JP3941145B2 - セラミック成形体ブロックの製造装置 - Google Patents

セラミック成形体ブロックの製造装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、セラミック成形体ブロックの製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電子部品となるセラミック成形体(以下、成形体とする)を熱処理炉で焼成する工程として、成形体を所望の形状に加工する加工工程、加工された成形体を積み重ねて成形体ブロックとする成形体のブロック化工程、成形体ブロックを匣内に整列させる成形体の匣詰め工程、およびその成形体ブロックの焼成工程がある。
【0003】
ここで、上記成形体のブロック化工程では、積み重ねられる成形体と成形体との間にバインダーを塗布するためにディスペンサを使用した製造装置が用いられている。
【0004】
図7に示すように、このディスペンサ41を使用した製造装置40としては、有機ビヒクルからなるバインダーまたはセラミック粉末と有機ビヒクルとからなるバインダーを略円板状のセラミック成形体48に吐出するディスペンサノズル44と、ディスペンサノズル44にバインダー46を供給するシリンジ42と、ディスペンサノズル44の駆動手段(図示しない)とからなるものである。その上にセラミック成形体48を1枚ずつ積み重ねて、成形体48を略円柱状の成形体ブロックとしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の成形体ブロックの製造装置40には次のような問題があった。
【0006】
1.成形体48が小形の場合には、バインダー46の持つ粘着性のため、成形体48自体がディスペンサノズル44にくっついて持ち上げられてしまう。
【0007】
2.ディスペンサノズル44の吐出口でバインダー46が徐々に乾燥し、ノズル詰まりが生じたり、吐出口の周囲に半乾燥状態のバインダー46が塊となって付着するため、安定したバインダー46の供給が困難である。
【0008】
3.バインダー46の粘性が温度によって変化するため、粘度の調整または作業場の環境の調整が必要である。
【0009】
本発明は、成形体と成形体との間に安定したバインダー(シート材またはホットメルト型樹脂)の供給を行うことによって、確実に成形体ブロックを製造することが可能な成形体ブロックの製造装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記のような目的に鑑みてなされたものである。本発明のセラミック成形体ブロックの製造装置は、複数のセラミック成形体を積み重ねて一体化したセラミック成形体ブロックを形成するセラミック成形体ブロックの製造装置であって、前記セラミック成形体と前記セラミック成形体との間に介在させるシート材を供給するシート材供給手段と、前記シート材の粘着性を向上させる粘着性付与手段とからなり、前記シート材は、水溶性であることを特徴とする。
【0011】
また、本発明のセラミック成形体ブロックの製造装置においては、前記シート材は、メチルセルロース樹脂、水溶性アクリル樹脂、ポリビニルアルコールのうち少なくとも1種類であることが好ましい。
【0012】
また、本発明のセラミック成形体ブロックの製造装置においては、前記粘着性付与手段は、前記シート材上または前記セラミック成形体上に水を供給することが好ましい。
【0013】
また、本発明のセラミック成形体ブロックの製造装置においては、前記セラミック成形体上にセラミック粉末を供給する粉末供給手段を有することが好ましい。
【0014】
また、本発明のセラミック成形体ブロックの製造装置においては、前記セラミック粉末は、ジルコニア、アルミナのうち少なくとも1種類であることが好ましい。
【0015】
また、本発明のセラミック成形体ブロックの製造装置においては、前記積み重ねられたセラミック成形体を載置するとともに、前記積み重ねられたセラミック成形体の上部の高さを調整する昇降手段を有することが好ましい。
【0016】
また、本発明のセラミック成形体ブロックの製造装置においては、シート材供給手段は、前記シート材を複数枚格納するシート材格納機構と、前記シート材格納機構から前記シート材を吸着して前記昇降手段のある位置に移動させるとともに、前記シート材を前記セラミック成形体の上部に供給するシート材吸着機構とを備えていることが好ましい。
【0017】
また、本発明のセラミック成形体ブロックの製造装置においては、前記セラミック成形体を連続的に供給するセラミック成形体供給手段を有し、かつ、前記セラミック成形体供給手段は、前記セラミック成形体を吸着して前記昇降手段のある位置に移動させるとともに、前記セラミック成形体を前記昇降手段の上部あるいは前記シート材の上部に供給するセラミック成形体吸着機構と、前記セラミック成形体を前記セラミック成形体吸着機構のある位置の近傍まで移動させるセラミック成形体搬送機構とからなることが好ましい。
【0018】
また、本発明のセラミック成形体ブロックの製造装置においては、前記セラミック成形体吸着機構と前記シート材吸着機構とは一体化されてなるとともに、前記セラミック成形体吸着手段による前記セラミック成形体の吸着と前記シート材吸着機構による前記シート材の供給とが同時に行われ、かつ、前記セラミック成形体吸着手段による前記セラミック成形体の供給と前記シート材吸着機構による前記シート材の吸着とが同時に行われることが好ましい。
【0019】
また、本発明のセラミック成形体ブロックの製造装置においては、複数のセラミック成形体を積み重ねて一体化したセラミック成形体ブロックを形成するセラミック成形体ブロックの製造装置であって、前記セラミック成形体と前記セラミック成形体との間に介在させるホットメルト型樹脂を供給する樹脂供給手段と、前記ホットメルト型樹脂に粘着性を与える粘着性付与手段と、前記セラミック成形体上にセラミック粉末を供給する粉末供給手段とからなることを特徴とする。
【0020】
また、本発明のセラミック成形体ブロックの製造装置においては、前記ホットメルト型樹脂は、ポリエチレン、ポリプロピレンのうち少なくとも1種類であることが好ましい。
【0021】
また、本発明のセラミック成形体ブロックの製造装置においては、前記粘着性付与手段は、前記セラミック成形体上に供給された前記ホットメルト型樹脂を加熱する加熱機構であることが好ましい。
【0022】
また、本発明のセラミック成形体ブロックの製造装置においては、前記粘着性付与手段は、前記ホットメルト型樹脂が供給された前記セラミック成形体の周囲に設けられることが好ましい。
【0023】
また、本発明のセラミック成形体ブロックの製造装置においては、前記セラミック粉末は、ジルコニア、アルミナのうち少なくとも1種類であることが好ましい。
【0024】
また、本発明のセラミック成形体ブロックの製造装置においては、前記積み重ねられたセラミック成形体を載置するとともに、前記積み重ねられたセラミック成形体の上部の高さを調整する昇降手段を有することが好ましい。
【0025】
また、本発明のセラミック成形体ブロックの製造装置においては、前記樹脂供給手段は、樹脂供給機構と供給補助機構とを備え、前記樹脂供給機構は、前記供給補助機構上に前記ホットメルト型樹脂を供給し、かつ、前記供給補助機構は、前記樹脂供給機構から前記ホットメルト型樹脂を受けて前記昇降手段のある位置に移動させるとともに、前記ホットメルト型樹脂を前記セラミック成形体の上部に供給することが好ましい。
【0026】
また、本発明のセラミック成形体ブロックの製造装置においては、前記セラミック成形体を供給するセラミック成形体供給手段を有することが好ましい。
【0027】
また、本発明のセラミック成形体ブロックの製造装置においては、前記セラミック成形体供給手段は、前記セラミック成形体を吸着して前記昇降手段のある位置に移動させるとともに、前記セラミック成形体を前記昇降手段の上部に供給するセラミック成形体吸着機構と、前記セラミック成形体を前記成形体吸着機構のある位置の近傍まで移動させるセラミック成形体搬送機構とを有することが好ましい。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
本発明の成形体ブロックの製造装置は、複数の成形体を積み重ねて一体化した成形体ブロックを形成する成形体ブロックの製造装置であって、成形体と成形体との間に介在させるシート材を供給するシート材供給手段と、前記シート材の粘着性を向上させる粘着性付与手段とを備えている。
【0029】
このような構成を有することによって、成形体と成形体との間にバインダーであるシート材の安定した供給を行うことによって、確実に成形体ブロックを製造することが可能となる。
【0030】
すなわち、接着するのに充分なシート材の粘着性は、シート材が成形体上に供給されたあとに、粘着性付与手段によって初めて生じさせることができる。従って、成形体がシート材供給手段にくっついたり、シート材供給手段にシート材の粘着成分が付着することを防止することができる。
【0031】
従って、このシート材は、上述したような状態が生じない程度の粘着性を有するものであれば、組成や形状等については特に限定するものではない。
【0032】
また、本発明で用いられる粘着性付与手段は、シート材の粘着性を向上させるものであれば、装置の構造、粘着性の付与方法、配置などは特に限定するものではない。
【0033】
ここで、上記シート材と上記粘着性付与手段との好ましい組み合わせとしては、シート材として水溶性を有するものを用い、また、粘着性付与手段としてシート材上または、成形体上に水を供給するものを用いる場合である。
【0034】
この場合、シート材は、水により一部溶解したあとは、接着するのに充分な粘着力を有するようになり、セラミック成形体に対して影響を及ぼすことなく上記シート材に接着するのに充分な粘着力を付与することが可能となるうえ、水がセラミック成形体そのものに吸収されるとともに、外気に蒸発するため、シート材の粘着力をより強力にすることが可能となる。なお、上記では、粘着性付与手段がシート材上または、成形体上に水を供給するとしたが、これは、成形体上にシート材を供給した後に水を供給してもよいし、成形体上にシート材を供給する前に水を供給してもよいからである。
【0035】
また、上記水の供給は、霧状に供給することが好ましい。そうすることによって、上記セラミック成形体上に一様に水を供給することが可能になるとともに、上記水の過剰な供給による上記シート材の粘着力の低下や粘着成分の粘着面以外への流出などといった弊害を防止することが可能となる。
【0036】
このような上記シート材として、メチルセルロース樹脂、水溶性アクリル樹脂、ポリビニルアルコールのうち少なくとも1種類からなることが好ましく、より好ましくは、入手しやすく取り扱いが簡単であり、かつ、水に素早くなじむとともに、水によくなじむという理由からメチルセルロース樹脂である。そうすることによって、粘着力が強力なシート材となり、しかも、セラミック成形体の焼成中に加熱分散するため、成形体ブロックは、焼成後、複数の成形体として分離して取り出すことが可能である。
【0037】
また、本発明の成形体ブロックの製造装置においては、セラミック粉末を供給する粉末供給手段を設けることが好ましい。
上記粉末供給手段は、成形体上にセラミック粉末を適量供給できるものであれば、その装置の構造、粉末の供給方法、配置などは特に限定するものではない。
【0038】
なお、上記粉末供給手段は、セラミック粉末をあらかじめシート材に含有させておけば、特に設ける必要はない。
【0039】
また、上記セラミック粉末は、特に限定はしないが、耐熱性や成形体と反応しないことなどの点からジルコニア、アルミナのうち少なくとも1種類からなることがより好ましい。
【0040】
なお、セラミック粉末を粉末供給手段により、シート材上または成形体上に供給するか、または、あらかじめシート材に含有させるかすることによって、隣り合う成形体同士が焼成時において溶着することを防止することが可能となる。
すなわち、成形体と成形体との間に介在しているシート材は、焼成時に加熱分散してしまうが、セラミック粉末は、そのまま残るため、隣り合う成形体同士が当接することを防止することで、隣り合う成形体同士の溶着を防止することが可能となる。
【0041】
また、本発明の成形体ブロックの製造装置においては、積み重ねられた成形体を載置するとともに、積み重ねられた成形体の上部の高さを所望の高さに調整する昇降手段を有することが好ましい。これによって、積み重ねられた成形体の上部の高さを常に同じ高さにすることができるので、成形体、シート材、水、あるいはセラミック粉末を供給する場合にその供給手段側の位置(高さ)を変更しなくても済む。
【0042】
また、本発明で用いられるシート材供給手段は、シート材格納機構と、シート材吸着機構とを設けることが好ましい。上記シート材格納機構は、積み重ねられた状態の複数のシート材を格納するとともに、1枚ずつ順に供給するためのもので、その格納方法及び供給方法は特に限定するものではない。また、シート材吸着機構は、上記シート材格納機構からシート材を吸着して上記昇降手段のある位置に移動させるとともに、シート材をセラミック成形体の上部に供給するためのもので、シート材の吸着方法については特に限定するものではないが、具体的には、真空吸着ヘッド、低粘着ヘッド等が挙げられる。
【0043】
また、本発明の成形体ブロックの製造装置においては、成形体を連続的に供給する成形体供給手段を有することが好ましい。これにより、成形体供給の迅速化が実現できる。
【0044】
また、上記成形体供給手段は、成形体吸着機構と成形体搬送機構とからなる。
上記成形体吸着機構は、成形体を吸着して、昇降手段のある位置に移動させるとともに、成形体を昇降手段の上部あるいはシート材の上部に供給するためのもので、成形体の吸着方法については特に限定するものではないが、具体的には、真空吸着ヘッド等が挙げられる。また、成形体搬送機構は、成形体を成形体吸着機構のある位置の近傍まで移動させるためのものであり、その搬送方法については、特に限定しないが、具体的には、ベルトコンベアによるものやチャック装置によるものなどがある。
【0045】
また、上記成形体吸着機構と上記シート材吸着機構とは一体化されてなることが好ましい。そうすることによって、成形体供給手段とシート材供給手段との周辺の構成の簡素化が実現できるとともに、成形体の供給とシート材の供給とを連動させることが可能となる。
【0046】
すなわち、成形体吸着機構による成形体の吸着とシート材吸着機構による成形体の供給とを同時に行い、かつ、成形体吸着機構による成形体の供給とシート材吸着機構によるシート材の吸着とを同時に行うことが可能である。従って、1種類の移動軸と2つの吸着機構だけで成形体ブロックの形成が可能となる。
【0047】
(実施の形態2)
本発明の成形体ブロックの製造装置は、複数の成形体を積み重ねて一体化した成形体ブロックを形成する成形体ブロックの製造装置であって、成形体と成形体との間に介在させるホットメルト型樹脂を供給させる樹脂供給手段と、前記ホットメルト型樹脂に粘着性を与える粘着性付与手段とを備えている。
【0048】
このような構成を有することによって、成形体と成形体との間にバインダーであるホットメルト型樹脂の安定した供給を行うことによって、確実に成形体ブロックを製造することが可能となる。
【0049】
すなわち、接着するのに充分なホットメルト型樹脂の粘着性は、ホットメルト型樹脂が成形体上に供給されたあとに、粘着性付与手段によって初めて生じさせることが可能となる。
【0050】
従って、このホットメルト型樹脂は、上述したような状態が生じない程度の粘着性を有するものであれば、組成や形状等については特に限定するものではない。
【0051】
また、本発明で用いられている粘着性付与手段は、ホットメルト型樹脂の粘着性を向上させるものであれば、装置の構造、粘着性の付与方法、配置などは特に限定するものではないが、粘着性の付与方法の点からは、ホットメルト型樹脂を加熱溶融せしめる加熱機構であることが好ましい。
【0052】
この場合、ホットメルト型樹脂は、加熱機構により溶融したあとは、接着するのに充分な接着力を付与することが可能となるうえ、あらかじめ所定量が供給されていることから成形体の接着面より流出するという弊害も防止することが可能となる。また、溶融したのち加熱状態から常温状態にすることによって、ホットメルト型樹脂が再凝固するため強力な粘着力を得ることが可能となる。
【0053】
また、上記加熱機構は、ホットメルト型樹脂が供給された成形体の周囲に設けられることが好ましい。そうすることによって、成形体上に供給されているホットメルト型樹脂を均等に加熱することが可能になる。
【0054】
このような上記ホットメルト型樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、アクリル等のワックス系樹脂のうち少なくとも1種類からなることが好ましい。なお、より好ましくは、融点が簡単にコントロールできるという理由からみればアクリルであり、入手しやすく取り扱いが簡単であるという理由からみればポリエチレンである。そうすることによって、フレキシブルなホットメルト型樹脂となり、しかも、成形体の焼成中に加熱分散するため上記樹脂による影響はなく、焼成後、成形体ブロックは、複数の成形体として分離して取り出すことが可能である。
【0055】
また、本発明の成形体ブロックの製造装置においては、セラミック粉末を供給する粉末供給手段を設けることが好ましい。この粉末供給手段は、成形体上にセラミック粉末を適量供給できるものであれば、その装置の構造、粉末の供給方法、配置などは特に限定するものではない。
【0056】
なお、上記粉末供給手段は、セラミック粉末をあらかじめホットメルト型樹脂に含有させておけば、特に設ける必要はない。
【0057】
また、上記セラミック粉末は、特に限定はしないが、耐熱性、成形体と反応しないことなどの点からジルコニア、アルミナのうち、少なくとも1種類からなることがより好ましい。
【0058】
なお、セラミック粉末を粉末供給手段により、ホットメルト型樹脂上または成形体上に供給するか、または、あらかじめホットメルト型樹脂に含有させるかすることによって、隣り合う成形体同士が焼成時において溶着することを防止することが可能となる。すなわち、成形体と成形体との間に介在しているホットメルト型樹脂は、焼成時に加熱分散してしまうが、セラミック粉末は、そのまま残るため、隣り合う成形体同士が焼成時において溶着することを防止することが可能となる。
【0059】
また、本発明の成形体ブロック製造装置においては、積み重ねられた成形体を載置するとともに、積み重ねられた成形体の上部の高さを所望の高さに調整する昇降手段を有することが好ましい。これによって、積み重ねられた成形体の上部の高さを常に同じ高さにできるので、成形体、ホットメルト型樹脂などを供給する場合にその供給手段側の位置(高さ)を変更しなくても済む。
【0060】
また、本発明で用いられる樹脂供給手段は、樹脂供給機構と供給補助機構とを備え、樹脂供給機構は、供給補助機構上にホットメルト型樹脂を供給し、かつ、供給補助機構は、樹脂供給機構からホットメルト型樹脂を受けて昇降手段のある位置に移動させるとともに、ホットメルト型樹脂を成形体の上部に供給することが好ましい。上記ホットメルト型樹脂供給機構は、上記供給補助機構上にホットメルト型樹脂を供給するためのもので、その供給方法および構造は特に限定するものではない。また、供給補助機構は、上記樹脂供給機構から供給されるホットメルト型樹脂の供給範囲を設定し、ホットメルト型樹脂の供給量のバラツキをなくすためのもので、その方法および構造は、特に限定するものではない。
【0061】
また、本発明の成形体ブロックの製造装置においては、成形体を連続的に供給する成形体供給手段を有することが好ましい。これにより、成形体供給の迅速化が実現できる。
【0062】
また、上記成形体供給手段は、成形体吸着機構と成形体搬送機構とからなることが好ましい。上記成形体吸着機構は、成形体を吸着して、昇降手段のある位置に移動させるとともに、成形体を昇降手段の上部あるいはシート材の上部に供給するためのもので、成形体の吸着方法については特に限定するものではないが、具体的には、真空吸着ヘッド等が挙げられる。また、成形体搬送機構は、成形体を成形体吸着機構のある位置の近傍まで移動させるためのものであり、その搬送方法については、特に限定しないが、具体的には、ベルトコンベアによるものやチャック装置によるものなどがある。
【0063】
次に、本発明を実施例に基づき、さらに具体的に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
【0064】
【実施例】
本発明の成形体ブロックの製造装置について説明する。
(実施例1)
図1は本実施例の成形体ブロック製造装置の概略斜視図、図2から図5は本実施例の成形体ブロックの製造装置の工程を示す概略説明図を示す。
【0065】
成形体ブロックの製造装置1は次のような構成からなっている。すなわち、セラミック材料からなる成形体12同士の間に介在させるシート材4を供給するシート材供給手段6と、シート材4の粘着性を向上させる粘着性付与手段18と、シート材4上または成形体12上にセラミック粉末22を供給する粉末供給手段24と、積み重ねられた成形体30を載置するとともに、積み重ねられた成形体30の上部の高さを調整する昇降手段28と、成形体12を供給する成形体供給手段14とを備えている。
【0066】
シート材4について詳述すると、シート材4は水溶性のメチルセルロース樹脂からなり、通常はシート材4自体成形体12を接着することができない程度の粘着力しか有していないが、水分を加え、溶解させることによって、成形体12と成形体12とを接着させることができる粘着力を生じるものである。また、シート材4に加えられた水分を蒸発もしくは成形体12に吸収させることによって、その粘着力はより強力なものとなる。なお、シート材4の粘着成分の流出によって、シート材吸着機構6bなどに粘着成分が付着するなどの弊害を防止するため、シート材4のサイズは、成形体12の接着面より小さいものとする。
【0067】
次に、シート材供給手段6について詳述すると、シート材供給手段6はシート材4を複数枚格納するシート材格納機構6bと、シート材格納機構6bからシート材4を吸着して昇降手段28のある位置に移動させて、シート材4を成形体12の上部に供給するシート材吸着機構6aとを有している。
【0068】
さらに、シート材格納機構6bは、概ね直方体状であり、その上面に複数の開口部6b1を有し、そこから下面にかけて所定サイズの収納部6b2が設けられており、そこに複数枚積み重ねたシート材4を収納する。また、シート材格納機構6bは、複数枚積み重ねたシート材4を1枚分ずつ上昇させる機能を有するシート材昇降部(図示しない)を備えている。また、収納部6b2は、収納部6b2の長手方向に沿ってそれぞれ平行に、かつ、シート材格納機構6bの上面の長手方向に沿って一列に整列されている。
【0069】
また、シート材吸着機構6aは、上記シート材格納機構6bの上面とほぼ同じ形状のパッド部6a1を有しており、そのパッド部6a1は、例えばゴム等の弾性体で構成されている。また、パッド部6a1の上部にはチャンバー部6a2が設けられており、図示しない吸引手段によって、空気を吸引している。また、吸引のON、OFF制御も吸引手段によって行われる。なお、後述する成形体吸着機構14aとは2本の中空状のロッド32によって一体化されている。
【0070】
次に、粘着性付与手段18について詳述すると、粘着性付与手段18は水供給ノズル18aと水供給チューブ18bとその固定部18cとからなり、シート材4上または成形体12上に水16を供給するものである。また、水供給ノズル18aの穴が無数に点状に形成されているので、水16は、霧状に供給されることになる。
【0071】
次に、粉末供給手段24について詳述すると、粉末供給手段24は、粉末供給ノズル24aと粉末供給チューブ24bと粉末貯蔵タンク24cとからなり、シート材4上または成形体12上にセラミック粉末22を供給するものである。ここで、セラミック粉末22とはジルコニアを主成分とするものである。
【0072】
次に、昇降手段28について詳述すると、昇降手段28は積み重ねられた成形体30を載置する昇降テーブル28aとその昇降テーブルを支持する支柱28bと上下に移動させる駆動機構28cとを備えている。
【0073】
次に、成形体供給手段14について詳述すると、成形体供給手段14は成形体12を吸着して昇降手段28の位置に移動させるとともに、成形体12を昇降手段28の上部あるいはシート材4の上部に供給する成形体吸着機構14aと、成形体12を成形体吸着機構14aのある位置の近傍まで移動させる成形体搬送機構14bとを備えている。
【0074】
成形体吸着機構14aは、上述したシート材吸着機構14aと構造はほぼ同じである。ただし、2本の中空状のロッド32はシート材吸着機構14aのチャンバー部6a2から配設されたものと図示しない吸引手段へ配設するものとがある。
また、成形体搬送機構14bは、一般的に用いられているベルトコンベアの構造である。
【0075】
ここで、各構成の位置関係を説明する。まず、シート材格納機構6bの中心と昇降テーブル28aの中心との距離と、成形体搬送機構14bの中心と昇降テーブル28aの中心との距離とは、シート材吸着機構6aの中心と成形体吸着機構6aの中心との距離と等しくなるように設けられている。
【0076】
また、シート材格納機構6b上のシート材4と成形体搬送機構14b上の成形体12との高さは概ね一致している。そして、それに合わせて昇降手段28上に載置されている積み重ねられた成形体30の最上部の位置がその高さになるように昇降手段28の高さを調整する。
【0077】
さらに、粘着性付与手段18と粉末供給手段24とは昇降手段28を挟んで互いに対向するように設けられている。
【0078】
ここで、成形体ブロックの製造方法について説明する。
(1)図2に示すように、昇降手段28上に積み重ねてある成形体30上に、昇降テーブル28aの近傍に設けられた粘着性付与手段18から水16を粉末供給手段24からセラミック粉末22を供給する。
なお、このときシート材吸着機構6aは、シート材格納機構6bから供給されたシート材4を吸着した状態で積み重ねられた成形体30の真上にきている。
【0079】
(2)図3に示すように、シート材吸着機構6aが積み重ねられた成形体30上にシート材4を供給すると同時に、成形体吸着機構14aが成形体搬送機構14bにより搬送されてきた成形体12の吸着を行う。
【0080】
(3)図4に示すように、シート材吸着機構6aおよび成形体吸着機構14aを上昇させたときに、昇降テーブル28aを成形体12の厚さ1枚分だけ下降させるとともに、シート材昇降部(図示しない)によりシート材4を1枚分上昇させる。
【0081】
(4)成形体12を吸着した成形体吸着機構14aを昇降手段28上に載置してある積み重ねられた成形体30の真上に移動させるとともに、シート材吸着機構6aをシート材格納機構6bの真上に移動させる。そして、図5に示すように、積み重ねられた成形体30上に成形体吸着機構14aが成形体12を供給すると同時に、シート材吸着機構6aがシート材格納機構6b上に供給されたシート材4を吸着する。以降、同じ要領で繰り返し、成形体ブロックを製造する。このあと、図示しないチャック装置により成形体ブロックを匣詰めしたあと所定の温度で加熱処理し、個々の焼結体を得る。
【0082】
(実施例2)
図6は本実施例の成形体ブロックの製造装置の概略斜視図を示す。
【0083】
成形体ブロックの製造装置2は次のような構成からなっている。すなわち、セラミック材料からなる成形体12同士の間に介在させるホットメルト型樹脂8を供給する樹脂供給手段10と、ホットメルト型樹脂8の粘着性を向上させる粘着性付与手段20と、成形体12上にセラミック粉末(図示しない)を供給する粉末供給手段26と、積み重ねられた成形体30を載置するとともに、積み重ねられた成形体30の上部の高さを調整する昇降手段28と、成形体12を供給する成形体供給手段14とを備えている。
【0084】
ホットメルト型樹脂8について詳述すると、ホットメルト型樹脂8はポリエチレンからなり、通常ホットメルト型樹脂8は成形体12を接着することができない程度の粘着力しか有していないが、加熱し、溶解させることによって、成形体12と成形体12とを接着させることができる粘着力を生じるものである。
また、ホットメルト型樹脂8に対する加熱をやめ、再凝固させることによって、その粘着力はより強力なものとなる。
【0085】
次に、樹脂供給手段10について詳述すると、樹脂供給手段10はホットメルト型樹脂8を収納するとともに昇降手段28上に載置されている成形体30上に供給する樹脂供給機構10aと、樹脂供給機構10aから供給されるホットメルト型樹脂8を受けるとともに、ホットメルト型樹脂8を効率的に成形体12上に供給する供給補助機構10bとを有している。
【0086】
さらに、樹脂供給機構10aは、概ね中空の円柱状(図6では水平な切断面を有する断面図になっている)であり、積み重ねられた成形体30の整列方向に沿って設けられている樹脂収納部10a1と、樹脂収納部10a1の下部曲面に設けられた供給溝10a2と、供給溝10a2を開閉できるように、樹脂収納部10a1の下部曲面に沿ってシャッター10a3が設けられている。ホットメルト型樹脂8は、シャッター10a3が曲面に沿って上がることにより、下部曲面に設けられている供給溝10b2から適量落下して供給される。なお、樹脂供給機構10aは、後述する供給補助機構10bとともに移動するものである。
【0087】
また、供給補助機構10bは、昇降手段28上に積み重ねられた成形体30とほぼ同じ形状の開口部10b2を有している台板10b1と、成形体12上に供給されたホットメルト型樹脂8およびセラミック粉末(図示しない)を一定にならすためのスキージ10b3とからなる。
【0088】
次に、粘着性付与手段20について詳述すると、粘着性付与手段20は発熱部20aとコード20bとからなり、積み重ねられた成形体30の上部近傍の成形体12の周囲を取り囲むように固定して設けられている。
【0089】
次に、粉末供給手段26について詳述すると、粉末供給手段26は、粉末供給ノズル26aと粉末供給チューブ26bと粉末貯蔵タンク26cとからなり、成形体12上にセラミック粉末(図示しない)を供給するものである。粉末貯蔵タンク26cは、粉末供給チューブ26bの上方に設けられており、粉末供給チューブ26bを介して昇降手段28上に積み重ねられた成形体30の列数ある粉末供給ノズル26aにセラミック粉末(図示しない)を供給する。なお、粉末供給手段26は、基本的には樹脂供給機構10aと同様に、供給補助機構10bとともに移動するが、複数の粉末供給ノズル26aを設けずに粉末供給タンク26cを移動させることでセラミック粉末(図示しない)の供給をしたり、昇降手段28近傍に設けてもよい。ここで、セラミック粉末(図示しない)はジルコニアを主成分とするものである。
【0090】
次に、昇降手段28について詳述すると、昇降手段28は積み重ねられた成形体30を載置する昇降テーブル28aとその昇降テーブルを支持する支柱28bと上下に移動させる駆動機構28cとを備えている。
【0091】
次に、成形体供給手段14について詳述すると、成形体供給手段14は成形体12を吸着して昇降手段28の位置に移動させるとともに、成形体12を昇降手段28の上部あるいは昇降手段28上に積み重ねられた成形体30の上部に供給する成形体吸着機構14aと、成形体12を成形体吸着機構14aのある位置の近傍まで移動させる成形体搬送機構14bとを備えている。
【0092】
成形体吸着機構14aは概ね直方体状のパッド部14a1を有しており、そのパッド部14a1は例えばゴム等の弾性体で形成されている。また、パッド部14a1の上部にはチャンバー部14a2が設けられており、図示しない吸引手段によって空気を吸引している。また、吸引のON、OFF制御も吸引手段によって行われる。なお、2本の中空状のロッド32は図示しない吸引手段へ配設されている。また、成形体搬送機構14bは、一般的に用いられているベルトコンベアの構造である。
【0093】
ここで、各構成の位置関係を説明する。樹脂供給手段10と成形体供給手段14とは、昇降手段28を挟んで互いに対向するように設けられており、粘着性付与手段20の発熱部20aは昇降手段28上に積み重ねられている成形体30の周囲を取り囲むように設けられている。
【0094】
また、樹脂供給機構10aは、供給補助機構10bの上方に設けられている。
さらに、粉末供給手段26も供給補助機構10bの上方に設けられ、樹脂供給機構10aと粉末供給手段26とは、供給補助機構10bに連動して移動するものである。また、成形体搬送機構14b上の成形体12の高さに合わせて、昇降手段28上に載置されている積み重ねられた成形体30の最上部の位置がその高さになるように昇降手段28の高さを調整する。
【0095】
ここで、成形体ブロックの製造方法について説明する。
(1)昇降手段28上に積み重ねてある成形体30の真上に樹脂供給手段10、および粉末供給手段26を移動させると同時に成形体吸着機構14aを成形体搬送機構14b上まで移動させる。
【0096】
(2)昇降手段28上に載置されている成形体30上に、樹脂供給手段10からホットメルト型樹脂8を供給し、その後、粉末供給手段26から昇降手段28上に積み重ねられている成形体30上にセラミック粉末(図示しない)を供給する。
【0097】
(3)供給補助機構10b上に供給されたホットメルト型樹脂8およびセラミック粉末(図示しない)をスキージ10b3によって一定にならす。
【0098】
(4)樹脂供給手段10および粉末供給手段26を昇降手段28上に積み重ねられた成形体30上から退避させると同時に昇降テーブル28aを成形体12の厚さ1枚分下降させて、加熱機構20によりホットメルト型樹脂8を溶融させる。
【0099】
(5)成形体吸着機構14aが成形体12を吸着し、成形体搬送機構14b上の成形体12を昇降手段28上に積み重ねられた成形体30上に供給する。
【0100】
以降、同じ要領で繰り返し、成形体ブロックを製造する。このあと、図示しないチャック装置により成形体ブロックを匣詰めしたあと所定の温度で加熱処理し、個々の焼結体を得る。
【0101】
【発明の効果】
本発明の成形体ブロックの製造装置を用いれば、セラミック成形体とセラミック成形体との間に安定したバインダー(シート材またはホットメルト型樹脂)の供給を行うことによって、確実に成形体ブロックを製造することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である成形体ブロックの製造装置の概略斜視図。
【図2】 本発明の成形体ブロックの製造装置の工程を示す説明図。
【図3】 本発明の成形体ブロックの製造装置の工程を示す説明図。
【図4】 本発明の成形体ブロックの製造装置の工程を示す説明図。
【図5】 本発明の成形体ブロックの製造装置の工程を示す説明図。
【図6】 本発明の一実施例である成形体ブロックの製造装置の概略斜視図。
【図7】 従来の成形体ブロックの製造装置の拡大説明図。
【符号の説明】
1、2 成形体ブロックの製造装置
4 シート材
6 シート材供給手段
6a シート材吸着機構
6a1、14a1 パッド部
6a2、14a2 チャンバー部
6b シート材格納機構
6b1 開口部
6b2 収納部
8 ホットメルト型樹脂
10 樹脂供給手段
10a 樹脂供給機構
10a1 樹脂収納部
10a2 供給溝
10a3 シャッター
10b 供給補助機構
10b1 台板
10b2 開口部
10b3 スキージ
12 成形体
14 成形体供給手段
14a 成形体吸着機構
14b ベルトコンベア(成形体搬送機構)
16 水
18 水噴霧機構(粘着性付与手段)
18a 水供給ノズル
18b 水供給チューブ
18c 固定部
20 加熱機構(粘着性付与手段)
20a 発熱部
20b コード
22 セラミック粉末
24、26 粉末供給手段
24a、26a 粉末供給ノズル
24b、26b 粉末供給チューブ
24c、26c 粉末貯蔵タンク
28 昇降手段
28a 昇降テーブル
28b 支柱
28c 駆動機構
30 積み重ねられた成形体
32 ロッド

Claims (17)

  1. 複数のセラミック成形体を積み重ねて一体化したセラミック成形体ブロックを形成するセラミック成形体ブロックの製造装置であって、
    前記セラミック成形体と前記セラミック成形体との間に介在させるシート材を供給するシート材供給手段と、前記シート材の粘着性を向上させる粘着性付与手段とからなり、前記シート材は、水溶性であることを特徴とするセラミック成形体ブロックの製造装置。
  2. 前記シート材は、メチルセルロース樹脂、水溶性アクリル樹脂、ポリビニルアルコールのうち少なくとも1種類であることを特徴とする請求項1に記載のセラミック成形体ブロックの製造装置。
  3. 前記粘着性付与手段は、前記シート材上または前記セラミック成形体上に水を供給することを特徴とする請求項1または請求項に記載のセラミック成形体ブロックの製造装置。
  4. 前記シート材上または前記セラミック成形体上にセラミック粉末を供給する粉末供給手段を有することを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載のセラミック成形体ブロックの製造装置。
  5. 前記セラミック粉末は、ジルコニア、アルミナのうち少なくとも1種類であることを特徴とする請求項に記載のセラミック成形体ブロックの製造装置。
  6. 前記積み重ねられたセラミック成形体を載置するとともに、前記積み重ねられたセラミック成形体の上部の高さを調整する昇降手段を有することを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載のセラミック成形体ブロックの製造装置。
  7. 前記シート材供給手段は、前記シート材を複数枚格納するシート材格納機構と、前記シート材格納機構から前記シート材を吸着して前記昇降手段のある位置に移動させるとともに、前記シート材を前記セラミック成形体の上部に供給するシート材吸着機構とを備えていることを特徴とする請求項に記載のセラミック成形体ブロックの製造装置。
  8. 前記セラミック成形体を連続的に供給するセラミック成形体供給手段を有し、かつ、前記セラミック成形体供給手段は、前記セラミック成形体を吸着して前記昇降手段のある位置に移動させるとともに、前記セラミック成形体を前記昇降手段の上部あるいは前記シート材の上部に供給するセラミック成形体吸着機構と、前記セラミック成形体を前記セラミック成形体吸着機構のある位置の近傍まで移動させるセラミック成形体搬送機構とからなることを特徴とする請求項6 または請求項に記載のセラミック成形体ブロックの製造装置。
  9. 前記セラミック成形体吸着機構と前記シート材吸着機構とは一体化されてなるとともに、前記セラミック成形体吸着手段による前記セラミック成形体の吸着と前記シート材吸着機構による前記シート材の供給とが同時に行われ、かつ、前記セラミック成形体吸着手段による前記セラミック成形体の供給と前記シート材吸着機構による前記シート材の吸着とが同時に行われることを特徴とする請求項8に記載のセラミック成形体ブロックの製造装置。
  10. 複数のセラミック成形体を積み重ねて一体化したセラミック成形体ブロックを形成するセラミック成形体ブロックの製造装置であって、
    前記セラミック成形体と前記セラミック成形体との間に介在させるホットメルト型樹脂を供給する樹脂供給手段と、前記ホットメルト型樹脂に粘着性を与える粘着性付与手段と、前記セラミック成形体上にセラミック粉末を供給する粉末供給手段とからなることを特徴とするセラミック成形体ブロックの製造装置。
  11. 前記ホットメルト型樹脂は、ポリエチレン、ポリプロピレンのうち少なくとも1種類であることを特徴とする請求項10に記載のセラミック成形体ブロックの製造装置。
  12. 前記粘着性付与手段は、前記セラミック成形体上に供給された前記ホットメルト型樹脂を加熱する加熱機構であることを特徴とする請求項1または請求項1に記載のセラミック成形体ブロックの製造装置。
  13. 前記粘着性付与手段は、前記ホットメルト型樹脂が供給された前記セラミック成形体の周囲に設けられることを特徴とする請求項1から請求項1のいずれかに記載のセラミック成形体ブロックの製造装置。
  14. 前記セラミック粉末は、ジルコニア、アルミナのうち少なくとも1種類であることを特徴とする請求項1から請求項1のいずれかに記載のセラミック成形体ブロックの製造装置。
  15. 前記積み重ねられたセラミック成形体を載置するとともに、前記積み重ねられたセラミック成形体の上部の高さを調整する昇降手段を有することを特徴とする請求項1から請求項1のいずれかに記載のセラミック成形体ブロックの製造装置。
  16. 前記樹脂供給手段は、樹脂供給機構と供給補助機構とを備え、前記樹脂供給機構は前記供給補助機構上に前記ホットメルト型樹脂を供給し、かつ、前記供給補助機構は、前記樹脂供給機構から前記ホットメルト型樹脂を受けて前記昇降手段のある位置に移動させるとともに、前記ホットメルト型樹脂を前記セラミック成形体の上部に供給することを特徴とする請求項1に記載のセラミック成形体ブロックの製造装置。
  17. 前記セラミック成形体を連続的に供給するセラミック成形体供給手段を有し、かつ、前記セラミック成形体供給手段は、前記セラミック成形体を吸着して前記昇降手段のある位置に移動させるとともに、前記成形体を前記昇降手段の上部に供給するセラミック成形体吸着機構と、前記セラミック成形体を前記セラミック成形体吸着機構のある位置の近傍まで移動させるセラミック成形体搬送機構とからなることを特徴とする請求項15または請求項1に記載のセラミック成形体ブロックの製造装置。
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