JP2013179953A - ヒートポンプ式乾燥機 - Google Patents

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勉 佐久間
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Abstract

【課題】乾燥室からの排気の一部が筐体外に放出されても、筐体の周囲が高温高湿の不快な環境になることを防止する。
【解決手段】本実施形態のヒートポンプ式乾燥機は、内部に乾燥室を有する筐体と、冷媒を圧縮機で圧縮し、凝縮器で凝縮し、蒸発器で蒸発させるように循環させるヒートポンプと、前記筐体内に設けられ、循環ファンを有してこの循環ファンの作用により、前記凝縮器で加熱した空気を前記乾燥室に導いて内部の被乾燥物を乾燥させ、該乾燥室からの排気を前記蒸発器で除湿した後前記凝縮器で再び加熱するように循環させる空気循環経路と、この空気循環経路に設けられ、前記蒸発器による除湿水を貯留するドレインタンクと、前記空気循環経路に連通して設けられ、前記乾燥室からの排気の一部を前記筐体外に排出する排気ダクトとを具備し、前記排気ダクトは、流通する排気と前記筐体外の外気とを熱交換する熱交換部を有する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、ヒートポンプ式乾燥機に関する。
従来より、被乾燥物の乾燥に圧縮機、凝縮器および蒸発器等を備えたヒートポンプ(冷凍サイクル)を用いた構成のヒートポンプ式乾燥機例えばヒートポンプ式洗濯乾燥機がある。これは、筐体の内部に水槽が防振装置を介して弾性支持され、この水槽の内部にドラムが回転可能に配設され、乾燥運転時に、循環ファンの作用により、加熱源たる凝縮器で加熱された空気を乾燥室たるドラム内に供給した後、内部の被乾燥物から水分を奪って排気として乾燥室から排出し、その排気を冷却源たる蒸発器で冷却除湿して再び凝縮器で加熱するように循環させる空気循環経路を備えるように構成されている。
ところで、乾燥室たるドラムおよびこれに連通する空気循環経路は閉ループ系を構成しているので、乾燥が進行するに従って閉ループ系の熱エネルギが次第に増加して温度が上昇し、遂には、ヒートポンプが不安定になって、使用限界を超える虞がある。このため、通常は、空気循環経路に排出口が設けられて、ドラムからの排気の一部を例えば筐体外に放出することにより熱エネルギを放出し、ヒートポンプの安定化を図るようにしている。しかしながら、空気循環経路から放出される排気は高温高湿の空気であるので、これが筐体外に放出されると、筐体の周囲が高温高湿の不快な環境になり、また、周囲の壁に結露が発生する不具合がある。
特許第4286712号公報
そこで、乾燥室からの排気の一部が筐体外に放出されても、筐体の周囲が高温高湿の不快な環境になることを簡単な構成で防止できるヒートポンプ式乾燥機を提供する。
本実施形態のヒートポンプ式乾燥機は、内部に乾燥室を有する筐体と、冷媒を圧縮機で圧縮し、凝縮器で凝縮し、蒸発器で蒸発させるように循環させるヒートポンプと、前記筐体内に設けられ、循環ファンを有してこの循環ファンの作用により、前記凝縮器で加熱した空気を前記乾燥室に導いて内部の被乾燥物を乾燥させ、該乾燥室からの排気を前記蒸発器で除湿した後前記凝縮器で再び加熱するように循環させる空気循環経路と、この空気循環経路に設けられ、前記蒸発器による除湿水を貯留するドレインタンクと、前記空気循環経路に連通して設けられ、前記乾燥室からの排気の一部を前記筐体外に排出する排気ダクトとを具備し、前記排気ダクトは、流通する排気と前記筐体外の外気とを熱交換する熱交換部を有することを特徴とする。
第1の実施形態を示すヒートポンプ式洗濯乾燥機の右側板を取り除いた状態の右側面図 ヒートポンプ式洗濯乾燥機の背板を取り除いた状態の背面図 図1のX部の拡大断面図 第2の実施形態を示す図3相当図 第3の実施形態を示す図1相当図 第4の実施形態を示す図1相当図 図2相当図 第5の実施形態を示す図2相当図 第6の実施形態を示す図1相当図 図2相当図 要部の斜視図
以下、ヒートポンプ式洗濯乾燥機に適用した複数の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態について、図1ないし図3を参照して説明する。
図1および図2に示すように、ヒートポンプ式洗濯乾燥機の筐体1は、外壁としての左、右側板2、3、前板4、背板5、天板6および底板7から構成されている。筐体1の内部には、水槽8が図示しない複数の支持装置により弾性支持されて横軸状態に配設されている。この水槽8の内部には、これと同軸状態でドラム9が回転可能に配設されている。このドラム9は、周側壁及び後壁に通風孔を兼ねる脱水孔9aを多数有していて、洗濯槽、脱水槽および乾燥室として機能する。
筐体1の前板4には、ドラム9内に連通する開口部(図示せず)が設けられていて、これを開閉する扉10が設けられている。また、水槽8の背面部の外側に運転用モータとしてのアウタロータ型ブラシレスモータからなるドラムモータ11が取り付けられており、ドラム9はこのドラムモータ11によって回転駆動されるようになっている。
筐体1の底板7には、ケーシング12が支持されているとともに、ヒートポンプ(冷凍サイクル)13の圧縮機14が設置されている。ケーシング12内には、図2に示すように、ヒートポンプ13の凝縮器15および蒸発器16が右側から左側に向け順に設置されているとともに、右端部に位置してファンモータ17により回転駆動される循環ファン18が配設されている。なお、ケーシング12における凝縮器15、蒸発器16の下方に位置する部位には、ドレインタンク19が配設されている。
水槽8において、背面部の上部には、図2に示すように、ドラム入口ダクト20の上端部が連通連結され、ドラム入口ダクト20の下端部は、ケーシング12における循環ファン18の上方部位に連通連結されている。図1に示すように、水槽8の周側壁の前側上部には、排気口21が形成されており、この排気口21は、フィルタ22を介してドラム出口ダクト23の上端部に連通されている。そして、ドラム出口ダクト23の下端部は、ケーシング12における蒸発器16側の端部の上部に連通連結されている。従って、この実施形態では、上記ケーシング12、ドラム入口ダクト20、排気口21、フィルタ22およびドラム出口ダクト23は、空気循環経路24を構成する。そして、この空気循環経路24は、水槽8(ドラム9)とともに閉ループ系を構成する。
筐体1内において、その後方上部には給水弁(電磁弁)25が配設されており、給水弁25は、通電により開放されると水道の蛇口からの水を水槽8内に供給するようになっている。図2に示すように、筐体1内の後方側の下部には、三方弁からなる排水弁(電磁弁)26が配設され、ドレインタンク19には、ドレインポンプ27が配設されている。ドレインポンプ27は、排水ホース28を介して排水弁26に接続されている。そして、排水弁26が通電されて一方側が開放されると、水槽8内の水(洗濯水)が筐体1外に排出され、排水弁26が切り換え通電されて他方側が開放されると、同時にドレインポンプ27も作動されて、ドレインタンク19内の水がドレインポンプ27により汲み出されて筐体1外に排出される。
さて、空気循環経路24において、図2に示すように、ケーシング12の凝縮器15と蒸発器16との間に位置する部位の上部には、吸入口29が形成されている。図1に示すように、ドラム出口ダクト23の下端部たるケーシング12との連通部部分には、排出口30が形成されている。排気ダクト31は、伝熱部材から構成されていて中空の矩形状をなし、後方斜め上方に指向する排出口部31aと、この排出口部31aの上端部に連通し上方に向かうに従って幅寸法が順次大となる幅増大部31bと、この幅増大部31bの上端部に連通し定幅寸法を有する幅広部31cと、この幅広部31cの上端部に連通し後方斜め上方に指向した後上方に指向する放出口部31dとからなる。
そして、排気ダクト31は、筐体1内の背板5側に配設され、排出口部31aがドラム出口ダクト23の排出口30に挿入連結されて該ドラム出口ダクト23に連通され、幅増大部31bおよび幅広部31cの背面が筐体1の背板5の内面に密着され、放出口部31dが背板5を貫通して筐体1外に突出されている。この場合、図3に示すように、筐体1の背板(裏蓋の場合もあるが、これも含めて背板という。)5が平板で構成されているときには、排気ダクト31の幅増大部31bおよび幅広部31cの背面全体が背板5の内面に密着されて、熱交換部31eを構成するようになる。
次に、この実施形態の作用について説明する。
運転が開始されると、図示しない制御手段たる制御装置は、洗い行程、すすぎ行程、脱水行程、乾燥行程の順に洗濯乾燥運転を実行する。洗い行程では、給水弁25によりドラム9(水槽8)に注水した後、ドラムモータ11により約「46rpm」の回転数でドラム9を正逆回転させ、洗いの動作を行なう。それから、水槽8から排水弁26により排水を行ない、再度注水してすすぎの動作を行なうが、すすぎについては洗いと同様にドラム9の回転数は約「46rpm」である。その後、ドラム9を約「1700rpm」で一方向回転させる脱水を行なう。以上のような洗濯運転が終了すると、制御装置の制御に基づいて、乾燥行程たる乾燥運転が所定時間行なわれる。
制御装置は、乾燥運転になると、まず、ドラム9を約「46rpm」で正反転させ、ヒートポンプ13の圧縮機14を運転させ、循環ファン18を動作させる。これにより、圧縮機14で圧縮された気体冷媒は、凝縮器15により凝縮されて液体冷媒となり、このときに凝縮器15は放熱するようになり、更に、液体冷媒は、蒸発器16で蒸発して気体冷媒となり、このときに蒸発器16は吸熱するようになり、そして、この気体冷媒は再び圧縮機14で圧縮されるように循環される。
更に、循環ファン18が動作されることにより、図1および図2に矢印で示すように、加熱源たる凝縮器15で加熱された空気は、ケーシング12からドラム入口ダクト20を経て水槽8内に温風として供給される。水槽8内に供給された温風は、ドラム9内を流通して撹拌されている被乾燥物たる洗濯物から水分を奪い、更に、脱水孔9aおよび排気口21を経て水槽8外に排気として排出される。そして、排気口21からの排気は、フィルタ22を経てドラム出口ダクト23内を流通し、ケーシング12内に戻される。ケーシング12内に戻された排気は、冷却源たる蒸発器16で冷却されて除湿された後、凝縮器15で再び加熱されるように循環される。なお、蒸発器16で除湿された水は、ケーシング12のドレインタンク19で受けられる。
しかして、上述したように循環ファン18の作用により水槽8(ドラム9)および空気循環経路24を空気が循環すると、ドラム出口ダクト23内は大気圧よりも高くなり、このため、水槽8(ドラム9)からドラム出口ダクト23に排出された排気の一部は、ドラム出口ダクト23の下端部に連通された排気ダクト31の排出口部31a内に流入し、排気ダクト31内を上昇して放出口部31dから筐体1外に放出される。そして、排気ダクト31により排気として放出された循環空気の分は、ケーシング12の負圧となる蒸発器16と凝縮器15との間の部位に形成された吸入口29から筐体1内の空気がケーシング12内に吸入されて補給される。
そして、ドラム出口ダクト23内を通る排気の状態は、乾燥運転の進行にともなって変化するものであり、蒸発器16による除湿が活発に行なわれて除湿量が多くなる過程では50℃程度の高温高湿の空気となり、その一部が排気ダクト31を通って筐体1外に放出される。この場合、排気ダクト31を流通する排気は、高温高湿で筐体1外の空気すなわち外気の温度より高いので、排気ダクト31を流通する排気は、排気ダクト31の熱交換部31eおよび背板5を介して外気と熱交換されて冷却され、排気ダクト31内に結露が生ずる。この結果、排気ダクト31から筐体1外に放出される空気は、ドラム出口ダクト23内を流通する排気に比べ除湿された低温低湿の空気となる。
なお、排気ダクト31内に生じた結露水は、排気ダクト31が上方に伸びる形態であるので、排気ダクト31に沿って流下して排出口部31aからケーシング12内に落下し、その後、ドレインタンク19内に流入し貯留される。このドレインタンク9内に貯留された水(ドレイン)は、適当な時期例えば乾燥運転終了後に排水弁26が切り換え通電され且つドレインポンプ27が動作されることにより筐体1外に排出される。
このように第1の実施形態によれば、空気循環経路24のドラム出口ダクト23を流れる水槽8(ドラム9)からの排気の一部を筐体1外に放出するための排気ダクト31において、その幅増大部31bおよび幅広部31cの背面を筐体1の背板5の内面に密着させて熱交換部31eとして、排気ダクト31内を流れる高温高湿の排気を外気と熱交換して冷却することにより低温低湿の空気とするようにした。これにより、ヒートポンプ13の安定化を図るためにドラム出口ダクト23を流れる排気の一部を排気ダクト31により筐体1外に放出するようにしても、筐体1の周囲が高温高湿の不快な環境になることを簡単な構成で防止することができ、また、周囲の壁に結露が発生することも防止できる。
更に、排気ダクト31は、排出口部31a、幅増大部31b、幅広部31cおよび放出口部31dから構成されていて、排出口部31aがドラム出口ダクト23に連結して連通され、幅増大部31bおよび幅広部31cの背面が筐体1の背板5の内面に密着されるようにしたので、排気ダクト31をドラム出口ダクト23に容易に連結することができるとともに、外気と熱交換するための熱交換部31eの面積を充分に大きくすることができ、排気ダクト31が伝熱部材で構成されていることと相俟って、熱交換効果をよくすることができる。
また、排気ダクト31は、ドラム出口ダクト23との連通部部分から上方に伸びるように配置されているので、排気ダクト31を流通する排気を外気との熱交換により冷却することに生じた結露水は、空気循環経路24のケーシング12に設けられたドレインタンク19に流下貯留されるようになり、従って、本来蒸発器16による除湿水のために設けられたドレインタンク19を利用することができて、特別な排水手段を施す必要がない。
(第2の実施形態)
図4は第2の実施形態を示す。
第1の実施形態では、筐体1の背板5(図3参照)は平板で構成されていたが、この第2の実施形態では、背板50は、多数の凹凸を有する板材で構成されている。そして、排気ダクト31の幅増大部31bおよび幅広部31cの背面は背板50の内面に密着されるが、密着されるのは、背板50の内方に突出する凸部の内面であり、この密着部分が熱交換部31fとなる。従って、排気ダクト31の熱交換部31fは部分的にはなるが、これでも充分に熱交換効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
図5は第3の実施形態を示し、以下第1の実施形態と異なる部分について説明する。
この第3の実施形態においては、排気ダクト31の特に幅増大部31bおよび幅広部31cが筐体1の背板5の一部を構成するようになっている。従って、幅増大部31bおよび幅広部31cの背面が筐体1外の外気との熱交換部31gになる。そして、排気ダクト31のドラム出口ダクト23との連通部部分たる排出口部31aのドラム出口ダクト23外に位置する部分の内部にこれを開閉するダンパ機構32が設けられている。
この第3の実施形態によれば、排気ダクト31が背板5の一部を兼ねて構成するので、排気と外気との熱交換効果が極めてよくなり、また、ダンパ機構32を乾燥運転の任意のタイミングで排気の一部を筐体1外に放出できるとともに、その放出量も調節できるので、効率のよい乾燥運転が可能になる。例えば、乾燥運転の前半のドラム出口ダクト23を流通する排気が低温低湿の状態のときには、ダンパ機構32により排気の一部の放出を停止させ或いは放出量を少なくして、被乾燥物の温度上昇を図り、後半のドラム出口ダクト23を流通する排気が高温高湿の状態になって蒸発器16による除湿量が大になるときには、ダンパ機構32により排気の放出量を増加させる。このような構成にすれば、ヒートポンプ13の効率のよい運転を行なうことができて、消費電力量を抑えることができる。
(第4の実施形態)
図6および図7は第4の実施形態を示し、以下第1の実施形態と異なる部分について説明する。
この第4の実施形態では、ドレインポンプ27は、排水ホース28(図2参照)の代わりに長尺な排水ホース33を介して排水弁26に接続されている。そして、排水ホース33の途中部位は複数ターンの蛇行状に曲成されて熱交換部33aに形成され、この熱交換部33aが排気ダクト31の幅広部31cの前面に密着して配置されている。
この第4の実施形態においては、排水弁26およびドレインポンプ27は、乾燥運転中或いは乾燥運転の後半に動作されて、ドレインポンプ27でドレインタンク19から汲み出された水が排水ホース33を流れて排水弁26から筐体1外に排出されるようになり、排水ホース33を流れる水と排気ダクト31を流通する排気とが熱交換部33aと幅広部31cを介して熱交換され、排気の除湿による結露が促進される。従って、排気ダクト31を流通する排気は、筐体1の背板5を介する外気との熱交換と、排水ホース33を流れる水との熱交換部33aを介する熱交換との双方により冷却されて除湿されるようになり、排気ダクト31から筐体1外に放出される空気は一層低温低湿の空気になる。
(第5の実施形態)
図8は第5の実施形態を示し、以下第1の実施形態と異なる部分について説明する。
この第5の実施形態において、給水弁25は三方弁からなり、一方は水槽8内に注水するようになっており、他方は案内ホース34を介して排水弁26に接続されている。そして、案内ホース34の途中部位は複数ターンの蛇行状に曲成されて熱交換部34aに形成され、この熱交換部34aが排気ダクト31の幅広部31cの前面に密着して配置されている。なお、排水弁26は、実際には、水槽8内から排水する弁と、排水ホース28に接続される弁と、案内ホース34に接続される弁とからなるものであるが、説明の便宜上1つの弁として示されている。
この第5の実施形態においては、給水弁25および排水弁26は、乾燥運転中或いは乾燥運転の後半に動作されて、給水弁25は水道の蛇口からの水を案内ホース34に流し込み、排水弁26は案内ホース34を流れる水を筐体1外に排出するようになり、案内ホース34を流れる水と排気ダクト31を流通する排気とが熱交換部34aと幅広部31cを介して熱交換され、排気の除湿による結露が促進される。従って、排気ダクト31を流通する排気は、筐体1の背板5を介する外気との熱交換と、案内ホース34を流れる水との熱交換部34aを介する熱交換との双方により冷却されて除湿されるようになり、排気ダクト31から筐体1外に放出される空気は一層低温低湿の空気になる。
(第6の実施形態)
図9ないし図11は第6の実施形態を示し、以下第1の実施形態と異なる部分について説明する。
この第6の実施形態においては、筐体1内の背板5側に外気導入ダクト35が配置されている。外気導入ダクト35は、伝熱部材から構成されていて中空の矩形状をなし、上方に開口して筐体1外に連通する導入口部35aと、この導入口部35aの下端部に一端部が連通し他端部が排気ダクト31方向に伸びる案内部35bと、この案内部35bの他端部の下端部に連通し下方に伸びる垂下部35cと、この垂下部35cの下端部の下方に開口する放出口35dとからなる。そして、この外気導入ダクト35の案内部35bの他端部および垂下部35cは、排気ダクト31の幅広部31cおよび幅増大部31bの上半部とラップするようになっており、そのラップする部分は共通の板材で構成されていて共通の熱交換部36が構成されている。なお、外気導入ダクト35の案内部35b内には、図示しないモータによって回転駆動される外気導入ファン37が配設されている。
この第6の実施形態においては、外気導入ファン37は、乾燥運転中或いは乾燥運転の後半に回転駆動されて、外気が導入口部35aから外気導入ダクト37内に導入されて、その外気導入ダクト35内を流通し、放出口35dから筐体1内に放出される。そして、外気導入ダクト35を流通する外気と排気ダクト31を流通する排気とが熱交換部36を介して熱交換され、排気の除湿による結露が促進される。従って、排気ダクト31を流通する排気は、筐体1の背板5を介する外気との熱交換と、外気導入ダクト35流通する外気との熱交換部36を介する熱交換との双方により冷却されて除湿されるようになり、排気ダクト31から筐体1外に放出される空気は一層低温低湿の空気になる。
(その他の実施形態)
上記各実施形態は、洗いから乾燥までの洗濯乾燥運転を行なうヒートポンプ式洗濯乾燥機に適用した場合であるが、要は、乾燥運転に特徴を有するのであるからヒートポンプ式乾燥機であればよい。
以上のように本実施形態のヒートポンプ式乾燥機は、内部に乾燥室を有する筐体と、冷媒を圧縮機で圧縮し、凝縮器で凝縮し、蒸発器で蒸発させるように循環させるヒートポンプと、前記筐体内に設けられ、循環ファンを有してこの循環ファンの作用により、前記凝縮器で加熱した空気を前記乾燥室に導いて内部の被乾燥物を乾燥させ、該乾燥室からの排気を前記蒸発器で除湿した後前記凝縮器で再び加熱するように循環させる空気循環経路と、この空気循環経路に設けられ、前記蒸発器による除湿水を貯留するドレインタンクと、前記空気循環経路に連通して設けられ、前記乾燥室からの排気の一部を前記筐体外に排出する排気ダクトとを具備し、前記排気ダクトは、流通する排気と前記筐体外の外気とを熱交換する熱交換部を有することを特徴とする。このような構成により、乾燥室からの排気の一部が筐体外に放出されても、筐体外の周囲が高温高湿の不快な環境になることを防止できる。
以上は、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行なうことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は筐体、5および50は背板(外壁)、8は水槽、9はドラム(乾燥室)、11はドラムモータ、12はケーシング、13はヒートポンプ、14は圧縮機、15は凝縮器、16は蒸発器、17はファンモータ、18は循環ファン、19はドレインタンク、20はドラム入口ダクト、23はドラム出口ダクト、24は空気循環経路、25給水弁、26は排水弁、27はドレインポンプ、29は吸入口、30は排出口、31は排気ダクト、31e、31fおよび31gは熱交換部、32はダンパ機構、33は排水ホース、34は案内ホース、35は外気導入ダクト、36は熱交換部、37は外気導入ファンを示す。

Claims (8)

  1. 内部に乾燥室を有する筐体と、
    冷媒を圧縮機で圧縮し、凝縮器で凝縮し、蒸発器で蒸発させるように循環させるヒートポンプと、
    前記筐体内に設けられ、循環ファンを有してこの循環ファンの作用により、前記凝縮器で加熱した空気を前記乾燥室に導いて内部の被乾燥物を乾燥させ、該乾燥室からの排気を前記蒸発器で除湿した後前記凝縮器で再び加熱するように循環させる空気循環経路と、
    この空気循環経路に設けられ、前記蒸発器による除湿水を貯留するドレインタンクと、
    前記空気循環経路に連通して設けられ、前記乾燥室からの排気の一部を前記筐体外に排出する排気ダクトとを具備し、
    前記排気ダクトは、流通する排気と前記筐体外の外気とを熱交換する熱交換部を有することを特徴とするヒートポンプ式乾燥機。
  2. 排気ダクトは、筐体の外壁の一部を構成することを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ式乾燥機。
  3. 排気ダクトは、上方に伸びるように配置されていることを特徴とする請求項1または2記載のヒートポンプ式乾燥機。
  4. 排気ダクトは、伝熱部材で構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のヒートポンプ式乾燥機。
  5. 排気ダクトは、これを開閉するダンパ機構が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のヒートポンプ式乾燥機。
  6. ドレインタンク内の水を汲み出すドレインポンプと、このドレインポンプにより汲み出された水を筐体外に排出する排水ホースとを備え、
    前記排水ホースは、排気ダクトに密着して配置されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のヒートポンプ式乾燥機。
  7. 給水手段と、この給水手段からの水を筐体外に排出する案内ホースとを備え、
    前記案内ホースは、排気ダクトに密着して配置されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のヒートポンプ式乾燥機。
  8. 外気導入ファンを有してこの外気導入ファンの作用により、筐体外の外気を該筐体内に導入する外気導入ダクトを備え、
    前記外気導入ダクトは、流通する外気と排気ダクトを流通する排気とを熱交換する熱交換部を有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のヒートポンプ式乾燥機。
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