JP2009106566A - 洗濯乾燥機及び乾燥機 - Google Patents

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圭三 川村
Masao Imanari
正雄 今成
Taichiro Yamashita
太一郎 山下
Masayuki Nonaka
正之 野中
Hiroshi Osugi
寛 大杉
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Abstract

【課題】
周囲の湿度を上げずに周囲環境を維持でき、かつ安定した乾燥運転が持続可能な洗濯乾燥機を提供する。
【解決手段】
洗濯物を収容する回転ドラムあるいは内槽と、冷媒を圧縮する圧縮機、圧縮された冷媒の熱を放熱する凝縮器、冷媒の圧力を減圧する膨張機構、及び、減圧された冷媒が周囲から熱を吸収する蒸発器を有し、冷媒が圧縮及び膨張を繰り返しながら循環するように構成されたヒートポンプとを備え、乾燥時に、空気が、前記凝縮器,前記回転ドラムあるいは内槽(外槽),前記蒸発器,前記凝縮器の順で循環する洗濯乾燥機又は乾燥機において、前記回転ドラムあるいは内槽(外槽)から前記ヒートポンプへ循環空気を戻す戻りダクトで、循環空気の一部を除湿後に排気することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、洗濯と乾燥を同一槽で行う乾燥機能付き洗濯機で、乾燥にヒートポンプまたはヒータを用いる洗濯乾燥機又はヒートポンプまたはヒータを用いる乾燥機に関する。
乾燥にヒートポンプを用いた場合、従来のヒータ式に比べ、消費電力を大幅に削減できる。しかしながら乾燥用空気を、洗濯槽からヒートポンプの蒸発器を通して除湿したのち、凝縮器で加熱して再び洗濯槽にもどす閉ループで循環させると、冷凍サイクルの入力分だけ凝縮熱量が蒸発熱量を上回るため、循環させている乾燥用空気の温度は上昇する。これによって冷凍サイクルの凝縮温度と蒸発温度も上昇しつづけてしまい、ヒートポンプを安定させて運転することができない。そこで冷凍サイクルによる乾燥性能を低下させずに安定運転させる方法として、洗濯槽からヒートポンプに戻す循環空気の一部を外気と置換させて排熱させる方法がある(特開2004−215943号公報)。
また、従来のヒータ式の乾燥において周囲の乾燥した外気を給気し、洗濯物に吹付けた後の温風空気をそのまま排気して使用水量や消費電力を低減する方法がある(特許第3815366号公報)。
特開2004−215943号公報 特許第3815366号公報
しかしながら、従来技術では、洗濯乾燥機周囲に高湿な空気をそのまま放出してしまい、周囲環境を悪化させてしまう。
そこで、本発明は、前記高湿な空気の放出を制限し、周囲の湿度を上げずに、かつ安定した乾燥運転が持続可能な洗濯乾燥機又は乾燥機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、洗濯物を収容する回転ドラムあるいは内槽と、冷媒を圧縮する圧縮機、圧縮された冷媒の熱を放熱する凝縮器、冷媒の圧力を減圧する膨張機構、及び、減圧された冷媒が周囲から熱を吸収する蒸発器を有し、冷媒が圧縮及び膨張を繰り返しながら循環するように構成されたヒートポンプとを備え、乾燥時に、空気が、前記凝縮器,前記回転ドラムあるいは内槽(外槽),前記蒸発器,前記凝縮器の順で循環する洗濯乾燥機又は乾燥機において、前記回転ドラムあるいは内槽(外槽)から前記ヒートポンプへ循環空気を戻す戻りダクトで、循環空気の一部を除湿後に排気することを特徴とする。
このように構成した洗濯乾燥機又は乾燥機は、周囲外気の湿度を上げることなく、前記回転ドラムあるいは内槽(洗濯槽)からヒートポンプにもどす循環空気の一部を外気と換気させることによって、安定した乾燥運転が持続可能な洗濯乾燥機又は乾燥機を提供することができる。すなわち洗濯槽からヒートポンプへ戻す空気の一部を分流して排出し、それと同量の周囲外気を循環ダクト内に取り込む。さらに分流して排出する空気を分岐ダクト内で除湿する熱交換器を設ける。これにより乾燥運転時の循環空気から除熱できるため、安定したヒートポンプの運転が継続でき、かつ換気により外気に放出する循環空気一部には除湿処理を施すため、周囲環境の湿度をあげることもない。
以下、本発明の第1の実施例について、図面を用いて説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態例に係るドラム式洗濯乾燥機の外観斜視図である。図2は洗濯乾燥機の筐体の一部を切断して内部構造を示す側面図、図3は洗濯乾燥機の背面カバーを外して内部構造を示す背面図、図4は洗濯乾燥機の背面上部の内部構造を示す斜視図である。
1は、外郭を構成する筐体である。筐体1は、ベース1hの上に取り付けられており、左右の側板1a,1b,前面カバー1c,背面カバー1d,上面カバー1e,下部前面カバー1fで構成されている。左右の側板1a,1bは、コの字型の上補強材(図示せず),前補強材(図示せず),後補強材(図示せず)で結合されており、ベース1hを含めて箱状の筐体1を形成し、筐体として十分な強度を有している。
9は、前面カバー1cの略中央に設けた衣類を出し入れするための投入口を塞ぐドアで、前補強材に設けたヒンジで開閉可能に支持されている。ドア開放ボタン9dを押すことでロック機構(図示せず)が外れてドアが開き、ドアを前面カバー1cに押し付けることでロックされて閉じる。前補強材は、後述する外槽の開口部と同心に、衣類を出し入れするための円形の開口部を有している。
6は、筐体1の上部中央に設けた操作パネルで、電源スイッチ39,操作スイッチ12,13,表示器14を備える。操作パネル6は、筐体1下部に設けた制御装置38に電気的に接続している。
3は、回転可能に支持された円筒状の洗濯兼脱水槽(内槽または回転ドラム)であり、その外周壁および底壁に通水および通風のための多数の貫通孔を有し、前側端面に衣類を出し入れするための開口部3aを設けてある。開口部3aの外側には洗濯兼脱水槽3と一体の流体バランサ3cを備えている。外周壁の内側には軸方向に延びるリフタ3bが複数個設けてあり、洗濯,乾燥時に洗濯兼脱水槽3を回転すると、衣類はリフタ3bと遠心力で外周壁に沿って持ち上がり、重力で落下するように動きを繰り返す。洗濯兼脱水槽3の回転中心軸は、水平または開口部3a側が高くなるように傾斜している。
2は、円筒状の外槽であり、洗濯兼脱水槽3を同軸上に内包し、前面は開口し、後側端面の外側中央にモータ4を取り付ける。モータ4の回転軸は、外槽2を貫通し、洗濯兼脱水槽3と結合している。前面の開口部には外槽カバー2dを設け、外槽内への貯水を可能としている。外槽カバー2dの前側中央には、衣類を出し入れするための開口部2cを有している。本開口部2cと前補強材(図示せず)に設けた開口部は、ゴム製のベローズ10で接続しており、ドア9を閉じることで外槽2を水封する。外槽2底面最下部には、排水口2bが設けてあり、排水ホース26が接続している。排水ホース26の途中には排水弁(図示せず)が設けてあり、排水弁を閉じて給水することで外槽2に水を溜め、排水弁を開いて外槽2内の水を機外へ排出する。
外槽2は、下側をベース1hに固定されたサスペンション5(コイルばねとダンパで構成)で防振支持されている。また、外槽2の上側は上部補強部材に取り付けた補助ばね2eで支持されており、外槽2の前後方向への倒れを防ぐ。
19は、筐体1内の上部左側に設けた洗剤容器で、前部開口から引き出し式の洗剤トレイ7を装着する。洗剤類を入れる場合は、洗剤トレイ7を図1の二点鎖線で示すように引き出す。洗剤容器19は、筐体1の上補強材に固定されている。
洗剤容器19の後ろ側には、給水電磁弁16や風呂水給水ポンプ17,水位センサ(図示せず)など給水に関連する部品を設けてある。上面カバー1eには、水道栓からの給水ホース接続口16a,風呂の残り湯の吸水ホース接続口17aが設けてある。洗剤容器19は、外槽2に接続されており、給水電磁弁16を開く、あるいは風呂水給水ポンプ17を運転することで、外槽2に洗濯水を供給する。
衣類の乾燥時に用いる温風の熱源となる凝縮器と湿った空気を除湿する蒸発器を内蔵するヒートポンプ51のサイクルは、外槽2の後方下部に配置し、ブロワ67によって発生する循環空気53の一部を分岐して排気し、それと同量の周囲外気を外気給気口52からフィルタダクト27内に取り込む。周囲外気が循環空気53と合流する分岐合流部56は、循環空気53からリントを除去するためのフィルタ59の上流側に設けた構成となっている。さらに分岐した空気を周囲に排気するまでの分岐ダクト70は、給水ユニット18とヒートポンプ51の上下間に位置する構成となっている。ヒートポンプ51のサイクルは圧縮機54,凝縮器55,膨張機構57,蒸発器58から主に構成されており、冷媒の流れは以下のようになる。圧縮機54で圧縮された高温高圧ガスを凝縮器55にて空気と熱交換し、温風を発生させる。その後膨張機構57で減圧させた冷媒を蒸発器58にて蒸発させて、低圧ガスを圧縮機54に戻す。ここで蒸発器58にて冷媒が蒸発する際に循環空気53は冷却除湿され、凝縮器55にて再加熱されることになる。
通常の乾燥運転時の空気の流れは次のようになる。ブロワ67を運転し、ヒートポンプの圧縮機54を運転することにより凝縮器55が発熱し、吹出し口40aから洗濯兼脱水槽3の背面の貫通孔より洗濯兼脱水槽3内に高速の温風が吹き込み(矢印41)、湿った衣類に当たり、衣類を温め衣類から水分が蒸発する。高温多湿となった空気は、外槽カバー2dに設けられた吸気口36からフィルタダクト27へ入る。フィルタダクト27に設けたメッシュフィルタ59a,59bを通り糸屑が取り除かれ、蒸発器58へ入る。高温多湿の空気は低温の蒸発器58と接触することで冷却除湿され、乾いた低温空気となり、高温の凝縮器55で再度加熱されブロワ67に吸い込まれる。そして、送風ダクト40を通って洗濯兼脱水槽3内に吹き込むように循環する。
図4は第1の実施例の洗濯乾燥機の背面上部の内部構造を示す斜視図であり、図3に示した実施例の分岐ダクト70とフィルタ59の位置関係を模式的に示したものである。フィルタ59はメンテナンスの操作性確保のため、洗濯乾燥機の操作パネル6側から取り出せる位置とし、さらに取り出して洗浄が可能なフィルタ59aと筐体1に固定されているが、操作パネル6側から清掃できるフィルタ59bから構成されている。換気により導入した周囲外気もフィルタ59a,59bを通すため、分岐合流部56はフィルタ59a,59bの上流側に配置させた。給水ユニット18とヒートポンプ51の上下間に設けた水冷熱交換器60は、分岐ダクト70内をダクト中央で2分割するように風路に沿って熱交換板62を設置し、この熱交換板62の上部の壁面に冷却水を流し出す冷却水供給管64と、壁面の冷却水流下領域に設けた冷却水流下面積拡大部材としての複数段の突条50を備える。
図5に熱交換板62の構成図を示す。複数段の突条50は、通風抵抗の増加を軽減するために3mm程度の高さ寸法で分岐ダクト70の一部を水冷除湿ダクト61とし、このダクト内の熱交換板62の壁面に略水平方向に伸びるようにジグザグに配置し、冷却水供給管64から壁面に沿うように流し出した冷却水63を該壁面に沿って且つ突条50によって水平方向にジグザグに案内しながら該壁面を伝って流下させる。
このような構成とすることにより、排気空気と冷却水との接触面積を大きくとることができ、効率よく排気空気を除湿することができる。しかも、熱交換板62に設ける突条50は、背丈の低いものであるので、通風抵抗の増加を軽減することができる。
さらには熱交換板62を流下した冷却水63と排気する空気から除湿したドレン水を効率よく分岐ダクト70の底部に設けた排水溜め65に集めることができる。また水冷熱交換器60を有する分岐ダクト70をヒートポンプ51ユニットよりも上部に配置させたため、水冷熱交換器60でのドレン水と冷却水63を、ヒートポンプ51ユニットの蒸発器58で発生するドレン水とともにまとめて筐体1外へ容易に排水できる。排水管66を通してヒートポンプ51ユニットと空気が連通してしまう場合には排水管66の一部にトラップ(図示せず)を設けてもよい。本実施例では、分岐ダクト70に収める水冷熱交換器60を熱交換板62を用いた直接接触式としたが、プレートフィン式などの間接式を用いた場合でも本質的に相違ない。
また、冷却水に風呂水を用いることにより節水効果も得られる。
図6は、排気空気の除湿処理の方法として、強制空冷方式の実施例について示したものである。分岐ダクト70を通して排気する高温高湿の排気空気を、空冷ファン68によって周囲温度まで冷却された出口部の衝突板69に当てて冷却して除湿する。除湿によって生じる排水は、衝突板69下部に設けた排水溜め65を通して排水管66にて排水する。このような構成とすることにより、排気空気の除湿に冷却水を使用しないため、分岐ダクト70周辺をより簡素な構成とすることができる。また図7は図6に示した変形例である。分岐ダクト70の一部にフィン71を設けておき、このフィン71を空冷ファン68で周囲温度まで冷やしておく。高温高湿の排気空気はこの空冷部を通過するときに除湿される。また除湿により生じた排水は、下流側に設けた排水溜め65を通して排水管66にて排水する。
以上、本実施例によれば、周囲外気の湿度を上げることなく、前記外槽(洗濯槽)からヒートポンプにもどす循環空気の一部を外気と換気させることによって、安定した乾燥運転が持続可能な洗濯乾燥機を提供することができる。すなわち洗濯槽からヒートポンプへ戻す空気の一部を分流して排出し、それと同量の周囲外気を循環ダクト内に取り込む。さらに分流して排出する空気を分岐ダクト内で除湿する熱交換器を設ける。これにより乾燥運転時の循環空気から除熱できるため、安定したヒートポンプの運転が継続でき、かつ換気により外気に放出する循環空気一部には除湿処理を施すため、周囲環境の湿度をあげることもない。
次に、本発明に係る他の実施例について、図面を用いて説明する。
図8は本発明の第2の実施の形態例に係るドラム式洗濯乾燥機の筐体の一部を切断して内部構造を示す斜視図である。図9は第2の実施例の洗濯乾燥機の筐体の一部を切断して内部構造を示す側面図、図10は第2の実施例の洗濯乾燥機の背面カバーを外して内部構造を示す背面図、図11は第2の実施例の洗濯乾燥機の筐体の上部を切断して内部構造を示す上面図である。第1の実施の形態と共通する構成については重複する説明を省略する。
第1の実施の形態と異なる点は衣類の乾燥時に使用する熱源としてヒータを用い、外槽の背面から空気を吸って外槽の前側より温風を吹付けることである。29は筐体1の背面内側に縦方向に設置した乾燥ダクトで、ダクト下部は外槽2の背面下方に設けた吸気口2aにゴム製の蛇腹管B29aで接続される。乾燥ダクト29内には、水冷除湿機構(図示せず)を内蔵しており、給水電磁弁16から水冷除湿機構へ冷却水を供給する。冷却水は乾燥ダクト29の壁面を伝わって流下し吸気口2aから外槽2に入り排水口2bから排出される。
乾燥ダクト29の上部は、筐体1内の上部右側に前後方向に設置したフィルタダクト27に接続している。フィルタダクト27の前面には開口部を有しており、この開口部に引き出し式の乾燥フィルタ8を挿入してある。乾燥ダクト29からフィルタダクト27へ入った空気は、乾燥フィルタ8のメッシュフィルタ8aに流入し糸くずが除去される。乾燥フィルタ8の掃除は、乾燥フィルタ8を引き出してメッシュ式のフィルタ8aを取り出して行う。また、フィルタダクト27の乾燥フィルタ8挿入部の下面には開口部が設けてあり、この開口部は吸気ダクト33が接続しており、吸気ダクト33の他端は送風ユニット28の吸気口と接続している。
送風ユニット28は、駆動用のモータ28a,ファン羽根車(図示せず),ファンケース28bで構成されている。ファンケース28bにはヒータ31が内蔵されており、ファン羽根車から送られる空気を加熱する。送風ユニット28の吐出口は温風ダクト30に接続する。温風ダクト30は、ゴム製の蛇腹管A30a,蛇腹管継ぎ手30bを介して外槽カバー2dに設けた温風吹き出し口32に接続している。本実施例では、送風ユニット28が筐体1内の上部右側に設けてあるので、温風吹き出し口32は外槽カバー2dの右斜め上の位置に設け、温風吹き出し口32までの距離を極力短くするようにしてある。
通常の乾燥運転時の風の流れは次のようになる。送風ユニット28を運転し、ヒータ31に通電すると、温風吹き出し口32から洗濯兼脱水槽3内に高速の温風が吹き込み(矢印41)、湿った衣類に当たり、衣類を温め衣類から水分が蒸発する。高温多湿となった空気は、洗濯兼脱水槽3に設けた貫通孔から外槽2に流れ、吸気口2aから乾燥ダクト29に吸い込まれ、乾燥ダクト29を下から上へ流れる(矢印42)。乾燥ダクト29の壁面には、水冷除湿機構からの冷却水が流れ落ちており、高温多湿の空気は冷却水と接触することで冷却除湿され、乾いた低温空気となりフィルタダクト27へ入る(矢印43)。フィルタダクト27に設けたメッシュフィルタ8aを通り糸屑が取り除かれ、吸気ダクト33に入り、送風ユニット28に吸い込まれる(矢印44)。そして、ヒータ31で再度加熱され、洗濯兼脱水槽3内に吹き込むように循環する。
省エネ乾燥時は乾燥ダクト29の上部にある換気弁34を回転させて開き、外気給気口35から乾燥した周囲外気を給気する。この給気した空気の相当量が乾燥ダクト29から分岐ダクト70を通り空冷ファン68によって冷却された衝突板69に当たって除湿された後、周囲外気へ排出される。衝突板69で凝縮した水は排水溜め65に溜まり排水管66を通して乾燥ダクト29へ導かれ排水ホース26より外部へ排出される。これによって、乾燥ダクト29内の冷却水の流量は通常乾燥より減少または零にすることが出来る。なお、ヒータ入力量や換気弁34を開くタイミングおよび開度、乾燥ダクト29内の冷却水の流量は、乾燥条件や乾燥行程において適宜調整する。
このように乾燥した周囲の外気を適度に給気して衣類に吹付けて乾燥させることによりヒータの入力を通常乾燥より減少させて乾燥することが可能となる。これによって、消費電力量が低減するとともに節水と外部に排出される空気を除湿して排出するため周囲の環境の悪化を低減することが出来る。
なお、空冷ファン68と衝突板69による空冷除湿を図4に示す水冷式や、図7に示す空冷式に変更しても同様の効果が得られる。
本発明の第1の実施例の洗濯乾燥機を示す外観斜視図である。 本発明の第1の実施例の洗濯乾燥機の筐体の一部を切断して内部構造を示す側面図である。 本発明の第1の実施例の洗濯乾燥機の背面カバーを外して内部構造を示す背面図である。 本発明の第1の実施例の洗濯乾燥機の背面上部の内部構造を示す斜視図である。 図4に示した熱交換板の構成図である。 図4に示した本発明の水冷方式を空冷方式に変形させた実施例の内部構造を示す斜視図である。 図6に示した空冷方式の変形例の内部構造を示す斜視図である。 本発明の第2の実施例の洗濯乾燥機の筐体の一部を切断して内部構造を示す斜視図である。 本発明の第2の実施例の洗濯乾燥機の筐体の一部を切断して内部構造を示す側面図である。 本発明の第2の実施例の洗濯乾燥機の背面カバーを外して内部構造を示す背面図である。 本発明の第2の実施例の洗濯乾燥機の筐体の上部を切断して内部構造を示す上面図である。
符号の説明
1 筐体
2 外槽
2d 外槽カバー
3 洗濯兼脱水槽
4 モータ
6 操作パネル
8 乾燥フィルタ
9 ドア
16 給水電磁弁
27 フィルタダクト
28 送風ユニット
28a モータ
28b ファンケース
29 乾燥ダクト
31 ヒータ
32 温風吹き出し口
33 吸気ダクト
34 換気弁
35 外気給気口
38 制御装置
50 突条
51 ヒートポンプ
53 循環空気
54 圧縮機
55 凝縮器
56 分岐合流部
57 膨張機構
58 蒸発器
59 フィルタ
60 水冷熱交換器
61 水冷除湿ダクト
62 熱交換板
63 冷却水
64 冷却水供給管
65 排水溜め
66 排水管
67 ブロワ
68 空冷ファン
69 衝突板
70 分岐ダクト
71 フィン

Claims (6)

  1. 乾燥時に内部が乾燥室となる外槽と、前記外槽内に回転自在に配置され、洗濯物を収容する回転ドラムあるいは内槽と、冷媒を圧縮する圧縮機、圧縮された冷媒の熱を放熱する凝縮器、冷媒の圧力を減圧する膨張機構、及び、減圧された冷媒が周囲から熱を吸収する蒸発器を有し、冷媒が圧縮及び膨張を繰り返しながら循環するように構成されたヒートポンプとを備え、乾燥時に、空気が、前記凝縮器,前記外槽,前記蒸発器,前記凝縮器の順で循環する洗濯乾燥機において、
    前記外槽から前記ヒートポンプへ戻る循環空気の一部を除湿して排気することを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 請求項1において、
    前記外槽から前記ヒートポンプへ戻る循環空気の一部を排気する分岐ダクトを設け、前記分岐ダクトに排気する循環空気を結露させる凝縮手段を設けたことを特徴とする洗濯乾燥機。
  3. 請求項1において、
    前記外槽から前記ヒートポンプへ戻る循環空気の一部を排気する分岐ダクトと、前記分岐ダクト内に面する略垂直な壁面の上部に冷却水を流し出す冷却水供給管と、前記壁面の冷却水流下領域に設けた冷却水流下面積拡大部材を備えたことを特徴とする洗濯乾燥機。
  4. 請求項1において、
    前記外槽から前記ヒートポンプへ戻る循環空気の一部を排気する分岐ダクトと、前記分岐ダクト内に面する略垂直な壁面の上部に冷却水を流し出す冷却水供給管と、前記冷却水を前記壁面の略垂直な距離より長い距離を流下させる部材を備えたことを特徴とする洗濯乾燥機。
  5. 乾燥時に内部が乾燥室となる外槽と、前記外槽内に回転自在に配置され、洗濯物を収容する回転ドラムあるいは内槽と、この回転ドラムを駆動するモータと、前記回転ドラムを支持する筐体とを有し、前記洗濯物に温風を吹付けて乾燥運転する洗濯乾燥機において、
    前記洗濯物に吹付けた後の前記温風空気の一部を除湿後に排気することを特徴とする洗濯乾燥機。
  6. 洗濯物を収容する回転ドラムあるいは内槽と、冷媒を圧縮する圧縮機、圧縮された冷媒の熱を放熱する凝縮器、冷媒の圧力を減圧する膨張機構、及び、減圧された冷媒が周囲から熱を吸収する蒸発器を有し、冷媒が圧縮及び膨張を繰り返しながら循環するように構成されたヒートポンプとを備え、乾燥時に、空気が、前記凝縮器,前記回転ドラムあるいは内槽,前記蒸発器,前記凝縮器の順で循環する乾燥機において、
    前記回転ドラムあるいは内槽から前記ヒートポンプへ戻る循環空気の一部を除湿して排気することを特徴とする乾燥機。
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