JP2009061217A - 衣類乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【課題】衣類乾燥用のヒートポンプを利用して冷房機能を動作するときに、溢れる水を制御すること目的とする。
【解決手段】乾燥室の空気を、ヒートポンプの蒸発器、凝縮器33を配設した通風路を通して循環させることにより衣類を乾燥させる運転と、通風路外の空気を通風路に設けた吸気口から前記蒸発器を通して機外に吐出する運転との選択を可能としたものにおいて、前記凝縮器33に水を流す散水器49と、散水器49に給水する給水弁57と、冷却後の水を貯留するドレインタンクと65と、その水を排水する排水ポンプ67と、その制御装置60とを備え、前記制御装置60は、給水弁57による水の供給量に応じて、排水量を可変するように排水ポンプ67を駆動制御する。
【選択図】図1
【解決手段】乾燥室の空気を、ヒートポンプの蒸発器、凝縮器33を配設した通風路を通して循環させることにより衣類を乾燥させる運転と、通風路外の空気を通風路に設けた吸気口から前記蒸発器を通して機外に吐出する運転との選択を可能としたものにおいて、前記凝縮器33に水を流す散水器49と、散水器49に給水する給水弁57と、冷却後の水を貯留するドレインタンクと65と、その水を排水する排水ポンプ67と、その制御装置60とを備え、前記制御装置60は、給水弁57による水の供給量に応じて、排水量を可変するように排水ポンプ67を駆動制御する。
【選択図】図1
Description
本発明は、衣類の乾燥用にヒートポンプを具えた衣類乾燥機に関する。
従来より、衣類乾燥機において、衣類の乾燥用にヒートポンプサイクルを具えたものは、乾燥性能が良く、エネルギーの省減に効果があるものとして注目されている。このヒートポンプサイクルを具えた衣類乾燥機においては、衣類を収容する乾燥室の空気を、ヒートポンプサイクルの、圧縮機とサイクル接続した蒸発器と凝縮器とを配設した通風路を通して循環させ、そのうちの蒸発器で空気の冷却除湿をし、凝縮器で空気の加熱をして、乾燥室内に逐次送り込み、そして又、衣類から水分を奪った空気を通風路に通すということを繰り返すことで、衣類を漸次乾燥させるようにしている。
従って、衣類を乾燥させる際に発生する水分を蒸発器で回収し、その折りに回収した潜熱を圧縮機により高温の冷媒状態に変換し、凝縮器で空気を加熱するエネルギーとして再使用する。このようにすることで、外部には僅かな放熱ロスがある以外、ほとんどエネルギーを逃がさず再利用できる。従って、効率の良い乾燥を実現できるのである。
しかして、このものにおいては、上記通風路を蒸発器と凝縮器との間の部分で遮断し、そして、通風路外の空気を蒸発器(冷却器)に通して機外に吐出させることにより、衣類乾燥機が設置された洗面室等のスペースの冷房をすることが考えられている(例えば特許文献1参照)。
上述のごとく考えられたものは、一見、衣類乾燥機が設置されたスペースの冷房ができるように考えられる。しかしながら、その冷房を行う際、通風路を蒸発器と凝縮器との間の部分で遮断する関係上、凝縮器には空気が触れず、蒸発器にのみ空気が触れる。よって、蒸発器に触れた空気の熱エネルギーが蒸発器を通る冷媒に入り、その冷媒を圧縮機で圧縮し、高温にして凝縮器に送り込むことになるものであり、その結果、凝縮器は、蒸発器で吸収した空気の熱エネルギーに圧縮機の仕事(入力×効率)の分が加えられた温度になる。
家屋における通常の部屋冷房を行うエアコンディショナー(ルームエアコン)では、凝縮器が屋外機に設けられ、屋外の空気で冷却されることで凝縮器の熱エネルギーを屋外に放出させ、その熱エネルギーを失った冷媒をキャピラリチューブや絞り弁を通して蒸発器に送り、部屋の空気を冷却することで冷房ができる。
しかしながら、上述のごとく考えられたものでは、凝縮器は、衣類乾燥機が設置されスペースの冷房を行う際、無風の通風路中に存在し続けるものであり、熱エネルギーを放出することができない。このため、凝縮器が異常高温になり、その結果、蒸発器は低温にならず、圧縮機が異常高温になり、それによって、例えば保全機能が働き、圧縮機が停止してしまうなど、衣類乾燥機が設置されたスペースの冷房が実際にできるものではなかった。
そこで、衣類乾燥用のヒートポンプを利用しての、衣類乾燥機が設置されたスペースの冷房が所望にできることを目的として、乾燥室の空気を、ヒートポンプの蒸発器、凝縮器を配設した通風路を通して循環させることにより衣類を乾燥させる運転と、通風路外の空気を通風路に設けた吸気口から前記蒸発器を通して機外に吐出する運転との選択を可能としたものにおいて、前記凝縮器が冷媒流通管により構成され、それに対し、冷媒流通管にその直上で沿って列する複数の散水孔を有する散水器を具え、この散水器の散水孔から散出する水により凝縮器を冷却するような衣類乾燥機が考えられている(例えば特許文献2)。
これによれば、通風路外の空気を、通風路に設けた吸気口から蒸発器を通して機外に吐出する運転を選択し、それと併せて、散水器の散水孔から散水することにより、凝縮器をその散出された水で冷却しつつ、吸気口から導入した通風路外の空気を蒸発器で冷却して機外に吐出することにより、衣類乾燥用のヒートポンプを利用しての、衣類乾燥機が設置されたスペースの冷房が所望にできる。
又、その場合、散水器が散水孔を凝縮器の冷媒の通る管にその直上で沿って列させて有することにより、該散水器の散水孔から散出された水が凝縮器の冷媒の通る管に直接的に無駄なくかかり、効率良く、効果的な散水冷却ができる。よって、衣類乾燥用のヒートポンプを利用しての、衣類乾燥機が設置されたスペースの冷房も、効率良くできる。
特開平9−56992号公報
特開2007−135832号公報
しかしながら、上記のように凝縮器を散水器により水冷する場合は、多量の水を使用して冷却するため、凝縮器に散水した後の冷却水を排水容器に貯留して排水ポンプにより排水するという構造を採用すると、排水ポンプの容量の問題、排水のタイミングの問題から排水が追いつかず排水容器に貯留される水が溢れてしまうという問題があった。
そしてそのような問題を解決するためには、排水容器を大型にすることが考えられるが、そのようにすると排水容器を配置する空間を確保する必要があるため、衣類乾燥機全体が大型になってしまうという課題を有していた。
上記目的を達成するために、本発明の衣類乾燥機においては、乾燥室の空気を、圧縮機を有するヒートポンプの蒸発器、凝縮器を配設した通風路を通して循環させることにより衣類を乾燥させる運転と、通風路外の空気を、通風路に設けた吸気口から前記蒸発器を通して機外に吐出する運転との選択を可能としたものにおいて、前記凝縮器に水を流す散水器と、この散水器に水を供給する給水手段と、前記凝縮器に流れた水を貯留する排水容器と、前記排水容器に貯留された水を排水する排水ポンプと、この排水ポンプを駆動制御する排水ポンプ制御手段と、を備え、前記排水ポンプ制御手段は、前記給水手段による水の供給量に応じて、排水量を可変するように排水ポンプを駆動制御することを主たる特徴とする。
上記手段によれば、排水ポンプを給水手段の給水量に応じて制御することにより排水容器から水が溢れないようにしたので、凝縮した後の冷却水を貯留する排水容器を小型にでき、以って衣類乾燥機を小型にすることができる。
以下、本発明を洗濯乾燥機に適用して、その第1実施例(第1の実施形態)につき、図1ないし図10を参照して説明する。
まず、図1には、洗濯乾燥機、中でもドラム式(横軸形)洗濯乾燥機の全体構成を示しており、外箱1の内部に、水槽2を配設し、水槽2の内部に回転槽(ドラム)3(乾燥室に相当)を配設している。
まず、図1には、洗濯乾燥機、中でもドラム式(横軸形)洗濯乾燥機の全体構成を示しており、外箱1の内部に、水槽2を配設し、水槽2の内部に回転槽(ドラム)3(乾燥室に相当)を配設している。
上記水槽2及び回転槽3は、ともに軸方向が前後の横軸円筒状を成すもので、前側(図中、左側)の端面部にそれぞれの開口部4,5を有している。このうち、回転槽3の開口部5は洗濯物(衣類)出し入れ用であり、それを水槽2の開口部4が囲繞している。又、水槽2の開口部4は、外箱1の前面部に形成した洗濯物出し入れ用の開口部6にベローズ7で連ねており、外箱1の開口部6には扉8を開閉可能に設けている。
回転槽3には又、周側部(胴部)のほぼ全域に多数の孔9を形成しており(一部のみ図示)、この孔9は、洗濯時及び脱水時に通水孔として機能し、乾燥時には通風孔として機能するようになっている。加えて、回転槽3の内周面には、洗濯物掻き上げ用のバッフル10を複数個(1つのみ図示)設けている。
水槽2には、前側の端面部の上部(前記開口部4より上方の部分)に温風出口11を形成し、後側の端面部の上部に温風入口12を形成している。このほか、水槽2の底部の最後部には排水弁13を取付け、更に、排水弁13に排水ホース14を接続して、これらにより水槽2内の水を機外に排出するようにしている。
回転槽3の後側の端面部の後面(背面)には、補強部材15を取付けており、この補強部材15を介して回転槽3を直接的に回転駆動する例えばアウターロータ形のモータ16を、水槽2の背面部に取付けている。補強部材15には中心部周りに温風導入口17を形成しており、それに対向して、回転槽3の後側の端面部には、多数の温風導入孔18を形成している。他方、補強部材15と水槽2の後側の端面部との間には、前記温風入口12から温風導入口17に連なる温風通路19を、温風カバー20及びシール部材21によって形成している。
なお、水槽2は、図示しないサスペンションにより前記外箱1の底板上に弾性支持しており、その支持形態は、前記横軸状で、しかも前上がりの傾斜状であり、この水槽2に前記モータ16の回転軸によって支持された回転槽3も、同形態となっている。
水槽2の下方(外箱1の底面上)には台板22を配置し、この台板22上に通風ケース23を配置している。この通風ケース23は、前端部の上部に吸風口24を有しており、この吸風口24に、前記水槽2の温風出口11を還風ダクト25を介して接続している。なお、還風ダクト25は前記ベローズ7の左側を迂回するように配管している。
一方、通風ケース23の後端部には循環用送風機26のケーシング27を接続しており、このケーシング27の出口部28を、給風ダクト29を介して、前記水槽2の温風入口12に接続している。なお、給風ダクト29は前記モータ16の左側を迂回するように配管している。
一方、通風ケース23の後端部には循環用送風機26のケーシング27を接続しており、このケーシング27の出口部28を、給風ダクト29を介して、前記水槽2の温風入口12に接続している。なお、給風ダクト29は前記モータ16の左側を迂回するように配管している。
これらの結果、還風ダクト25、通風ケース23、ケーシング27、給風ダクト29により、前記水槽2の温風出口11と温風入口12とを接続して通風路30が設けられている。
なお、前記循環用送風機26は、この場合、遠心ファンであり、ケーシング27の内部に遠心羽根車31を有していて、その遠心羽根車31を、ケーシング27の外部に配設したモータ26aにより回転させるようにしている。
なお、前記循環用送風機26は、この場合、遠心ファンであり、ケーシング27の内部に遠心羽根車31を有していて、その遠心羽根車31を、ケーシング27の外部に配設したモータ26aにより回転させるようにしている。
しかして、通風路30中、通風ケース23の内部には、前部に蒸発器32を配置しており、後部に凝縮器33を配置している。これらの蒸発器32及び凝縮器33は、図2に示す圧縮機34及び絞り器(この場合、特には電子式の絞り弁)35と共にヒートポンプ36を構成するもので、このヒートポンプ36においては、接続パイプ37によって、圧縮機34、凝縮器33、絞り弁35、蒸発器32の順にこれらをサイクル接続しており(冷凍サイクル)、圧縮機34が作動することによって図示しない冷媒を流通循環させるようになっている。なお、圧縮機34は、図1に示すように、通風ケース23外に並設している。
そして、この凝縮器33と圧縮機34には、それぞれ温度を検知するサーミスタ70、71(温度検知手段に相当)が設けられている(図7参照)。
サーミスタ70は、凝縮器33の冷媒流通管47部分に設けられており、サーミスタ71は、圧縮機34から冷媒が吐出される部分の吐出温度を測定できる箇所に設けられ、それぞれがオーバーヒートしないように温度検知し制御している。
サーミスタ70は、凝縮器33の冷媒流通管47部分に設けられており、サーミスタ71は、圧縮機34から冷媒が吐出される部分の吐出温度を測定できる箇所に設けられ、それぞれがオーバーヒートしないように温度検知し制御している。
通風ケース23(通風路30)における、上記蒸発器32と凝縮器33との間の部分である通風ケース23の中間部の上壁には、吸気口38を形成しており、一方、通風ケース23の前端部の前面部には、吐風口39を形成している。この吐風口39は、通風路30の前記回転槽3と前記蒸発器32との間の部分である前記吸風口24と連通していて、その連通部分には、切換ダンパ40を設けている。この切換ダンパ40は、詳細には、一端部が支軸41により上下に回動可能に支持され、図示しないモータや電磁石など駆動源の動力により回動されて、前記通風ケース23の吸風口24の閉鎖、開放の切換えをし、同時に吐風口39の開放、閉鎖の切換えをする風路切換装置として機能するようになっている。
通風ケース23の吐風口39の前方には、吐風用送風機42を設置している。この吐風用送風機42は、この場合、横流ファンであり、ケーシング43の内部に横長の横流羽根車44を有し、その横流羽根車44、ケーシング43の外部に配設したモータ(図示せず)により回転させるようにしている。
又、吐風用送風機42のケーシング43は、入口部が前記吐風口39を介して通風ケース23内と連通しており、出口部は前記外箱1の前面部の下部に形成した吹出口45と連通していて、この吹出口45を開閉するシャッタ46を出口部に有している。なお、シャッタ46は、図示しないモータや電磁石など駆動源の動力により回動されて開閉されるようになっている。
ここで、凝縮器33は、詳細には図3及び図5に示すように、前記冷媒が通る例えば銅製の管(冷媒流通管)47に、伝熱材例えばアルミニウム製の放熱フィン48を接触させて取着して成るもので、冷媒流通管47は、上下に蛇行するものの列47aが、上部及び下部の端部で連なって、前後に複数列(図3では左右に3列)存している。又、それに対し、放熱フィン48は矩形の薄板状を成すもので、多数が左右(図3では上下)に列して存している。
蒸発器32も、図示はしないが同様の構成であり、それらのフィンの各間を、前記通風ケース23を後述のように流れる風が通るようになっている。
蒸発器32も、図示はしないが同様の構成であり、それらのフィンの各間を、前記通風ケース23を後述のように流れる風が通るようになっている。
そして、通風ケース23の凝縮器33直上の部分には、散水器49を配設している。この散水器49は、詳細には、図3及び図4に示すように、平面形が凝縮器33とほぼ同等の大きさの直方体箱状を成す器主体49aと、これに被着結合した蓋板49b(図4参照)とで、外殻を構成している。
そのうち、器主体49aは底面が開放して、通風ケース23にほぼ同等の大きさで形成した開口部(図示せず)を通じ凝縮器33に臨んでおり、上面部に散水孔50とリブ51とを有している。散水孔50は、複数(この場合、多数)を凝縮器33の前記冷媒流通管47にその直上で沿って列するように形成している。なお、散水孔50が列する対象の冷媒流通管47は、この場合、最前列と最後列の2列の冷媒流通管47としているが、それに加えて中間列の冷媒流通管47に対しても列するように形成することも可能である。
又、散水孔50は、それぞれの中心が凝縮器33の前記放熱フィン48の間に臨むように形成していて、更には、冷媒流通管47の列47aに沿って並べると共に、その冷媒流通管47の列47aごとに位置をずらして例えば千鳥配置状に形成している。 これに対して、リブ51は、散水孔50を列(並び)ごとに囲っており、但し、左右の中間部52では、その列ごとに囲ったスペース53を連通させている。
そして、前記蓋板49bの一方の端部には入水口54を形成していて、この入水口54に対し、上記リブ51は、中間部52の該入水口54側に開放部55を有している。従って、入水口54は、開放部55で、リブ51が散水孔50の列ごとに囲ったスペース53と連通しており、ひいては、その各列の散水孔50と連通している。
なお、散水孔50は、この場合、そのすべてのものの大きさを例えば直径1〔mm〕の円形孔としており、凝縮器33の放熱フィン48の各間は散水孔50の直径以上の間隔寸法を有している。
なお、散水孔50は、この場合、そのすべてのものの大きさを例えば直径1〔mm〕の円形孔としており、凝縮器33の放熱フィン48の各間は散水孔50の直径以上の間隔寸法を有している。
一方、上記散水器49の入水口54には、図1に示すように、注水チューブ56の先端部を接続しており、この注水チューブ56の反対側の基端部は、前記外箱1内の後上部に取付けた給水弁57の出口部の一つに接続している。給水弁57は、上記注水チューブ56の基端部を接続した出口部のほかにも、出口部を複数有するもので、それらは前記外箱1内の前側の上部に配置した給水ボックス58に接続パイプ59によって接続している。
そして詳細は後述するが、給水弁57(給水手段に相当)は、冷房機能が動作しているときには、注水チューブ56側の出口のみを開放し、所定の給水量が散水器49に注水できるように給水手段として機能している。
そして詳細は後述するが、給水弁57(給水手段に相当)は、冷房機能が動作しているときには、注水チューブ56側の出口のみを開放し、所定の給水量が散水器49に注水できるように給水手段として機能している。
給水ボックス58は、詳しくは図示しないが、洗剤投入部並びに柔軟仕上剤投入部を有していて、上記給水弁57は、出口部の開放の選択により、洗い時に給水ボックス58の洗剤投入部を経て前記水槽2内に給水し、最終すすぎ時に給水ボックス58の柔軟仕上剤投入部を経て同じく水槽2内に給水し、そして、洗濯乾燥機が設置されたスペースの冷房をするときに、注水チューブ56を経て散水器49に注水するようになっている。
このほか、外箱1の前面部の上部の裏側には、制御装置60を設けている。この制御装置60は、例えばマイクロコンピュータを主体とするもので、洗濯乾燥機の作動全般を制御する制御手段として機能するものである。
このほか、外箱1の前面部の上部の裏側には、制御装置60を設けている。この制御装置60は、例えばマイクロコンピュータを主体とするもので、洗濯乾燥機の作動全般を制御する制御手段として機能するものである。
加えて、前記通風ケース23の凝縮器33直下の部分と蒸発器32直下の部分には、それぞれドレイン口61,62を形成していて、それらにはそれぞれ糸くずを捕獲することが可能な目を有するフィルタ63,64を装着している。又、それらのフィルタ63,64の下方には共通のドレインタンク65(排水容器に相当)を設けており、そのうちの凝縮器33側の部分65aは、蒸発器32側の部分65bより浅底で、該部分65bに向かって底部が漸次下降傾斜している。
更に、上記ドレインタンク65の凝縮器33側の部分65aと蒸発器32側の部分65bとの境界部分(蒸発器32側)には、通風ケース23の底部からドレインタンク65内に突出する遮蔽板66を設けており、この遮蔽板66は、詳細には、通風ケース23の底部からドレインタンク65の凝縮器33側の部分65aの底部より低い位置まで突出し、該凝縮器33側の部分65aを蒸発器32側の部分65bから遮蔽している。
但し、遮蔽板66の下部は、ドレインタンク65の凝縮器33側の部分65aの底部最前部(蒸発器32側の端部)と、蒸発器32側の部分65bの最後部(凝縮器33側の側壁)から離間しており、これによって、凝縮器33側の部分65aから蒸発器32側の部分65bへの通水を可能としている。
又、ドレインタンク65の蒸発器32側の部分65bには、底部の最前部に位置して排水ポンプ67を設けている。そして排水ポンプ67の先にはドレインホース72の一端が接続されており、他端は排水ホース14を介して外箱1外部に排水するように機能している。
ここで単にドレインタンク65に排水口を設けて冷却後の水をドレインホース72へ垂れ流しにするのではなく、排水ポンプ67を設けた理由は、前記ドレインホース72の経路が、排水ポンプ67の位置より高い位置を通ったり、距離が長いために、ドレインタンク67から十分な速さで排水がされず、ドレインタンク67から水が溢れてしまう恐れがあるからである。
このように排水ポンプ67を設けることにより、ドレインホース72の経路が制限されないから、ドレインタンク67の設置場所が制限されず設計上都合が良い。特にヒートポンプを搭載しているため設置箇所が限られているが、排水ポンプ使用によりドレインタンク67の設置場所は制限されることがないので、例えば、凝縮器33の直下に設置する必要もなく、下方にありさえすれば冷却後の水をホースなどで導くことにより空いているスペースに配置することもできる。
このように排水ポンプ67を設けることにより、ドレインホース72の経路が制限されないから、ドレインタンク67の設置場所が制限されず設計上都合が良い。特にヒートポンプを搭載しているため設置箇所が限られているが、排水ポンプ使用によりドレインタンク67の設置場所は制限されることがないので、例えば、凝縮器33の直下に設置する必要もなく、下方にありさえすれば冷却後の水をホースなどで導くことにより空いているスペースに配置することもできる。
またこのドレインタンク67には、水位センサ(水位検知手段に相当)が二つ設けられており(図6、図7参照)、排水ポンプ67が接続される側の壁に上下に並んで配置されている。上部水位センサ73は、ドレインタンク67から水が溢れることを検知するためにタンクの8割の高さであるに位置に配置され、下部水位センサ74(第2の水位検知手段)は、排水ポンプ67がエアがみを起こさないように最低の水位を保持する為に、ドレインタンク67の排水口より少し高い位置に配置されている。
これら水位センサは、自身が発熱して水の有無により温度上昇度が異なることを検知することで水位を検知する所謂自己発熱型のサーミスタにより構成されている。
これら水位センサは、自身が発熱して水の有無により温度上昇度が異なることを検知することで水位を検知する所謂自己発熱型のサーミスタにより構成されている。
次に洗濯乾燥機の電気構成図について図7を参照して説明する。制御装置60(排水ポンプ制御手段、給水制御手段に相当)には、上部水位センサ73と下部水位センサ74が接続されており、ドレインタンク67の水位を検知している。そしてサーミスタ70、71が接続されており、凝縮器33、圧縮機34の吐出温度を検知している。そしてこれらの情報を基に、制御装置60は、給水弁57の開閉、排水ポンプ67の駆動を制御している。また図示はしていないが、その他の洗濯乾燥機に必要な要素部品にも指令制御をおこなっている。
次に、上記構成の洗濯乾燥機の作用及び効果を述べる。
上記構成の洗濯乾燥機では、標準的な運転コースが開始されると、最初に洗濯(洗い及びすすぎ)運転が開始される。この洗濯運転では、給水弁57にて水槽2内に給水する動作が行われ、続いて、モータ16が作動されることにより、回転槽3が低速で正逆両方向に交互に回転される。これにより、洗濯物は洗濯水と共に撹拌されて洗浄される。
洗濯運転が終了すると、次に、脱水運転が開始される。この脱水運転では、水槽2内の水を排出した後、回転槽3を高速で一方向に回転させる動作が行われる。これにより、回転槽3内の洗濯物は遠心脱水される。
上記構成の洗濯乾燥機では、標準的な運転コースが開始されると、最初に洗濯(洗い及びすすぎ)運転が開始される。この洗濯運転では、給水弁57にて水槽2内に給水する動作が行われ、続いて、モータ16が作動されることにより、回転槽3が低速で正逆両方向に交互に回転される。これにより、洗濯物は洗濯水と共に撹拌されて洗浄される。
洗濯運転が終了すると、次に、脱水運転が開始される。この脱水運転では、水槽2内の水を排出した後、回転槽3を高速で一方向に回転させる動作が行われる。これにより、回転槽3内の洗濯物は遠心脱水される。
脱水運転が終了すると、次に、乾燥運転が実行される。この乾燥運転では、図1に示すように、切換ダンパ40が、通風ケース23の吸風口24の開放をし、吐風口39の閉鎖をするようにセットされる。この状態で、回転槽3を低速で正逆両方向に回転させつつ、循環用送風機26を作動させる。すると、遠心羽根車31の送風作用で、図1に矢印で示すように、回転槽3内の空気が水槽2内から温風出口11、還風ダクト25を経て通風ケース23内に流入される。
又、このときには、ヒートポンプ36の圧縮機34の作動が開始される。これにより、ヒートポンプ36に封入した冷媒が圧縮されて高温高圧の冷媒となり、その高温高圧の冷媒が凝縮器33に流れて、通風ケース23内の空気と熱交換する。その結果、通風ケース23内の空気が加熱され、反対に、冷媒の温度は低下して液化される。この液化された冷媒が、次に、絞り弁35を通過して減圧された後、蒸発器32に流入し、気化する。それにより、蒸発器32は通風ケース23内の空気を冷却する。蒸発器32を通過した冷媒は圧縮機34に戻る。
これらにより、前記回転槽3内から通風ケース23内に流入した空気は、蒸発器32で冷却されて除湿され、その後に凝縮器33で加熱されて温風化される。そして、その温風が給風ダクト29、温風入口12、温風通路19、温風導入口17、温風導入孔18を経て回転槽3内に供給される。
回転槽3内に供給された温風は洗濯物の水分を奪った後、前記水槽2内から温風出口11、還風ダクト25を経て通風ケース23内に流入する。
回転槽3内に供給された温風は洗濯物の水分を奪った後、前記水槽2内から温風出口11、還風ダクト25を経て通風ケース23内に流入する。
かくして、蒸発器32と凝縮器33を有する通風ケース23と回転槽3との間を空気が循環することにより、回転槽3内の洗濯物が乾燥される。従って、この場合、回転槽3内は乾燥室として機能する。なお、この乾燥運転中、蒸発器32では、上述の通風ケース23内を通る空気の冷却除湿が行われることに伴い、表面に結露が生じ、その露が蒸発器32からフィルタ64を通り滴下してドレインタンク65に貯留される。特にはそれの蒸発器32側の部分65bに溜められるものであり、それが所定の水位に達したことを上部水位センサ73が検知したときに、制御装置60は排水ポンプ67を駆動させて排貯留した水を機外に排出する。
以上に対して、洗濯乾燥機が設置されたスペースの冷房を行うときには、図6に示すように、切換ダンパ40が、通風ケース23の吐風口39の開放をし、吸風口24の閉鎖をするように切換えられ、この状態で、ヒートポンプ36の圧縮機34の作動が開始されると共に、吐風用送風機42が作動され、更に、シャッタ46が開放される。
これらにより、図6に実線矢印で示すように、通風ケース23外の空気が吸気口38から通風ケース23内に吸入されて蒸発器32を通り冷却される。そして、その冷却された空気が吐風口39から吐風用送風機42を通ってシャッタ46が開放した吹出口45から機外の前方に吐出され、洗濯乾燥機が設置されたスペースの冷房を行う。
又、このときには、図6に破線矢印で示すように、給水弁57から注水チューブ56を経て散水器49に給水がなされるものであり、この散水器49に供給された水は、図3及び図4に矢印で示すように、入水口54から器主体49a上の中央部(散水孔50を列ごとに囲ったリブ51の間)を流れて、中間部の開放部55から前後に分かれ、その前後両側の各スペース53に至ってより、その各スペース53に充満しつつ、各散水孔50から噴出される。その噴出先は、凝縮器33であり、従って、凝縮器33には上記散水器49の各散水孔50から噴出された水が降りかかり、冷却される。
これは、制御装置60が、凝縮器33のサーミスタ70の検知温度に応じて予め決められたように給水弁57を駆動制御して、給水量を可変して冷却水を供給するように構成されている。詳細は後述するが、凝縮器33の温度状態によって、給水量を可変しており余分な水を使用しないように制御されている。
このように凝縮器33からは、蒸発器32で空気を冷却する際に吸収した熱エネルギーと、圧縮機34の仕事によって加わった熱エネルギーとが、冷却媒体としての水に放出されるものであり、そして、その水が、吸収した熱エネルギーと共に凝縮器33から排出されることで、凝縮器33は異常高温にならず、その分、蒸発器32は低温になって、冷房システムとして有効に稼動し、洗濯乾燥機が設置されたスペースの冷房が所望にできる。
この場合、上記散水器49は散水孔50を、凝縮器33の冷媒の通る管である冷媒流通管47にその直上で沿って列させて有する。これにより、その散水器49の散水孔50から噴出された水が凝縮器33の冷媒流通管47に直接的に無駄なくかかるので、効率良く、効果的な散水冷却ができる。よって、衣類乾燥用のヒートポンプ36を利用しての、衣類乾燥機が設置されたスペースの冷房も、効率良くできる。
又、凝縮器33は、冷媒流通管47を複数列有すると共に、その管47に複数の放熱フィン48を取着して構成され、その放熱フィン48の間に散水器49の散水孔50の各中心が臨んでいる。これにより、散水器49の散水孔50から散出された水が、放熱フィン48に極力阻まれることなく、凝縮器33の冷媒流通管47にかかるので、一段と効率良く、効果的な散水冷却ができる。
更に、散水器49の散水孔50から噴出された水は、凝縮器33の放熱フィン48にも接して凝縮器33に冷却作用を及ぼすが、凝縮器33が上述の構成であるのに対して、散水器49は散水孔50を、凝縮器33の冷媒流通管47の列47aに沿って並べると共に、その冷媒流通管47の列47aごとに位置をずらして有する。これにより、散水器49に散水孔50を、いずれの列でも強度上必要な間隔を保って形成できると共に、凝縮器33の放熱フィン48間にいずれかの列でも対向しない散水孔50が生ずることのないように、あるいはそれが少なくなるように形成でき、よって、放熱フィン48の極力多くに水を接触させることができて、一段と効率良く、効果的な散水冷却ができる。
なお、この構造は、散水器49に散水孔50の全部について実施されるものに限られず、少なくとも一部で実施されれば良い。
又、散水器49から凝縮器33に散水された水は、フィルタ63を通り、ドレインタンク65の凝縮器33側の部分65aに滴下して該部分の底部を流れ、蒸発器32側の部分65bに移って溜められるものであり、排水ポンプ67が作動して機外に排出される。
そしてこの排水ポンプ67も給水弁57と同様に、凝縮器33の温度状態に応じて排水量が予めきまっており、その所定量が排水されるように制御装置60により駆動制御されている。
そしてこの排水ポンプ67も給水弁57と同様に、凝縮器33の温度状態に応じて排水量が予めきまっており、その所定量が排水されるように制御装置60により駆動制御されている。
更に、このドレインタンク65の部分については、前記乾燥運転中、通風ケース23内を通る空気がフィルタ64からドレインタンク65内に抜けてフィルタ63から通風ケース23内へと戻る、すなわち、蒸発器32と凝縮器33との接触を避けるように流れるのを、遮蔽板66によって阻止できるので、それら蒸発器32及び凝縮器33と循環空気との熱交換をより確実に行わしめて、乾燥運転の効率の低下を防止することができる。
ここで上述した、給水弁57と排水ポンプ67の駆動方法について図8を参照して説明する。この図8は、冷房機能が動作しているときの給水弁57と排水ポンプ67の駆動制御であり、凝縮器33の温度を検知するサーミスタ70に応じて駆動方法が異なるように設定されている。そしてこの関係は、予め制御装置60に記憶されており、制御装置60は、この図に基づいて給水弁57と排水ポンプ67を駆動制御する。
まず、給水弁57は、給水量の時間割合が1.2L/分(0.6L/30秒)で一定の能力を有しており、30秒開放し続けると0.6L給水される。そして給水弁57を開放(オン)、閉塞(オフ)する時間を制御することで給水量を可変して調整している。
一方、排水ポンプ67は、排水量時間割合が2.4L/分(1.2L/30秒)であり、排水ポンプの駆動時間をオンオフすることで排水量を可変調整している。
まず、給水弁57は、給水量の時間割合が1.2L/分(0.6L/30秒)で一定の能力を有しており、30秒開放し続けると0.6L給水される。そして給水弁57を開放(オン)、閉塞(オフ)する時間を制御することで給水量を可変して調整している。
一方、排水ポンプ67は、排水量時間割合が2.4L/分(1.2L/30秒)であり、排水ポンプの駆動時間をオンオフすることで排水量を可変調整している。
そしてこれらの給水と排水の量は、図8に示すように凝縮器33の温度帯を3つに分けてその温度帯に応じてオンオフ時間を変更することで制御されている。
例えば、サーミスタ70の温度が60度Cを検知した場合は、温度帯Bの範囲内であるから、その温度帯Bに応じた駆動制御が行われる。すなわち、給水弁57は、開放(オン)、開閉(オフ)のサイクルを30秒に設定し、オン時間を10秒、オフ時間を20秒にして間欠運転を繰り返し、30秒につき0.2Lの給水を行う。
一方、排水弁67は、オンオフのサイクルを30秒に設定し、オン時間を5秒、オフ時間を25秒にして間欠運転を繰り返し、30秒につき0.2Lの排水を行い、給水量を同じ量を排水するように制御される。
また温度帯Aを検知した場合は、30秒につき0.4Lの同じ量を給排水するように制御している。
このように給水量と排水量の時間割合が異なる能力を有する給水、排水手段であっても、オンオフの時間を制御することで同等の水量になるように調整を行っている。
すなわち、給水された水の量は、ドレインタンク65にほとんど溜まることなく排水されるように駆動制御されている。
なお、温度帯Cの時は、凝縮器は冷却する必要はないため、給水を行わず散水しない制御をしている。したがって、排水も行わないように排水ポンプを駆動しない。
例えば、サーミスタ70の温度が60度Cを検知した場合は、温度帯Bの範囲内であるから、その温度帯Bに応じた駆動制御が行われる。すなわち、給水弁57は、開放(オン)、開閉(オフ)のサイクルを30秒に設定し、オン時間を10秒、オフ時間を20秒にして間欠運転を繰り返し、30秒につき0.2Lの給水を行う。
一方、排水弁67は、オンオフのサイクルを30秒に設定し、オン時間を5秒、オフ時間を25秒にして間欠運転を繰り返し、30秒につき0.2Lの排水を行い、給水量を同じ量を排水するように制御される。
また温度帯Aを検知した場合は、30秒につき0.4Lの同じ量を給排水するように制御している。
このように給水量と排水量の時間割合が異なる能力を有する給水、排水手段であっても、オンオフの時間を制御することで同等の水量になるように調整を行っている。
すなわち、給水された水の量は、ドレインタンク65にほとんど溜まることなく排水されるように駆動制御されている。
なお、温度帯Cの時は、凝縮器は冷却する必要はないため、給水を行わず散水しない制御をしている。したがって、排水も行わないように排水ポンプを駆動しない。
そしてこの給水弁57と排水ポンプ67の駆動タイミングは図9のように制御されている。すなわち夫々のオンオフのサイクル周期を30秒に設定することにより、制御の簡素化が期待できる。
またこの他駆動タイミング制御としては、図10のようなものも考えられ、この場合は、オンオフの周期を同じにし、且つ、給水弁57のオンのタイミングと、排水ポンプ67のオンのタイミングを所定時間(t秒)遅らせて、給水がされた後に、排水が行われるように設定されている。 これは、実験の測定結果、給水した水がドレインタンク65に貯留されるまで、凝縮器33からフィルター63にかけてt秒程度かかることが分かっているからである。
このように制御することで給水がされた後に排水が行われることから、ドレインタンク65は一定の水位が保たれ、ドレインタンク65に貯留された水の水位が、排水ポンプ67に接続される接続口より下がることによって起こる所謂エアがみを防止することができ、もって排水ポンプ67の故障を未然に防ぐことができる。
またこの他駆動タイミング制御としては、図10のようなものも考えられ、この場合は、オンオフの周期を同じにし、且つ、給水弁57のオンのタイミングと、排水ポンプ67のオンのタイミングを所定時間(t秒)遅らせて、給水がされた後に、排水が行われるように設定されている。 これは、実験の測定結果、給水した水がドレインタンク65に貯留されるまで、凝縮器33からフィルター63にかけてt秒程度かかることが分かっているからである。
このように制御することで給水がされた後に排水が行われることから、ドレインタンク65は一定の水位が保たれ、ドレインタンク65に貯留された水の水位が、排水ポンプ67に接続される接続口より下がることによって起こる所謂エアがみを防止することができ、もって排水ポンプ67の故障を未然に防ぐことができる。
また、これら図8に基づく凝縮器の温度検知による給排水の制御方法とは別に、水位センサによる排水制御もプログラムされている。
これは、前記したサーミスタ70が故障した時のためにプログラムされている制御であって、水が水位センサの位置に貯留した時に排水ポンプ67が駆動するように制御される。
すわなち、前述したようにドレインタンク67に貯留された水が上部水位センサ73に到達した時に、制御装置60が排水ポンプ67を駆動して排水することで水溢れを防止する。
そしてドレインタンク67に貯留された水の水位が、下部水位センサ74より下方に推移したことを検知すると制御装置60は排水ポンプ67の駆動を停止し、排水ポンプ67がエアがみを起こさないように最低の水位を保持するように制御している。
これは、前記したサーミスタ70が故障した時のためにプログラムされている制御であって、水が水位センサの位置に貯留した時に排水ポンプ67が駆動するように制御される。
すわなち、前述したようにドレインタンク67に貯留された水が上部水位センサ73に到達した時に、制御装置60が排水ポンプ67を駆動して排水することで水溢れを防止する。
そしてドレインタンク67に貯留された水の水位が、下部水位センサ74より下方に推移したことを検知すると制御装置60は排水ポンプ67の駆動を停止し、排水ポンプ67がエアがみを起こさないように最低の水位を保持するように制御している。
以上のように本実施例によれば、以下のような効果を奏することができる。
すなわち、乾燥室の空気を、圧縮機を有するヒートポンプの蒸発器、凝縮器を配設した通風路を通して循環させることにより衣類を乾燥させる運転と、通風路外の空気を、通風路に設けた吸気口から前記蒸発器を通して機外に吐出する運転との選択を可能としたものにおいて、前記凝縮器に水を流す散水器と、この散水器に水を供給する給水手段と、前記凝縮器に流れた水を貯留する排水容器と、前記排水容器に貯留された水を排水する排水ポンプと、この排水ポンプを駆動制御する排水ポンプ制御手段と、を備え、前記排水ポンプ制御手段は、前記給水手段による水の供給量に応じて、排水量を可変するように排水ポンプを駆動制御するようにした。
すなわち、乾燥室の空気を、圧縮機を有するヒートポンプの蒸発器、凝縮器を配設した通風路を通して循環させることにより衣類を乾燥させる運転と、通風路外の空気を、通風路に設けた吸気口から前記蒸発器を通して機外に吐出する運転との選択を可能としたものにおいて、前記凝縮器に水を流す散水器と、この散水器に水を供給する給水手段と、前記凝縮器に流れた水を貯留する排水容器と、前記排水容器に貯留された水を排水する排水ポンプと、この排水ポンプを駆動制御する排水ポンプ制御手段と、を備え、前記排水ポンプ制御手段は、前記給水手段による水の供給量に応じて、排水量を可変するように排水ポンプを駆動制御するようにした。
そのため給水量に応じて、排水量を可変することによりドレインタンク65から凝縮器を冷却した水が溢れることを防止できる。またドレインタンク65から貯留水が溢れることなく、確実に排水されるから、ドレインタンクを大型にする必要がなく、コンパクトにできる。したがって、ヒートポンプ機構など様々な部品の隙間などにドレインタンク65を設置することができるから、外箱1も小型化できもって洗濯乾燥機を小型にできる。
また排水ポンプ制御手段は、前記給水手段による水の供給量と同等、若しくはそれ以上の量を排水するように排水ポンプを駆動制御することで給水されてドレインタンク65に貯留される水以上の水を排水するため、ドレインタンク65には、給水前の初期の水位より高くなることがなく、常に安定した水位を保つことができる。
また凝縮器の温度を検知する温度検知手段と、給水手段を制御する給水制御手段とを備え、前記給水制御手段は、前記温度検知手段が検知した温度に応じて給水手段を制御し給水量を調整し、排水ポンプ制御手段は、前記温度検知手段が検知した温度に応じて排水ポンプからの排水量を調整するようにしたから、温度によって必要な給水量だけで冷却することができ無駄な水を使用しない効果を有するとともに、予め実験等により凝縮器の温度帯により給排水の量を決定しておくだけで給排水制御を管理でき、わざわざ給水量を計測する流量計などを設置することなく容易に管理できる。
なお、本実施例では、凝縮器33に設けられているサーミスタ70の検知温度に基づいて、給水量及び排水量を決定し、給水弁57、排水ポンプ67を駆動制御したが、圧縮機34に設けられるサーミスタ71が検知する温度を利用して、凝縮器33の温度を計測しても良い。
これは、凝縮器33の温度と圧縮機34の吐出温度との温度差は、冷房機能動作時は、初期から中期、終期にかけて、一定の変化の挙動を示すという特性を利用したものである。
例えば、温度差が約20度Cである挙動を示す時間帯の時は、圧縮機34の吐出温度が80度Cであることを検知したときに、その時の凝縮器33の温度は60度Cになると計算することにより、圧縮機34に設けられるサーミスタ71を凝縮器33用サーミスタ70に代替して使用することができる。
このように構成することにより、凝縮器33のサーミスタ70は必要なく、圧縮機のサーミスタ71さえあればよいのでコストを抑えることができる。
これは、凝縮器33の温度と圧縮機34の吐出温度との温度差は、冷房機能動作時は、初期から中期、終期にかけて、一定の変化の挙動を示すという特性を利用したものである。
例えば、温度差が約20度Cである挙動を示す時間帯の時は、圧縮機34の吐出温度が80度Cであることを検知したときに、その時の凝縮器33の温度は60度Cになると計算することにより、圧縮機34に設けられるサーミスタ71を凝縮器33用サーミスタ70に代替して使用することができる。
このように構成することにより、凝縮器33のサーミスタ70は必要なく、圧縮機のサーミスタ71さえあればよいのでコストを抑えることができる。
また、本実施例では、排水ポンプ67の排水量を給水弁57の給水量と同等の量にして制御したが、排水量を給水量より少し多くするように排水ポンプ67を制御してもよい。これによれば、給水量より常に排水の量を多くするので、ドレインタンク65から貯留水が溢れる恐れをさらに少なくすることができる。またこの場合、排水量が多いとエアがみする可能性があるが、その場合は下部水位センサ74により検知しては排水ポンプ68の駆動を停止すればよい。
このほか、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、特に洗濯乾燥機全体としては、上述の横軸形に限られず、水槽及び回転槽を縦軸状に有する縦軸形であっても良いし、又、本来的には洗濯と乾燥の両機能を有する洗濯乾燥機に限られず、乾燥機能のみを有する衣類乾燥機に適用できるなど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
図面中、3は回転槽、26は循環用送風機、30は通風路、32は蒸発器、33は凝縮器、36はヒートポンプ、40は切換ダンパ、42は吐風用送風機、47は冷媒流通管、48は放熱フィン、49は散水器、50は散水孔、56は注水チューブ、57は給水弁、60は制御装置、67は排水ポンプ、70、71はサーミスタ、73、74は水位センサ、を示す。
Claims (8)
- 乾燥室の空気を、圧縮機を有するヒートポンプの蒸発器、凝縮器を配設した通風路を通して循環させることにより衣類を乾燥させる運転と、通風路外の空気を、通風路に設けた吸気口から前記蒸発器を通して機外に吐出する運転との選択を可能としたものにおいて、
前記凝縮器に水を流す散水器と、
この散水器に水を供給する給水手段と、
前記凝縮器に流れた水を貯留する排水容器と、
前記排水容器に貯留された水を排水する排水ポンプと、
この排水ポンプを駆動制御する排水ポンプ制御手段と、を備え、
前記排水ポンプ制御手段は、前記給水手段による水の供給量に応じて、排水量を可変するように排水ポンプを駆動制御することを特徴とする衣類乾燥機。 - 排水ポンプ制御手段は、前記給水手段による水の供給量と同等、若しくはそれ以上の量を排水するように排水ポンプを駆動制御することを特徴とする請求項1記載の衣類乾燥機。
- 凝縮器の温度を検知する温度検知手段と、
給水手段を制御する給水制御手段とを備え、
前記給水制御手段は、前記温度検知手段が検知した温度に応じて給水手段を制御し給水量を調整し、
排水ポンプ制御手段は、前記温度検知手段が検知した温度に応じて排水ポンプからの排水量を調整することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の衣類乾燥機。 - 圧縮機から吐出された冷媒の吐出温度を検知する温度検知手段を設け、前記圧縮機の吐出温度を凝縮器の温度に代替することを特徴とする請求項3記載の衣類乾燥機。
- 給水手段をオンオフ制御する給水制御手段を備え、
排水ポンプ制御手段は、
排水ポンプをオンオフして駆動時間を可変することで排水量を制御し、
前記給水制御手段のオンオフの周期と同じ周期にすることを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の衣類乾燥機。 - 給水手段を制御する給水制御手段を備え、
排水ポンプ制御手段は、前記給水手段が給水した後、所定時間経過した時に排水するように排水ポンプを制御することを特徴とする請求項1乃至請求項5記載の衣類乾燥機。 - 排水容器の所定の高さに水位検知手段を設け、
排水ポンプ制御手段は、前記水位検知手段が水を検知したときに、排水ポンプを駆動することを特徴とする請求項1乃至請求項6いずれかに記載の衣類乾燥機。 - 水位検知手段より下方の所定の位置に第2の水位検知手段を設け、
前記排水ポンプ制御手段は、排水ポンプを駆動した後、第2の水位検知手段が水位を検知したときに前記排水ポンプの駆動を停止することを特徴とする請求項1乃至請求項7いずれかに記載の衣類乾燥機。
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