JP3939030B2 - 自動改札機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は自動改札機に係り、特に、改札通路内の利用者を正確に検知できるようにするとともに、消費電力を小さくできるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の自動改札機の筐体には、改札通路への利用者(旅客)の進入検知、改札通路内における利用者の位置検知、改札通路内における利用者の通過方法検知、又は改札通路内からの利用者の進出、あるいは退出の検知を行うために、複数の人間検知器が設けられている。
【0003】
この人間検知器は、発光素子及び受光素子からなる光電センサで構成され、改札通路を挾んで設置される自動改札機の一対の筐体に対向して、かつ、改札通路の通過方向に沿って所定の間隔を保って設けられている。
【0004】
したがって、人間検知器は、どの人間検知器が遮光されているかにより、また、人間検知器がどの順序で遮光されたかにより、改札通路内の利用者の位置を検知したり、あるいは、利用者の移動方向等を検知することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の自動改札機は、自動改札機の稼動中、常時、全ての人間検知器が駆動状態に置かれるので、消費電力が大きくなる欠点があるとともに、利用者の通過方向を検知するために、人間検知器の設置間隔が、例えば、10cm以下のように設置されると、隣接する人間検知器が干渉して正確な検知ができなくなるという欠点があった。
【0006】
上述の干渉防止のために、指向性の優れた光電センサの人間検知器を用いることも考えられるが、このように指向性の優れた光電センサは、発光素子と受光素子との位置合わせが難しくなるという新たな問題点が発生してしまう。
【0007】
そこで、本発明は、上記欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、消費電力が小さく、かつ、人間検知を正確に行うことのできる自動改札機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る自動改札機は、上記目的を達成するために、改札通路に沿って所定の間隔を保って設けられた複数の人間検知器を有する自動改札機において、前記複数の人間検知器のうち、検知範囲が干渉する可能性のある所定範囲内の互いに隣接する人間検知器を互いに異なるグループに属するように2分割するとともに、前記改札通路内の利用者が検知されるまで、その改札通路の入口側及び出口側の人間検知器のみを駆動させ、さらに、それら2分割されたグループ内の人間検知器をグループ毎に所定の時間を保って交互に駆動させるように制御する駆動制御手段を設けたことを特徴としている。
また、本発明の請求項2に係る自動改札機は、2分割された人間検知器が、高い位置で人間を検知するためのものと、低い位置で人間を検知するためのものとを含み、高い位置で人間を検知するための人間検知器と、低い位置で人間を検知するための人間検知器とがともに人間を検知した時は、その人間を大人と判定し、低い位置で人間を検知するための人間検知器のみが人間を検知した時は、その人間を子供と判定するものであることを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、一実施の形態に係る自動改札機を改札通路側から見た正面図であって、その自動改札機Gの一方の筐体G1 が示されている。
【0010】
この自動改札機Gは、筐体G1 に設けられた投入口1から投入された乗車券(図示せず)が投入されると、筐体G1 内に設けられている図示しないカードハンドラで排出口2又は集札箱(図示せず)に搬送されるように構成されている。そして、乗車券が搬送される途中において、読取ヘッドを介して乗車券に記録されているデータが読取られ、その読取られたデータを基にCPUを中心に形成された制御器Cで演算処理が行われ、その演算結果により入出場が許可されるように構成されている。すなわち、その演算結果が入出場を許可できるときは、ドアD1 が開かれ(自動改札機Gがノーマルオープン型のときはそのまま)、その演算結果が入出場を許可できないときは、ドアD1 が閉じられるように構成されている。なお、図1中、D2 は、改札通路Pの入口側に設けられたドアであって、利用者が逆方向側(図1の左側)から改札通路Pに進入したときに閉じられるように構成されている。
【0011】
上述の自動改札機Gは、乗車券を筐体G1 内に投入して自動改札処理を行う投入型を示したが、乗車券を無線通信機能を有するICカードからなる非接触券とし、その非接触券と自動改札機Gとの間で非接触にデータ授受を行って自動改札処理を行う非接触型とすることもできる。
【0012】
図1中、A1 〜A6 及びB1 〜B6 は、改札通路Pに沿って、かつ、所定の間隔を保って設けられた光電センサからなる人間検知器であって、筐体G1 と改札通路Pを挾んで設けられた図示しない筐体とに対向して設けられている。
【0013】
これら人間検知器A1 〜A6 、B1 〜B6 のうち、人間検知器A1 〜A6 は、一つのグループ、すなわち、Aグループに属し、また、人間検知器B1 〜B6 は、他の一つのグループ、すなわち、Bグループに属している。
【0014】
人間検知器A1 〜A6 、B1 〜B6 は、人間検知器A1 ,A2 …、B1 ,B2 …の順序で改札通路Pの入口側(図1の右側)から出口側(図1の左側)にかけて設けられている。また、人間検知器A1 〜A6 、B1 〜B6 のうち、人間検知器A1 ,B2 ,A3 ,B3 ,A5 及びB6 は、低い位置で人間を検知するために、筐体G1 に直接設けられ、また、残りの人間検知器A2 ,B1 ,A4 ,B4 ,A6 及びB5 は、高い位置で人間を検知するために、筐体G1 の上面から突出して設けられたセンサ取付バーG′に設けられている。このセンサ取付バーG′に設けられている人間検知器A2 ,B1 ,A4 ,B4 ,A6 及びB5 で検知されることなく、筐体G1 に設けられている人間検知器A1 ,B2 ,A3 ,B3 ,A5 及びB6 のみで検知されたときは、その利用者は小人(子供)の利用者と判定され、両方で検知されたときは、大人の利用者と判定されるように構成されている。
【0015】
人間検知器A1 〜A6 、B1 〜B6 の改札通路P方向の設置間隔において、人間検知器A1 ,A2 、A2 ,B1 、B1 ,B2 、A3 ,B3 、A4 ,B4 、A5 ,A6 、A6 ,B5 及びB5 ,B6 は、所定の狭い間隔、例えば、10cm以下に決められていて、遮光順序により利用者の移動方向を検知できるように構成されている。
【0016】
次に、図2のフローチャートを用いて人間検知器A1 〜A6 、B1 〜B6 の駆動制御動作について説明する。今、自動改札機Gが稼動されていて、改札通路P内に利用者が検知されているものとする(ステップ100肯定、ステップ102肯定。以下、ステップを「S」とする。)。なお、改札通路P内に利用者が検知されている状態とは、改札通路Pの入口側の人間検知器A1 ,A2 で検知された利用者が改札通路P内にいる状態、又は、改札通路Pの出口側の人間検知器B5 ,B6 で検知された利用者(逆進入の利用者)が改札通路P内から退出していない状態を意味している。
【0017】
利用者が改札通路P内にいるときは、Aグループに属する人間検知器A1 〜A6 とBグループに属する人間検知器B1 〜B6 は、図3に示されるように、所定の時間毎に交互に駆動される(S104)。この所定時間は、利用者の移動速度(2m/sec)を十分に検知できるように決められていて、例えば、数十μsec〜数msecの範囲で決められる。
【0018】
改札通路Pから利用者が進出又は退出した状態のとき、すなわち、自動改札機Gが待機状態にあるときは(S102否定)、改札通路Pの入口側の人間検知器A1 ,A2 及び出口側の人間検知器B5 ,B6 のみが交互に駆動される(S108)。
【0019】
上述のように、人間検知器A1 〜A6 、B1 〜B6 は、2つのグループA,Bに分けられるとともに、グループA,Bが交互に駆動されるので、従来よりも半分の消費電力で足りるとともに、自動改札機Gの1日の大半を示す待機状態では、改札通路Pの入口側の人間検知器A1 ,A2 及び改札通路Pの出口側の人間検知器B5 ,B6 のみが交互に駆動されるので、消費電力をより軽減することができる。
【0020】
さらに、人間検知器A1 〜A6 、B1 〜B6 のグループ分けは、干渉を生じやすい接近した人間検知器A2 ,B1 、A3 ,B3 、A4 ,B4 及びA6 ,B5 が異なるグループに属するので、干渉を未然に防止で、正確な人間検知を行うことができる。
【0021】
なお、上述の例では、自動改札機Gにセンサ取付バーG′を設けたが、このセンサ取付バーG′を持たずに、筐体G1 のみに人間検知器を設けるようにしてもよい。また、待機状態における駆動を人間検知器A1 ,A2 →B5 ,B6 →A1 ,A2 →B5 ,B6 …としたが、これを最も入口側及び出口側の人間検知器A1 及びB5 のみを駆動制御するようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る自動改札機は、複数の人間検知器のうち、検知範囲が干渉する可能性のある所定範囲内の互いに隣接する人間検知器を互いに異なるグループに属するように2分割するとともに、改札通路内の利用者が検知されるまで、その改札通路の入口側及び出口側の人間検知器のみを駆動させ、さらに、それら2分割されたグループ内の人間検知器をグループ毎に所定の時間を保って交互に駆動させるように制御する駆動制御手段を設けたので、消費電力を軽減することができるとともに、干渉を未然に防止して正確な人間検知を行うことができる。
また、本発明の請求項2に係る自動改札機は、2分割された人間検知器が、高い位置で人間を検知するためのものと、低い位置で人間を検知するためのものとを含み、高い位置で人間を検知するための人間検知器と、低い位置で人間を検知するための人間検知器とがともに人間を検知した時は、その人間を大人と判定し、低い位置で人間を検知するための人間検知器のみが人間を検知した時は、その人間を子供と判定するものであるので、効率よく利用者を判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る自動改札機を改札通路側から見た正面図である。
【図2】人間検知器の駆動制御動作を示すフローチャートである。
【図3】人間検知器のグループの制御動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 投入口
2 排出口
G 自動改札機
G1 筐体
G′ センサ取付バー
A1 〜A6 、B1 〜B6 人間検知器
D1 ,D2 ドア
C 制御器
P 改札通路
Claims (2)
- 改札通路に沿って所定の間隔を保って設けられた複数の人間検知器を有する自動改札機において、
前記複数の人間検知器のうち、検知範囲が干渉する可能性のある所定範囲内の互いに隣接する人間検知器を互いに異なるグループに属するように2分割するとともに、前記改札通路内の利用者が検知されるまで、その改札通路の入口側及び出口側の人間検知器のみを駆動させ、さらに、それら2分割されたグループ内の人間検知器をグループ毎に所定の時間を保って交互に駆動させるように制御する駆動制御手段を設けたことを特徴とする自動改札機。 - 請求項1に記載の自動改札機において、2分割された人間検知器は、高い位置で人間を検知するためのものと、低い位置で人間を検知するためのものとを含み、高い位置で人間を検知するための人間検知器と、低い位置で人間を検知するための人間検知器とがともに人間を検知した時は、その人間を大人と判定し、低い位置で人間を検知するための人間検知器のみが人間を検知した時は、その人間を子供と判定するものであることを特徴とする自動改札機。
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