JP3941547B2 - タグを用いた通過管理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タグを用いた通過管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、人や動物(以下人等という)の入退場や、物品の入出庫等に代表されるように、ある地点を通過したかどうかをタグを用いて管理する通過管理方法が各種提案されている。例えば、入場時にタグを携帯させ、退場時にタグを返却させることによって、タグを持たない不正入場者をチェックするタグシステムが知られている。
【0003】
ところで、このような通過管理方法は、ON状態であるタグを検知することによって行なわれるため、所定の地点の通過時に、タグが確実にON状態となっていることが必要であった。
しかし、タグは繰り返し仕様されることが一般的であり、ON状態となっている場合であっても、タグの発行地点までの移動時等に、OFF状態のタグが混入したり、あるいは経時的に、あるいは外部環境等により、ON状態がOFF状態となってしまうような可能性がある等の問題があり、OFF状態のタグが混入しないような、あるいは外部環境(磁場や電界等)の影響を排除するという厳密な管理が必要となるという問題があった。また、構造が簡易で安価に得られるということで、磁気的にON状態、OFF状態を切り替える磁気式タグの場合には、テレビやモニター等、あるいはバッグの開閉部に用いられる磁石等の磁場の発生原因によって、影響を受ける可能性もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、簡易な方法で発行時のタグのON状態を保証することができ、従って信頼性の高い通過管理を行なうことが可能な通過管理方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、所定の地点の通過を管理する、タグを用いた通過管理方法において、所定の地点を通過する前の場所に配置され、タグ切替機としての消磁機を備えるタグ発行機によって、高い透磁率かつ低い保磁力を有する磁性体からなるワイヤ状の第一磁性部材と、該第一磁性部材よりも低い透磁率かつ高い保磁力を有する磁性体の粉末を含む印刷層からなる第二磁性部材とを備えるタグに対して、消磁前の状態がON状態であるかOFF状態であるかに拘らず発行の直前に消磁機を経由することによって、ON状態であることが保証されたタグを発行する発行段階と、ON状態のタグが所定の場所への入口を通過した際に通過したことを検知する検知段階と、検知した場合にそれを通知する通知段階と、を備えるタグを用いた通過管理方法である。
【0006】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のタグを用いた通過管理方法において、前記タグ発行機からのタグの発行枚数で、入場者管理を行なうことを特徴としている。
【0007】
さらに、請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のタグを用いた通過管理方法において、前記検知段階で、タグがON状態、OFF状態であるかにかかわらず、タグ所持者あるいはタグ取付物が通過したことを検知する検知手段を備えることを特徴としている。
【0008】
なお、上記課題を解決するための通過管理システムとしては、下記のシステムが考えられる。
即ち、所定の地点の通過を管理する、タグを用いた通過管理システムにおいて、
所定の地点の通過前の場所に配置され、タグ切替機を備えたタグ発行機から、ON状態のタグを発行する発行手段と、ON状態のタグが通過した際に通過したことを検知する検知手段と、検知した場合にそれを通知する通知手段とを備えることを備えるタグを用いた通過管理システム。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を以下に説明する。
(所定の地点の実施形態)
本発明に係る所定の地点としては、店舗等の入口があげられる。即ち、小売店、スーパーマーケット、デパート、コンビニエンスストア、書店、ビデオやCD、DVDなどのレンタル店等の店舗が例示できる。
また、イベント会場、駐車場、リフト、遊戯用乗り物、各種施設等の入口があげられる。
【0010】
(タグの実施形態)
次にタグについて説明する。本発明に係るタグとしては、ON状態又はOFF状態を記憶可能なタグであれば適用可能であり、磁気方式、電波方式、電磁波方式等があげられ、微小なICチップを備えたものがあげられる。
安価で好ましいタグとして、磁気方式のタグを例にとり説明する。例として、第一磁性部材と第二磁性部材を備え、第二磁性部材を着磁することにより、OFF状態となり、第二磁性部材を消磁することにより、ON状態となるタグがあげられる。
即ち、高い透磁率かつ低い保磁力を有する第一磁性部材と、それよりも低い透磁率かつ高い保磁力を有する第二磁性部材からなっており、第二磁性部材が磁化されている場合、前記第一磁性部材から複数の高周波群を含む多数のパルスが発生しなくなる。逆に第二磁性部材が消磁されている場合、前記第一磁性部材から複数の高周波群を含む多数のパルスが発生し、そのパルスをゲートが感知する。
このような磁性材料を商品に取り付ける際には、ラベル化や樹脂成形するなどして、扱いやすい形態にすることが行われており、タグと呼ばれている。
以下、このようなタグ、即ち、タグの磁気層に着磁し、ゲートに反応しない状態をOFF状態、タグの磁気層を消磁し、ゲートに反応する状態をON状態として、具体例をあげて説明する。
【0011】
(タグの実施例)
タグの実施例について、図1、図2を用いて説明する。まず、フィルム11を用意する。フィルムとしては、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエステルフィルム、ナイロンフィルム、ポリイミドフィルム等が使用できる。厚さは10μmから50μm程度が適当であり、例えば25μmが適当である。 なお、製造にあたっては、上記フィルムとして、リール状に巻かれたフィルムを用意し、巻き出しながら下記の工程を行う、という連続工程で行うことが好ましい。そのような工程で行うことにより、非常に高い生産性で製造することができる。
次に第二磁性部材として磁気層を形成する。フィルム11上にシルクスクリーン印刷で大きさは長さ5mm、幅3mmで磁気層12を印刷した。厚さは10μmから70μm程度が適当である。形状が小さすぎると、また断面積が小さすぎると、着磁しても十分なOFF状態とならない可能性がある。なお、印刷の版式は、好ましくはスクリーン印刷であり、特に好ましくは、シルク版がロール状になっていて、連続印刷に適するロータリーシルク印刷である。リール状に巻かれたフィルムを巻き出しながら製造する方法において特に適する。なお、これらに限定されず、例えば凹版印刷でも可能である。
【0012】
磁気層の材料としては、第一磁性部材が、磁気層よりも高い透磁率かつ低い保磁力を有することが求められる。ON状態の際には第一磁性部材がパルスを発生するため、より第一磁性部材の材料選択を優先し、第一磁性部材よりも低い透磁率かつ高い保磁力を有する材料から磁気層の材料として適当なものを選択する。
好ましい例として、保磁力は約10乃至1000エルステッドで材料としては、Fe−Co−Mn−Si系、Fe−Co−V系、Fe−Co−Ni系、Fe−Ni系、Fe−Cr−Co系、Cu−Ni−Fe系、Cu−Ni−Co系、Pt−Co系あるいはステンレス等が使用できる。そして、これらの材料を印刷可能なようにペースト化したものがあげられる。例えばステンレス粉をペースト材料に混入したものがあげられる。
印刷で形成する場合、厚さや大きさの制御を容易に行うことができる。厚さにあわせてステンレス粉として、どの程度の粒径を選択すればよいかも決定されことになる。なお、ステンレス以外の材料を選択したとしても、印刷で形成する場合にはあまり影響がない。従って材料の選択の自由度が非常に高い。
また、印刷でなく、上記のような保磁力を有する材料が金属板状に加工された材料を載置してもよい。
【0013】
そして、フィルム11上の全面に接着剤を塗布し、接着層52を形成した。磁気層の上にも接着層は形成された。フィルム11は、支持体としての機能を果たしている。接着層の材料としては、特に限定されない。後述するような接着層の機能によって選択される。一般的な接着剤の材料であれば、磁気的に影響を与えるものは考えにくいためである。例えば、ラベルのように物品に取り付けられる機能のために強い接着力を発揮する接着剤、仮固定の機能のために非常に弱い接着力である接着剤、ホットメルト性のものや熱硬化性、光硬化性のものがあげられる。そのような材料を選択することで、仮固定の際には接着力を発揮するが、その後の工程では接着力がないもの、あるいは弱い接着力であるために、輸送時に他の部分や接着層同士で接着されたとしても容易に剥離でき、取り付けに支障のないもの、のような求められる機能に応じた接着層とすることが可能である。
この弱い接着力である場合は、タグを長尺状のフィルムに連続した形態で製造しておき、リール状に巻き取っておき、タグを取付ける際に、巻き出しながら、取付けるという生産効率に優れる方法が可能となる点で非常に好ましい。
さらに例示すれば、接着層は、タグの使用のされかたによって、代表的には次のような機能を果たすことが可能である。第一は、タグを物品に取り付ける際に接着層として働くものである。この場合は、さらに強固な手段で取付けられる前の段階としての仮止めや仮固定としての接着層という機能である場合も含む。第二には、磁性部材を固定する機能を果たす場合である。もちろんこれら二つの場合をあわせた機能として働く場合もある。
【0014】
さらに、磁性部材の、フィルム側とは反対面に接着層を有し、フィルムとタグが取付けられる物との間の接着力が、フィルムと前記磁性部材との間の接着力より強い状態であるように、一種類の接着材料で実現するためには、フィルム材料との接着力が弱く、タグが取付けられる物との接着力が強いような接着剤を選択することになる。また、フィルム材料との接着力が弱い接着剤で形成した接着層の上に、タグが取付けられる物の材料との接着力が強い接着剤で形成した接着層をさらに形成する方法もある。
この実施例では、フィルム材料との接着力が弱く、タグが取付けられる物のとの接着力が強いアクリル系の接着剤を厚さ25μmで塗布した。
そして、その上に第一磁性部材として、第一磁性部材13を載置した。第一磁性部材は自重で接着剤に多少沈み込む形になった。また場合によっては、完全に接着剤中に入り込む形になる場合や、逆に全く沈み込まない場合も考えられるが、いずれも場合も本発明に用いることが可能であることはもちろんである。
【0015】
この第一磁性部材として好ましい材料としては、アモルファス合金であり、保磁力は0.1乃至1.0エルステッドのものがあげられる。組成としては、Fe、Co、Niのうち少なくとも1種を65原子%以上含むものがあげられる。アモルファス形成を促進する元素として、B、P、C、Si、Al、Ga、Zr、Nb、Taから選ばれる少なくとも1種の元素を10原子%以上35原子%以下含むことが好ましい。
例えば、Fe−Si系、Fe−Cr−Co−Ni−Mo系、Co−Si−Mn−Fe系等が使用できる。また、上記に他の金属を含有してもよい。
さらに具体例をあげれば、Fe77.5Si7.515、Fe78Si913、(Co50Fe5078Si913、Fe39Co39Si913、Fe78137Cr2、Fe83Zr76Cu1Nb3等があげられる。形状としてはワイヤ状のものが好ましい。以上のようにして、タグが完成した。
【0016】
(タグ発行機の実施形態)
本発明に係るタグ発行機としては、タグ切替機を備えており、タグを所持する人等が受け取りやすいように発行をする。あるいは被着体が物品である場合には、被着体にタグ発行機が直接タグを取付けるように構成してもよい。
【0017】
(タグ切替機の実施形態)
タグ発行機に備えられているタグ切替機について、さらに説明する。
タグ切替機によって、タグのON状態であるかOFF状態の切替が行なわれる。タグ切替機としては、例えば消磁機及び着磁機があげられ、例えば消磁機によって、磁性部材の所定個所が消磁されて、ON状態となる。あるいは着磁機によって、磁性部材の所定個所が着磁されて、OFF状態となる。
なお、消磁機は、消磁機で消磁する前の状態がON状態であるかOFF状態であるかに依存されず、ON状態にすることを確認するというものである。即ち、OFF状態のものをON状態にする場合と、OFF状態かON状態かが不明な状態のものを、消磁機を経由することによって、ON状態であることを保証する場合がある。
即ち、ON状態あるいはOFF状態は、外部の磁気や電磁波の影響を受けることも考えられるため、発行の直前に行うことが望ましいものである。
【0018】
(タグ発行の実施形態)
本明細書では、タグが取付けられる対象を、タグの「被着体」といい、タグが取付けられた被着体を「タグ被着体」ということにする。被着体としては、人や動物、物品等様々なものがある。例えば、被着体として、施設への入場券があげられる。入場券にタグを取付けておき、タグ発行機からタグ付きの入場券を発行し、入場者に携帯させるという実施形態がある。また、被着体として、荷札があげられる。荷札にタグを取付けておき、タグ発行機から荷札を発行し、タグ発行機が荷物に荷札を貼着する、という実施形態があげられる。
その他、被着体としては、書籍、カタログに代表される冊子体、文房具、ビデオ、CD、DVDがあげられる。
【0019】
(タグの通過を検知する検知手段及び通知手段の実施形態)
本発明に係る検知手段としては、店舗等の入口に設置されるゲートがあげられる。即ち、入口にゲート枠が配置され、ゲート枠間に所定周波数の交番磁場が形成される。この交番磁場は、尋問磁場とも呼ばれる。この尋問磁場をON状態のタグが通過すると、前記磁性材料から複数の高周波群を含む多数のパルスが発生し、このパルスをゲートに配置された受信アンテナする。そして制御装置に導き、アラーム発生や入口を閉鎖する等の手段で通知を行なう。
ON状態のタグがゲート枠間を通過すると感知する。感知すると、警告を発する等して、通知を行なう。例えば、天井等に支持部によって支持された表示手段が点灯する。
通知は、ゲートがブザー等の音声を発する、ランプを点灯する等の方法、あるいは音声を伴ってもよいが、音声を小さくすることにより、あるいは伴わないことによって、係員や店員(以下店員等、という)だけが認知することができる。なお、表示手段も、店員等だけが認知できるように設置することが好ましい。あるいは、
【0020】
即ち、現実には機器の故障等の可能性もあり、誤動作が絶対に起こり得ない、とも言い切れないためである。例えば、施設への入場を管理する場合であれば、入口の係員がいる場所近辺である。手段としては、その近辺で小さな音声を発する方法がある。好ましくは、音声を伴わず、レジ近辺で光を発する、という方法がよい。
店員等だけが視認可能な手段で行われることにより、店員等だけが警告等の通知されたことを知ることができ、誤作動も含んだ警告に対しても適切な対応ができる。
【0021】
(通過管理方法の実施形態)
施設の入口には、タグの発行機が設置される。タグ発行機はその内部にタグ切替え機を備えている。また、上記「タグの実施形態」によって得られたタグが取付けられた入場券が、内部に蓄積されている。
タグ発行機は、施設外部に向けて赤外線センサーを備え、入場者を感知すると入場券を発行する。あるいは、入場者がボタンを押すことにより、発行される発行方式や、係員が入場料を受け取ったことを確認すると発行ボタンを押して入場者が受け取る、という係員が管理するような発行方式にしてもよい。さらには、自動販売機のように、現金が投入されるとそれに応じて発行するという発行方式でもよい。
入場券を外部に送り出す際に、タグ切替機によって消磁を行なう。消磁されることによって、タグはON状態となる。
入場者はタグ発行機からタグ被着体である入場券を受け取り、入場口へ向かう。入場口にはゲートが設置され、磁場を形成している。
ON状態となったタグ被着体を所持した入場者が入場口を通過すると、ゲートがタグを検知し、通知を行なう。
【0022】
通知手段としては、ランプが点灯する、音声を発する等の手段があり、上記実施形態の場合は、「いらっしゃいませ」というような音声を発する方法が通知手段として好ましい。
また、通過をより厳密にチェックしたい場合は、タグを検知した場合に、入場口の扉が開いたり、ポールが上昇したりするように構成してもよい。
このような通過管理方法によれば、入場券を所持しない、例えば入場料を支払っていない入場者が入場することをチェックすることが可能となる。
さらに、タグ発行機からタグが発行された枚数、即ちタグ被着体の発行枚数で、入場者の数を管理することができる。また、自動販売機方式のような場合には、年層別に入場人数を管理することも可能となる。
さらに、検知段階で、タグが被着されているか否か、あるいはタグがON状態であるか否かにかかわらず、被着体が通過したことを検知する第二の検知手段を備えることもできる。
【0023】
例えば、入場口に赤外線センサーあるいは光学センサーや温度センサーを備える例が挙げられる。この場合、タグが被着されているか被着されていないか、あるいはタグがON状態であるかOFF状態であるかにかかわらず、被着体が通過したことを検知するため、タグを所持せず、従って通知手段により通知が行なわれなかった場合に、それを見落とした場合にも、第二の検知手段との間で誤差が生じた瞬間に、不正入場者があったことを警告するような第二の通知手段で警告を行なう、というような対応が可能となる。
あるいは、小学生以下は入場無料、というような場合に、タグを所持しない入場者と、タグを所持した入場者のそれぞれをカウントすることが可能となる。
上記のようにして、通過管理が行なわれるが、さらに発展させた形態として、次のような実施形態が挙げられる。
つまり、施設からの退場時に、タグ被着体を返却させるようにし、出口にゲートを設置し、タグ被着体を未返却の入場者を感知することができる。そして、「入場券を返却して下さい。」というような警告音を発することにより、返却を促すことができる。
このようにしておけば、タグ被着体を確実に回収することができる。そのため、入退場管理に要するコストを低減することができると共に、タグがゴミとして捨てられたりすることがなく、環境にも優しい入退場管理を実現することが可能となる。
【0024】
(被着体が通過したことを検知する第二の検知手段の実施形態)
検知段階で、タグが被着されているか否か、あるいはタグがON状態であるか否かにかかわらず、被着体が通過したことを検知する第二の検知手段を備えることもできる。
第二の検知手段の例としては、赤外線センサーや、光学センサー、温度センサー等があげられる。
【0025】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、所定の地点の通過を管理する、タグを用いた通過管理方法において、所定の地点を通過する前の場所に配置され、タグ切替機を備えるタグ発行機から、ON状態のタグを発行する発行段階と、ON状態のタグが所定の場所への入口を通過した際に通過したことを検知する検知段階と、検知した場合にそれを通知する通知段階と、を備えるタグを用いた通過管理方法であるため、非常に簡易な方法で、しかも確実に、発行時のタグのON状態を保証することができる。従って信頼性の高い通過管理を行なうことが可能な通過管理方法を提供することが可能となる。
【0026】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載のタグを用いた通過管理方法において、タグ発行機からのタグの発行枚数で、入場者管理を行なうため、正確な入場者管理を行なうことができる。
【0027】
さらに、請求項3記載の発明によれば、請求項1または請求項2記載のタグを用いた通過管理方法において、前記検知段階で、タグが被着されているか否か、あるいはタグがON状態であるか否かにかかわらず、被着体が通過したことを検知する第二の検知手段を備えるため、タグ被着体を確実に回収することができる。
従って、入退場管理に要するコストを低減することができると共に、タグがゴミとして捨てられたりすることがなく、環境にも優しい入退場管理を実現することが可能となる。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通過管理方法に用いるタグの上面図
【図2】本発明の通過管理方法に用いるタグの断面図
【符号の説明】
11…フィルム 12…第二磁性部材 13…第一磁性部材 52…接着層

Claims (3)

  1. 所定の地点の通過を管理する、タグを用いた通過管理方法において、
    所定の地点を通過する前の場所に配置され、タグ切替機としての消磁機を備えるタグ発行機によって、高い透磁率かつ低い保磁力を有する磁性体からなるワイヤ状の第一磁性部材と、該第一磁性部材よりも低い透磁率かつ高い保磁力を有する磁性体の粉末を含む印刷層からなる第二磁性部材とを備えるタグに対して、消磁前の状態がON状態であるかOFF状態であるかに拘らず発行の直前に消磁機を経由することによって、ON状態であることが保証されたタグを発行する発行段階と、
    ON状態のタグが所定の場所への入口を通過した際に通過したことを検知する検知段階と、
    検知した場合にそれを通知する通知段階と、
    を備えるタグを用いた通過管理方法。
  2. 前記タグ発行機からのタグの発行枚数で、入場者管理を行なうことを特徴とする請求項1記載のタグを用いた通過管理方法。
  3. 前記検知段階で、タグが被着されているか否か、あるいはタグがON状態であるか否かにかかわらず、被着体が通過したことを検知する第二の検知手段を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のタグを用いた通過管理方法。
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