JP3936202B2 - 床パネル及び床パネルの取付構造 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、床パネル及び床パネルの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
建物における床施工においては、梁上に例えばALC版等の床パネルを配置して専用の金物にて固定し、この床パネル上に配置する捨て貼り等の下地材を施工する際に床レベルの調整を行い、仕上げのフロアー材を貼るという工程になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、床パネル自体ではレベル調整を行なうことができず、前述のごとく下地施工の際に下地材を削る等の作業を行なうことになり、床施工に手間がかかる。また、床パネルを梁上に置くため、その固定は梁下から行なうことになり、床上で一人がレベル確認を担当し、もう一人が床下でレベル調整作業を行なうというように、二人での作業が必要となる。
【0004】
この発明は、上記の事情に鑑み、床パネルのレベル調整を床上側から一人で行なうことが可能であり、また、リフォームや解体などにおいて床パネルを破壊することなく取り外すことができる床パネル及び床パネルの取付構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の床パネルは、上記の課題を解決するために、枠体にパネル体を固定して成り、前記枠体の所定箇所にはパネル面に直交する方向に貫通穴が形成されており、前記パネル体には前記貫通穴に対応する箇所にナット収容用穴が形成されていることを特徴とする。
【0006】
そして、この発明の床パネルの取付構造は、上記床パネル又は、所定箇所にパネル面に直交する方向に貫通穴及びナット収容用穴が形成された床パネルを梁上に取り付ける床パネルの取付構造であって、ボルトがそのねじ部を上方に突出させるようにして前記梁に固定され、受け座が下部に固定された第1ナットを前記ねじ部に螺合させ、前記ボルトのねじ部及び第1ナットを床パネルの貫通穴に挿通させて床パネルを前記受け座にて支持させ、前記ねじ部の先端に第2ナットを装着して床パネルを梁に固定したことを特徴とする。
【0007】
かかる構成であれば、床パネルの表側から前記貫通穴及びナット収容用穴を利用して前記第1ナットを回すことができる。第1ナットは受け座にて床パネルを支持しており、第1ナットを回すことで床パネルのレベル調整が行なえる。すなわち、床パネルを配置した後でそのレベル調整が床上側から一人で行なうことが可能である。また、床パネルはボルトとナットによって固定されるから、リフォームや解体などにおいて床パネルを破壊することなく取り外すことができる。
【0008】
前記受け座と床パネルとの間に防振材を介在させておくのがよい。これによれば、音や振動の伝播を低減できる。また、前記第1ナットは高ナットとするのがよい。これによれば、第1ナットを床上側から回すことが容易になる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態の床パネル及び床パネルの配置構造を図1及び図4に基づいて説明する。
【0010】
図1に示すように、H型鋼から成る梁1上に床パネル2…が配置されている。各床パネル2は例えばP=910mmとすると、2P×2P角の大きさに設定されている。そして、床パネル2の角部及び辺部の中央に対応させてスタッド下側受け具3が予め設けられている。このスタッド下側受け具3によってスタッド5の下端側が支持される。スタッド5の上端部には凸部が形成されており、天井に形成された凹部に係合される。そして、前記スタッド5を用いて間仕切りパネル7を留め付けるようにしている。床パネル2の四隅に切欠きを形成しておけば、床パネル2の角の突き合わせ箇所に凹部が形成され、この凹部に前記スタッド下側受け具3を配置しておくことができる。なお、床パネル2上には仕上げフロアー材4が置かれるのであるが、前記スタッド下側受け具3…に対応する箇所では、穴部を形成しておくと共にこの穴部を塞ぐ蓋状体を装着できるようにし、使用しないスタッド下側受け部材3…上を覆うようにすることができる。
【0011】
図2(a)に示すように、床パネル2は、角筒状の鋼材から成る枠体2aにパーティクルボードから成るパネル体2bを固定して成り、前記枠体2aの所定箇所にはパネル面に直交する方向に貫通穴2cが形成されており、前記パネル体2bには前記貫通穴2cに対応する箇所にナット(後述するナット15)収容用の穴2dが形成されている。
【0012】
前記梁1にはボルト11が下側から差し込まれて固定されている。すなわち、ボルト11はそのねじ部11aを上方向に突出させて設けられており、ねじ部11aに螺合させたナット12によって梁1に固定されている。なお、このボルト11には弛み止め用のスプリングワッシャが装着されている。ねじ部11aには高ナット13が螺合されている。この高ナット13の下部には、円盤状の受け座13aが溶接によって固定されている。受け座13aには防振ゴム14が装着されている。前記高ナット13は床パネル2の貫通穴2cに挿通できる大きさであり、前記受け座13aは貫通穴2cよりも大きな径を有する。
【0013】
床パネル2は、その貫通穴2cに前記高ナット13を挿通させ、前記受け座13aによって(防振ゴム14を介在させた状態で)支持される。この状態において、図2(b)に示しているように、レンチ20を用い、そのソケット部を穴2d・2cから挿通させて高ナット13に係合させ、この高ナット13を回すことで受け座13aを上下させ、床パネル2のレベル調整を行なうことができる。このレベル調整の後、前記ねじ部11aの先端に座金付きナット15を装着することで、床パネル2が梁1に固定される。座金付きナット15及びねじ部11aの先端はナット収容用穴2d内に位置し、床面から突出することはない。
【0014】
座金付きナット15をねじ部11aに装着した後に床パネル2上に仕上げフロアー材4を置くことになるが、この仕上げフロアー材4は接着剤等を用いずに置き敷きタイプのものを使用するか、若しくは、接着剤等を使用するにしても容易に仕上げフロアー材4を剥がせるものを使用する。
【0015】
以上説明したように、床パネル2の表側から前記貫通穴2c・2dを利用して前記高ナット13を回すことができ、この高ナット13を回すことによって床パネル2のレベル調整が行なえる。すなわち、床パネル2を配置した後でそのレベル調整を床上側から一人で行なうことが可能である。また、床パネル2はボルト11とナット15によって梁1に固定されているから、リフォームや解体などにおいて床パネル2を破壊することなく取り外すことができる。
【0016】
前記受け座13aと枠体2aとの間に防振ゴム14を介在させてあるので、前記床パネル2で階上床を施工した場合において、階上で発生した音や振動が階下に伝わるの低減できる。また、前記レベル調整用のナットとして高ナット13を用いるので、これを床上側から回すことが容易になる。
【0017】
なお、上記実施形態では、床パネル2として、枠体2aにパネル体2bを固定したものを示したが、例えば、床パネルとしてALC版を用い、このALC版に貫通穴2cに相当する貫通穴を形成すると共に貫通穴2dに対応する穴(座繰)を形成したものを用いることができる。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の床パネル及び床パネルの取付構造であれば、床パネルを配置した後でそのレベル調整を床上側から一人で行なうことが可能である。また、床パネルはボルトとナットによって固定されているから、リフォームや解体などにおいて床パネルを破壊することなく取り外すことができる。受け座と枠体との間に防振材を介在させておけば、音や振動の伝わりを低減することができる。また、高ナットを用いる構成であれば、これを床上側から回すことが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態における床パネル及び床パネルの取付構造を示した斜視図である。
【図2】同図(a)及び同図(b)は床パネルの取付構造を示した断面図である。
【符号の説明】
1 梁
2 床パネル
2a 枠体
2b パネル体
2c 貫通穴
2d 貫通穴
11 ボルト
13 高ナット
13a 受け座
14 防振ゴム
Claims (3)
- 枠体にパネル体を固定して成り、前記枠体の所定箇所にはパネル面に直交する方向に貫通穴が形成されており、前記パネル体には前記貫通穴に対応する箇所にナット収容穴が形成されている床パネル又は、所定箇所にパネル面に直交する方向に貫通穴及びナット収容用穴が形成された床パネルを梁上に取り付ける床パネルの取付構造であって、ボルトがそのねじ部を上方に突出させるようにして前記梁に固定され、受け座が下部に固定された第1ナットを前記ねじ部に軸線方向に移動可能に螺合され、前記ボルトのねじ部及び第1ナットを床パネルの貫通穴に挿通させて床パネルを前記受け座にて支持させるとともに、床パネルの表側から前記貫通穴を利用して第1ナットを回して前記ねじ部の軸線方向に移動させることにより、受け座を上下させることで床パネルのレベル調整をし、前記ねじ部の先端に第2ナットを装着して床パネルを梁に固定したことを特徴とする床パネルの取付構造。
- 請求項1に記載の床パネルの取付構造において、前記受け座と床パネルとの間に防振材を介在させたことを特徴とする床パネルの取付構造。
- 請求項1又は請求項2に記載の床パネルの取付構造において、前記第1ナットは高ナットであることを特徴とする床パネルの取付構造。
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