JP2005024113A - 乾燥機 - Google Patents

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Masahisa Otake
雅久 大竹
Masaya Tadano
昌也 只野
Etsushi Nagae
悦史 長江
Hiroshi Mukoyama
洋 向山
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Abstract

【課題】乾燥機において、乾燥運転終了後の冷却時間を短縮し、運転効率の改善を図る。
【解決手段】洗濯乾燥機100は、被洗濯物を収容する収容室10を備え、収容室10内において被洗濯物の乾燥運転とこの乾燥運転終了後の冷却運転とを実行し、コンプレッサ21、ガスクーラ22、膨張弁23及び蒸発器24等を順次環状に配管接続してなる冷媒回路20と、送風機75により、ガスクーラ22から収容室10内を経て蒸発器24に空気を循環させるための空気循環経路72と、この空気循環経路72外に設けられた外部放熱器91とを備え、乾燥運転では、コンプレッサ21から吐出された冷媒をガスクーラ22に流して放熱させ、膨張弁23で減圧した後、蒸発器24にて蒸発させると共に、冷却運転では、コンプレッサ21から吐出された冷媒を外部放熱器91に流して放熱させ、膨張弁23で減圧した後、蒸発器24にて蒸発させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被乾燥物を収容する収容室を備え、この収容室内において被乾燥物の乾燥を行う乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、係る乾燥機は電気ヒータやガス燃焼ヒータを熱源とし、外気をこれらの電気ヒータや燃焼ヒータによって加熱して高温空気とした後、衣類等の被乾燥物が収容された収容室内に吹き出して、収容室内の被乾燥物を乾燥させるものであった。そして、被乾燥物を乾燥させた収容室内の高温空気は外部に排出されていた。
【0003】
しかしながら、このような電気ヒータやガス燃焼ヒータなどを使用している乾燥機においては、収容室内に送出される高温空気は、収容室外の温度が低く湿度を含む外気が使用されるため、被乾燥物が乾燥するまでに長時間を要する。従って、被乾燥物を乾燥させるためのエネルギー消費量も多くなり、電気代やガス代等のエネルギーコストが高騰してしまう問題があった。
【0004】
そこで、衣類乾燥機では圧縮機、加熱コイル、膨張弁及び冷却コイルから成り、熱交換媒体を循環可能としたヒートポンプを利用し、前記加熱コイルにて加熱された高温空気にて被乾燥物を乾燥させ、当該被乾燥物から蒸発した湿気は冷却コイルに凝結させて廃棄するものも開発されている(特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−99299号公報
【0006】
このようなヒートポンプを用いることで、被乾燥物の乾燥に要する時間を短縮し、エネルギー効率を改善することが期待できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
一方、前述の如く加熱乾燥された被乾燥物は高温となるため、冷めるまで乾燥機から取り出すことができない。この冷却時間も衣類乾燥に要する時間に含まれるものであるが、従来ではこの冷却時間に比較的長時間を要していたため、被乾燥物を乾燥機に投入してから取り出せるようになるまでに相当の時間を要しており、被洗濯物の冷却時間の短縮が切望されていた。
【0008】
本発明は、係る技術的課題を解決するために成されたものであり、乾燥機において、乾燥運転終了後の冷却時間を短縮し、運転効率の改善を図ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
即ち、請求項1の発明の乾燥機は、被乾燥物を収容する収容室を備え、この収容室内において被乾燥物の乾燥運転とこの乾燥運転終了後の冷却運転とを実行する乾燥機であって、コンプレッサ、放熱器、減圧装置及び蒸発器等を順次環状に配管接続してなる冷媒回路と、送風手段により、放熱器から収容室内を経て蒸発器に空気を循環させるための空気循環経路と、この空気循環経路外に設けられた外部放熱器とを備え、乾燥運転では、コンプレッサから吐出された冷媒を放熱器に流して放熱させ、減圧装置で減圧した後、蒸発器にて蒸発させると共に、冷却運転では、コンプレッサから吐出された冷媒を外部放熱器に流して放熱させ、減圧装置で減圧した後、蒸発器にて蒸発させるようにしたので、乾燥運転では放熱器にて空気を加熱した後、収容室内に吐出して被乾燥物から湿気を奪い、次に蒸発器にて当該奪った湿気を凝結させることで被乾燥物を迅速に乾燥させ、当該乾燥運転終了後の冷却運転では、放熱器における加熱作用を停止し、蒸発器において冷却のみされた空気を収容室内に吐出することができるようになる。
【0010】
これにより、乾燥運転終了後の収容室内の被乾燥物の冷却を促進し、当該被乾燥物を取り出せる温度に低下するまでの時間を著しく短縮することができるようになる。
【0011】
請求項2の発明の乾燥機は、被乾燥物を収容する収容室を備え、この収容室内において被乾燥物の乾燥運転とこの乾燥運転終了後の冷却運転とを実行する乾燥機であって、コンプレッサ、放熱器、減圧装置及び蒸発器を順次環状に配管接続してなる冷媒回路と、空気を放熱器、収容室内及び蒸発器に流通させるための送風手段とを備え、乾燥運転では、送風手段によって空気を放熱器と熱交換させた後、収容室内に吐出し、この収容室内を経た空気を蒸発器と熱交換させると共に、冷却運転では、送風手段によって空気を蒸発器と熱交換させた後、収容室内に吐出し、この収容室内を経た空気を放熱器と熱交換させるようにしたので、乾燥運転では放熱器にて空気を加熱した後、収容室内に吐出して被乾燥物から湿気を奪い、次に蒸発器にて当該奪った湿気を凝結させることで被乾燥物を迅速に乾燥させ、当該乾燥運転終了後の冷却運転では、蒸発器にて冷却された空気を収容室内に吐出することができるようになる。
【0012】
これにより、乾燥運転終了後の収容室内の被乾燥物の冷却を促進し、当該被乾燥物を取り出せる温度に低下するまでの時間を著しく短縮することができるようになる。特に、この場合には格別な外部熱交換器や構造も不要となるのでコストの高騰も抑えることが可能となる。
【0013】
請求項3の発明の乾燥機は、被乾燥物を収容する収容室を備え、この収容室内において被乾燥物の乾燥運転とこの乾燥運転終了後の冷却運転とを実行する乾燥機であって、コンプレッサ、放熱器、減圧装置及び蒸発器を順次環状に配管接続してなる冷媒回路と、送風手段により、蒸発器から放熱器を経て収容室内に空気を循環させるための空気循環経路と、放熱器を迂回して空気を循環させるためのバイパス経路とを備え、乾燥運転では、送風手段により、空気循環経路に空気を循環させると共に、冷却運転では、送風手段により、蒸発器からバイパス経路を経て収容室内に空気を循環させるようにしたので、乾燥運転では放熱器にて空気を加熱した後、収容室内に吐出して被乾燥物から湿気を奪い、次に蒸発器にて当該奪った湿気を凝結させることで被乾燥物を迅速に乾燥させ、当該乾燥運転終了後の冷却運転では、バイパス経路により放熱器を迂回して空気を循環させ、蒸発器において冷却のみされた空気を収容室内に吐出することができるようになる。
【0014】
これにより、乾燥運転終了後の収容室内の被乾燥物の冷却を促進し、当該被乾燥物を取り出せる温度に低下するまでの時間を著しく短縮することができるようになる。
【0015】
請求項4の発明の乾燥機は、被乾燥物を収容する収容室を備え、この収容室内において被乾燥物の乾燥運転とこの乾燥運転終了後の冷却運転とを実行する乾燥機において、コンプレッサ、第1の熱交換器、減圧装置及び第2の熱交換器等から構成された可逆式の冷媒回路と、空気を第1の熱交換器と熱交換させた後、収容室内に吐出し、この収容室内を経た空気を第2の熱交換器と熱交換させるための送風手段とを備え、乾燥運転では、コンプレッサから吐出された冷媒を第1の熱交換器に流して放熱させ、減圧装置で減圧した後、第2の熱交換器にて蒸発させると共に、冷却運転では、コンプレッサから吐出された冷媒を第2の熱交換器に流して放熱させ、減圧装置で減圧した後、第1の熱交換器にて蒸発させるようにしたので、乾燥運転では第1の熱交換器に加熱作用を発揮させ、当該第1の熱交換器にて空気を加熱した後、収容室内に吐出して被乾燥物から湿気を奪い、次に第2の熱交換器にて冷却作用を発揮させ、当該奪った湿気を凝結させることで被乾燥物を迅速に乾燥させると共に、当該乾燥運転終了後の冷却運転では、第1の熱交換器に冷却作用を発揮させ、当該第1の熱交換器て冷却された空気を収容室内に吐出することができるようになる。
【0016】
これにより、乾燥運転終了後の収容室内の被乾燥物の冷却を促進し、当該被乾燥物を取り出せる温度に低下するまでの時間を著しく短縮することができるようになる。特に、この場合には格別な外部熱交換器や構造も不要となるのでコストの高騰も抑えることが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(1)第1実施例
次に、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明を適用した乾燥機の一実施例として、例えば、洗濯運転と洗濯運転終了後の乾燥運転及び乾燥運転終了後の冷却運転を実行する洗濯乾燥機100の側面から見た内部構成図を示し、図2は洗濯乾燥機100の冷媒及び空気の流れを示す図である。洗濯乾燥機100は、衣類等の被洗濯物(被乾燥物)を洗濯、及び、乾燥するために使用するもので、外郭を形成する本体1の上面中央部には被洗濯物を納出するための開閉扉3が取り付けられており、開閉扉3の側方の本体1上面には各種の操作スイッチや表示部が配設された図示しない操作パネルが設けられている。
【0018】
前記本体1内には、貯水可能な円筒状ステンレス製の外槽ドラム2が設けられ、この外槽ドラム2は円筒の軸を左右方向として配設されている。そして、この外槽ドラム2の内側には、洗濯槽と脱水槽を兼ねる円筒状ステンレス製の内槽ドラム5が設けられている。この内槽ドラム5の内部は被洗濯物を収容する収容室10とされ、これも円筒の軸を左右方向として配設されると共に、この軸が本体1の側壁(図1の奥側)に装着された駆動モータMの軸8に連結され、当該軸8を中心とし、外槽ドラム2内で回転可能に保持されている。
【0019】
前記外槽ドラム2の上部には、前記開閉扉3に対応して被洗濯物を納出するための図示しない水密性の開閉蓋が設けられている。また、内槽ドラム5の全周壁には、空気及び水が流通可能な多数の透孔7・・が形成されている。また、当該内層ドラム5の停止位置は規定されており、この停止時に前記外槽ドラム2の開閉蓋に対応する位置(上面)には被洗濯物を納出するための図示しない開閉蓋を有している。
【0020】
前述した駆動モータMは、洗濯運転と洗濯運転終了後の乾燥運転及び当該乾燥運転終了後の冷却運転において、左右水平方向の軸8を中心として内槽ドラム5を回転させるためのモータである。この駆動モータMは、前記軸8の一端に取り付けられ、後述する制御手段としての制御装置110により、乾燥運転及び冷却運転時においては洗濯運転の脱水行程時に比して低速にて内槽ドラム5を回転させるように制御される。
【0021】
前記軸8の他端内には内部中空の中空部9が形成されており、この中空部9を介して後述する空気循環経路72と内槽ドラム5内とが連通されている。
【0022】
一方、前記本体1の上部には、内槽ドラム5内に給水するための給水手段としての給水通路15が設けられており、この給水通路15の一端はこれも給水手段を構成する給水バルブ35を介して水道水などの給水源に接続されている。この給水バルブ35は前記制御装置110にて開閉が制御される。また、給水通路15の他端は、前記外槽ドラム2に接続されて内部と連通しており、制御装置110にて前記給水バルブ35が開放されると、外槽ドラム2内に設けられた内槽ドラム5内の収容室10に給水源から水(水道水)が供給されるように構成されている。
【0023】
また、前記本体1の下部には、内槽ドラム5内の収容室10の水を排出するための排水手段としての排水通路12が設けられており、この排水通路12の一端は、制御装置110にて開閉を制御される排水バルブ13(これも排水手段を構成する)を介して外槽ドラム2の最底部と連通している。また、排水通路12の他端は、洗濯乾燥機100の外部に導出され、排水溝等に至る。
【0024】
他方、洗濯乾燥機100には、本体1内の外槽ドラム2の下側及び/又は後側から側方に渡って機械室70が構成されており、この機械室70内に前述した空気循環経路72が構成されている。
【0025】
この空気循環経路72の一端には入口73が形成され、空気循環経路72の入口73の近傍の空気循環経路72内には後述する冷媒回路20の蒸発器24が設置されている。そして、この空気循環経路72の入口73は外槽ドラム2内の後部と連通している。また、空気循環経路72の他端には出口74が形成され、この出口74近傍の空気循環経路72内には後述する冷媒回路20のガスクーラ22が設置されている。この空気循環経路72の出口74は前記軸8の他端に形成された中空部9にて開口している。
【0026】
また、空気循環経路72内には、送風手段としての送風機75が設けられており、空気循環経路72の出口74から軸8の中空部9を経て内槽ドラム5内の収容室10内に送風する。即ち、洗濯乾燥機100は、乾燥運転時に内槽ドラム5内の空気を送風機75により空気循環経路72内に循環させることにより、空気循環経路72の出口74側に設けられたガスクーラ22との熱交換にて空気を加熱した後、内槽ドラム5内の収容室10に吐出する。そして、収容室10内を循環し、被洗濯物を乾燥させた後の空気は、入口73から空気循環経路72内に吸い込まれ、この入口73側に設けられた蒸発器24と熱交換して冷却され、除湿された後、再び送風機75に吸い込まれてガスクーラ22に送られ、収容室10内に吐出される構成とされている。
【0027】
次に、20は前述した冷媒回路であり、当該冷媒回路20はコンプレッサ21、放熱器としてのガスクーラ22、減圧装置としての膨張弁23及び蒸発器24等を順次環状に配管接続して構成されている。また、冷媒回路20内には、冷媒として二酸化炭素(CO)が所定量封入されている。ここで、本実施例で使用するコンプレッサ21は内部中間圧型多段圧縮式のロータリコンプレッサであり、図示しない密閉容器内に電動要素と、この電動要素にて駆動される第1の回転圧縮要素(1段目)及び第2の回転圧縮要素(2段目)が設けられている。
【0028】
そして、冷媒導入管30からコンプレッサ21の第1の回転圧縮要素に低圧冷媒が導入され、冷媒吐出管32から第2の回転圧縮要素で圧縮された高温高圧の冷媒がコンプレッサ21外に吐出される構成とされている。
【0029】
このコンプレッサ21の冷媒吐出管32は、後述する三方弁93を介して、前記空気循環経路72の出口74側に設けられた空気加熱用のガスクーラ22の入口に接続される。このガスクーラ22を出た配管は、三方弁94を介して、膨張弁23の入口に接続される。この膨張弁23を出た配管は、前記入口73側に設けられた蒸発器24の入口に至り、蒸発器24の出口は冷媒導入管30と接続され、コンプレッサ21に至る。また、コンプレッサ21の運転及び膨張弁23と三方弁93、94は前記制御装置110により制御される。
【0030】
この場合、冷媒回路20にはガスクーラ22をバイパスするバイパス回路90が形成され、このバイパス回路90には外部放熱器91が介設されている。この外部放熱器91は前記空気循環経路72外の例えば機械室70(外部と連通している箇所)等に設けられており、バイパス回路90の両端は前記三方弁93、94に接続されている。また、制御装置110は、乾燥運転終了後の後述する冷却運転で、コンプレッサ21から吐出された冷媒をガスクーラ22に流すこと無く、外部放熱器91に流して放熱させるように三方弁93、94を切り換える。
【0031】
尚、上述した制御装置110は洗濯乾燥機100の制御を司る制御手段であり、駆動モータMの運転、給水通路15の給水バルブ35の開閉、排水通路12の排水バルブ13の開閉、コンプレッサ21の運転、膨張弁23の絞り調整、送風機75の風量、及び、前記三方弁93、94の切換を制御している。更に、制御装置110は内槽ドラム5内に収容された被洗濯物が変色及び損傷しないようにガスクーラ22を経た空気の温度も制御する。
【0032】
以上の構成で次に洗濯乾燥機100の動作を説明する。内槽ドラム5内の収容室10に被洗濯物と当該被洗濯物の量に応じた所定量の洗剤が投入され、前述した操作スイッチのうちの電源スイッチ及びスタートスイッチが操作されると、制御装置110は洗濯運転を開始する。そして、制御装置110は給水通路15の給水バルブ35を開いて給水通路15を開放する。これにより、給水源から外槽ドラム2内の内層ドラム5の収容室10内に水が供給される。尚、このとき排水通路12の排水バルブ13は制御装置110により閉じられている。
【0033】
内槽ドラム5内の収容室10に所定量の温水が溜まると、制御装置110は給水バルブ35を閉じて給水通路15を閉塞する。これにより、給水源からの水の供給が停止される。
【0034】
次に、制御装置110により本体1の側面に形成された駆動モータMが通電起動されて軸8が回転し、これにより、軸8に取り付けられた内槽ドラム5が外槽ドラム2内で回転し始め、洗濯運転の洗濯行程が開始される。
【0035】
洗濯行程の開始から所定時間経過すると、制御装置110により駆動モータMが停止され、排水通路12の排水バルブ13が開放されて内槽ドラム2の収容室10内(即ち、外槽ドラム5内)の水(洗濯水)が排出されていく。
【0036】
そして、内槽ドラム5の収容室10内の水が排出されると、制御装置110は再び駆動モータMを作動し、被洗濯物の脱水を行う。この脱水を所定時間実行した後、制御装置110は排水通路12の排水バルブ13を閉じる。
【0037】
次に、制御装置110はすすぎ行程に移行し、給水通路15の給水バルブ35を開いて給水通路15を開放する。これにより、給水源から内槽ドラム5内の収容室10に再び水が供給される。
【0038】
内槽ドラム5内の収容室10に所定量の給水が行われると、制御装置110は給水バルブ35を閉じ、給水通路15を閉塞する。これにより、給水源からの水の供給が停止される。
【0039】
そして、前記駆動モータMの回転動作を所定時間繰り返してすすぎを行った後、制御装置110は駆動モータMを停止し、排水通路12の排水バルブ13を開いて収容室10内のすすぎ水を排水通路12に排出する。収容室10内のすすぎ水が排出されると、制御装置110は再び駆動モータMを作動し、前述同様に内槽ドラム5を回転させて、被洗濯物の脱水を行う脱水行程に移行する。
【0040】
そして、この脱水行程を所定時間実行した後、制御装置110は排水バルブ13を閉じる。また、制御装置110は冷媒回路20内の冷媒が図2に矢印で示す如くバイパス回路90では無くガスクーラ22に流れるように前記三方弁93、94を切り換え、送風機75の運転を開始すると共に、コンプレッサ21の前記電動要素を起動する。これにより、コンプレッサ21の前記第1の回転圧縮要素に冷媒(CO)が吸い込まれて圧縮される。第1の回転圧縮要素で圧縮されて中間圧となった冷媒は密閉容器内に吐出され、この密閉容器内に吐出された冷媒は第2の回転圧縮要素に吸入され、2段目の圧縮が行われて高温高圧の冷媒ガスとなり、冷媒吐出管32より外部に吐出される。
【0041】
冷媒吐出管32から吐出された冷媒ガスは三方弁93を経てガスクーラ22に流入する。ここで、コンプレッサ21で圧縮された高温高圧の冷媒は凝縮せず、超臨界状態で運転される。また、ガスクーラ22に流入したときの冷媒は約+130℃程まで上昇しており、係る高温高圧の冷媒ガスはガスクーラ22で放熱する。ガスクーラ22を出た冷媒は、膨張弁23で減圧され、次に蒸発器24に流入してそこで周囲から吸熱し、蒸発して冷媒導入管30からコンプレッサ21の第1の回転圧縮要素に吸い込まれる循環を行うようになる。
【0042】
また、送風機75の運転により、ガスクーラ22における高温高圧の冷媒の放熱によって加熱され、高温となった空気は空気循環経路72の出口74から中空部9内に出て内槽ドラム5の収容室10内に吐出される。
【0043】
収容室10に吐出された加熱空気(この時点で+80℃〜+110℃)は内槽ドラム5内(収容室10)に収容された被洗濯物を暖めて湿気を蒸発させ、被洗濯物を乾燥させる。被洗濯物を乾燥させて湿気を含んだ空気(空気温度は+50℃〜+90℃程度)は、収容室10を経て透孔7から内槽ドラム5外に出て入口73から空気循環経路72内に吸い込まれ、そこに設けられた蒸発器24を通過する。この蒸発器24の温度は冷媒の蒸発により0℃〜+30℃程度に低下しているので、空気中の湿気は蒸発器24を通過する過程で当該蒸発器24の表面に凝結し、水滴となって落下する。落下した水滴は図示しないドレンパイプを介して、前記排水通路12から外部の排水溝などに排出される。
【0044】
また、ガスクーラ22を出た冷媒は、膨張弁23で減圧され、次に蒸発器24に流入してそこで周囲から吸熱し、蒸発して冷媒導入管32からコンプレッサ21の第1の回転圧縮要素に吸い込まれる循環を行うようになる。
【0045】
また、蒸発器24で湿気が取り除かれて乾燥した空気(温度は0℃〜+45℃まで低下する)は送風機75に吸い込まれ、空気循環経路72の出口74側に送風される。空気循環経路72の出口74側には前述の如くガスクーラ22が設けられているので、乾燥した空気は再度ガスクーラ22にて加熱された後、軸8の中空部9を経て内槽ドラム5内の収容室10に吐出され、内槽ドラム5内の被洗濯物から湿気を奪って乾燥させる循環を繰り返す。
【0046】
このような乾燥運転が制御装置110にて所定時間実行されることにより、内槽ドラム5内の収容室10の被洗濯物は完全に乾燥される。
【0047】
上記の如く乾燥運転の開始から所定時間経過して被洗濯物が乾燥されると、制御装置110は冷媒回路20内の冷媒が図3に矢印で示すようにバイパス回路90の外部放熱器91に流れるように前記三方弁93、94を切り換え、乾燥運転終了後の被洗濯物を冷却する冷却運転へと移行する。これにより、コンプレッサ21から吐出された冷媒は、前記ガスクーラ22に流れること無く、外部放熱器91に流れ、ここで放熱し、膨張弁23で減圧された後、蒸発器24にて蒸発する。
【0048】
即ち、冷却運転では空気循環経路72外に設けられた外部放熱器91で冷媒が放熱するため、ガスクーラ22における加熱作用を停止する。従って、送風機75によりガスクーラ22に送られた空気は加熱されずに収容室10内に吐出され、次に、蒸発器24にて冷媒により熱を奪われて冷却された後、再び送風機75及びガスクーラ22を通過して収容室10内に吐出されるようになる。
【0049】
これにより、内層ドラム5内の収容室10にはガスクーラ22にて加熱されること無く、蒸発器24によって冷却のみされた空気が循環されるようになり、被洗濯物の温度は迅速に低下していく。これにより、乾燥運転にて暖められた被洗濯物を冷却運転によって、取り出せる温度まで早期に下げることができるようになる。
【0050】
ここで、従来では本発明の如き冷却運転は行われておらず、乾燥運転終了後はコンプレッサ21を停止して送風機75のみを運転するか、放置されているのみであったため、収容室10から被洗濯物を取り出せるまでに相当の時間を要していた。
【0051】
しかしながら、係る冷却運転により、蒸発器24を通過して除湿・冷却された空気を収容室10に吐出することで、冷却時間を著しく短縮することができるようになる。これにより、洗濯乾燥機100の運転効率の改善をはかることができるようになる。
【0052】
また、蒸発器24にて除湿された冷気が収容室10に吐出されるので、一旦、乾燥した被洗濯物が冷却運転にて再度湿気を帯びるなどの不都合も回避することができる。
【0053】
(2)第2実施例
次に、図4及び図5を参照して本発明の乾燥機の第2の実施例について詳述する。図4はこの場合の実施例の洗濯乾燥機100の乾燥運転における冷媒及び空気の流れを示す図であり、図5は乾燥運転終了後の冷却運転における冷媒及び空気の流れを示す図である。
【0054】
尚、図4及び図5において図1、図2及び図3と同一の符号が付されているものは同一若しくは同様の作用を奏するものとする。図4において、120は冷媒回路であり、当該冷媒回路120はコンプレッサ21、放熱器としてのガスクーラ22、減圧装置としての膨張弁23及び蒸発器24等を順次環状に配管接続して構成されている。また、冷媒回路120内には、前記実施例と同様に冷媒として二酸化炭素(CO)が所定量封入されている。
【0055】
一方、洗濯乾燥機100には、本体1内の外槽ドラム2の下側及び/又は後側から側方に渡って機械室70が構成されており、この機械室70内に空気経路122が構成されている。
【0056】
この空気経路122は、加熱側経路123と冷却側経路124にて構成されている。この加熱側経路123の一端には、軸8の他端に形成された中空部9と連通する開口部126が形成され、加熱側経路123の開口部126の近傍の加熱側経路123内には前記冷媒回路120のガスクーラ22が設置されている。また、加熱側経路123の他端は洗濯乾燥機100の外部に連通されている。
【0057】
そして、空気経路122の冷却側経路124の一端には、外層ドラム2内の後部と連通する開口部127が形成され、冷却側経路124の開口部127の近傍の冷却側経路124内には、前記冷媒回路120の蒸発器24が設置されている。また、冷却側経路124の他端は洗濯乾燥機110の外部に連通されている。
【0058】
また、空気経路122の加熱側経路123には、空気経路122の空気をガスクーラ22、内槽ドラム5内に設けられた収容室10内及び蒸発器24に流通させるための送風手段としての送風機130が設けられている。この送風機130は正・逆回転可能であり、風量及び回転方向は制御装置110により制御される。
【0059】
そして、制御装置110は、乾燥運転では送風機130によって、外部から空気を吸引し、加熱側経路123に送ってガスクーラ22と熱交換させた後、収容室10内に吐出し、この収容室10内を経た空気を冷却側経路14に送って蒸発器24と熱交換させた後、外部に排出すると共に、冷却運転では送風機130の回転方向を反転させ、外部から空気を吸引して冷却側経路124に送り、蒸発器24と熱交換させた後、収容室10内に吐出し、この収容室10内を経た空気を加熱側経路123に送り、ガスクーラ22と熱交換させた後、外部に排出するように制御する。
【0060】
次に、この場合における洗濯乾燥機100の動作を説明する。前記実施例の如く脱水行程を所定時間実行した後、制御装置110により排水バルブ13が閉じられると、制御装置110は被洗濯物の乾燥運転に移行する。そして、制御装置110は送風機130の運転(正転)を開始すると共に、コンプレッサ21の前記電動要素を起動する。これにより、コンプレッサ21で冷媒(CO)が圧縮され、高温高圧となり、冷媒吐出管32より吐出されてガスクーラ22に流入する。
【0061】
ここで、コンプレッサ21で圧縮された高温高圧の冷媒は凝縮せず、超臨界状態で運転される。また、ガスクーラ22に流入したときの冷媒は約+130℃程まで上昇しており、係る高温高圧の冷媒ガスはガスクーラ22で放熱する。ガスクーラ22を出た冷媒は、膨張弁23で減圧され、次に蒸発器24に流入してそこで周囲から吸熱し、蒸発した後、冷媒導入管32からコンプレッサ21の第1の回転圧縮要素に吸い込まれる循環を行うようになる。
【0062】
一方、前記送風機130の運転により、外部から空気経路122の加熱側経路123に導入され空気は、ガスクーラ22における高温高圧の冷媒の放熱によって加熱されて高温となり、加熱側経路123の開口部126から中空部9内に出て内槽ドラム5の収容室10内に吐出される。
【0063】
収容室10に吐出された加熱空気(この時点で+80℃〜+110℃)は内槽ドラム5内(収容室10)に収容された被洗濯物を暖めて湿気を蒸発させ、被洗濯物を乾燥させる。被洗濯物を乾燥させて湿気を含んだ空気(空気温度は+50℃〜90℃程度)は、収容室10を経て透孔7から内槽ドラム5外に出て冷却側経路124の開口部127から空気経路122の冷却側経路124内に吸い込まれ、そこに設けられた蒸発器24を通過する。この蒸発器24の温度は冷媒の蒸発により0℃〜+30℃程度に低下しているので、空気中の湿気は蒸発器24を通過する過程で当該蒸発器24の表面に凝結し、水滴となって落下する。落下した水滴は図示しないドレンパイプを介して、前記排水通路12から外部の排水溝などに排出される。
【0064】
また、蒸発器24で湿気が取り除かれて乾燥した空気(温度は0℃〜+45℃まで低下する)は冷却側経路124の他端から外部に排出される。
【0065】
このような乾燥運転が制御装置110にて所定時間実行されることにより、内槽ドラム5内の収容室10の被洗濯物は乾燥される。
【0066】
上記の如く乾燥運転の開始から所定時間経過して、被洗濯物が乾燥されると、制御装置110は送風機130の回転を反転(逆転)させ、乾燥運転終了後の被洗濯物を冷却する冷却運転へと移行する。この送風機130の逆転により、外部から空気経路122の冷却側経路124に空気が導入され、蒸発器24における冷媒の吸熱によって冷却され、且つ、それに含まれる湿気が取り除かれた後、冷却側経路124の開口部127から内槽ドラム5内の収容室10に吐出される。
【0067】
収容室10に吐出された冷却空気は内槽ドラム5内(収容室10)に収容された被洗濯物を冷却した後、加熱側経路123の開口部126から加熱経路123内に入り、そこに設けられたガスクーラ22にて温度上昇させられた後、送風機122に吸い込まれて、外部に排出される。
【0068】
このように、冷却運転では収容室10内に蒸発器24で冷却された空気が吐出され、ガスクーラ22による加熱は受けなくなるので、前記実施例と同様、乾燥運転にて暖められた被洗濯物を冷却運転によって迅速に温度低下させることができるようになる。
【0069】
特に、この場合には前記実施例のように外部放熱器や冷媒回路の三方弁等を設けること無く、送風機130の運転制御のみで実現可能であるので、生産コストの削減も図ることが可能となる。
【0070】
尚、係る実施例において、空気経路122の空気は送風機130により外部から吸い込み、外部に排出するものとしたが、これに限らず、前記実施例のように乾燥運転ではガスクーラ22から収容室10へ、収容室10から蒸発器24へ、そして、蒸発器24からガスクーラ22へと空気を循環させ、冷却運転では蒸発器24から収容室10へ、収容室10からガスクーラ22へ、そして、ガスクーラ22から蒸発器24へと空気を循環させる方式としてもよい。
【0071】
(3)第3実施例
次に、図6及び図7を参照して本発明の乾燥機の第3の実施例について詳述する、図6はこの場合の実施例の洗濯乾燥機100の乾燥運転における冷媒及び空気の流れを示す図であり、図7は乾燥運転終了後の冷却運転における冷媒及び空気の流れを示す図である。
【0072】
尚、図6及び図7において前記各図中と同一の符号が付されているものは同一若しくは同様の作用を奏するものとする。図6において、120は冷媒回路であり、当該冷媒回路120はコンプレッサ21、放熱器としてのガスクーラ22、減圧装置としての膨張弁23及び蒸発器24等を順次環状に配管接続して構成されている。また、冷媒回路120内には、前述同様に冷媒として二酸化炭素(CO)が所定量封入されている。
【0073】
一方、洗濯乾燥機100には、本体1内の外槽ドラム2の下側及び/又は後側から側方に渡って機械室70が構成されており、この機械室70内に空気循環経路142が構成されている。この空気循環経路142は、蒸発器24からガスクーラ22を経て収容室10内に空気を循環させるための通路である。
【0074】
この空気循環経路142の一端には入口73が形成され、空気循環経路142の入口73の近傍の空気循環経路142内には冷媒回路120の蒸発器24が設置されている。そして、この空気循環経路142の入口73は外槽ドラム2内の後部と連通している。また、空気循環経路142の他端には出口74が形成され、この出口74近傍の空気循環経路142内には冷媒回路20のガスクーラ22が設置されている。この空気循環経路142の出口74は前記軸8の他端に形成された中空部9にて開口している。
【0075】
一方、空気循環経路142にはガスクーラ22を迂回して空気を循環させるためのバイパス経路145が形成されている。そして、このバイパス経路145の入口147側には送風機75にて循環される空気の流入を調整するための切り換え装置として、ダンパ148が設けられている。そして、制御装置110は乾燥運転時にはバイパス経路145の入口147を閉じて、バイパス経路145を閉塞すると共に、冷却運転時には空気循環経路142を閉じて、ガスクーラ22に空気が流れないようにダンパ148を制御する。
【0076】
即ち、乾燥運転では送風機75により空気循環経路142に空気を循環させると共に、冷却運転では送風機75により蒸発器24からバイパス経路145を経て収容室10内に空気を循環させるように制御装置110にてダンパ148を制御する。
【0077】
次に、この場合における洗濯乾燥機100の動作を説明する。前記実施例同様に脱水行程を所定時間実行した後、制御装置110により排水バルブ13が閉じられると、制御装置110は被洗濯物の乾燥運転に移行する。そして、制御装置110は空気循環経路142内の空気がガスクーラ22に流れるようにダンパ148を切り換える(図6に示すように、ダンパ148にてバイパス経路145を閉塞する)。また、制御装置110は送風機75の運転を開始すると共に、コンプレッサ21の前記電動要素を起動する。これにより、コンプレッサ21で冷媒(CO)が圧縮され、高温高圧となり、冷媒吐出管32より吐出されてガスクーラ22に流入する。ここで、コンプレッサ21で圧縮された高温高圧の冷媒は凝縮せず、超臨界状態で運転される。また、ガスクーラ22に流入したときの冷媒は約+130℃程まで上昇しており、係る高温高圧の冷媒ガスはガスクーラ22で放熱する。ガスクーラ22を出た冷媒は、膨張弁23で減圧され、次に蒸発器24に流入してそこで周囲から吸熱し、蒸発した後、冷媒導入管32からコンプレッサ21の第1の回転圧縮要素に吸い込まれる循環を行うようになる。
【0078】
一方、前記送風機75の運転により、空気循環経路142のガスクーラ22における高温高圧の冷媒の放熱によって加熱され、高温となった空気は空気循環経路142の出口74から中空部9内に出て内槽ドラム5の収容室10内に吐出される。
【0079】
収容室10に吐出された加熱空気は内槽ドラム5内(収容室10)に収容された被洗濯物を暖めて湿気を蒸発させ、被洗濯物を乾燥させる。被洗濯物を乾燥させて湿気を含んだ空気は、収容室10を経て透孔から内槽ドラム5外に出て入口73から空気循環経路142内に吸い込まれ、そこに設けられた蒸発器24を通過する。空気中の湿気は蒸発器24を通過する過程で当該蒸発器24の表面に凝結し、水滴となって落下する。落下した水滴は図示しないドレンパイプを介して、前記排水通路12から外部の排水溝などに排出される。
【0080】
また、蒸発器24で湿気が取り除かれて乾燥した空気は送風機75に吸い込まれ、空気循環経路142の出口74側に送風される。空気循環経路142の出口74側には前述の如くガスクーラ22が設けられているので、乾燥した空気は再度ガスクーラ22にて加熱された後、軸8の中空部9を経て内槽ドラム5内の収容室10に吐出され、内槽ドラム5内の被洗濯物から湿気を奪って乾燥させる循環を繰り返す。
【0081】
このような乾燥運転が制御装置110にて所定時間実行されることにより、内槽ドラム5内の収容室10の被洗濯物は乾燥される。
【0082】
上記の如く乾燥運転の開始から所定時間経過して、被洗濯物が乾燥されると、制御装置110は蒸発器24からの空気がバイパス経路145に流れるようにダンパ148にて空気循環経路142を閉塞し(図7)、乾燥運転終了後に被洗濯物を冷却する冷却運転へと移行する。これにより、蒸発器24からの空気が全てバイパス経路145に流れるようになる。
【0083】
従って、蒸発器24にて冷媒により熱を奪われた冷却空気がガスクーラ22にて加熱されること無く、収容室10に吐出される。そして、収容室10に吐出された冷却空気は、内槽ドラム5内(収容室10)に収容された被洗濯物を冷却する。
【0084】
これにより、上記各実施例と同様に乾燥運転にて暖められた被洗濯物を係る冷却冷却運転により、取り出せる温度まで迅速に冷ますことができるようになる。
【0085】
以後、収容室10内の被洗濯物を冷却した空気は、入口73から吸い込まれて空気循環経路142内に入り、蒸発器24を通過する過程で冷媒に熱を奪われて放熱し、バイパス経路145を経て出口74から収容室10に吐出され、内槽ドラム5内の被洗濯物を冷却する循環を繰り返す。
【0086】
(4)第4実施例
次に、図8及び図9を参照して本発明の乾燥機の第4の実施例について詳述する、図8はこの場合の洗濯乾燥機100の乾燥運転における冷媒及び空気の流れを示す図であり、図9は乾燥運転終了後の冷却運転における冷媒及び空気の流れを示す図である。
【0087】
尚、図8及び図9において前記各図中と同一の符号が付されているものは同一若しくは同様の作用を奏するものとする。図8において、220は可逆式の冷媒回路であり、当該冷媒回路220はコンプレッサ21、第1の熱交換器222、減圧装置としての膨張弁23及び第2の熱交換器224等から構成されている。また、冷媒回路220内には前述同様に冷媒として二酸化炭素(CO)が所定量封入されている。
【0088】
ここで、係る冷媒回路220には四方弁225が設けられている。即ち、コンプレッサ10の冷媒吐出管32は、四方弁225を介して第1の熱交換器222に配管接続されており、第1の熱交換器222は膨張弁23を介して第2の熱交換器224に接続される。そして、第2の熱交換器224は四方弁225を介して冷媒導入管30に接続される。
【0089】
この四方弁225は前記制御装置110にて制御されており、制御装置110により乾燥運転では、コンプレッサ21から吐出された冷媒を第1の熱交換器222に流して放熱させ、膨張弁23で減圧した後、第2の熱交換器224にて蒸発させると共に、冷却運転では、コンプレッサ21から吐出された冷媒を第2の熱交換器224に流して放熱させ、膨張弁23で減圧した後、第1の熱交換器222にて蒸発させるように切り換えられる。
【0090】
一方、洗濯乾燥機100には、本体1内の外槽ドラム2の下側及び/又は後側から側方に渡って機械室70が構成されており、この機械室70内に空気経路232が構成されている。
【0091】
この空気経路232は、第1の経路233と第2の経路234にて構成されている。この第1の経路233の一端には軸8の他端に形成された中空部9と連通する開口部126が形成され、第1の経路233の開口部126の近傍の第1の経路233内には前記冷媒回路220の第1の熱交換器222が設置されている。また、この第1の経路233の他端は洗濯乾燥機100の外部に連通されている。
【0092】
そして、空気経路232の第2の経路234の一端には、外層ドラム2内の後部に連通する開口部127が形成され、第2の経路234の開口部127の近傍の第2の経路234内には前記冷媒回路220の第2の熱交換器224が設置されている。また、第2の経路234の他端は洗濯乾燥機110の外部に連通されている。
【0093】
また、空気経路222の第1の経路233には、空気経路222の空気を第1の熱交換器222、内槽ドラム5内に設けられた収容室10内及び第2の熱交換器224に流通させるための送風手段としての送風機230が設けられている。
【0094】
次に、この場合における洗濯乾燥機100の動作を説明する。前記実施例の如く脱水行程を所定時間実行した後、制御装置110により排水バルブ13が閉じられると、制御装置110は被洗濯物の乾燥運転に移行する。そして、制御装置110は前記四方弁225を図8で示すように切り換えて、コンプレッサ21からの冷媒が第1の熱交換器222に流れるようにする。次に、制御装置110は、コンプレッサ21の前記電動要素を起動すると共に、送風機230の運転を開始する。
【0095】
これにより、コンプレッサ21の前記第1の回転圧縮要素に冷媒(CO)が吸い込まれて圧縮される。第1の回転圧縮要素で圧縮されて中間圧となった冷媒は密閉容器内に吐出され、この密閉容器内に吐出された冷媒は第2の回転圧縮要素に吸入され、2段目の圧縮が行われて高温高圧の冷媒ガスとなり、冷媒吐出管32より外部に吐出される。
【0096】
冷媒吐出管32から吐出された冷媒ガスは四方弁225を経て第1の熱交換器222に流入する。ここで、コンプレッサ21で圧縮された高温高圧の冷媒は凝縮せず、超臨界状態で運転される。また、第1の熱交換器222に流入したときの冷媒は約+130℃程まで上昇しており、係る高温高圧の冷媒ガスは第1の熱交換器222で放熱する。第1の熱交換器222を出た冷媒は、膨張弁23で減圧され、次に第2の熱交換器224に流入してそこで周囲から吸熱し、蒸発した後、四方弁225を経て冷媒導入管32からコンプレッサ21の第1の回転圧縮要素に吸い込まれる循環を行うようになる。
【0097】
また、送風機230の運転により、外部から空気経路232の第1の経路233に導入された空気は、第1の熱交換器222における高温高圧の冷媒の放熱によって加熱され高温となり、空気経路232の第1の経路233の開口部126からから中空部9内に出て内槽ドラム5の収容室10内に吐出される。
【0098】
収容室10に吐出された加熱空気(この時点で+80℃〜+110℃)は内槽ドラム5内(収容室10)に収容された被洗濯物を暖めて湿気を蒸発させ、被洗濯物を乾燥させる。被洗濯物を乾燥させて湿気を含んだ空気(空気温度は+50℃〜+90℃程度)は、収容室10を経て透孔7から内槽ドラム5外に出て第2の経路234の開口部127から空気経路232の第2の経路234内に吸い込まれ、そこに設けられた第2の熱交換器224を通過する。この第2の熱交換器224の温度は冷媒の蒸発により0℃〜+30℃程度に低下しているので、空気中の湿気は第2の熱交換器224を通過する過程で当該第2の熱交換器224の表面に凝結し、水滴となって落下する。落下した水滴は図示しないドレンパイプを介して、前記排水通路12から外部の排水溝などに排出される。
【0099】
また、第2の熱交換器224で湿気が取り除かれて乾燥した空気(温度は0℃〜+45℃まで低下する)は第2の経路234の他端から外部に排出される。
【0100】
このような乾燥運転が制御装置110にて所定時間実行されることにより、内槽ドラム5内の収容室10の被洗濯物は乾燥される。
【0101】
上記の如く乾燥運転の開始から所定時間経過して、被洗濯物が乾燥されると、制御装置110は前記四方弁225を図9で示すように切り換えて、コンプレッサ21からの冷媒が第2の熱交換器224に流れるようにする。これにより、コンプレッサ21の冷媒吐出管32から吐出された冷媒ガスは四方弁225を経て第2の熱交換器224に流入し、そこで放熱する。第2の熱交換器224を出た冷媒は、膨張弁23で減圧され、次に第1の熱交換器222に流入してそこで周囲から吸熱し、蒸発した後、四方弁225を経て冷媒導入管30からコンプレッサ21の第1の回転圧縮要素に吸い込まれる循環を行うようになる。
【0102】
また、送風機230の運転により、外部から空気経路232の第1の経路233に導入された空気は、第1の熱交換器222において冷媒に熱を奪われて冷却され、空気経路232の第1の経路233の開口部126からから中空部9内に出て内槽ドラム5の収容室10内に吐出される。
【0103】
収容室10に吐出された冷却空気は内槽ドラム5内(収容室10)に収容された被洗濯物を冷却した後、第2の経路234の開口部127から第2の経路234内に入り、そこに設けられた第2の熱交換器224にて加熱された後、外部に排出される。
【0104】
このように、前記各実施例と同様に乾燥運転にて暖められた被洗濯物を係る冷却運転により、取り出せる温度まで早期に冷ますことができるようになり、冷却時間を著しく短縮することができるようになる。これにより、洗濯乾燥機100の運転効率の改善を図ることができるようになる。
【0105】
尚、この実施例では、空気経路232の空気を送風機230により外部から吸い込み、外部に排出するものとしたが、これに限らず、前記実施例のように第2の熱交換器224から第1の熱交換器222に送り、収容室10内を経て再び第2の熱交換器224に循環させる方式としてもよい。
【0106】
更に、上記各実施例に使用するコンプレッサ21を第1及び第2の回転圧縮要素を備えた内部中間圧型多段(2段)圧縮式のロータリコンプレッサとしたが、本発明に使用可能なコンプレッサ21はこれに限定されるものではない。
【0107】
また、上記各実施例では冷媒として二酸化炭素(CO)を使用し、高圧側圧力を超臨界圧力として運転するものとしたが、本発明の乾燥機に使用可能な冷媒はこれに限らず、HFC(炭化フッ化水素)系の冷媒などを使用した場合であっても有効である。
【0108】
【発明の効果】
以上詳述した如く、請求項1の発明の乾燥機によれば、被乾燥物を収容する収容室を備え、この収容室内において被乾燥物の乾燥運転とこの乾燥運転終了後の冷却運転とを実行する乾燥機であって、コンプレッサ、放熱器、減圧装置及び蒸発器等を順次環状に配管接続してなる冷媒回路と、送風手段により、放熱器から収容室内を経て蒸発器に空気を循環させるための空気循環経路と、この空気循環経路外に設けられた外部放熱器とを備え、乾燥運転では、コンプレッサから吐出された冷媒を放熱器に流して放熱させ、減圧装置で減圧した後、蒸発器にて蒸発させると共に、冷却運転では、コンプレッサから吐出された冷媒を外部放熱器に流して放熱させ、減圧装置で減圧した後、蒸発器にて蒸発させるようにしたので、乾燥運転では放熱器にて空気を加熱した後、収容室内に吐出して被乾燥物から湿気を奪い、次に蒸発器にて当該奪った湿気を凝結させることで被乾燥物を迅速に乾燥させ、当該乾燥運転終了後の冷却運転では、放熱器における加熱作用を停止し、蒸発器において冷却のみされた空気を収容室内に吐出することができるようになる。
【0109】
これにより、乾燥運転終了後の収容室内の被乾燥物の冷却を促進し、当該被乾燥物を取り出せる温度に低下するまでの時間を著しく短縮することができるようになる。
【0110】
また、請求項2の発明の乾燥機は、被乾燥物を収容する収容室を備え、この収容室内において被乾燥物の乾燥運転とこの乾燥運転終了後の冷却運転とを実行する乾燥機であって、コンプレッサ、放熱器、減圧装置及び蒸発器を順次環状に配管接続してなる冷媒回路と、空気を放熱器、収容室内及び蒸発器に流通させるための送風手段とを備え、乾燥運転では、送風手段によって空気を放熱器と熱交換させた後、収容室内に吐出し、この収容室内を経た空気を蒸発器と熱交換させると共に、冷却運転では、送風手段によって空気を蒸発器と熱交換させた後、収容室内に吐出し、この収容室内を経た空気を放熱器と熱交換させるようにしたので、乾燥運転では放熱器にて空気を加熱した後、収容室内に吐出して被乾燥物から湿気を奪い、次に蒸発器にて当該奪った湿気を凝結させることで被乾燥物を迅速に乾燥させ、当該乾燥運転終了後の冷却運転では、蒸発器にて冷却された空気を収容室内に吐出することができるようになる。
【0111】
これにより、乾燥運転終了後の収容室内の被乾燥物の冷却を促進し、当該被乾燥物を取り出せる温度に低下するまでの時間を著しく短縮することができるようになる。特に、この場合には格別な外部熱交換器や構造も不要となるのでコストの高騰も抑えることが可能となる。
【0112】
また、請求項3の発明の乾燥機は、被乾燥物を収容する収容室を備え、この収容室内において被乾燥物の乾燥運転とこの乾燥運転終了後の冷却運転とを実行する乾燥機であって、コンプレッサ、放熱器、減圧装置及び蒸発器を順次環状に配管接続してなる冷媒回路と、送風手段により、蒸発器から放熱器を経て収容室内に空気を循環させるための空気循環経路と、放熱器を迂回して空気を循環させるためのバイパス経路とを備え、乾燥運転では、送風手段により、空気循環経路に空気を循環させると共に、冷却運転では、送風手段により、蒸発器からバイパス経路を経て収容室内に空気を循環させるようにしたので、乾燥運転では放熱器にて空気を加熱した後、収容室内に吐出して被乾燥物から湿気を奪い、次に蒸発器にて当該奪った湿気を凝結させることで被乾燥物を迅速に乾燥させ、当該乾燥運転終了後の冷却運転では、バイパス経路により放熱器を迂回して空気を循環させ、蒸発器において冷却のみされた空気を収容室内に吐出することができるようになる。
【0113】
これにより、乾燥運転終了後の収容室内の被乾燥物の冷却を促進し、当該被乾燥物を取り出せる温度に低下するまでの時間を著しく短縮することができるようになる。
【0114】
また、請求項4の発明の乾燥機は、被乾燥物を収容する収容室を備え、この収容室内において被乾燥物の乾燥運転とこの乾燥運転終了後の冷却運転とを実行する乾燥機において、コンプレッサ、第1の熱交換器、減圧装置及び第2の熱交換器等から構成された可逆式の冷媒回路と、空気を第1の熱交換器と熱交換させた後、収容室内に吐出し、この収容室内を経た空気を第2の熱交換器と熱交換させるための送風手段とを備え、乾燥運転では、コンプレッサから吐出された冷媒を第1の熱交換器に流して放熱させ、減圧装置で減圧した後、第2の熱交換器にて蒸発させると共に、冷却運転では、コンプレッサから吐出された冷媒を第2の熱交換器に流して放熱させ、減圧装置で減圧した後、第1の熱交換器にて蒸発させるようにしたので、乾燥運転では第1の熱交換器に加熱作用を発揮させ、当該第1の熱交換器にて空気を加熱した後、収容室内に吐出して被乾燥物から湿気を奪い、次に第2の熱交換器にて冷却作用を発揮させ、当該奪った湿気を凝結させることで被乾燥物を迅速に乾燥させると共に、当該乾燥運転終了後の冷却運転では、第1の熱交換器に冷却作用を発揮させ、当該第1の熱交換器て冷却された空気を収容室内に吐出することができるようになる。
【0115】
これにより、乾燥運転終了後の収容室内の被乾燥物の冷却を促進し、当該被乾燥物を取り出せる温度に低下するまでの時間を著しく短縮することができるようになる。特に、この場合には格別な外部熱交換器や構造も不要となるのでコストの高騰も抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の乾燥機の第1の実施例の洗濯乾燥機の内部構成図である。
【図2】図1の洗濯乾燥機の乾燥運転おける冷媒及び空気の流れを示す図である。
【図3】図1の洗濯乾燥機の冷却運転における冷媒及び空気の流れを示す図である。
【図4】本発明の乾燥機の第2の実施例の洗濯乾燥機の乾燥運転おける冷媒及び空気の流れを示す図である。
【図5】本発明の乾燥機の第2の実施例の洗濯乾燥機の冷却運転における冷媒及び空気の流れを示す図である。
【図6】本発明の乾燥機の第3の実施例の洗濯乾燥機の乾燥運転おける冷媒及び空気の流れを示す図である。
【図7】本発明の乾燥機の第3の実施例の洗濯乾燥機の冷却運転おける冷媒及び空気の流れを示す図である。
【図8】本発明の乾燥機の第4の実施例の洗濯乾燥機の乾燥運転おける冷媒及び空気の流れを示す図である。
【図9】本発明の乾燥機の第4の実施例の洗濯乾燥機の冷却運転おける冷媒及び空気の流れを示す図である。
【符号の説明】
1 本体
2 外槽ドラム
5 内槽ドラム
7 透孔
8 軸
9 中空部
10 収容室
12 排水通路
13 排水バルブ
15 給水通路
20、120、220 冷媒回路
21 コンプレッサ
22 ガスクーラ
23 膨張弁
24 蒸発器
30 冷媒導入管
32 冷媒吐出管
35 給水バルブ
70 機械室
72 空気循環経路
73 入口
74 出口
75、130、230 送風機
90 バイパス回路
91 外部放熱器
100 洗濯乾燥機
110 制御装置
145 バイパス経路
222 第1の熱交換器
224 第2の熱交換器
225 四方弁

Claims (4)

  1. 被乾燥物を収容する収容室を備え、該収容室内において前記被乾燥物の乾燥運転と該乾燥運転終了後の冷却運転とを実行する乾燥機において、
    コンプレッサ、放熱器、減圧装置及び蒸発器等を順次環状に配管接続してなる冷媒回路と、
    送風手段により、前記放熱器から前記収容室内を経て前記蒸発器に空気を循環させるための空気循環経路と、
    該空気循環経路外に設けられた外部放熱器とを備え、
    前記乾燥運転では、前記コンプレッサから吐出された冷媒を前記放熱器に流して放熱させ、前記減圧装置で減圧した後、前記蒸発器にて蒸発させると共に、
    前記冷却運転では、前記コンプレッサから吐出された冷媒を前記外部放熱器に流して放熱させ、前記減圧装置で減圧した後、前記蒸発器にて蒸発させることを特徴とする乾燥機。
  2. 被乾燥物を収容する収容室を備え、該収容室内において前記被乾燥物の乾燥運転と該乾燥運転終了後の冷却運転とを実行する乾燥機において、
    コンプレッサ、放熱器、減圧装置及び蒸発器を順次環状に配管接続してなる冷媒回路と、
    空気を前記放熱器、前記収容室内及び前記蒸発器に流通させるための送風手段とを備え、
    前記乾燥運転では、前記送風手段によって空気を前記放熱器と熱交換させた後、前記収容室内に吐出し、該収容室内を経た空気を前記蒸発器と熱交換させると共に、
    前記冷却運転では、前記送風手段によって空気を前記蒸発器と熱交換させた後、前記収容室内に吐出し、該収容室内を経た空気を前記放熱器と熱交換させることを特徴とする乾燥機。
  3. 被乾燥物を収容する収容室を備え、該収容室内において前記被乾燥物の乾燥運転と該乾燥運転終了後の冷却運転とを実行する乾燥機において、
    コンプレッサ、放熱器、減圧装置及び蒸発器を順次環状に配管接続してなる冷媒回路と、
    送風手段により、前記蒸発器から前記放熱器を経て前記収容室内に空気を循環させるための空気循環経路と、
    前記放熱器を迂回して空気を循環させるためのバイパス経路とを備え、
    前記乾燥運転では、前記送風手段により、前記空気循環経路に空気を循環させると共に、
    前記冷却運転では、前記送風手段により、前記蒸発器から前記バイパス経路を経て前記収容室内に空気を循環させることを特徴とする乾燥機。
  4. 被乾燥物を収容する収容室を備え、該収容室内において前記被乾燥物の乾燥運転と該乾燥運転終了後の冷却運転とを実行する乾燥機において、
    コンプレッサ、第1の熱交換器、減圧装置及び第2の熱交換器等から構成された可逆式の冷媒回路と、
    空気を前記第1の熱交換器と熱交換させた後、前記収容室内に吐出し、該収容室内を経た空気を前記第2の熱交換器と熱交換させるための送風手段とを備え、
    前記乾燥運転では、前記コンプレッサから吐出された冷媒を前記第1の熱交換器に流して放熱させ、前記減圧装置で減圧した後、前記第2の熱交換器にて蒸発させると共に、
    前記冷却運転では、前記コンプレッサから吐出された冷媒を前記第2の熱交換器に流して放熱させ、前記減圧装置で減圧した後、前記第1の熱交換器にて蒸発させることを特徴とする乾燥機。
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