JP3322775B2 - 商品ラベルとこのラベルを用いた商店の精算システム - Google Patents
商品ラベルとこのラベルを用いた商店の精算システムInfo
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- JP3322775B2 JP3322775B2 JP17618295A JP17618295A JP3322775B2 JP 3322775 B2 JP3322775 B2 JP 3322775B2 JP 17618295 A JP17618295 A JP 17618295A JP 17618295 A JP17618295 A JP 17618295A JP 3322775 B2 JP3322775 B2 JP 3322775B2
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- Japan
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- label
- wire
- product
- magnetic field
- alloy wire
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スーパーマーケ
ットなどの商店において代金支払いの迅速化に利用でき
る商品ラベルとこのラベルを用いた精算システムに関す
る。
ットなどの商店において代金支払いの迅速化に利用でき
る商品ラベルとこのラベルを用いた精算システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、スーパーマーケットなどの商
品には、POS等に利用される商品識別用バーコードが
印刷されたラベルが貼られている。そして精算所(いわ
ゆるレジ)では、客が買物かごやカートに入れた商品を
店員が1つずつ取出し、通常はバーコードリーダによっ
てラベルのバーコードを読取り、合計金額を金銭登録機
などの表示部に表示したのち、代金の精算(支払い)を
行うようにしている。
品には、POS等に利用される商品識別用バーコードが
印刷されたラベルが貼られている。そして精算所(いわ
ゆるレジ)では、客が買物かごやカートに入れた商品を
店員が1つずつ取出し、通常はバーコードリーダによっ
てラベルのバーコードを読取り、合計金額を金銭登録機
などの表示部に表示したのち、代金の精算(支払い)を
行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、バーコード
を読取らせる時間に加えて、合計金額が表示されてから
代金の支払いおよび釣り銭の受け取り(特に小銭を使用
する場合)に時間がかかり、混雑時には精算所において
渋滞を生じる原因となっている。このような渋滞を緩和
するには、精算所の数や店員を増やす必要があるため、
設備費や人件費の増加につながり、好ましいことではな
い。
を読取らせる時間に加えて、合計金額が表示されてから
代金の支払いおよび釣り銭の受け取り(特に小銭を使用
する場合)に時間がかかり、混雑時には精算所において
渋滞を生じる原因となっている。このような渋滞を緩和
するには、精算所の数や店員を増やす必要があるため、
設備費や人件費の増加につながり、好ましいことではな
い。
【0004】従ってこの発明の目的は、購入しようとす
る商品を買物客自身が入力できるようにすることによ
り、精算所で代金を支払う前に合計金額を知ることがで
きるとともに、事前に代金(特に小銭)の準備をするこ
とができ、精算所での渋滞を緩和でき、しかも商品の不
正な持ち出しも防止でき、代金の支払いも自動化できる
ような商品ラベルと精算システムを提供することにあ
る。
る商品を買物客自身が入力できるようにすることによ
り、精算所で代金を支払う前に合計金額を知ることがで
きるとともに、事前に代金(特に小銭)の準備をするこ
とができ、精算所での渋滞を緩和でき、しかも商品の不
正な持ち出しも防止でき、代金の支払いも自動化できる
ような商品ラベルと精算システムを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を果たすため
に開発された本発明の商品ラベルは、非磁性材料からな
るラベル基材に設けられた磁性細線を具備し、上記磁性
細線は、Si濃度が6〜7wt%のFe−Si合金で形成
されその保磁力を越える交番磁界が印加されたときに急
峻な磁化反転を生じる線径30μm〜150μm,長さ
が線径の300〜1000倍のFe−Si合金線と、磁
気的に硬質または半硬質な磁性物質からなり上記Fe−
Si合金線を被覆するメッキ層とを備えている。
に開発された本発明の商品ラベルは、非磁性材料からな
るラベル基材に設けられた磁性細線を具備し、上記磁性
細線は、Si濃度が6〜7wt%のFe−Si合金で形成
されその保磁力を越える交番磁界が印加されたときに急
峻な磁化反転を生じる線径30μm〜150μm,長さ
が線径の300〜1000倍のFe−Si合金線と、磁
気的に硬質または半硬質な磁性物質からなり上記Fe−
Si合金線を被覆するメッキ層とを備えている。
【0006】この発明で用いる磁性細線のFe−Si合
金線は、飽和磁歪(λs )の絶対値が30×10-5以下
で比透磁率が50,000以上である。上記ラベルの表
面には、必要に応じて、光学的に読取り可能なバーコー
ドや商品価格などが印刷される。
金線は、飽和磁歪(λs )の絶対値が30×10-5以下
で比透磁率が50,000以上である。上記ラベルの表
面には、必要に応じて、光学的に読取り可能なバーコー
ドや商品価格などが印刷される。
【0007】上記商品ラベルは、Fe−Si合金線の保
磁力を越える交番磁界を受けたときに、大バルクハウゼ
ン効果(大バルクハウゼンジャンプ)により、磁歪を伴
うことなく急峻な磁化反転を生じることができる。ま
た、上記メッキ層に着磁させることによって上記Fe−
Si合金線にバイアス磁界を発生させれば、Fe−Si
合金線が磁化反転を生じないようにすることができる。
磁力を越える交番磁界を受けたときに、大バルクハウゼ
ン効果(大バルクハウゼンジャンプ)により、磁歪を伴
うことなく急峻な磁化反転を生じることができる。ま
た、上記メッキ層に着磁させることによって上記Fe−
Si合金線にバイアス磁界を発生させれば、Fe−Si
合金線が磁化反転を生じないようにすることができる。
【0008】上記Fe−Si合金線は磁性細線は磁歪が
ほとんど生じないため、上記メッキ層で被覆しても出力
に影響がでない。これに対し従来の万引き防止用タグな
どに使用されているアモルファスワイヤは磁歪が大きい
ため、メッキ層で被覆してしまうと出力が出なくなって
しまう。
ほとんど生じないため、上記メッキ層で被覆しても出力
に影響がでない。これに対し従来の万引き防止用タグな
どに使用されているアモルファスワイヤは磁歪が大きい
ため、メッキ層で被覆してしまうと出力が出なくなって
しまう。
【0009】上記ラベルを使用した本発明の自動支払シ
ステムは、Si濃度が6〜7wt%のFe−Si合金で形
成されその保磁力を越える交番磁界が印加されたときに
急峻な磁化反転を生じる線径30μm〜150μm,長
さが線径の300〜1000倍のFe−Si合金線およ
びこの合金線の近傍に設けられた磁気的に硬質または半
硬質な磁性物質からなる制御用磁性体とを有する商品ラ
ベルと、店内のカートまたは買物かごに設けられかつ上
記制御用磁性体に着磁させることの可能な磁界発生器お
よびバーコード読取部を有するとともに上記バーコード
読取部で読取った商品ラベルの合計金額を表示する金額
表示部を有する可搬式のターミナルと、上記商品ラベル
の制御用磁性体が未着磁のまま通過しようとした時に上
記Fe−Si合金線が発生するパルス状の出力を検出す
る未入力検出用ゲートとを具備している。
ステムは、Si濃度が6〜7wt%のFe−Si合金で形
成されその保磁力を越える交番磁界が印加されたときに
急峻な磁化反転を生じる線径30μm〜150μm,長
さが線径の300〜1000倍のFe−Si合金線およ
びこの合金線の近傍に設けられた磁気的に硬質または半
硬質な磁性物質からなる制御用磁性体とを有する商品ラ
ベルと、店内のカートまたは買物かごに設けられかつ上
記制御用磁性体に着磁させることの可能な磁界発生器お
よびバーコード読取部を有するとともに上記バーコード
読取部で読取った商品ラベルの合計金額を表示する金額
表示部を有する可搬式のターミナルと、上記商品ラベル
の制御用磁性体が未着磁のまま通過しようとした時に上
記Fe−Si合金線が発生するパルス状の出力を検出す
る未入力検出用ゲートとを具備している。
【0010】客が購入しようとする商品を店内のカート
あるいは買物かごに入れる際に、その商品に付けられて
いるラベルのバーコード等をターミナルのコード読取部
によって読取らせることにより、ターミナルにこの商品
の金額を入力する。これと同時に、ターミナルの磁界発
生器によって制御用磁性体に着磁処理がなされることに
より、上記Fe−Si合金線にバイアス磁界が与えられ
る。
あるいは買物かごに入れる際に、その商品に付けられて
いるラベルのバーコード等をターミナルのコード読取部
によって読取らせることにより、ターミナルにこの商品
の金額を入力する。これと同時に、ターミナルの磁界発
生器によって制御用磁性体に着磁処理がなされることに
より、上記Fe−Si合金線にバイアス磁界が与えられ
る。
【0011】未入力検出用ゲートは、商品が通過する検
査領域に上記Fe−Si合金線の保磁力を越える強さの
交番磁界を印加する磁界印加手段と、前記検査領域にお
ける磁界の変化を出力信号として出力する受信手段と、
前記出力に高周波のパルス状出力が含まれているか否か
を判断する手段とを備えている。
査領域に上記Fe−Si合金線の保磁力を越える強さの
交番磁界を印加する磁界印加手段と、前記検査領域にお
ける磁界の変化を出力信号として出力する受信手段と、
前記出力に高周波のパルス状出力が含まれているか否か
を判断する手段とを備えている。
【0012】この未入力検出用ゲートにおいて、Fe−
Si合金線の保磁力を越える交番磁界が印加されると、
Fe−Si合金線に急峻な磁化反転を生じる。この磁化
反転に伴なう磁界変化を前記受信手段によってとらえる
ことにより、パルス状の出力が検出される。そして上記
パルス状出力を所定の基準データ等と比較することによ
り、上記ラベルに着磁処理がなされているか否か、つま
りFe−Si合金線にバイアス磁界が与えられているか
否かを判別することができる。すなわち、商品の金額が
ターミナルに入力されているかどうかが判る。
Si合金線の保磁力を越える交番磁界が印加されると、
Fe−Si合金線に急峻な磁化反転を生じる。この磁化
反転に伴なう磁界変化を前記受信手段によってとらえる
ことにより、パルス状の出力が検出される。そして上記
パルス状出力を所定の基準データ等と比較することによ
り、上記ラベルに着磁処理がなされているか否か、つま
りFe−Si合金線にバイアス磁界が与えられているか
否かを判別することができる。すなわち、商品の金額が
ターミナルに入力されているかどうかが判る。
【0013】精算所の無人化を図る場合には、請求項6
に記載したように、ターミナルに入力された合計金額を
送信する手段と、送信された上記合計金額を受信しかつ
この金額に応じた金を客から受付けることによって精算
を行う自動支払機と、精算後にひらく退出用ゲートなど
を設ける。
に記載したように、ターミナルに入力された合計金額を
送信する手段と、送信された上記合計金額を受信しかつ
この金額に応じた金を客から受付けることによって精算
を行う自動支払機と、精算後にひらく退出用ゲートなど
を設ける。
【0014】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の一実施形態につ
いて、図面を参照して説明する。図1に示す商店におけ
る自動精算システム10は、店内で買物客が使用するカ
ート11と、カート11と客が通ることのできる広さの
未入力検出用ゲート12と、自動支払機13と、退出用
ゲート14などを備えている。
いて、図面を参照して説明する。図1に示す商店におけ
る自動精算システム10は、店内で買物客が使用するカ
ート11と、カート11と客が通ることのできる広さの
未入力検出用ゲート12と、自動支払機13と、退出用
ゲート14などを備えている。
【0015】図2に示すように、カート11に可搬式の
会計用ターミナル20が搭載されている。このターミナ
ル20には、買物客自身が使用するハンディタイプのコ
ードリーダの一例としてのバーコードリーダ21と、入
力金額表示部22が設けられている。なお、上記ターミ
ナル20は、カート11に設ける代りに店内備え付けの
買物かごに設けるようにしてもよい。
会計用ターミナル20が搭載されている。このターミナ
ル20には、買物客自身が使用するハンディタイプのコ
ードリーダの一例としてのバーコードリーダ21と、入
力金額表示部22が設けられている。なお、上記ターミ
ナル20は、カート11に設ける代りに店内備え付けの
買物かごに設けるようにしてもよい。
【0016】店内の商品30に商品ラベル31が設けら
れている。このラベル31は、図3に示すように、紙あ
るいは合成樹脂等の非磁性材料からなるシート状のラベ
ル基材32,33の間に磁性細線35を挟み込んだもの
である。磁性細線35の詳細については後述する。
れている。このラベル31は、図3に示すように、紙あ
るいは合成樹脂等の非磁性材料からなるシート状のラベ
ル基材32,33の間に磁性細線35を挟み込んだもの
である。磁性細線35の詳細については後述する。
【0017】商品ラベル31の表面に、光学的に読取り
可能な商品識別用バーコード37と商品価格38などが
印刷されている。このラベル31は、基材33の裏面に
設けられた接着層などを介して商品30の所望位置に貼
付けることができるようになっている。
可能な商品識別用バーコード37と商品価格38などが
印刷されている。このラベル31は、基材33の裏面に
設けられた接着層などを介して商品30の所望位置に貼
付けることができるようになっている。
【0018】上記磁性細線35は、ラベル31の長手方
向に沿って配置されている。磁性細線35は必ずしもラ
ベル31の幅方向中央に設けられていなくてもよく、片
側に偏倚した位置に配されてもよい。
向に沿って配置されている。磁性細線35は必ずしもラ
ベル31の幅方向中央に設けられていなくてもよく、片
側に偏倚した位置に配されてもよい。
【0019】磁性細線35は、図4に示すように、ワイ
ヤ状のFe−Si合金線40の外周を、磁気的に硬質ま
たは半硬質な制御用磁性体の一例としての磁性メッキ層
41によって被覆したものである。Fe−Si合金線4
0は、Si濃度が6〜7wt%(より好ましくは6.2〜
6.7wt%)のFe−Si単結晶合金からなる。
ヤ状のFe−Si合金線40の外周を、磁気的に硬質ま
たは半硬質な制御用磁性体の一例としての磁性メッキ層
41によって被覆したものである。Fe−Si合金線4
0は、Si濃度が6〜7wt%(より好ましくは6.2〜
6.7wt%)のFe−Si単結晶合金からなる。
【0020】上記Fe−Si合金線40のサイズの一例
は、線径が30〜150μm(例えば50μm前後)、
長さが線径の300〜1000倍(例えば25mm前
後)である。この合金線40は、非晶質合金線(アモル
ファスワイヤ)に比較して、約1.2〜2.0倍の飽和
磁束密度を有している。上記合金線40の断面形状は円
であることが望ましいが、楕円や多角形等の異形断面を
有していてもよい。
は、線径が30〜150μm(例えば50μm前後)、
長さが線径の300〜1000倍(例えば25mm前
後)である。この合金線40は、非晶質合金線(アモル
ファスワイヤ)に比較して、約1.2〜2.0倍の飽和
磁束密度を有している。上記合金線40の断面形状は円
であることが望ましいが、楕円や多角形等の異形断面を
有していてもよい。
【0021】Fe−Si合金線40は、その形状および
結晶構造による磁気的な効果によって、軸線方向に強い
磁気異方性を有しており、この合金線40の保磁力(例
えば0.1〜1.0エルステッド)よりも大きな振幅の
交番磁界を受けると、大バルクハウゼン効果によって、
きわめて急峻な磁化反転を生じる。
結晶構造による磁気的な効果によって、軸線方向に強い
磁気異方性を有しており、この合金線40の保磁力(例
えば0.1〜1.0エルステッド)よりも大きな振幅の
交番磁界を受けると、大バルクハウゼン効果によって、
きわめて急峻な磁化反転を生じる。
【0022】この磁化反転を例えばソレノイドコイルに
よって検出すると、図5に示すようにパルス状の出力が
得られる。すなわち、Fe−Si合金線40の正の保磁
力をHp、負の保磁力を−Hpとした場合、交番磁界が
これらの保磁力Hp、−Hpを越えた瞬間にFe−Si
合金線40に磁化反転が生じ、この磁化反転に対応した
パルス状の出力電圧が検出される。このパルスの幅は1
0〜100μsecと非常に小さいため、出力電圧は数
KHz以上の高周波成分を多く含んでいる。また、磁化
反転は、与える交番磁界の周波数にほとんど依存せず、
周波数が低い場合でも同等のパルス状出力を得ることが
できる。
よって検出すると、図5に示すようにパルス状の出力が
得られる。すなわち、Fe−Si合金線40の正の保磁
力をHp、負の保磁力を−Hpとした場合、交番磁界が
これらの保磁力Hp、−Hpを越えた瞬間にFe−Si
合金線40に磁化反転が生じ、この磁化反転に対応した
パルス状の出力電圧が検出される。このパルスの幅は1
0〜100μsecと非常に小さいため、出力電圧は数
KHz以上の高周波成分を多く含んでいる。また、磁化
反転は、与える交番磁界の周波数にほとんど依存せず、
周波数が低い場合でも同等のパルス状出力を得ることが
できる。
【0023】なお、Fe−Si合金線40に関するSi
濃度と出力電圧との関係を測定した結果によると、Si
濃度が6〜7wt%の範囲で実用に耐える出力電圧を得る
ことができ、特にSi濃度が約6.2wt%〜6.7wt%
の範囲に設定された場合に充分な出力電圧を得ることが
できる。
濃度と出力電圧との関係を測定した結果によると、Si
濃度が6〜7wt%の範囲で実用に耐える出力電圧を得る
ことができ、特にSi濃度が約6.2wt%〜6.7wt%
の範囲に設定された場合に充分な出力電圧を得ることが
できる。
【0024】またFe−Si合金線40は、長さが線径
の300倍以上であれば、従来の非晶質合金線よりも大
きくかつ充分な出力電圧を得ることができる。なお、線
径が30μm〜150μmの合金線の場合、線径に対し
て長さが1000倍を越えると、サイズが大きくなり過
ぎて実用的でなくなるため、線の長さは線径に対して3
00〜1000倍の範囲に設定されていることが望まし
い。
の300倍以上であれば、従来の非晶質合金線よりも大
きくかつ充分な出力電圧を得ることができる。なお、線
径が30μm〜150μmの合金線の場合、線径に対し
て長さが1000倍を越えると、サイズが大きくなり過
ぎて実用的でなくなるため、線の長さは線径に対して3
00〜1000倍の範囲に設定されていることが望まし
い。
【0025】制御用磁性体として機能するメッキ層41
は、着磁可能な強磁性体からなり、例えばCo−Ni,
Co−P,Co−Ni−P,Co−Mn−P,Co−N
i−Re−P等のコバルト合金を約2μm〜50μmの
厚さとなるように処理したものが適している。この磁性
メッキ層41に着磁処理を行うことにより、図5に2点
鎖線で示すようにFe−Si合金線40にバイアス磁界
を与えることができるようにしている。図5の場合は、
バイアス磁界によって、Fe−Si合金線40に作用す
る交番磁界が保磁力(−Hp)の上方にシフトするため
磁化反転が生じなくなり、パルス状の出力も発生しなく
なる。
は、着磁可能な強磁性体からなり、例えばCo−Ni,
Co−P,Co−Ni−P,Co−Mn−P,Co−N
i−Re−P等のコバルト合金を約2μm〜50μmの
厚さとなるように処理したものが適している。この磁性
メッキ層41に着磁処理を行うことにより、図5に2点
鎖線で示すようにFe−Si合金線40にバイアス磁界
を与えることができるようにしている。図5の場合は、
バイアス磁界によって、Fe−Si合金線40に作用す
る交番磁界が保磁力(−Hp)の上方にシフトするため
磁化反転が生じなくなり、パルス状の出力も発生しなく
なる。
【0026】このようなFe−Si合金線40にメッキ
層41を設けた磁性細線35はきわめて細く柔軟である
から、平坦な面を有する物品に限らず、瓶、缶等の湾曲
した表面をもつ商品にも容易に取付けることができる。
また、Fe−Si合金線40にメッキ層41を設ける処
理は低コストで実施できる。
層41を設けた磁性細線35はきわめて細く柔軟である
から、平坦な面を有する物品に限らず、瓶、缶等の湾曲
した表面をもつ商品にも容易に取付けることができる。
また、Fe−Si合金線40にメッキ層41を設ける処
理は低コストで実施できる。
【0027】カート11に搭載されたバーコードリーダ
21は、図6および図7に示すように、手で握ることの
できる形状のグリップ部50を有するハウジングを兼ね
た装置本体51と、装置本体51に内蔵されたバーコー
ド読取部52と、前記磁性細線35のメッキ層41に着
磁させることの可能な磁界を発生する磁界発生器53
と、ブザー54と、制御回路55などを備えている。
21は、図6および図7に示すように、手で握ることの
できる形状のグリップ部50を有するハウジングを兼ね
た装置本体51と、装置本体51に内蔵されたバーコー
ド読取部52と、前記磁性細線35のメッキ層41に着
磁させることの可能な磁界を発生する磁界発生器53
と、ブザー54と、制御回路55などを備えている。
【0028】バーコード読取部52は、商品ラベル31
のバーコード37をレーザスキャナ等の周知の光学的走
査手段によって読取る機能を有しており、読取られた金
額が入力金額表示部22に表示されるようになってい
る。このカート11の場合は、客が買いたいと思う商品
に付されているラベル31のバーコード37を客自身が
バーコードリーダ21によって読取り、購入金額をター
ミナル20に入力するようにしている。このターミナル
20は、入力された合計金額に関する情報を自動支払機
13に送信するための手段として送信機57を備えてい
る。
のバーコード37をレーザスキャナ等の周知の光学的走
査手段によって読取る機能を有しており、読取られた金
額が入力金額表示部22に表示されるようになってい
る。このカート11の場合は、客が買いたいと思う商品
に付されているラベル31のバーコード37を客自身が
バーコードリーダ21によって読取り、購入金額をター
ミナル20に入力するようにしている。このターミナル
20は、入力された合計金額に関する情報を自動支払機
13に送信するための手段として送信機57を備えてい
る。
【0029】上記バーコードリーダ21によってバーコ
ード37の読取りが行われると、例えばブザー54が1
回鳴るとともに、磁界発生器53の電磁コイル53aに
電流が流れることにより励起磁界が発生し、磁性細線3
5のメッキ層41に着磁処理がなされる。バーコード3
7を読取ることができなかった場合には、ブザー54を
数回鳴らすなどして報知し、読取り(金額の入力)が行
われるまではメッキ層41に上記着磁処理を行わないよ
うに制御回路55が機能する。
ード37の読取りが行われると、例えばブザー54が1
回鳴るとともに、磁界発生器53の電磁コイル53aに
電流が流れることにより励起磁界が発生し、磁性細線3
5のメッキ層41に着磁処理がなされる。バーコード3
7を読取ることができなかった場合には、ブザー54を
数回鳴らすなどして報知し、読取り(金額の入力)が行
われるまではメッキ層41に上記着磁処理を行わないよ
うに制御回路55が機能する。
【0030】図8は、未入力検出用ゲート12を示して
いる。このゲート12は、客とカート11が通る検査領
域60に交番磁界を発生させる磁界印加手段としての発
信機61と、検査領域60における磁界の変化を出力信
号として出力する受信手段としての受信機62を備えて
いる。
いる。このゲート12は、客とカート11が通る検査領
域60に交番磁界を発生させる磁界印加手段としての発
信機61と、検査領域60における磁界の変化を出力信
号として出力する受信手段としての受信機62を備えて
いる。
【0031】発信機61は、発信コイル63と、この発
信コイル63にアンプ64を介して交流電流を供給する
交流発生器65を有している。発信コイル63は、交流
発生器65からアンプ64を介して供給される交流電流
に応じた交番磁界を発生し、検査領域60に印加する。
信コイル63にアンプ64を介して交流電流を供給する
交流発生器65を有している。発信コイル63は、交流
発生器65からアンプ64を介して供給される交流電流
に応じた交番磁界を発生し、検査領域60に印加する。
【0032】受信機62は、電磁誘導コイルとして機能
する検出コイル70と、この検出コイル70に接続され
た検出回路71を備えている。検出コイル70は、人が
通れる程度の間隔、例えば、1mの間隔をおいて発信コ
イル63と対向配置され、発信コイル63との間に検査
領域60を形成している。そして、受信手段を構成する
検出コイル70には、検査領域60における磁界に応じ
た電流が誘起され、この電流は出力信号として検出回路
71に出力される。
する検出コイル70と、この検出コイル70に接続され
た検出回路71を備えている。検出コイル70は、人が
通れる程度の間隔、例えば、1mの間隔をおいて発信コ
イル63と対向配置され、発信コイル63との間に検査
領域60を形成している。そして、受信手段を構成する
検出コイル70には、検査領域60における磁界に応じ
た電流が誘起され、この電流は出力信号として検出回路
71に出力される。
【0033】検出回路71は、検出コイル70に接続さ
れたフィルタ72、アンプ73、および比較器74を備
えている。フィルタ72は、検出コイル70が受信した
出力信号のうち、Fe−Si合金線40の急峻な磁化反
転に起因する出力信号の高周波成分を取出すようにして
いる。上記パルス状出力は高周波成分を含むため、低域
フィルタ72で減衰することなく取出される。上記パル
ス状出力は、交番磁界の正負が変わる度に周期的に出る
ため、ラベル31の付された商品30を交番磁界に対し
て相対移動させなくてもほぼ一瞬の間に検出が行われ
る。
れたフィルタ72、アンプ73、および比較器74を備
えている。フィルタ72は、検出コイル70が受信した
出力信号のうち、Fe−Si合金線40の急峻な磁化反
転に起因する出力信号の高周波成分を取出すようにして
いる。上記パルス状出力は高周波成分を含むため、低域
フィルタ72で減衰することなく取出される。上記パル
ス状出力は、交番磁界の正負が変わる度に周期的に出る
ため、ラベル31の付された商品30を交番磁界に対し
て相対移動させなくてもほぼ一瞬の間に検出が行われ
る。
【0034】比較器74は、検出されたパルス状出力
を、予め用意された基準データと比較することにより、
パルス状の出力が生じたか否か(Fe−Si合金線40
に磁化反転を生じたか否か)、すなわちメッキ層41が
着磁されているか否かの判別を行う。従って商品30が
このゲート12を通る際に、ラベル31の磁性細線35
のメッキ層41に着磁処理がなされていないと、受信機
62と検出回路71によってパルス状の出力が検出され
る。
を、予め用意された基準データと比較することにより、
パルス状の出力が生じたか否か(Fe−Si合金線40
に磁化反転を生じたか否か)、すなわちメッキ層41が
着磁されているか否かの判別を行う。従って商品30が
このゲート12を通る際に、ラベル31の磁性細線35
のメッキ層41に着磁処理がなされていないと、受信機
62と検出回路71によってパルス状の出力が検出され
る。
【0035】比較器74には、駆動部75を介して報知
手段76が接続されている。駆動部75は比較器74の
照合結果に応じて報知手段76を作動させる。報知手段
76は、例えば警告灯や報知音などの表示手段によっ
て、この検査領域60の管理者(店員等)に照合結果を
知らせることができるようになっている。
手段76が接続されている。駆動部75は比較器74の
照合結果に応じて報知手段76を作動させる。報知手段
76は、例えば警告灯や報知音などの表示手段によっ
て、この検査領域60の管理者(店員等)に照合結果を
知らせることができるようになっている。
【0036】次に上記構成の自動精算システム11と商
品ラベル31の作用について説明する。店内の買物客
は、買おうとする商品30をカート11に入れる際に、
バーコードリーダ21によってラベル31のバーコード
37を読取らせ、ターミナル20に商品30の価格を入
力する。読取りが行われた商品30は、バーコードリー
ダ21の磁界発生器53によって、磁性細線35のメッ
キ層41に着磁処理がなされる。また、上記の入力操作
に伴って、ターミナル20の金額表示部22に、入力さ
れた商品30の合計金額が表示される。
品ラベル31の作用について説明する。店内の買物客
は、買おうとする商品30をカート11に入れる際に、
バーコードリーダ21によってラベル31のバーコード
37を読取らせ、ターミナル20に商品30の価格を入
力する。読取りが行われた商品30は、バーコードリー
ダ21の磁界発生器53によって、磁性細線35のメッ
キ層41に着磁処理がなされる。また、上記の入力操作
に伴って、ターミナル20の金額表示部22に、入力さ
れた商品30の合計金額が表示される。
【0037】商品の精算をする際に、自動精算システム
10の未入力検出用ゲート12を通る。ここで、メッキ
層41に着磁されていないラベル31(未入力の商品)
がゲート12を通過しようとすると、Fe−Si合金線
40に生じる磁化反転によって、前述のパルス状の出力
が検出されるため、検出回路71は駆動部75を介して
報知手段76を作動させるとともに、退出用ゲート14
を閉じた状態でロックし、商品が店外に持ち出されない
ようにする。
10の未入力検出用ゲート12を通る。ここで、メッキ
層41に着磁されていないラベル31(未入力の商品)
がゲート12を通過しようとすると、Fe−Si合金線
40に生じる磁化反転によって、前述のパルス状の出力
が検出されるため、検出回路71は駆動部75を介して
報知手段76を作動させるとともに、退出用ゲート14
を閉じた状態でロックし、商品が店外に持ち出されない
ようにする。
【0038】ゲート12を通るカート11内の商品の全
てが入力済みであることが確認された場合、ターミナル
20の送信機57から、合計金額に関する情報が自動支
払機13に送信される。ゲート12を通った客は、この
合計金額に応じた金を自動支払機13に入金する。
てが入力済みであることが確認された場合、ターミナル
20の送信機57から、合計金額に関する情報が自動支
払機13に送信される。ゲート12を通った客は、この
合計金額に応じた金を自動支払機13に入金する。
【0039】なお、自動支払機13にプリペイドカード
を扱うことのできる機能をもたせれば、現金の代りにプ
リペイドカードによる支払いが可能となる。また、自動
支払機13を銀行等の金融機関のオンラインシステムと
リンクさせれば、商品代金を金融機関の指定口座から自
動引き落しすることも可能である。
を扱うことのできる機能をもたせれば、現金の代りにプ
リペイドカードによる支払いが可能となる。また、自動
支払機13を銀行等の金融機関のオンラインシステムと
リンクさせれば、商品代金を金融機関の指定口座から自
動引き落しすることも可能である。
【0040】上記のようにして精算が行われた商品は、
カート11と共に退出用ゲート14の外に出ることがで
き、ゲート14の外でカート11から商品を出して袋な
どに詰める。なお、万引きを防止するために、商品を買
わなかった客も必ず上記精算システム10を通すか、あ
るいは、出入口に未入力検出用ゲート12と同様の磁性
細線35を検出するゲートを設けるなどの対策を講じ
る。
カート11と共に退出用ゲート14の外に出ることがで
き、ゲート14の外でカート11から商品を出して袋な
どに詰める。なお、万引きを防止するために、商品を買
わなかった客も必ず上記精算システム10を通すか、あ
るいは、出入口に未入力検出用ゲート12と同様の磁性
細線35を検出するゲートを設けるなどの対策を講じ
る。
【0041】図9に本発明の他の実施形態の商品ラベル
31を示している。このラベル31は、前記実施形態と
同様のFe−Si合金線40の近傍に、磁気的に硬質ま
たは半硬質の磁性材料からなるワイヤ状の制御用磁性体
80をFe−Si合金線40と平行に設けている。それ
以外の構成と作用効果は前記実施形態で述べた自動精算
システム10と同様であるから、前記実施形態と共通の
箇所に共通の符号を付して説明は省略する。図9に示す
商品ラベル31は、テープ状に連続する離型紙81に貼
付けられており、必要に応じて離型紙81から商品ラベ
ル31を剥して商品に貼るようにしている。
31を示している。このラベル31は、前記実施形態と
同様のFe−Si合金線40の近傍に、磁気的に硬質ま
たは半硬質の磁性材料からなるワイヤ状の制御用磁性体
80をFe−Si合金線40と平行に設けている。それ
以外の構成と作用効果は前記実施形態で述べた自動精算
システム10と同様であるから、前記実施形態と共通の
箇所に共通の符号を付して説明は省略する。図9に示す
商品ラベル31は、テープ状に連続する離型紙81に貼
付けられており、必要に応じて離型紙81から商品ラベ
ル31を剥して商品に貼るようにしている。
【0042】あるいは図10に示す商品ラベル31のよ
うに、前記実施形態と同様のFe−Si合金線40の近
傍に、磁気的に硬質または半硬質の磁性材料からなる短
冊状の制御用磁性体90を、Fe−Si合金線40に沿
って複数箇所に設けるようにしてもよい。それ以外の構
成と作用効果は前記実施形態で述べた自動精算システム
10と同様であるから、前記実施形態と共通の箇所に共
通の符号を付して説明は省略する。
うに、前記実施形態と同様のFe−Si合金線40の近
傍に、磁気的に硬質または半硬質の磁性材料からなる短
冊状の制御用磁性体90を、Fe−Si合金線40に沿
って複数箇所に設けるようにしてもよい。それ以外の構
成と作用効果は前記実施形態で述べた自動精算システム
10と同様であるから、前記実施形態と共通の箇所に共
通の符号を付して説明は省略する。
【0043】上記実施形態(図9,図10)のようなワ
イヤ状あるいは短冊状の制御用磁性体80,90を備え
たラベル31は、図2および図3に示すものと同様に、
購入する商品30をカート11に入れる際に、ラベル3
1のバーコードをバーコードリーダ21によって読取ら
せることにより、商品金額をターミナル20に入力する
とともに、前記磁界発生器53によって制御用磁性体8
0,90に着磁処理を行うことにより、Fe−Si合金
線40に磁化反転を妨げる強さのバイアス磁界を生じさ
せる。従ってこの場合も、入力済みの商品は、未入力検
出用ゲート12において警報等を発したり、退出用ゲー
ト14をロックさせることはない。
イヤ状あるいは短冊状の制御用磁性体80,90を備え
たラベル31は、図2および図3に示すものと同様に、
購入する商品30をカート11に入れる際に、ラベル3
1のバーコードをバーコードリーダ21によって読取ら
せることにより、商品金額をターミナル20に入力する
とともに、前記磁界発生器53によって制御用磁性体8
0,90に着磁処理を行うことにより、Fe−Si合金
線40に磁化反転を妨げる強さのバイアス磁界を生じさ
せる。従ってこの場合も、入力済みの商品は、未入力検
出用ゲート12において警報等を発したり、退出用ゲー
ト14をロックさせることはない。
【0044】
【発明の効果】請求項1に記載された商品ラベルの磁性
細線のようなFe−Si合金線に磁性メッキ層を設けた
ものは、必要に応じてメッキ層に着磁処理を行うことに
より、Fe−Si合金線が磁化反転を生じないようにす
ることができる。この磁性細線は、きわめて細く柔軟で
あるから、平坦な面を有する物品に限らず、瓶、缶等の
湾曲した表面をもつ商品にも容易に取付けることができ
る。しかもFe−Si合金線は実質的に磁歪が生じない
から、メッキ層で被覆されても所望出力を得ることがで
きる。また、Fe−Si合金線にメッキ層を設ける処理
は低コストで実施できる。
細線のようなFe−Si合金線に磁性メッキ層を設けた
ものは、必要に応じてメッキ層に着磁処理を行うことに
より、Fe−Si合金線が磁化反転を生じないようにす
ることができる。この磁性細線は、きわめて細く柔軟で
あるから、平坦な面を有する物品に限らず、瓶、缶等の
湾曲した表面をもつ商品にも容易に取付けることができ
る。しかもFe−Si合金線は実質的に磁歪が生じない
から、メッキ層で被覆されても所望出力を得ることがで
きる。また、Fe−Si合金線にメッキ層を設ける処理
は低コストで実施できる。
【0045】請求項4に記載の本発明の精算システムに
よれば、購入する商品の合計金額を精算前に知ることが
でき、現金で支払う場合に予め代金(特に小銭)の準備
をしておくことができるなど、精算が迅速に行われるた
め精算所での渋滞が緩和される。また、入力されていな
い商品を未入力検出用ゲートにおいて検知することがで
きるので、精算されていない商品が店外に持ち出される
ことも防止でき、精算所において代金の支払いを自動化
することが可能となるなど、精算所の省力化ないし無人
化が図れる。
よれば、購入する商品の合計金額を精算前に知ることが
でき、現金で支払う場合に予め代金(特に小銭)の準備
をしておくことができるなど、精算が迅速に行われるた
め精算所での渋滞が緩和される。また、入力されていな
い商品を未入力検出用ゲートにおいて検知することがで
きるので、精算されていない商品が店外に持ち出される
ことも防止でき、精算所において代金の支払いを自動化
することが可能となるなど、精算所の省力化ないし無人
化が図れる。
【図1】 本発明の一実施形態を示す精算システムの斜
視図。
視図。
【図2】 図1に示された精算システムに使われるカー
トの斜視図。
トの斜視図。
【図3】 図1に示された精算システムに使われる商品
ラベルの平面図。
ラベルの平面図。
【図4】 図3に示されたラベルに使われる磁性細線の
一部の斜視図。
一部の斜視図。
【図5】 図4に示された磁性細線の励起磁界と出力と
の関係を示す図。
の関係を示す図。
【図6】 図1に示された精算システムに用いるバーコ
ードリーダの正面図。
ードリーダの正面図。
【図7】 図6に示されたバーコードリーダの側面図。
【図8】 図1に示された精算システムに使われる未入
力検出用ゲートの構成を示す斜視図。
力検出用ゲートの構成を示す斜視図。
【図9】 商品ラベルの変形例を示す平面図。
【図10】 商品ラベルの更に別の変形例を示す平面
図。
図。
10…自動精算システム 11…カート 12…未入力検出用ゲート 13…自動支払機 14…退出用ゲート 20…ターミナル 21…バーコードリーダ 22…入力金額表示部 30…商品 31…商品ラベル 32,33…ラベル基材 35…磁性細線 37…バーコード 40…Fe−Si合金線 41…メッキ層(制御用磁性体) 80,90…制御用磁性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−119565(JP,A) 特開 平8−305971(JP,A) 特開 平7−105454(JP,A) 特開 平3−121598(JP,A) 特開 平3−250299(JP,A) 特開 昭60−43793(JP,A) 特開 平5−67277(JP,A) 実開 平7−6884(JP,U) 実開 平6−37986(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 13/24 C22C 38/00 303 G06K 17/00
Claims (6)
- 【請求項1】非磁性材料からなるラベル基材に設けられ
た磁性細線を具備し、 上記磁性細線は、 Si濃度が6〜7wt%のFe−Si合金で形成されその
保磁力を越える交番磁界が印加されたときに急峻な磁化
反転を生じる線径30μm〜150μm,長さが線径の
300〜1000倍のFe−Si合金線と、 磁気的に硬質または半硬質な磁性物質からなり上記Fe
−Si合金線を被覆するメッキ層とを備えたことを特徴
とする商品ラベル。 - 【請求項2】前記ラベル基材に商品の価格を表すバーコ
ードが設けられていることを特徴とする請求項1記載の
商品ラベル。 - 【請求項3】前記メッキ層が、Co−Ni,Co−P,
Co−Ni−P,Co−Mn−P,Co−Ni−Re−
Pのうちから選択された厚さ2〜50μmのコバルト合
金からなることを特徴とする請求項1記載の商品ラベ
ル。 - 【請求項4】Si濃度が6〜7wt%のFe−Si合金で
形成されその保磁力を越える交番磁界が印加されたとき
に急峻な磁化反転を生じる線径30μm〜150μm,
長さが線径の300〜1000倍のFe−Si合金線お
よびこの合金線の近傍に設けられた磁気的に硬質または
半硬質な磁性物質からなる制御用磁性体を有する商品ラ
ベルと、 店内のカートまたは買物かごに設けられかつ上記制御用
磁性体に着磁させることの可能な磁界発生器およびバー
コード読取部を有するとともに上記バーコード読取部で
読取った商品ラベルの合計金額を表示する金額表示部を
有する可搬式のターミナルと、 上記商品ラベルの制御用磁性体が未着磁のまま通過しよ
うとした時に上記Fe−Si合金線が発生するパルス状
の出力を検出する未入力検出用ゲートと、 を具備したことを特徴とする商店の精算システム。 - 【請求項5】前記未入力検出用ゲートは、商品が通過す
る検査領域に前記Fe−Si合金線の保磁力を越える強
さの交番磁界を印加する磁界印加手段と、前記検査領域
における磁界の変化を出力信号として出力する受信手段
と、前記出力に高周波のパルス状出力が含まれているか
否かを判断する手段とを備えていることを特徴とする請
求項4記載の精算システム。 - 【請求項6】前記ターミナルに入力された合計金額を送
信する手段と、送信された前記合計金額を受信しかつこ
の金額に応じた金を客から受付けることによって精算を
行う自動支払機と、精算後にひらく退出用ゲートとを備
えていることを特徴とする請求項4記載の精算システ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17618295A JP3322775B2 (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | 商品ラベルとこのラベルを用いた商店の精算システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17618295A JP3322775B2 (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | 商品ラベルとこのラベルを用いた商店の精算システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0927088A JPH0927088A (ja) | 1997-01-28 |
JP3322775B2 true JP3322775B2 (ja) | 2002-09-09 |
Family
ID=16009092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17618295A Expired - Fee Related JP3322775B2 (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | 商品ラベルとこのラベルを用いた商店の精算システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3322775B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005056370A (ja) * | 2003-08-07 | 2005-03-03 | Katsuhiko Takahashi | 万引き防止システム |
CN103600966B (zh) * | 2013-12-02 | 2016-03-02 | 铜陵浩荣电子科技有限公司 | 台车接料口磁吸自动开闭装置 |
-
1995
- 1995-07-12 JP JP17618295A patent/JP3322775B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0927088A (ja) | 1997-01-28 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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