JP2006296449A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】乾燥時間が短く使用勝手の良い洗濯乾燥機を提供する。
【解決手段】水槽(図示せず)に回転自在に設けられ衣類34を収容する回転槽35と、空気の除湿及び加熱を行うヒートポンプ装置59と、回転槽35とヒートポンプ装置59間で空気を循環させる送風機42と、洗浄、すすぎ、脱水、乾燥などの一連の工程を制御する制御手段75とを備え、ヒートポンプ装置59は、冷媒圧縮用の圧縮機71と、冷媒の熱を放熱する放熱器62と、冷媒を減圧する絞り手段72と、減圧された冷媒で周囲から熱を奪う吸熱器60とを冷媒が循環するように管路73で連結して構成され、制御手段75で、乾燥工程の前より圧縮機71の駆動を開始すると共に、工程毎に定められたそれぞれの所定の入力電流量を上限として圧縮機71の圧縮能力を制御するもので、乾燥工程の前より空気の加熱が始まり、乾燥工程時の空気の温度上昇が早く乾燥時間を短縮できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、洗濯・脱水と乾燥を同一回転槽内で行う洗濯乾燥機に関するものである。
従来の洗濯乾燥機において、衣類を乾燥させる熱源としてヒータを用いたものや、ヒートポンプ装置を熱源に用いたものがある(例えば、特許文献1参照)。
以下に、上記特許文献に記載された従来の洗濯乾燥機について、図6を用いて説明する。図6は、従来の洗濯乾燥機の側断面図である。
図6において、洗濯乾燥機1は、筐体2を持ち、同筐体2の中央に衣類6を出し入れするためのドア12が取付けられており、内部には回転ドラム3が収納されている。同回転ドラム3の所定の部位には、衣類6を回転ドラム3の回転と共に持ち上げ落下させるためのビータ5と、洗濯水7及び乾燥のための循環エア9が出入りするパンチング孔4が開口させてある。
回転ドラム3のシャフト11は図示されない駆動用モータから回転のための動力を受けるようになっている。また、筐体2内の回転ドラム3の背面は、空気入口24及び空気出口23を除き隔壁22によって仕切られ、循環エア9が通るダクト10、及び13が形成されている。前記隔壁22の前面下部は洗濯槽14を構成し、同洗濯槽14の部分に回転ドラム3の下部が臨んでいる。
前記各エアダクト10、13にはコンプレッサ19、コンデンサ(凝縮器)18、ファン17、膨脹弁20、エバポレータ(蒸発器)15等が内蔵されており、いわゆるヒートポンプサイクルが形成されている。また、コンデンサ18の一部は筐体2の外背面に延長され、放熱器16を形成している。21はドレン排水用配管、8は洗濯排水用配管である。
次に、上記従来の洗濯乾燥機の各工程における動作と作用について説明する。
洗濯、すすぎ工程は、ドア12を開け、回転ドラム3内に衣類6及び適量の洗剤を投入し、ドア12を閉め、以下の工程を実行する。水供給バルブ(図示せず)から洗濯槽14に水位Aの位置まで規定量の水7が供給される。回転ドラム3がプログラムされた回転数で連続または間欠的に回転し、洗浄が行なわれる。この間、衣類6はビータ5によって持ち上げられ落下する。洗濯終了後、よごれた水7が、洗濯槽14の洗濯排水用配管8から機外に排水される。
続いて、すすぎ工程が同様の工程で実行される。すすぎ水も洗濯排水として洗濯排水用配管8から機外に排水される。脱水工程は、回転ドラム3がプログラムされた回転数で回転し、衣類6中の水分を脱水する。脱水された水は、洗濯排水として洗濯排水用配管8から機外に排水される。乾燥工程は、コンプレッサ19、ファン17及び回転ドラム3が運転されて循環エア9がダクト10、13及び回転ドラム3の内部を循環する。
衣類6から蒸発した水蒸気は、循環エア9と共に、空気出口23、ダクト10を通ってエバポレータ15に接触し、冷却されて凝縮水(結露水)となって除湿される。除湿された循環エア9は、ファン17によってコンデンサ18に送られ、ここで加熱されて熱風となってダクト13、空気入口24を経て回転ドラム3内に流入し、再び衣類6から水分を蒸発させる。エバポレータ15で除湿されて生じた結露水はドレン排水用配管21から機外に排水される。
この間、回転ドラム3は洗濯工程と同様にあらかじめ設定された回転数で連続又は間欠的に回転する。以上、洗濯から乾燥までを連続して行う工程について説明した。
特公平6−75628号公報
しかしながら、上記従来の洗濯乾燥機に設けられたヒートポンプ装置は、コンプレッサ19、冷媒、コンデンサ18、エバポレータ15等の構成要素が多く熱容量が大きいため、通常の電気ヒータと比較すると温度上昇がおそい。したがって、コンプレッサ19のモータへ通電してから回転ドラム3内へ供給する乾燥用空気が所定の温度になるまで時間がかかり、結果的に乾燥時間が長くなるという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、乾燥時間の短い洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯乾燥機は、筐体内に支持された水槽と、前記水槽内に回転自在に設けられ衣類を収容する回転槽と、空気の除湿及び加熱を行うヒートポンプ装置と、前記回転槽と前記ヒートポンプ装置との間で空気を循環させる送風手段と、洗浄、すすぎ、脱水、乾燥などの一連の工程を制御する制御手段とを備え、前記ヒートポンプ装置は、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮された前記冷媒の熱を放熱する放熱器と、高圧の前記冷媒の圧力を減圧する絞り手段と、減圧されて低圧となった前記冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器とを冷媒が循環するように管路で連結して構成され、前記制御手段は、乾燥工程に入る前より前記圧縮機の駆動を開始すると共に、工程毎に定められたそれぞれの所定の入力電流量を上限として前記圧縮機の圧縮能力を制御するようにしたもので、乾燥工程の前より圧縮機の駆動が開始し、入力電流の制限に応じて乾燥用空気を加熱することができるので、乾燥工程へ入ってからの乾燥用空気の温度上昇が早くなり乾燥時間が短縮できる。
また、本発明の洗濯乾燥機は、筐体内に支持された水槽と、前記水槽内に回転自在に設けられ衣類を収容する回転槽と、空気の除湿及び加熱を行うヒートポンプ装置と、前記回転槽と前記ヒートポンプ装置との間で空気を循環させる送風手段と、洗浄、すすぎ、脱水、乾燥などの一連の工程を制御する制御手段と、交流電源から流入する電流量を検知する電流量検知手段とを備え、前記ヒートポンプ装置は、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮された前記冷媒の熱を放熱する放熱器と、高圧の前記冷媒の圧力を減圧する絞り手段と、減圧されて低圧となった前記冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器とを冷媒が循環するように管路で連結して構成され、前記制御手段は、乾燥工程に入る前より前記圧縮機の駆動を開始すると共に前記電流量検知手段が検知する電流量が所定の値を超えないように前記圧縮機を制御するようにしたもので、入力電流の制限に応じて他の負荷の動作状態に合わせて圧縮機の圧縮能力を制御して乾燥用空気を加熱することにより、乾燥工程へ入ってからの乾燥用空気の温度上昇が早くなり乾燥時間が短縮できる。
本発明の洗濯乾燥機は、乾燥工程の前より圧縮機の駆動が開始して乾燥用空気の加熱が始まっているので、乾燥工程へ入ってからの乾燥用空気の温度上昇が早くなり乾燥工程での乾燥時間を短縮することができる。
第1の発明は、筐体内に支持された水槽と、前記水槽内に回転自在に設けられ衣類を収容する回転槽と、空気の除湿及び加熱を行うヒートポンプ装置と、前記回転槽と前記ヒートポンプ装置との間で空気を循環させる送風手段と、洗浄、すすぎ、脱水、乾燥などの一連の工程を制御する制御手段とを備え、前記ヒートポンプ装置は、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮された前記冷媒の熱を放熱する放熱器と、高圧の前記冷媒の圧力を減圧する絞り手段と、減圧されて低圧となった前記冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器とを冷媒が循環するように管路で連結して構成され、前記制御手段は、乾燥工程に入る前より前記圧縮機の駆動を開始すると共に、工程毎に定められたそれぞれの所定の入力電流量を上限として前記圧縮機の圧縮能力を制御するようにしたもので、乾燥工程の前より圧縮機の駆動が開始し、入力電流の制限に応じて乾燥用空気を加熱することができるので、乾燥工程へ入ってからの乾燥用空気の温度上昇が早くなり乾燥時間が短縮できる。
第2の発明は、筐体内に支持された水槽と、前記水槽内に回転自在に設けられ衣類を収容する回転槽と、空気の除湿及び加熱を行うヒートポンプ装置と、前記回転槽と前記ヒートポンプ装置との間で空気を循環させる送風手段と、洗浄、すすぎ、脱水、乾燥などの一連の工程を制御する制御手段と、交流電源から流入する電流量を検知する電流量検知手段とを備え、前記ヒートポンプ装置は、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮された前記冷媒の熱を放熱する放熱器と、高圧の前記冷媒の圧力を減圧する絞り手段と、減圧されて低圧となった前記冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器とを冷媒が循環するように管路で連結して構成され、前記制御手段は、乾燥工程に入る前より前記圧縮機の駆動を開始すると共に前記電流量検知手段が検知する電流量が所定の値を超えないように前記圧縮機を制御するようにしたもので、入力電流の制限に応じて他の負荷の動作状態に合わせて圧縮機の圧縮能力を制御して乾燥用空気を加熱することにより、乾燥工程へ入ってからの乾燥用空気の温度上昇が早くなり乾燥時間が短縮できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における洗濯乾燥機の外観斜視図で、図2は、筐体の背面方向から見た断面図、図3は、図2のZ−Z断面図、図4は、同洗濯乾燥機のヒートポンプ装置の構成と乾燥用空気の流れを示すシステム概念図である。
図1〜4において、筐体31の内部には、複数のサスペンション32によって弾性的に支持された円筒状の水槽33を設け、洗濯・脱水時の振動をサスペンション32によって吸収する。水槽33の内部には、衣類34を収容する円筒状で横軸型の回転槽35を回転自在に設け、駆動モータ36により回転駆動される。筐体31の前面には衣類34を出し入れする開口部31aと、これを開閉する扉37が設けられている。水槽33および回転槽35の前面側にも同様の開口部33a、35bを有し、この水槽33の開口部33aはベローズ38によって筐体31の開口部31aと水密に連結されている。水槽33の底部には洗濯水を排出する排水口39を有し排水弁40に連結されている。
42は、空気を循環させる送風手段となる送風機で、筐体31の上面31cと側面31dが成す隅部空間に位置するように、水槽33の上部に設けられている。送風機42は水槽33の外面に設けた給気ダクト50と連通し、給気ダクト50の給気ダクト入口51から入った空気を矢印cの方向に送風して給気口44から回転槽35内に供給する。また、水槽33の外面には、水槽33の背面部に設けた排気口46と連通する排気ダクト52を設け、回転槽35および水槽33を通過して排気口46から出てきた空気を矢印dのように排気ダクト出口53へ導出する。
水槽33の下部には、空気の除湿と加熱を行うヒートポンプ装置59が配されている。ヒートポンプ装置59を構成する熱交換器からなる吸熱器60に矢印aの方向に空気を流す吸熱器風路61と、同様に熱交換器からなる放熱器62に矢印bの方向に空気を流す放熱器風路63とが水平方向に並べて配設され、この吸熱器風路61と放熱器風路63とは循環ダクト64で連通して吸熱器60および放熱器62を通過する空気が直線的に流れるようになっている。
この吸熱器風路61と放熱器風路63と循環ダクト64は一体に構成され、筐体31内の取り付けベース65に固定されている。そして、吸熱器風路61の入口と排気ダクト出口53とは蛇腹状の伸縮可能なフレキシブルホース66を介して連通している。放熱器風路63の出口と給気ダクト入口51も同様に蛇腹状の伸縮可能なフレキシブルホース67を介して連通している。また、吸熱器風路61の入口部には、空気中の異物を除去するフィルター手段として合繊ネット等からなるエアフィルター68を着脱可能に設けている。さらに、吸熱器風路61の下流側の下部には、吸熱器60で発生した除湿水を排出する排出口69を設けている。
上記構成により、送風機42で送風される乾燥用空気は、図4の矢印70に示すように、給気ダクト50を通り給気口44から回転槽35内に入り、回転槽35内の衣類34を通過した後、排気口46から出て、排気ダクト52を通って吸熱器風路61の吸熱器60を通過し、循環ダクト64を介して放熱器風路63の放熱器62を通過して送風機42へ戻り、循環するようになっている。
また、ヒートポンプ装置59は、圧縮機71、および圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器62、および高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り弁や毛細管等からなる絞り手段72、および減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器60とを冷媒が循環するように管路73で連結されており、冷媒は矢印74の方向に流れて循環し、ヒートポンプサイクルを実現する。この冷媒にはエアコンや冷蔵庫で使用されるフロン系のものを用いても良いが、炭酸ガスを冷媒とすればさらに高温の熱を放出することが可能となり、衣類の乾燥に適する。
制御手段75は、駆動モータ36、送風機42、圧縮機71等と電気的に接続されこれらの動作を制御し、洗浄、すすぎ、脱水、乾燥などの洗濯乾燥機としての一連の工程を制御する。
上記構成による洗濯乾燥機の動作、作用について説明する。
洗濯工程では、排水弁40を閉じた状態で水槽33内に所定の水位に達するまで給水を行い、駆動モータ36により衣類34と水の入った回転槽35を回転させて洗浄、すすぎを行う。
洗濯工程終了後の脱水工程では、排水弁40を開いて機外へ水を排水した後、駆動モータ36により衣類34の入った回転槽35を高速回転して脱水を行うが、その際に圧縮機71と送風機42を動作させる。圧縮機71が動作すると、冷媒が圧縮され、この圧力により冷媒は放熱器61、絞り手段72、吸熱器60を循環する。放熱器62では冷媒の圧縮で熱が放出され、吸熱器60では絞り手段72で減圧されて低圧となった冷媒により熱が吸収される。送風機42が動作すると、放熱器62の放熱により加熱された温風が給気ダクト50を通って給気口44から回転槽35内に送風される。
このとき、制御手段75に対して、予め圧縮機71と送風機42を停止した場合における脱水工程の最大電流量を測定しておき、その値に対して使用が想定される状況での電流量の上限(一般家庭であれば15アンペア、等)を超えない程度の圧縮機71と送風機42のそれぞれの所定の入力電流を設定しておき、工程毎にそれぞれの所定の入力電流を超えないように圧縮機71と送風機42を能力制御する。これにより、脱水の機能性を低下させることなく圧縮機71を運転させることができ、乾燥工程へ入ってからの乾燥用空気の温度上昇が早くなり乾燥時間が短縮できる。
次に乾燥工程では、制御手段75は、圧縮機71と送風機42を動作させる。このとき、圧縮機71はすでに脱水工程中から通電され予熱されているので圧縮加熱された冷媒の熱が圧縮機71に奪われることがなく冷媒の温度上昇が早くなる。回転槽35は駆動モータ36により回転駆動され衣類34は上下に撹拌される。
回転槽35内に送風された温風は、この衣類34の隙間を通るときに水分を奪い、湿った状態で水槽33の排気口46を経て排気ダクト52、フレキシブルホース66を通り、エアフィルター66を通過してリント等の異物が除去され、吸熱器風路61に至る。この湿った温風は、吸熱器60を通過する際に顕熱と潜熱が奪われて除湿され、乾いた空気と除湿水に分離される。この乾いた空気は、循環ダクト64を通って放熱器風路63に入り、放熱器62で再び加熱され温風となってフレキシブルホース67、給気ダクト50を通り、送風機42へと循環する。
一方、吸熱器60で結露した除湿水は、底部の排出口69から機外へ排出される。このようにヒートポンプ装置59を用いることにより、吸熱器60で吸熱した熱を冷媒で回収して再び放熱器62で放熱して、圧縮機71に入力したエネルギー以上の熱量を衣類34に与えることができるので、乾燥時間の短縮と省エネを実現することが可能になる。
以上のように、乾燥工程の前の脱水工程において、制御手段75は圧縮機71の駆動を開始し、入力電流の制限に応じて圧縮機71の圧縮能力を制御することができ、乾燥より前の工程にて入力電流の制限に応じて乾燥用空気を加熱することとなり、乾燥工程へ入ってからの乾燥用空気の温度上昇が早くなり乾燥時間が短縮される。
なお、上記実施の形態では、脱水工程に入ると圧縮機71と送風機42を運転するものとしたが、洗い工程やすすぎ工程から運転するようにしても良い。この場合は、それぞれの工程毎に圧縮機71と送風機42を停止した場合における最大電流量を測定し、工程毎に圧縮機71と送風機42のそれぞれの所定の入力電流を設定しておくことが望ましい。
また、圧縮機71と送風機42のそれぞれの能力を制御することとしているが、どちらか一方のみ能力制御するようにしてもよい。
また、家庭用の交流電源を例に挙げたが、業務用であっても電流に制限がある場合は同様の制御を行うことにより乾燥時間を短縮することができる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の第2の実施の形態における洗濯乾燥機のヒートポンプ装置の構成と乾燥用空気の流れを示すシステム概念図である。なお、上記第1の実施の形態と同じ構成のものは同一符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施の形態は、図5に示すように、交流電源から流入する電流量を検知する電流量検知手段76を設け、その電流量検知手段76で検知された電流に応じて圧縮機71の動作を制御するようにしたもので、他の構成は、上記第1の実施の形態と同じである。
洗濯工程終了後の脱水工程では、排水弁40を開いて機外へ水を排水した後、駆動モータ36により衣類34の入った回転槽35を高速回転して脱水を行うが、その際に圧縮機71と送風機42を動作させる。圧縮機71が動作すると、冷媒が圧縮され、この圧力により冷媒は放熱器61、絞り手段72、吸熱器60を循環する。放熱器62では冷媒の圧縮で熱が放出され、吸熱器60では絞り手段72で減圧されて低圧となった冷媒により熱が吸収される。送風機42が動作すると、放熱器62の放熱により加熱された温風が給気ダクト50を通って給気口44から回転槽35内に送風される。
このとき、電流量検知手段76により交流電源から流入する電流量を検知する。家庭用の交流電源では、例えば15アンペアといったような電流の上限値が設定されているため、電流量検知手段76による電流値が電流の上限値に近づいた場合、例えば14アンペアを超えた場合、制御手段75は圧縮機71の圧縮能力を低下させ、圧縮機71への入力電流を低下させることにより、交流電源から流入する電流値を低下させる。これにより、脱水の機能性を低下させることなく、効率的に圧縮機71を運転させることができ、乾燥工程へ入ってからの乾燥用空気の温度上昇が早くなり乾燥時間が短縮できる。
以上のように、脱水工程において制御手段75は圧縮機71の駆動を開始し、入力電流の制限に応じて、電流検知手段76により検知した電流値に従って圧縮機71の圧縮能力を制御することができ、乾燥より前の工程にて他の負荷の動作状態によって変動する入力電流量に応じて乾燥用空気を加熱することとなり、乾燥工程へ入ってからの乾燥用空気の温度上昇が早くなり乾燥時間が短縮できる。
なお、本実施の形態では脱水工程に入ると圧縮機71と送風機42を運転するようにしたが、洗い工程やすすぎ工程から運転するようにしても良い。
以上のように、本発明にかかる洗濯乾燥機は、乾燥工程の前より圧縮機の駆動を開始して乾燥用空気の加熱を始めることにより、乾燥工程での乾燥時間が短縮できるもので、ヒートポンプ装置を搭載して乾燥、除湿を行う洗濯機等に有用である。
本発明の実施の形態1における洗濯乾燥機の外観斜視図 同洗濯乾燥機の筐体の背面側から見た断面図 図2のZ−Z断面図 同洗濯乾燥機のヒートポンプ装置の構成と乾燥空気の流れを示すシステム概念図 本発明の実施の形態2における洗濯乾燥機のヒートポンプ装置の構成と乾燥空気の流れを示すシステム概念図 従来の洗濯乾燥機の断面図
符号の説明
31 筐体
33 水槽
34 衣類
35 回転槽
42 送風機(送風手段)
59 ヒートポンプ装置
60 吸熱器
62 放熱器
71 圧縮機
72 絞り手段
73 管路
75 制御手段
76 電流検知手段

Claims (2)

  1. 筐体内に支持された水槽と、前記水槽内に回転自在に設けられ衣類を収容する回転槽と、空気の除湿及び加熱を行うヒートポンプ装置と、前記回転槽と前記ヒートポンプ装置との間で空気を循環させる送風手段と、洗浄、すすぎ、脱水、乾燥などの一連の工程を制御する制御手段とを備え、前記ヒートポンプ装置は、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮された前記冷媒の熱を放熱する放熱器と、高圧の前記冷媒の圧力を減圧する絞り手段と、減圧されて低圧となった前記冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器とを冷媒が循環するように管路で連結して構成され、前記制御手段は、乾燥工程に入る前より前記圧縮機の駆動を開始すると共に、工程毎に定められたそれぞれの所定の入力電流量を上限として前記圧縮機の圧縮能力を制御するようにした洗濯乾燥機。
  2. 筐体内に支持された水槽と、前記水槽内に回転自在に設けられ衣類を収容する回転槽と、空気の除湿及び加熱を行うヒートポンプ装置と、前記回転槽と前記ヒートポンプ装置との間で空気を循環させる送風手段と、洗浄、すすぎ、脱水、乾燥などの一連の工程を制御する制御手段と、交流電源から流入する電流量を検知する電流量検知手段とを備え、前記ヒートポンプ装置は、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮された前記冷媒の熱を放熱する放熱器と、高圧の前記冷媒の圧力を減圧する絞り手段と、減圧されて低圧となった前記冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器とを冷媒が循環するように管路で連結して構成され、前記制御手段は、乾燥工程に入る前より前記圧縮機の駆動を開始すると共に前記電流量検知手段が検知する電流量が所定の値を超えないように前記圧縮機を制御するようにした洗濯乾燥機。
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