JP2003256898A - タグを用いた通過管理方法 - Google Patents

タグを用いた通過管理方法

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JP2003256898A JP2002060118A JP2002060118A JP2003256898A JP 2003256898 A JP2003256898 A JP 2003256898A JP 2002060118 A JP2002060118 A JP 2002060118A JP 2002060118 A JP2002060118 A JP 2002060118A JP 2003256898 A JP2003256898 A JP 2003256898A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易な方法で発行時のタグのON状態を保証す
ることができ、従って信頼性の高い通過管理を行なうこ
とが可能な通過管理方法を提供する。 【解決手段】所定の地点の通過を管理する、タグを用い
た通過管理方法において、所定の地点を通過する前の場
所に配置され、タグ切替機を備えるタグ発行機から、O
N状態のタグを発行する発行段階と、ON状態のタグが
所定の場所への入口を通過した際に通過したことを検知
する検知段階と、検知した場合にそれを通知する通知段
階と、を備えるタグを用いた通過管理方法である。ま
た、前記タグ発行機からのタグの発行枚数で、入場者管
理を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タグを用いた通過
管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、人や動物(以下人等という)
の入退場や、物品の入出庫等に代表されるように、ある
地点を通過したかどうかをタグを用いて管理する通過管
理方法が各種提案されている。例えば、入場時にタグを
携帯させ、退場時にタグを返却させることによって、タ
グを持たない不正入場者をチェックするタグシステムが
知られている。
【0003】ところで、このような通過管理方法は、O
N状態であるタグを検知することによって行なわれるた
め、所定の地点の通過時に、タグが確実にON状態とな
っていることが必要であった。しかし、タグは繰り返し
仕様されることが一般的であり、ON状態となっている
場合であっても、タグの発行地点までの移動時等に、O
FF状態のタグが混入したり、あるいは経時的に、ある
いは外部環境等により、ON状態がOFF状態となって
しまうような可能性がある等の問題があり、OFF状態
のタグが混入しないような、あるいは外部環境(磁場や
電界等)の影響を排除するという厳密な管理が必要とな
るという問題があった。また、構造が簡易で安価に得ら
れるということで、磁気的にON状態、OFF状態を切
り替える磁気式タグの場合には、テレビやモニター等、
あるいはバッグの開閉部に用いられる磁石等の磁場の発
生原因によって、影響を受ける可能性もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題点を解決するためになされたものであって、簡易な
方法で発行時のタグのON状態を保証することができ、
従って信頼性の高い通過管理を行なうことが可能な通過
管理方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
所定の地点の通過を管理する、タグを用いた通過管理方
法において、所定の地点を通過する前の場所に配置さ
れ、タグ切替機を備えるタグ発行機から、ON状態のタ
グを発行する発行段階と、ON状態のタグが所定の場所
への入口を通過した際に通過したことを検知する検知段
階と、検知した場合にそれを通知する通知段階と、を備
えるタグを用いた通過管理方法である。
【0006】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のタグを用いた通過管理方法において、前記タグ発行
機からのタグの発行枚数で、入場者管理を行なうことを
特徴としている。
【0007】さらに、請求項3記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載のタグを用いた通過管理方法にお
いて、前記検知段階で、タグがON状態、OFF状態で
あるかにかかわらず、タグ所持者あるいはタグ取付物が
通過したことを検知する検知手段を備えることを特徴と
している。
【0008】なお、上記課題を解決するための通過管理
システムとしては、下記のシステムが考えられる。即
ち、所定の地点の通過を管理する、タグを用いた通過管
理システムにおいて、所定の地点の通過前の場所に配置
され、タグ切替機を備えたタグ発行機から、ON状態の
タグを発行する発行手段と、ON状態のタグが通過した
際に通過したことを検知する検知手段と、検知した場合
にそれを通知する通知手段とを備えることを備えるタグ
を用いた通過管理システム。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を以下に説明す
る。 (所定の地点の実施形態)本発明に係る所定の地点とし
ては、店舗等の入口があげられる。即ち、小売店、スー
パーマーケット、デパート、コンビニエンスストア、書
店、ビデオやCD、DVDなどのレンタル店等の店舗が
例示できる。また、イベント会場、駐車場、リフト、遊
戯用乗り物、各種施設等の入口があげられる。
【0010】(タグの実施形態)次にタグについて説明
する。本発明に係るタグとしては、ON状態又はOFF
状態を記憶可能なタグであれば適用可能であり、磁気方
式、電波方式、電磁波方式等があげられ、微小なICチ
ップを備えたものがあげられる。安価で好ましいタグと
して、磁気方式のタグを例にとり説明する。例として、
第一磁性部材と第二磁性部材を備え、第二磁性部材を着
磁することにより、OFF状態となり、第二磁性部材を
消磁することにより、ON状態となるタグがあげられ
る。即ち、高い透磁率かつ低い保磁力を有する第一磁性
部材と、それよりも低い透磁率かつ高い保磁力を有する
第二磁性部材からなっており、第二磁性部材が磁化され
ている場合、前記第一磁性部材から複数の高周波群を含
む多数のパルスが発生しなくなる。逆に第二磁性部材が
消磁されている場合、前記第一磁性部材から複数の高周
波群を含む多数のパルスが発生し、そのパルスをゲート
が感知する。このような磁性材料を商品に取り付ける際
には、ラベル化や樹脂成形するなどして、扱いやすい形
態にすることが行われており、タグと呼ばれている。以
下、このようなタグ、即ち、タグの磁気層に着磁し、ゲ
ートに反応しない状態をOFF状態、タグの磁気層を消
磁し、ゲートに反応する状態をON状態として、具体例
をあげて説明する。
【0011】(タグの実施例)タグの実施例について、
図1、図2を用いて説明する。まず、フィルム11を用
意する。フィルムとしては、ポリエチレンテレフタレー
トフィルム、ポリエステルフィルム、ナイロンフィル
ム、ポリイミドフィルム等が使用できる。厚さは10μ
mから50μm程度が適当であり、例えば25μmが適
当である。 なお、製造にあたっては、上記フィルムと
して、リール状に巻かれたフィルムを用意し、巻き出し
ながら下記の工程を行う、という連続工程で行うことが
好ましい。そのような工程で行うことにより、非常に高
い生産性で製造することができる。次に第二磁性部材と
して磁気層を形成する。フィルム11上にシルクスクリ
ーン印刷で大きさは長さ5mm、幅3mmで磁気層12
を印刷した。厚さは10μmから70μm程度が適当で
ある。形状が小さすぎると、また断面積が小さすぎる
と、着磁しても十分なOFF状態とならない可能性があ
る。なお、印刷の版式は、好ましくはスクリーン印刷で
あり、特に好ましくは、シルク版がロール状になってい
て、連続印刷に適するロータリーシルク印刷である。リ
ール状に巻かれたフィルムを巻き出しながら製造する方
法において特に適する。なお、これらに限定されず、例
えば凹版印刷でも可能である。
【0012】磁気層の材料としては、第一磁性部材が、
磁気層よりも高い透磁率かつ低い保磁力を有することが
求められる。ON状態の際には第一磁性部材がパルスを
発生するため、より第一磁性部材の材料選択を優先し、
第一磁性部材よりも低い透磁率かつ高い保磁力を有する
材料から磁気層の材料として適当なものを選択する。好
ましい例として、保磁力は約10乃至1000エルステ
ッドで材料としては、Fe−Co−Mn−Si系、Fe
−Co−V系、Fe−Co−Ni系、Fe−Ni系、F
e−Cr−Co系、Cu−Ni−Fe系、Cu−Ni−
Co系、Pt−Co系あるいはステンレス等が使用でき
る。そして、これらの材料を印刷可能なようにペースト
化したものがあげられる。例えばステンレス粉をペース
ト材料に混入したものがあげられる。印刷で形成する場
合、厚さや大きさの制御を容易に行うことができる。厚
さにあわせてステンレス粉として、どの程度の粒径を選
択すればよいかも決定されことになる。なお、ステンレ
ス以外の材料を選択したとしても、印刷で形成する場合
にはあまり影響がない。従って材料の選択の自由度が非
常に高い。また、印刷でなく、上記のような保磁力を有
する材料が金属板状に加工された材料を載置してもよ
い。
【0013】そして、フィルム11上の全面に接着剤を
塗布し、接着層52を形成した。磁気層の上にも接着層
は形成された。フィルム11は、支持体としての機能を
果たしている。接着層の材料としては、特に限定されな
い。後述するような接着層の機能によって選択される。
一般的な接着剤の材料であれば、磁気的に影響を与える
ものは考えにくいためである。例えば、ラベルのように
物品に取り付けられる機能のために強い接着力を発揮す
る接着剤、仮固定の機能のために非常に弱い接着力であ
る接着剤、ホットメルト性のものや熱硬化性、光硬化性
のものがあげられる。そのような材料を選択すること
で、仮固定の際には接着力を発揮するが、その後の工程
では接着力がないもの、あるいは弱い接着力であるため
に、輸送時に他の部分や接着層同士で接着されたとして
も容易に剥離でき、取り付けに支障のないもの、のよう
な求められる機能に応じた接着層とすることが可能であ
る。この弱い接着力である場合は、タグを長尺状のフィ
ルムに連続した形態で製造しておき、リール状に巻き取
っておき、タグを取付ける際に、巻き出しながら、取付
けるという生産効率に優れる方法が可能となる点で非常
に好ましい。さらに例示すれば、接着層は、タグの使用
のされかたによって、代表的には次のような機能を果た
すことが可能である。第一は、タグを物品に取り付ける
際に接着層として働くものである。この場合は、さらに
強固な手段で取付けられる前の段階としての仮止めや仮
固定としての接着層という機能である場合も含む。第二
には、磁性部材を固定する機能を果たす場合である。も
ちろんこれら二つの場合をあわせた機能として働く場合
もある。
【0014】さらに、磁性部材の、フィルム側とは反対
面に接着層を有し、フィルムとタグが取付けられる物と
の間の接着力が、フィルムと前記磁性部材との間の接着
力より強い状態であるように、一種類の接着材料で実現
するためには、フィルム材料との接着力が弱く、タグが
取付けられる物との接着力が強いような接着剤を選択す
ることになる。また、フィルム材料との接着力が弱い接
着剤で形成した接着層の上に、タグが取付けられる物の
材料との接着力が強い接着剤で形成した接着層をさらに
形成する方法もある。この実施例では、フィルム材料と
の接着力が弱く、タグが取付けられる物のとの接着力が
強いアクリル系の接着剤を厚さ25μmで塗布した。そ
して、その上に第一磁性部材として、第一磁性部材13
を載置した。第一磁性部材は自重で接着剤に多少沈み込
む形になった。また場合によっては、完全に接着剤中に
入り込む形になる場合や、逆に全く沈み込まない場合も
考えられるが、いずれも場合も本発明に用いることが可
能であることはもちろんである。
【0015】この第一磁性部材として好ましい材料とし
ては、アモルファス合金であり、保磁力は0.1乃至
1.0エルステッドのものがあげられる。組成として
は、Fe、Co、Niのうち少なくとも1種を65原子
%以上含むものがあげられる。アモルファス形成を促進
する元素として、B、P、C、Si、Al、Ga、Z
r、Nb、Taから選ばれる少なくとも1種の元素を1
0原子%以上35原子%以下含むことが好ましい。例え
ば、Fe−Si系、Fe−Cr−Co−Ni−Mo系、
Co−Si−Mn−Fe系等が使用できる。また、上記
に他の金属を含有してもよい。さらに具体例をあげれ
ば、Fe77.5Si7.515、Fe78Si913、(Co50
Fe5078Si913、Fe39Co39Si913、Fe78
137Cr2、Fe83Zr76Cu1Nb3等があげられ
る。形状としてはワイヤ状のものが好ましい。以上のよ
うにして、タグが完成した。
【0016】(タグ発行機の実施形態)本発明に係るタ
グ発行機としては、タグ切替機を備えており、タグを所
持する人等が受け取りやすいように発行をする。あるい
は被着体が物品である場合には、被着体にタグ発行機が
直接タグを取付けるように構成してもよい。
【0017】(タグ切替機の実施形態)タグ発行機に備
えられているタグ切替機について、さらに説明する。タ
グ切替機によって、タグのON状態であるかOFF状態
の切替が行なわれる。タグ切替機としては、例えば消磁
機及び着磁機があげられ、例えば消磁機によって、磁性
部材の所定個所が消磁されて、ON状態となる。あるい
は着磁機によって、磁性部材の所定個所が着磁されて、
OFF状態となる。なお、消磁機は、消磁機で消磁する
前の状態がON状態であるかOFF状態であるかに依存
されず、ON状態にすることを確認するというものであ
る。即ち、OFF状態のものをON状態にする場合と、
OFF状態かON状態かが不明な状態のものを、消磁機
を経由することによって、ON状態であることを保証す
る場合がある。即ち、ON状態あるいはOFF状態は、
外部の磁気や電磁波の影響を受けることも考えられるた
め、発行の直前に行うことが望ましいものである。
【0018】(タグ発行の実施形態)本明細書では、タ
グが取付けられる対象を、タグの「被着体」といい、タ
グが取付けられた被着体を「タグ被着体」ということに
する。被着体としては、人や動物、物品等様々なものが
ある。例えば、被着体として、施設への入場券があげら
れる。入場券にタグを取付けておき、タグ発行機からタ
グ付きの入場券を発行し、入場者に携帯させるという実
施形態がある。また、被着体として、荷札があげられ
る。荷札にタグを取付けておき、タグ発行機から荷札を
発行し、タグ発行機が荷物に荷札を貼着する、という実
施形態があげられる。その他、被着体としては、書籍、
カタログに代表される冊子体、文房具、ビデオ、CD、
DVDがあげられる。
【0019】(タグの通過を検知する検知手段及び通知
手段の実施形態)本発明に係る検知手段としては、店舗
等の入口に設置されるゲートがあげられる。即ち、入口
にゲート枠が配置され、ゲート枠間に所定周波数の交番
磁場が形成される。この交番磁場は、尋問磁場とも呼ば
れる。この尋問磁場をON状態のタグが通過すると、前
記磁性材料から複数の高周波群を含む多数のパルスが発
生し、このパルスをゲートに配置された受信アンテナす
る。そして制御装置に導き、アラーム発生や入口を閉鎖
する等の手段で通知を行なう。ON状態のタグがゲート
枠間を通過すると感知する。感知すると、警告を発する
等して、通知を行なう。例えば、天井等に支持部によっ
て支持された表示手段が点灯する。通知は、ゲートがブ
ザー等の音声を発する、ランプを点灯する等の方法、あ
るいは音声を伴ってもよいが、音声を小さくすることに
より、あるいは伴わないことによって、係員や店員(以
下店員等、という)だけが認知することができる。な
お、表示手段も、店員等だけが認知できるように設置す
ることが好ましい。あるいは、
【0020】即ち、現実には機器の故障等の可能性もあ
り、誤動作が絶対に起こり得ない、とも言い切れないた
めである。例えば、施設への入場を管理する場合であれ
ば、入口の係員がいる場所近辺である。手段としては、
その近辺で小さな音声を発する方法がある。好ましく
は、音声を伴わず、レジ近辺で光を発する、という方法
がよい。店員等だけが視認可能な手段で行われることに
より、店員等だけが警告等の通知されたことを知ること
ができ、誤作動も含んだ警告に対しても適切な対応がで
きる。
【0021】(通過管理方法の実施形態)施設の入口に
は、タグの発行機が設置される。タグ発行機はその内部
にタグ切替え機を備えている。また、上記「タグの実施
形態」によって得られたタグが取付けられた入場券が、
内部に蓄積されている。タグ発行機は、施設外部に向け
て赤外線センサーを備え、入場者を感知すると入場券を
発行する。あるいは、入場者がボタンを押すことによ
り、発行される発行方式や、係員が入場料を受け取った
ことを確認すると発行ボタンを押して入場者が受け取
る、という係員が管理するような発行方式にしてもよ
い。さらには、自動販売機のように、現金が投入される
とそれに応じて発行するという発行方式でもよい。入場
券を外部に送り出す際に、タグ切替機によって消磁を行
なう。消磁されることによって、タグはON状態とな
る。入場者はタグ発行機からタグ被着体である入場券を
受け取り、入場口へ向かう。入場口にはゲートが設置さ
れ、磁場を形成している。ON状態となったタグ被着体
を所持した入場者が入場口を通過すると、ゲートがタグ
を検知し、通知を行なう。
【0022】通知手段としては、ランプが点灯する、音
声を発する等の手段があり、上記実施形態の場合は、
「いらっしゃいませ」というような音声を発する方法が
通知手段として好ましい。また、通過をより厳密にチェ
ックしたい場合は、タグを検知した場合に、入場口の扉
が開いたり、ポールが上昇したりするように構成しても
よい。このような通過管理方法によれば、入場券を所持
しない、例えば入場料を支払っていない入場者が入場す
ることをチェックすることが可能となる。さらに、タグ
発行機からタグが発行された枚数、即ちタグ被着体の発
行枚数で、入場者の数を管理することができる。また、
自動販売機方式のような場合には、年層別に入場人数を
管理することも可能となる。さらに、検知段階で、タグ
が被着されているか否か、あるいはタグがON状態であ
るか否かにかかわらず、被着体が通過したことを検知す
る第二の検知手段を備えることもできる。
【0023】例えば、入場口に赤外線センサーあるいは
光学センサーや温度センサーを備える例が挙げられる。
この場合、タグが被着されているか被着されていない
か、あるいはタグがON状態であるかOFF状態である
かにかかわらず、被着体が通過したことを検知するた
め、タグを所持せず、従って通知手段により通知が行な
われなかった場合に、それを見落とした場合にも、第二
の検知手段との間で誤差が生じた瞬間に、不正入場者が
あったことを警告するような第二の通知手段で警告を行
なう、というような対応が可能となる。あるいは、小学
生以下は入場無料、というような場合に、タグを所持し
ない入場者と、タグを所持した入場者のそれぞれをカウ
ントすることが可能となる。上記のようにして、通過管
理が行なわれるが、さらに発展させた形態として、次の
ような実施形態が挙げられる。つまり、施設からの退場
時に、タグ被着体を返却させるようにし、出口にゲート
を設置し、タグ被着体を未返却の入場者を感知すること
ができる。そして、「入場券を返却して下さい。」とい
うような警告音を発することにより、返却を促すことが
できる。このようにしておけば、タグ被着体を確実に回
収することができる。そのため、入退場管理に要するコ
ストを低減することができると共に、タグがゴミとして
捨てられたりすることがなく、環境にも優しい入退場管
理を実現することが可能となる。
【0024】(被着体が通過したことを検知する第二の
検知手段の実施形態)検知段階で、タグが被着されてい
るか否か、あるいはタグがON状態であるか否かにかか
わらず、被着体が通過したことを検知する第二の検知手
段を備えることもできる。第二の検知手段の例として
は、赤外線センサーや、光学センサー、温度センサー等
があげられる。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、所定の地
点の通過を管理する、タグを用いた通過管理方法におい
て、所定の地点を通過する前の場所に配置され、タグ切
替機を備えるタグ発行機から、ON状態のタグを発行す
る発行段階と、ON状態のタグが所定の場所への入口を
通過した際に通過したことを検知する検知段階と、検知
した場合にそれを通知する通知段階と、を備えるタグを
用いた通過管理方法であるため、非常に簡易な方法で、
しかも確実に、発行時のタグのON状態を保証すること
ができる。従って信頼性の高い通過管理を行なうことが
可能な通過管理方法を提供することが可能となる。
【0026】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載のタグを用いた通過管理方法において、タグ発行機か
らのタグの発行枚数で、入場者管理を行なうため、正確
な入場者管理を行なうことができる。
【0027】さらに、請求項3記載の発明によれば、請
求項1または請求項2記載のタグを用いた通過管理方法
において、前記検知段階で、タグが被着されているか否
か、あるいはタグがON状態であるか否かにかかわら
ず、被着体が通過したことを検知する第二の検知手段を
備えるため、タグ被着体を確実に回収することができ
る。従って、入退場管理に要するコストを低減すること
ができると共に、タグがゴミとして捨てられたりするこ
とがなく、環境にも優しい入退場管理を実現することが
可能となる。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通過管理方法に用いるタグの上面図
【図2】本発明の通過管理方法に用いるタグの断面図
【符号の説明】
11…フィルム 12…第二磁性部材 13…第一磁性
部材 52…接着層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の地点の通過を管理する、タグを用い
    た通過管理方法において、 所定の地点を通過する前の場所に配置され、タグ切替機
    を備えるタグ発行機から、ON状態のタグを発行する発
    行段階と、ON状態のタグが所定の場所への入口を通過
    した際に通過したことを検知する検知段階と、検知した
    場合にそれを通知する通知段階と、を備えるタグを用い
    た通過管理方法。
  2. 【請求項2】前記タグ発行機からのタグの発行枚数で、
    入場者管理を行なうことを特徴とする請求項1記載のタ
    グを用いた通過管理方法。
  3. 【請求項3】前記検知段階で、タグが被着されているか
    否か、あるいはタグがON状態であるか否かにかかわら
    ず、被着体が通過したことを検知する第二の検知手段を
    備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    のタグを用いた通過管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008134895A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Itoki Corp 入退場管理ゲート

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JP2008134895A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Itoki Corp 入退場管理ゲート

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