JP2020014745A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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今成 正雄
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正雄 今成
川村 圭三
Keizo Kawamura
圭三 川村
智則 金子
Tomonori Kaneko
智則 金子
康博 松井
Yasuhiro Matsui
康博 松井
卓也 立山
Takuya Tateyama
卓也 立山
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Toshifumi Koike
敏文 小池
真司 上野
Shinji Ueno
真司 上野
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Abstract

【課題】乾燥負荷や環境条件に応じて,乾燥運転期間中における累積の排気湿量と使用水量を極力抑えつつ,消費電力量の低減と乾燥時間を短縮できる乾燥運転を提供する。【解決手段】除湿手段と加熱手段,送風手段とそれらを連通させるダクトからなる乾燥システムにおいて,除湿手段と加熱手段の風路間で,外部との給排気をせずに全風量を通風させる全量循環状態から,ダクトの風路を完全に遮断し且つ二分させて,一端となる除湿手段の下流側を排気風路に連通させ、他端となる加熱手段の上流側を給気風路と連通させる全量給排気状態までの間で,開度を調整できるダンパを設ける。乾燥運転に応じて,ダンパの開度を調節することで循環空気の一部もしくは全部を排気して,同量の周囲外気を取り入れる。さらに排気風路を流れる空気と給気風路から導入される空気とを熱交換させて排気内の湿気を凝縮させる凝縮部を設ける。【選択図】 図2

Description

本発明は、衣類を乾燥する手段を備えた洗濯乾燥機に関する。
乾燥機又は洗濯から乾燥までを連続して行える洗濯乾燥機による衣類の乾燥は、送風ファンと熱源により高温・低湿度の空気を作り、これを洗濯槽内に吹込み、衣類の温度を高くし、衣類から水分を蒸発させ、蒸発した水分を機外へ排出することにより行う。蒸発した水分の除去方法としては、そのまま洗濯乾燥機外へ排出する排気方式(常に新しい空気を供給)と蒸発した水分を冷やし結露させて水分を除去する除湿方式(同じ空気を循環させる)がある。いずれにしても、洗濯乾燥機における乾燥は、温風により衣類に熱を与えて、その熱の大半もしくは一部を費やして、衣類から水分を蒸発させることが基本動作となる。
前者に関する技術分野の背景技術として、特開2008−104715号公報(特許文献1)がある。この公報には、「〜温風による乾燥運転の終了に続いて、前記送風手段11の送風による冷却運転を実行するとともに、前記空気排出手段の排気弁20を開放し密閉空間内の空気を外部に排出する〜」と記載されている。また特2008−110135号公報(特許文献2)がある。この公報には、「〜強制乾燥処理は排気ダクト45の閉鎖状態で送風器34とヒータ35と除湿器40を運転するものである。〜余熱乾燥処理は排気ダクト45を閉鎖状態から開放状態に切換え、ヒータ35を運転状態から運転停止状態に切換えるものである。〜」と記載されている。また実開平3−128094号公報(特許文献3)がある。この公報には、「〜還流空気を前記熱交換器を介さずに直接乾燥機外へ排出し、かつ新しい空気を吸込んで前記ドラム内へ送込む手段を有する〜」と記載されている。さらに特開2004−135752号公報(特許文献4)がある。この公報には「〜ヒートポンプ装置と、外部に開口した吸気口から導入した乾燥用空気を、前記放熱器から衣類を入れた乾燥庫を経て前記吸熱器へと導いた後、排気口から外部に排気する風路と、乾燥用空気を吸排気する送風機とを備え、前記乾燥庫と吸熱器の間に乾燥用空気の熱を外部に放出する冷却水を用いた冷却手段を設けた衣類乾燥装置」が記載されている。
特開2008−104715号公報 特開2008−110135号公報 実開平3−128094号公報 特開2004−135752号公報
この温風乾燥方式において、乾燥時間を短縮させるには風量を増加させて温風温度を上げるのが有効であるが、消費電力による限度がある。一方,水冷除湿方式では使用水量を減らすには水冷による除湿を行わないのが得策となるが、機外へ排気した場合には,周囲環境の湿度を上げてしまい,環境に影響を及ぼしてしまう。さらに乾燥時間を短縮するために排気量を増やして循環空気の湿度を下げて除湿速度を上げれば,結果的に循環空気のもつ熱量も捨ててしまうので,消費電力量も増大する。ヒートポンプを用いた乾燥では,COPを1以上にできるうえ,冷却水量を必要としないため,消費電力量の削減と節水ができるが,乾燥時間を延ばさずに乾燥させるには,凝縮器熱量と蒸発器熱量のバランスから循環空気の一部排気を必要とする。さらなる時間短縮を望んだ場合には,冷媒循環量を増やすことで,圧縮機入力が増えるので,蒸発器熱量と凝縮器熱量との差を補うための排気割合を増さなければならない。また上記特許文献4のように、蒸発器で吸熱する前に水冷除湿すると,蒸発器での吸熱量が減るが,外気を給気して凝縮器で加熱するのに必要な熱量は変わらないので,必要以上に圧縮機入力を増やしてしまう。
以上のように,消費電力量と排気湿量の低減に対して,乾燥運転時間の短縮は,相反するものとなり,乾燥負荷や送風量、周囲外気や水温などの環境条件により、最適な運転条件が変わる。そこで本発明は,乾燥負荷や環境条件に応じて,乾燥運転期間中における累積の排気湿量と使用水量を極力抑えつつ,消費電力量の低減と乾燥時間を短縮できる乾燥運転を提供することを目的とする。
除湿手段と加熱手段,送風手段とそれらを連通させるダクトからなる乾燥システムにおいて,除湿手段と加熱手段の風路間で,外部との給排気をせずに全風量を通風させる全量循環状態から,ダクトの風路を完全に遮断し且つ二分させて,一端となる除湿手段の下流側を排気風路に連通させ、他端となる加熱手段の上流側を給気風路と連通させる全量給排気状態までの間で,開度を調整できるダンパを設ける。乾燥運転に応じて,ダンパの開度を調節することで循環空気の一部もしくは全部を排気して,同量の周囲外気を取り入れる。さらに排気風路を流れる空気と給気風路から導入される空気とを熱交換させて排気内の湿気を凝縮させる凝縮部を設ける。
本発明によれば,乾燥運転中における循環空気の排気量を全排気から排気無まで調節できるので,加熱量の調節とあわせることで温風の温湿度を適切に保つことができる。よって乾燥運転期間累積の排気湿量と使用水量を抑えつつ,消費電力量の低減と乾燥時間を短縮できる乾燥運転を提供できる。
本発明の第1の実施例に係るもので洗濯乾燥機の斜視図である。 本発明の第1の実施例に係るもので乾燥工程時の洗濯乾燥機の断面図である。 本発明の第1の実施例に係るもので乾燥システム全体についての洗濯乾燥機の斜視図である。 本発明の第1の実施例に係るもので散水具と吹出しノズルの配置についての洗濯乾燥機の斜視図である。 本発明の第1の実施例に係るもので供排気トビラの開閉状態断面図である。 本発明の第1の実施例に係るもので、洗濯乾燥機の制御装置のブロック図を示す。 本発明の第1の実施例に係るもので、洗濯乾燥機の制御処理プログラムのフローチャートを示す。 本発明の第2の実施例に係るもので乾燥システム全体についての洗濯乾燥機の斜視図である。 本発明の第3の実施例に係るもので乾燥システム全体についての洗濯乾燥機の斜視図である。
以下、実施例を図面を用いて説明する。
<実施例1>
図1は、本発明の第1の実施例に係るもので、ドラム式洗濯乾燥機の外観斜視図を示す。また図2は、本発明の第1の実施例に係るもので、ドラム式洗濯乾燥機の内部構造を示す正面から見て右側面の概略断面図である。
まず外観について説明する。ベース1hの上部に、主に鋼板と樹脂成形品で作られた側板1a及び補強材(図示せず)を組合わせて骨格を構成し、さらにその上に前面カバー1c、上面カバー1eを取り付けることで筐体1を形成している。前面カバー1cには洗濯物207を出し入れするドア9が設けられており、背面には背面カバー1dがとりつけられている。
つぎに洗濯乾燥機の概略構造について簡単に説明する。外枠2の内側には外槽20が備えられる。外槽20は下部の複数個のサスペンション21により支持されている。外槽20の内側にある回転ドラム29にはドア3を開けて投入された洗濯物30があり、回転ドラム29の開口部の外周には脱水時の洗濯物30のアンバランスによる振動を低減するための流体バランサー31が設けられている。また、回転ドラム29の内側には洗濯物30を掻き揚げる複数個のリフター33が設けられている。回転ドラム29は回転ドラム用金属製フランジ34に連結された主軸35を介してドラム駆動用モータ36に直結されている。あるいは本実施例に対して別方式となる、主軸に固定されたプーリと外槽に固定したモータとをベルトを介して連結させ、ドラムを駆動させるいわゆるベルト駆動構成でもよい。外槽20の開口部には弾性体からなるゴム系のパッキン38が取付けられている。このパッキン38は外槽20内とドア3との水密性を維持する役割をしている。これにより、洗い,すすぎ及び脱水時の水漏れの防止が図られている。回転ドラム29は、側壁に遠心脱水および通風用の多数の小孔(図示せず)を有する。外槽20の水受け部54に開口した排水口37は、排水弁8を介して排水ホース9に接続する。またオーバーフローホース17はドラム背面の下部ダクト40に取り付けられており、排水弁8手前で排水口37からのホースと合流させる。即ち、排水弁8が開となれば、排水ホース9と連通される構成となっている。
回転ドラム29内の洗濯物30に送風を導く送風ダクト40と送風手段たる送風ファン49とヒータ50を含む加熱ユニット6は、外槽20から離して外枠2に固定(図示せず)されている。ヒータ50の出口と吹出しノズル11は外槽20の最上面から中心までの間に且つ外槽20の中心より前面の位置に柔軟構造のベローズ4で外槽20に対し略垂直に接続して外槽20の振動を吸収している。排水孔37,送風ファン49の吸気口及び吐出口には温度センサ(図示せず)が設けてある。
図3は,乾燥システムの基本構成を示した洗濯乾燥機の一部を断面とした斜視図である。乾燥システムは,除湿手段とそれを収めた除湿ダクト,循環空気を排気して周囲外気を取り込むダンパ,排気と周囲外気とを熱交換させることにより排気から湿気をさらに凝縮させる凝縮部67,送風ファン,加熱手段,送風ダクト28から構成されている。
送風手段である送風ファン20と送風ファン20出口からの送風をドラム29内に導く送風ダクト29及び熱交換ダクト231は、外槽2から離して筐体1に固定(図示せず)されている。一方、吹出しノズル11は外槽2に固定されている。このため外槽2の吹き出しノズル11と送風ダクト28間と、外槽出口部80から下部ダクト40間は、ゴム製の蛇腹管 を介して接続されており、外槽2の振動を下部ダクト40や熱交換ダクト231に伝わるのを防止している。
図4は、洗濯水循環経路の基本構成を示した洗濯乾燥機の一部を断面とした斜視図である。循環ポンプによる洗浄水の循環は以下の2通りを設けている。一つは主に洗剤溶かしの工程において利用する以下の経路である。循環ポンプ18を駆動すると、水受け部54の水は,排水口21から糸くずフィルタ222を介して循環ポンプ18の吸込口(図示せず)に入る。循環ポンプ18で昇圧された洗濯水は、循環ポンプ18の出口と連通する循環吐出口54bから再び水受け部54に戻される。この循環を繰り返すことで、少ない水で洗剤を溶かした高濃度洗剤液を生成する。もう一つは、水受け部54の洗浄水をくみ上げて、散水具から洗濯物へ散水させる経路である。循環ポンプ18の出力は、最大洗濯負荷に応じた洗濯水を、外槽2の上方に設けた散水ノズル231まで、くみ上げるに十分な仕様となっている。このため、前述の洗剤溶かし工程の循環経路で循環させると、循環ポンプ18の所要動力は最終的には熱エネルギーに変わり、高濃度洗剤液の温度を上昇させる。生成された高濃度洗剤液は、外槽2の上方に設けた散水ノズル231までくみ上げられて、ドラム3内の洗濯物207へ散布される。以上のように、循環ポンプを用いた洗浄水の循環経路は2通りを必要とするが、本実施例では、循環ポンプ18のケーシング外周に各々の経路につながる吐出口を設けておき、循環ポンプ18の回転方向を替えることで、回転方向に応じて最初に連通する吐出口側から吐出させることで経路を切り替えている。
また、水受け部54の底面に排水のために設けた排水口21は、糸くずフィルタ222を介して、排水ホース9(図2参照)に通じており、水受け部54内の水を排水できる。排水口37から循環ポンプ18への経路においても糸くずフィルタ222を通過させてから散水具27まで揚水させる循環経路としている。本実施例では、排水のための排水ポンプを設けていないが、糸くずフィルタ222から排水ホースまでの経路途中に別途排水ポンプを設けて排水をより円滑に行えるようにしても何ら差し支えない。
温風吹き出しノズル11と散水具27とは、洗濯乾燥機を正面から見て、中心軸に対しておおよそ相対する配置としている。たとえばドラム背面側にある外槽と下部ダクト40を結ぶための外槽側取付部まで水位が達しない洗浄の場合は、洗浄時に加熱ユニット6で温風を作り、ドラム内に吹き付けることで、洗濯物30と循環させている洗濯水とを効率よく温めることができる。
排水口21,送風ファン20の吸気側につながる循環空気出口2b及び熱交換ダクト231の出口には空気の温度や水温をモニタする温度センサ(図示せず)が設けてあり、熱交換ダクト231内の加熱ユニット6近傍にはダクト過熱防止用の温度センサ(図示せず)が設けてある。
このように構成したドラム式洗濯乾燥機における洗濯から乾燥までの工程について説明するは、洗濯工程においては、回転ドラム29内に洗濯物30を投入し、排水弁8を閉じた状態で給水して外槽20に洗濯水を溜め、回転ドラム29を回転させて洗濯物30を洗濯する。ドラム式洗濯乾燥機の場合、ドラムの回転に伴って、リフター33により洗濯物30をドラム上部に持ち上げた後、重力によりドラム底部に落とすたたき洗いが主流となる。オーバーフローホース17が下部ダクト40に接続されているため、場合によっては送風ダクト40の前記オーバーフローホース17の位置まで洗濯水は流入してくる。また洗濯工程中に、下部ダクト40内のリントを洗い流すために、除湿手段上部に設けた注水具(図示せず)より下部ダクト40内に注水する場合もある。本実施例では除湿手段の冷却水の散水具と一体となっていて,除湿手段も含めて洗浄できる構成となっている。
外槽20背面部の外槽取付部53と下部ダクト40底部をつなぐジャバラホース52ならびに外槽側取付部53に、下部ダクト40から外槽背面部に向かって下り傾斜をつけてあるため、流入してきた水は、洗濯終了時には、速やかに外槽20から排水口を通して機外へ排水される。
また、脱水工程においては、排水弁8を開いて外槽20内の洗濯水を排水した後、回転ドラム29を回転させて遠心脱水する。脱水された水の一部が送風ダクト40側に巻き上げられてきても、外槽20背面部と送風ダクト40底部をつなぐジャバラホース52ならびに外槽側取付部53に、送風ダクト40から外槽20背面部に向かって下り傾斜をつけてあるため、速やかに外槽側に戻すことが出来る。脱水回転数を上げて、回転ドラム29が高速回転すると、外槽20にも振動が伝わり、外槽20自身も僅かながら振動する。送風ダクト40は筐体に固定されているため、外槽20背面部と下部ダクト40底部をつなぐジャバラホース52が連動して、振動の一部を吸収する。
乾燥工程の初期では、図2に示したように、送風ファン49による昇圧昇温した空気を回転ドラム29内へ吹出しノズル11を通して送風して、洗濯物30と熱交換させるとともに洗濯物30から水分を蒸発させる。図5は給排気ダンパ79の給排気トビラ71の開閉状態と循環空気および周囲外気の流れの様子を模式的に示した図である。蒸発した水分を含んで湿度が高くなった空気を、連結ダクト68を介してファン吸込口に導き、再び昇圧した後、回転ドラム29内へ送風する。このとき給排気トビラ71は連結ダクト68の壁面の一部を形成させて、連結ダクト68の内と外を隔離した全閉状態としている。外槽出口の空気湿度がおおむね飽和に達するまで,この工程は運転される。回転ドラム29出口の高湿な空気が、外槽20及び下部ダクト40を通るときに、前記外槽20及び前記下部ダクト40とも熱交換して、飽和蒸気圧が下がる分の水分を前記外槽20及び前記下部ダクト40の壁面において凝縮し始める。下部ダクト40内で凝縮した水分は、やがてダクト底部からジャバラホース52に溜まってくるが、送風ダクト40から外槽20の背面部に向かって下り傾斜をつけてあるため、凝縮水も外槽20を介して排水口付近まで移送できる。
乾燥工程の中盤では、まだ洗濯物30の含水量が十分にあるので洗濯物30の表面での蒸発が支配的となる。よって温風から洗濯物に与えられた熱は,ほとんど水分蒸発に費やされる。このため洗濯物30と熱交換した後の外槽出口の循環空気の湿度が飽和となるように,温風の温湿度レベルを調整する。ダンパの給排気トビラ71を開けて,除湿手段である水冷プレート76に冷却水を流下させる。水冷プレート76を通過して除湿された後の空気の一部を排気通路69に導くとともに,同量の周囲外気を給気通路70から取り入れる。このとき排気は,凝縮部67を通過する際に給気により冷却されて,さらに凝縮される。連結ダクト68内にて給気と混合された循環空気は,所望の温風温度となるように加熱手段にて加熱される。外槽20背面部から下部ダクト40に対しては、上り傾斜を設けた構成としてあるため、下部ダクト40への流入角(洗濯乾燥機の設置面を基準)は、90度よりも大きい鈍角となり、循環経路の風路損失を減らすことが出来る。
乾燥工程の終盤では、洗濯物30の含水量が減ってくるため,洗濯物30の表面での蒸発から,より繊維の内部での蒸発へと移行する。このため洗濯物30の内部まで熱を伝える必要があるため,温風温度を上げて,洗濯物30の表面温度との差を広げてより多くの熱を伝える必要がある。この工程では徐々に給排気トビラ71を閉じることで,循環空気の温度レベルを上げていく。温度レベルが上がれば飽和湿度も上がり,保有できる湿気の量も増すので,ますます給排気率を下げることができる。また冷却水と外槽出口の循環空気の温度差が大きくなるため,効率よく熱交換ができるので,冷却水の流量を減らすこともできる。
図6は、洗濯乾燥機の制御装置41のブロック図である。26はマイクロコンピュータで、各スイッチ24,24a,24bに接続される操作ボタン入力回路25や水位センサ44,温度センサ45と接続され、使用者のボタン操作や洗濯工程,乾燥工程での各種情報信号を受ける。マイクロコンピュータ26からの出力は、駆動回路5に接続され、給水電磁弁28,排水弁8,モータ26,送風ファン49,ヒータ50,給排気トビラ71などに接続され、これらの開閉や回転,通電を制御する。また、使用者に洗濯機の動作状態を知らせるための7セグメント発光ダイオード表示器7や発光ダイオード15,ブザー19に接続される。前記マイクロコンピュータ26は、電源スイッチ47が押されて電源が投入されると起動し、図7に示すような洗濯および乾燥の基本的な制御処理プログラムを実行する。
ステップS101
洗濯乾燥機の状態確認及び初期設定を行う。
ステップS102
操作パネル48の表示器7を点灯し、操作ボタンスイッチ24bからの指示入力にしたがって洗濯/乾燥コースを設定する。指示入力がない状態では、標準の洗濯/乾燥コースまたは前回実施の洗濯/乾燥コースを自動的に設定する。例えば、操作ボタンスイッチ24aを指示入力された場合は、乾燥の高仕上げコースを設定する。
ステップS103
操作パネル48のスタートスイッチ24からの指示入力を監視して処理を分岐する。
ステップS104
洗濯を実行する。洗濯は洗い,中間脱水,すすぎ,最終脱水を順次実行するが、通常のドラム式洗濯乾燥機と同様であるので、詳細な説明は省略する。
ステップS105
洗濯乾燥コースが設定されているかどうかを確認して処理を分岐する。洗濯コースのみが設定されている場合は、運転を終了する。
ステップS106
洗濯乾燥コースが設定されている場合は、温風脱水を実行する。温風脱水は、送風ファン49を低速回転で運転し、ヒータ50に通電して温風を回転ドラム29内に吹込み、洗濯物の温度を上昇させる。同時に、回転ドラム29を高速で回転させ温まった洗濯物から効果的に水分を脱水する(温度が上がると水の粘性が低下するため効率よく脱水できる)。本実施の形態例では、ファン49の回転数を毎分11000回転程度に設定している。これは、許容電流値(15A)を超えないようにするためである。洗濯から脱水までに下部ダクト40に流入した水は、外槽20背面部に向かって下り傾斜をなすジャバラホース52及び外槽側取付部53を通して速やかに排水口20から機外へ除去できるため、乾燥時の熱損失を低減できる。
ステップS107
乾燥運転1を実行する。送風ファン49は低速回転、ヒータ50は通電し、回転ドラム29の正逆回転を繰り返し、回転ドラム29内の洗濯物の位置を入れ替えながら、高温の温風を衣類に吹き付ける。このとき下部ダクト20や連結ダクト68内で高湿空気から除湿された凝縮水は、下部ダクト40底部から外槽20背面部に向かって下り傾斜をなすジャバラホース52及び外槽側取付部53を通して速やかに排水孔37近まで除去できるため、凝縮水が温風に対して熱損失となることを回避できる。ここで温風の初期温度Thaを測定する。
ステップS108
乾燥開始からの経過時間が規定の時間になったかどうかを確認して処理を分岐する。
ステップS109
乾燥開始から規定の時間が経過した場合、温風温度Thbを測定し,温風の初期温度Thaとの差ΔTh=Thb-Thaを求め,規定温度以上であることを確認して処理を分岐する。
ステップS109b
ΔThが規定の温度より大きくなった場合、洗濯物の乾燥度が(=乾布の質量/湿布の質量)が0.90〜0.95と判断し、給排気トビラ71を開き,循環空気の排気とそれと同量の周囲外気の給気を行う。また冷却プレートへの給水弁を開き,冷却水を流下させる。給排気トビラ71の開度は,一度全開としてから排気温度の上昇に応じて調整する。また負荷や周囲外気温により予め決めていた開度を初期値としても良い。冷却水を一定時間流したら、排水弁を開いて冷却水を機外へ排水する。
ステップS110
外槽下部排水口温度T1aと外気温度T2aを測定する(初期温度の設定)。
ステップS111
乾燥開始からの経過時間が規定の時間になったかどうかを確認して処理を分岐する。
ステップS112
終了判定のための外槽下部排水口温度T1bと外気温度T2bを測定する。
ステップS113
排気開始からの経過時間が規定の時間になったかどうかを確認して処理を分岐する。
ステップS114
外槽下部排水口温度と外気温度の各々中間温度と終了判定温度との差を求め(ΔT1=T1a-T1b, ΔT2=T2a-T2b)、さらにそれらの温度差(ΔT1-ΔT2)が規定温度以上であるかどうかを確認して処理を分岐する。
ステップS115
乾燥開始から規定の時間が経過した場合、もしくは中間温度と終了温度の差が規定の温度より大きくなった場合、洗濯物の乾燥度が(=乾布の質量/湿布の質量)が1.0以上となり乾燥が終了したと判断し、冷却水の給水弁を閉じる。給排気トビラ71も閉じて,ヒータ50をOFFにする。
ステップS115b
温風温度や排水口温度などで異常に温度が高い場所が無いか確認する。
ステップS115c
排水孔39側の圧力より排水ホース9側の圧力を高く保ちながら水封じを破らない圧力レベルまでファン49の回転数を下げて給水電磁弁28を開いて水道水を流し、排水トラップ10の水封じをやり直す。
ステップS116
給水電磁弁28を開いてからの経過時間が規定の時間になったかどうかを確認して処理を分岐する。
ステップS117
水位センサ44の圧力が規定の圧力になったかどうかを確認して処理を分岐する。
ステップS118
給水電磁弁28を開いてから規定の時間が経過した場合、もしくは水位センサ44の圧力が規定の圧力より大きくなった場合、排水トラップ10の水封じが回復したと判断し、送風ファン49を停止、モータ36を停止、給気弁13を閉じ、給水電磁弁28を閉じて乾燥工程が終了する。
本実施例では、加熱手段にヒータ50を用いているが、本実施例の主旨は、熱交換ダクト231内に収めた除湿手段で除湿した空気を,ある割合にて周囲外気と入れ替えることで,効率よく乾燥運転を行うことであり,ヒータ50に限らず、ヒートポンプや熱電素子などの別方式の加熱手段を用いたものでも、本実施例の主旨や効果については変わるものではない。当然、これら別方式の加熱手段を用いたものでも何ら差し支えない。
本実施例によれば,乾燥運転中における循環空気の排気量を調節できるので,外槽出口の循環空気の湿度が飽和となるように加熱量を調節してあわせることで温風の温湿度を適切に保つことができる。よって冷却プレートによる冷却熱量に対する除湿潜熱の割合を最大にできることで,効率よく乾燥ができ,乾燥運転中の累積の排気に伴う湿気量も少なくできる。
<実施例2>
図8は,本発明の第2の実施例の乾燥システムの基本構成を示した洗濯乾燥機の一部を断面とした斜視図である。本実施例では,加熱手段を2つとし,一つはヒータ50,もう一つは熱電素子ユニット72とした基本構成としている。熱電素子75の加熱面には,循環空気との熱交換のためのフィン73を設けて,給排気ダンパ79下流の乾燥フィルタ16を通過した後の送風ファン49吸込側に収めてある。冷却面側には給水弁からの水道水を流す水冷ジャケット74を接触固定させてあり,水道水から吸熱できる構成となっている。この吸熱された冷却水は除湿手段である水冷プレート76に流下させる構成としている。これにより,ほぼ室温に近い状態から吸熱されて冷えた冷却水での水冷除湿となるため,循環空気からより多くの冷却熱を奪うことができるので,効率よく除湿できる。もう一つの加熱手段であるヒータ50は,乾燥の終盤において温風温度を高くするのに用いたり,水道水温度が低すぎて熱電素子72に固定した水冷ジャケット74通過後にマイナスとなるなど,熱電素子72が動作できない条件に対しての代替加熱手段として用いるものである。このような構成とすることにより,消費電力を増やすことなく,より低温の冷却水を作り出すことができて,水冷プレート76による除湿効率をあげることができるので乾燥時間の短縮と冷却水を節水できる。
<実施例3>
図9は,本発明の第3の実施例の乾燥システムの基本構成を示した洗濯乾燥機の一部を断面とした背面からの斜視図である。本実施例は,除湿手段と加熱手段に,ヒートポンプ64を用いた構成となっている。ヒートポンプ64は凝縮器61,蒸発器63,膨張手段62,圧縮機60,四方弁65から構成されている。このような構成として乾燥運転にヒートポンプ64を用いることで,加熱の消費電力量の削減と水冷プレート76を使わないことによる節水ができる。また乾燥時間の短縮を重視した場合には,蒸発器63の下流側となる給排気ダンパ79の給排気トビラ71開度を調節して,温風温度の湿度を低下させて乾燥効率を向上させることができる。さらに蒸発器には,蒸発器63に満遍なく散水できる散水器66を設けている。これは,蒸発器63のアルミフィンに洗濯時の洗剤液が飛散した場合の洗濯終了後の洗浄や,乾燥工程時にフィン間を閉塞させたリントを洗い流すのに用いる。また本実施例のヒートポンプ64は四方弁を設けているので,四方弁65の流路切り替えにより,凝縮器61を低温熱源とし,蒸発器63を高温熱源とすることができる。即ち洗濯時の給水を,散水器66を通して蒸発器63に散水することで,熱交換させて温水をつくることができる。このとき低温熱源となる凝縮器61には給気通路70からの周囲外気を導いて吸熱させる。このため送風ファン49出口には第2ダンパ77を設けて,外槽2の吹出しノズル11側と,吸熱後の空気を再び周囲環境に戻す排出口78側とを切り替える構成としているので,連続して温水をつくることができる。このとき給気通路70から周囲外気を取り入れるための給排気トビラ71は全開状態とする。このような構成とすることにより,乾燥運転時の消費電力量の削減と節水とあわせて,温水洗浄時の消費電力量も削減できる。
1 ベース
2 外枠
3 ドア
4 ベローズ
5 駆動回路
6 加熱ユニット
7 表示器
8 排水弁
9 排水ホース
10 排水トラップ
11 吹出しノズル
15 発光ダイオード
17 オーバーフローホース
18 循環ポンプ
19 ブザー
20 外槽
21 サスペンション
24、24a、24b スイッチ
25 操作ボタン入力回路
26 マイクロコントローラ
27 散水具
28 送風ダクト
29 回転ドラム
30 洗濯物
31 流体バランサー
33 リフター
34 金属製フランジ
35 主軸
36 ドラム駆動用モータ
37 排水口
38 パッキン
39 排水孔
40 下部ダクト
41 制御装置
44 水位センサ
45 温度センサ
46 振動センサ
47 電源スイッチ
48 操作パネル
49 送風ファン
50 ヒータ
52 ジャバラホース
53 外槽取付け部
54 水受け部
60 圧縮機
61 凝縮器
62 膨張手段
63 蒸発器
64 ヒートポンプ
65 四方弁
66 散水器
67 凝縮部
68 連結ダクト
69 排気通路
70 給気通路
71 給排気トビラ
72 熱電素子ユニット
73 フィン
74 水冷ジャッケット
75 熱電素子
76 水冷プレート
77 第2ダンパ
78 排出口
79 給排気ダンパ
222 糸くずフィルタ
231 熱交換ダクト

Claims (3)

  1. 内部に液体を貯溜可能とし乾燥工程では乾燥室となる外槽と、
    該外槽内に回転自在に支持され、洗濯物が収容される略円筒型のドラムもしくは内槽と、
    前記外槽に温風を送風する送風手段と、
    前記外槽と該送風手段を結ぶ送風経路と、
    該送風経路内の空気を加熱する加熱手段と、
    前記送風路内の空気を除湿する除湿手段と、を備え、
    前記送風経路の前記除湿手段と前記加熱手段の間に、前記送風手段からの循環空気を周囲外気と入れ替えるための給排気手段を有し、
    該給排気手段での給排気量を全量から入替え無にいたるまで調整可能とする構成としたことを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 請求項1において、前記加熱手段を、必要に応じて独立に制御できる複数個で構成させ、少なくとも1つに熱電素子を用いたことを特徴とする洗濯乾燥機。
  3. 請求項1において、前記加熱手段と前記除湿手段とをヒートポンプで構成させたことを特徴とする洗濯乾燥機。
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