JP2007148893A - カップ式飲料自動販売機 - Google Patents

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卓弥 馬杉
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Abstract

【課題】カップ式飲料自動販売機において、攪拌時間を長くすることなく希釈液に対して粉末原料を十分に溶かす。
【解決手段】飲料の調理に際して、粉末原料(クリーム)の下に当該粉末原料よりも希釈液に対して浸透し易く溶け易い原料(砂糖)を投入する。このため、その後に希釈液(コーヒー飲料)を投入したときに、カップCの下に位置する砂糖にコーヒー飲料が浸透してクリームが浮き上がるので、当該クリームがコーヒー飲料に対して混ざり易く溶け易くなる。この結果、コールド飲料としてのフローズン飲料を提供する場合に、氷を投入する分、粉末原料(クリームおよび砂糖)を溶かす希釈液(コーヒー飲料)の量が少なくても、攪拌機構による攪拌時間を長くすることなく希釈液に対して粉末原料を十分に溶かすことが可能になる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、粉末原料と希釈液とを攪拌機構で攪拌混合して調理したカップ飲料を提供するカップ式飲料自動販売機に関するものである。
従来、カップ式飲料自動販売機として、搬送機構で搬送したカップ内に粉末原料と希釈液とを投入し攪拌機構で攪拌することで調理したコールド飲料を提供するものがある(例えば、特許文献1参照)。
この種のカップ式飲料自動販売機は、まず、粉末原料を収容したキャニスタの位置に、搬送機構によってカップを搬送し、当該カップ内に粉末原料を投入する。次いで、ベンドステージの位置に、搬送機構によってカップを搬送し、当該カップに湯を投入して、攪拌機構によってカップ内の粉末原料および希釈液を攪拌混合する。これと同時に、カップにコーヒー液および氷(氷塊・細氷)を投入する。次いで、自動販売機本体の外に通じる販売口の位置に、搬送機構によってカップを搬送して利用者にカップ飲料を提供する。
特開2005−309679号公報
従来のカップ式飲料自動販売機のように、コールド飲料を提供する場合、氷を投入する分、粉末原料を溶かす湯の量を少なくする必要がある。この場合、湯の量が少ないと粉末原料が溶けにくくなり、できあがったコールド飲料のカップ底に粉末原料が残るおそれがある。そこで、湯に粉末原料を十分に溶かすために攪拌時間を長くすることが考えられるが、利用者が飲料を選択してから手にするまでのベンドタイムが長くなってしまう。
本発明は、上記実情に鑑みて、攪拌時間を長くすることなく希釈液に対して粉末原料を十分に溶かすことができるカップ式飲料自動販売機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係るカップ式飲料自動販売機は、攪拌容器に粉末原料を投入し、次いで希釈液を投入した後に攪拌機構によって攪拌した飲料をカップで提供するカップ式飲料自動販売機において、粉末原料の下に当該粉末原料よりも希釈液に対して浸透し易い原料を投入することを特徴とする。
本発明の請求項2に係るカップ式飲料自動販売機は、攪拌容器に粉末原料を投入し、次いで希釈液を投入した後に氷を投入して攪拌機構によって攪拌したコールド飲料をカップで提供するカップ式飲料自動販売機において、粉末原料の下に当該粉末原料よりも希釈液に対して浸透し易い原料を投入することを特徴とする。
本発明の請求項3に係るカップ式飲料自動販売機は、上記請求項1または2において、粉末原料よりも希釈液に対して浸透しやすい原料として砂糖を用いたことを特徴とする。
本発明に係るカップ式飲料自動販売機は、飲料の調理に際して、攪拌容器に粉末原料を投入する場合に、粉末原料の下に当該粉末原料よりも希釈液に対して浸透し易い原料を投入する。このため、その後攪拌容器に希釈液を投入したときに、攪拌容器の下(底)に位置する原料に希釈液が浸透して粉末原料が浮き上がるので、当該粉末原料が希釈液に対して混ざり易く溶け易くなる。この結果、例えばコールド飲料などを提供する場合に、氷を投入する分、粉末原料を溶かす希釈液の量が少なくても、攪拌機構による攪拌時間を長くすることなく希釈液に対して粉末原料を十分に溶かすことが可能になる。したがって、利用者が飲料を選択してから手にするまでのベンドタイムが長くなる事態を防ぐことができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るカップ式飲料自動販売機の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明に係るカップ式飲料自動販売機の概略構成図である。図1に示すように、カップ式飲料自動販売機は、カップ搬送機構10、水リザーバ20、湯タンク30、レギュラーコーヒー抽出器40、製氷機50、氷振り分け機構60、氷加工装置70、キャニスタ80および攪拌機構90を備える。
カップ搬送機構10は、図には明示しないがカップ式飲料自動販売機の筐体内で左右方向および前後方向への移動を行うX−Y搬送機構からなり、カップ供給機構(図示せず)により供給されたカップCを各位置に搬送するものである。カップCを搬送する位置としては、カップ供給機構からカップCを受け取るカップ受取位置、各種原料を受け取る原料受取位置、飲料を調理するための調理位置(図1に例示するカップCの位置)、および販売口(図示せず)に通じる販売位置がある。
水リザーバ20は、給水弁21を介して上水道から供給された水を貯留する。この水リザーバ20には、湯タンク用水配管22と製氷用水配管23とが接続してある。
湯タンク用水配管22は、湯タンク30に接続してあり、その途中に湯タンク弁24が設けてある。湯タンク弁24は、通常時は閉状態に保持してあって、必要に応じて開状態となり、湯タンク用水配管22を湯タンク30に開通する。すなわち、湯タンク弁24が開状態になると水リザーバ20内の水が湯タンク30に供給される。
製氷用水配管23は、製氷機50に接続してあり、その途中に製氷機弁25が設けてある。製氷機弁25は、通常時は閉状態に保持してあって、必要に応じて開状態となり、製氷用水配管23を製氷機50に開通する。すなわち、製氷機弁25が開状態になると水リザーバ20内の水が製氷機50に供給される。
湯タンク30は、ヒータ30aを内蔵し、湯タンク用水配管22により供給された水を加熱して貯留する。湯タンク30内では、ヒータ30aを駆動して、湯(加熱した水)の温度を例えば93〜97℃に保持する。この湯タンク30には、湯配管31とコーヒー調理用湯配管32とが接続してある。
湯配管31は、その先端が調理位置にあるカップCに臨むように配設してある。湯配管31の途中には、当該湯配管31の流路を開閉する湯弁31aが設けてある。すなわち、湯弁31aが開状態にあると湯タンク30内の湯が調理位置にあるカップCに供給され、湯弁31aが閉状態にあると湯配管31による湯の供給が止められる。
コーヒー調理用湯配管32は、レギュラーコーヒー抽出器40に接続してある。コーヒー調理用湯配管32の途中には、当該コーヒー調理用湯配管32の流路を開閉する湯弁32aが設けてある。すなわち、湯弁32aが開状態にあると湯タンク30内の湯がレギュラーコーヒー抽出器40に供給され、湯弁32aが閉状態にあるとコーヒー調理用湯配管32による湯の供給が止められる。
レギュラーコーヒー抽出器40は、挽いたコーヒー豆と、コーヒー調理用湯配管32によって供給された湯とを用いてコーヒー飲料(レギュラーコーヒー)を抽出するものである。レギュラーコーヒー抽出器40は、コーヒー豆キャニスタ40a、ミル40bおよび抽出部40cを有してなる。コーヒー豆キャニスタ40aは、コーヒー豆を収容したものである。このコーヒー豆キャニスタ40aは、各種のコーヒー豆を収容するように複数設けてある。ミル40bは、コーヒー豆キャニスタ40aの下方に配設してあり、コーヒー豆キャニスタ40aから投入されたコーヒー豆を挽くものである。抽出部40cは、ミル40bの下方に配設してあり、かつ、コーヒー調理用湯配管32を介して湯タンク30に接続してある。抽出部40cは、ミル40bから投入された挽き豆と、コーヒー調理用湯配管32を通じて湯タンク30から供給された湯とからコーヒー飲料を抽出するものである。また、抽出部40cには、コーヒー配管41が接続してある。コーヒー配管41は、その先端が調理位置にあるカップCに臨むように配設してある。すなわち、レギュラーコーヒー抽出器40により抽出したコーヒー飲料が調理位置にあるカップCに供給される。
製氷機50は、上述した製氷用水配管23を通じて水リザーバ20内から供給された水を用いて氷を製造して貯留する。図には明示しないが製氷機50は、製氷部としての円筒状のパイプの内部にスクリュ形状のオーガが配設してあり、モータによって回転駆動したオーガでパイプの筒内に生じた氷を切削しつつ上方に押し上げる。パイプの上部には、固定刃が設けてあり、この固定刃によってオーガで押し上げられた氷を圧縮してチップ状の角氷にする。また、パイプの上方には、製造したチップ状の角氷を貯留するストッカが設けてある。この製氷機50は、開閉可能に構成された氷供給手段としての氷排出口51を有している。氷排出口51は、氷振り分け機構60に接続してある。そして、氷排出口51が開状態にあると角氷が氷振り分け機構60に供給され、氷排出口51が閉状態にあると角氷の供給が止められる。
氷振り分け機構60は、氷配管用姿勢(図1中破線で例示)と、氷加工装置用姿勢(図1中実線で例示)とに可動する氷振り分け部61を内蔵している。氷振り分け機構60は、氷振り分け部61の各姿勢に応じて一方あるいは他方の通路をなす。一方の通路は氷配管62に接続してあり、他方の通路は氷加工装置70に接続してある。氷配管62は、その先端が調理位置にあるカップCに臨むように配設してある。そして、氷振り分け機構60は、氷振り分け部61が氷配管用姿勢のときに一方の通路が開通し、氷配管62を介して製氷機50からの角氷を調理位置にあるカップCに供給する。また、氷振り分け機構60は、氷振り分け部61が氷加工装置用姿勢のときに他方の通路が開通し、製氷機50からの角氷を氷加工装置70に供給する。このように、氷振り分け機構60は、製氷機50からの氷を氷配管62(調理位置にあるカップC)あるいは氷加工装置70に択一的に振り分けて供給する。なお、本実施の形態での氷振り分け部61は、通常時に氷配管用姿勢としてあり、必要に応じて氷加工装置用姿勢に切り替わるように構成してある。
氷加工装置70は、氷振り分け機構60により供給された氷を粉砕して、例えば、略米粒の寸法となるように小さい氷を製造し、さらにこの氷を調理位置にあるカップCに供給する。以下、氷加工装置70で製造する氷を細氷という。氷加工装置70は、氷加工部71およびシュータ72を備えて構成してある。
氷加工部71は、略すり鉢形状の容器71aの上側に氷投入口71bを有している。容器71aの内部には、回転羽根71cが設けてある。回転羽根71cは、容器71aの外部に設けたモータ71dの駆動によって回転する。また、容器71aのすり鉢状の周面の一部には、細氷排出口(図示せず)と、当該細氷排出口の位置に設けた削り刃(図示せず)とが設けてある。この氷加工部71では、氷振り分け部61を介して製氷機50で製造した角氷が氷投入口71bから容器71a内に投入される。そして、モータ71dの駆動によって回転羽根71cが回転すると、角氷が回転羽根71cによって容器71aのすり鉢状の内周面に押し付けられる。この結果、細氷排出口の位置で角氷が削り刃で砕かれて細氷(例えば、略米粒の寸法の氷)となり当該細氷排出口から容器の外部に排出される。
シュータ72は、容器71aの外部であって細氷排出口に通じて設けてある。このシュータ72は、断面略矩形状の筒体をなしている。シュータ72の先端の口部は、調理位置にあるカップCの開口部分に臨んでいる。
キャニスタ80は、粉末原料として、例えば砂糖、クリーム、インスタントコーヒー、ココア、紅茶などをそれぞれ収容する。キャニスタ80は、収容してある粉末原料を原料受取位置にあるカップCに定量供給する。
攪拌機構90は、回転軸の廻りに回転可能に設けた攪拌羽根90aと、当該攪拌羽根90aを調理位置にあるカップCの口に対して上方から進退可能に移動する移動部90bとを有する。この攪拌機構90は、飲料の調理に際して攪拌羽根90aを回転させるときには当該攪拌羽根90aを下降させてカップCの内に移動させる一方、それ以外のときには当該攪拌羽根90aを上昇させてカップCの外に出た位置で待機する。
図2は上述したカップ式飲料自動販売機に係る制御系を示すブロック図である。図2に示すようにカップ式飲料自動販売機は、自販機制御部100および飲料調理制御部110を備えている。自販機制御部100は、主に飲料選択ボタン101および貨幣処理部102を制御する。具体的には、貨幣が投入されたとき、自販機制御部100は、貨幣処理部102を通じて投入された貨幣の正偽を判定し、正貨幣であった場合にさらに投入金額の認識を行う。そして、飲料販売に必要となる金額の貨幣が投入されたとき、自販機制御部100は、飲料選択ボタン101を有効化する。さらに、有効化した飲料選択ボタン101が押下されたとき、自販機制御部100は、飲料選択信号を飲料調理制御部110に与える。また、自販機制御部100は、必要に応じて釣銭を返却する処理を行う。
飲料調理制御部110には、主として、カップ搬送機構10、湯弁31a,31b、レギュラーコーヒー抽出器40、氷排出口51、氷振り分け機構60、氷加工装置70、キャニスタ80、攪拌機構90が接続してある。そして、飲料調理制御部110は、自販機制御部100から飲料選択信号が与えられた場合、予めメモリ111に格納したプログラムやデータに従って、飲料の調理を行うための各部の制御を行う。
図3は上述したカップ式飲料自動販売機において飲料を調理するタイミングチャートである。以下、図3を参照しながら飲料調理制御部110が実行する処理について説明する。ここでは、コールド飲料としてのフローズン飲料、すなわち口当たりが良く清涼感のあるコールド飲料あって、例えばシャーベット状の飲料を調理する処理を一例とする。さらに、レギュラーコーヒー抽出器40から抽出されたコーヒー飲料によって製造されるフローズン飲料を一例とする。
利用者によって貨幣が投入されてフローズン飲料の飲料選択ボタン101が押下され、自販機制御部100を通じてこれが通知されると、飲料調理制御部110は、カップ搬送機構10を駆動して、当該カップ搬送機構10を待機位置(イ)からカップ受取位置(ロ)に移動する。カップ受取位置(ロ)において、カップ搬送機構10は、カップ供給機構(図示せず)によりカップCを供給される。次いで、飲料調理制御部110は、カップCを最初の原料受取位置(ハ)に搬送する。そして、最初の原料受取位置(ハ)にカップCが搬送されると、飲料調理制御部110は、砂糖のキャニスタ80を駆動することによって粉末原料である砂糖をカップCに定量供給する。次いで、飲料調理制御部110は、カップCを次の原料受取位置(ニ)に搬送する。そして、次の原料受取位置(ニ)にカップCが搬送されると、飲料調理制御部110は、クリームのキャニスタ80を駆動することによって粉末原料であるクリームをカップCに定量供給する。その後、飲料調理制御部110は、カップ搬送機構10を駆動して、カップCを調理位置(ホ)に搬送する。なお、カップCを調理位置に搬送するまでの間、飲料調理制御部110は、レギュラーコーヒー抽出器40のコーヒー豆キャニスタ40aおよびミル40bを駆動してコーヒー豆を挽くとともに、抽出部40cおよび湯弁32aを駆動してコーヒー飲料を抽出するために挽いたコーヒー豆に湯を注ぐ。
カップCが調理位置(ホ)に搬送すると、飲料調理制御部110は、レギュラーコーヒー抽出器40で抽出した希釈液としてのコーヒー飲料をカップCに供給する。そして、コーヒー飲料をカップCに供給する過程において、飲料調理制御部110は、攪拌機構90を駆動することによって、カップC内の粉末原料とコーヒー飲料とを攪拌混合する。
一方、コーヒー飲料をカップCに供給する過程において、飲料調理制御部110は、氷排出口51を開状態に駆動するとともに、氷振り分け部61を駆動することによって、氷振り分け機構60を介して製氷機50から角氷を氷加工装置70に供給する。
さらに、飲料調理制御部110は、氷加工装置70を駆動することによって、細氷を製造してカップCに供給する。なお、氷加工装置70から細氷をカップCに供給するタイミングは、カップCへのコーヒー飲料の供給が終わるタイミングとほぼ一致する。また、氷加工装置70を駆動している過程において、細氷を製造する分の角氷を設定量供給したとき、飲料調理制御部110は、氷排出口51を閉状態に駆動して角氷の供給を止め、かつ、氷振り分け部61を氷配管用姿勢に戻す。
氷加工装置70を駆動して細氷をカップCに供給し終わるまで、飲料調理制御部110は、攪拌機構90を引き続き駆動することによって、カップC内のコーヒー飲料と細氷とを攪拌混合する。そして、コーヒー飲料と細氷とが混合する所定時間が経過したとき、飲料調理制御部110は、攪拌機構90の駆動を止める。これにより、フローズン飲料の調理が終了することになる。
攪拌機構90の駆動を止めてフローズン飲料の調理が終了すると、飲料調理制御部110は、カップ搬送機構10を駆動することによって、カップCを販売位置(ヘ)に搬送する。そして、フローズン飲料が調理されたカップCが販売口(図示せず)から利用者に受け渡される。
上述した本実施の形態におけるカップ式飲料自動販売機では、飲料の調理に際して、カップCに粉末原料を投入する場合に、砂糖を投入した後にクリームを投入している。砂糖はクリームに比較して希釈液に浸透し易く溶け易く、クリームは砂糖に比較して希釈液に浸透し難く溶け難い。このように、粉末原料(クリーム)の下に当該粉末原料よりも希釈液に対して浸透し易く溶け易い原料(砂糖)を投入することで、その後に希釈液(コーヒー飲料)を投入したときに、カップCの下(底)に位置する砂糖にコーヒー飲料が浸透してクリームが浮き上がるので、当該クリームがコーヒー飲料に対して混ざり易く溶け易くなる。この結果、コールド飲料としてのフローズン飲料を提供する場合に、氷を投入する分、粉末原料(クリームおよび砂糖)を溶かす希釈液(コーヒー飲料)の量が少なくても、攪拌機構90による攪拌時間を長くすることなく希釈液に対して粉末原料を十分に溶かすことが可能になる。したがって、利用者が飲料を選択してから手にするまでのベンドタイム(図3における(イ)〜(ヘ))が長くなる事態を防ぐことができる。
ところで、粉末原料を収容するキャニスタ80は、販売頻度の1番多いホットコーヒー飲料においてベンドタイムを極力短くするために、ホットコーヒー飲料で使用頻度の多い粉末原料を収容したキャニスタ80を調理位置に対して最も近い位置に配置してある。すなわち、一般のカップ式飲料自動販売機では、使用頻度の多い砂糖が調理位置に最も近く、他にクリーム、インスタントコーヒー、ココア、紅茶などの順で調理位置に近い位置に配置してある。したがって、従前のカップ式飲料自動販売機において上記フローズン飲料を調理する場合には、カップ搬送機構10によってカップ受取位置から調理位置に向かってカップCを移動させながらクリーム、砂糖の順で粉末原料を受け取る。このため、カップCの下(底)にクリームが位置してその上に砂糖が位置することになる。そして、コーヒー飲料を投入したときには、コーヒー飲料に対して混ざり難く溶け難いクリームがコーヒー飲料をはじいてしまい、カップCの底にクリームの溶け残りが生じてしまう。
そこで、上述した本実施の形態におけるカップ式飲料自動販売機では、カップ搬送機構10によってカップ受取位置から調理位置に向かってカップCを移動させるときに、キャニスタ80の順ではなく、比較的希釈液に対して浸透し易く溶け易い砂糖を最初に受け取るようにカップ搬送機構10を制御している。このようにすることにより、キャニスタ80を一般のカップ式飲料自動販売機と同じ配置にして、販売頻度の1番多いホットコーヒー飲料のベンドタイムに影響を及ぼさないようにした上で、攪拌機構90による攪拌時間を長くすることなく希釈液に対して粉末原料を十分に溶かすことが可能になる。
なお、上述した実施の形態では、コールド飲料としてのフローズン飲料を調理する場合を例にしたが、これに限らない。例えば、角氷を投入して調理するコールド飲料や、希釈液の量が少ないホット飲料であっても同様に、飲料の調理に際して、カップCに粉末原料を投入する場合に、砂糖を投入した後にクリームを投入すれば、粉末原料(クリームおよび砂糖)を溶かす希釈液(コーヒー飲料)の量が少なくても、攪拌機構90による攪拌時間を長くすることなく希釈液に対して粉末原料を十分に溶かすことが可能になる。
また、上述した実施の形態では、希釈液として、レギュラーコーヒー飲料を用いているが、これに限らない。例えば、粉末原料として砂糖、クリーム、インスタントコーヒーを用いるインスタントコーヒー飲料や、粉末原料として砂糖、ココアを用いるココア飲料や、粉末原料として砂糖、紅茶を用いる紅茶飲料などの場合は、湯タンク30から湯配管31を介してカップCに投入する湯が希釈液になる。
また、粉末原料として砂糖、クリーム、インスタントコーヒーを用いるインスタントコーヒー飲料や、粉末原料として砂糖、ココアを用いるココア飲料や、粉末原料として砂糖、紅茶を用いる紅茶飲料などの場合は、上述した実施の形態と同様に、粉末原料(クリーム、インスタントコーヒー、ココア、紅茶)の下に当該粉末原料よりも希釈液に対して浸透し易く溶け易い原料である砂糖を投入すればよい。
また、上述した実施の形態では、粉末原料(クリーム、インスタントコーヒー、ココア、紅茶)の下に当該粉末原料よりも希釈液に対して浸透し易く溶け易い原料を砂糖として説明したが、砂糖以外の希釈液に対して浸透し易く溶け易い原料として、希釈液(コーヒー飲料、湯、水)を用いてもよい。このように、希釈液に対して浸透し易く溶け易い原料として希釈液を用いる場合は、砂糖を用いない飲料に特に適している。
また、上述した実施の形態では、カップCに対して粉末原料、希釈液、氷を投入し、当該カップCを攪拌容器として、その内部で攪拌機構90によって飲料の調理を行うカップミキシング式のカップ式自動販売機について説明した。これに限らず、カップCとは別の攪拌容器に対して粉末原料、希釈液、氷を投入し、その内部で攪拌機構によって飲料の調理を行うミキシングボール式のカップ式自動販売機においても同様に、粉末原料の下に当該粉末原料よりも希釈液に対して浸透し易く溶け易い原料を投入することで、攪拌機構による攪拌時間を長くすることなく希釈液に対して粉末原料を十分に溶かすことが可能になる。
本発明に係るカップ式飲料自動販売機の概略構成図である。 図1に示したカップ式飲料自動販売機に係る制御系を示すブロック図である。 図1に示したカップ式飲料自動販売機において飲料を調理するタイミングチャートである。
符号の説明
10 カップ搬送機構
40 レギュラーコーヒー抽出器
41 コーヒー配管
50 製氷機
60 氷振り分け機構
70 氷加工装置
80 キャニスタ
90 攪拌機構
100 自販機制御部
101 飲料選択ボタン
102 貨幣処理部
110 飲料調理制御部
111 メモリ
C カップ

Claims (3)

  1. 攪拌容器に粉末原料を投入し、次いで希釈液を投入した後に攪拌機構によって攪拌した飲料をカップで提供するカップ式飲料自動販売機において、
    粉末原料の下に当該粉末原料よりも希釈液に対して浸透し易い原料を投入することを特徴とするカップ式飲料自動販売機。
  2. 攪拌容器に粉末原料を投入し、次いで希釈液を投入した後に氷を投入して攪拌機構によって攪拌したコールド飲料をカップで提供するカップ式飲料自動販売機において、
    粉末原料の下に当該粉末原料よりも希釈液に対して浸透し易い原料を投入することを特徴とするカップ式飲料自動販売機。
  3. 粉末原料よりも希釈液に対して浸透しやすい原料として砂糖を用いたことを特徴とする請求項1または2に記載のカップ式飲料自動販売機。
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