態において、ノブ22を後方にスライドさせると、スライドブラケット25の係止片25Bが図11に示すようにベースブラケット5の係止片12の下面に係合する。ここでノブ22を回動させると、ボルト21が回転しこのボルト21に螺合するスライドブラケット25が上方に移動し、サイドブラケット13がベースブラケット5に強固にロックされる。
【0016】
図10に示す状態で、マガジンM内のCDを交換する場合には、図12、図13に示すようにノブ22を反時計方向に回動させた後にノブ22を前方にスライドさせる。ノブ22を前方にスライドさせると、スライドブラケット25の係止片25Bとベースブラケット5の係止片12との係合が解除され、弾性体10の弾性力によってCDチェンジャー4は軸8を支点として反時計方向(図12)に回動し、図2に示すようにCDチェンジャー4の前面が床面1より突出する。図2に示す状態で、CDチェンジャー4のドア4Aを左方向にスライドさせると、CDチェンジャー4のマガジン挿入口が開口し、マガジンMの取り出し可能になる。マガジンMを取り出してCDの交換を行い、再度マガジンMをCDチェンジャー4に挿入する場合には、マガジンMをマガジン挿入口に挿入して、弾性体の弾性力に抗してCDチェンジャー4を時計方向に回動させた後、ノブ22を後方にスライドさせ、さらにノブ22を回動させることにより、CDチェンジャー4をロックできるものである。
【0017】
なお、上記実施例はディスクチェンジャーの例であるが、ディスクチェンジャーに限らず、地図ディスク、メモリカードが取換え可能な車載用のナビゲーション装置や調整の必要が生じた場合のみ操作部を操作する電子機器などに本発明は使用できるものである。
【0018】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、通常使用時には電子機器が床面より下方に配置され、操作などを必要とする場合のみ電子機器を回動させ、電子機器の調整部を床面より突出させることができるため、床面を有効に利用できる利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるディスクチェンジャー装置の取付状態の斜視図
【図2】同実施の形態1におけるディスクチェンジャー装置の取付状態の斜視図
【図3】同実施の形態1におけるベースブラケットの斜視図
【図4】同実施の形態1におけるサイブラケットの斜視図
【図5】同実施の形態1におけるサイドブラケットの要部の分解斜視図
【図6】同実施の形態1におけるディスクチェンジャーをベースブラケットに取付ける状態を示す側面図
【図7】同実施の形態1におけるディスクチェンジャーをベースブラケットに取付ける状態を示す側面図
【図8】同実施の形態1におけるサイドブラケットとベースブラケットの軸との関係を示す図
【図9】同実施の形態1におけるサイドブラケットをベースブラケットの軸に回動可能に保持した状態を示す図
【図10】同実施の形態1におけるディスクチェンジャーをロックした状態の斜視図
【図11】同実施の形態1におけるロック状態の要部断面図
【図12】同実施の形態1におけるディスクチェンジャーのロックを解除した状態の斜視図
【図13】同実施の形態1におけるロック解除状態の要部断面図
【符号の説明】
1 床面
2 孔
3 収納箱体
4 CDチェンジャー
5 ベースブラケット
8 軸
10 弾性体
12 係止片
13 サイドブラケット
18 孔
19 溝
21 ボルト
22 ノブ
25 スライドブラケット
25B 係止片
M マガジン
Claims (4)
- 床面より下方に固定され軸が設けられたベースブラケットと、前面に操作部が形成された車載用電子機器の側面に固定され前記軸に挿入される孔が後部に形成され前記ベースブラケットに回動可能に保持されるサイドブラケットと、前記サイドブラケットに摺動可能に保持されたスライドブラケットと、前記スライドブラケットの係止片と前記ベースブラケットの係止片とからなり前記サイドブラケットと前記ベースブラケットとを係合させる係合手段と、前記係合手段を操作し前記サイドブラケットと前記ベースブラケットとの係合または係合解除を行う操作手段とを具備し、前記サイドブラケットに固定された前記車載用電子機器本体が前記ベースブラケットの軸を支点として回動可能に保持し、前記係合手段が係合した状態で前記操作手段が前記サイドブラケットと前記ベースブラケットとをロックする車載用電子機器取付装置。
- 前記操作手段は、前記スライドブラケットに螺合するボルトと前記ボルトに設けられたノブとからなり、前記スライドブラケットの係止片は前記ベースブラケットの下面に係合し、前記ノブを回動させて前記ボルトを回転させ前記ボルトに螺合するスライドブラケットが上方に移動して前記サイドブラケットが前記ベースブラケットにロックされる請求項1記載の車載用電子機器取り付け装置。
- 前記車載用電子機器が、前面にマガジン挿入口が形成されたディスクチェンジャーである請求項1または2記載の車載用電子機器取付装置。
- 係合手段の係合解除時に電子機器に弾性力を与えて電子機器を回動させる弾性体を具備してなる請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の車載用電子機器取付装置。
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---|---|---|---|
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JPH11123991A JPH11123991A (ja) | 1999-05-11 |
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1997
- 1997-10-23 JP JP29063597A patent/JP3944968B2/ja not_active Expired - Fee Related
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