JP3936966B2 - 顔料塗被紙用塗料用コバインダーおよび顔料塗被紙 - Google Patents

顔料塗被紙用塗料用コバインダーおよび顔料塗被紙 Download PDF

Info

Publication number
JP3936966B2
JP3936966B2 JP2002054978A JP2002054978A JP3936966B2 JP 3936966 B2 JP3936966 B2 JP 3936966B2 JP 2002054978 A JP2002054978 A JP 2002054978A JP 2002054978 A JP2002054978 A JP 2002054978A JP 3936966 B2 JP3936966 B2 JP 3936966B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
mass
pigment
coated paper
binder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002054978A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003253596A (ja
Inventor
大介 中村
裕文 大井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
San Nopco Ltd
Original Assignee
San Nopco Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by San Nopco Ltd filed Critical San Nopco Ltd
Priority to JP2002054978A priority Critical patent/JP3936966B2/ja
Publication of JP2003253596A publication Critical patent/JP2003253596A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3936966B2 publication Critical patent/JP3936966B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、顔料塗被紙用塗料用コバインダーに関するものである。さらに詳しくは、顔料塗被紙用塗料に対しバインダー効果を付与するコバインダーに関するものであり、顔料塗被紙の塗被紙物性、印刷適性を低下させることなく顔料塗被紙の塗被層のドライピック強度、ウエットピック強度を高めることのできるコバインダー、さらにはそのコバインダーを含有する顔料塗被紙用塗料およびその顔料塗被紙用塗料を塗被した顔料塗被紙に関するものである。ここで言う顔料塗被紙用塗料用コバインダーとは、顔料塗被紙用塗料にラテックス、デンプンといったバインダーとともに添加され、塗被塗料にバインダー効果を付与し、かつ塗被塗料の保水性、流動性を改良するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年顔料塗被紙の需要がますます高まり、生産量も増加し、顔料塗被紙の塗被速度は年々高速化へと移行している。また、顔料塗被紙への印刷速度も高速化する傾向にあり、それに伴い顔料塗被紙には、より強度の高い塗被層が要求されている。従来、顔料塗被塗料用バインダーとしては、スチレン・ブタジエン系、スチレン・アクリル系、酢酸ビニル系、アクリル系、エチレン・酢酸ビニル系、メチルメタクリレート・ブタジエン系、ブチルアクリレート系などの共重合体ラテックス、ポリビニルアルコール、無水マレイン酸共重合体、アクリル酸・メチルメタクリレート系共重合体などの合成系バインダー、酸化デンプン、エステル化デンプン、酵素変成デンプン、冷水可溶性デンプン、ヒドロキシエチル化デンプン、カゼインおよび大豆蛋白などの天然系バインダーなどが知られている。特にバインダー効果と経済性との観点から、顔料塗被紙にはデンプンとスチレン・ブタジエン系ラテックスが併用して使用されることが多い。しかしながら、塗被層のドライピック強度、ウエットピック強度を増加させるためにこれらのバインダーの添加量を増加させると、顔料塗被紙物性および印刷適性が低下するという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら顔料塗被紙物性、印刷適性を低下させることなく、顔料塗被紙の塗被層のドライピック強度、ウエットピック強度を増加させるという要望に対して、ラテックスの印刷適性、塗工紙物性を改良する提案が第1427990号公報、特開昭62−117897号公報、特開平6−240559号公報、特開平7−258308号公報、特開平7−324112号公報、特開平7−324113号公報、特開平9−31141号公報、特開平9−31895号公報で提案されているが、いずれも要望を十分に満足させるものではなかった。また、従来のバインダーのバインダー効果を高める試みが提案されている。例えば、特開平11−106435号には、顔料塗被紙の塗被層のドライピック強度を向上させるなどの目的で、分子中に硫酸エステル基を有する水溶性オリゴマーをラテックスに添加し、それを用いることにより塗被紙のドライピック強度を向上させる提案がなされているが、必ずしも満足のできるものではない。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記のように、従来のバインダーでは、顔料塗被紙の塗被紙物性、印刷適性を低下させることなく、顔料塗被紙の塗被層の強度を十分に高めることは困難である。そこでこのような課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成するに至った。すなわち本発明は、(a)エチレン性不飽和カルボン酸、(b)エチレン性不飽和カルボン酸アルキルエステル、(c)アミノ基および/または第4級アンモニウム基を有するビニル化合物、(d)エチレン性不飽和カルボン酸アルコキシポリオキシアルキレングリコールエステル、(e)芳香族ビニルを構成単量体成分とする共重合体からなり、(a)、(b)、(c)、(d)、(e)が、(a)/(b)/(c)/(d)/(e)=20〜40質量部/10〜30質量部/10〜30質量部/5〜10質量部/10〜40質量部からなることを特徴とする顔料塗被紙用塗料用コバインダーであり、この顔料塗被紙用塗料用コバインダーを、顔料100質量部に対して0.01〜15質量部含有することを特徴とする顔料塗被紙用塗料およびこの顔料塗被紙用塗料を塗被した顔料塗被紙に関するものである。
【発明の実施の形態】
【0005】
本発明に用いる(a)エチレン性不飽和カルボン酸としては、(メタ)アクリル酸、β−メチルメタクリル酸、β,β−ジメチルメタクリル酸、クロトン酸、α,β−ジメチルクロトン酸などのエチレン性不飽和モノカルボン酸、イタコン酸、フマル酸、α−メチルフマル酸、α,α−ジメチルフマル酸、マレイン酸、α−メチルマレイン酸、α,α−ジメチルマレイン酸、無水マレイン酸などのエチレン性不飽和多価カルボン酸およびその無水物などからなる群より選ばれる1種以上があげられ、好ましくは(メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸から選ばれる1種以上があげられ、さらに好ましくはメタクリル酸である。(メタ)アクリル酸とは、メタクリル酸、アクリル酸を意味する。以後も同様とする。
【0006】
本発明に用いる(b)エチレン性不飽和カルボン酸アルキルエステルとしては、(メタ)アクリル酸アルキルエステル、β−メチルメタクリル酸アルキルエステル、β,β−ジメチルメタクリル酸アルキルエステル、クロトン酸アルキルエステル、α,β−ジメチルクロトン酸アルキルエステルなどのエチレン性不飽和モノカルボン酸アルキルエステル、イタコン酸アルキルエステル、フマル酸アルキルエステル、α−メチルフマル酸アルキルエステル、α,α−ジメチルフマル酸アルキルエステル、マレイン酸アルキルエステル、α−メチルマレイン酸アルキルエステル、α,α−ジメチルマレイン酸アルキルエステルなどのエチレン性不飽和多価カルボン酸アルキルエステルなどがあり、好ましくは、炭素数1〜22のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸メチルエステル、(メタ)アクリル酸エチルエステル、(メタ)アクリル酸プロピルエステル、(メタ)アクリル酸ブチルエステル、(メタ)アクリル酸ペンチルエステル、(メタ)アクリル酸ヘキシルエステル、(メタ)アクリル酸ヘプチルエステル、(メタ)アクリル酸オクチルエステル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシルエステルなどであり、これらを単独で使用しても良いし、または混合して使用しても良い。
【0007】
本発明に用いる(c)アミノ基および/または第4級アンモニウム基を有するビニル化合物としては、ジアリルアミン、ジアリルメチルアミン、ジアリルエチルアミン、ジアリルプロピルアミン、ジアリルブチルアミン、ジアリルペンチルアミン、ジアリルヘキシルアミン、ジアリル(ジメチルヘキシル)アミン、ジアリルフェニルアミンなどのジアリルアミン化合物、ジアリルジメチルアンモニウムクロライド、ジアリルジメチルアンモニウムブロマイド、ジアリルジエチルアンモニウムクロライド、ジアリルジエチルアンモニウムブロマイド、ジアリルジプロピルアンモニウムクロライド、ジアリルジプロピルアンモニウムブロマイド、ジアリルジヘキシルアンモニウムクロライド、ジアリルジヘキシルアンモニウムブロマイド、ジアリルジ(ジエチルヘキシル)アンモニウムクロライド、ジアリルジ(ジメチルヘキシル)アンモニウムブロマイド、ジアリルジフェニルアンモニウムクロライド、ジアリルジフェニルアンモニウムブロマイド、ジアリルピペリジニウムクロライド、ジアリルピペリジニウムブロマイド、ジアリルモルフォリニウムクロライド、ジアリルモルフォリニウムブロマイド、ジアリルメチルエチルアンモニウムクロライド、ジアリルメチルエチルアンモニウムブロマイド、ジアリルメチルフェニルアンモニウムクロライド、ジアリルメチルフェニルアンモニウムブロマイドなどのジアリル4級アンモニウム塩類、ジアリルアミンハイドロクロライド、ジアリルアミンハイドロブロマイド、ジアリルメチルアミンハイドロクロライド、ジアリルメチルアミンハイドロブロマイド、ジアリルエチルアミンハイドロクロライド、ジアリルエチルアミンハイドロブロマイド、ジアリルプロピルアミンハイドロクロライド、ジアリルプロピルアミンハイドロブロマイド、ジアリルブチルアミンハイドロクロライド、ジアリルブチルアミンハイドロブロマイド、ジアリルヘキシルアミンハイドロクロライド、ジアリルヘキシルアミンハイドロブロマイド、ジアリル(ジメチルヘキシル)アミンハイドロクロライド、ジアリル(ジメチルヘキシル)ハイドロブロマイド、ジアリルフェニルアミンハイドロクロライド、ジアリルフェニルアミンハイドロブロマイドなどのジアリルアミン化合物の塩類、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレートなどのアミノアルキルアクリレート化合物、N−(メタ)アクリロイルオキシエチル−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロライド、N−(メタ)アクリロイルオキシエチル−N,N,N−ジエチルメチルアンモニウムクロライド、N−3−(メタ)アクリロイルオキシプロピル−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロライド、N−3−(メタ)アクリロイルオキシプロピル−N,N,N−ジエチルメチルアンモニウムクロライドなどのアミノアルキルアクリレートの4級アンモニウム塩類、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミドなどのアミノアルキルアミド化合物、N−(メタ)アクロイルアミノエチル−N,N−ジメチルアンモニウムクロライド、N−3−(メタ)アクロイルアミノプロピル−N,N−ジメチルアンモニウムクロライドなどのアミノアルキルアミド化合物の4級アンモニウム塩類、アクリルアミド、メタクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミドなどのアクリルアミド類などがあげられ、好ましくはジアリルアミン、ジアリルジメチルアンモニウムクロライド、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、N−(メタ)アクロイルオキシエチル−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロライド、アクリルアミド、メタクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミドなどである。
【0008】
本発明に用いる(d)エチレン性不飽和カルボン酸アルコキシポリオキシアルキレングリコールエステルとしては、(メタ)アクリル酸メトキシポリオキシエチレングリコールエステル、β−メチルメタクリル酸エトキシポリオキシエチレングリコールエステル、β,β−ジメチルメタクリル酸プロポキシポリオキシエチレングリコールエステル、クロトン酸オクトキシポリオキシエチレングリコールエステル、α,β−ジメチルクロトン酸デコキシポリオキシエチレングリコールエステルなどのエチレン性不飽和モノカルボン酸アルコキシポリオキシアルキレングリコールエステル、イタコン酸メトキシポリオキシエチレングリコールエステル、フマル酸エトキシポリオキシエチレングリコールエステル、α−メチルフマル酸プロポキシポリオキシエチレングリコールエステル、α,α−ジメチルフマル酸オクトキシポリオキシエチレングリコールエステル、マレイン酸オクタデコキシポリオキシエチレングリコールエステル、α−メチルマレイン酸エイコソキシポリオキシエチレングリコールエステル、α,α−ジメチルマレイン酸ベヘノキシポリオキシエチレングリコールエステルなどのエチレン性不飽和多価カルボン酸アルコキシポリオキシアルキレングリコールエステルなどがあり、好ましくは、炭素数1〜22のアルキル基からなるアルコキシ基と、付加モル数6〜100のポリオキシアルキレングリコールからなるポリオキシアルキレングリコール基と、エチレン性不飽和モノカルボン酸とのエステルである。
【0009】
本発明に用いる(e)芳香族ビニル化合物としては、スチレン、α−メチルスチレン、モノクロルスチレン、ジクロルスチレン、トリクロルスチレン、モノメチルスチレン、ジメチルスチレン、トリメチルスチレン、ヒドロキシメチルスチレン、p−スチレンスルホン酸およびその金属塩、ジビニルベンゼン、トリビニルベンゼン、ビニルナフタレン、メチルビニルナフタレン、ジメチルビニルナフタレン、トリメチルビニルナフタレン、クロロビニルナフタレン、ジクロロビニルナフタレン、トリクロロビニルナフタレンなどがあげられ、好ましくはスチレンである。
【0010】
本発明の顔料塗被紙用コバインダーは、(a)エチレン性不飽和カルボン酸、(b)エチレン性不飽和カルボン酸アルキルエステル、(c)アミノ基および/または第4級アンモニウム基を有するビニル化合物、(d)エチレン性不飽和カルボン酸アルコキシポリオキシアルキレングリコールエステル、(e)芳香族ビニル化合物を構成単量体成分とする共重合体であり、単量体合計100質量部中、(a)が20〜40質量部、(b)が10〜30質量部、(c)が10〜30質量部、(d)が5〜10質量部、(e)が10〜40質量部である。(a)が20質量部未満の場合には保水性が低下し、40質量部を超える場合には十分なバインダー効果が得られず、また増粘性が高くなりすぎて好ましくない。(b)が10質量部未満の場合には十分なバインダー効果が得られず、30質量部を超える場合には保水性が低下し好ましくない。(c)が10未満の場合には十分なバインダー効果が得られず、30を超える場合には保水性が低下し好ましくない。(d)が5質量部未満の場合には増粘性が低下し、10質量部を超える場合には保水性が低下し、十分なバインダー効果が得られず、また増粘性が高くなりすぎて好ましくない。(e)が10質量部未満の場合は、十分なバインダー効果が得られず、40質量部を超える場合には保水性が低下し好ましくない。
【0011】
本発明の顔料塗被紙用塗料用コバインダーは共重合体であり、これらの重合体は、ブロック重合体でもランダム重合体でも良い。また、これらの共重合体を単独で使用しても良いし、または混合して使用しても良い。
【0012】
本発明の顔料塗被紙用塗料用コバインダーは、アルカリ増粘型エマルションであることが好ましく、任意のアルカリで中和することによりエマルションが壊され増粘し、水に分散あるいは溶解する。アルカリとしては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウムなどのアルカリ金属水酸化物、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウムなどのアルカリ土類金属水酸化物、アンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、アルキル(C1〜C4)アミンなどがあげられ、これらの群より選ばれる1種または2種以上を併用しても良い。また本発明の顔料塗被紙用塗料用コバインダーは、アルカリで中和後、水に分散あるいは溶解させた状態で塗被塗料に添加してもよく、またあらかじめ顔料塗被紙用塗料にアルカリを添加しておき、これに本発明の顔料塗被紙用塗料用コバインダーを攪拌下添加してもよい。
【0013】
本発明の顔料塗被紙用塗料用コバインダーを合成するにあたっては、公知の乳化重合、溶液重合、懸濁重合および塊状重合などの方法を用いることができる。好ましくは乳化重合および溶液重合であり、更に好ましくは乳化重合である。
【0014】
例えば乳化重合においては、使用する単量体の全量、界面活性剤、必要によりアセトアルデヒド、イソプロピルアルコール、ドデシルメルカプタン、ヘキサデシルメルカプタンなどの連鎖移動剤を水に投入し、分散乳化させ、通常の重合開始剤の存在下40〜130℃で1〜15時間重合させた後、必要に応じて塩基で中和することにより、本発明の顔料塗被紙用塗料用コバインダーを容易に得ることができる。重合の方法としては、使用する単量体の全量を重合槽に仕込んで重合しても良く、また単量体を滴下しながら重合しても良い。重合開始剤は、全量を重合槽に仕込んで重合しても良く、また滴下しながら仕込んで重合しても良い。
【0015】
界面活性剤としては、乳化重合が可能なものであれば特に限定されず、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤などが使用できる。
【0016】
アニオン性界面活性剤としては、スルホン酸塩(ドデシルベンゼンスルホン酸塩、スルホコハク酸ジオクチルエステル塩、α−オレフィンスルホン酸塩、第2級アルカンスルホン酸塩、ポリスチレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物など)、硫酸エステル塩(ラウリルアルコール硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンステアリルアルコール硫酸エステル塩およびポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸エステル塩など)、リン酸エステル塩(ステアリルアルコールリン酸エステル塩、ポリオキシエチレンラウリルアルコールリン酸エステル塩およびポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルリン酸エステル塩など)および脂肪酸塩(パルミチン酸塩、オレイン酸塩およびステアリン酸塩など)などがあげられる。なお塩としては、アンモニア、アルキルアミン(モノエチルアミン、モノブチルアミンおよびトリエチルアミンなど)およびアルカノールアミン(モノエタノールアミン、ジエタノールアミンおよびトリエタノールアミンなど)などのアミン化合物、元素周期律表第1族金属(リチウム、ナトリウムおよびカリウムなど)および元素周期律表第2族金属(マグネシウム、カルシウムおよび亜鉛など)などがあげられ、完全にあるいは部分的に塩となっていても良い。
【0017】
非イオン性界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油脂肪酸エステル、ジグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、ポリエーテル変成シリコーン、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル(ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテルおよびポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルなど)、ポリオキシエチレンアルキルエーテル(ポリオキシエチレンステアリルエーテルおよびポリオキシエチレン第2級トリデシルエーテルなど)、ポリオキシエチレンプロピレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油エーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油エーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミンおよびポリオキシエチレン脂肪酸アミド(ラウリン酸ジエタノールアミドおよびステアリン酸モノエタノールアミドなど)などがあげられる。
【0018】
カチオン性界面活性剤としては、第1級アミン塩(ラウリルアンモニウムクロライドおよびステアリルアンモニウムブロマイドなど)、第2級アミン塩(ジラウリルアンモニウムクロライドおよびジステアリルアンモニウムクロライドなど)、第3級アミン塩(ラウリルジメチルアンモニウムクロライドおよびベンジルジメチルアンモニウムクロライドなど)、第4級アンモニウム塩(ラウリルトリメチルアンモニウムクロライドおよびステアリルトリメチルアンモニウムブロマイドなど)などがあげられる。
【0019】
両性界面活性剤としては、アミノ酸型両性界面活性剤(ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウムおよびステアリルアミノジ酢酸ナトリウムなど)およびベタイン型両性界面活性剤(ステアリルジメチルベタインおよびラウリルジヒドロキシエチルベタインなど)などがあげられる。
【0020】
界面活性剤の使用量は、本発明の顔料塗被紙用塗料用コバインダーの単量体100質量部に対し1〜25質量部、好ましくは3〜20質量部、更に好ましくは5〜15質量部である。界面活性剤の使用量が1質量部未満では、乳化重合において凝集物が発生し、また得られる乳化重合物の水性分散液の安定性が低下する。また25質量部を超える場合、顔料塗被紙のウエットピック強度が低下し、顔料塗被紙用塗料の泡立ちが多くなるなど好ましくない。
【0021】
例えば溶液重合においては、使用する単量体の全量を通常の重合開始剤の存在下、水および/またはアルコール系(メタノール、エタノールおよびイソプロピルアルコールなど)、ケトン系(メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど)の溶媒中で40〜130℃で1〜15時間重合させた後、必要に応じて塩基で中和することにより、本発明の顔料塗被紙用塗料用コバインダーを容易に得ることができる。また、エチレン性不飽和カルボン酸の酸性基については、必要に応じて重合前、重合中および重合後に塩基で中和する方法も可能である。重合の方法としては、使用する単量体の全量を重合槽に仕込み一部の単量体を滴下しながら重合しても良い。重合開始剤は、全量を重合槽に仕込んで重合しても良く、また滴下しながら仕込んで重合しても良い。溶媒については、水とアルコール系、ケトン系溶媒の併用が好ましく、任意の割合で併用して使用しても良い。溶媒は、全量を重合槽に仕込んで重合しても良く、また滴下しながら仕込んで重合しても良い。一方、溶媒の全量を重合槽に仕込んで、重合中に除去しながら重合しても良い。
【0022】
重合開始剤としては、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、4,4’−アゾビス−4−シアノバレリン酸、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−アルボニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4,4−トリメチルペンタン)、ジメチル2,2’−アゾビス[2−(ヒドロキシメチル)プロピオニトリル]および1,1’−アゾビス(1−アセトキシ−1−フェニルエタン)などのアゾ系触媒、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウムなどの過硫酸塩、過硼酸塩、過酸化水素などの無機過酸化物、アスコルビン酸−過酸化水素のようなレドックス触媒、過酸化ベンゾイルなどの有機過酸化物などがあげられ、これらの群から選ばれる1種または2種以上の併用でも良い。
【0023】
顔料塗被紙用塗料に用いられる顔料としては、カオリンクレー、デラミネーテッドクレー、焼成クレー、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、酸化チタン、サチンホワイト、水酸化アルミニウム、タルク、シリカ、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化亜鉛、活性白土、珪藻土、レーキおよびプラスチックピグメントなどがあげられ、これらを適宜単独または併用して使用することができる。
【0024】
顔料塗被紙用塗料に用いられるバインダーとしては、スチレン・ブタジエン系、スチレン・アクリル系、酢酸ビニル系、アクリル系、エチレン・酢酸ビニル系、メチルメタクリレート・ブタジエン系、ブチルアクリレート系などの共重合体ラテックス、ポリビニルアルコール、無水マレイン酸共重合体、アクリル酸・メチルメタクリレート系共重合体などの合成系バインダー、酸化デンプン、エステル化デンプン、酵素変成デンプン、冷水可溶性デンプン、ヒドロキシエチル化デンプン、カゼインおよび大豆蛋白などの天然系バインダーなどの一般の顔料塗被紙用バインダーが単独あるいは併用して用いられる。
【0025】
本発明における顔料塗被紙用塗料は、主として顔料、接着剤成分および本発明の顔料塗被紙用塗料用コバインダーからなり、その他必要に応じて分散剤、耐水化剤、増粘剤、消泡剤、潤滑剤、湿潤剤、保水性・流動性改良剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、着色剤および防腐剤などの各種助剤を適宜使用することができる。
【0026】
本発明の顔料塗被紙用塗料用コバインダーを顔料およびラテックスを主体とする顔料塗被紙用塗料に用いる場合、使用量(固形分換算)は、顔料塗被紙用塗料中の顔料100質量部に対して通常0.01〜15質量部であり、好ましくは0.05〜5質量部、更に好ましくは0.1〜3質量部である。0.01質量部未満ではバインダー効果が低く、十分な塗被層の強度が得られない。15質量部を超える場合、十分なバインダー効果は得られるが、増粘性が高くなりすぎ、顔料塗被紙用塗料の取り扱い上好ましくない。
【0027】
本発明の顔料塗被紙用塗料は、オフセット印刷用紙のドライピック強度、ウエットピック強度を向上し、グラビア印刷用紙、各種機能紙などの強度向上に最適であるため、オフセット印刷用紙、グラビア印刷用紙、凸版印刷用紙などの塗被紙、塗被板紙に使用できるとともに、インクジェット記録用紙、ノーカーボン紙、感熱記録紙、磁気記録紙、静電記録用紙などの機能性塗工紙用塗被塗料としても使用できる。
【0028】
本発明における顔料塗被紙は、本発明の顔料塗被紙用塗料を、パルプ繊維を主体とする原紙上に両面または片面に単層または二層以上塗被後、乾燥して得られる。
【0029】
本発明の原紙に用いられるパルプとしては、広葉樹、針葉樹などの木材繊維を原料とした木材パルプ(砕木パルプ、リファイナー砕木パルプおよびサーモメカニカルパルプなどの機械パルプ、クラフトパルプおよび亜硫酸パルプなどの化学パルプ、ケミグランドパルプ、中性亜硫酸セミケミカルパルプなどのセミケミカルパルプなど)、新聞、雑誌、情報用紙および印刷紙などを原料とした古紙再生パルプ(離解パルプおよび脱インキパルプなど)、木材以外の繊維を原料とした非木材パルプ(パガス、ケナフ、アシ、ワラ、麻およびリンターなどの非木材繊維を原料としたパルプ、ナイロン、ビニロン、テトロン、アクリル、レーヨンおよびポリオレフィンなどの合成繊維をパルプ状にした合成パルプなど)などがあげられ、これらを適宜単独または併用して使用することができる。
【0030】
本発明における顔料塗被紙用塗料は、通常の顔料塗被紙製造に用いられるブレードコーター、エアナイフコーター、ロールコーター、リバースロールコーター、カーテンフローコーター、スプレイコーター、ロッドコーター、ダイコーター、グラビアコーター、チャンプレックスコーター、ブラシコーター、ツーロールあるいはメータリングブレード式のサイズプレスコーター、ビルブレードコーター、ショートドウェルコーターおよびゲートロールコーターなどの塗被装置を備えたオンマシンあるいはオフマシンコーターによって塗被することができる。顔料塗被紙用塗料の塗被量は、片面あたり乾燥質量で通常5〜40g/m 、白紙品質や印字適性の面から10〜25g/m の範囲で塗被されるのが好ましい。また、塗被後の原紙上の湿潤塗被層を乾燥させる方法としては、熱風加熱、ガスヒーター加熱、高周波加熱、電気ヒーター加熱、赤外線ヒーター加熱、レーザー加熱、電子線加熱などの各種加熱乾燥方式を適宜使用することができる。さらに本発明の顔料塗被紙には、白紙光沢の調整や印字適性向上のためスーパーカレンダー、マットカレンダー、ソフトニップカレンダーおよびマシンカレンダーなどの表面処理装置を使用することもできる。
【0031】
顔料塗被紙用塗料を原紙上へ塗被する際の固形分濃度は、一般に20〜75質量%であるが、乾燥負荷、顔料塗被紙用塗料の粘度および保水性などに影響される操業性を考慮すると、好ましくは55〜75質量%である。
【0032】
本発明の顔料塗被紙には、各種高分子化合物、添加剤を含有せしめることができる。例えば、スターガムやアルギン酸誘導体などの天然高分子多糖類、ロジン誘導体、ジアルキルケトン、アルケニルまたはアルキルコハク酸無水物、エポキシ化高級脂肪酸アミド、有機フルオロ化合物およびジアルキルケテンダイマー乳化物などのサイズ剤、デンプン、デンプン誘導体(カチオン化デンプン、エステル化デンプンおよび酸化デンプンなど)、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール誘導体(完全ケン化、部分ケン化、カルボキシ変成、カチオン変成、その他の各種変成ポリビニルアルコールなど)、ゼラチン(アルカリ処理、酸処理および各種変成ゼラチンなど)などの乾燥紙力増強剤、ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、エポキシ化ポリアミド樹脂などの湿潤紙力増強剤、安定剤、染料、酸化防止剤、蛍光増白剤、各種ラテックス、無機電解質(塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、塩化カルシウム、塩化リチウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、塩化バリウムなど)、pH調整剤、定着剤(硫酸バンド、塩化アルミなど)、有機導電剤などの添加剤を適宜組み合わせて含有せしめることができる。これらの添加剤は、抄紙段階においてパルプスラリー中に分散させてもよいし、抄紙後ダブサイズにおいて添加させてもよく、また各種コーターで溶液を塗被してもよい。
【0033】
【実施例】
以下、実施例により本発明をさらに説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。実施例および比較例で得られた顔料塗被紙用塗料用コバインダーのバインダー効果(ドライピック強度、ウエットピック強度)、顔料塗被塗料物性(低剪断粘度、高剪断粘度、保水性)、顔料塗被紙物性(白紙光沢、印刷光沢、ウエットインク着肉)の評価方法および評価結果を以下に示す。
【0034】
ドライピック強度:明製作所製RI−1型印刷適性試験機で印刷し、5点法で評価した。数値が大きい方が良好である。
【0035】
ウエットピック強度:明製作所製RI−1型印刷適性試験機で印刷し、5点法で評価した。数値が大きい方が良好である。
【0036】
低剪断粘度:(株)東京計器製BM型粘度型を用いて、60rpm、25℃で測定した。粘度は高い方が好ましい。
【0037】
高剪断粘度:SMT(株)製ハイシアビスコメーター、PM−9001HVを用い、8800rpm、25℃で測定した。粘度は低い方が好ましい。
【0038】
保水性:KALTEC SCIENTIFIC社製、GRAVIMETRI C WATER RETENTIONMETERを用い、圧力0.5kg/m、加圧時間30秒間の脱水量を測定した。数値は小さい方が好ましい。
【0039】
白紙光沢:JIS.P8142法に準じ、日本電色(株)製光沢度計を用い、75度光沢を測定した。数字が大きいほど白紙光沢は高い。
【0040】
印刷光沢:明製作所製RI−1型印刷適性試験機を用いて印刷を行い、一昼夜放置後、日本電色(株)製光沢度計を用い75度光沢を測定した。数字が大きいほど白紙光沢は高い。
【0041】
吸水インキ着肉:明製作所製RI−1型印刷適性試験機で印刷し、5点法で評価した。数値が大きい方が良好である。
【0042】
実施例1
滴下ロート、還流冷却器、攪拌装置および温度計付きガラス製反応容器に、水600.2質量部、メタクリル酸56.0質量部、アクリル酸エチル56.0質量部、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート42.0質量部、オクタデコキシポリオキシエチレン(エチレンオキシド40モル付加物)メタクリル酸エステル14.0質量部、スチレン111.8質量部、ポリオキシエチレン(エチレンオキシド20モル付加物)ラウリルエーテルサルフェートナトリウム塩5.0質量部およびポリオキシエチレン(エチレンオキシド40モル付加物)ラウリルエーテル15.0質量部を投入し、攪拌下、0.2%過硫酸ナトリウム水溶液100.0質量部を滴下ロートから3時間かけて一定速度で滴下し、滴下反応させた。反応温度は80〜100℃を保った。滴下終了後3時間同温度に保った後40℃まで冷却し、10%水酸化ナトリウム水溶液300.0質量部を加えてpH10に調整し、更に加水して濃度5.0質量%の顔料塗被紙用塗料用コバインダーを得た。
【0043】
実施例2
実施例1の場合と同様にして、滴下ロート、還流冷却器、攪拌装置および温度計付きガラス製反応容器に、水600.2質量部、メタクリル酸111.1質量部、アクリル酸エチル27.8質量部、アクリルアミド27.8質量部、ヘキソキシポリオキシエチレン(エチレンオキシド40モル付加物)メタクリル酸エステル27.8質量部、スチレン83.3質量部、ポリオキシエチレン(エチレンオキシド8モル付加物)ラウリルエーテルリン酸ジエステルナトリウム塩10.0質量部およびポリオキシエチレン(エチレンオキシド20モル付加物)ラウリルエーテル12.0質量部を投入し、攪拌下、0.2%過硫酸ナトリウム水溶液100.0質量部を滴下ロートから3時間かけて一定速度で滴下し、滴下反応させた。反応温度は80〜100℃を保った。滴下終了後3時間同温度に保った後40℃まで冷却し、濃度30質量%の顔料塗被紙用塗料用コバインダーを得た。
【0044】
実施例3
実施例1の場合と同様にして、滴下ロート、還流冷却器、攪拌装置および温度計付きガラス製反応容器に、水600.2質量部、メタクリル酸97.9質量部、アクリル酸2−エチルヘキシル83.9質量部、N,N−ジエチルアミノプロピルアクリレートメチルクロライド56.0質量部、オクタデコキシポリオキシエチレン(エチレンオキシド20モル付加物)メタクリル酸エステル14.0質量部、スチレン28.0質量部、ポリオキシエチレン(エチレンオキシド8モル付加物)ラウリルエーテルリン酸ジエステルナトリウム塩10.0質量部、ソルビタンポリオキシエチレン(エチレンオキシド20モル付加物)ステアリン酸モノエステル10.0質量部を投入し、攪拌下、0.2%過硫酸ナトリウム水溶液100.0質量部を滴下ロートから3時間かけて一定速度で滴下し、滴下反応させた。反応温度は80〜100℃を保った。滴下終了後3時間同温度に保った後40℃まで冷却し、濃度30質量%の顔料塗被紙用塗料用コバインダーを得た。
【0045】
実施例4
実施例1の場合と同様にして、滴下ロート、還流冷却器、攪拌装置および温度計付きガラス製反応容器に、水600.2質量部、メタクリル酸70.0質量部、アクリル酸エチル56.0質量部、N,N−ジメチルアクリルアミド83.8質量部、ドデコキシポリオキシエチレン(エチレンオキシド20モル付加物)メタクリル酸エステル14.0質量部、スチレン56.0質量部、ポリオキシエチレン(エチレンオキシド20モル付加物)ラウリルエーテルサルフェートナトリウム塩10.0質量部およびソルビタンポリオキシエチレン(エチレンオキシド20モル付加物)ステアリン酸モノエステル10.0質量部を投入し、攪拌下、0.2%過硫酸ナトリウム水溶液100.0質量部を滴下ロートから3時間かけて一定速度で滴下し、滴下反応させた。反応温度は80〜100℃を保った。滴下終了後3時間同温度に保った後40℃まで冷却し、濃度30質量%の顔料塗被紙用塗料用コバインダーを得た。
【0046】
実施例5
実施例1の場合と同様にして、滴下ロート、還流冷却器、攪拌装置および温度計付きガラス製反応容器に、水600.2質量部、メタクリル酸56.0質量部、アクリル酸ブチル56.0質量部、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレートの50モル%メチルクロライド化物28.0質量部、デコキシポリオキシエチレン(エチレンオキシド20モル付加物)メタクリル酸エステル28.0質量部、スチレン111.8質量部、ポリオキシエチレン(エチレンオキシド15モル付加物)ノニルフェニルエーテルサルフェートナトリウム塩10.0質量部およびポリオキシエチレン(エチレンオキシド10モル付加物)ラウリルエーテル10.0質量部を投入し、攪拌下、0.2%過硫酸ナトリウム水溶液100.0質量部を滴下ロートから3時間かけて一定速度で滴下し、滴下反応させた。反応温度は80〜100℃を保った。滴下終了後3時間同温度に保った後40℃まで冷却し、10%水酸化カリウム水溶液310.0質量部を加えてpH10に調整し、更に加水して濃度5.0質量%の顔料塗被紙用塗料用コバインダーを得た。
【0047】
実施例6
実施例1の場合と同様にして、滴下ロート、還流冷却器、攪拌装置および温度計付きガラス製反応容器に、水600.2質量部、メタクリル酸82.4質量部、アクリル酸オクチル41.2質量部、メタクリルアミド27.5質量部、オクタデコキシポリオキシエチレン(エチレンオキシド20モル付加物)メタクリル酸エステル13.7質量部、スチレン110.0質量部、ポリオキシエチレン(エチレンオキシド20モル付加物)オクチルフェニルエーテルサルフェートナトリウム塩10.0質量部およびポリオキシエチレン(エチレンオキシド14モル付加物)ジオレイン酸エステル15.0質量部を投入し、攪拌下、0.2%過硫酸ナトリウム水溶液100.0質量部を滴下ロートから3時間かけて一定速度で滴下し、滴下反応させた。反応温度は80〜100℃を保った。滴下終了後3時間同温度に保った後40℃まで冷却し、濃度30質量%の顔料塗被紙用塗料用コバインダーを得た。
【0048】
実施例7
実施例1の場合と同様にして、滴下ロート、還流冷却器、攪拌装置および温度計付きガラス製反応容器に、水60.2質量部、メチルエチルケトン540.0質量部、メタクリル酸119.8質量部、アクリル酸エチル60.0質量部、N,N−ジエチルアミノプロピルアクリレート60.0質量部、オクタデコキシポリオキシエチレン(エチレンオキシド40モル付加物)メタクリル酸エステル30.0質量部、スチレン30.0質量部を投入し、攪拌下、0.2%過硫酸ナトリウム水溶液100.0質量部を滴下ロートから3時間かけて一定速度で滴下し、滴下反応させた。反応温度は80〜100℃を保った。滴下終了後3時間同温度に保った後、加水しながらメチルエチルケトンを除去し、40℃まで冷却し、濃度5.0質量%の顔料塗被紙用塗料用コバインダーを得た。
【0049】
実施例8
実施例1の場合と同様にして、滴下ロート、還流冷却器、攪拌装置および温度計付きガラス製反応容器に、水100.2質量部、メチルエチルケトン500.0質量部、メタクリル酸89.9質量部、アクリル酸エチル60.0質量部、N,N−ジメチルアクリルアミド30.0質量部、ヘキソキシポリオキシエチレン(エチレンオキシド40モル付加物)メタクリル酸エステル30.0質量部、スチレン89.9質量部を投入し、攪拌下、0.2%過硫酸ナトリウム水溶液100.0質量部を滴下ロートから3時間かけて一定速度で滴下し、滴下反応させた。反応温度は80〜100℃を保った。滴下終了後3時間同温度に保った後、加水しながらメチルエチルケトンを除去し、40℃まで冷却し、濃度5.0質量%の顔料塗被紙用塗料用コバインダーを得た。
【0050】
比較例1
実施例1の場合と同様にして、滴下ロート、還流冷却器、攪拌装置および温度計付きガラス製反応容器に、水600.2質量部、メタクリル酸125.8質量部、アクリル酸エチル56.0質量部、アクリルアミド56.0質量部、ヘキソキシポリオキシエチレン(エチレンオキシド40モル付加物)メタクリル酸エステル14.0質量部、スチレン28.0質量部、ポリオキシエチレン(エチレンオキシド8モル付加物)ラウリルエーテルリン酸ジエステルナトリウム塩10.0質量部およびポリオキシエチレン(エチレンオキシド20モル付加物)ラウリルエーテル10.0質量部を投入し、攪拌下、0.2%過硫酸ナトリウム水溶液100.0質量部を滴下ロートから3時間かけて一定速度で滴下し、滴下反応させた。反応温度は80〜100℃を保った。滴下終了後3時間同温度に保った後40℃まで冷却し、10%水酸化ナトリウム水溶液620.0質量部を加えてpH10に調整し、更に加水して濃度5.0質量%の顔料塗被紙用塗料用コバインダーを得た。
【0051】
比較例2
実施例1の場合と同様にして、滴下ロート、還流冷却器、攪拌装置および温度計付きガラス製反応容器に、水600.2質量部、メタクリル酸56.0質量部、アクリル酸2−エチルヘキシル97.8質量部、N,N−ジエチルアミノプロピルアクリレート56.0質量部、オクタデコキシポリオキシエチレン(エチレンオキシド40モル付加物)メタクリル酸エステル14.0質量部、スチレン56.0質量部、ポリオキシエチレン(エチレンオキシド8モル付加物)ラウリルエーテルリン酸トリエステルカリウム塩10.0質量部、ソルビタンポリオキシエチレン(エチレンオキシド20モル付加物)ステアリン酸エステル10.0質量部を投入し、攪拌下、0.2%過硫酸ナトリウム水溶液100.0質量部を滴下ロートから3時間かけて一定速度で滴下し、滴下反応させた。反応温度は80〜100℃を保った。滴下終了後3時間同温度に保った後40℃まで冷却し、濃度30質量%の顔料塗被紙用塗料用コバインダーを得た。
【0052】
比較例3
実施例1の場合と同様にして、滴下ロート、還流冷却器、攪拌装置および温度計付きガラス製反応容器に、水600.2質量部、メタクリル酸56.0質量部、アクリル酸エチル28.0質量部、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート97.9質量部、オクタデコキシポリオキシエチレン(エチレンオキシド40モル付加物)メタクリル酸エステル14.0質量部、スチレン83.9質量部、ポリオキシエチレン(エチレンオキシド20モル付加物)ラウリルエーテルサルフェートナトリウム塩10.0質量部およびポリオキシエチレン(エチレンオキシド40モル付加物)ラウリルエーテル10.0質量部を投入し、攪拌下、0.2%過硫酸ナトリウム水溶液100.0質量部を滴下ロートから3時間かけて一定速度で滴下し、滴下反応させた。反応温度は80〜100℃を保った。滴下終了後3時間同温度に保った後40℃まで冷却し、濃度30質量%の顔料塗被紙用塗料用コバインダーを得た。
【0053】
比較例4
実施例1の場合と同様にして、滴下ロート、還流冷却器、攪拌装置および温度計付きガラス製反応容器に、水600.2質量部、メタクリル酸83.3質量部、アクリル酸エチル55.6質量部、N,N−ジエチルアミノプロピルアクリレート69.5質量部、オクタデコキシポリオキシエチレン(エチレンオキシド40モル付加物)メタクリル酸エステル41.6質量部、スチレン27.8質量部、ポリオキシエチレン(エチレンオキシド8モル付加物)ラウリルエーテルリン酸ジエステルナトリウム塩10.0質量部およびポリオキシエチレン(エチレンオキシド20モル付加物)ラウリルエーテル12.0質量部を投入し、攪拌下、0.2%過硫酸ナトリウム水溶液100.0質量部を滴下ロートから3時間かけて一定速度で滴下し、滴下反応させた。反応温度は80〜100℃を保った。滴下終了後3時間同温度に保った後40℃まで冷却し、濃度30質量%の顔料塗被紙用塗料用コバインダーを得た。
【0054】
比較例5
実施例1の場合と同様にして、滴下ロート、還流冷却器、攪拌装置および温度計付きガラス製反応容器に、水600.2質量部、メタクリル酸55.0質量部、アクリル酸ブチル55.0質量部、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレートの50モル%メチルクロライド化物27.5質量部、デコキシポリオキシエチレン(エチレンオキシド20モル付加物)メタクリル酸エステル13.7質量部、スチレン123.6質量部、ポリオキシエチレン(エチレンオキシド15モル付加物)ノニルフェニルエーテルサルフェートナトリウム塩10.0質量部およびポリオキシエチレン(エチレンオキシド10モル付加物)ラウリルエーテル15.0質量部を投入し、攪拌下、0.2%過硫酸ナトリウム水溶液100.0質量部を滴下ロートから3時間かけて一定速度で滴下し、滴下反応させた。反応温度は80〜100℃を保った。滴下終了後3時間同温度に保った後40℃まで冷却し、10%水酸化カリウム水溶液300.0質量部を加えてpH10.0に調整し、更に加水して濃度5.0質量%の顔料塗被紙用塗料用コバインダーを得た。
【0055】
比較例6
実施例1の場合と同様にして、滴下ロート、還流冷却器、攪拌装置および温度計付きガラス製反応容器に、水600.2質量部、アクリル酸オクチル82.5質量部、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート68.7質量部、ヘキソキシポリオキシエチレン(エチレンオキシド40モル付加物)メタクリル酸エステル13.7質量部、スチレン109.9質量部、ポリオキシエチレン(エチレンオキシド20モル付加物)ラウリルエーテルサルフェートナトリウム塩10.0質量部およびソルビタンポリオキシエチレン(エチレンオキシド20モル付加物)ステアリン酸エステル15.0質量部を投入し、攪拌下、0.2%過硫酸ナトリウム水溶液100.0質量部を滴下ロートから3時間かけて一定速度で滴下し、滴下反応させた。反応温度は80〜100℃を保った。滴下終了後3時間同温度に保った後40℃まで冷却し、濃度30質量%の顔料塗被紙用塗料用コバインダーを得た。
【0056】
比較例7
実施例1の場合と同様にして、滴下ロート、還流冷却器、攪拌装置および温度計付きガラス製反応容器に、水600.2質量部、メタクリル酸111.1質量部、メタクリルアミド69.4質量部、オクタデコキシポリオキシエチレン(エチレンオキシド20モル付加物)メタクリル酸エステル27.8質量部、スチレン69.5質量部、ポリオキシエチレン(エチレンオキシド10モル付加物)ラウリルエーテルリン酸ジエステルナトリウム塩10.0質量部およびソルビタンポリオキシエチレン(エチレンオキシド20モル付加物)ステアリン酸エステル12.0質量部を投入し、攪拌下、0.2%過硫酸ナトリウム水溶液100.0質量部を滴下ロートから3時間かけて一定速度で滴下し、滴下反応させた。反応温度は80〜100℃を保った。滴下終了後3時間同温度に保った後40℃まで冷却し、濃度30質量%の顔料塗被紙用塗料用コバインダーを得た。
【0057】
比較例8
実施例1の場合と同様にして、滴下ロート、還流冷却器、攪拌装置および温度計付きガラス製反応容器に、水60.2質量部、メチルエチルケトン540.0質量部、メタクリル酸89.9質量部、アクリル酸オクチル75.0質量部、ヘキソキシポリオキシエチレン(エチレンオキシド40モル付加物)メタクリル酸エステル15.0質量部、スチレン119.9質量部を投入し、攪拌下、0.2%過硫酸ナトリウム水溶液100.0質量部を滴下ロートから3時間かけて一定速度で滴下し、滴下反応させた。反応温度は80〜100℃を保った。滴下終了後3時間同温度に保った後、加水しながらメチルエチルケトンを除去し、40℃まで冷却し、濃度5.0質量%の顔料塗被紙用塗料用コバインダーを得た。
【0058】
比較例9
実施例1の場合と同様にして、滴下ロート、還流冷却器、攪拌装置および温度計付きガラス製反応容器に、水600.2質量部、メタクリル酸55.0質量部、アクリル酸ブチル82.4質量部、N,N−ジエチルアミノプロピルアクリレートメチルクロライド27.5質量部、スチレン109.9質量部、ポリオキシエチレン(エチレンオキシド15モル付加物)ノニルフェニルエーテルサルフェートナトリウム塩10.0質量部およびポリオキシエチレン(エチレンオキシド10モル付加物)ラウリルエーテル15.0質量部を投入し、攪拌下、0.2%過硫酸ナトリウム水溶液100.0質量部を滴下ロートから3時間かけて一定速度で滴下し、滴下反応させた。反応温度は80〜100℃を保った。滴下終了後3時間同温度に保った後40℃まで冷却し、10%水酸化ナトリウム水溶液295.0質量部を加え、更に加水して濃度5.0質量%の顔料塗被紙用塗料用コバインダーを得た。
【0059】
比較例10
実施例1の場合と同様にして、滴下ロート、還流冷却器、攪拌装置および温度計付きガラス製反応容器に、水200.2質量部、メチルエチルケトン400.0質量部、メタクリル酸119.9質量部、アクリル酸エチル89.9質量部、N,N−ジメチルアクリルアミド75.0質量部、ドデコキシポリオキシエチレン(エチレンオキシド20モル付加物)メタクリル酸エステル15.0質量部を投入し、攪拌下、0.2%過硫酸ナトリウム水溶液100.0質量部を滴下ロートから3時間かけて一定速度で滴下し、滴下反応させた。反応温度は80〜100℃を保った。滴下終了後3時間同温度に保った後、加水しながらメチルエチルケトンを除去し、40℃まで冷却し、濃度5.0質量%の顔料塗被紙用塗料用コバインダーを得た。
【0060】
比較例11
顔料塗被紙用塗料用バインダーであるスチレン・ブタジエン系ラテックス(ジェイエスアール(株)製JSR2803F)を用いて、顔料塗被紙用塗料用コバインダーを得た。
【0061】
比較例12
顔料塗被紙用塗料用バインダーであるリン酸変性デンプン(日本食品加工(株)製、MS−4600)の5%水溶液を調整し、顔料塗被紙用塗料用コバインダーを得た。
【0062】
評価例
カオリン(ENGELHARD MINERAL&CHEMICALS社製、ウルトラホワイト90)70質量部、重質炭酸カルシウム((株)ファイマテック製、FMT−90)15質量部、軽質炭酸カルシウム、(奥多摩工業(株)製、タマパールTP−221−GS)15質量部を分散剤(サンノプコ(株)製、SNディスパーサント5040)0.2質量部、水酸化ナトリウム0.1〜0.3質量部、スチレン・ブタジエンラテックス(ジェイエスアール(株)製、JSR2803F)5質量部、潤滑剤(サンノプコ(株)製、ノプコートC−104−HS)1質量部および顔料塗被紙用塗料用コバインダー1質量部を配合しpH10.0、濃度63%の顔料塗被紙用塗料を作成した。さらにこの顔料塗被紙用塗料を、(株)オースギ製、MLC−100を用いて、坪量84g/mの上質紙原紙に、塗被量が15g/m になるように塗被後乾燥し、金属ロールと弾性ロールで構成された加圧ニップに60℃、線圧80kg/cmで2回通紙し顔料塗被紙を作成した。
【0063】
実施例1〜8、比較例1〜12の顔料塗被紙用塗料用コバインダーを表1、2に示す。
【0064】
【表1】
Figure 0003936966
【0065】
【表2】
Figure 0003936966
【0066】
実施例1〜8、比較例1〜12で得られた顔料塗被紙用塗料用コバインダーの評価結果を表3に示す。
【0067】
【表3】
Figure 0003936966
【0068】
【発明の効果】
表3から明らかなように、本発明の顔料塗被紙用塗料用コバインダーを顔料塗被紙用塗料中に含有させた場合、印刷適性を低下させることなく塗被層のドライピック強度、ウエットピック強度を高めることができる。

Claims (5)

  1. (a)エチレン性不飽和カルボン酸、(b)エチレン性不飽和カルボン酸アルキルエステル、(c)アミノ基 または第4級アンモニウム基を有するビニル化合物、(d)エチレン性不飽和カルボン酸アルコキシポリオキシアルキレングリコールエステル、(e)芳香族ビニル化合物を構成単量体成分とする共重合体からなり、(a)、(b)、(c)、(d)、(e)が、(a)/(b)/(c)/(d)/(e)=20〜40質量部/10〜30質量部/10〜30質量部/5〜10質量部/10〜40質量部からなることを特徴とする顔料塗被紙用塗料用コバインダー。
  2. 請求項1記載の顔料塗被紙用塗料用コバインダーが、アルカリ増粘型エマルションであることを特徴とする顔料塗被紙用塗料用コバインダー。
  3. 請求項1又は2記載の顔料塗被紙用塗料用コバインダーを、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニアまたはアミンで中和したことを特徴とする顔料塗被紙用塗料用コバインダー。
  4. 請求項1〜のいずれか記載の顔料塗被紙用塗料用コバインダーを、顔料100質量部に対して0.01〜15質量部含有することを特徴とする顔料塗被紙用塗料。
  5. 請求項記載の顔料塗被紙用塗料を塗被したことを特徴とする顔料塗被紙。
JP2002054978A 2002-02-28 2002-02-28 顔料塗被紙用塗料用コバインダーおよび顔料塗被紙 Expired - Fee Related JP3936966B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002054978A JP3936966B2 (ja) 2002-02-28 2002-02-28 顔料塗被紙用塗料用コバインダーおよび顔料塗被紙

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002054978A JP3936966B2 (ja) 2002-02-28 2002-02-28 顔料塗被紙用塗料用コバインダーおよび顔料塗被紙

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003253596A JP2003253596A (ja) 2003-09-10
JP3936966B2 true JP3936966B2 (ja) 2007-06-27

Family

ID=28665934

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002054978A Expired - Fee Related JP3936966B2 (ja) 2002-02-28 2002-02-28 顔料塗被紙用塗料用コバインダーおよび顔料塗被紙

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3936966B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2005047399A1 (ja) * 2003-11-13 2007-11-29 サンノプコ株式会社 蛍光増白増強剤
EP2110410A1 (en) * 2008-04-16 2009-10-21 Cytec Surface Specialties Austria GmbH Paste resin for universal pigment paste
JP5755563B2 (ja) * 2008-05-13 2015-07-29 ユニヴァーシティ オブ ワシントン ミセル集合体
JP5658448B2 (ja) * 2009-09-28 2015-01-28 ハリマ化成株式会社 顔料塗工液用添加剤、顔料塗工液、及び印刷用塗工紙
CN115570900B (zh) * 2022-09-28 2023-04-07 江西和烁丰新材料有限公司 一种环保型、可长久保存的热敏纸

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003253596A (ja) 2003-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7807271B2 (en) Polymers for paper and paperboard coatings
RU2528639C2 (ru) Композиция меловального пигмента и бумага или картон, имеющие покрытие из нее
JP2009242686A (ja) カチオン性表面サイズ剤の製造方法、該方法で得られたサイズ剤、および該サイズ剤を塗工した紙
US20100170650A1 (en) Printability improving agents and papers coated with them
JP3936966B2 (ja) 顔料塗被紙用塗料用コバインダーおよび顔料塗被紙
JP5241446B2 (ja) 塗工紙の製造方法
JP4688603B2 (ja) 表面サイズ剤、表面サイジング方法及び紙
JP4395817B2 (ja) 表面サイズ剤及び塗工紙の製造方法
JP4560756B2 (ja) 表面サイズ剤及びその製造方法
JP2987996B2 (ja) 塗工紙の製造方法
JP4562477B2 (ja) 表面サイズ剤、表面サイジング組成物及び紙
JP5102674B2 (ja) 表面サイズ剤及びこれを塗工した紙
JP4784850B2 (ja) 表面サイズ剤及びその製造方法
JP3099147B2 (ja) 紙の加工処理剤
JP3555665B2 (ja) 電子写真用転写紙およびインクジェット用記録用紙のいずれにも使用できる記録用紙
JPH0849193A (ja) 塗工原紙表面処理剤および塗工紙
JP5464309B2 (ja) 撥水剤用下塗り剤及び紙の製造方法
JP4822592B2 (ja) 記録用紙
JP5885375B2 (ja) 塗工液組成物並びに紙及び板紙
JP3099148B2 (ja) 紙の加工処理剤
JP2017071089A (ja) 産業用インクジェット印刷機向け印刷用塗工紙
CA2549247A1 (en) Chemical improvement in paper making
JP2009256855A (ja) オフセット印刷用紙
JPS63120196A (ja) 紙用塗工組成物
JPH11350390A (ja) 紙塗工用組成物

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050128

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061129

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110406

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120406

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120406

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130406

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees