JP3937731B2 - 販売管理方法および販売管理システム、ならびにそのシステムに使用される管理装置、取引処理装置 - Google Patents

販売管理方法および販売管理システム、ならびにそのシステムに使用される管理装置、取引処理装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、商品の注文を受け付けたり、購入代金の決済を行うためのコンピュータシステムに関するもので、特に、インターネットのようなネットワークを用いて顧客に商品情報を提供するとともに、商品の受注および販売を管理する方法ならびにコンピュータシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットなどのコンピュータネットワークを利用したオンラインショッピングでは、一般に、Webページ上で商品の注文を受け付けた後、その商品を宅配便などによりユーザーの自宅に配送する。代金の決済は、注文時にクレジットカードのカード番号を送信したり、代金引換や現金振込みなどの方法によって行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
現行のオンラインショッピングは、留守がちなユーザーにとって利用しにくいという問題があり、また販売者側にとっても、代金が確実に回収できないなどのリスクを伴う。またこの種のサービスは、前記クレジットカードのカード番号のほか、氏名,住所,電子メールアドレスなどの個人情報を送信する必要があるので、ネットワーク上に個人情報を送信するのに抵抗を持つユーザーには、受け入れにくいという問題がある。
【0004】
このような問題を解決する方法として、24時間営業のコンビニエンスストアを利用する方法が考えられる。この方法では、コンビニエンスストアでインターネットのWebページ上で公開された商品の注文を受け付け、メーカーに対する発注作業を請け負う。ユーザーは、インターネットを閲覧して所望の商品を選択した後にコンビニエンスストアに出向いて希望の商品を注文する。さらに所定期間経過後に商品が店舗に届くと、都合のよいときに出向いて商品を受け取る。代金の決済は、注文時または商品の引き渡し時に行われる。
【0005】
この方法によれば、ユーザーは、自分の都合に合わせて商品の注文や購入を行うことができ、またネットワーク上に個人情報を送信する必要なしに、気軽に買い物をすることができる。また販売者側にとっても、商品の受け渡しの前または同時に代金決済が行われるので、確実に代金を回収することができ、損失をなくすことができる。
【0006】
しかしながら上記の方法を普及させるには、コンビニエンスストアにおいて、ユーザーの注文に素早く対応でき、しかも注文を取り違えないような方法をとる必要がある。特に商品が多岐にわたる場合は、ユーザーの希望する商品が自店舗で取り扱いが可能な商品であるか否かを、速やかに把握し、かつ的確な発注作業を行う必要がある。
【0007】
この発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、コンビニエンスストアのような店舗において、顧客がネットワーク上で検索した商品の購入申込みを受け付けて販売を行う場合に、発注から販売までの業務が簡単かつ確実に実行できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明の販売管理方法が実施されるコンピュータシステム(以下、「商品管理システム」という。)は、店舗内に設置される取引処理装置と販売管理センターに設置される管理装置とをコンピュータネットワークを介して接続して成るものである。
『店舗』とは、コンビニエンスストアのように、実在の商品の保管や販売が可能な場所をいう。『販売管理センター』とは、商品の受発注を一元管理する場所であって、例えば、メーカーの販売部門、コンビニエンスストアの本部などに設置される。またメーカーとコンビニエンスストアとの間での受発注を仲介する販売管理の専門会社内に設けることもできる。
【0009】
前記取引処理装置は、コンピュータを制御主体とする装置であって、例えば、コンビニエンスストア内のPOS端末装置と兼用の装置として提供される。管理装置は、1台のコンピュータ、または複数のコンピュータによるコンピュータシステムにより構成され、インターネットなどの汎用のコンピュータネットワーク(以下、「汎用ネットワーク」という。)への接続が可能に構成される。
なお、取引処理装置と管理装置とを接続するコンピュータネットワークとして、前記の汎用ネットワークを用いることも可能であるが、セキュリティーの面からは専用のネットワークを設定するのが望ましい。
【0010】
この発明の販売管理システムでは、管理装置において、汎用ネットワークを介して顧客が使用する通信端末装置から商品の選択を受け付けるステップと、前記選択された商品に固有のコード情報を通信端末装置に送信するステップとを実行するとともに、前記取引処理装置において、通信端末装置が管理装置から受信したコード情報を入力するステップと、入力されたコード情報に基づき前記選択された商品を顧客に販売するための取引処理を行うステップとを実行するようにしている。
【0011】
管理装置は、複数種の商品をそれぞれ個別のコード情報に対応づけた商品データベースを具備するのが望ましい。この場合、管理装置において顧客が使用する通信端末装置から商品の選択を受け付ける処理は、前記汎用ネットワーク上で商品データベースに保存された商品の紹介情報を公開し、顧客に希望する商品を選択させることにより実施することができる。また顧客側から商品名、メーカー名などのキーワードの入力を受け付けて商品データベースを検索し、ヒットした商品の紹介情報を提示して、顧客側の選択を受け付けるようにしてもよい。
【0012】
一方、選択された商品に固有のコード情報を送信する処理では、前記商品データベースから該当するコード情報を読み出した上で、このコード情報をそのまま送信、または符号化などの処理を施してから送信する。
好ましい態様では、コード情報は、画像情報に変換されて送信される。この画像情報は、例えば1次元または2次元のバーコードのように、コード情報を所定の画像パターンに変換した情報となる。
【0013】
このようにコード情報を示す画像情報が送信される場合、取引処理装置では、通信端末装置が管理装置から受信して表示または印刷した画像情報を光学的に読み取ることによってコード情報を入力することができる。
【0014】
近年では、PHS,携帯電話のような携帯通信機器をインターネットに接続できるようになっている。ユーザーは、これらの携帯通信機器に備えられている表示部を介して、インターネット上のさまざまな情報を閲覧することができる。またこれらの機器には、表示した画像をそのまま記憶する機能が組み込まれており、インターネットに再接続しなくとも、ユーザーの呼び出し操作に応じて前記記憶した画像を再表示させることができる。
したがってこの発明では、前記通信端末装置として,上記のような画像表示機能を具備する携帯通信機器が使用される場合、この携帯通信機器に受信した画像情報を表示させた状態で取引処理装置にコード情報を読み取らせるようにする。
【0015】
一方、通信端末装置がデスクトップ型のコンピュータのような携帯不可能な装置である場合は、この装置において受信した画像情報を紙媒体に印刷した上で取引処理装置に読み取らせることになる。
【0016】
また通信端末装置がブルートゥースのような無線電送手段を具備する携帯通信機器である場合は、取引処理装置に携帯通信機器からの無線による情報伝送を受け付ける受信装置を設けることによって、携帯通信機器から前記受信したコード情報の伝送を受け付けることができる。
【0017】
上記のようなシステムによれば、顧客は、汎用ネットワークを用いて希望の商品を選択し、その商品のコード情報の送信を受けた後に、店舗内の取引処理装置に前記コード情報を入力する。取引処理装置は、このコード情報の入力により、顧客が選択した商品を正確に把握することができるので、以後の取引処理を間違いなく遂行することが可能となる。
【0018】
好ましい態様によれば、取引処理装置の行う取引処理として、少なくとも入力したコード情報を含む情報を管理装置に送信するステップを実行する。このステップによれば、顧客から商品を受注したことを販売管理センターに知らせることができるので、販売管理センターは、速やかに商品の手配を行うことができる。
【0019】
さらに取引処理として、前記コード情報を含む情報を送信するステップのほかに、商品コードに対応する商品を受注したことを示す帳票を発行するステップと、前記帳票の発行処理と同時または発行処理から所定期間経過後に顧客からの入金を処理するステップとを実行すれば、この帳票を商品との引換券として顧客に渡すことができるので、商品の受け渡し処理を円滑に行うことができる。
なお帳票の発行処理と同時に入金を処理するのは代金前払い方式をとる場合であり、所定期間経過後に入金を処理するのは、商品の受け渡しと同時に代金を徴収する場合である。
【0020】
さらに販売管理センターが、外部から商品の提供を受ける組織である場合は、管理装置において、汎用ネットワークを介して商品の提供者から商品に関する情報を受け付け、これを固有の商品コードに対応づけて前記商品データベースに登録するようにするのが望ましい。さらにこの場合、管理装置は、取引処理装置からコード情報の送信を受け付けたとき、このコード情報の商品の提供者に対し商品の発注処理を行うステップを実行するのが望ましい。
【0021】
このような構成によれば、商品の販売を希望するメーカー側から汎用ネットワークを介して商品情報を集めて顧客に提供できる。また各店舗からの商品の受注を速やかに把握して、該当するメーカーに商品を発注することができるから、種々の商品を、在庫を持たずに販売することができる。
【0022】
また上記のように複数種の商品を取り扱う場合、取引処理装置には、自店舗で取り扱いが可能な商品を記憶したデータベースを設定するのが望ましい。この場合、取引処理装置は、コード情報の入力に応じてまず自装置のデータベースを検索し、取り扱いが可能な商品であることを確認した上で管理装置にコード情報を送信して受注処理を行うことになる。なお、このデータベースへの情報の登録は、例えば、管理装置から前記商品データベース内の所定の商品情報の送信を受けることによって行われる。
【0023】
さらに店舗側で一部の商品を在庫として保持している場合、前記取扱商品を確認するためのデータベースに、在庫の有無を示す情報を書き込むことができる。この場合、取引処理装置は、コード情報の入力に応じて検索を行い、顧客の選択した商品が店舗内にある場合は、その旨を店員や顧客に報知することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の一実施例にかかる販売管理システムの構成、ならびにこのシステムにアクセスする通信端末装置とシステムとの関係を示し、図2は、上記販売管理システムにより実施される取引処理の概要を、それぞれ示す。
この実施例の販売管理システム1は、コンビニエンスストアのような店舗2と商品の受発注や代金決済を一元管理するための販売管理センター3との間に設定されるコンピュータネットワークシステムであって、複数の店舗2内に設置される複数の取引処理装置4と、販売管理センター3内に設置されるサーバー5とを、専用回線6により接続した構成をとる。
【0025】
前記サーバー5は、受発注処理を一元管理するための管理装置として機能するもので、販売管理システム1内の専用回線6のほか、インターネット7に接続される。サーバー5は、インターネット7上にホームページを開設してメーカー11やユーザーの使用する通信端末装置8,9からのアクセスを受け付け、後記する商品情報の登録処理や登録された商品情報を提供する処理を行う。
【0026】
この実施例では、ユーザー側の通信端末装置8として携帯電話が使用されることを前提としている。これら携帯電話8は、電話会社の中継装置10を介してインターネット7に接続される。ただし、通信端末装置は、携帯電話に限らず、他の携帯型の通信機器やパーソナルコンピュータを用いて前記販売管理センター3のホームページにアクセスすることも可能である。
【0027】
一方、メーカー11側の通信端末装置9は、例えば、社内のコンピュータネットワークシステムに組み込まれたコンピュータ(サーバー、端末装置のいずれでもよい。)である。この場合の通信端末装置9は、システム内のルーターを介してインターネット7に接続される。ただし、コンピュータネットワークシステムに組み込まれていない単体のコンピュータをプロバイダの回線にダイヤルアップ接続して、通信端末装置9として使用することも可能である。
【0028】
この販売管理システム1は、インターネット7を介して不特定多数のユーザーに種々の商品についての商品情報を提供するとともに、前記店舗2において、前記情報を提供した所定の商品の注文を受け付けてその商品をメーカー11から取り寄せ、販売することを目的とする。
【0029】
前記販売管理センター3内のサーバー5には、商品データベース45や発注データベース46が設定される。サーバー5がインターネット7上に展開するWebペ−ジには、商品情報を登録するためのページと、登録された商品を紹介するためのページとが含まれている。商品情報登録用のWebページは、ネット上での商品紹介を希望するメーカー11から商品の情報を取得するためのもので、このWebページ上で入力された商品情報が前記商品データベース45に蓄積される。
【0030】
前記商品情報は、商品名,価格,メーカー名,商品を紹介するテキスト情報(以下、「紹介情報」という。),ならびに型番号のような商品に固有のコード情報(以下、「商品コード」という。)などにより構成され、必要に応じて商品の外観を表す画像データなどを付加したり、メーカー11の開設するホームページへのリンク情報を設定することができる。なお、商品コードはメーカー側から送信された情報に限らず、登録情報の受付順序を示す番号など、販売管理センター3側で設定したコードを、送信された情報に付加して登録してもよい。
【0031】
一方、商品紹介用のWebページは、前記商品データベース45内の商品情報を複数種の商品群に分類したメニュー画面を先頭に階層化されている。ユーザーがこれらのWebページに対して選択操作を行う都度、商品情報が絞り込まれて、最終的に特定の一商品についての商品情報を紹介するページが提示される。
さらにこの特定商品の紹介ページは、前記商品コードを2次元バーコードに変換して呼び出すことができるように設定されている。ユーザーがこの呼出し操作を行うと、前記商品コードを示す2次元バーコードが示されたページに表示が切り替えられる(以下、この2次元バーコードにより示される商品コードを、「画像コード」という。)。
【0032】
前記店舗2内の取引処理装置4には、バーコードリーダー12が接続されている。このバーコードリーダー12は、前記携帯電話8の表示画面上に表示された画像コードを読み取るためのもので、読み取られた画像コードは、バーコードリーダー12内で元の商品コードに復号された後に、取引処理装置4に入力される。取引処理装置4は、後記する取扱商品データベース23を検索して、前記商品コードの示す商品が自店舗2で取扱いが可能であることを確認した上で、販売管理センター3のサーバー5に対し、前記商品コードを含む発注情報を送信する。なお、発注情報には、前記商品コードのほか、自店舗の店コード、発注日、商品名、メーカー名、注文個数などのデータが含まれる。
【0033】
さらにこの発注情報がサーバー5に受け付けられ、かつ商品の代金決済が完了したことが入力されると、取引処理装置4は、商品の引換券を発行する。この引換券には、前記発注情報に基づき、自店舗の名称、電話番号、受注日、受注した商品の商品名、メーカー名、受注個数などが印字される。
【0034】
ここで上記構成により実施される取引処理の流れを説明する。なお、以下の説明において、ステップ1〜12は、図2中に示す参照番号(1)〜(12)に対応する。
商品情報の公開を希望するメーカーは、前記販売管理センター3の商品情報登録用のWebページにアクセスして、商品情報を入力する。入力された商品情報は、前記サーバー5の商品データベース45に登録され、前記商品紹介用のWebページに掲載するデータとして用いられる(ステップ1)。またこの商品情報は、適宜、店舗2へと送信され、取扱商品データベース23に登録される(ステップ2)。
【0035】
ユーザーは、携帯電話8をインターネット7に接続した状態下で前記商品紹介用のWebページにアクセスする(ステップ3)。このWebページ上で購入したい商品が見つかると、ユーザーは、前記画像コードの呼出し操作を行って、呼び出された画像コードの表示ページを携帯電話8のメモリ内に保存する(ステップ4)。
【0036】
つぎにユーザーは、最寄りの店舗2に出向いて、前記保存していたWebページを携帯電話8の表示画面に呼び出して店員に表示する。店員は、バーコードリーダー12を用いて前記Webページ上の画像コードの読取り処理を行う(ステップ5)。取引処理装置4は、画像コードから復号された商品コードを入力して取扱商品データベース23を照合する。入力された商品コードを含む商品情報が取扱商品データベース23内にあれば、取引処理装置4は自店舗2で取引可能な商品であると判断して、前記商品コードを含む発注情報を前記サーバー5に送信する(ステップ6)。
【0037】
サーバー5は、この発注情報を受け付けると、取引処理装置4に所定の応答情報を返送する。この応答情報を受けて、店員がユーザーから商品の代金を受け取り、その入金額を取引処理装置4に入力すると、取引処理装置4は、前記引換券を発行する(ステップ7,8)。この引換券をユーザーに渡すことにより、前記商品の受発注処理およびユーザーに対する代金の決済処理が完了する。
【0038】
販売管理センター3のサーバー5は、前記取引処理装置4からの発注情報を前記発注データベース46に格納するとともに、その情報から商品を製造するメーカー11を割り出し、このメーカー11に前記発注情報を送信する(ステップ9)。
【0039】
メーカー11は、この発注情報を受けて、該当する商品を店舗2に直接配送する(ステップ10)。店舗2側では、商品の配送を受けた後、来店したユーザーに対し、前記引換券と引き換えに商品を渡す。この時点で、店舗2とユーザーとの間の取引は完了する。
【0040】
販売管理センター3のサーバー5では、前記発注データベース46内の蓄積情報に基づき、各店舗2に対する請求額と、各メーカー11への支払額とを集計する。この集計処理は、週単位、月単位など所定の期間毎に行われるもので、販売管理センター3では、この集計結果に基づき、店舗2側に請求書を発行してこれを回収し、またメーカー11側に集計に応じた額の代金を支払う(ステップ11,12)。
なお、この代金決済処理において、店舗2への請求金額には、店舗2,メーカー11の双方に対するセンター利用料金が含まれており、販売管理センター3は、店舗2側から回収した代金からこのセンター利用料金を差し引いた額を、メーカー11側に支払うようにしている。
【0041】
上記の取引処理によれば、ユーザーは、インターネット7を介して種々の商品の情報を得た上で、希望の商品を選択することができる。また商品の注文や商品の引き取りを実在の店舗2内で行うので、クレジットカードの番号や住所、氏名などの個人情報の送信が不要となる上、自分の都合に合わせて商品を受け取ることが可能となり、気軽にサービスを利用することができる。また店舗2側では、ユーザーがインターネット7上で取り込んだ画像コードを用いて商品の注文を行うので、受注の間違いが生じる虞がなく、また発注情報がオンライン処理されるので、正確かつ迅速な受発注を行うことができ、売上高を伸ばすことができる。
【0042】
またメーカー11にとっては、インターネット7を介して登録処理を行うだけでWebページ上での商品紹介が実現するので、自らオンラインショッピング用のページを作成する場合よりも、はるかに簡単に商品の販売ルートを確保することができる。また販売管理センター3に利用料金を支払う必要があるものの、確実に代金を回収でき、しかも販売管理センター3に代金決済処理を委託することにより、効率よく代金を徴収することができる。
さらに広い販売ルートを持たない中小のメーカーにとって、コンビニエンスストアの販売網を利用して商品を各地で販売することができるから、高い収益を上げられる可能性が生じる。
【0043】
なお、この販売サービスでは、ユーザーが商品を持ち帰る必要があるため、書籍,CD,ゲームソフト,小型の電器製品など、比較的小さな商品に適用するのが望ましい。またメーカー以外に、サービス業種からの情報も受け付けるようにすれば、コンサートや映画の前売り券などのチケットを販売したり、ホテルの予約を受け付けるようなサービスを提供することも可能になる。
【0044】
以下、前記販売管理システム1を構成する取引処理装置4とサーバー5について、構成および各装置の行う具体的な処理の内容を説明する。
図3は、前記取引処理装置4の一例を示す。この取引処理装置4は、店舗2内の商品を販売するためのPOS端末装置としての機能を具備するもので、貨幣収納部13,本体部14,表示部15を順に情報に重ね合わせた構成をとる。貨幣収納部13および表示部15は、本体部14に電気接続されており、後記する制御部19の制御に応じて、代金決済時に貨幣収納部13が自動的に開放されたり、表示部15に、適宜、決済の内容などが表示される。
【0045】
本体部14には、商品の代金や入金額などを入力するための操作キー16aが設けられた入力部16のほか、ジャーナルの収容部17,レシート(前記引換券を含む。)の発行口18などが設けられる。表示部15は、取引内容の詳細を表示するための液晶ディスプレイ15aと売上総額を表示するための数値表示器15bとにより構成される。さらに本体部14には、前記したバーコードリーダー12が接続される。
なお、この実施例のバーコードリーダー12は、画像コードのみならず、店舗2内の一般商品に付けられた一次元バーコードを読取り可能に設定されており、たとえば切替操作によって入力対象のバーコードの形態が切り替えられる。
【0046】
図4は、前記取引処理装置4の電気的構成を示す。
図中の19は、マイクロコンピュータにより成る制御部であって、この制御部19に、前記表示部15や入力部16のほか、通信部20,印字部21,商品コード入力部22,取扱商品データベース23,発注データベース24,PLUファイル25などが接続されて成る。
なお前記取扱商品データベース23,発注データベース24,PLUファイル25は、本体部14内に組み込まれたハードディスク装置内に設定される。
【0047】
通信部20は、前記販売管理センター3のサーバー5への専用回線6に接続するためのインターフェイス回路である。印字部21は、前記ジャーナルやレシートに印字出力を行うためのものである。また商品コード入力部22は、前記バーコードリーダー12により読み取られた商品コードを入力するための入力インターフェイスである。
【0048】
取扱商品データベース23には、前記販売管理センター3のサーバー5から送信された商品情報が蓄積される。この商品情報は、前記したように、バーコードリーダー12より入力された商品コードが取扱可能な商品のコードであるか否かを判別する際に用いられる。
一方、発注データベース24には、前記サーバー5に送信された発注情報が蓄積される。この発注情報は、店舗2内での受発注の履歴データとして取り扱われるもので、例えば未到着の商品を確認したり、販売管理センター3からの請求金額の内訳を確認する場合などに読み出されて、前記液晶ディスプレイ15a上に表示される。
【0049】
PLUファイル25は、店舗2内の一般商品の販売に使用されるもので、各商品について、それぞれ商品コードに製品名,価格などの情報が対応付けられた商品情報が格納される。商品の販売時には、制御部19は、前記バーコードリーダー12から商品に貼付されたバーコードラベル上の商品コードを読み取り、そのコードに対応する商品情報をPLUファイル25より読み出して、代金の決済処理を実行する。この決済処理の内容は、図示しない売上データベースに蓄積され、その蓄積情報は、所定のタイミングで販売本部のサーバーに送信される。
【0050】
なお、前記販売本部は、店内の一般商品の販売管理を行う機関であるが、この機関が前記販売管理センター3とは異なる機関である場合は、前記通信部20を、販売管理センター3のサーバー5への専用回線6のほか、販売本部用の専用回線にも接続されるように構成する。また制御部19の使用する通信用のプログラムも、前記2つの回線に対応するように設定する必要がある。
【0051】
図5は、前記取引処理装置4の他の例を示す。この実施例の取引処理装置4は、ユーザー自身に操作を行わせるセルフサービス式の端末装置であって、機体の前面には、タッチパネルが一体化された表示部26が設けられ、また適所に引換券発行口27が形成される。また前面の中央部には、紙幣投入口28,硬貨投入口29,画像コード読取面30などが設けられた操作面31が形成される。画像コード読取面30は、前記操作面31の一部を開口してその開口部に透明な樹脂パネルを嵌め込んで成るもので、機体内部には、開口部に対応させて前記画像コードを読み取るためのバーコードリーダー12が配備される。
【0052】
図6は、前記図5の取引処理装置4の構成を示す。この実施例の取引処理装置4は、マイクロコンピュータより成る制御部32を主体とし、この制御部32に、通信部33,表示部26,印字部34,入力部35(前記したタッチパネルにより成る。),貨幣処理部36,商品コード入力部22,取扱商品データベース23,発注データベース24,Webブラウザ部37などが接続されている。
【0053】
通信部33は、前記販売管理センター3のサーバー5との通信を行うためのインターフェイス回路である。印字部34は、引換券への印字処理を行うための機構であって、前記引換券発行口27の背後に設けられる。貨幣処理部36は、前記紙幣投入口28および硬貨投入口29の内部に設置される機構であって、投入紙幣や硬貨の金種や真偽を判別するための判別機構や、投入紙幣や硬貨を機体内の金庫に導くための搬送機構などが含まれる。
【0054】
商品コード入力部22,取扱商品データベース23,発注データベース24は、前記図4と同様のものであるので、説明を省略する。Webブラウザ部37は、前記表示部26の表示画面上にユーザーインターフェイスを展開するためのプログラムファイルであって、取扱商品データベース23や発注データベース24と同様に、装置内のハードディスク装置内に組み込まれる。
【0055】
上記構成の取引処理装置4では、制御部32は、前記Webブラウザ部37のプログラムに基づき、表示部26の画面の所定位置に選択や確認のための操作ボタンを形成する。そして入力部35による操作や前記商品コードの入力を受け付けて、適宜、表示画面の表示を切り替えたり、通信部33,印字部34,貨幣処理部36を駆動しながら一連の受発注処理を実行する。
【0056】
図7は、前記販売管理センター3のサーバー5の構成を示す。この実施例のサーバー5は、インターネット用制御部40,専用回線用制御部41の各制御部と、受発注処理部42,出力処理部43の各処理部とを具備する。前記した商品データベース45は、主としてインターネット用制御部40により読み書きされるほか、専用回線用制御部41による情報の読出しも可能に設定される。また受発注処理部42は、前記発注データベース46のほか、店舗データベース47,メーカーデータベース48の2種類のデータベースを管理する。出力処理部43は、受発注処理部42による処理結果を、所定のフォーマットの文書として出力するためのものである。
【0057】
なお、上記の各制御部40,41および各処理部42,43は、具体的には、それぞれ独立のコンピュータ、または複数台のコンピュータによるネットワークシステムにより構成される。またインターネット用制御部40,専用回線用制御部41を構成するコンピュータは、それぞれ通信インターフェイスを介してルーターやアクセスサーバーなどの中継装置に接続される。また出力処理部43には、処理結果を印字出力するためのプリンタなどが接続される。
また各種データベースは、データ管理用のコンピュータ(図示せず)内の記憶装置(ハードディスク装置など)に設定されて、データベースへの読書き処理が制御される。
【0058】
インターネット用制御部40は、前記インターネット7上でユーザーの携帯電話8やメーカー側の通信端末装置9からのアクセスを受け付け、前記商品情報の登録用ページや商品紹介用ページを展開する処理を行う。またインターネット用制御部40は、前記メーカー11の通信端末装置9からの商品情報の入力に応じて、その商品情報を商品データベース45に登録する処理も行う。また受発注処理部42からメーカー11宛の電子メールを渡されたとき、これをインターネット7へと送出する処理を行う。
【0059】
専用回線用制御部41は、各店舗2の取引処理装置4と前記専用回線6を介して情報のやりとりを行うためのもので、前記商品データベース45内の新規登録情報を各店舗2の取引処理装置4に送信するとともに、取引処理装置4側から発注情報が送信されたとき、これを取り込んで受発注処理部42に渡す。また受発注処理部42から店舗2宛の請求金額を知らせる情報などが渡される場合は、これを該当する店舗2の取引処理装置4に送信するように設定される。
【0060】
受発注処理部42は、前記インターネット用制御部40や専用回線用制御部41と連絡をとりながら、各店舗2からの発注情報を処理したり、店舗2やメーカーに対する代金決済処理を行う。発注情報の処理においては、専用回線用制御部41を介して店舗2から受け取った発注情報を発注データベース46に保存するとともに、該当するメーカー11に対し、電子メールによる発注情報を作成してインターネット用制御部40に渡し、このメーカーへの送信を要請する。また代金決済処理では、所定の期間毎に、その期間における発注情報を集計して各店舗2への請求額や各メーカーへの支払額を算出する。
【0061】
前記店舗データベース47には、各店舗2につき、店コード,所在地,電話番号などの情報が格納されている。一方、メーカーデータベース48には、各メーカーについて、名称,所在地,電話番号,電子メールアドレス,担当部門名などの情報が格納される。なお、店舗データベース47は、あらかじめ各店舗2の情報を手入力するなどして蓄積されたものであり、メーカーデータベース48は、メーカー側が前記商品情報の登録用ページにアクセスして商品情報を入力する際に、商品情報とともに入力を求めた情報を取り込んで蓄積したものである。
【0062】
受発注処理部42は、各店舗2やメーカー11についての請求額や支払額の算出結果を、それぞれの店舗2やメーカー11の情報に対応付けて出力処理部43に出力する。出力処理部43は、この情報に基づき、店舗2やメーカー11宛の請求書や支払明細を作成し、印字出力する。ただし、この種の帳票は電子データとして作成して、各店舗2やメーカー11宛に送信することも可能である。
【0063】
図8は、前記取引処理装置4における受発注処理の手順を示す、なお図中の「ST」は、各処理のステップを意味する。
まずST1では、前記商品コード入力部22を介してバーコードリーダー12より読み取られた商品コードが入力される。つぎのST2では、この商品コードを用いて前記取扱商品データベース23を検索し、該当する商品情報が登録されているか否かをチェックする。
【0064】
取扱商品データベース23に前記商品コードを含む商品情報が登録されている場合は、ST3が「YES」となってST4に進み、前記発注情報を作成して、その内容を表示部15(または26)に表示する。
ここで前記図3,4に示した構成の装置を使用している場合は、店員が表示内容を視認した後に、ユーザーに内容を口頭で伝えるなどして確認をとり、確認キーを操作する。また図5,6に示した構成の装置を使用している場合は、ユーザー自身が表示内容を視認して、画面上の確認スイッチを操作する。この操作によりST5が「YES」となってST6に進み、前記ST4で作成した発注情報をサーバー5に送信する。なお、前記発注情報に含まれる注文個数の初期値は1個であるが、送信前の発注情報の表示時に、注文個数を増やすように設定することも可能である。
【0065】
サーバー5は、この発注情報の送信を受け付けると、所定の応答信号に返送する。この応答信号を受信すると、ST7が「YES」となってST8に進む。
なお、サーバー5に発注情報を送信してから所定時間が経過しても応答情報が返送されない場合は、ST6に戻って、発注情報を再送信する。
【0066】
ST8では、前記発注データベース24に前記発注情報を登録し、続くST9で、その発注情報に基づき表示部15,26に代金を表示する。
この表示に対し、図3,4の装置では、店員がユーザーから代金を受け取って、入金操作を行う。また図5,6の装置では、ユーザー自身が前記紙幣投入口28や硬貨投入口29から貨幣を投入し、貨幣処理部36において投入貨幣の処理を行って入金額を確認する。
上記いずれかの処理で商品代金の入金が確認されると、ST10が「YES」となり、ST11で引換券を発行して処理を終了する。
【0067】
なお、入力された商品コードが取扱商品データベース23に登録されていない場合は、ST3からST12に進み、表示部15,26に所定のエラーメッセージを表示した後に処理を終了する。またST4での発注情報の表示に対し、キャンセル操作が行われたり、所定時間が経過しても確認操作が行われなかった場合は、ST5が「NO」となり、前記発注情報を破棄して処理を終了する。
【0068】
図9〜11は、前記販売管理センター3のサーバー5において行われる主要な処理の手順を示す。なお、このサーバー5の処理については、各ステップを「st」で示す。
図9は、前記メーカー11からの商品情報を登録する際の手順を示す。この手順は、前記メーカー11の通信端末装置9が商品情報登録用のWebページの呼出しを行うことに応じて開始されるもので、まずst1では、前記情報登録用のWebページを通信端末装置9に提示する処理を実行する。
【0069】
通信端末装置9側がこのWebページ上に商品情報を入力して送信処理を行うと、st2,3が「YES」となってst5に進む。ただし、必要不可欠な情報が入力されていないなど、入力情報に不備がある場合は、st3が「NO」となってst4に進み、前記Web画面上に再入力を促すメッセージ情報を表示して再入力に待機する。
なお、商品情報の入力が行われずに、終了操作が行われた場合は、st2が「NO」,st8が「YES」となり、前記情報登録用のWebページを閉じて処理を終了する。
【0070】
適正な情報が入力されると、st5では、この入力情報を取り込んで前記商品データベース45に格納する。この後、サーバー5は、登録終了を知らせるメッセージとともに続けて他の商品情報の入力を行うかどうかを選択させるWebページを表示し、通信端末装置9側の選択に待機する。ここで通信端末装置9がつぎの入力を行うことを選択すると、st6からst1に戻って、再度、同様の処理を行う。
こうして所定数の商品情報の登録が行われた後に、通信端末装置9側で終了操作が行われると、st7が「YES」となり、処理を終了する。
【0071】
なお、上記の登録処理においては、ユーザーに信頼度の高いサービスを行うために、新規のメーカー11から商品情報を受け付けた場合の登録処理を仮登録とし、このメーカー11に対する審査を行った後に、前記仮登録の商品情報を本登録してWebページ上に公開可能とするのが望ましい。
【0072】
図10は、ユーザーに対する商品紹介処理の手順を示す。この手順では、ユーザーの携帯電話8において商品紹介用のWebページの呼出しが行われることに応じて開始されるもので、まずst11で、前記商品紹介用のWebページを開く。この最初のWebページには、複数種の商品群を項目分けしたメニューが設定されており、携帯電話8側でいずれかの商品群が選択されると、st12からst13に進んで、選択された商品群に属する商品を一覧表示する。
【0073】
つぎに一覧表示された商品の中から所定の商品が選択されると、st14からst15に進んで、選択された商品の商品情報が掲示されたページに表示を切り替える。このページに対し、携帯電話8側で、前のページに戻る操作が行われた場合は、st16からst13に戻ることで対応する。これにより、ユーザーは、一覧表示された商品を1つずつ選択してその商品情報を確認していくことができる。
【0074】
所定の商品情報の紹介ページにおいて、画像コードの呼出し操作が行われると、st17が「YES」となってst18に進み、前記商品情報に対応する画像コードの表示ページに表示を切り替える。
なお、図10では、st18移行の処理については明示していないが、画像コードのページが表示された後は、携帯電話8側の操作に応じて、Webページを閉じるか、st11またはst13の一覧表示に戻る処理を行う。
【0075】
また特定商品の紹介用のページにおいて、画像コードが呼び出されずに終了操作が行われた場合は、st19が「YES」となり、そのページを閉じて処理を終了する。また商品群または商品の一覧表示に対し、選択操作がなされずに終了操作が行われた場合は、st20またはst21が「YES」となり、同様に、その時点でのwebページを閉じて処理を終了する。
【0076】
図11は、前記取引処理装置4から発注情報を受け付けたときの処理手順を示す。まずst31で、送信された発注情報を入力すると、次のst32では、この情報を送信した取引処理装置4に、前記応答信号を返送する。
【0077】
つぎにst33では、発注情報に基づき、前記メーカーデータベース48から発注された商品の製造元の電子メールアドレスを抽出する。そしてst34では、前記発注情報をメーカーへの電子メールに加工して前記抽出したアドレス宛に送信する。
最後のst35では、取引処理装置4から受信した発注情報に、前記メーカー宛の発注情報を送信した日時などを加えて、前記発注データベース46に登録し、処理を終了する。
【0078】
なお、前記発注情報の送信については、電子メールを用いた方法に限らず、たとえばメーカーデータベース48にメーカーの担当部門のファクシミリ番号を登録しておき、この番号宛に所定のフォーマットの注文書を送信してもよい。また前記出力処理部43の機能を用いて紙媒体の注文書を発行し、係員により郵送またはファクシミリ送信するようにしてもよい。
【0079】
さらに上記の販売管理システム1の構成や取引処理については、つぎのような態様を付加することができる。
まず、上記実施例では、ユーザー側の通信端末装置として携帯電話8が使用される場合のみを示したが、パーソナルコンピュータをインターネット7に接続して商品情報の閲覧を行う場合は、前記画像コードの表示ページを紙面に印字し、その紙媒体を店舗2に持ち込み、そのコードの示す読取り処理によって商品を注文することが可能となる。
【0080】
つぎに前記図5,6の構成の取引処理装置4をインターネット7にも接続可能に構成すれば、この取引処理装置4を前記販売管理センター3のホームページにアクセスさせて、商品紹介用のwebページを閲覧することが可能になる。この場合は、ユーザーにより商品コードが選択されると、この選択された商品コードを自動的に取り込んで発注情報を生成する。そしてこの発注情報を表示部26の画面上に表示した上で、ユーザーの確認操作に応じてサーバー5に発注情報を送信することになる。
【0081】
またユーザーの通信端末装置として、ブルートゥースのような無線伝送手段が組み込まれた携帯通信機器が使用される場合は、取引処理装置4に無線による情報伝送を受け付ける回路を設定することにより、前記商品コードを無線伝送することが可能となる。
【0082】
また携帯電話8側に画像コードへの変換機構を組み込むようにすれば、サーバー5から携帯電話8に画像コードに変換されない形態の商品コードを送信する一方、携帯電話8において、この商品コードに自装置の電話番号などの特定コードを付加したコード情報を作成し、これを画像コードに変換して表示することができる。このような画像コードを用いる場合、例えば、取引処理装置4に携帯電話8の番号を含む発注情報を登録すれば、商品の引き渡し時には、携帯電話8に電話番号を表示して示すことによって本人確認処理を行うことができるので、引換券を発行する必要がなくなる。
【0083】
またユーザーの許可があれば、取引処理装置4からサーバー5に発注情報を送信する際に、前記画像コード内の個人情報も含めた情報を送信し、サーバー5において、顧客情報を蓄積してもよい。このような処理によれば、各ユーザーに対して、それぞれその人の商品購入履歴に基づき、購入の可能性のある新商品を紹介するメールを送信するなどのサービスを行うことができ、ユーザーの購買力を引き上げて取引処理を活性化することができる。
【0084】
またこのようにサーバー5に個人情報を送信する場合、サーバー5において、前記発注情報の送信に対するメーカー11側からの応答に基づき、商品の発送予定や発送完了を知らせる案内メールを作成して注文主であるユーザーに送信するようにしてもよい。このような案内メールによれば、ユーザーは、商品の発送に応じて来店の予定を立てたり、店舗2に商品が到着した後すぐに来店して商品を入手することができるので、顧客満足を高められ、サービスを向上させることができる。
【0085】
さらに上記実施例では、販売管理センター3が複数のメーカー11と提携して各メーカー11の商品の注文を受け付けて販売するようにしているが、この販売管理センター3を単一のメーカーが運営するようにしてもよい。また上記実施例では、店舗2では、インターネット7で画像コードを取得した商品については、すべて注文販売により対応しているが、一部の売れ筋商品について在庫を持つようにしてもよい。この場合、前記取扱商品データベース23に、在庫の有無を示す情報を入力すれば、画像コードの読取時にそのコードの示す商品が店にあるか否かを速やかに把握し、対応することができる。
【0086】
【発明の効果】
上記したように、この発明では、販売管理センターに設置される管理装置において、顧客が希望する商品に固有のコード情報を、その顧客が使用する通信端末装置に送信する一方、店舗内に設置される取引処理装置において、前記通信端末装置が受信したコード情報に基づく取引処理を行うようにしたから、店舗側で選択された商品を正確に認識し、迅速かつ的確な受注処理を行うことができる。よって留守がちな人や個人情報をネット上に開示することを嫌う人にも、気軽に利用できるサービスを提供することができる。
特に、携帯電話のような画像表示機能を具備する携帯通信機器を利用して、管理装置から前記商品のコード情報を示す画像情報を送信するとともに、取引処理装置において、携帯通信機器に表示された画像情報を光学的に読み取るようにすれば、顧客は、場所や時間を選ばずに簡単に商品を選択した後に、最寄りの店舗で商品を注文することができ、利便性を大いに高めることができる。また店舗側の受注処理も簡単化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用された販売管理システムの構成、およびユーザー,メーカー側の通信端末装置とシステムとの関係を示すブロック図である。
【図2】図1の販売管理システムにより行われる取引処理の概要を示す説明図である。
【図3】取引処理装置の一形態を示す斜視図である。
【図4】図3の取引処理装置の電気構成を示すブロック図である。
【図5】取引処理装置の他の形態を示す斜視図である。
【図6】図5の取引処理装置の電気構成を示すブロック図である。
【図7】販売管理センター内のサーバーの構成を示すブロック図である。
【図8】取引処理装置における受発注処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】サーバーにおける商品情報登録処理の手順を示すフローチャートである。
【図10】サーバーにおける商品紹介処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】サーバーにおける受発注処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 販売管理システム
2 店舗
3 販売管理センター
4 取引処理装置
5 サーバー
8 携帯電話
9 通信端末装置
11 メーカー
12 バーコードリーダー
19,32 制御部
22 商品コード入力部
45 商品データベース

Claims (17)

  1. 店舗内に設置される取引処理装置と販売管理センターに設置される管理装置とをコンピュータネットワークを介して接続して成るコンピュータシステムにより、任意の顧客への商品の販売を管理する方法であって、
    前記管理装置において、汎用ネットワークを介して顧客が使用する通信端末装置から商品の選択を受け付けるステップと、前記選択された商品に固有のコード情報を通信端末装置に送信するステップとを実行し、
    前記取引処理装置において、前記通信端末装置が管理装置から受信したコード情報を入力するステップと、入力されたコード情報に基づき前記選択された商品を顧客に販売するための取引処理を行うステップとを実行することを特徴とする販売管理方法。
  2. 前記管理装置において、商品の提供者から前記汎用のネットワークを介して商品に関する情報を受け付けるステップと、受け付けた商品の情報を固有の商品コードに対応づけてメモり内の商品データベースに登録するステップとを実行するとともに、前記通信端末装置にコード情報を送信するステップにおいて、前記選択された商品のコード情報を商品データベースから読み出すステップを実行して成る請求項1に記載された販売管理方法。
  3. 前記管理方法において、通信端末装置にコード情報を送信するステップでは、前記コード情報を示す画像情報を送信し、
    前記取引処理装置において、コード情報を入力するステップでは、前記通信端末装置が管理装置から受信して表示または印刷した画像情報を光学的に読み取る処理を実行する請求項1に記載された販売管理方法。
  4. 前記通信端末装置は、画像表示手段を具備する携帯通信機器であり、
    前記取引処理装置において、コード情報を入力するステップでは、前記携帯通信機器が管理装置から受信して表示した画像情報を光学的に読み取る処理を実行する請求項3に記載された販売管理方法。
  5. 前記通信端末装置は、無線により情報を伝送する手段を具備する携帯通信機器であり、
    前記取引処理装置において、コード情報を入力するステップでは、前記携帯通信機器が管理装置から受信して伝送したコード情報を受け付ける処理を実行する請求項1に記載された販売管理方法。
  6. 前記取引処理装置において、前記取引処理として、前記入力したコード情報を含む情報を管理装置に送信するステップを実行する請求項1〜5のいずれかに記載された販売管理方法。
  7. 前記取引処理装置において、前記取引処理として、前記入力したコード情報を含む情報を管理装置に送信するステップと、前記商品コードに対応する商品を受注したことを示す帳票を発行するステップと、前記帳票の発行処理と同時または発行処理から所定期間経過後に顧客からの入金を処理するステップとを実行する請求項1〜5のいずれかに記載された販売管理方法。
  8. 前記管理装置において、前記取引処理装置からコード情報の送信を受け付けたとき、このコード情報に対応する商品の提供者に対し商品の発注処理を行うステップを実行して成る請求項6または7に記載された販売管理方法。
  9. 店舗内に設置される取引処理装置と商品管理センターに設置される管理装置とをコンピュータネットワークを介して接続して成るコンピュータシステムであって、
    前記管理装置は、複数種の商品をそれぞれ固有のコード情報に対応させて記憶する商品データベースと、汎用ネットワークを介して顧客が使用する通信端末装置から商品の選択を受け付ける受信手段と、前記商品の選択を受け付けたとき、前記商品データベースから前記選択された商品のコード情報を読み出して通信端末装置に送信する送信手段とを具備し、
    前記取引処理装置は、前記通信端末装置が管理装置から受信したコード情報を入力する情報入力手段と、入力されたコード情報に基づき前記選択された商品を顧客に販売するための取引処理を実行する取引実行手段とを具備して成る販売管理システム。
  10. 前記管理装置は、前記汎用のネットワークを介して商品提供者からの商品の情報を受け付けて、前記商品データベースに登録する登録手段を具備して成る請求項9に記載された販売管理システム。
  11. 前記管理装置の送信手段は、前記顧客の通信端末装置に対し、前記選択された商品のコード情報を表す画像情報を送信し、
    前記取引処理装置の情報入力手段は、前記通信端末装置が受信して表示または印刷した画像情報を読み取る光学式読取装置である請求項9に記載された販売管理システム。
  12. 前記取引処理装置の情報入力手段は、前記通信端末装置から前記受信したコード情報の無線電送を受け付ける受信装置である請求項9に記載された販売管理システム。
  13. 前記取引処理装置の取引実行手段は、前記情報入力手段により入力された商品コードを含む情報を管理装置に送信する情報送信手段を含んで成る請求項9〜12のいずれかに記載された商品管理システム。
  14. 前記取引処理装置の取引実行手段は、前記情報入力手段により入力された商品コードを含む情報を管理装置に送信する情報送信手段と、前記商品コードに対応する商品を受注したことを示す帳票を発行する帳票発行手段と、前記帳票の発行処理と同時または発行処理から所定期間経過後に顧客からの入金処理を受け付ける入金処理手段とを含んで成る請求項9〜12のいずれかに記載された商品管理システム。
  15. 前記管理装置は、取引処理装置から前記商品コードを含む情報の送信を受け付けたとき、このコード情報の商品の提供者に対する商品の発注処理を行う発注処理手段を具備して成る請求項13または14に記載された商品管理システム。
  16. 複数台の取引処理装置とコンピュータネットワークを介して情報のやりとりを行うための通信手段と、
    複数種の商品をそれぞれ固有のコード情報に対応させて記憶する商品データベースと、
    汎用のネットワークを介して任意の顧客が使用する通信端末装置から商品の選択を受け付ける受信手段と、
    前記商品の選択を受け付けたとき、前記商品データベースから前記選択された商品のコード情報を読み出して通信端末装置に送信する送信手段とを具備して成る管理装置。
  17. 商品管理センターの管理装置とコンピュータネットワークを介して情報のやりとりを行うための通信手段と、
    任意の顧客の通信端末装置が前記管理装置から受信した商品のコード情報を入力するための情報入力手段と、
    入力されたコード情報に基づき前記商品を顧客に販売するための取引処理を実行する取引実行手段とを具備して成る取引処理装置。
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