JP3944859B2 - スピーカ - Google Patents
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Description
ボイスコイルボビン内に、ダンパーを配置してなるスピーカにおいて、
中央部に透孔を有するとともに、外周部裏面が前記ボイスコイルボビンに係合される、平面視が円板状のダンパー部の外周部に、上方に向かって拡径するコーン状の振動部を一体的に形成して振動系とし、
前記振動系の外周部を、エッジを介してフレームの所定位置に固定するとともに、
前記ダンパー部に形成した透孔を利用して、当該ダンパー部の中央部が磁気回路のセンター前面に取付けられていること
を特徴とするスピーカである。
請求項1に記載のスピーカにおいて、
前記エッジは、
前記振動部の外周部から外側に延出するように一体成形され、振動系を構成すること
を特徴とするものである。
請求項1又は2のいずれかに記載のスピーカにおいて、
前記振動系は、
合成樹脂、樹脂フィルム、天然繊維、合成繊維のいずれかによって一体成形されたものであること
を特徴とするものである。
請求項1又は2に記載のスピーカにおいて、
前記振動系は、
合成樹脂、樹脂フィルム、天然繊維、合成繊維のいずれかによって一体成形されたものであること
を特徴とするものである。
請求項請求項4に記載のスピーカにおいて、
前記振動部は、
その前面が、非通気性の素材で形成されたダストキャップの外周部によって覆われていること
を特徴とするものである。
請求項4に記載のスピーカにおいて、
前記振動部は、
いずれか一方の面が、非通気性の素材で形成されたエッジの内周部によって覆われていること
を特徴とするものである。
請求項4に記載のスピーカにおいて、
前記振動部は、
いずれか一方の面が、ゴム系樹脂によって目止め処理されていること
を特徴とするものである。
請求項1に記載のスピーカにおいて、
前記ダンパー部は、
中央部を下方に延出させ、有底筒状の固定部を形成するとともに、底面部中央に形成された透孔を利用して、前記磁気回路のセンター前面に接着固定すること
を特徴とするものである。
請求項1に記載のスピーカにおいて、
前記ダンパー部は、
中央の平面部中心に形成された透孔に、支持体の一端を係合させるとともに、他端を前記磁気回路のセンター前面に固定させること
を特徴とするものである。
ボイスコイルボビン内に、ダンパーを配置してなるスピーカにおいて、
中央部に透孔を有する平面視が円板状の蝶ダンパー部の外周部に、上方に向かって拡径するコーン状の振動部を一体的に形成して振動系とし、
前記振動系の外周部を、エッジを介してフレームの所定位置に固定するとともに、
前記蝶ダンパー部に形成した前記透孔を利用して、蝶ダンパー部の中央部が磁気回路のセンター前面に取付けられていること
を特徴とするスピーカ。
前記請求項10に記載のスピーカにおいて、
前記エッジは、
前記振動部の外周部から外側に延出するように一体成形され、振動系を構成すること
を特徴とするものである。
前記請求項10又は11に記載のスピーカにおいて、
前記振動系は、
合成樹脂、樹脂フィルム、天然繊維、合成繊維のいずれかによって一体成形されたものであること
を特徴とするものである。
請求項10〜12のいずれかに記載のスピーカにおいて、
前記振動系は、
通気性素材で一体成形されるとともに、前記振動部は非通気性を保持するよう構成されていること
を特徴とするものである。
請求項13に記載のスピーカにおいて、
前記振動部は、
その前面が、非通気性の素材で形成されたダストキャップの外周部によって覆われているか、又はいずれか一方の面が、非通気性の素材で形成されたエッジの内周部によって覆われているか、もしくはいずれか一方の面が、ゴム系樹脂によって目止め処理されていること
を特徴とするものである。
請求項10に記載のスピーカにおいて、
前記蝶ダンパー部は、
中央の平面部中心に形成された透孔に支持体の一端を係合させ、前記支持体の他端を磁気回路のセンター前面に固定すること
を特徴とするものである。
請求項10に記載のスピーカにおいて、
前記蝶ダンパー部は、
中央部後面を下方に延出させて有底状の固定部を一体成形するとともに、前記固定部の中心に透孔を形成し、この透孔を利用して、蝶ダンパー部の中央部を磁気回路のセンター前面に取付けたこと
を特徴とするものである。
なお、図面上同一部分には、同一番号を付して説明を省略し、相違点について説明する。
また、図1のスピーカにおける磁気回路5は内磁型であるが、この発明のスピーカは外磁型にも適用可能であるので、爾後、前記ポールピース4を、上部プレート4と称する。
したがって、当該振動部11を非通気性に保持することが求められるが、非通気性が保持できれば、その手段については特段の制限はないが、以下に具体的な手段を開示する。
なお、当然のことながら、前記外周部12aの幅と振動部11の幅は、基本的に同一に設定されることが望ましい。
すなわち、非通気性素材からなるドーム状のエッジ13の、ボイスコイルボビン8側の内周部13aを、前記振動部11の幅と同一となるよう内側に延出させて形成し、この内周部13aを振動部11の後面もしくは前面に一体的に接合する方法である。
なお、他方の外周部13bは、フレーム6の所定部位に固着されるものである。
その際、目止め材としては、硬化したのちも柔軟性を維持するシリコンなどのゴム系樹脂が好ましいが、必ずしも柔軟性を必要としない場合には、比較的硬い皮膜を形成するエマルジョン系接着剤も使用することができるなど、目止め材には特段の制限はない。
すなわち、図1で示した振動系9の振動部11の外周部にドーム状のエッジ13Aを一体成形したもので、通常の部品3点を同時成形することで部品点数を大幅に削減し、コストダウンを実現させたもので、かかる形態を採用することによって、口径の小さなスピーカであっても、組立て作業が容易になって、生産性を大幅に向上させることができる。
この振動系20は、蝶ダンパーからなるダンパー部21の中央部後面を下方に延出させて有底筒状の固定部22を一体成形するとともに、前記固定部22の底面部23の中心に透孔24を形成し、かつダンパー部21の外周部を、ボイスコイルボビンとの係合部26を介して拡径方向に延出させて、コーン状の振動部27を一体的に形成したものである。
なお、振動系20を通気性素材で成形した場合には、振動部27は、図1で説明したように、適宜の手段で非通気性に保持することが好ましい。
また、図中、28は振動系20をフレームに固定するためのエッジである。
なお、ボイスコイルボビン8と振動系9又は20とは、それぞれダンパー部10又は21の外周に設けられた係合部10d又は26にあらかじめ塗布された接着剤によって一体化させて固着するものである。
したがって、たとえば、図示しないが、前記ダンパー部31の平面部32裏面と当接可能な、水平な係合部を上部に有するボルトを支持体とし、このボルトの先端部に前記平面部32に形成した透孔を挿通させ、前記係合部上に平面部32を載せ、ボルトの先端部にナットを係合して前記係合部とダンパー部とを一体化させ、しかるのちボルトの基端部を適宜手段によって磁気回路に固定してもよい。
2 ポットヨーク
3 マグネット
4 上部プレート
5 磁気回路
6 フレーム
7 ボイスコイル
8 ボイスコイルボビン
9 振動系
10 ダンパー部
10a 固定部
10b 底面部
10c 透孔
10d 係合部
11 振動部
12 ダストキャップ
12a 外周部
13 エッジ
Claims (16)
- ボイスコイルボビン内に、ダンパーを配置してなるスピーカにおいて、
中央部に透孔を有するとともに、外周部裏面が前記ボイスコイルボビンに係合される、平面視が円板状のダンパー部の外周部に、上方に向かって拡径するコーン状の振動部を一体的に形成して振動系とし、
前記振動系の外周部を、エッジを介してフレームの所定位置に固定するとともに、
前記ダンパー部に形成した透孔を利用して、当該ダンパー部の中央部が磁気回路のセンター前面に取付けられていること
を特徴とするスピーカ。 - 前記エッジは、
前記振動部の外周部から外側に延出するように一体成形され、振動系を構成すること
を特徴とする請求項1に記載のスピーカ。 - 前記振動系は、
合成樹脂、樹脂フィルム、天然繊維、合成繊維のいずれかによって一体成形されたものであること
を特徴とする請求項1又は2に記載のスピーカ。 - 前記振動系は、
通気性素材で一体成形されるとともに、前記振動部は非通気性を保持するよう構成されていること
を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスピーカ。 - 前記振動部は、
その前面が、非通気性の素材で形成されたダストキャップの外周部によって覆われていること
を特徴とする請求項4に記載のスピーカ。 - 前記振動部は、
いずれか一方の面が、非通気性の素材で形成されたエッジの内周部によって覆われていること
を特徴とする請求項4のいずれかに記載のスピーカ。 - 前記振動部は、
いずれか一方の面が、ゴム系樹脂によって目止め処理されていること
を特徴とする請求項4に記載のスピーカ。 - 前記ダンパー部は、
中央部を下方に延出させ、有底筒状の固定部を形成するとともに、底面部中央に形成された透孔を利用して、前記磁気回路のセンター前面に接着固定すること
を特徴とする請求項1に記載のスピーカ。 - 前記ダンパー部は、
中央の平面部中心に形成された透孔に、支持体の一端を係合させるとともに、他端を磁気回路のセンター前面に固定させること
を特徴とする請求項1に記載のスピーカ。 - ボイスコイルボビン内に、ダンパーを配置してなるスピーカにおいて、
中央部に透孔を有する平面視が円板状の蝶ダンパー部の外周部に、上方に向かって拡径するコーン状の振動部を一体的に形成して振動系とし、
前記振動系の外周部を、エッジを介してフレームの所定位置に固定するとともに、
前記蝶ダンパー部に形成した前記透孔を利用して、蝶ダンパー部の中央部が磁気回路のセンター前面に取付けられていること
を特徴とするスピーカ。 - 前記エッジは、
前記振動部の外周部から外側に延出するように一体成形され、振動系を構成すること
を特徴とする請求項10に記載のスピーカ。 - 前記振動系は、
合成樹脂、樹脂フィルム、天然繊維、合成繊維のいずれかによって一体成形されたものであること
を特徴とする請求項10又は11に記載のスピーカ。 - 前記振動系は、
通気性素材で一体成形されるとともに、前記振動部は非通気性を保持するよう構成されていること
を特徴とする請求項10〜12のいずれかに記載のスピーカ。 - 前記振動部は、
その前面が、非通気性の素材で形成されたダストキャップの外周部によって覆われているか、又はいずれか一方の面が、非通気性の素材で形成されたエッジの内周部によって覆われているか、もしくはいずれか一方の面が、ゴム系樹脂によって目止め処理されていること
を特徴とする請求項13に記載のスピーカ。 - 前記蝶ダンパー部は、
中央の平面部中心に形成された透孔に支持体の一端を係合させ、前記支持体の他端を磁気回路のセンター前面に固定すること
を特徴とする請求項10に記載のスピーカ。 - 前記蝶ダンパー部は、
中央部後面を下方に延出させて有底状の固定部を一体成形するとともに、前記固定部の中心に透孔を形成し、この透孔を利用して、蝶ダンパー部の中央部を磁気回路のセンター前面に取付けたこと
を特徴とする請求項10に記載のスピーカ。
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