JP3940478B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機やアレンジボール式パチンコ機に代表される弾球遊技機の技術分野に属し、詳しくはその前面側の開閉のための機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の弾球遊技機は、本体枠の向かって左側の辺に沿って上下一対に配されたヒンジ軸を備え、そのヒンジ軸を前面枠に設けられたヒンジ軸受に挿通させることで前面枠を本体枠に取付け、また前面枠をヒンジ軸を軸として開閉可能としていた。
【0003】
前面枠を本体枠に取付ける(ヒンジ軸をヒンジ軸受に挿通させる)際には、まず上側のヒンジ軸を対応するヒンジ軸受に挿通させながら前面枠を上に押し上げて下側のヒンジ軸と前面枠の下辺との間に隙間を確保し(下側のヒンジ軸と前面枠の下辺とが干渉しないようにして)、その状態から前面枠の下部を本体枠に押し付けるようにして下側のヒンジ軸受をヒンジ軸の直上にしてから前面枠を下降させて下側のヒンジ軸をヒンジ軸受に挿通させていた。
【0004】
また、一部の弾球遊技機では、下側のヒンジ軸受の一部を開放して、前面枠の下部を本体枠に押し付けるようにするだけで下側のヒンジ軸をヒンジ軸受に挿通させることが可能な構造も採用されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術では、下側のヒンジ軸をヒンジ軸受に挿通させる作業が完了するまでの間は、上側のヒンジ軸を上側のヒンジ軸受に挿通させた状態で前面枠の上縁をヒンジ軸の付け根側に押し付けておく(つまり前面枠を持ち上げている)必要があった。また、弾球遊技機の保守等に当たって前面枠を取り外す場合も同様に前面枠を持ち上げる作業が必要であった。
【0006】
ところで弾球遊技機の内部構造の多くが前面枠の背面側に取付けられているので、前面枠全体としての重量は大きく、それを着脱に際して上述のように持ち上げているのは大変であった。また、前面枠の持ち上げと押しつけ移動という二動作が必要であり作業能率も低かった。
【0007】
本発明は、弾球遊技機における前面枠の取付や取り外し作業に際しての作業者の負担を軽減し、その作業能率を向上させることを目的にしている。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記課題を解決するための請求項1記載の弾球遊技機は、前面側に配され本体側に対して開閉される前面側枠体を備える弾球遊技機において、
該弾球遊技機の上下方向に沿って互いに対向して前記本体側に固定された上下一対のヒンジ軸の組を前記弾球遊技機の左右の辺に沿ってそれぞれ1組ずつ配置し、
前記ヒンジ軸を挿通可能な幅で前記本体側になる端が開放端で他端が閉鎖端とされて前記4つのヒンジ軸のそれぞれに対応して前記前面側枠体に設けられた左上、左下、右上及び右下の軸挿通溝と、
前記軸挿通溝のそれぞれに対応して配され、前記軸挿通溝の閉鎖端側に挿通された前記ヒンジ軸の前記開放端側への移動を阻止する拘束位置と該挿通された前記ヒンジ軸の前記開放端側への移動を許す解放位置とに上下に揺動変位可能で、付勢部材により前記拘束位置側に付勢され、前記開放端から閉鎖端に向かって前記ヒンジ軸を相対移動させた際には該ヒンジ軸によって押圧されることにより前記付勢手段による付勢力に抗して前記解放位置側に変位し該ヒンジ軸の通過を許す左上、左下、右上及び右下の規制部材と、
円盤の外周に180度ピッチで2箇所の突起を設けた形状で、前記弾球遊技機の前面に開口する第1の鍵穴に差し込まれた鍵によって回転操作される左解錠盤、該回転操作された左解錠盤によって押し上げられて前記左上の規制部材を前記解放位置に変位させる突上棒及び該回転操作された左解錠盤によって押し下げられて前記左下の規制部材を前記解放位置に変位させる押下棒を含んで構成される左側解除手段と、
円盤の外周に180度ピッチで2箇所の突起を設けた形状で、前記弾球遊技機の前面に開口する第2の鍵穴に差し込まれた鍵によって回転操作される右解錠盤、該回転操作された右解錠盤によって押し上げられて前記右上の規制部材を前記解放位置に変位させる突上棒及び該回転操作された右解錠盤によって押し下げられて前記右下の規制部材を前記解放位置に変位させる押下棒を含んで構成される右側解除手段と
を備えている。
【0009】
上下のヒンジ軸は、例えば弾球遊技機の左辺に沿って互いに対向して、一方は本体側(例えば本体枠)の上辺側から下向きに他方は下辺側から上向きに、本体側に固定される。これら上下のヒンジ軸の軸芯は、前面側枠体(例えば前面枠)の開閉を妨げなければ同軸でなくてもよい。
【0010】
これらヒンジ軸の相手方となる軸挿通溝は、ヒンジ軸を挿通可能な幅で本体側になる端が開放端で他端が閉鎖端とされて前面側枠体に設けられる。この軸挿通溝は、例えば前面側枠体をプラスチック製として、その一部を溝状に成形して設けることもできるし、例えば金属製の部品を用いて前面側枠体とは別体で製造しておいて、これを前面側枠体に取付ける手法も採用できる。
【0011】
軸挿通溝のそれぞれに対応して配される規制部材は、上下方向の揺動により、軸挿通溝の閉鎖端側に挿通されたヒンジ軸の開放端側への移動を阻止する拘束位置と挿通されたヒンジ軸の開放端側への移動を許す解放位置とに変位する部材である。この規制部材は、付勢部材により拘束位置側に付勢され、開放端から閉鎖端に向かってヒンジ軸を相対移動させた際にはヒンジ軸によって押圧されることにより付勢手段による付勢力に抗して解放位置側に変位し該ヒンジ軸の通過を許す。
【0012】
したがって、前面側枠体の軸挿通溝を対応するヒンジ軸に合わせるようにして前面側枠体の背面側を本体側に対面させ、そのまま前面側枠体を本体側に押し付けるようにすれば、前面側枠体の移動に伴ってヒンジ軸が軸挿通溝の開放端から閉鎖端に向かって相対移動し、そのヒンジ軸は規制部材を押圧して付勢手段による付勢力に抗してこれを解放位置側に変位させ、軸挿通溝の開放端から閉鎖端へと通過する。ヒンジ軸が通過してしまえば、規制部材は付勢手段の付勢力によって拘束位置に復帰するから、軸挿通溝の閉鎖端側に挿通されたヒンジ軸の開放端側への移動は阻止される。こうして、前面側枠体は本体側に取付けられる。また、ヒンジ軸は軸挿通溝内で相対回転できるから、ヒンジ軸を軸として前面側枠体を開閉できる。
【0013】
このように、前面側枠体の背面側を本体側に対面させ、そのまま本体側に押し付けるようにするだけで前面側枠体を本体側に取付けることができるので、その取付けに当たって前面側枠体の上縁を上側のヒンジ軸の付け根に押し付けるように持ち上げておく必要はない。
【0014】
また、前面側枠体の取外しは、例えば作業者が鍵によって左側解除手段、右側解除手段を操作するか、手などで規制部材を解放位置にしておいて、前面側枠体を本体側から離脱させるだけで完了するから、その際に前面側枠体の上縁を上側のヒンジ軸の付け根に押し付けるように持ち上げておく必要はない。
【0015】
よって、前面側枠体の取付、取外し作業における作業者の負担は軽減される。また前面側枠体の平行移動という一動作で取付け、取外しができるから作業能率も向上する。しかも、このヒンジ構造を利用すると、前面側枠体を左右任意の側で開閉可能な構造とすることができる。
その構造とは、上下一対のヒンジ軸の組を弾球遊技機の左右の辺に沿ってそれぞれ1組ずつ配置し、それら4つのヒンジ軸のそれぞれに対応して前面側枠体に左上、左下、右上及び右下の軸挿通溝を4箇所設け、それら4箇所の軸挿通溝のそれぞれに対して左上、左下、右上及び右下の規制部材および付勢部材を配し、左辺側の両規制部材を共に解放位置に変位させる左側解除手段および右辺側の両規制部材を共に解放位置に変位させる右側解除手段を設けた構造である。
左側解除手段は、円盤の外周に180度ピッチで2箇所の突起を設けた形状で、弾球遊技機の前面に開口する第1の鍵穴に差し込まれた鍵によって回転操作される左解錠盤、回転操作された左解錠盤によって押し上げられて左上の規制部材を解放位置に変位させる突上棒及び回転操作された左解錠盤によって押し下げられて左下の規制部材を解放位置に変位させる押下棒を含んで構成される。右側解除手段も、同様に右解錠盤、突上棒及び押下棒を含んで構成される。
【0016】
この弾球遊技機では、左側解除手段によって左辺側の両規制部材を共に解放位置に変位させれば、前面側枠体は右側のヒンジ軸を軸として開閉され、右側解除手段によって右辺側の両規制部材を共に解放位置に変位させれば、前面側枠体は左側のヒンジ軸を軸として開閉される。すなわち前面側枠体を左右任意の側で開閉できる。
【0017】
従来の弾球遊技機の前面枠は左側のヒンジ軸を軸として開閉される構造であるので、弾球遊技機内部の左側の部品が故障した場合などには、その位置を点検したり修理作業を行う際に窮屈となりこれらの作業を行いにくいことがあった。
しかし、請求項2の構成を採用すれば、前面側枠体を左右任意の側で開閉できるから、左右どちらかの側の点検や修理でも窮屈にならず楽に行える。
【0018】
また、遊技店において前面枠を開放する際に、その開放される弾球遊技機の左側の弾球遊技機を使用している客がいれば、その客に一時遊技を中断して席を立ってもらう必要があった。しかし、請求項1の構成を採用すれば、前面側枠体を左右任意の側で開閉できるので、たとえば前面側枠体の開放が必要な弾球遊技機の左側の弾球遊技機が空いていれば左側を軸として開放すればよいし、右側が空いていれば右側を軸として開放すればよいから、その際に隣の弾球遊技機を使用している客に一時遊技を中断して席を立ってもらう必要はない。
【0019】
また、このように構成した場合も、前面側枠体の平行移動という一動作で取付け、取外しができるから作業者の負担の軽減と作業能率の向上は確保される。ところで、これら左側解除手段および右側解除手段を遊技客が勝手に操作すると困るから、鍵によって操作する構造にしてある。
【0021】
このようにすれば、鍵を持たない人すなわち遊技客が前面側枠体を勝手に開閉するのを防止できる。
また、第1の鍵穴を弾球遊技機の左側に、第2の鍵穴を右側に配置すれば、左側を開きたい場合には第1の鍵穴、右側を開きたい場合には第2の鍵穴というように対応するので、開放方向を間違えるおそれもない。
【0022】
さらに、このヒンジ構造はガラス枠の開閉構造にも利用できる。具体的には請求項2記載の構成とするとよい。この請求項2記載の弾球遊技機は、請求項1記載の弾球遊技機において、
互いにほぼ同軸で上下一対となるガラス枠用ヒンジ軸を前記前面側枠体に設けられた窓の左側と右側にそれぞれ1組ずつ配置し、
請求項1記載の軸挿通溝と同様の構造のガラス枠用軸挿通溝を前記4つのガラス枠用ヒンジ軸のそれぞれに対応させて前記前面側枠体に対して開閉されるガラス枠に4箇所設け、
該4箇所のガラス枠用軸挿通溝のそれぞれに対して請求項1記載の規制部材と同様のガラス枠用規制部材および請求項1記載の付勢部材と同様のガラス枠用付勢部材を配し、
前記第1の鍵穴に差し込まれた鍵を前記左解錠盤とは逆に回転操作すると前記窓の左辺側の一対のガラス枠用規制部材を共に前記解放位置に変位させるガラス枠用左側解除手段および前記第2の鍵穴に差し込まれた鍵を前記右解錠盤とは逆に回転操作すると前記窓の右辺側の一対のガラス枠用規制部材を共に前記解放位置に変位させるガラス枠用右側解除手段を設けている。
【0023】
すなわち、前面側枠体とガラス枠との関係を請求項1における本体側と前面側枠体との関係と同様にしている。このため、ガラス枠の前面側枠体への取付け、取り外しは、前面側枠体を本体側に取付け、取り外す場合と同様にガラス枠の平行移動という一動作でできるから作業者の負担は軽減され作業能率も向上する。
【0024】
また、ガラス枠を左右任意の側で開閉できるので、上述の前面側枠体の開放の場合と同様に、ガラス枠の開放に当たって隣の弾球遊技機を使用している客に一時遊技を中断して席を立ってもらう必要はない。
加えて、第1の鍵穴に差し込まれた鍵によってガラス枠用左側解除手段を操作し、第2の鍵穴に差し込まれた鍵によってガラス枠用右側解除手段を操作するので、鍵を持たない人すなわち遊技客がガラス枠を勝手に開閉するのを防止できる。特に、第1の鍵穴を弾球遊技機の左側に、第2の鍵穴を右側に配置すれば、左側を開きたい場合には第1の鍵穴、右側を開きたい場合には第2の鍵穴というように対応するので、開放方向を間違えるおそれもない。
【0025】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例を図面を参照して説明することにより、発明の実施の形態を具体的に説明する。
【0026】
【実施例】
図1に示すように、弾球遊技機としてのパチンコ機10は、プラスチック製の本体枠12により上下および左右の外殻を形成し、前面側の下部には本体枠12と一体的に成形された下縁部材14が配されている。この下縁部材14には下受皿16や発射装置(図示しない)を操作するための発射ハンドル18等が取付けられている。また、本体枠12の上縁部20と下縁部材14との間には、額縁状で本発明の前面側枠体に該当する前面枠22が配されている。前面枠22は本体枠12に対して開閉自在であり、また着脱自在であるが、その詳細は後述する。
【0027】
前面枠22の左辺部24および右辺部26にはそれぞれ鍵穴28、30が設けられ、窓32にはガラス枠34および皿扉36がはめ込まれている。
ガラス枠34は2枚のガラス板38を保持しており、そのガラス板38にて遊技盤40の前面側を覆っている。遊技盤40には、内外2つのガイドレール42、44で囲まれる略円形の遊技領域46が設けられ、その遊技領域46には周知の入賞装置、障害釘、風車等(いずれも図示は省略)が配されている。なお、ガラス枠34は本体枠12に対して開閉自在であり、また着脱自在であるが、その詳細は後述する。
【0028】
皿扉36は、上受皿48を支持するための部材で、左辺部分で図示しない蝶番を介して前面枠22に取付けられており、この蝶番により前面枠22に対して開閉できる。
前面枠22の四隅には、本体枠12と前面枠22とを開閉自在かつ着脱自在に連結するヒンジ機構50a、50b、52a、52bが配され、ガラス枠34の四隅には、前面枠22とガラス枠34を開閉自在かつ着脱自在に連結するヒンジ機構54a、54b、56a、56bが配されている。
【0029】
次に、これらヒンジ機構50a〜56bについて説明するが、ヒンジ機構50aとヒンジ機構50bとは互いに上下を反転させた対称形態で、ヒンジ機構50a、50bとヒンジ機構52a、52bとは互いに左右対称な形態である。またヒンジ機構54a、54b、56a、56bはそれぞれヒンジ機構50a、50b、52a、52bと同様の形態であるので、ヒンジ機構50aにて代表して構造を詳細に説明し、ヒンジ機構50b〜56bの説明は省略する。
【0030】
図2に示すように、本体枠12の右上隅には、上縁部20の下面から下向きに右上のヒンジ軸58が取付けられている。また、図6に示すように、下縁部材14の上面には、ヒンジ軸58とほぼ同軸に、右下のヒンジ軸60が立設されている。一方、図2に示すように、前面枠22の右上隅の背面側には、図1に示されるように前面枠22を閉じた際にヒンジ軸58に対面する位置に右上のヒンジ軸受62が設置されている。これらヒンジ軸58とヒンジ軸受62とでヒンジ機構50aが構成されており、他のヒンジ機構50b〜56bも同様である。ただし、ヒンジ機構54a、54b、56a、56bではヒンジ軸は前面枠22に固定され、ヒンジ軸受はガラス枠34の背面側に取付けられている。
【0031】
図2および図3に示すように、ヒンジ軸受62は、L字状の本体64、規制部材に該当する揺動板66、本体64に立設されたピン68と揺動板66とに掛け渡された付勢手段としての引っ張りコイルばね70とから構成されている。
本体64には、鉛直部72から水平部74にかけて打抜孔76が設けられ、その打抜孔76の内で水平部74に設けられている部分が軸挿通溝78となっている。軸挿通溝78は入口側(鉛直部72側)で広がる略U字状をしており、図2に示されるように、この入口側がヒンジ軸58側に向けられている。また、打抜孔76の鉛直部72に設けられた部分の一辺側には段差80が設けられている。
【0032】
揺動板66には、一対のくびれ82a、82bが設けられており、このくびれ82a、82b部分を打抜孔76の下辺部に位置させて、打抜孔76を貫通している。揺動板66の一方のくびれ82aは段差80と互いに噛み合っており、他方のくびれ82bは鉛直部72の一部を挿通させている。また、揺動板66にはばね孔84が穿設され、このばね孔84に引っ張りコイルばね70の一方の端が連結されている。このため、揺動板66には、くびれ82a、82b付近を支点として揺動可能であり、通常は引っ張りコイルばね70の付勢力によって先端86を水平部74の下面に当接させている。このとき、図3(c)に示されるように揺動板66の先端86が軸挿通溝78を閉じる状態になっている。なお、くびれ82aは、揺動板66が本体64から離脱するのを防止している。
【0033】
このような構造であるので、前面枠22を本体枠12に取付ける場合には、図5に示されるように、軸挿通溝78内にヒンジ軸58が入る位置(図5(a)参照、他のヒンジ機構50b、52a、52bも同様)にして、前面枠22を本体枠12に向けて平行移動させる。すると、ヒンジ軸58が揺動板66に当たってこれを引っ張りコイルばね70の付勢力に抗して、先端86を下降させる方向に揺動変位させる(図5(b)参照)。さらに前面枠22と本体枠12とが接近しほぼ接触する状態になったときには、ヒンジ軸58が揺動板66上を通過して軸挿通溝78の端部に達する。すると、ヒンジ軸58による押圧を解除された揺動板66は、引っ張りコイルばね70の付勢力によって先端86を上昇させて水平部74の下面に当接される(図5(c)参照)。これにより、先端86が軸挿通溝78を閉じるので、ヒンジ軸58は軸挿通溝78の開放端側への移動を阻止される。このとき他のヒンジ機構50b、52a、52bも同様の状態となっており、前面枠22が本体枠12に取付けられたことになる。また、これと同様にして、ガラス枠34を前面枠22に取付けることができる。
【0034】
次に、鍵穴28、30の背面側に配されて、鍵穴28、30に挿入された鍵によって操作される解錠機構について説明する。ただし、鍵穴28に挿入された鍵によって操作される左側解除手段に該当する左側解錠機構は、鍵穴30に挿入された鍵によって操作される右解除手段に該当する右側解錠機構90と左右対称な構造であるので、右側解錠機構90についてだけ説明し左側解錠機構の説明は省略する。
【0035】
図4に示すように、右側解錠機構90は、円盤の2箇所に突起92a、92bを設けた解錠盤94および同様に円盤の2箇所に突起96a、96bを設けた解錠盤98を備えている。なお、解錠盤98は解錠盤94とは突起96a、96bの向きが逆である。
【0036】
解錠盤94の中心部には貫通孔100が設けられ、操作棒102が貫通、固着されている。また、操作棒102の先端は解錠盤98に達していて解錠盤98にも固着されている。そして、詳細の図示は省略するが操作棒102は鍵穴30に接続されていて、鍵穴30に鍵を挿入して時計回りあるいは反時計回りに回せば、それに応じて操作棒102とともに解錠盤94、96を回動させることができる。ただし、鍵(すなわち操作棒102)の回動範囲は、時計回り方向、反時計回り方向とも約40度に制限されていて、それを越えて回動させることはできない。
【0037】
解錠盤94の突起92aの上側には受板104が接していて、受板104の上面には突上棒106が固着されている。同様に、突起92bの下側には受板108が接していて、受板108の下面には押下棒110が固着されている。同様に、解錠盤98の突起96aの上側には受板112が接していて、受板112の上面には突上棒114が固着され、突起96bの下側には受板116が接していて、受板116の下面には押下棒118が固着されている。
【0038】
そして、図6に示されるように、突上棒106の先端はヒンジ機構50aの揺動板66の後端に接しており、押下棒110の先端はヒンジ機構50bの揺動板66の後端に接している。また、図示は省略するが、突上棒114の先端はヒンジ機構54aの揺動板66の後端に接しており、押下棒118の先端はヒンジ機構54bの揺動板66の後端に接している。なお、これら突上棒106、112および押下棒110、118は、図示しないばねによりそれぞれ解錠盤94、98側に付勢されている。
【0039】
次に、この右側解錠機構90の動作について図6を参照して説明する。なお、図6(a)、(b)、(c)は、それぞれ通常時の右上隅のヒンジ機構50a、右側解錠機構90、右下隅のヒンジ機構50bの状態を示す図であり、図6(d)、(e)、(f)は、それぞれ前面枠解錠時の右上隅のヒンジ機構50a、右側解錠機構90、右下隅のヒンジ機構50bの状態を示す図である。また、この図6では、右側解錠機構90とヒンジ機構50a、50bの動きをわかりやすくするために、ヒンジ機構50a、50b部分(図6(a)、(c)、(d)、(f))は鉛直軸回りに90度回転させた状態で図示している。
【0040】
この右側解錠機構90では、鍵によって操作されていないときには、図6(b)に示されるように、突上棒106、112は下降位置にあり押下棒110、118は上昇位置にある。
一方、鍵穴30に鍵を挿入して時計回りに回せば、図6(e)に示されるように、操作棒102とともに解錠盤94、98を回動させることができる。この際、解錠盤94の突起92aが受板104と共に突上棒106を押し上げ、突起92bが受板108と共に押下棒110を押し下げる。なお、解錠盤98も回動するが、図6(e)に示されるように、突起96a、96bが受板112、116を押すことはないので、これらの受板112、116が上昇あるいは下降することはない。
【0041】
この解錠盤94の回転に伴い、図6(d)に示されるように突上棒106がヒンジ機構50aの揺動板66を押し先端86を下降させる方向に揺動変位させ、図6(f)に示されるように押下棒110がヒンジ機構50bの揺動板66を押し先端86を上昇させる方向に揺動変位させるので、両ヒンジ機構50a、50bの揺動板66はヒンジ軸58、60を拘束しなくなる。ここで前面枠22の右辺部26を引っ張れば、左辺部24側のヒンジ機構52a、52bを軸として前面枠22を開放することができる。
【0042】
同様に、鍵穴28に挿入した鍵で左側解錠機構を操作すれば、ヒンジ機構52a、52bによる本体枠12と前面枠22との連結を解除して、右辺部26側のヒンジ機構50a、50bを軸として前面枠22を開放することができる。
つまり、前面枠22を左右どちらにでも開くことができる。
【0043】
また、このようにして前面枠22を開いてから、残りのヒンジ機構50a、50bまたはヒンジ機構52a、52bによる本体枠12と前面枠22との連結を解除すれば、前面枠22を本体枠12から取外すことができる。このとき、残りのヒンジ機構50a、50bまたはヒンジ機構52a、52bの揺動板66を手で操作しても構わない。
【0044】
あるいは、鍵穴30に鍵を挿入して反時計回りに回せば、今度は解錠盤98の突起96aが受板112と共に突上棒114を押し上げ、突起96bが受板116と共に押下棒118を押し下げるので、ヒンジ機構54a、54bによる前面枠22とガラス枠34との連結を解除して、ヒンジ機構56a、56bを軸としてガラス枠34を開放することができる。なお、解錠盤94も回動するが、その突起92a、92bが受板104、108を押すことはないので、これらの受板104、108が上昇あるいは下降することはない。そして、鍵穴28に挿入した鍵で左側解錠機構を同様に操作すれば、ヒンジ機構56a、56bによる前面枠22とガラス枠34との連結を解除して、ヒンジ機構54a、54bを軸としてガラス枠34を開放することができる。すなわち、ガラス枠34を左右どちらにでも開くことができる。
【0045】
また、このようにしてガラス枠34を開いてから、残りのヒンジ機構54a、54bまたはヒンジ機構56a、56bによるガラス枠34と前面枠22との連結を解除すれば、ガラス枠34を前面枠22から取外すことができる。このとき、残りのヒンジ機構54a、54bまたはヒンジ機構56a、56bの揺動板66を手で操作しても構わない。
【0046】
以上のように、このパチンコ機10では、前面枠22の平行移動という一動作で本体枠12への取付け、取外しができるから、その作業能率が向上し作業者の負担は軽減される。同様にガラス枠34の取付け、取外しも、ガラス枠34の平行移動という一動作で行えるから、その作業能率が向上し作業者の負担は軽減される。
【0047】
しかも、前面枠22およびガラス枠34とも、左右どちらにでも開くことができるから、その内部の左右どちらの側の点検や修理でも窮屈にならず楽に行える。また、これらを開放する際に、その開放されるパチンコ機10の左右どちらかの隣の弾球遊技機が空いていれば、その側に開放すればよいわけで、隣の弾球遊技機を使用している客に一時遊技を中断して席を立ってもらう必要はなくなる。
【0048】
【変型例】
次に、図7および図8を参照して、ヒンジ軸受の変形例を説明する。これらの例は、規制部材としての揺動板の揺動方向を水平方向にした例である。
(変形例1)
図7に示すように、このヒンジ軸受161は、L字状の本体163、規制部材に該当する揺動板165、本体165に立設されたピン167に遊嵌された付勢手段としての捻れコイルばね169とから構成されている。
【0049】
本体163には、鉛直部171ら水平部173にかけて打抜孔177が設けられ、その打抜孔177の内で水平部173に設けられている部分が軸挿通溝177aとなっている。軸挿通溝177aは入口側(鉛直部171側)で広がる略U字状をしており、この入口側がヒンジ軸(図示略)側に向けられる。なお、水平部173の下面側には、軸挿通溝177aの一縁に沿って垂下されたストッパ177bが設けられている。
【0050】
揺動板165には、ピン167を挿通させる軸受部181が設けられており、ピン167を軸として揺動自在である。また、捻れコイルばね169の一方の端部183は本体163の鉛直部171に係止され、他方の端部185は揺動板165を貫通している。
このため、揺動板165は、通常は捻れコイルばね169の付勢力によって先端187をストッパ177bに当接させている。このとき、図7(a)に示されるように揺動板165の先端187が軸挿通溝177aを閉じる状態になっている。
【0051】
このような構造であるので、前面枠22を本体枠12に取付ける場合には、実施例の場合と同様に、軸挿通溝177a内にヒンジ軸が入る位置にして、前面枠22を本体枠12に向けて平行移動させる。すると、ヒンジ軸が揺動板165に当たってこれを捻れコイルばね169の付勢力に抗して、先端187を図7(a)における反時計回り方向に揺動変位させる。さらに前面枠22と本体枠12とが接近しほぼ接触する状態になったときには、ヒンジ軸が揺動板165の面上を通過して軸挿通溝177aの端部に達する。すると、ヒンジ軸による押圧を解除された揺動板165は、捻れコイルばね169の付勢力によって先端187を時計回り方向に揺動させてストッパ177bに当接させる。これにより、先端187が軸挿通溝177aを閉じるので、ヒンジ軸は軸挿通溝177aの開放端側への移動を阻止される。このとき他のヒンジ機構も同様の状態となっており、前面枠22が本体枠12に取付けられたことになる。また、これと同様にして、ガラス枠34を前面枠22に取付けることができる。
【0052】
さらに、実施例で示した解錠機構と同様に、鍵穴30に挿入された鍵によって操作されて、揺動板165を図7(a)における反時計回り方向に揺動変位させる機構を用いれば、実施例の場合と同様に前面枠22およびガラス枠34を左右どちら側でも開くことができる。
(変形例2)
図8に示すように、このヒンジ軸受162は、L字状の本体164、規制部材に該当する揺動板166、本体164に立設されたピン168と揺動板166とに掛け渡された付勢手段としての引っ張りコイルばね170とから構成されている。
【0053】
本体164には、鉛直部172から水平部174にかけて打抜孔176が設けられ、その打抜孔176の内で水平部174に設けられている部分が軸挿通溝178となっている。軸挿通溝178は入口側(鉛直部172側)で広がる略U字状をしており、この入口側がヒンジ軸(図示略)側に向けられる。なお、水平部174の下面側には、軸挿通溝178の一縁に沿って垂下されたストッパ175が設けられている。また、打抜孔176の鉛直部172に設けられた部分には、横方向に延びる板保持部179が設けられており、その板保持部179の下辺側には段差180が設けられている。
【0054】
揺動板166には、一対のくびれ182a、182bが設けられており、このくびれ182a、182b部分を打抜孔76の板保持部179に位置させて、打抜孔176を貫通している。揺動板166の一方のくびれ182aは段差180と互いに噛み合っており、他方のくびれ182bは打抜孔76の縁を挿通させている。また、揺動板166にはばね孔184が穿設され、このばね孔184に引っ張りコイルばね170の一方の端が連結されている。このため、揺動板166には、くびれ182a、182b付近を支点として水平方向に揺動可能であり、通常は引っ張りコイルばね170の付勢力によって先端186をストッパ175に当接させている。このとき、図8(c)に示されるように揺動板166の先端186が軸挿通溝178を閉じる状態になっている。なお、くびれ182aは、揺動板166が本体164から離脱するのを防止している。
【0055】
このような構造であるので、前面枠22を本体枠12に取付ける場合には、実施例の場合と同様に、軸挿通溝178内にヒンジ軸が入る位置にして、前面枠22を本体枠12に向けて平行移動させる。すると、ヒンジ軸が揺動板166に当たってこれを引っ張りコイルばね170の付勢力に抗して、先端186を図8(c)における反時計回り方向に揺動変位させる。さらに前面枠22と本体枠12とが接近しほぼ接触する状態になったときには、ヒンジ軸が揺動板166の面上を通過して軸挿通溝178の端部に達する。すると、ヒンジ軸による押圧を解除された揺動板166は、引っ張りコイルばね170の付勢力によって先端186を時計回り方向に揺動させてストッパ175に当接させる。これにより、先端186が軸挿通溝178を閉じるので、ヒンジ軸は軸挿通溝178の開放端側への移動を阻止される。このとき他のヒンジ機構も同様の状態となっており、前面枠22が本体枠12に取付けられたことになる。また、これと同様にして、ガラス枠34を前面枠22に取付けることができる。
【0056】
さらに、実施例で示した解錠機構と同様に、鍵穴30に挿入された鍵によって操作されて、揺動板166を図8(c)における反時計回り方向に揺動変位させる機構を用いれば、実施例の場合と同様に前面枠22およびガラス枠34を左右どちら側でも開くことができる。
【0057】
以上、実施例および変形例に従って、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のパチンコ機の正面図である。
【図2】 実施例のパチンコ機のヒンジ機構の説明図であり、図2(a)は前面枠側、図2(b)は本体枠側の説明図である。
【図3】 実施例のパチンコ機に装着されているヒンジ軸受の構造の説明図であり、図3(a)は側面側断面図、図3(b)は正面図、図3(c)は平面図である。
【図4】 実施例のパチンコ機に装着されている解錠機構の構造の説明図であり、図4(a)は正面図、図4(b)は一部断面側面図である。
【図5】 実施例のパチンコ機において前面枠を本体枠に取付けるさいの説明図であり、図5(a)は取付け開始時の、図5(b)は取付け途中の、図5(c)は取付け完了時の説明図である。
【図6】 実施例のパチンコ機に装着されている解錠機構の動作の説明図であり、図6(a)は通常時の右上隅のヒンジ機構の、図6(b)は通常時の右側解錠機構の、図6(c)は通常時の右下隅のヒンジ機構の説明図であり、
図6(d)は前面枠解錠時の右上隅のヒンジ機構の、図6(e)は前面枠解錠時の右側解錠機構の、図6(f)は前面枠解錠時の右下隅のヒンジ機構の説明図である。
【図7】 変形例1のヒンジ軸受の構造の説明図であり、図7(a)は一部破断平面図、図7(b)は一部破断正面図、図7(c)は側面側断面図である。
【図8】 変形例2のヒンジ軸受の構造の説明図であり、図8(a)は正面図、図8(b)は側面側断面図、図8(c)は平面図である。
【符号の説明】
10…パチンコ機(弾球遊技機)、12…本体枠(本体側)、14…下縁部材(本体側)、16…下受皿、18…発射ハンドル、20…上縁部(本体側)、22…前面枠(前面側枠体)、24…左辺部、26…右辺部、28…鍵穴(第1の鍵穴)、30…鍵穴(第2の鍵穴)、32…窓、34…ガラス枠、36…皿扉、40…遊技盤、42、44…ガイドレール、46…遊技領域、48…上受皿、50a〜56b…ヒンジ機構、58…ヒンジ軸、60…ヒンジ軸、62…ヒンジ軸受、64…本体、66…揺動板(規制部材)、68…ピン、70…引っ張りコイルばね(付勢部材)、72…鉛直部、74…水平部、76…打抜孔、78…軸挿通溝、80…段差、82…くびれ、86…先端、90…右側解錠機構(右側解除手段、ガラス枠用右側解除手段)、92a…突起(右側解除手段)、92b…突起(右側解除手段)、94…解錠盤(右側解除手段)、96a…突起(ガラス枠用右側解除手段)、96b…突起(ガラス枠用右側解除手段)、98…解錠盤(ガラス枠用右側解除手段)、102…操作棒、104…受板(右側解除手段)、106…突上棒(右側解除手段)、108…受板(右側解除手段)、110…押下棒(右側解除手段)、112…受板(ガラス枠用右側解除手段)、114…突上棒(ガラス枠用右側解除手段)、116…受板(ガラス枠用右側解除手段)、118…押下棒(ガラス枠用右側解除手段)。
Claims (2)
- 前面側に配され本体側に対して開閉される前面側枠体を備える弾球遊技機において、
該弾球遊技機の上下方向に沿って互いに対向して前記本体側に固定された上下一対のヒンジ軸の組を前記弾球遊技機の左右の辺に沿ってそれぞれ1組ずつ配置し、
前記ヒンジ軸を挿通可能な幅で前記本体側になる端が開放端で他端が閉鎖端とされて前記4つのヒンジ軸のそれぞれに対応して前記前面側枠体に設けられた左上、左下、右上及び右下の軸挿通溝と、
前記軸挿通溝のそれぞれに対応して配され、前記軸挿通溝の閉鎖端側に挿通された前記ヒンジ軸の前記開放端側への移動を阻止する拘束位置と該挿通された前記ヒンジ軸の前記開放端側への移動を許す解放位置とに上下に揺動変位可能で、付勢部材により前記拘束位置側に付勢され、前記開放端から閉鎖端に向かって前記ヒンジ軸を相対移動させた際には該ヒンジ軸によって押圧されることにより前記付勢手段による付勢力に抗して前記解放位置側に変位し該ヒンジ軸の通過を許す左上、左下、右上及び右下の規制部材と、
円盤の外周に180度ピッチで2箇所の突起を設けた形状で、前記弾球遊技機の前面に開口する第1の鍵穴に差し込まれた鍵によって回転操作される左解錠盤、該回転操作された左解錠盤によって押し上げられて前記左上の規制部材を前記解放位置に変位させる突上棒及び該回転操作された左解錠盤によって押し下げられて前記左下の規制部材を前記解放位置に変位させる押下棒を含んで構成される左側解除手段と、
円盤の外周に180度ピッチで2箇所の突起を設けた形状で、前記弾球遊技機の前面に開口する第2の鍵穴に差し込まれた鍵によって回転操作される右解錠盤、該回転操作された右解錠盤によって押し上げられて前記右上の規制部材を前記解放位置に変位させる突上棒及び該回転操作された右解錠盤によって押し下げられて前記右下の規制部材を前記解放位置に変位させる押下棒を含んで構成される右側解除手段と
を備えることを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項1記載の弾球遊技機において、
互いにほぼ同軸で上下一対となるガラス枠用ヒンジ軸を前記前面側枠体に設けられた窓の左側と右側にそれぞれ1組ずつ配置し、
請求項1記載の軸挿通溝と同様の構造のガラス枠用軸挿通溝を前記4つのガラス枠用ヒンジ軸のそれぞれに対応させて前記前面側枠体に対して開閉されるガラス枠に4箇所設け、
該4箇所のガラス枠用軸挿通溝のそれぞれに対して請求項1記載の規制部材と同様のガラス枠用規制部材および請求項1記載の付勢部材と同様のガラス枠用付勢部材を配し、
前記第1の鍵穴に差し込まれた鍵を前記左解錠盤とは逆に回転操作すると前記窓の左辺側の一対のガラス枠用規制部材を共に前記解放位置に変位させるガラス枠用左側解除手段および前記第2の鍵穴に差し込まれた鍵を前記右解錠盤とは逆に回転操作すると前記窓の右辺側の一対のガラス枠用規制部材を共に前記解放位置に変位させるガラス枠用右側解除手段を設けた
ことを特徴とする弾球遊技機。
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