JP3940842B2 - カップ式飲料自動販売機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カップ式飲料自動販売機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、コールド飲料を製造可能なカップ式飲料自動販売機としては、製氷機により製造した氷をカップに供給し、氷入りのコールド飲料を製造するようにしたものが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このカップ式飲料自動販売機は、図10に示すように、製氷機1、湯タンク2、シロップタンク3、キャニスタ4、コーヒー飲料調理装置5および攪拌装置6を備えている。製氷機1は、給水装置(図示せず)から供給された飲料水を用いて、予め設定された大きさの氷を製造し、貯蔵するものである。この製氷機1は、貯蔵している氷を排出するための氷排出口1aを開閉可能に備えている。湯タンク2は、ヒータ(図示せず)を内蔵し、給水装置から供給された飲料水をヒータにより加熱して湯とし、貯留するものである。シロップタンク3は、シロップを貯蔵するものである。キャニスタ4は、砂糖、クリームおよびインスタントコーヒー等の粉末原料を貯蔵するものである。コーヒー飲料調理装置5は、挽いたコーヒー豆と湯タンク2内からの湯とを用いてコーヒー飲料を抽出するものである。攪拌装置6は、カップCに対して進退可能、かつ軸心回りに回転可能に構成された攪拌羽根6aを有する。
【0004】
このカップ式飲料自動販売機では、例えば、コールド飲料の販売指令が出力されると、カップ供給装置(図示せず)により供給されたカップCに、シロップタンク3内からのシロップと給水装置からの飲料水とが供給される。カップCにシロップおよび飲料水が供給されると、攪拌装置6の攪拌羽根6aをカップC内で回転させて、シロップと飲料水とを混合攪拌して混合液にする。その後、製氷機1からの氷をそのままカップCに供給し、攪拌羽根6aを再び回転させると、カップC内で混合液と氷とが混合攪拌されて氷入りのコールド飲料が出来上がり、販売口(図示せず)から購入者に受け渡される。
【0005】
なお、図3に示したカップ式飲料自動販売機では、上述した混合液の代わりに、キャニスタ4内からの粉末原料と湯タンク2内からの湯との混合液、あるいはコーヒー飲料調理装置5により抽出したコーヒー飲料を用い、上述したものと同様にして、氷入りのコールド飲料を製造することもできる。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−6253号公報(第3項、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近では、飲料に対する嗜好の多様化により、口当たりの良いコールド飲料、(例えば、いわゆるフローズン飲料)が好まれるようになってきている。
【0008】
この口当たりの良いコールド飲料を製造するためには、細かな氷(例えば、略米粒の寸法の氷)と原液(例えば、上述した混合液)とを混合することが要求される。
【0009】
しかしながら、上述したような従来のカップ式飲料自動販売機では、氷が溶け切るまでの時間を長くしてコールド飲料の清涼感を極力持続させるために、カップCに大きめの氷(例えば、略10mm角の氷)を供給するのが一般的であり、供給元となる製氷機1に貯蔵される氷も当然に大きめのものとなる。このため、製氷機1からの氷をそのままカップCに供給したのでは、原液と混合される氷が所望のものよりも大きくなってしまい、この結果、口当たりの良いコールド飲料を製造することができない。
【0010】
本発明は、上記実情に鑑みて、供給元における氷の大きさによらず、口当たりの良いコールド飲料を製造することが可能なカップ式飲料自動販売機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るカップ式飲料自動販売機は、氷を製造して貯蔵する製氷機と、前記製氷機からは離隔した位置に別個に設けられ、下方に向けて漸次内方に傾斜するとともに底部に排水口を有し、前記製氷機から供給された氷を内部で粉砕する砕氷手段と、前記砕氷手段に洗浄液を供給するための洗浄液供給手段とを備え、前記砕氷手段により粉砕した氷をカップに供給して飲料を製造する一方、前記洗浄液供給手段による洗浄液の供給によって前記砕氷手段を洗浄することを特徴とする。
【0012】
また、本発明の請求項2に係るカップ式飲料自動販売機は、上記請求項1において、前記砕氷手段は、氷を粉砕するための動作を行う可動部を備え、洗浄の際に前記可動部を動作させることを特徴とする。
【0013】
また、本発明の請求項3に係るカップ式飲料自動販売機は、上記請求項1または2において、前記洗浄液供給手段は、洗浄液を圧送するための圧送手段を有することを特徴とする。
【0014】
また、本発明の請求項4に係るカップ式飲料自動販売機は、上記請求項1〜3のいずれか一つにおいて、飲料を製造するための原液を吐出する原液ノズルと、前記原液ノズルに洗浄液を供給するためのノズル洗浄液供給手段とを備え、前記ノズル洗浄液供給手段による洗浄液の供給によって前記原液ノズルを洗浄することを特徴とする。
【0015】
また、本発明の請求項5に係るカップ式飲料自動販売機は、上記請求項4において、前記洗浄液供給手段および前記ノズル洗浄液供給手段は、共通となる流路から分岐した洗浄液を供給することを特徴とする。
【0016】
また、本発明の請求項6に係るカップ式飲料自動販売機は、氷を製造して貯蔵する製氷機と、前記製氷機からは離隔した位置に別個に設けられ、下方に向けて漸次内方に傾斜するとともに底部に排水口を有し、前記製氷機から供給された氷を内部で粉砕する砕氷手段と、前記砕氷手段により粉砕した氷をカップに供給するための供給経路と、前記供給経路を開閉し、かつ排水口を有した遮断手段とを備え、前記遮断手段によって前記供給経路を開くことにより、前記砕氷手段から粉砕した氷をカップに供給して飲料を製造し、かつ、カップへの氷の供給が終了した後に、前記遮断手段によって前記供給経路を閉じて遮断することを特徴とする。
【0017】
また、本発明の請求項7に係るカップ式飲料自動販売機は、上記請求項6において、前記遮断手段は、前記供給経路を開いた場合に、前記砕氷手段からの氷をカップに案内するための案内通路を構成することを特徴とする。
【0018】
また、本発明の請求項8に係るカップ式飲料自動販売機は、氷を製造して貯蔵する製氷機と、前記製氷機からは離隔した位置に別個に設けられ、下方に向けて漸次内方に傾斜し、上部に氷投入口が開口するとともに底部に排水口を有し、前記製氷機から供給された氷を内部で粉砕する砕氷手段と、前記砕氷手段により粉砕した氷をカップに供給するためのシュータと、前記砕氷手段の氷投入口から内部に加熱した空気を送風するための送風手段とを備え、前記砕氷手段により粉砕した氷をカップに供給して飲料を製造する一方、前記送風手段による送風によって前記砕氷手段を乾燥させることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明に係るカップ式飲料自動販売機の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0020】
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1であるカップ式飲料自動販売機の構成を説明するためのものである。図1に示したカップ式飲料自動販売機は、カップ搬送装置10、水リザーバ20、湯タンク40、コーヒー飲料調理装置50、製氷機60、氷振り分け装置70、氷加工供給装置80、シロップタンク90、キャニスタ100、攪拌装置110および排水容器120を備える。
【0021】
カップ搬送装置10は、カップ供給装置(図示せず)により供給されたカップCを搬送するもので、飲料を調理するための位置(調理位置)、および図示せぬ販売口に通じる位置(販売位置)にカップCを搬送する。ここで、カップCの搬送経路における調理位置(図1に例示するカップCの位置)には、排水のための排水口11が設けてある。
【0022】
水リザーバ20は、給水弁21を介して上水道から供給された水を貯留するもので、送水配管22と後述の製氷機60に通じる製氷用水配管23とに接続してある。
【0023】
送水配管22は、水リザーバ20内の水を移送するためのもので、その途中に水ポンプ30を有する一方、その先端に三方弁24を介して水配管25および湯タンク用水配管26が分岐接続してある。
【0024】
水ポンプ30は、送水配管22を通じて水リザーバ20内からの水を水配管25および湯タンク用水配管26へ圧送するものである。
【0025】
三方弁24は、水配管25および湯タンク用水配管26に対して個々に開閉可能であり、通常時においてはそれぞれに対して閉状態に保持される。水配管25は、水リザーバ20内からの水を調理位置にあるカップCに供給するためのもので、その先端に水ノズル25aを有する。水ノズル25aは、水配管25を流れた水を吐出するもので、調理位置にあるカップCに臨むように配設してある。湯タンク用水配管26は、水リザーバ20内からの水を湯タンク40に供給するためのものである。
【0026】
湯タンク40は、湯タンク用水配管26により供給された水を加熱して湯とし、貯留するためのもので、加熱源としてヒータ(図示せず)を内蔵している。この湯タンク40内では、ヒータが適宜加熱動作して、湯の温度を例えば93〜97℃に保持している。この湯タンク40は、湯配管41およびコーヒー調理用湯配管42に接続してある。
【0027】
湯配管41は、湯タンク40内の湯を調理位置にあるカップCに供給するためのものである。湯配管41には、その途中に流路を開閉する湯弁41aが設けられる一方、その先端に湯ノズル41bが設けてある。湯ノズル41bは、湯配管41を流れた湯を吐出するもので、調理位置にあるカップCに臨むように配設してある。コーヒー調理用湯配管42は、湯タンク40内の湯をコーヒー飲料調理装置50に供給するためのものであり、その途中に流路を開閉するための湯弁42aを有する。
【0028】
コーヒー飲料調理装置50は、挽いたコーヒー豆と、コーヒー調理用湯配管42により供給された湯とを用いてコーヒー飲料を抽出するものである。このコーヒー飲料調理装置50は、コーヒー配管51に接続してある。コーヒー配管51は、コーヒー飲料調理装置50により抽出したコーヒー飲料を調理位置にあるカップCに供給するためのもので、その先端にコーヒーノズル51aを有する。コーヒーノズル51aは、コーヒー配管51を流れたコーヒー飲料を吐出するもので、調理位置にあるカップCに臨むように配設してある。
【0029】
製氷機60は、上述した製氷用水配管23を通じて水リザーバ20内から供給された水を用いて、予め設定された大きさの氷、例えば略10mm角の氷を製造し、貯蔵するものである。この製氷機60は、開閉可能に構成された氷排出口61を有しており、氷排出口61を通じて氷振り分け装置70に氷を供給可能である。
【0030】
氷振り分け装置70は、氷配管用姿勢(図1中破線で例示)と、氷加工供給装置用姿勢(図1中、実線で例示)とを有する氷振り分け機構71を内蔵している。この氷振り分け装置70は、氷振り分け機構71が氷配管用姿勢の場合に、製氷機60からの氷を氷配管72に供給可能、かつ氷振り分け機構71が氷加工供給装置用姿勢の場合に、製氷機60からの氷を氷加工供給装置80に供給可能である。すなわち、この氷振り分け装置70は、製氷機60からの氷を氷配管72および氷加工供給装置80に択一的に振り分けて供給可能である。氷配管72は、氷振り分け装置70からの氷を調理位置にあるカップCに供給するためのものである。
【0031】
氷加工供給装置80は、氷振り分け装置70により供給された氷を粉砕して、例えば、略米粒の寸法となるように小さくし、さらにこの粉砕した氷を調理位置にあるカップCに供給するものである。この氷加工供給装置80は、氷加工手段(砕氷手段)81およびシュータ82を備えて構成してある。氷加工手段81は、その上面に氷投入口81aが設けられる一方、その内部に回転羽根(可動部)81bおよび固定刃(図示せず)を備える。この氷加工手段81は、氷投入口81aを通じて供給された氷を収容し、回転羽根81bの動作により当該氷を回転運動させて、固定刃で削りながら粉砕するものである。この氷加工手段81には、排水のための排水口81cが設けてある。シュータ82は、氷加工手段81により粉砕された氷を調理位置にあるカップCに供給するものである。
【0032】
シロップタンク90は、シロップを貯蔵するためのもので、シロップ配管91に接続してある。シロップ配管91は、シロップタンク90内のシロップを調理位置にあるカップCに供給するためのものである。このシロップ配管91には、その途中に流路を開閉するシロップ弁91aが設けられる一方、その先端にシロップノズル91bが設けてある。シロップノズル91bは、シロップ配管91を流れたシロップを吐出するもので、調理位置にあるカップCに臨むように配設してある。
【0033】
キャニスタ100は、粉末原料、例えば砂糖、クリーム、インスタントコーヒーおよびココアを貯蔵するためのもので、調理位置にあるカップCに粉末原料を供給可能に構成してある。
【0034】
攪拌装置110は、調理位置にあるカップCに対して進退可能、かつ軸心回りに回転可能に構成された攪拌羽根111を有する。この攪拌装置110は、攪拌羽根111を回転動作させる際には、攪拌羽根111を予め下動させてカップC内に配置する一方、通常時においては攪拌羽根111を上動させた位置に保持する。
【0035】
排水容器120は、排水を貯留するためのもので、氷加工排水配管121および調理排水配管122に接続してある。氷加工排水配管121は、上述した氷加工手段81の排水口81cに接続してあり、氷加工手段81内の水を排水容器120に送出する。調理排水配管122は、上述したカップCの搬送系路上の排水口11に接続してあり、搬送系路上の水を排水容器120に送出する。
【0036】
上述したように構成した本実施の形態1であるカップ式飲料自動販売機において、口当たりの良いコールド飲料、(例えば、いわゆるフローズン飲料)を製造するための動作について以下に詳述する。
【0037】
例えば、購入者により販売ボタン(図示せず)が押圧操作されて、フローズン飲料の販売指令が出力されると、カップ搬送装置10は、カップ供給手段(図示せず)により供給されたカップCを調理位置に搬送する。
【0038】
カップ搬送装置10がカップCを調理位置に搬送すると、シロップ弁91aが一時的に開いて、シロップノズル91bから所定量のシロップが吐出供給される。
【0039】
この間に、製氷機60の氷排出口61が一時的に開いて、氷排出口61を通じて所定量の氷が氷振り分け装置70に供給される。このとき、氷振り分け装置70は、氷振り分け機構71を氷加工供給装置用姿勢に保持して、製氷機60からの氷を氷加工手段81に供給する。
【0040】
氷振り分け装置70により製氷機60からの氷が氷加工手段81に供給されると、氷加工供給装置80は、氷加工手段81の回転羽根81bを動作させて、氷加工手段81内で氷を粉砕し、シュータ82を通じてカップCに供給する。
【0041】
氷加工手段81により粉砕された氷がカップCに供給されると、攪拌装置110の攪拌羽根111が降下してカップC内に進入し、カップC内で回転動作する。この結果、カップC内でシロップと細かな氷(例えば、略米粒の寸法の氷)とが混合攪拌されて、フローズン飲料が製造される。
【0042】
こうしてフローズン飲料の製造が終了すると、攪拌羽根111が上昇してカップCの上方域に位置した後に、カップ搬送装置10によりカップCが上述の販売位置に搬送されて、販売口(図示せず)から購入者に受け渡される。
【0043】
以上説明したように、本実施の形態1であるカップ式飲料自動販売機によれば、製氷機60からの氷を粉砕する氷加工手段81を備え、氷加工手段81により粉砕した氷をカップCに供給して飲料を製造するようにしているので、氷の供給元となる製氷機60における氷の大きさによらず、口当たりの良いコールド飲料を製造することができる。
【0044】
また、本実施の形態1であるカップ式飲料自動販売機では、製氷機60からの氷を氷加工供給装置80および氷配管72に択一的に供給可能な氷振り分け装置70を備えているので、従来のものと同様に、大きめの氷(例えば、略10mm角の氷)入りのコールド飲料を製造することもできる。すなわち、氷振り分け装置70により製氷機60からの氷を氷配管72に振り分けて供給すれば、製氷機60からの氷が氷配管72を通じてそのままカップCに供給されることになるので、大きめの氷入りのコールド飲料を製造することができる。
【0045】
さらに、本実施の形態1であるカップ式飲料自動販売機によれば、氷振り分け装置70および氷加工供給装置80以外の構成として、従前と同様のものを適用可能であるので、従前の部品との兼用化を図ったり、従前のものを改造して対応する上で、極めて有利なものとなる。
【0046】
なお、上述したカップ式飲料自動販売機において製造可能なコールド飲料は、シロップを用いたものに限定されない。具体的には、キャニスタ100からの粉末原料と湯タンク40からの湯との混合液を用いたもの、あるいはコーヒー飲料調理装置50により抽出したコーヒー飲料を用いたものを製造することができる。
【0047】
また、上述したカップ式飲料自動販売機では、氷加工供給装置80として、氷を回転運動させて、当該氷を固定刃で削りながら粉砕するものを例示しているが、その他の方法によるものであっても良いのは勿論である。
【0048】
一方、上述したカップ式飲料自動販売機では、氷加工手段81の内部を通過した氷を用いて、飲料を製造するようにしているので、氷加工手段81の内部を清潔に維持するための洗浄を行うことが好ましい。また、上述したシロップノズル91bやコーヒーノズル51a(以下、総称して「原液ノズル」という)においては、個々の先端部にシロップやコーヒー飲料が付着し易いので、清潔に維持するための洗浄を行うことが好ましい。
【0049】
そこで、本実施の形態1であるカップ式飲料自動販売機では、湯タンク40内からの湯を氷加工手段81に供給するための湯供給手段(洗浄液供給手段)130と、湯タンク40内からの湯を原液ノズルに供給するためのノズル用湯供給手段(ノズル洗浄液供給手段)131とを有している。これら湯供給手段130およびノズル用湯供給手段131は、湯タンク40に接続した洗浄用湯配管43、並びに洗浄用湯配管43の先端にTジョイント44を介して分岐接続した氷加工手段洗浄用湯配管46およびノズル洗浄用湯配管47から成る。
【0050】
洗浄用湯配管43は、湯タンク40内の湯を移送するためのもので、その途中に洗浄用湯弁43aを有する。この洗浄用湯配管43は、湯供給手段130およびノズル用湯供給手段131において共通の流路となるものである。洗浄用湯弁43aは、洗浄用湯配管43を開閉するためのもので、弁開閉制御部45に接続してある。
【0051】
弁開閉制御部45は、制御指令を洗浄用湯弁43aに送出することにより、洗浄用湯弁43aを開閉動作させる。この弁開閉制御部45は、通常時においては洗浄用湯弁43aを閉状態に保持する一方、予め設定した洗浄時間帯(洗浄開始時刻から洗浄終了時刻までの時間帯)においては洗浄用湯弁43aを開状態に保持する。弁開閉制御部45における洗浄開始時刻および洗浄終了時刻は、作業者によって任意に設定可能であり、例えば購入者の利用が少ない夜中や明け方に設定される。
【0052】
氷加工手段洗浄用湯配管46は、Tジョイント44を介して洗浄用湯配管43から分岐流入した湯を氷加工手段81に供給するためのもので、その先端に洗浄ノズル46aを有する。洗浄ノズル46aは、氷加工手段洗浄用湯配管46を流れた湯を吐出するもので、氷加工手段81の氷投入口81aの上方に配置され、氷加工手段81の内部に臨むようにしてある。
【0053】
ノズル洗浄用湯配管47は、Tジョイント44を介して洗浄用湯配管43から分岐流入した湯を原液ノズルに供給するためのもので、その先端にシャワーノズル47aを有する。シャワーノズル47aは、ノズル洗浄用湯配管47を流れた湯をシャワー状に吐出するもので、原液ノズルに臨むように配設してある
【0054】
上述したように構成した本実施の形態1であるカップ式飲料自動販売機において、氷加工手段81および原液ノズルを洗浄するための動作について以下に詳述する。
【0055】
上述の洗浄開始時刻に至ると、洗浄用湯弁43aは、弁開閉制御部45からの制御指令により開動作し、開状態に保持される。
【0056】
洗浄用湯弁43aが開状態になると、湯タンク40内の湯が洗浄用湯配管43を流れる。洗浄用湯配管43を流れてTジョイント44に至った湯は、氷加工手段洗浄用湯配管46およびノズル洗浄用湯配管47に分岐流入する。
【0057】
氷加工手段洗浄用湯配管46に分岐流入し、洗浄ノズル46aに至った湯は、洗浄ノズル46aを通じて氷加工手段81の内部に向けて吐出供給される一方、ノズル洗浄用湯配管47に分岐流入し、シャワーノズル47aに至った湯は、シャワーノズル47aを通じて原液ノズルに向けてシャワー状に吐出される。
【0058】
この結果、洗浄ノズル46aを通じて供給された湯の洗浄作用によって氷加工手段81の内部が洗浄される一方、シャワーノズル47aを通じてシャワー状に吐出された湯の洗浄作用によって原液ノズルが洗浄される。
【0059】
この洗浄の際には、氷加工手段81の回転羽根81bを動作させることが好ましい。具体的には、回転羽根81bを動作させると、氷加工手段81の内部において湯が飛び散りながら隅々に送り込まれるようになり、洗浄効果を向上させることが可能になるので好ましい。
【0060】
この間、氷加工手段81内の洗浄に用いられた湯は、排水口81cおよび氷加工排水配管121を通じて排水容器120に至り順次排水される一方、原液ノズルの洗浄に用いられた湯は、排水口11および調理排水配管122を通じて排水容器120に至り順次排水される。
【0061】
所定の時間が経過して上述の洗浄終了時刻に至ると、洗浄用湯弁43aが弁開閉制御部45からの制御指令により閉動作し、この結果、氷加工手段81および原液ノズルを洗浄するための動作が終了する。
【0062】
以上説明したように、本実施の形態1であるカップ式飲料自動販売機によれば、湯タンク40内からの湯を氷加工手段81に供給するための湯供給手段130を有し、この湯供給手段130による湯の供給によって氷加工手段81の内部を洗浄して、氷加工手段81の内部を清潔に維持するようにしているので、コールド飲料を製造する上で好ましいものとなる。
【0063】
また、本実施の形態1であるカップ式飲料自動販売機によれば、湯タンク40内からの湯を原液ノズルに供給するためのノズル用湯供給手段131を有し、このノズル用湯供給手段131による湯の供給によって原液ノズルを洗浄して、原液ノズルを清潔に維持するようにしているので、飲料を製造する上で一層好ましいものとなる。
【0064】
さらに、本実施の形態1であるカップ式飲料自動販売機では、湯供給手段130およびノズル用湯供給手段131として、共通となる流路(洗浄用湯配管43)から分岐した湯を供給するものを適用しているので、湯タンク40内からの湯を氷加工手段81および原液ノズルに同時に供給して洗浄を行うことが可能になる。
【0065】
さらにまた、本実施の形態1であるカップ式飲料自動販売機では、湯供給手段130およびノズル用湯供給手段131において共通となる流路(洗浄用湯配管43)に洗浄用湯弁43aを設け、洗浄用湯弁43aの開閉動作を弁開閉制御部45により制御するようにしている。従って、本実施の形態1であるカップ式飲料自動販売機によれば、湯供給手段130およびノズル用湯供給手段131に対して、洗浄用湯弁43aおよび弁開閉制御部45を別個に設ける必要がないので、部品点数の増大に伴って製造コストが増大する事態を抑えることができる。
【0066】
なお、例えば、洗浄用湯配管43の途中に湯ポンプ(圧送手段)を設けて、氷加工手段洗浄用湯配管46を通じて洗浄ノズル46aへ湯を圧送する一方、ノズル洗浄用湯配管47を通じてシャワーノズル47aへ湯を圧送するようにすれば、氷加工手段81の内部および原液ノズルに向けて湯が勢い良く噴射されるようになり、洗浄効果を向上させることが可能になるので好ましい。
【0067】
なお、上述した実施の形態1では、氷加工手段81に湯を供給するようにしているが、氷加工手段81に水を供給するようにしても構わない。例えば、図2に示す本実施の形態1の変形例のように、水リザーバ20内からの水を氷加工手段81に供給するようにしても良い。
【0068】
図2に示した変形例では、氷加工手段81に水リザーバ20内からの水を供給するための水供給手段(洗浄液供給手段)132と、原液ノズルに水リザーバ20内からの水を供給するためのノズル用水供給手段(ノズル洗浄液供給手段)133とを有する。これら水供給手段132およびノズル用水供給手段133は、上述した送水配管22において水ポンプ(圧送手段)30と三方弁24との間となる部位に分岐接続した洗浄用水配管27、並びに洗浄用水配管27の先端にTジョイント44Aを介して分岐接続した氷加工手段洗浄用水配管28およびノズル洗浄用水配管29から成る。
【0069】
洗浄用水配管27は、水リザーバ20内からの水を移送するためのもので、その途中に洗浄用水弁27aを有する。この洗浄用水配管27は、水供給手段132およびノズル用水供給手段133において共通の流路となるものである。洗浄用水弁27aは、洗浄用水配管27を開閉するためのもので、弁開閉制御部45Aに接続してある。弁開閉制御部45Aとしては、上述した弁開閉制御部45と同様のものを適用することができる。
【0070】
氷加工手段洗浄用水配管28は、Tジョイント44Aを介して洗浄用水配管27から分岐流入した水を氷加工手段81に供給するためのもので、その先端に洗浄ノズル28aを有する。洗浄ノズル28aは、氷加工手段洗浄用水配管28を流れた水を吐出するもので、氷加工手段81の氷投入口81aの上方に配置されて、氷加工手段81の内部に臨むようにしてある。
【0071】
ノズル洗浄用水配管29は、Tジョイント44Aを介して洗浄用水配管27から分岐流入した水を原液ノズルに供給するためのもので、その先端にシャワーノズル29aを有する。シャワーノズル29aは、ノズル洗浄用水配管29を流れた水をシャワー状に吐出するもので、原液ノズルに臨むように配設してある。
【0072】
なお、その他の構成については、上述した実施の形態1のものと同様であるので、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0073】
上述した本実施の形態1の変形例であるカップ式飲料自動販売機において、氷加工手段81および原液ノズルを洗浄するための動作について以下に詳述する。
【0074】
上述の洗浄開始時刻に至ると、三方弁24が水配管25および湯タンク用水配管26に対して閉状態に保持された状態で、洗浄用水弁27aが弁開閉制御部45Aからの制御指令により開動作し、開状態に保持される。
【0075】
洗浄用水弁27aが開状態になると、水リザーバ20内の水が送水配管22を通じて洗浄用水配管27に流入する。洗浄用水配管27を流れてTジョイント44Aに至った水は、氷加工手段洗浄用水配管28およびノズル洗浄用水配管29に分岐流入する。氷加工手段洗浄用水配管28に分岐流入した水は、洗浄ノズル28aへ水ポンプ30により圧送される一方、ノズル洗浄用水配管29に分岐流入した水は、シャワーノズル29aへ水ポンプ30により圧送される。
【0076】
水ポンプ30により圧送されて洗浄ノズル28aに至った水は、洗浄ノズル28aから氷加工手段81の内部に勢い良く噴射されながら供給される一方、水ポンプ30により圧送されてシャワーノズル29aに至った水は、シャワーノズル29aから原液ノズルに向けてシャワー状に勢い良く噴射される。
【0077】
この結果、洗浄ノズル28aから勢い良く噴射された水の洗浄作用によって氷加工手段81の内部が洗浄される一方、シャワーノズル29aからシャワー状に勢い良く噴射された水の洗浄作用によって原液ノズルが洗浄される。この際、氷加工手段81の回転羽根81bを動作させることが好ましいのは、上述した実施の形態1と同様である。
【0078】
この間、氷加工手段81の内部を洗浄した水は、排水口81cおよび氷加工排水配管121を通じて排水容器120に至り順次排水される一方、原液ノズルを洗浄した水は、排水口11および調理排水配管122を通じて排水容器120に至り順次排水される。
【0079】
所定の時間が経過して上述の洗浄終了時刻に至ると、洗浄用水弁27aが弁開閉制御部45Aからの制御指令により閉動作し、この結果、氷加工手段81および原液ノズルを洗浄するための動作が終了する。
【0080】
以上説明したように、本実施の形態1の変形例であるカップ式飲料自動販売機では、水リザーバ20内からの水を氷加工手段81に供給するための水供給手段132を有するとともに、水リザーバ20内からの水を原液ノズルに供給するためのノズル用水供給手段133を有して、氷加工手段81の内部および原液ノズルを洗浄するようにしている。しかも、本実施の形態1の変形例では、水供給手段132およびノズル用水供給手段133として、共通となる流路(洗浄用水配管27)から分岐した水を供給するものを適用し、さらにこの共通となる流路に洗浄用水弁27aを設け、洗浄用水弁27aの開閉動作を弁開閉制御部45Aにより制御するようにしている。これらにより、本実施の形態1の変形例であるカップ式飲料自動販売機によれば、上述した実施の形態1と同様の効果を奏するようになる。
【0081】
なお、上述した実施の形態1およびその変形例では、氷加工手段81および原液ノズルを洗浄するための洗浄液として、湯あるいは水を用いているが、これらに限定されないのは勿論である。
【0082】
(実施の形態2)
つぎに、本発明の実施の形態2であるカップ式飲料自動販売機について説明する。本実施の形態2では、図3、4に示すように、上述した実施の形態1のものに対して、遮断手段140をさらに備えている。
【0083】
遮断手段140は、氷加工手段81からカップCへ至る氷の供給経路Rを開閉するもので、シュータ82の先端部に回転可能に設けた遮断部材141と、遮断部材141を駆動する駆動部142とを備える。
【0084】
遮断部材141は、シュータ82の出口となる氷排出口82bを閉じるのに十分な大きさの底壁141aと、底壁141aの左右端から起立延在する左右側壁141bとから成り、氷排出口82bを開閉可能に構成してある。この遮断部材141は、氷排出口82bを開いた場合(図4中、二点鎖線で例示)に、シュータ82の供給経路Rを延長するように案内通路R′を構成する。案内通路R′は、調理位置にあるカップCに臨むように位置する。この遮断部材141の底壁141aには、排水のための排水口141a′が設けてある。排水口141a′は、排水配管123を通じて排水容器120に連通してある。駆動部142は、氷排出口82bを開閉するための遮断部材141の回転駆動を行うもので、例えば駆動モータを用いて構成される。
【0085】
なお、図4中の81dは、氷を粉砕するための固定刃である。81eは、固定刃81dにより粉砕された氷を氷加工手段81から排出するための氷排出口である。また、82aは、氷排出口81eに連通するように、シュータ82に設けた氷受入口である。なお、その他の構成については、実施の形態1のものと同様であるので、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0086】
図5は、口当たりの良い飲料(例えば、いわゆるフローズン飲料)を製造する際における製氷機60、氷加工手段81および遮断手段140の動作を説明するためのタイミングチャートである。以下、図5を参照しながら、これらの動作について説明する。
【0087】
まず、口当たりの良い飲料を製造する場合には、製氷機60の氷を氷振り分け装置70を介して氷加工手段81に供給するために、製氷機60が予め設定された時間だけ氷排出口61を開く(T1〜T2)。
【0088】
製氷機60が氷排出口61を閉じると(T2)、遮断手段140は、シュータ82の氷排出口82bを開いて、供給経路Rを開くとともに、案内通路R′を構成する。
【0089】
同じく、製氷機60が氷排出口61を閉じると(T2)、氷加工手段81は、回転羽根81bの回転を開始して製氷機60からの氷を粉砕し、この氷の粉砕に要するだけの時間が経過すると、回転羽根81bの回転を停止する(T3)。
【0090】
この間、氷加工手段81により粉砕された氷は、シュータ82を通じて案内通路R′に至り、案内通路R′によって案内されてカップCに順次供給される。
【0091】
遮断手段140は、回転羽根81bの回転が停止した後、つまり氷加工手段81による氷の粉砕が終了した後、T5(例えば1秒)だけ時間が経過すると、シュータ82の氷排出口82bを閉じて、供給経路Rを閉じる(T4)。
【0092】
氷加工手段81からの氷が供給されたカップC内では、該供給された氷と、別途供給された飲料の原料(例えばシロップ)との混合攪拌が行われて、口当たりの良いコールド飲料が製造される。
【0093】
次に口当たりの良いコールド飲料を製造する場合には、再び製氷機60が予め設定された時間だけ氷排出口61を開き(T1〜T2)、製氷機60が氷排出口61を閉じると(T2)、遮断手段140が氷排出口82bを開き、以降、上述した動作が繰り返される。
【0094】
ここで、口当たりの良いコールド飲料を製造した際には、シュータ82および氷加工手段81の内部に粉砕された氷が残存する。このため、口当たりの良いコールド飲料を製造した後には、この残存した氷の溶けた水が、供給経路Rを通じて滴り落ちる虞れがある。
【0095】
しかしながら、本実施の形態2では、上述したように、口当たりの良いコールド飲料を製造した後、次に口当たりの良いコールド飲料を製造するまでの間、遮断手段140によって供給経路Rが閉じられた状態に維持される。従って、口当たりの良いコールド飲料を製造した後に、氷加工手段81により粉砕した氷を用いずに飲料を製造する際、例えば製氷機60からの氷をそのまま用いてコールド飲料を製造する際には、カップCあるいはその周辺に水が滴り落ちる虞れがない。
【0096】
しかも、本実施の形態2では、シュータ82を通じて遮断部材141の底壁141aに至った水が、底壁141aの排水口141a′から排水配管123を通じて排水容器120に順次送出される。従って、次に口当たりの良い飲料を製造する際には、シュータ82の氷排出口82bを開いても、底壁141aからカップCあるいはその周辺に水が滴り落ちる虞れがない。
【0097】
上記カップ式飲料自動販売機では、製氷機60からの氷を粉砕する氷加工手段81と、供給経路Rを開閉する遮断手段140とを備え、遮断手段140によって供給経路Rを開くことにより、氷加工手段81から粉砕した氷をカップCに供給して飲料を製造するようにしているので、氷の供給元となる製氷機60における氷の大きさによらず、口当たりの良いコールド飲料を製造することができる。
【0098】
また、上記カップ式飲料自動販売機では、口当たりの良いコールド飲料の製造に際して氷加工手段81からの氷をカップCに供給した後に、遮断手段140によって供給経路Rを閉じ、次に口当たりの良いコールド飲料を製造するまでの間、供給経路Rを閉じた状態を維持するようにしている。このため、口当たりの良いコールド飲料を製造した後に、氷加工手段81により粉砕した氷を用いずに飲料を製造する際には、シュータ82および氷加工手段81に残存した氷の溶けた水が、供給経路Rを通じてカップCあるいはその周辺に滴り落ちて、飲料を薄める事態やカップCを汚損する事態を招来する虞れがない。
【0099】
しかも、上記カップ式飲料自動販売機では、遮断手段140として、排水機能を有するものを適用しているので、次に口当たりの良いコールド飲料を製造するのに際して供給経路Rを開いても、この残存した氷の溶けた水が、供給経路Rを通じてカップCあるいはその周辺に滴り落ちる虞れがない。このため、上記カップ式飲料自動販売機によれば、次回、製造される口当たりの良いコールド飲料を薄めて品質を損なう事態や、カップCを汚損する事態を招来する虞れがない。
【0100】
さらに、上記カップ式飲料自動販売機では、遮断手段140として、供給経路Rを開いた場合に、氷加工手段81からの氷をカップCに案内するための案内通路R′を構成するものを適用している。このため、上記カップ式飲料自動販売機によれば、氷加工手段81からの氷がカップCに確実に供給されるようになるので、氷がこぼれてカップCに実際に供給される氷の量が減少する事態や、こぼれた氷が飛び跳ねてカップCを汚損する事態を招来する虞れがない。
【0101】
なお、上述した底壁141aの排水口141a′を通じての排水作用は、湯タンク40内からの湯を氷加工手段81に供給して、氷加工手段81を洗浄する際にも発揮される。すなわち、氷加工手段81の洗浄の際に、シュータ82を通じて遮断部材141の底壁141aに至った湯は、排水口141a′から排水配管123を通じて排水容器120に順次送出される。ここで、氷加工手段81に供給された湯の残りは、氷加工排水配管121を通じて排水容器120に送出される。なお、氷加工手段81の洗浄の際には、必ずしも供給経路Rを閉じた状態に維持する必要はなく、開いた状態としても構わない。
【0102】
なお、本実施の形態2では、氷加工手段81にシュータ82を設けたカップ式飲料自動販売機に対して、遮断手段140を適用しているが、これに限定されない。例えば、図6に示す変形例のように、氷加工手段81Aにより粉砕した氷をそのままカップCに供給可能に構成して、シュータ82を省いたものに対しても、遮断手段140を適用することが可能である。
【0103】
本変形例では、図6に示すように、氷加工手段81Aの底部81Aaに設けた氷排出口81AcからカップCへ至る氷の供給経路Rを、遮断手段140の遮断部材141によって開閉するように構成している。また、遮断部材141は、供給経路Rを開いた場合に、氷加工手段81Aからの氷をカップCに案内するための案内通路R′を構成する。なお、図6中の81Abは、氷加工手段81Aの底部81Aaに設けた固定刃である。
【0104】
このように構成した本変形例にあっても、遮断手段140が上述した実施の形態2の場合と同様の機能を果たすようになるので、実施の形態2のものと同様の作用、効果を奏するようになる。
【0105】
なお、上述した実施の形態2およびその変形例では、氷加工手段81(81A)からの氷をカップCに案内するための案内通路R′を構成するようにしたものを例示しているが、必ずしも案内通路R′を構成する必要はない。また、上述した実施の形態2およびその変形例では、遮断部材141を回転させて、供給経路Rを開く位置と閉じる位置とに移動させるようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、遮断部材141を水平方向に移動させて、供給経路Rを開く位置と閉じる位置とに移動させるようにしても良い。
【0106】
(実施の形態3)
つぎに、本発明の実施の形態3であるカップ式飲料自動販売機について説明する。本実施の形態3では、図7に示すように、上述した実施の形態1のものに対して、氷加工手段81に替えて氷加工手段81Bを適用するとともに、送風手段150をさらに備えている。
【0107】
氷加工手段81Bは、図8、9に示すように、略すり鉢形状の容器81B′の内部に、回転羽根(可動部)81b′を備える。容器81B′の上部を成す上蓋81B″には、氷投入口81aおよび給湯口81fが設けてある。給湯口81fには、図7に示すように、氷加工手段洗浄用湯配管46の洗浄ノズル46aが接続してある。回転羽根81b′は、容器81B′のすり鉢状の底部に設けた回転軸81baの軸心回りに回転可能に構成してある。
【0108】
この回転羽根81b′は、主羽根81bb、規制部材81bcおよび副羽根81bdを備える。主羽根81bbは、回転軸81baに対して複数(例えば3つ)設けてあり、回転軸81baの軸心回りに、容器81B′のすり鉢状の内周面に沿って回転可能である。規制部材81bcは、円錐筒状部81bcaおよび周壁部81bcbにより構成してある。円錐筒状部81bcaは、図9に示すように、上方に向かって次第に内径が減少する円錐筒状のもので、主羽根81bbにおける外周側の部位の上方域を覆い、かつ氷投入口81aの下方域を開放するように、主羽根81bbに同軸に設けてある。周壁部81bcbは、円錐筒状部81bcaの外周縁から上方に延在して円筒状を成すものである。この規制部材81bcには、円錐筒状部81bcaの外周部に、上下に貫通する貫通孔81bc′が複数(例えば3つ)設けてある。副羽根81bdは、規制部材81bcにおける円錐筒状部81bcaの外周面および周壁部81bcbの内周面を繋ぐように複数(例えば3つ)設けたもので、円錐筒状部81bcaの外周面から容器81B′の上蓋81B″の裏面に向けて延在する。なお、図9中のMは、回転羽根81b′を回転駆動するために、容器81B′の外部に設けた駆動モータである。また、81dは、容器81B′のすり鉢状の内周面に設けた固定刃である。
【0109】
また、上述した氷加工手段81Bには、容器81B′の上蓋81B″の表面に導入部材83が設けてある。導入部材83は、氷投入口81aの上方域を取り囲むように上方に向けて延在する筒状のもので、その側部に氷振り分け装置70が連通してある。この導入部材83の上部には、上部開口83aが設けてある。
【0110】
送風手段150は、導入部材83の上部開口83aから氷加工手段81Bに送風を行うもので、例えば送風ファンを用いて構成される。
【0111】
なお、その他の構成については、実施の形態1のものと同様であるので、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0112】
上記カップ式飲料自動販売機では、導入部材83を介して氷加工手段81Bへの氷の供給を行うとともに、回転羽根81b′を駆動すると、主羽根81bbの回転により、供給された氷が固定刃81dに当接して粉砕される。この間、規制部材81bcの円錐筒状部81bcaは、容器81B′内の氷が上動して固定刃81dから離反するのを抑えることにより、当該氷が粉砕されるのを促進する。
【0113】
ここで、回転羽根81b′として、主羽根81bbおよび規制部材81bcだけを備えるものを用いる場合には、粉砕された氷が、容器81B′の内周面に沿って上蓋81B″の裏面まで押し上げられて当該裏面に積み重なる虞れがある(図9中、実線の矢印で例示)。しかしながら、回転羽根81b′には、上蓋81B″の裏面に向けて延在する副羽根81bdが設けてあるので、副羽根81bdの回転により、上蓋81B″の裏面に氷が積み重なる事態が抑えられる。
【0114】
また、上記カップ式飲料自動販売機では、給湯口81fを通じて、湯タンク40内からの湯を氷加工手段81Bの容器81B′内に供給すると、該供給した湯の洗浄作用により、氷加工手段81Bが洗浄される。ここで、容器81B′内に供給された湯は、副羽根81bdの回転領域に至った後に、貫通孔81bc′を通じて主羽根81bbの回転領域に至る。従って、上記カップ式飲料自動販売機では、氷加工手段81Bへの湯の供給とともに、回転羽根81b′を回転させると、容器81B′内の隅々に湯が行き渡るようになる。
【0115】
また、上記カップ式飲料自動販売機では、送風手段150を駆動すると、送風手段150からの空気が導入部材83、氷加工手段81Bおよびシュータ82を通過するので、氷加工手段81B内の湿気がシュータ82を通じて排出される。これにより、例えば氷加工手段81Bによる氷の粉砕あるいは氷加工手段81Bの洗浄を行った場合に、送風手段150による氷加工手段81Bへの送風を行えば、氷加工手段81Bを速やかに乾燥させることができるようになる。ここで、送風手段150は、例えば、常時駆動するようにしても良いし、氷加工手段81Bによる氷の粉砕あるいは氷加工手段81Bの洗浄を行った後、氷加工手段81Bを乾燥させるのに必要な時間だけ駆動するようにしても良い。
【0116】
上記カップ式飲料自動販売機によれば、実施の形態1のものと同様に、製氷機60からの氷を粉砕する氷加工手段81Bを備え、氷加工手段81Bにより粉砕した氷をカップCに供給して飲料を製造するようにしているので、氷の供給元となる製氷機60における氷の大きさによらず、口当たりの良いコールド飲料を製造することができる。
【0117】
また、上記カップ式飲料自動販売機では、氷加工手段81Bに送風するための送風手段150を備え、送風手段150による氷加工手段81Bへの送風によって、氷加工手段81Bを乾燥させるようにしている。このため、上記カップ式飲料自動販売機によれば、例えば氷加工手段81Bによる氷の粉砕あるいは氷加工手段81Bの洗浄を行った場合に、氷加工手段81Bが水に晒される時間を短縮することができるので、氷加工手段81Bを清潔に維持することが可能になる。なお、送風手段150としては、例えば加熱ヒータを備えたものを適用しても良い。この場合には、加熱ヒータにより加熱した空気を氷加工手段81Bに送ることができるようになるので、氷加工手段81Bを一層速やかに乾燥させることが可能になる。また、氷加工手段81Bを乾燥させる際には、回転羽根81b′を回転させるようにしても良い。この場合には、回転羽根81b′に付着した氷や水を吹き飛ばすことができるようになるので、例えば回転羽根81b′を乾燥させる上で有利となる。ここで、回転羽根81b′を回転させる時間としては、回転羽根81b′に付着した氷や水を吹き飛ばすだけの時間で十分である。
【0118】
さらに、上記カップ式飲料自動販売機では、氷加工手段81Bの回転羽根81b′として、容器81B′の上蓋81B″の裏面に氷が積み重なるのを抑えるために、当該裏面に向けて延在する副羽根81bdを設けたものを適用している。このため、口当たりの良いコールド飲料を製造する場合には、上蓋81B″の裏面に氷が残存して氷加工手段81Bの乾燥の妨げとなるのを抑えることができる。しかも、カップC一杯分の飲料を製造するだけの氷を氷加工手段81Bに供給する場合には、カップCへの氷の供給量が減少するのを抑えることができる。
【0119】
さらにまた、上記カップ式飲料自動販売機では、副羽根81bdおよび主羽根81bbの回転領域内に湯タンク40内からの湯を供給するとともに、回転羽根81b′を回転させて、氷加工手段81Bを洗浄するようにしている。このため、上記カップ式飲料自動販売機によれば、湯タンク40内からの湯が容器81B′内の隅々に行き渡るようになるので、洗浄効果を向上させる上で好ましいものとなる。しかも、この洗浄の際には、回転羽根81b′が回転するのに要する容器81B′との隙間(設計上、確保せざるを得ない隙間)に残存した氷を、副羽根81bdおよび主羽根81bbの回転によって少量の湯で効率良く溶かすことが可能になる。
【0120】
なお、本実施の形態3において適用する氷加工手段81Bは、上述した実施の形態1、2およびそれらの変形例に適用しても良い。
【0121】
また、本実施の形態3では、氷加工手段81Bに洗浄のための湯を供給するようにしているが、送風手段150による氷加工手段81Bへの送風だけでも、氷加工手段81Bを清潔に維持することが可能であるので、必ずしも湯を供給する必要はない。
【0122】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1に係るカップ式飲料自動販売機によれば、供給された氷を粉砕するための砕氷手段を備え、前記砕氷手段により粉砕した氷をカップに供給して飲料を製造するようにしたので、供給元における氷の大きさによらず、口当たりの良いコールド飲料を製造することが可能になる。しかも、砕氷手段に洗浄液を供給するための洗浄液供給手段をさらに備え、前記洗浄液供給手段による洗浄液の供給によって前記砕氷手段を洗浄するようにしたので、前記砕氷手段が清潔に維持されるようになり、コールド飲料を製造する上で好ましいものとなる。
【0123】
また、本発明の請求項2に係るカップ式飲料自動販売機によれば、砕氷手段は、氷を粉砕するための動作を行う可動部を備え、洗浄の際に前記可動部を動作させるので、洗浄液が飛び散りながら前記砕氷手段の隅々に行き渡るようになり、洗浄効果を向上させることが可能になる。
【0124】
また、本発明の請求項3に係るカップ式飲料自動販売機によれば、洗浄液供給手段は、洗浄液を圧送するための圧送手段を有するので、前記圧送手段の圧送作用によって洗浄液を勢い良く噴射させることができるようになり、洗浄効果を向上させることが可能になる。
【0125】
また、本発明の請求項4に係るカップ式飲料自動販売機によれば、飲料を製造するための原液を吐出する原液ノズルと、前記原液ノズルに洗浄液を供給するためのノズル洗浄液供給手段とを備え、前記ノズル洗浄液供給手段による洗浄液の供給によって前記原液ノズルを洗浄するようにしたので、前記原液ノズルが清潔に維持されるようになり、飲料を製造する上で一層好ましいものとなる。
【0126】
また、本発明の請求項5に係るカップ式飲料自動販売機によれば、洗浄液供給手段およびノズル洗浄液供給手段は、共通となる流路から分岐した洗浄液を供給するので、砕氷手段および原液ノズルを同時に洗浄することが可能になる。
【0127】
また、本発明の請求項6に係るカップ式飲料自動販売機によれば、供給された氷を粉砕するための砕氷手段と、前記砕氷手段により粉砕した氷をカップに供給するための供給経路を開閉する遮断手段とを備え、前記遮断手段によって前記供給経路を開くことにより、前記砕氷手段から粉砕した氷をカップに供給して飲料を製造するようにしているので、供給元における氷の大きさによらず、口当たりの良いコールド飲料を製造することが可能になる。しかも、カップへの氷の供給が終了した後に、遮断手段によって供給経路を閉じるようにしているので、砕氷手段により粉砕した氷を要しない飲料を製造する際には、前記砕氷手段に残存した氷の溶けた水が、前記供給経路を通じて滴り落ちて、当該飲料を薄める事態やカップを汚損する事態を招来する虞れがない。
【0128】
また、本発明の請求項7に係るカップ式飲料自動販売機によれば、遮断手段は、供給経路を開放した場合に、砕氷手段からの氷をカップに案内するための案内通路を構成するので、前記砕氷手段からの氷がこぼれてカップに実際に供給される氷の量が減少する事態や、こぼれた氷が飛び跳ねてカップを汚損する虞れがない。
【0129】
また、本発明の請求項8に係るカップ式飲料自動販売機によれば、供給された氷を粉砕するための砕氷手段を備え、前記砕氷手段により粉砕した氷をカップに供給して飲料を製造するようにしたので、供給元における氷の大きさによらず、口当たりの良いコールド飲料を製造することが可能になる。しかも、砕氷手段に送風するための送風手段をさらに備え、前記送風手段による送風によって前記砕氷手段を乾燥させるようにしたので、前記砕氷手段が水に晒される時間を短縮できるようになり、この結果、前記砕氷手段を清潔に維持することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1であるカップ式飲料自動販売機の概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1の変形例であるカップ式飲料自動販売機の概略構成図である。
【図3】本発明の実施の形態2であるカップ式飲料自動販売機の概略構成図である。
【図4】図3に示した遮断手段を説明するための説明図である。
【図5】図3に示した製氷機、氷加工手段および遮断手段の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図6】本発明の実施の形態2の変形例であるカップ式飲料自動販売機を説明するための説明図である。
【図7】本発明の実施の形態3であるカップ式飲料自動販売機を説明するための説明図である。
【図8】図7に示した氷加工手段および送風手段を説明するための説明図である。
【図9】図7に示した氷加工手段の横断面図である。
【図10】従来のカップ式飲料自動販売機の概略構成図である。
【符号の説明】
10 カップ搬送装置
11 排水口
20 水リザーバ
21 給水弁
22 送水配管
23 製氷用水配管
24 三方弁
25 水配管
25a 水ノズル
26 湯タンク用水配管
27 洗浄用水配管
27a 洗浄用水弁
28 氷加工手段洗浄用水配管
28a 洗浄ノズル
29 ノズル洗浄用水配管
29a シャワーノズル
30 水ポンプ
40 湯タンク
41 湯配管
41a 湯弁
41b 湯ノズル
42 コーヒー調理用湯配管
42a 湯弁
43 洗浄用湯配管
43a 洗浄用湯弁
44,44A Tジョイント
45,45A 弁開閉制御部
46 氷加工手段洗浄用湯配管
46a 洗浄ノズル
47 ノズル洗浄用湯配管
47a シャワーノズル
50 コーヒー飲料調理装置
51 コーヒー配管
51a コーヒーノズル
60 製氷機
61 氷排出口
70 氷振り分け装置
71 氷振り分け機構
72 氷配管
80,80A,80B 氷加工供給装置
81,81A,81B 氷加工手段
81Aa 底部
81Ab 固定刃
81Ac 氷排出口
81B′ 容器
81B″ 上蓋
81a 氷投入口
81b,81b′ 回転羽根
81ba 回転軸
81bb 主羽根
81bc 規制部材
81bca 円錐筒状部
81bcb 周壁部
81bc′ 貫通孔
81bd 副羽根
81c 排水口
81d 固定刃
81e 氷排出口
81f 給湯口
82 シュータ
82a 氷受入口
82b 氷排出口
83 導入部材
83a 上部開口
90 シロップタンク
91 シロップ配管
91a シロップ弁
91b シロップノズル
100 キャニスタ
110 攪拌装置
111 攪拌羽根
120 排水容器
121 氷加工排水配管
122 調理排水配管
123 排水配管
130 湯供給手段
131 ノズル用湯供給手段
132 水供給手段
133 ノズル用水供給手段
140 遮断手段
141 遮断部材
141a 底壁
141a′ 排水口
141b 左右側壁
142 駆動部
150 送風手段
C カップ
M 駆動モータ
R 供給経路
R′ 案内通路

Claims (8)

  1. 氷を製造して貯蔵する製氷機と、
    前記製氷機からは離隔した位置に別個に設けられ、下方に向けて漸次内方に傾斜するとともに底部に排水口を有し、前記製氷機から供給された氷を内部で粉砕する砕氷手段と、
    前記砕氷手段に洗浄液を供給するための洗浄液供給手段と
    を備え、前記砕氷手段により粉砕した氷をカップに供給して飲料を製造する一方、前記洗浄液供給手段による洗浄液の供給によって前記砕氷手段を洗浄することを特徴とするカップ式飲料自動販売機。
  2. 前記砕氷手段は、氷を粉砕するための動作を行う可動部を備え、洗浄の際に前記可動部を動作させることを特徴とする請求項1に記載のカップ式飲料自動販売機。
  3. 前記洗浄液供給手段は、洗浄液を圧送するための圧送手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載のカップ式飲料自動販売機。
  4. 飲料を製造するための原液を吐出する原液ノズルと、前記原液ノズルに洗浄液を供給するためのノズル洗浄液供給手段とを備え、
    前記ノズル洗浄液供給手段による洗浄液の供給によって前記原液ノズルを洗浄することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のカップ式飲料自動販売機。
  5. 前記洗浄液供給手段および前記ノズル洗浄液供給手段は、共通となる流路から分岐した洗浄液を供給することを特徴とする請求項4に記載のカップ式飲料自動販売機。
  6. 氷を製造して貯蔵する製氷機と、
    前記製氷機からは離隔した位置に別個に設けられ、下方に向けて漸次内方に傾斜するとともに底部に排水口を有し、前記製氷機から供給された氷を内部で粉砕する砕氷手段と、
    前記砕氷手段により粉砕した氷をカップに供給するための供給経路と、
    前記供給経路を開閉し、かつ排水口を有した遮断手段
    を備え、前記遮断手段によって前記供給経路を開くことにより、前記砕氷手段から粉砕した氷をカップに供給して飲料を製造し、かつ、カップへの氷の供給が終了した後に、前記遮断手段によって前記供給経路を閉じて遮断することを特徴とするカップ式飲料自動販売機。
  7. 前記遮断手段は、前記供給経路を開いた場合に、前記砕氷手段からの氷をカップに案内するための案内通路を構成することを特徴とする請求項6に記載のカップ式飲料自動販売機。
  8. 氷を製造して貯蔵する製氷機と、
    前記製氷機からは離隔した位置に別個に設けられ、下方に向けて漸次内方に傾斜し、上部に氷投入口が開口するとともに底部に排水口を有し、前記製氷機から供給された氷を内部で粉砕する砕氷手段と、
    前記砕氷手段により粉砕した氷をカップに供給するためのシュータと、
    前記砕氷手段の氷投入口から内部に加熱した空気を送風するための送風手段
    を備え、前記砕氷手段により粉砕した氷をカップに供給して飲料を製造する一方、前記送風手段による送風によって前記砕氷手段を乾燥させることを特徴とするカップ式飲料自動販売機。
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