JP3939280B2 - 乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、被乾燥物を収容する収容室を備え、この収容室内において被乾燥物の乾燥を実行する乾燥機に関するものである。
従来、この種乾燥機では電気ヒータやガス燃焼を熱源とし、外気をこれらの電気ヒータやガス燃焼によって加熱して高温空気とした後、衣類等の被乾燥物が収容された収容室内に吹き出して、収容室内の被乾燥物を乾燥させるものであった。そして、被乾燥物を乾燥させた収容室内の高温空気は外部に排出されていた。
しかしながら、このような電気ヒータやガス燃焼などを使用している乾燥機においては、収容室内に送出される高温空気は、収容室外の外気が使用されるため、乾燥時間は外気の条件によって大きく変化してしまうという問題があった。また、収容室を出た高温多湿な空気を外部に排出するため、乾燥機を設置している場所の温度や湿度が高くなる問題も生じていた。
そこで、衣類乾燥機では圧縮機、加熱コイル、膨張弁及び冷却コイルから構成され、熱交換媒体を循環可能としたヒートポンプを利用し、加熱コイルにて加熱された高温空気にて被乾燥物を乾燥させ、当該被乾燥物から蒸発した湿気は冷却コイルに凝結させて廃棄するものも開発されている(特許文献1参照)。
特開平11−99299号公報
しかしながら、従来の乾燥機では、収容室内に収容される衣類などの被乾燥物は、繊維により構成されるものであるため、乾燥中に、衣類から糸や繊維が抜け落ち、糸くずとして乾燥空気中に浮遊する。係る糸くずを含有する高温多湿の空気は、冷却コイルや加熱コイルと熱交換され、湿気が除去された高温空気として、再び収容室内に吐出される。この際に、高温多湿の空気中に浮遊する糸くずが、冷却コイルや加熱コイルに付着し、空気を循環させる空気通路の閉塞、即ち、目詰まりを生じる問題があった。この糸くずによる目詰まりの発生は、冷却コイルや加熱コイルの正常な温度制御を阻害することとなり、目的とする被乾燥物の乾燥を円滑に行うことが困難となる。
そこで、乾燥空気中に浮遊する糸くずを捕獲する方法として当該乾燥空気の流通通路内に網目状のフィルタを設けることが考えられるが、当該フィルタの交換や掃除などのメンテナンスが煩雑となる問題があった。
本発明の乾燥機は、被乾燥物を収容する収容室を備え、該収容室内において被乾燥物の乾燥運転を実行するものであって、加熱手段と、冷却手段と、加熱手段と熱交換した空気を収容室内に吐出し、該収容室内を経た空気を冷却手段と熱交換させるための送風手段と、収容室内を出た空気中の糸くずを除去するための水を貯溜する糸くず除去手段と、コンプレッサ、放熱器、減圧装置及び蒸発器等を順次環状に配管接続してなる冷媒回路とを備え、放熱器により加熱手段を構成し、蒸発器により冷却手段を構成すると共に、冷却手段に付着した結露水を糸くず除去手段に供給するものである。
請求項2の発明の乾燥機は、上記において、糸くず除去手段によって糸くずが除去された後の空気が蒸発器を通過するよう構成されているものである。
請求項3の発明の乾燥機は、上記各発明において、糸くず除去手段は、貯溜する水に収容室内を経た空気を吹き付ける構造であるものである。
請求項4の発明の乾燥機は、上記発明において、糸くず除去手段は、水を貯溜するタンクと、該タンクの上部から収容室内を経た空気を導入する導入口及び当該タンクの上部から空気を流出させる流出口と、これら導入口と流出口の間に位置し、タンク内上部から当該タンク内の水面より上方に離間した位置まで降下する仕切壁とを備えるものである。
請求項5の発明の乾燥機は、上記各発明において、糸くず除去手段は、排水手段を備えるものである。
請求項6の発明の乾燥機は、上記各発明において、冷媒回路は、二酸化炭素を冷媒として用い、高圧側が超臨界圧力となるものである。
本発明によれば、被乾燥物を収容する収容室を備え、該収容室内において前記被乾燥物の乾燥運転を実行する乾燥機において、加熱手段と、冷却手段と、加熱手段と熱交換した空気を収容室内に吐出し、該収容室内を経た空気を冷却手段と熱交換させるための送風手段と、収容室内を出た空気中の糸くずを除去するための水を貯溜する糸くず除去手段と、コンプレッサ、放熱器、減圧装置及び蒸発器等を順次環状に配管接続してなる冷媒回路とを備え、放熱器により加熱手段を構成し、蒸発器により冷却手段を構成すると共に、冷却手段に付着した結露水を糸くず除去手段に供給するもので、乾燥空気中に浮遊する糸くずを水に捕獲させて除去することが可能となる。特に、請求項2の如く糸くず除去手段によって糸くずが除去された後の空気が蒸発器を通過するよう構成すれば、加熱手段を構成する放熱器や冷却手段を構成する蒸発器等に糸くずが付着する不都合を未然に回避することができるようになる。
特に、本発明によれば、糸くずを捕獲するためのフィルタを用いることなく、乾燥空気中の糸くずを捕獲除去することが可能となるため、フィルタの交換や掃除などのメンテナンスを行う必要がない。また、網目状のフィルタでは、乾燥運転中に糸くずが回収されていくに従い、フィルタでの空気抵抗が増大していき、乾燥能力を低減してしまう不都合があるが、本発明によれば、糸くずによる目詰まりを生じないことから安定した乾燥能力を実現することができる。更に、空気中の糸くずを除去するための水は、蒸発器の結露水を利用するため、糸くず除去用の水を別途補充する必要がない。そのため、水道代を節約することが可能となると共に、メンテナンスの簡素化を図ることができるようになる。
また、放熱器により加熱手段を構成し、蒸発器により冷却手段を構成するので、収容室内に収納された被乾燥物を放熱器にて加熱された高温の乾燥用空気にて加熱し、被乾燥物から蒸発した湿気は蒸発器に凝結させて廃棄することができる。
これにより、乾燥に要する時間を効果的に短縮し、且つ、エネルギー効率を大幅に向上させることができるようになる。また、湿気を排出するために収容室外に廃棄する必要が無くなるので、乾燥機が設置された室内環境を悪化させることもなくなり、当該室内環境を改善するための設備コストの解消することが可能となるものである。
請求項3の発明によれば、上記各発明において、糸くず除去手段は、貯溜する水に収容室内を経た空気を吹き付ける構造とされているため、空気中の糸くずを水に吹き付けて除去することから、乾燥空気の風速を極力低下させることなく円滑に糸くずの除去が可能となる。そのため、糸くずの除去が乾燥能力に与える影響を小さくすることができるようになる。
請求項4の発明によれば、上記発明において、糸くず除去手段は、水を貯溜するタンクと、該タンクの上部から収容室内を経た空気を導入する導入口及び当該タンクの上部から空気を流出させる流出口と、これら導入口と流出口の間に位置し、タンク内上部から当該タンク内の水面より上方に離間した位置まで降下する仕切壁とを備えるので、簡単な構造にて効果的に糸くずを除去することが可能となる。
請求項5の発明によれば、上記各発明において、糸くず除去手段は、排水手段を備えるので、捕獲した糸くずを水と共に廃棄することが可能となる。また、排水手段によって大量の水と共に糸くず除去手段に捕獲された糸くずを一気に排水するため、当該糸くずが排水溝等に詰まるという不都合を回避することができる。
請求項6の発明によれば、上記各発明において、冷媒回路は、二酸化炭素を冷媒として用い、高圧側が超臨界圧力となるので、放熱器の温度を高温にすることが可能となる。これにより、収納室内に循環させる乾燥用空気の温度を高く維持し、収納室内に収納して被乾燥物をより短時間で乾燥させて、乾燥に使用するエネルギー消費を一層削減することができるようになるものである。
本発明は従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、乾燥空気中に浮遊する糸くずを、蒸発器の結露水を利用して容易に捕獲し、放熱器や蒸発器等の糸くずによる目詰まりを未然に回避することができる乾燥機を提供する。以下、本発明を適用した乾燥機の一実施例として、洗濯運転と洗濯運転終了後に乾燥運転を実行する洗濯乾燥機Wを参照して説明する。図1は斜め前方から見た洗濯乾燥機Wの内部構成図、図2は斜め後方から見た洗濯乾燥機Wの内部構成図、図3はヒートポンプユニット39を構成する冷媒回路26及び空気循環経路を示す回路図を示している。
洗濯乾燥機Wは、衣類等の被洗濯物(この被洗濯物が乾燥運転では被乾燥物となる。)を洗濯、及び、乾燥するものであり、本実施例における洗濯乾燥機Wは、本体1と、ヒートポンプユニット39とから構成される。本体1(図1及び図2では洗濯乾燥機Wの外装ケース内を透視しているものとする。)の上面には、被洗濯物を納出するための開閉扉3が取り付けられており、開閉扉3の側方に位置する本体1上面には各種の操作スイッチや表示部が配設された図示しない操作パネルが設けられている。
本体1内には、樹脂により円筒状に形成され、内部を貯水可能とする外槽ドラム2が設けられ、この外槽ドラム2は円筒の軸を左右方向として配設される。そして、この外槽ドラム2の内側には、洗濯槽と脱水槽を兼ねる同じく円筒状に形成されるステンレス製の内槽ドラム(図示しない。)が設けられ、円筒の軸を左右方向として配設される。この内槽ドラムの内部が被洗濯物を収容する収容室10とされる。そして、内槽ドラムの円筒の軸が外槽ドラム2の側壁(図1及び図2のの奥側に位置する。)に装着された図示しない駆動モータの軸8に連結され、当該軸8を中心とし、内槽ドラムは外槽ドラム2内で回転可能に保持される。そして、外槽ドラム2は内槽ドラムの回転により振動・変位を生じるため、振動・騒音の低減を図るため振動吸収機能を有するサスペンション5を介して本体1の底面に位置するベース上6に固定される。
外槽ドラム2の上部には、本体1の前記開閉扉3に対応して被洗濯物を納出するための図示しない水密性の開閉蓋が設けられている。また、内槽ドラムの全周壁には、空気及び水が流通可能な多数の透孔(図示されない)が形成されている。そして、係る内槽ドラムの停止位置は予め規定されており、停止時に前記外槽ドラム2の開閉蓋に対応する位置(上面)に、被洗濯物を納出するための前記開閉蓋が停止するものとする。
前述した駆動モータは、洗濯運転及び当該洗濯運転終了後の乾燥運転において、左右水平方向に延出する前記軸8を中心として内槽ドラムを回転させるためのモータである。この駆動モータは、軸8の一端(図1及び図2の奥側)に取り付けられ、図示しない制御装置により、乾燥運転時においては洗濯運転時に比して低速にて内槽ドラムを回転させるように制御される。
他方、軸8の他端(図1及び図2の手前側)には、内部中空とされた中空部9が形成されており、この中空部9には、当該中空部9を介して内槽ドラム内(収容室10)内と連通する吐出側のダクト部材40が接続されている。
前記本体1の上部には、内槽ドラム内に給水するための図示しない給水通路(給水手段)が設けられており、この給水通路の一端は同じく図示しない給水バルブを介して水道水などの給水源に接続されている。この給水バルブは前記制御装置にて開閉制御が行われる。また、給水通路の他端は、外槽ドラム2に接続されて内部と連通しており、前記制御装置にて給水バルブが開放されると、内槽ドラム内の収容室10に給水源から水(水道水)が供給される。
また、前記本体1の下部には、内槽ドラム内の収容室10の水を排出するための図示しない排水通路(排水手段)が設けられており、この排水通路の一端は、前記制御装置にて開閉制御が行われる図示しない排水バルブ(これも排水手段を構成する)を介して外槽ドラム2の最底部と連通している。また、排水通路の他端は、洗濯乾燥機Wの外部に導出され、排水溝等に至る。
他方、本体1の外槽ドラム2には、内槽ドラム内(収容室10)と連通する吸込側のダクト部材41が接続されており、この吸込側のダクト部材41の他端には、糸くず除去装置(糸くず除去手段)50の入口側が接続されている。そしてこの糸くず除去装置50の出口側には、ダクト部材42が接続されている。
ここで、糸くず除去装置50の構成について図3を参照して説明する。糸くず除去装置50は、内部に水を貯溜するタンク51により構成され、当該タンク51の上部には、吸込側のダクト部材41を介して収容室10内を経た空気を導入する導入口52と、内部に導入された空気をダクト部材42を介して流出させる流出口53が形成される。そして、タンク51の上部には、当該タンク51内を導入口52側と流出口53側とに区画する仕切壁54が形成される。ここで、仕切壁54は、タンク51内上部からタンク51内の水面より上方に離間した位置まで降下するように形成される。
更に、このタンク51の底面には、一端が後述するドレンタンク29に接続される水供給配管55が接続され、当該タンク51内には、詳細は後述する如くドレンタンク29より水が供給される。尚、この水供給配管55には、前記制御装置にて開閉制御が行われる電磁開閉弁(排水手段)56(図3のみ図示する。)が接続されているものとする。また、タンク51内の水位を所定の高さ、即ち、仕切壁54の下端よりも所定寸法だけ離間する高さに維持するため、タンク51の所定の高さには、オーバーフロー用の配管57が設けられている。
次に、前記ヒートポンプユニット39について説明する。ヒートポンプユニット39は、本体1の乾燥空気の吐出側、本実施例では、右側に配設されるものであり、コンプレッサ21と、放熱器(加熱手段)22と、減圧装置としての膨張弁23と、蒸発器(冷却手段)24とを順次環状に配管25(図3において太線で示す。)により接続して構成される冷媒回路26と、当該冷媒回路26において、蒸発器24から送出された冷媒と放熱器22から送出された冷媒とを熱交換するための内部熱交換器27と、送風機(送風手段)28と、ドレンタンク29とを備える。
冷媒回路26内には、冷媒として二酸化炭素(CO2)が所定量封入されている。ここで、本実施例で使用するコンプレッサ21は内部中間圧型多段圧縮式のロータリコンプレッサであり、図示しない密閉容器内に電動要素と、この電動要素にて駆動される第1の回転圧縮要素(1段目)及び第2の回転圧縮要素(2段目)が設けられている。
そして、冷媒導入管からコンプレッサ21の第1の回転圧縮要素に低圧冷媒が導入され、冷媒吐出管から第2の回転圧縮要素で圧縮された高温高圧の冷媒がコンプレッサ21外に吐出される構成とされている。
前記冷媒回路26のコンプレッサ21の冷媒吐出管は、空気加熱用の前記放熱器22の入口に接続される。この放熱器22を出た配管25は、膨張弁23の入口に接続され、膨張弁23を出た配管25は、前記蒸発器24の入口に至り、蒸発器24を出た配管25は、冷媒導入管に接続されてコンプレッサ21に至る。また、コンプレッサ21の運転及び膨張弁23は前記制御装置により制御される。
尚、上述した制御装置は洗濯乾燥機Wの制御を司る制御手段であり、図示しない駆動モータの運転、給水通路の給水バルブの開閉、排水通路の排水バルブの開閉、コンプレッサ21の運転、膨張弁23の絞り調整、送風機28の風量を制御している。更に、制御装置は内槽ドラム内に収容された被洗濯物が変色及び損傷しないように放熱器22を経た空気の温度も制御する。
また、本実施例において、コンプレッサ21は、ヒートポンプユニット39の側方下部に載置されると共に、当該コンプレッサ21を被覆するコンプレッサカバー21Aが設けられている。このコンプレッサカバー21Aは風路ダクトも兼ねており、当該風路ダクト内を循環する循環空気によってコンプレッサ21を冷却する構成とされている。そのため、コンプレッサ21の過熱による不都合を解消し、安全性の向上が図ることができる。そして、このコンプレッサ21の後方には、送風機28が載置され、当該送風機28は、ファンケース28Aにより被覆されている。
更に、このコンプレッサ21の上方には、内部に放熱器22及び蒸発器24を配設したダクトボックス60が載置される。このダクトボックス60内には、図示しない断熱性の仕切部材により、当該ダクトボックス60内を左右(本体1側と外方側)に区画しており、これにより、ダクトボックス60内には、外方側で上から下に下降する外方側空気通路と、本体1側で下から上に上昇する本体側空気通路が形成される。そして、外方側空気通路には、冷媒回路26の蒸発器24が配設され、本体側空気通路には、冷媒回路26の放熱器22が配設される。尚、蒸発器24が配設される外方側空気通路は、空気が上から下に向かって流れる構成とされていることから、蒸発器24によって生じる結露水の水切れを促進する構成とされる。他方、放熱器22が配設される本体側空気通路は、空気が下から上に向かって流れる構成とされていることから、放熱器22により温められた空気の上昇する特性と相まって、本体側空気通路内の空気を円滑に流通させることが可能となる。
そして、ダクトボックス60の本体側空気通路の上部には、吐出側のダクト部材44が接続されており、当該ダクト部材44は、フレキシブル配管46により、本体1に設けられた吐出側のダクト部材40と着脱自在に接続される。他方、ダクトボックス60の外方側空気通路の上部には、吸込側のダクト部材43が接続されており、当該ダクト部材43は、フレキシブル配管45により、本体1に設けられた糸くず除去装置50に接続されたダクト部材42と着脱自在に接続される。これにより、ダクトボックス60の外方側空気通路は、糸くず除去装置50の出口側と連通される。
また、ダクトボックス60の外方側空気通路の下部は、ドレンタンク29と連通して形成される。これにより、外方側空気通路内を降下した空気及び蒸発器24により生じた結露水は、ドレンタンク29に流入する構成とされる。尚、ドレンタンク29内に流入された結露水は、一旦ドレンタンク29内に貯溜された後、当該ドレンタンク29の底面に接続された水供給配管55によって、前記糸くず除去装置50のタンク51に流出される。
そして、このドレンタンク29の出口側には、前記送風機28の吸込側に接続される図示しないダクト部材が接続される。ここで、送風機28は、ドレンタンク29から供給される空気を吸い込んで、前方のコンプレッサ21に向かって吐出する構成とされている。そして、コンプレッサ21には、上述した如く外方周壁を覆うコンプレッサカバー21Aが設けられていることから、送風機28によってコンプレッサ21に吐出された空気は、上方に配置されるダクトボックス60の本体側空気通路内に流入する構成とされている。
これにより、送風機28、コンプレッサカバー21A内、ダクトボックス60の本体側空気通路、吐出側のダクト部材44、フレキシブル配管46、吐出側のダクト部材40、内槽ドラム、吸込側のダクト部材41、糸くず除去装置50、ダクト部材42、フレキシブル配管45、吸込側のダクト部材43、ダクトボックス60の外方側空気通路、ドレンタンク29によって、一連の空気循環経路47が構成される。
以上の構成で次に洗濯乾燥機Wの動作を説明する。内槽ドラム内の収容室10に被洗濯物と当該被洗濯物の量に応じた所定量の洗剤が投入され、前述した操作スイッチのうちの電源スイッチ及びスタートスイッチが操作されると、制御装置は洗濯運転を開始する。そして、制御装置は図示しない給水通路の給水バルブを開いて給水通路を開放する。これにより、給水源から内槽ドラム内の収容室10内に水が供給される。尚、このとき排水通路の排水バルブは制御装置により閉じられている。そして、内槽ドラム内の収容室10に所定量の水が溜まると、制御装置は給水バルブを閉じて給水通路を閉塞する。これにより、給水源からの水の供給が停止される。
次に、制御装置により本体1の側面に形成された駆動モータが通電起動されて軸8が回転し、これにより、軸8に取り付けられた内槽ドラムが外槽ドラム2内で回転し始め、洗濯運転の洗濯工程が開始される。洗濯工程の開始から所定時間経過すると、制御装置により駆動モータが停止され、前記排水通路の排水バルブが開放されて内槽ドラムの収容室10内(即ち、外槽ドラム2内)の水(洗濯水)が排出される。そして、内槽ドラムの収容室10内の水が排出されると、制御装置は再び駆動モータを作動し、被洗濯物の脱水を行う。この脱水を所定時間実行した後、制御装置は排水通路の排水バルブを閉じる。
次に、制御装置はすすぎ工程に移行し、給水通路の給水バルブを開いて給水通路を開放する。これにより、給水源から内槽ドラム内の収容室10に再び水が供給される。内槽ドラム内の収容室10に所定量の給水が行われると、制御装置は給水バルブを閉じ、給水通路を閉塞する。これにより、給水源からの水の供給が停止される。
そして、前記駆動モータの回転動作を所定時間繰り返してすすぎを行った後、制御装置は駆動モータを停止し、排水通路の排水バルブを開いて収容室10内のすすぎ水を排水通路に排出する。収容室10内のすすぎ水が排出されると、制御装置は再び駆動モータを作動し、前述同様に内槽ドラムを回転させて、被洗濯物の脱水を行う脱水工程に移行する。
また、脱水工程途中から制御装置は、コンプレッサ21を起動すると共に、送風機28の運転を開始する。脱水工程を所定時間実行した後、制御装置は排水バルブを閉じ、前記駆動モータにより内槽ドラムを回転させて乾燥運転に移行する。この乾燥運転では、コンプレッサ21から吐出された高温・高圧の冷媒ガスは、放熱器22で放熱した後、膨張弁23で減圧され、蒸発器24に流入してそこで周囲から吸熱し、蒸発して冷媒導入管を介してコンプレッサ21の第1の回転圧縮要素に吸い込まれる循環を行う。
送風機28の運転により、当該送風機28から吐出される空気は、コンプレッサ21を通過し、当該コンプレッサ21の排熱によって予熱された後、ダクトボックス60の本体側空気通路に流入し、当該本体側空気通路に配設される放熱器22と熱交換して加熱され、高温とされる。本体側空気通路を上昇し、高温とされた空気は、空気循環経路47を構成する吐出側のダクト部材44、フレキシブル配管46、吐出側のダクト部材40及び中空部9を介して内槽ドラム内の収容室10内に吐出される。
収容室10に吐出された加熱空気は内槽ドラム内(収容室10)に収容された被洗濯物を暖めて湿気を蒸発させ、被洗濯物を乾燥させる。被洗濯物を乾燥させて湿気を含んだ空気は、収容室10を経て図示しない透孔から内槽ドラム外に出て空気循環経路47を構成する吸込側のダクト部材41を介して糸くず除去装置50内に送出される。
ここで、糸くず除去装置50を構成するタンク51内には、予め、水供給配管55を介して、蒸発器24から発生し、ドレンタンク29内に貯溜された結露水が供給されているものとする。尚、運転開始初期の段階において、タンク51内に十分な水(結露水)が供給されていない場合には、水道水が供給されて、タンク51内に一定水位の水が貯溜されているものとする。
そして、糸くず除去装置50に送出された高温多湿の空気は、タンク51内に貯溜された水に吹き付けられる。このとき、糸くず除去装置50に送出される空気中には、収容室10における衣類等の被乾燥物の乾燥の際に、生じた糸くずが含まれているが、当該タンク51内の水に空気が吹き付けられることにより、簡素な構成にて、空気中の糸くずなどの浮遊物のみを水の中に回収することが可能となる。また、このとき、糸くずの除去は、空気を水に吹き付けることにより行われるため、循環する空気の風速を極力落とすことなく円滑に糸くずの除去を実行することができる。そのため、乾燥能力に与える影響を低減できる。尚、本実施例では、タンク51の上部に、上述した如き仕切壁54が設けられていることから、空気が水に吹き付けられることなく、ショートサイクルしてしまう不都合を回避することができる。
ここで、タンク51内に吹き付けられる空気は、高温であるため、タンク51内に貯溜される水の蒸発が促進されるが、タンク51内に供給される水は、蒸発器24において発生した結露水を用いているため、十分にタンク51内に水を供給することができる。そのため、タンク51内の水が完全に蒸発し、壁面などに回収された糸くずが固着する不都合を回避することができる。また、運転開始当初しか、格別に水道水を用いない構成とされているため、随時水道水を供給する場合に比して水道代の節約を図ることができるようになる。更に、本実施例では、通常は廃棄されてしまう蒸発器24からの結露水を有効利用することができる。尚、本実施例では、用いられていないが、水供給配管55にポンプを設け、積極的にドレンタンク29内の結露水をタンク51に搬送してもよいものとする。また、ドレンタンク29から供給される結露水によって、タンク51内に貯溜される水位が所定の水位を超える場合であっても、オーバーフロー用の配管57によって越える分の水を円滑に排出できる構成とされているため、タンク51内の空気通路が水によって完全に閉塞される不都合を回避することができる。
そして、糸くず除去装置50によって糸くず等の浮遊物が除去された後の高温多湿な空気は、空気循環経路47を構成するダクト部材42、フレキシブル配管45及び吸込側のダクト部材43を介して蒸発器24が設けられるダクトボックス60の外方側空気通路に吸い込まれる。係る外方側空気通路において、収容室10からの空気に含まれる水分(被洗濯物から蒸発した水分)は蒸発器24を通過する過程で当該蒸発器24の表面に凝結し、水滴となって落下する。落下した水滴はドレンタンク29に一旦貯溜された後、前述した如く水供給配管55を介して前記糸くず除去装置50のタンク51に送出される。
そして、この蒸発器24で湿気が取り除かれて乾燥した空気は、ドレンタンク29において完全に結露水を回収した後、送風機28に吸い込まれて、コンプレッサ21に吐出される。ここで、コンプレッサ21は、運転によって高温となっている。これにより、コンプレッサ21に吐出された空気は、当該コンプレッサ21によって加熱された後、当該コンプレッサ21の上方に配設されるダクトボックス60の本体側空気通路内に流入する。当該本体側空気通路内には、放熱器22が配設されていることから、本体側空気通路内を上昇する過程で、更に空気の加熱が行われた後、空気循環経路47を構成する吐出側のダクト部材44、フレキシブル配管46、吐出側のダクト部材40を介して、内槽ドラム内の収容室10に吐出されて、収容室10内の被洗濯物から湿気を奪って乾燥させる循環を繰り返す。このような乾燥運転が制御装置にて所定時間実行されることにより、内槽ドラム内の収容室10の被洗濯物は完全に乾燥される。
以上詳述した如く空気循環経路47を循環する空気は、糸くず除去装置50によって、空気中に浮遊する糸くず等を水に捕獲させて除去することができ、当該空気循環経路47に糸くずが堆積する不都合を解消することができる。そのため、特に糸くずの堆積が生じやすい蒸発器24や放熱器22への糸くずの付着を抑制することができることから、蒸発器24や放熱器22等の目詰まりの発生を回避することができるようになる。
また、当該糸くず除去装置50は、フィルタを用いることなく糸くずの除去を行う構成とされていることから、フィルタ交換や掃除等のメンテナンスが不要となり、利便性の向上を図ることができるようになる。また、上述した如く糸くず除去装置50に用いられる水は、蒸発器24において発生する結露水を利用するため、糸くず除去用の水を別途補充を不要とすることが可能となる。
尚、糸くず除去装置50のタンク51内に捕獲された糸くずは、洗濯乾燥機Wの運転終了時に、制御装置によって電磁開閉弁56を開放することにより、タンク51内に貯留された水と共に、外部に廃棄するものとする。
本実施例では、上述した如く収容室10内に収納された被乾燥物を放熱器22にて加熱された高温の乾燥用空気にて加熱し、被乾燥物から蒸発した湿気は蒸発器24に凝結させて廃棄することができる。そのため、乾燥に要する時間を効果的に短縮し、且つ、エネルギー効率を大幅に向上させることができるようになる。また、湿気を排出するために収容室10外に廃棄する必要が無くなるので、洗濯乾燥機Wが設置された室内環境を悪化させることもなくなり、当該室内環境を改善するための設備コストの解消することが可能となるものである。
また、本実施例では、前述の如く二酸化炭素のように冷媒回路の高圧側が超臨界圧力となる冷媒を用いているため、放熱器22の温度を高温にすることが可能となる。これにより、収納室10内に循環させる乾燥用空気の温度を高く維持し、収納室10内に収納して被乾燥物をより短時間で乾燥させて、乾燥に使用するエネルギー消費を一層削減することができるようになるものである。
また、本実施例では、第1及び第2の回転圧縮要素を備えた内部中間圧型多段(2段)圧縮式のロータリコンプレッサを用いるものとしたが、本発明に使用可能なコンプレッサはこれに限定されるものではない。
斜め前方から見た洗濯乾燥機の内部構成図である。 斜め後方から見た洗濯乾燥機の内部構成図である。 ヒートポンプユニットを構成する冷媒回路及び空気循環経路を示す回路図である。
符号の説明
W 洗濯乾燥機
1 本体
2 外槽ドラム
10 収容室
21 コンプレッサ
22 放熱器
23 膨張弁
24 蒸発器
25 配管
26 冷媒回路
28 送風機
29 ドレンタンク
39 ヒートポンプユニット
40、44 ダクト部材(吐出側)
41、43 ダクト部材(吸込側)
42 ダクト部材
47 空気循環経路
50 糸くず除去装置(糸くず除去手段)
51 タンク
55 水供給配管
56 電磁開閉弁
60 ダクトボックス

Claims (6)

  1. 被乾燥物を収容する収容室を備え、該収容室内において前記被乾燥物の乾燥運転を実行する乾燥機において、
    加熱手段と、冷却手段と、前記加熱手段と熱交換した空気を前記収容室内に吐出し、該収容室内を経た空気を前記冷却手段と熱交換させるための送風手段と、
    前記収容室内を出た空気中の糸くずを除去するための水を貯溜する糸くず除去手段と、
    コンプレッサ、放熱器、減圧装置及び蒸発器等を順次環状に配管接続してなる冷媒回路とを備え、
    前記放熱器により前記加熱手段を構成し、前記蒸発器により冷却手段を構成すると共に、
    前記冷却手段に付着した結露水を前記糸くず除去手段に供給することを特徴とする乾燥機。
  2. 前記糸くず除去手段によって糸くずが除去された後の空気が前記蒸発器を通過するよう構成されていることを特徴とする請求項1の乾燥機。
  3. 前記糸くず除去手段は、貯溜する水に前記収容室内を経た空気を吹き付ける構造であることを特徴とする請求項1又は請求項2の乾燥機。
  4. 前記糸くず除去手段は、水を貯溜するタンクと、該タンクの上部から前記収容室内を経た空気を導入する導入口及び当該タンクの上部から空気を流出させる流出口と、これら導入口と流出口の間に位置し、前記タンク内上部から当該タンク内の水面より上方に離間した位置まで降下する仕切壁とを備えることを特徴とする請求項3の乾燥機。
  5. 前記糸くず除去手段は、排水手段を備えることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4の乾燥機。
  6. 前記冷媒回路は、二酸化炭素を冷媒として用い、高圧側が超臨界圧力となることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5の乾燥機。
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